◆−止まり木のような奇妙な関係(羅城様へ)−十叶 夕海 (2005/9/27 23:56:01) No.17280
 ┣ディス嬢かっこいい・・・・v−羅城 朱琉 (2005/9/28 08:49:17) No.17283
 ┃┗守られるだけじゃない戦えるお姫様ですから。−十叶 夕海 (2005/9/28 20:42:27) No.17285
 ┣ある日 ある時 ある町で(羅城様へ)−十叶 夕海 (2005/9/28 23:17:28) No.17287
 ┃┗私が語り部さんに惚れるのはどうなんでしょう?−羅城 朱琉 (2005/9/29 08:50:17) No.17290
 ┃ ┗・・・・・・・あっ、生きているキャラ初めてだ。−十叶 夕海 (2005/9/29 21:22:27) No.17291
 ┃  ┗彼の三人称−十叶 夕海 (2005/10/1 16:41:18) No.17296
 ┣おまけです。−十叶 夕海 (2005/9/28 23:23:34) No.17288
 ┣花のように 刃のように(羅城様へ)−十叶 夕海 (2005/10/2 00:54:00) No.17297
 ┃┗うわぁい!−羅城 朱琉 (2005/10/3 08:28:04) No.17299
 ┃ ┗Re:うわぁい!−十叶 夕海 (2005/10/3 22:51:52) No.17300
 ┣時の旅人外伝 Non est sic faciendi tempus.−羅城 朱琉 (2005/10/3 08:26:39) No.17298
 ┃┗ごちそう様でした?気持ちは満腹です。−十叶 夕海 (2005/10/3 23:26:12) No.17301
 ┃ ┗おかわりなんぞはいかがでしょう?−羅城 朱琉 (2005/10/4 08:28:27) No.17302
 ┣終わりとは始まりでもある(羅城様へ)−十叶 夕海 (2005/10/6 00:02:42) No.17303
 ┃┗くはぁ!−羅城 朱琉 (2005/10/11 08:25:26) No.17309
 ┃ ┗ありがとうございます☆&提案−十叶夕海 (2005/10/11 23:36:35) No.17311
 ┃  ┗それは面白そうなのです−羅城 朱琉 (2005/10/12 08:36:08) No.17312
 ┣止まない雨とジェットのピアス(悲恋或ハ悲劇&残酷注意報)−十叶 夕海 (2005/10/13 22:36:05) No.17314
 ┃┗羅城朱琉感情暴走中ニツキ−羅城 朱琉 (2005/10/17 08:38:36) No.17328
 ┃ ┗・・・・・ある種光栄です。−十叶 夕海 (2005/10/17 20:58:25) No.17331
 ┣君にネリネの花束を−羅城 朱琉 (2005/10/15 22:22:47) No.17318
 ┃┗やった&例のものと年表−十叶 夕海 (2005/10/16 00:47:15) No.17320
 ┃ ┗ありがとうございます!−羅城 朱琉 (2005/10/17 08:46:50) No.17329
 ┗闇に染まりし緋花は 〜夏水仙の絆〜(語り部さんとエイレンさんの出会い編)−羅城 朱琉 (2005/10/24 08:22:27) No.17341
  ┗・・・・・シンクロ二ティの織り成すモノは奇妙で面白いものです。−十叶 夕海 (2005/10/25 22:05:40) No.17345
   ┗人間の深層意識は、どこかで繋がっているといいますし。−羅城 朱琉 (2005/10/26 08:37:43) No.17346


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17280止まり木のような奇妙な関係(羅城様へ)十叶 夕海 2005/9/27 23:56:01





エヴァンス=ソルジュ−。
リナ=インバ―スが、ル−ク=シャブラ二グドゥを倒したその前後のそのときの彼は。
炎のような赤い髪をツンツンにして、瞳は空のような青色で、修道騎士と魔道士の服を合わせて、紺色で纏めた服の青年。
しかし、彼にこそ青年という言葉は似合わない。
その言葉から連想されるような明るさというか、爽やかさがエヴァンスには無いのであった。



『エヴァ。
 男の中で一番の年長なんだから、下の子の面倒見てよね。』
『エヴァンス。
 我らの神は、笑顔を禁じなさったが、その名の元に行われることは全て正しいことなのだよ。』
『エヴァ。神様はね、私たちの事をちゃんと見ていらっしゃるの。
 だから、悪いことはダメだぞ。』
『・・・おや、そんなに怯えてどうしたのかね?
 ・・・・・・・・これも神の名の元に行われたことなのだよ。』




「・・・・・・・・ちくしょう・・・・・・」
10年近く前の事を夢に見ては息も荒く悪態を付くしか、エヴァンスに術は無かった。
エヴァンス=ソルジュ。十九歳。
彼は、九年前、この赤の世界ではない世界にいた。
彼は、孤児で修道院の孤児院にいた。
七つ年上のマリアンという少女と一緒に、下の子を見ていた。
そのときまでは、明るく闊達で少年らしい少年であった。
ある日、マリアンと下の子の数人が行方不明になった。
マリアンと数人をエヴァンスは見つけた。
その修道院の地下の人体実験の部屋で。
変わり果てたマリアンと数人を見つけた。
その修道院の修道長は、領主に命じられて人体実験を行なっていた。
≪何よりも強い兵器≫
そのために実験を。
≪神の名の元≫に。
彼は、その夢を繰り返し、今でも見る。





そして、次の日、別の町−。

「ようよう兄ちゃん。
 どォ落とし前つけてくれんだよ。」
「イテ〜よ、アニキ。」
「オレタチの弟分に何しやがんだ。」
三人のチンピラ・ムキムッキ−ズに、エヴァンスは言いがかりをつけられていた。
現代日本でも、ヤクザやさんがよくやるアレだ。
「五月蝿い。
 肩が触れたぐらいで、骨が折れるか、このド阿呆共。」
こうしてやっぱり乱闘になってしまった。
その割合最初の頃に、エヴァンスは剣を吊っていたベルトを切られてしまった。
チンピラ・ムキムッキ−ズの一人がそれで斬りかかろうとしたのだが・・・・
「抜けねぇ!!」
「何やってんだ、サム。」
「馬鹿か、貴様ら?
 それは、俺にしか抜けん。」
そう言いながら、エヴァンスは、ムキムッキ−ズ一人を殴り飛ばし、その返し様にブ−ツに仕込んだ暗短剣で、もう一人の肩を貫く。
「ぎゃぁあ〜。」
「エヴァンスくん。
 そこまでにしといたほうがいいと思うぞ?」
青く輝く銀の長い髪とオレンジ色の瞳の女性がそう言って、エヴァンスの振り上げた腕を掴んで止めた。
彼女のすぐ側には、黒く長い真っ直ぐな髪と青い瞳で、臙脂色のケ−プとワンピ−スの人形のような少女が寄り添っていた。
「そろそろ、逃げた方が良いぞ。
 来る筈の仲間がこないから・・・・な。」
「・・・・・分かった。」
「じゃ、空間渡るぞ。」






