実体験

チャットでやった『百物語』で私がした話です。
そのときのログをそのまま使ったので、文章がまとまっていません。

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百物語




1.
私が小学校低学年の頃の話です。
私の母の実家に泊まりに行ったときです。
夜中にトイレに行きたくて目が覚めました。
そしてトイレに行こうと隣の部屋への襖(ふすま)を開けたのです。
するとそこに女の人が仰向けに寝てたのです。
そこには布団もなく畳の上に寝てました。
女の人は寝間着を着てました。
そしてずっと天井を見つめてました。
それだけなら「知らない親戚の人が寝てるんだ」で終わったのですが、一つだけ変なことがありました。
その女の人は仰向けに寝たまま部屋の中を動き回ってたのです。
足や手も動かさずに、すーーっすーーーっと部屋の中をぐるぐる回ったりしてたのです。
私は怖くなって襖を閉めました。そしたらその襖に何かがぶつかる音がしました。
私は急いで親を起こしました。
で、また襖を開けると、もうそこには誰もいませんでした。



2.
私が小学生の頃の話です。
私の家のすぐ近くに神社がありまして、その神社に行く坂道があるのです。
で、私がその坂道に通りがかったところ、ドサッと物が落ちる音がしたのです
何かな? と思って見てみたけど何もない。
変だなーーと、その場にとどまっていたのです。
そしたら上から白い物が落ちてきたのです。
ドサッとスゴい音と同時に黒い髪の毛が見えたのです。
とにかく髪の毛ってのは分かったんですが、混乱してて、その場にたたずんでたのです。
そしたらフッと髪の毛が消えちゃったのです。
さすがにそれで幽霊と気づいたので逃げようとしたのです。
すると異様に足が重くてなかなか逃げれない。
それでも必死に足を引きずって逃げたのです。
で、坂道から何歩か逃げたところでまたドサッという音が………。
結局、逃げ切るまでに4、5回ドサッという音を聞きました。



3.
私が胆のう炎で入院したときの話です。
私が入院したとき、最初は5階にある内科病棟の一番突き当たりの病室に入院したのです。
廊下の突き当たりはただの壁です。
で、入院して2、3日たった夜中の話です。
入院したことがある人なら分かると思いますが、点滴をした状態でトイレとかに行くときは、点滴が下がったキャスター付きの鉄の棒を一緒に持っていきます。
で、夜中に目が覚めちゃったので、また寝ようとベッドで目をつむってたのです。
すると廊下から点滴のキャスターのゴロゴロという音が聞こえたのです。
まあ病棟だから、その音が聞こえて当たり前なので、最初は気にもとめませんでした。
で、ゴロゴロ、ゴロゴロという音が私のいる病室に近づいてきました。
そして私の病室の前で止まったのです。
まあ4人部屋なので、同室の人がトイレにでも行ってきたんだろうと思ったのです。
ところがいつまで経ってもドアを開けて部屋に入ってくる様子がない。
「ん?」とちょっと疑問に思いましたが、別に気にするほどのコトでもないので放っておきました。
するとまたキャスターの音が動き出しました。
そのゴロゴロという音が、私の部屋を通り越して行ったのです。
その先は行き止まりなので「あれ?」と思いました。
しかしそのゴロゴロという音はどんどん遠ざかっていくのです。
で、気づいたのです。
そのゴロゴロという音は行き止まりの壁よりも向こうから聞こえてたのです。



4.
鬼門の話。
これは怪談っぽく話せないので、普通に話します。
私の母には姉がいまして、私の父には兄がいます。
で、その姉妹と兄弟で結婚したのです。
ようするに母(妹)と父(弟)、叔母(姉)と叔父(兄)で結婚したんですね。
で、その叔父の話です。
いつだったのかは知らないんですが、叔父が飼ってた猫が死んだんですね。
で、その死体を鬼門に埋葬しちゃったのです。
ところが、それ以来、毎年10月になると叔父が大ケガをするのです。
骨折したり、指を切断したり。
4、5年続いたのかな?
なんで4、5年で終わったかというと、結局、叔父は屋根から落ちて死んじゃったのでした。



