プロフィール大作戦

この前ファイルを整理してたら、昔書いた文章がありました。
読み返してみて大笑い!!! 今と全然変わんない。
いや〜〜〜ここまで成長してないとは!!(笑)

何のことか分からない部分も多数あると思います。
ま、こんな文章なんて気にせず流し読みっすよ。
一応最初と最後の関係ない部分はカットしてあります。

あ、ちなみに「タウンズ(TOWNS)」というのは富士通製のパソコンです。
「フリコレ」とは「フリーソフトウェアコレクション」の略で
その名の通りフリーソフトやCGなどが入ったCD−ROMです。

実際に描いたCGはここにあります



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 ☆        一坪のトレ・ビアーンなCGの描き方  1994/08/06 ☆
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  『いかに楽してCGを描くか』を追求した私のCG描画方法、名付けて

       【極楽とんぼふわふわ法 改定第6版】

 を伝授する、ありがた迷惑な講義である。



  ☆天の巻  下準備


 何もする必要はない。

 普通の人はしっかりと構想を練って下書きをし、スキャナで取り込んだりする。
 ラップ(食べ物を包んで冷蔵庫に入れたりするやつ)に油性ペンで描いてディスプレイに張りつけるという超高等テクニックも存在する。レッツトライ!



  ☆地の巻  下絵


 自由曲線で(ほんとは直線で細かく描いた方がいい)まず右目を描く。気に入るまで何回も描く。次に左目を同じく気に入るまで描く。出来たら目に合った顔の輪郭を描く。(目の形によって顔の角度を決める)つづいて鼻を描く。面倒くさかったらなくてもノープロブレム。で、口を描く。最後に髪の毛を何気なく描く。けっして雑誌とかを参考にしてはいけない。約束だ。
 さあここまできたら気づくことがある。それは何か? ボデーがないのである。
しょーがないから体を描く。ポーズは適当だ。悩むな。体を描くうえでもっとも重要なのは楽に描けることである。服も同じだ。いっそのこと裸でも良い。その方がみんなも喜ぶし、私も喜ぶ。ただ注意しなければならないのは、作画中に他人に見られてはならないということだ。人間関係が崩壊する危険性がある。
 背景は必要ナッシングだ。描きたければ描け。君の自由だ。
 最後に線の修正である。これは自分との戦いだ。勝て!!

 以上でグレートな下絵の完成だ。



  ☆人の巻  彩色


 面倒くさかったら塗らなくていい。誰にも文句を言う権利はないのだ。彩色をするエネルギーがあったらもっと社会の役に立つことをした方がいいとも言える。
 それでも塗ろうとする情熱的な君はきっと将来大物になるだろう。

 では彩色だ。まず色を用意する。どういう事かと言うと(書くと)肌色なら明るい部分(ハイライト)や影の部分があり、その色を変えなければいけないからだ。当然髪や服も同じだ。では選んだ色をどうするかというと、空いたスペースにボキシフル(四角形塗りつぶし)などで少しづつ置いておくとクイックスポイト機能があるグラフィックツールなら楽である。
 用意が終わったら色と色の境界線を、そこに塗る色を使って描く。ひじょーに疲れる作業だがやらざるをえない。命を削ってでもやれ! それが男(女)の生き様だ。
 境界線さえ終わったら後歯ラクダ。(「あとはらくだ」で変換したらこうなった。なかなかイカす)色を塗りつぶして完成だ。1ドットの隙間も見逃すな!!

 これで一応完成だけどなにかが物足りない。そんなアグレッシブな君に送る超極悪 奥義、名付けて『いや〜んちょっとだけよ〜法』だ!!!
 これはどういう奥義(誇大表現)かというと、せっかくTOWNSは標準で3万2千色も使えるんだからたくさん使わなきゃもったいない。という貧乏性な考えから編み出されたもので、ようするに一部分だけグラデーション等を使い、いかにも3万2千色も使ってるんだぜハニーという自己満足な技である。しかし、逆にその部分だけ浮いてしまいムチャクチャになることが多々ある。
 それでもやってみたいというチャレンジャーな君にやり方を伝授しよう。
 方法はいたって簡単。別の画面にグラデーション等を描いてそれを部分セーブ、後は使いたいところに演算ロードするだけ。これでエンドだ。アンダースターン?
 えっ!?そんなこと知ってるって? ぬぬぬぬ、やっぱり知ってたか。ちぇっ

 さあ後は細かな修正で終わりだ。 ルーペ機能(ハードウェア拡大機能)を使いまくって直すのだ。勝利は目前だ!!!