「空間酔いか。
 ダルフ姉さま達はもっとうまくやるんだが・・・・・すまん。」
さっきの町の次の次の大きな町の少し離れた丘の大きな木の下で女性と少女とエヴァンスはいた。
エヴァンスは、空間酔い−車酔いの酷いのを想像してもらいたい−で、大樹の幹に半ば寝転がるようにダウンしていた。
「あの・・・・み、水で・・・きゃあ。」
少女が彼に水筒を持ってきたのだが、途中で躓いた。
彼女自身は、気持ち悪くてダウンしているエヴァンスの腹の上に倒れこみ、水筒は、蓋がはずれ彼の頭に落ちる。
「・・・冷てぇ。」
「悪いね。
 ナツメは、大丈夫?」
「は、はい。」
エヴァンスにタオルを投げ、ナツメの服をはたく。
「・・・で、何の用だ?
 ディスティア=ペシュテル?」
「一応、三つの欠片が集まったが、滅んだからね。
 一つは、今は氷付け。
 二つは、リナ=インバ―スに混屯に還された。
 魔族側も、焦っているらしいね。」
「らしいって、お前。魔族だろうが?」
「・・そうだけど。」
淡々と話すディスティアに、エヴァンスは至極もっともな言葉を返した。
それは、そうだろう。
自分の所属の意思ぐらいは知っておくべきだろう。
「魔族も、一枚板じゃないからね。」
「・・・・・・・」
「分かったよ、ナツメ。」
ディスティアは、自分を見上げてくるナツメの無言の意思を読み取りそう言った。
「・・・という事だ、エヴァンスくん。
 今日の晩御飯、私たちに付き合え。
 ご飯代と宿代はおごるぞ。」
返答が来る前に、彼女は、ナツメを抱っこし、エヴァンスの腰をもって荷物のように掴んだ。
さらに、腰と背中に帯びていたレイピアと片刃の大剣を亜空間にしまいこんだ。
「おい。
 俺は、了承した覚えは無いんだが?」
「いいじゃないの。」
「俺は、人とそんなに関わる・・・」
「いいから。」
あれよあれよのうちに、ディスティアは、見えないようにしていた白と黒の三枚の翼で大空へ・・・・。


その日は、夕飯を食べすぐに宿を取った。
「宿に関しては、感謝しよう。
 ・・・・しかし、何故四人部屋で同室なんだ?」
「此処しか開いてないから、町中で。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「気にしない気にしない。
 さ、寝よう。」






それから、五時間後の真夜中。

「≪流思の天翼≫?」
「・・・≪放浪の語り部≫殿か?」
「そう呼ばれているよだね。」
何時の間にか、純銀の髪と白地に銀糸の刺繍の小洒落た服の年齢不詳のマンドリンのような楽器を手にした人物が部屋の中央に現れた。
「≪我 汝らに深き夢に誘わん 【深眠り(ディ−プ・スリ−ピング)】」
「何のつもりかな?」
「・・・・ナツメは、お前を怖がっている。
 エヴァンスくんには聞かせない方がいい内容だろうからね。
 一応、場所を移そう。」
「・・・屋根にでも登りますか?」
語り部が、そういうと同時に、二人は宿屋の屋根にいた。
「で、わざわざ見張りに来たか?
 ≪紅玉の剣舞士≫・・・可愛い息子の精神崩壊を防ぐ為に。」
「可愛い息子は・・・・ともかく、エヴァンスのことで来たのは間違いないですね。」
ディスティアは、無表情のポ−カ−フェイスで。
語り部は、淡い微笑のポ−カ−フェイスで。
それぞれ、言葉を発する。
あたりの空気が冷えているのは、決して季節せいだけではないだろう。
「そんなに、聞かせたくないか?
 マリアンが、件のあの≪凍れる時の姫≫・・・アリエスに瓜二つなのを。」
「そうですね。
 あの時の情景で、今は塗りつぶされているのは幸いだね。
 しかし、≪流思の天翼≫、私が来なかったら明日話すつもりだったでしょう?」
「その、奇妙な渾名やめろ。」
「どうしてかな?
 君は、風ではなく、思い貫きたいが故に思いに流され、天を舞うから、そう呼んでいるだけどな。」
「・・・・・≪封玲の歌姫≫がナツメ。
 ≪紅玉の剣舞士≫がエヴァンスくん。
 言いえて妙だな。
 でもな、言われたくないことの一つや二つあるだろう、語り部殿?
 いや、・・・・と呼んだほうがいいか?」
「今日はいやに饒舌ですね。」
「興が乗っただけだ。
 そろそろ、夜が明け始める。
 使いたければ、空いているベッドを使え。」
「おや、やさしい事ですね。」
そう言った二人の眺める向こうの空は、淡く紫に色づき始めていた。








−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+
 

ユア;いまいち、貰った追加設定生きているのかいないのか、微妙です。
久遠:でも、何で書き下ろしの語り部ちゃんとディスちゃんの会話が四分の一なの?
ユア;キャラが勝手に動いた?
   というか、アリエス嬢とマリアン嬢の外見のカラ−リング、設定上一緒だったし。(まったくの偶然)
久遠;・・・・・ともかく、聞く事聞いて頂戴。
ユア;羅城様、マリアンの設定いります?
   居るのでしたら、ご一報を。

二人;では、少しでも楽しんでいただけたのならこれ幸い。


久遠;でも、語り部ちゃんとディスちゃんのお話というか、会話を書くかもしれないのよね。
ユア;予定は未定。


 

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17283ディス嬢かっこいい・・・・v羅城 朱琉 E-mail 2005/9/28 08:49:17
記事番号17280へのコメント


朱琉:こんにちは!意気揚々とやって参りました、羅城 朱琉&あとがきから引き続きファリウさんです。
ファリウ:朱琉、言葉が変よ。・・・・じゃあ、早速レスと行きましょうか!

>
>
>
>エヴァンス=ソルジュ−。
>リナ=インバ―スが、ル−ク=シャブラ二グドゥを倒したその前後のそのときの彼は。
>炎のような赤い髪をツンツンにして、瞳は空のような青色で、修道騎士と魔道士の服を合わせて、紺色で纏めた服の青年。
>しかし、彼にこそ青年という言葉は似合わない。
>その言葉から連想されるような明るさというか、爽やかさがエヴァンスには無いのであった。
ファリウ:そうなのか・・・・。ちょっと、気にかかるわね。
朱琉:珍しいね、ファリウさんが特に誰かを気にかけるのって。
ファリウ:だって、語り部さんの息子(仮)でしょう?

