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Re: エピローグ
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ここの『投稿小説』は小学生の方も来てるので、アダルト向けの小説はご遠慮下さい。
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元記事
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>エピローグ
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>しばらく二人の背を見送っていた俺たちだったが、
>二人が遠く霞んだ所でアトラス・シティの方を振り向いた。
>
>
>「あの人に利き手で挨拶させるなんて――リナにホレたのかしらね?」
>
>「ばかなこと言うなよ」
>
>
>ガウリイお嬢ちゃんの言葉を、俺は笑って受け流す。
>
>
>「――ところで、リナ?」
>
>
>隣で歩くガウリイお嬢ちゃんは俺を見やる。
>
>そういえばこのお嬢ちゃんは、いつからか俺が『お嬢ちゃん』と
>呼ばなくなってることに気づいているのだろーか。
>いや、気づいてないかもしれないな。
>
>
>「アトラス・シティに着いたあとはどうするつもりなの?」
>
>「んー、そーだなぁ……」
>
>
>俺はしばし考えて。
>ふと、あることに気がついた。
>
>
>「そうだ、それよりガウリイの“光の剣”を俺にくれるって話、
> あれどうなったんだ?」
>
>「誰がそんなこと言ったの! 誰が!」
>
>「あ……くれないのか……」
>
>
>ガウリイお嬢ちゃんが怒り、俺は瞬いた。
>
>
>「当たり前よ」
>
>「残念だなー。それがあれば俺はほとんど無敵だし、魔道の研究も
> はかどるだろーし……」
>
>「だめなものはだめ」
>
>「――そうか、分かった」
>
>
>俺はあっさりと頷いた。
>
>
>「……え?」
>
>
>ガウリイお嬢ちゃんが面食らう。
>
>
>「これで決まったな。当面の行き先が、な」
>
>「――どこなの?」
>
>
>容量を得ない顔で、お嬢ちゃんが聞き返す。
>
>
>「お前さんの行くところ、だ」
>
>「……はぁ?」
>
>「光の剣を譲ってくれる気になるまで、ずっとお前さんの追っかけを
> やらせてもらうからな」
>
>
>くしゃりと、金髪を撫ぜる。
>ぱちぱちと瞬きしていたガウリイお嬢ちゃんは、ようやく意味を
>呑み込めたのか、疲れたような呆れたような溜息をこぼし、苦笑する。
>
>
>「とにかく――行くか」
>
>
>言って、俺は歩き出した。
>アトラス・シティへと――。
>
>
>
>
>
>END.

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