 すべての修正が終わったらぜひやってほしい事がある。それはジャギ取りである。
ジャギーというのはようするにギザギザのことだ。CGで斜めに線を引くとギザギザができる。それを目立たなくすること、それがジャギ取りだ。普通に手作業でやったら死ぬほど面倒くさい。しかし我等がTOWNSユーザーにはものすげー味方がいるのだ。
 それは戸田浩氏作『ファジーレガート』だっっっ!!!『ニュートランスファー』や『ARTemis』(松内良介氏作)にも入ってる機能だ。
 これさえ使えばジャギ取りなんかチョチョイのチョイでうははだ。
 ほんと感謝の言葉もない。

 以上でついに、ついにパーフェクツなCGが完成だ!!



  ☆アマガエルの巻  保存


 「やっと終わった・・・。」

 私は心地よい疲労感と安堵感、そして芸術を完成させたという大きな達成感に酔いしれていた。
 時計は午前1時をまわっている。

 「長かったな・・・。」

 今までの回想に耽っていると徐々に睡魔が私を襲ってきた。

 「そろそろ眠るとするか・・。」

 私は愛機の電源を落とした。

  プツッ

 「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!      セーブしわすれとぅわあああああああああぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜!!!!!!」



 ・・・・・・・・・・・・・・。

 このように人間というのはついうっかりと致命的なミステークをするものである。
 完全な人間がいないからにはセーブのし忘れは永久になくならない。そこでどうするか? 簡単なことである。こまめにセーブすればいいのだ。当たり前である。当たり前すぎることだがこれが一番重要なのだ。ちなみにセーブするときはあまり上書きせずに、新しいファイルを作った方がいい。
 それが人類のためなのだ。



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 ☆        一坪のトレ・ビアーンなCGの描き方  1995/02/03 ☆
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  『いかに楽してCGを描くか』を追求した私のCG描画方法、名付けて

       【極楽とんぼふわふわ法 改定第173版】

 を伝授する、ありがた迷惑な講義である。



  ☆縁の下の巻  動画用の原画とは


 普通のCGと動画用の原画の最大の違いは何か?それは一枚の画像に費やす時間と労力である。動画用の原画に普通のCGと同じクオリティーを求めたら、

 「とてもじゃないがやってらんないぜ。けっ!」

 となってしまうこと必定。せっかくの

 「動画をやってやるぜマイスイートハニー。」

 という意欲が消し飛び、老後のために積立貯金を始めることだろう(それはそれでナイスなことなので、あえて否定はしないが)。

 それでもハイクオリティーな作品を目指したいというタフな君には、勇者の称号を与えよう。



  ☆気象衛星ひまわりの巻  動画用の原画製作


 動画用の原画は実際のアニメのように(よく知らないことを認めておこう)いろんなパーツを組み合わせて作るのがグーである。どのようなパーツがあるかというと、ベースとなる顔の輪郭、髪の毛、目、口などだ。いわゆる目パチ口パクという例のアレである(分からない人はアニメに詳しい近所の魚屋さんに聞いてみよう)。

 では具体的な描き方を書くとしよう。一番分かりやすい目パチを例にすると、まず固定部分の顔の輪郭、髪の毛、鼻、口を描く。これがベースとなる。もちろんセーブしておくこと。
で、このベースに全開の目を描く。    で、保存する。で、ベースを読み込む。
で、このベースに少し閉じた目を描く。  で、保存する。で、ベースを読み込む。
で、このベースにほとんど閉じた目を描く。で、保存する。で、ベースを読み込む。
で、このベースに完全に閉じた目を描く。 で、保存する。

 「おおおおお!? なんてこった。いつのまにか出来てやがる。奇跡だ! おおワンダフォー!!!(英語) トレ・ビアーン!!!!!!(フランス語)」

 ・・・・ふっ・・・・・。我ながら無理があったな・・・。
 まっ、この程度で出来ちゃうってこった(なげやり)。

 あと彩色に関しての注意としては圧縮率の都合上、水彩画風や油絵風はやめておいた方がイーデス・ハンソン(世界最古のギャグ)。

 これでもう君に教えることはない。あとは君のセンスと努力でゴー!!!!!






                 御静読有り難うございました。


                            一坪



以上です。
くっくっくっくっ。我ながらあきれるほどバカですね〜。
いや〜〜恥ずかしさを通り越しちゃいました。
この性格一生変わらないんでしょうね〜〜〜。

ふぅ…………………………………………。(T_T)

でも読み返してみて今なら絶対書かないつまんないギャグが多々あったので、
少しは成長してるかも………。

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