>
>
>
>『エヴァ。
> 男の中で一番の年長なんだから、下の子の面倒見てよね。』
>『エヴァンス。
> 我らの神は、笑顔を禁じなさったが、その名の元に行われることは全て正しいことなのだよ。』
>『エヴァ。神様はね、私たちの事をちゃんと見ていらっしゃるの。
> だから、悪いことはダメだぞ。』
>『・・・おや、そんなに怯えてどうしたのかね?
> ・・・・・・・・これも神の名の元に行われたことなのだよ。』
>
>
>
>
>「・・・・・・・・ちくしょう・・・・・・」
>10年近く前の事を夢に見ては息も荒く悪態を付くしか、エヴァンスに術は無かった。
>エヴァンス=ソルジュ。十九歳。
>彼は、九年前、この赤の世界ではない世界にいた。
>彼は、孤児で修道院の孤児院にいた。
>七つ年上のマリアンという少女と一緒に、下の子を見ていた。
>そのときまでは、明るく闊達で少年らしい少年であった。
>ある日、マリアンと下の子の数人が行方不明になった。
>マリアンと数人をエヴァンスは見つけた。
>その修道院の地下の人体実験の部屋で。
>変わり果てたマリアンと数人を見つけた。
>その修道院の修道長は、領主に命じられて人体実験を行なっていた。
>≪何よりも強い兵器≫
>そのために実験を。
>≪神の名の元≫に。
>彼は、その夢を繰り返し、今でも見る。
ファリウ:なんて・・・・
朱琉:月並みだけど、悲惨としか言いようがないですね・・・・

>
>
>
>
>
>そして、次の日、別の町−。
>
>「ようよう兄ちゃん。
> どォ落とし前つけてくれんだよ。」
>「イテ〜よ、アニキ。」
>「オレタチの弟分に何しやがんだ。」
>三人のチンピラ・ムキムッキ−ズに、エヴァンスは言いがかりをつけられていた。
>現代日本でも、ヤクザやさんがよくやるアレだ。
>「五月蝿い。
> 肩が触れたぐらいで、骨が折れるか、このド阿呆共。」
>こうしてやっぱり乱闘になってしまった。
>その割合最初の頃に、エヴァンスは剣を吊っていたベルトを切られてしまった。
>チンピラ・ムキムッキ−ズの一人がそれで斬りかかろうとしたのだが・・・・
>「抜けねぇ!!」
>「何やってんだ、サム。」
>「馬鹿か、貴様ら?
> それは、俺にしか抜けん。」
>そう言いながら、エヴァンスは、ムキムッキ−ズ一人を殴り飛ばし、その返し様にブ−ツに仕込んだ暗短剣で、もう一人の肩を貫く。
>「ぎゃぁあ〜。」
ファリウ:むきむっきーず・・・・(笑)
朱琉:そこかい!普通は、彼かっこいいなーとか強いなーとか、そういう風じゃないの?

>「エヴァンスくん。
> そこまでにしといたほうがいいと思うぞ?」
>青く輝く銀の長い髪とオレンジ色の瞳の女性がそう言って、エヴァンスの振り上げた腕を掴んで止めた。
>彼女のすぐ側には、黒く長い真っ直ぐな髪と青い瞳で、臙脂色のケ−プとワンピ−スの人形のような少女が寄り添っていた。
>「そろそろ、逃げた方が良いぞ。
> 来る筈の仲間がこないから・・・・な。」
>「・・・・・分かった。」
>「じゃ、空間渡るぞ。」
朱琉:ディス嬢、素敵・・・・v
ファリウ:女が女に惚れてどうするかな?

>
>
>
>
>
>
>「空間酔いか。
> ダルフ姉さま達はもっとうまくやるんだが・・・・・すまん。」
>さっきの町の次の次の大きな町の少し離れた丘の大きな木の下で女性と少女とエヴァンスはいた。
>エヴァンスは、空間酔い−車酔いの酷いのを想像してもらいたい−で、大樹の幹に半ば寝転がるようにダウンしていた。
>「あの・・・・み、水で・・・きゃあ。」
>少女が彼に水筒を持ってきたのだが、途中で躓いた。
>彼女自身は、気持ち悪くてダウンしているエヴァンスの腹の上に倒れこみ、水筒は、蓋がはずれ彼の頭に落ちる。
>「・・・冷てぇ。」
>「悪いね。
> ナツメは、大丈夫?」
>「は、はい。」
>エヴァンスにタオルを投げ、ナツメの服をはたく。
>「・・・で、何の用だ?
> ディスティア=ペシュテル?」
>「一応、三つの欠片が集まったが、滅んだからね。
> 一つは、今は氷付け。
> 二つは、リナ=インバ―スに混屯に還された。
> 魔族側も、焦っているらしいね。」
>「らしいって、お前。魔族だろうが?」
>「・・そうだけど。」
>淡々と話すディスティアに、エヴァンスは至極もっともな言葉を返した。
>それは、そうだろう。
>自分の所属の意思ぐらいは知っておくべきだろう。
>「魔族も、一枚板じゃないからね。」
>「・・・・・・・」
>「分かったよ、ナツメ。」
>ディスティアは、自分を見上げてくるナツメの無言の意思を読み取りそう言った。
>「・・・という事だ、エヴァンスくん。
> 今日の晩御飯、私たちに付き合え。
> ご飯代と宿代はおごるぞ。」
>返答が来る前に、彼女は、ナツメを抱っこし、エヴァンスの腰をもって荷物のように掴んだ。
>さらに、腰と背中に帯びていたレイピアと片刃の大剣を亜空間にしまいこんだ。
>「おい。
> 俺は、了承した覚えは無いんだが?」
>「いいじゃないの。」
>「俺は、人とそんなに関わる・・・」
>「いいから。」
>あれよあれよのうちに、ディスティアは、見えないようにしていた白と黒の三枚の翼で大空へ・・・・。
朱琉:きゃ〜vvかっこいいです〜!
ファリウ:朱琉のツボって、微妙・・・・
朱琉:でも、かっこいいものはかっこいい!
ファリウ:・・・・・・・・

>
>
>その日は、夕飯を食べすぐに宿を取った。
>「宿に関しては、感謝しよう。
> ・・・・しかし、何故四人部屋で同室なんだ?」
>「此処しか開いてないから、町中で。」
>「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
>「気にしない気にしない。
> さ、寝よう。」
>
>
>
>
>
>
>それから、五時間後の真夜中。
>
>「≪流思の天翼≫?」
>「・・・≪放浪の語り部≫殿か?」
>「そう呼ばれているよだね。」
>何時の間にか、純銀の髪と白地に銀糸の刺繍の小洒落た服の年齢不詳のマンドリンのような楽器を手にした人物が部屋の中央に現れた。
>「≪我 汝らに深き夢に誘わん 【深眠り(ディ−プ・スリ−ピング)】」
>「何のつもりかな?」
>「・・・・ナツメは、お前を怖がっている。
> エヴァンスくんには聞かせない方がいい内容だろうからね。
> 一応、場所を移そう。」
>「・・・屋根にでも登りますか?」
>語り部が、そういうと同時に、二人は宿屋の屋根にいた。
>「で、わざわざ見張りに来たか?
> ≪紅玉の剣舞士≫・・・可愛い息子の精神崩壊を防ぐ為に。」
>「可愛い息子は・・・・ともかく、エヴァンスのことで来たのは間違いないですね。」
>ディスティアは、無表情のポ−カ−フェイスで。
>語り部は、淡い微笑のポ−カ−フェイスで。
>それぞれ、言葉を発する。
>あたりの空気が冷えているのは、決して季節せいだけではないだろう。
>「そんなに、聞かせたくないか?
> マリアンが、件のあの≪凍れる時の姫≫・・・アリエスに瓜二つなのを。」
>「そうですね。
> あの時の情景で、今は塗りつぶされているのは幸いだね。
> しかし、≪流思の天翼≫、私が来なかったら明日話すつもりだったでしょう?」
>「その、奇妙な渾名やめろ。」
>「どうしてかな?
> 君は、風ではなく、思い貫きたいが故に思いに流され、天を舞うから、そう呼んでいるだけどな。」
>「・・・・・≪封玲の歌姫≫がナツメ。
> ≪紅玉の剣舞士≫がエヴァンスくん。
> 言いえて妙だな。
> でもな、言われたくないことの一つや二つあるだろう、語り部殿?
> いや、・・・・と呼んだほうがいいか?」
>「今日はいやに饒舌ですね。」
>「興が乗っただけだ。
> そろそろ、夜が明け始める。
> 使いたければ、空いているベッドを使え。」
>「おや、やさしい事ですね。」
>そう言った二人の眺める向こうの空は、淡く紫に色づき始めていた。
>
>
>
>
朱琉:すごく嬉しいです。ありがとうございましたっ!