5.
私の通ってた小学校での話です。
どこの学校にも、だいたい似たような物があると思いますが、私の学校には二宮金次郎の銅像があります。
薪をかついで歩きながら本を読んでる全身像の。
で、ある夜、忘れ物を取りに来た女の子が、その二宮金次郎像の前を通りかかりました。
女の子は普通に通り過ぎたんですが、ふと違和感を感じたらしいんですね。
気になって振り返ってみると二宮金次郎像がみょうに小さかったそうです。
で、よく見てみると、その二宮金次郎像が足を投げ出して座ってたそうです。
女の子は驚いて逃げ帰りました。
そして、その話は校内中に広まったのです。
そうなると実際に調査しようって男子がいるわけです。
で、その日の夜中、数人の男子が学校に行きました。
そして、すぐ気づいたんですね。二宮金次郎像の土台だけあって、肝心の二宮金次郎がいなくなってることに。
男子達は怖くて逃げようとしました。
そして逃げようと振り向いたとき、1人が見たのです。
校舎を繋ぐ渡り廊下を、こちらに向かってゆっくり歩いくてる二宮金次郎の姿を。
で、男子達が悲鳴をあげると、その声に気づいたか、本に目を落としてた二宮金次郎が、男子の方に視線をあげたのです。
そして男子の方に徐々に早足になりながら向かってきたそうです。
で、もちろん男子達は必死にその場から逃げ出したのでした。
翌日、その渡り廊下には、ちょうど銅像の足の大きさぐらいの小さい土の足跡があったらしいです。徐々に歩幅が大きくなっている。





『百物語』 六話〜五十一話

『百物語』 五十二話〜九十九話

『百物語』チャットのログを綾架るきあさんが編集して下さったものです。



100.
私の友人はトラックの運転手をやってまして、その同僚が体験した話です。
その人が夜中に東名高速を走ってたときのことです。
その人は無線をやってるのです。トラックに設置してるやつ。
で、無線仲間と話しながら運転してたのです。
すると突然無線の調子が悪くなってきたそうです。
ついにノイズだらけで聞こえなくなりました。
しょうがないから、無線の電源を切りました。
で、ふとサイドミラーを見たのです。
すると何か白い物が見える。
その白い物がどんどん近づいてきたそうです。時速80キロで走ってるのに。
近づいてきて分かったのは、それが女の人の幽霊だってこと。すぐ幽霊だって分かったそうです。
怖くなったその人はスピードを上げました。ちなみに道は空いてたそうです。
それでもその幽霊は徐々に近づいてきました。
よく見ると、その幽霊は高速道路の塀を走ってきてたそうです。
必死にスピードを上げて逃げようとしても近づいてくる。
で、ついにすぐ後ろにまで近づかれたそうです。サイドミラーには幽霊の足しか映らないぐらい近くに。
そのとき、いきなり無線の電源が入りました。聞こえるのはノイズだけ。
怖くて無線の電源を切ろうとするけど切れない。
何回やってもダメだったそうです。で、サイドミラーには足が映ってる。
怖くてもうパニック状態だったそうです。
で、そのときです。
無線から女の人の声で「前!」って聞こえたのは。
はっとして前を見ると、そこには乗用車が。
急ブレーキをかけてなんとか追突せずにすんだそうです。
で、気づくと幽霊はいなくて、無線の電源も切れてたそうです。





続・百物語



続4.
タイトルは『黄色いスカイライン』です
友人のトラックの運転手から聞いた話です。北海道ではけっこう有名な話らしいので知ってる人いるかも
北海道の支笏湖の沿道を夜中に運転していると、黄色いスカイラインが前方に現れるそうです
といっても別に不自然でもないので、気にせずに運転を続けます
沿道はカーブが多く、右へ左へとハンドルをきらなければなりません
街灯も少なく周りは真っ暗なので、黄色いスカイラインを目印に運転していきます
そんな状態がしばらく続きます
右へ……
左へ……
右へ……
左へ……
そんな状況がずっと続きます
右へ……
左へ……
右へ……
左へ……
右へ……
右へ……
えっ!?
気がついた時にはすでに遅く車は黄色いスカイラインもろとも支笏湖へ転落してしまうそうです
後日、事故車引き上げのとき、黄色いスカイラインは見つからないそうです





『続・百物語』 一話〜四十八話

『続・百物語』 四十九話〜百話


『続々・百物語』 一話〜五十弐話

『続々・百物語』 五拾参話〜壱百壱話



『続々々・百物語』 一話〜五拾話

『続々々・百物語』 五拾壱話〜壱百壱話



『続々々々・百物語』 一話〜



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