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Re: 白と茶と緑の来訪者と黄昏色の十字路 E
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ここの『投稿小説』は小学生の方も来てるので、アダルト向けの小説はご遠慮下さい。
場合によっては承諾なしに削除します。
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>「赤法師レゾ=グレイワーズ。二番目の魔王の魂をもった人間の名前です」
> マントの解説にガウリィはしばらく考えて、
>「おお、レゾか」
>「遅いわよ……」
>「そっくりさんとか、親戚関係とかはあり得ないのか?」
> クウの言葉にゼルガディスは、
>「レゾの血族は俺以外、居ない。少なくとも、俺は聞いた事無いな。
> それに、服装もレゾと同じだった」
>「あそこまで、赤ずくめの服まで同じなのを偶然とは思えないわね。名乗る語りなら、もっと堂々と名乗って騒ぎになっているでしょ」
> リナがうなずく。
>「ゼロスはどう思うの。魔族のあんたとしては?」
>「にわかには信じられない。と言いたいところですが……」
>「が?」
>「実は僕も見たんです」
>「レゾ? それとも、フィブリゾ?」
>「魔竜王ガーウです」
>『ぶっ』
> 再度、お茶をふきこぼしてしまう面々。
> ずごっしゃぁぁ
>「な、何をするんだ! リナ!」
> お茶をふきこぼしたリナは、間髪入れずにガウリィの頭をスリッパではたく。
>「どうせ、覚えてないんでしょ」
>「なに! どこに、そんな保証があるんだ!」
>「覚えているの?」
>「覚えていないぞ」
> リナの質問にすぐさま答えるガウリィ。
>「…………あんたね」
>「リナさんが冥王様の作戦に重要な人物だと知って、殺そうとした方ですよ。冥王様に滅ぼされましたが……」
> ゼロスの説明で、ガウリィは
>「……ああ、思い出したぞ。でっかい悪い蜥蜴だな」
>「……蜥蜴……」
>「ま、そんな所ね」
> ため息をつくゼロスに苦笑を浮かべるリナ。クウはクッキーを食べながら一言、
>「ドラまたリナに喧嘩を売ったドラゴンか……」
>「ちょっと、クウ! それどういう意味?」
> クウの言葉にリナは詰め寄る。
>「で、リナはどう思うんだ?」
>「リナちゃんは信じるの?」
> クウとレビに尋ねられ、リナは、
>「……あたしも、信じるしかないわね。ゼロスはともかくゼルガディスは信用できるし……」
>「僕は信用できないんですか?」
>「だって、うさんくさいだもの。あんたの存在自体。味方としても敵としてもうさんくさい。敵としても味方としても信用できないわ。間違いなく敵と言えるのは、あんたが魔族だから。魔族の本質は信用できるけれど、人柄はすべてが信用できない。
> あんたがもし、人間だったら……あんたは敵としても味方としても信用しない相手と言った所ね」
>「……ひどいですね。リナさん」
> と、ゼロスは言うがあまり気にしていない。むしろ良くおわかりで。とでもいった感じだ。
>「それに……」
>「それに? 何ですか? リナさん」
> アメリアに尋ねられリナは、答えた。
>「あたしも見たのよ。魔王を……三番目の魔王。
> ルークの姿を……」

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