>
>
>
>
>−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+
>  
>
>ユア;いまいち、貰った追加設定生きているのかいないのか、微妙です。
>久遠:でも、何で書き下ろしの語り部ちゃんとディスちゃんの会話が四分の一なの?
>ユア;キャラが勝手に動いた?
>   というか、アリエス嬢とマリアン嬢の外見のカラ−リング、設定上一緒だったし。(まったくの偶然)
>久遠;・・・・・ともかく、聞く事聞いて頂戴。
>ユア;羅城様、マリアンの設定いります?
>   居るのでしたら、ご一報を。
朱琉:ぜひ、お願いします。またこれにつなげて外伝を書こうと思うのですが、それに登場させたいので。
>
>二人;では、少しでも楽しんでいただけたのならこれ幸い。
朱琉:少しどころか!テスト勉強放り出して、夢中で読みふけりました。
ファリウ:・・・・・・・・(横で、医学英語のテキストをちらつかせている)

>
>
>久遠;でも、語り部ちゃんとディスちゃんのお話というか、会話を書くかもしれないのよね。
>ユア;予定は未定。
朱琉:それもまた、楽しみです。生ぬるいまなざしで見守っていますので。何か、設定上の質問がありましたら、メールの方ででもツリーにでも、どちらにでもどうぞ。
ファリウ:まあ、ケータイにメールするのが一番速いと思うけどね。
二人:では、今回はこの辺で!
>
>
> 

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17285守られるだけじゃない戦えるお姫様ですから。十叶 夕海 2005/9/28 20:42:27
記事番号17283へのコメント


>
>朱琉:こんにちは!意気揚々とやって参りました、羅城 朱琉&あとがきから引き続きファリウさんです。
>ファリウ:朱琉、言葉が変よ。・・・・じゃあ、早速レスと行きましょうか!


ユア;レスでは初めまして、ファリウ嬢。
モイラ;よろしくだね。
ユア;では返レス行きます。


>
>>
>>
>>
>>エヴァンス=ソルジュ−。
>>リナ=インバ―スが、ル−ク=シャブラ二グドゥを倒したその前後のそのときの彼は。
>>炎のような赤い髪をツンツンにして、瞳は空のような青色で、修道騎士と魔道士の服を合わせて、紺色で纏めた服の青年。
>>しかし、彼にこそ青年という言葉は似合わない。
>>その言葉から連想されるような明るさというか、爽やかさがエヴァンスには無いのであった。
>ファリウ:そうなのか・・・・。ちょっと、気にかかるわね。
>朱琉:珍しいね、ファリウさんが特に誰かを気にかけるのって。
>ファリウ:だって、語り部さんの息子(仮)でしょう?

ユア;ええと、語り部さんは、長生きな印象があったので・・
モイラ;彼を息子にしたと?
ユア;そうですね。

>
>>
>>
>>
>>『エヴァ。
>> 男の中で一番の年長なんだから、下の子の面倒見てよね。』
>>『エヴァンス。
>> 我らの神は、笑顔を禁じなさったが、その名の元に行われることは全て正しいことなのだよ。』
>>『エヴァ。神様はね、私たちの事をちゃんと見ていらっしゃるの。
>> だから、悪いことはダメだぞ。』
>>『・・・おや、そんなに怯えてどうしたのかね?
>> ・・・・・・・・これも神の名の元に行われたことなのだよ。』
>>
>>
>>
>>
>>「・・・・・・・・ちくしょう・・・・・・」
>>10年近く前の事を夢に見ては息も荒く悪態を付くしか、エヴァンスに術は無かった。
>>エヴァンス=ソルジュ。十九歳。
>>彼は、九年前、この赤の世界ではない世界にいた。
>>彼は、孤児で修道院の孤児院にいた。
>>七つ年上のマリアンという少女と一緒に、下の子を見ていた。
>>そのときまでは、明るく闊達で少年らしい少年であった。
>>ある日、マリアンと下の子の数人が行方不明になった。
>>マリアンと数人をエヴァンスは見つけた。
>>その修道院の地下の人体実験の部屋で。
>>変わり果てたマリアンと数人を見つけた。
>>その修道院の修道長は、領主に命じられて人体実験を行なっていた。
>>≪何よりも強い兵器≫
>>そのために実験を。
>>≪神の名の元≫に。
>>彼は、その夢を繰り返し、今でも見る。
>ファリウ:なんて・・・・
>朱琉:月並みだけど、悲惨としか言いようがないですね・・・・
>

ユア;世界のどの宗教でも、宗教史を開けば、≪血と屍の山の上≫で発展して広まったものですし・・・・・・・・・・
モイラ;はいはい。
    マニアックな知識はおいといて。
ユア;でも、体験した人にしか分からない痛みですね、これは。

>>
>>
>>
>>
>>
>>そして、次の日、別の町−。
>>
>>「ようよう兄ちゃん。
>> どォ落とし前つけてくれんだよ。」
>>「イテ〜よ、アニキ。」
>>「オレタチの弟分に何しやがんだ。」
>>三人のチンピラ・ムキムッキ−ズに、エヴァンスは言いがかりをつけられていた。
>>現代日本でも、ヤクザやさんがよくやるアレだ。
>>「五月蝿い。
>> 肩が触れたぐらいで、骨が折れるか、このド阿呆共。」
>>こうしてやっぱり乱闘になってしまった。
>>その割合最初の頃に、エヴァンスは剣を吊っていたベルトを切られてしまった。
>>チンピラ・ムキムッキ−ズの一人がそれで斬りかかろうとしたのだが・・・・
>>「抜けねぇ!!」
>>「何やってんだ、サム。」
>>「馬鹿か、貴様ら?
>> それは、俺にしか抜けん。」
>>そう言いながら、エヴァンスは、ムキムッキ−ズ一人を殴り飛ばし、その返し様にブ−ツに仕込んだ暗短剣で、もう一人の肩を貫く。
>>「ぎゃぁあ〜。」
>ファリウ:むきむっきーず・・・・(笑)
>朱琉:そこかい!普通は、彼かっこいいなーとか強いなーとか、そういう風じゃないの?
>

モイラ;ちなみに、類友に、『キンニク・ダルマ-ズ』も居るんだよね。
ユア;まあ、人の感性人それぞれですし・・・・・・・


>>「エヴァンスくん。
>> そこまでにしといたほうがいいと思うぞ?」
>>青く輝く銀の長い髪とオレンジ色の瞳の女性がそう言って、エヴァンスの振り上げた腕を掴んで止めた。
>>彼女のすぐ側には、黒く長い真っ直ぐな髪と青い瞳で、臙脂色のケ−プとワンピ−スの人形のような少女が寄り添っていた。
>>「そろそろ、逃げた方が良いぞ。
>> 来る筈の仲間がこないから・・・・な。」
>>「・・・・・分かった。」
>>「じゃ、空間渡るぞ。」
>朱琉:ディス嬢、素敵・・・・v
>ファリウ:女が女に惚れてどうするかな?

ユア;この通り、『孤独〜』のディス嬢と違いこのディス嬢は、男前ということです。
モイラ;女に男前は無いと思うよ・

>
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>「空間酔いか。
>> ダルフ姉さま達はもっとうまくやるんだが・・・・・すまん。」
>>さっきの町の次の次の大きな町の少し離れた丘の大きな木の下で女性と少女とエヴァンスはいた。
>>エヴァンスは、空間酔い−車酔いの酷いのを想像してもらいたい−で、大樹の幹に半ば寝転がるようにダウンしていた。
>>「あの・・・・み、水で・・・きゃあ。」
>>少女が彼に水筒を持ってきたのだが、途中で躓いた。
>>彼女自身は、気持ち悪くてダウンしているエヴァンスの腹の上に倒れこみ、水筒は、蓋がはずれ彼の頭に落ちる。
>>「・・・冷てぇ。」
>>「悪いね。
>> ナツメは、大丈夫?」
>>「は、はい。」
>>エヴァンスにタオルを投げ、ナツメの服をはたく。
>>「・・・で、何の用だ?
>> ディスティア=ペシュテル?」
>>「一応、三つの欠片が集まったが、滅んだからね。
>> 一つは、今は氷付け。
>> 二つは、リナ=インバ―スに混屯に還された。
>> 魔族側も、焦っているらしいね。」
>>「らしいって、お前。魔族だろうが?」
>>「・・そうだけど。」
>>淡々と話すディスティアに、エヴァンスは至極もっともな言葉を返した。
>>それは、そうだろう。
>>自分の所属の意思ぐらいは知っておくべきだろう。
>>「魔族も、一枚板じゃないからね。」
>>「・・・・・・・」
>>「分かったよ、ナツメ。」
>>ディスティアは、自分を見上げてくるナツメの無言の意思を読み取りそう言った。
>>「・・・という事だ、エヴァンスくん。
>> 今日の晩御飯、私たちに付き合え。
>> ご飯代と宿代はおごるぞ。」
>>返答が来る前に、彼女は、ナツメを抱っこし、エヴァンスの腰をもって荷物のように掴んだ。
>>さらに、腰と背中に帯びていたレイピアと片刃の大剣を亜空間にしまいこんだ。
>>「おい。
>> 俺は、了承した覚えは無いんだが?」
>>「いいじゃないの。」
>>「俺は、人とそんなに関わる・・・」
>>「いいから。」
>>あれよあれよのうちに、ディスティアは、見えないようにしていた白と黒の三枚の翼で大空へ・・・・。
>朱琉:きゃ〜vvかっこいいです〜!
>ファリウ:朱琉のツボって、微妙・・・・
>朱琉:でも、かっこいいものはかっこいい!
>ファリウ:・・・・・・・・
>

ユア;そう言ってもらえてうれしいです。
モイラ;だけど、ちゃんと明記しないとこのディス嬢って、男にしか見えないね。
ユア;それでも、かっこいいって言われてうれしいの。

>>
>>
>>
>>
>>それから、五時間後の真夜中。
>>
>>「≪流思の天翼≫?」
>>「・・・≪放浪の語り部≫殿か?」
>>「そう呼ばれているよだね。」
>>何時の間にか、純銀の髪と白地に銀糸の刺繍の小洒落た服の年齢不詳のマンドリンのような楽器を手にした人物が部屋の中央に現れた。
>>「≪我 汝らに深き夢に誘わん 【深眠り(ディ−プ・スリ−ピング)】」
>>「何のつもりかな?」
>>「・・・・ナツメは、お前を怖がっている。
>> エヴァンスくんには聞かせない方がいい内容だろうからね。
>> 一応、場所を移そう。」
>>「・・・屋根にでも登りますか?」
>>語り部が、そういうと同時に、二人は宿屋の屋根にいた。
>>「で、わざわざ見張りに来たか?
>> ≪紅玉の剣舞士≫・・・可愛い息子の精神崩壊を防ぐ為に。」
>>「可愛い息子は・・・・ともかく、エヴァンスのことで来たのは間違いないですね。」
>>ディスティアは、無表情のポ−カ−フェイスで。
>>語り部は、淡い微笑のポ−カ−フェイスで。
>>それぞれ、言葉を発する。
>>あたりの空気が冷えているのは、決して季節せいだけではないだろう。
>>「そんなに、聞かせたくないか?
>> マリアンが、件のあの≪凍れる時の姫≫・・・アリエスに瓜二つなのを。」
>>「そうですね。
>> あの時の情景で、今は塗りつぶされているのは幸いだね。
>> しかし、≪流思の天翼≫、私が来なかったら明日話すつもりだったでしょう?」
>>「その、奇妙な渾名やめろ。」
>>「どうしてかな?
>> 君は、風ではなく、思い貫きたいが故に思いに流され、天を舞うから、そう呼んでいるだけどな。」
>>「・・・・・≪封玲の歌姫≫がナツメ。
>> ≪紅玉の剣舞士≫がエヴァンスくん。
>> 言いえて妙だな。
>> でもな、言われたくないことの一つや二つあるだろう、語り部殿?
>> いや、・・・・と呼んだほうがいいか?」
>>「今日はいやに饒舌ですね。」
>>「興が乗っただけだ。
>> そろそろ、夜が明け始める。
>> 使いたければ、空いているベッドを使え。」
>>「おや、やさしい事ですね。」
>>そう言った二人の眺める向こうの空は、淡く紫に色づき始めていた。
>>
>>
>>
>>
>朱琉:すごく嬉しいです。ありがとうございましたっ!
>

ユア;いえいえ。こちらこそ書かせていただいてありがとうございます。

>>
>>
>>
>>
>>−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+
>>  
>>
>>ユア;いまいち、貰った追加設定生きているのかいないのか、微妙です。
>>久遠:でも、何で書き下ろしの語り部ちゃんとディスちゃんの会話が四分の一なの?
>>ユア;キャラが勝手に動いた?
>>   というか、アリエス嬢とマリアン嬢の外見のカラ−リング、設定上一緒だったし。(まったくの偶然)
>>久遠;・・・・・ともかく、聞く事聞いて頂戴。
>>ユア;羅城様、マリアンの設定いります?
>>   居るのでしたら、ご一報を。
>朱琉:ぜひ、お願いします。またこれにつなげて外伝を書こうと思うのですが、それに登場させたいので。

ユア:マリアン嬢の設定をば。

名前;マリアン(名字なし)
性別:女
外見;銀の髪をボブカットぐらいにそろえて、前髪を青い布で上げている
   淡い緑の瞳。十八歳(享年)
服装;地味なワンピ−スに、腰のみのエプロン。
性格;穏やかで優しいが、孤児院のチビッコを纏めれるような班長タイプ
口調;この記事の一番最初の方を参考に。
   一人称;私 二人称:あなた 三人称;短縮できる人は短縮形
備考;エヴァの持っている形見は、彼女のモノ
備考:どうでもいい設定:貴族のご落胤

形見の品;二重円に十字架を重ねたもの

ほか聞きたい事あれば。


>>
>>二人;では、少しでも楽しんでいただけたのならこれ幸い。
>朱琉:少しどころか!テスト勉強放り出して、夢中で読みふけりました。
>ファリウ:・・・・・・・・(横で、医学英語のテキストをちらつかせている)

ユア;・・・・・・勉強はしっかりしませう。
モイラ;・・・・・・(原因だろとか思っている)

>
>>
>>
>>久遠;でも、語り部ちゃんとディスちゃんのお話というか、会話を書くかもしれないのよね。
>>ユア;予定は未定。
>朱琉:それもまた、楽しみです。生ぬるいまなざしで見守っていますので。何か、設定上の質問がありましたら、メールの方ででもツリーにでも、どちらにでもどうぞ。
>ファリウ:まあ、ケータイにメールするのが一番速いと思うけどね。
>二人:では、今回はこの辺で!

ユア;はいでは、次回で。


>>
>>
>> 
>

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17287ある日 ある時 ある町で(羅城様へ)十叶 夕海 2005/9/28 23:17:28
記事番号17280へのコメント



* ええと、時間軸的には、『止まり木の〜』の2年か3年前です。
  それに、語り手は、モイラではなく、ディス嬢がします。



ある日、ある時間、ある町で、私は、思いがけない人物と再会してしまった。
女性か男性かもはっきりしない、混じりけのない銀の髪と薄く青みがかった灰色の瞳、白地に銀糸の刺繍の小洒落た服に、マンドリンを持った・・・・・通称≪放浪の語り部≫。
・・・女より、女らしいなんて、反則でしょうに。
私も、青銀の長い髪にしろ、顔にしろ、パ−ツは女らしいのに・・・・身長がな・・・・。
・・いけないけない、思考の海にはまりかけた。
「・・・・・奇遇じゃないけど奇遇ね。≪放浪の語り部≫?」
「ええ、ほんとうに。」
こいつと会う時の定番として、黒くて長い髪の人形のようなナツメは、私の後ろの腰に抱きついている。
まあ、当然だろう・・・こいつの正体を知っている上に、こいつに封じられていたんだから。
「どうして、この町に?」
「前に、傭兵のマネをしていた時の同業に、此処の町の≪サバス≫ってとこのケ−キが美味しいって聞いたからね。
 此処で、あったのも、縁だ。
 付き合わないか?」
「かまいませんよ。」
ナツメが、語り部を怖がっているのは知っているが、私が、何時滅んでも言いように、もう少し自立させないとね。
そのための荒治療だけど・・・・上手くいくかな。






「・・・・モンブランとチョコケ−キ・・・あとフル−ツタルトとアップルパイ。
 あっ、アップルパイは二つね。
 あと、コ−ヒ−とココアお願いします。」
「僕は、ケ−キセットで。
 チ−ズケ−キで頼むよ。」
・・・さて、とりあえず、私と語り部が向かい合わせ、ナツメが横に座っている。
やっぱり、語り部が苦手なのか私よりだし、俯いている。
・・・・・ダメか、やっぱり。
今日はまだ持った方だね、まだ。
「ナツメ。
 そういえば、さっき本屋とマジックアイテム屋の方見てたよね。」
「・・・あっ・・は、はい。」
「ここに入ってるお金、使ってもいいよ。
 街頭で歌を歌った取り分だから。
 ・・・・重いよ。」
「・・だ、大丈夫です。」
けっきょく、語り部と会って、十五分しか持たなかったか。
金貨三十枚と少し入った袋をナツメに渡した。
ナツメは、店を出て向かいの本屋に入ったようだ。
どのみち、語り部との話は聞かせない方がいいだろう。
「・・・・・本当に、姉妹のようだね。
 一人にして大丈夫なのかい?
 ・・・・・≪封玲の歌姫≫に嫌われてるのは仕方ないけど、少し妬けるね。」
「アルトがついている。
 ・・・・・そういえば、前に異世界でガキ拾ったでしょ?
 それ、生きてる?」
私は敢えて、語り部の言葉の後半を無視して、6年ほど前に語り部が拾った人間という種族の犠牲者でもある人間の少年の事を聞いた。
「生きていますよ。」
「どんな感じ?」
「僕は、家族のつもりなんだけどね。
 やっぱり、あのデキゴトのせいで・・・・。
 まあ、懐く事は懐いたよ。」
「・・・・・でも、世界の全てじゃないから。
 羨ましいよ。」
「なにが?」
「お待たせ、しました〜っ。」
ウェイトレスが、ちょうどのそのとき、注文の品を持ってきた。
私はついでに、ナツメの分のアップルパイを包んでもらった。
「・・・・私が羨ましいといったのはね。
 その子の視点は、貴方が入っていても他のものが見えている。
 ナツメは、私しか見えていないようだから・・・・。」
「しかし、それで、今まで来たのだろう?
 何故、今更?」
「・・・・お父様・・魔王様の欠片を・・赤法師レゾの欠片を滅ぼした人間の魔道士がいただろう。」
「リナ=インバ―スだね。」
「ああ。
 その魔道士が持つ『混沌』の力を利用しようとする動きが魔族にあってね。
 私も、そろそろ覚悟をしなくちゃいけない。」
「自立してほしいわけだ。」
「それに、これが失敗すれば、あの子の中の三つも狙われるだろうしね。」
「・・・・・・どっちに転んでも、複雑なわけだ。
 どっちがいいのかな?」
「さあ?
 ・・・・まだ、償いつづける気か。」
「それしかないよ、僕には。」
重いよな、語り部が・・・が背負っているものは重いよな。
その華奢でもないけど、頑強ともお世辞には言えない身体なのに。
・・・などと考えていたときだった。
「・・・・ディ、ディスティアさん。
 ・・・・ア、・・・アルト・・・さんが・・・」
ナツメは少々慌てて、店に入ってきた。
本と何かの包みを持って。
私は、それだけで、アルトがチンピラか傭兵と喧嘩をしているのを察した。
「ちょっと、行って来る。
 ナツメは、此処で待ってて。
 巻き込まれると危ないから。」
少し、可哀想だけど、仕方が無い。
巻き込まれたり、人質になるよりは言い。








「アルト、大丈夫か?」
「大丈夫・・・っスよっと。」
予想通り、傭兵五人と切り結んでいる剣士のような服のアルト。
「ディスティア様。
 でも、こいつら操られてるみたいですよ」
「・・・・!!?」
マズイ。
やっぱり、二人きりにするべきじゃなかった。





「・・・≪封玲の歌姫≫」
語り部は、ナツメに近づいた。
小さな子供にやるように、頭一つ半近く身長が低いナツメにかがんで目線を合わせる。
「・・・いや・・いや・・です・・・近づかない・・でください。」
「≪封玲の歌姫≫
 よく聞いて。
 君は、もしかしたら、自分で自分の道を開く日が来るかも知れない。」
そこまで、言った所でナツメは、俯いて静かにしゃくりあげ・・・泣き出してしまった。
そして、ほぼ同時にディスティアとアルトが入ってきた。
「・・ディスティア・・・さん。」
言葉の途中であるのに、よほど怖かったのか、ディスティアに駆けより彼女にナツメは飛びついた。
「・・・相も変わらず、ナツメちゃんに嫌われているようですね。
 ≪放浪の語り部≫殿?」






そんな偶然の ある日 ある時 ある町の

偶然の出会いとちょっとした騒動は幕を閉じた。








−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+


モイラ;長いぞ、作者。
ユア;仕方ない。
   筆が乗ったんだから。
モイラ;でも、満足でしょ。
    語り部さんとディス嬢の腹の探りあいのような会話を書けて。
ユア;うん。
   でも、短編書くたびにキャラが増えてる。
モイラ;そうだね。
    ちなみに、アルトはディス嬢が作った魔族だったけ?
ユア;なんか、毎度になってますが。
   居るようでしたら、言ってください、アルトくん。
二人;それでは、今回は幕とさせていただきます。
   では、また次で。



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17290私が語り部さんに惚れるのはどうなんでしょう?羅城 朱琉 2005/9/29 08:50:17
記事番号17287へのコメント


朱琉:こんにちは!今回もまたファリウさんを連れて、早速レスです。

>
>
>* ええと、時間軸的には、『止まり木の〜』の2年か3年前です。
>  それに、語り手は、モイラではなく、ディス嬢がします。
>
>
>
>ある日、ある時間、ある町で、私は、思いがけない人物と再会してしまった。
>女性か男性かもはっきりしない、混じりけのない銀の髪と薄く青みがかった灰色の瞳、白地に銀糸の刺繍の小洒落た服に、マンドリンを持った・・・・・通称≪放浪の語り部≫。
>・・・女より、女らしいなんて、反則でしょうに。
>私も、青銀の長い髪にしろ、顔にしろ、パ−ツは女らしいのに・・・・身長がな・・・・。
>・・いけないけない、思考の海にはまりかけた。
朱琉:そういえば、つい先日語り部さんイメージ絵描いてみたんですが・・・・女っぽいですね。
ファリウ:ちなみに、私はあの人のこと、女だと思ってるから。男だと思ってる人も多いけど。

>「・・・・・奇遇じゃないけど奇遇ね。≪放浪の語り部≫?」
>「ええ、ほんとうに。」
>こいつと会う時の定番として、黒くて長い髪の人形のようなナツメは、私の後ろの腰に抱きついている。
>まあ、当然だろう・・・こいつの正体を知っている上に、こいつに封じられていたんだから。
>「どうして、この町に?」
>「前に、傭兵のマネをしていた時の同業に、此処の町の≪サバス≫ってとこのケ−キが美味しいって聞いたからね。
> 此処で、あったのも、縁だ。
> 付き合わないか?」
>「かまいませんよ。」
>ナツメが、語り部を怖がっているのは知っているが、私が、何時滅んでも言いように、もう少し自立させないとね。
>そのための荒治療だけど・・・・上手くいくかな。
ファリウ:ディスティアさん、ファイト!自立って、大事よね〜。
朱琉:なんですか?その微妙にずれた発言は。

>
>
>
>
>
>
>「・・・・モンブランとチョコケ−キ・・・あとフル−ツタルトとアップルパイ。
> あっ、アップルパイは二つね。
> あと、コ−ヒ−とココアお願いします。」
>「僕は、ケ−キセットで。
> チ−ズケ−キで頼むよ。」
>・・・さて、とりあえず、私と語り部が向かい合わせ、ナツメが横に座っている。
>やっぱり、語り部が苦手なのか私よりだし、俯いている。
>・・・・・ダメか、やっぱり。
>今日はまだ持った方だね、まだ。
>「ナツメ。
> そういえば、さっき本屋とマジックアイテム屋の方見てたよね。」
>「・・・あっ・・は、はい。」
>「ここに入ってるお金、使ってもいいよ。
> 街頭で歌を歌った取り分だから。
> ・・・・重いよ。」
>「・・だ、大丈夫です。」
>けっきょく、語り部と会って、十五分しか持たなかったか。
>金貨三十枚と少し入った袋をナツメに渡した。
>ナツメは、店を出て向かいの本屋に入ったようだ。
>どのみち、語り部との話は聞かせない方がいいだろう。
朱琉:15分も、よく持ったな・・・・
ファリウ:ディスティアさんがついてたからじゃない?

>「・・・・・本当に、姉妹のようだね。
> 一人にして大丈夫なのかい?
> ・・・・・≪封玲の歌姫≫に嫌われてるのは仕方ないけど、少し妬けるね。」
>「アルトがついている。
> ・・・・・そういえば、前に異世界でガキ拾ったでしょ?
> それ、生きてる?」
>私は敢えて、語り部の言葉の後半を無視して、6年ほど前に語り部が拾った人間という種族の犠牲者でもある人間の少年の事を聞いた。
>「生きていますよ。」
>「どんな感じ?」
>「僕は、家族のつもりなんだけどね。
> やっぱり、あのデキゴトのせいで・・・・。
> まあ、懐く事は懐いたよ。」
>「・・・・・でも、世界の全てじゃないから。
> 羨ましいよ。」
>「なにが?」
>「お待たせ、しました〜っ。」
>ウェイトレスが、ちょうどのそのとき、注文の品を持ってきた。
>私はついでに、ナツメの分のアップルパイを包んでもらった。
>「・・・・私が羨ましいといったのはね。
> その子の視点は、貴方が入っていても他のものが見えている。
> ナツメは、私しか見えていないようだから・・・・。」
>「しかし、それで、今まで来たのだろう?
> 何故、今更?」
>「・・・・お父様・・魔王様の欠片を・・赤法師レゾの欠片を滅ぼした人間の魔道士がいただろう。」
>「リナ=インバ―スだね。」
>「ああ。
> その魔道士が持つ『混沌』の力を利用しようとする動きが魔族にあってね。
> 私も、そろそろ覚悟をしなくちゃいけない。」
>「自立してほしいわけだ。」
>「それに、これが失敗すれば、あの子の中の三つも狙われるだろうしね。」
>「・・・・・・どっちに転んでも、複雑なわけだ。
> どっちがいいのかな?」
>「さあ?
> ・・・・まだ、償いつづける気か。」
>「それしかないよ、僕には。」
>重いよな、語り部が・・・が背負っているものは重いよな。
>その華奢でもないけど、頑強ともお世辞には言えない身体なのに。
>・・・などと考えていたときだった。
ファリウ:確かに、見た目弱そうよね、あの人。
朱琉:それ、本人に言える?
ファリウ:前言ったことあるわ。語り部さん、笑ってたけど。

>「・・・・ディ、ディスティアさん。
> ・・・・ア、・・・アルト・・・さんが・・・」
>ナツメは少々慌てて、店に入ってきた。
>本と何かの包みを持って。
>私は、それだけで、アルトがチンピラか傭兵と喧嘩をしているのを察した。
>「ちょっと、行って来る。
> ナツメは、此処で待ってて。
> 巻き込まれると危ないから。」
>少し、可哀想だけど、仕方が無い。
>巻き込まれたり、人質になるよりは言い。
>
>
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>
>「アルト、大丈夫か?」
>「大丈夫・・・っスよっと。」
>予想通り、傭兵五人と切り結んでいる剣士のような服のアルト。
>「ディスティア様。
> でも、こいつら操られてるみたいですよ」
>「・・・・!!?」
>マズイ。
>やっぱり、二人きりにするべきじゃなかった。
>
>
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>
>
>「・・・≪封玲の歌姫≫」
>語り部は、ナツメに近づいた。
>小さな子供にやるように、頭一つ半近く身長が低いナツメにかがんで目線を合わせる。
>「・・・いや・・いや・・です・・・近づかない・・でください。」
>「≪封玲の歌姫≫
> よく聞いて。
> 君は、もしかしたら、自分で自分の道を開く日が来るかも知れない。」
>そこまで、言った所でナツメは、俯いて静かにしゃくりあげ・・・泣き出してしまった。
>そして、ほぼ同時にディスティアとアルトが入ってきた。
>「・・ディスティア・・・さん。」
>言葉の途中であるのに、よほど怖かったのか、ディスティアに駆けより彼女にナツメは飛びついた。
>「・・・相も変わらず、ナツメちゃんに嫌われているようですね。
> ≪放浪の語り部≫殿?」
>
>
>
>
>
>
>そんな偶然の ある日 ある時 ある町の
>
>偶然の出会いとちょっとした騒動は幕を閉じた。
朱琉:・・・・・・・・(幸せに浸っている)
ファリウ:楽しかったわ。私の知らない語り部さんも見れたし、ね。
朱琉:本当に、どうもありがとうございます!

>
>
>
>
>
>
>
>
>−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+
>
>
>モイラ;長いぞ、作者。
>ユア;仕方ない。
>   筆が乗ったんだから。
>モイラ;でも、満足でしょ。
>    語り部さんとディス嬢の腹の探りあいのような会話を書けて。
>ユア;うん。
>   でも、短編書くたびにキャラが増えてる。
>モイラ;そうだね。
>    ちなみに、アルトはディス嬢が作った魔族だったけ?
>ユア;なんか、毎度になってますが。
>   居るようでしたら、言ってください、アルトくん。
>二人;それでは、今回は幕とさせていただきます。
>   では、また次で。
朱琉:出てくるかどうかはわからないですけど・・・・ひょっとしたら本編に名前が出るかもしれないので、欲しいですね、アルト君。
ファリウ:さて・・・・。で、外伝は?
朱琉:・・・・今日で中間試験が終わって、明日は自主企画行事だから・・・・週明けには投稿できるかと。
ファリウ:そう。ま、頑張りなさいな。
二人:では、この辺で!
>
>
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17291・・・・・・・あっ、生きているキャラ初めてだ。十叶 夕海 2005/9/29 21:22:27
記事番号17290へのコメント


>
>朱琉:こんにちは!今回もまたファリウさんを連れて、早速レスです。

ユア;ありがとうございます。
   今回は、気分を変えて、アルトくんと返レスです。

>
>>
>>
>>* ええと、時間軸的には、『止まり木の〜』の2年か3年前です。
>>  それに、語り手は、モイラではなく、ディス嬢がします。
>>
>>
>>
>>ある日、ある時間、ある町で、私は、思いがけない人物と再会してしまった。
>>女性か男性かもはっきりしない、混じりけのない銀の髪と薄く青みがかった灰色の瞳、白地に銀糸の刺繍の小洒落た服に、マンドリンを持った・・・・・通称≪放浪の語り部≫。
>>・・・女より、女らしいなんて、反則でしょうに。
>>私も、青銀の長い髪にしろ、顔にしろ、パ−ツは女らしいのに・・・・身長がな・・・・。
>>・・いけないけない、思考の海にはまりかけた。
>朱琉:そういえば、つい先日語り部さんイメージ絵描いてみたんですが・・・・女っぽいですね。
>ファリウ:ちなみに、私はあの人のこと、女だと思ってるから。男だと思ってる人も多いけど。

ユア;ちなみに、ディス嬢、ナツメ嬢、アルトは男だと思ってます。
アルト;女だったら・・・・うわぁ、穴掘って封印してぇよこの記憶。
ユア;・・・・ちなみに、アルトはディス嬢の教育のせいもあって極度のフェミニストです。

>
>>「・・・・・奇遇じゃないけど奇遇ね。≪放浪の語り部≫?」
>>「ええ、ほんとうに。」
>>こいつと会う時の定番として、黒くて長い髪の人形のようなナツメは、私の後ろの腰に抱きついている。
>>まあ、当然だろう・・・こいつの正体を知っている上に、こいつに封じられていたんだから。
>>「どうして、この町に?」
>>「前に、傭兵のマネをしていた時の同業に、此処の町の≪サバス≫ってとこのケ−キが美味しいって聞いたからね。
>> 此処で、あったのも、縁だ。
>> 付き合わないか?」
>>「かまいませんよ。」
>>ナツメが、語り部を怖がっているのは知っているが、私が、何時滅んでも言いように、もう少し自立させないとね。
>>そのための荒治療だけど・・・・上手くいくかな。
>ファリウ:ディスティアさん、ファイト!自立って、大事よね〜。
>朱琉:なんですか?その微妙にずれた発言は。

アルト;でもよ、ディスティア様も、コブラにマング-スを会わせるような真似よくするよな。
ユア;妹のように思っているからだろうけど、アルトのもずれてるな、発言。

>
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>「・・・・モンブランとチョコケ−キ・・・あとフル−ツタルトとアップルパイ。
>> あっ、アップルパイは二つね。
>> あと、コ−ヒ−とココアお願いします。」
>>「僕は、ケ−キセットで。
>> チ−ズケ−キで頼むよ。」
>>・・・さて、とりあえず、私と語り部が向かい合わせ、ナツメが横に座っている。
>>やっぱり、語り部が苦手なのか私よりだし、俯いている。
>>・・・・・ダメか、やっぱり。
>>今日はまだ持った方だね、まだ。
>>「ナツメ。
>> そういえば、さっき本屋とマジックアイテム屋の方見てたよね。」
>>「・・・あっ・・は、はい。」
>>「ここに入ってるお金、使ってもいいよ。
>> 街頭で歌を歌った取り分だから。
>> ・・・・重いよ。」
>>「・・だ、大丈夫です。」
>>けっきょく、語り部と会って、十五分しか持たなかったか。
>>金貨三十枚と少し入った袋をナツメに渡した。
>>ナツメは、店を出て向かいの本屋に入ったようだ。
>>どのみち、語り部との話は聞かせない方がいいだろう。
>朱琉:15分も、よく持ったな・・・・
>ファリウ:ディスティアさんがついてたからじゃない?

アルト;だろうな、数時間が限界だな、ディスティア様以外で一番懐いている俺でも。
ユア;ディス嬢が好きなんでしょうね。

>
>>「・・・・・本当に、姉妹のようだね。
>> 一人にして大丈夫なのかい?
>> ・・・・・≪封玲の歌姫≫に嫌われてるのは仕方ないけど、少し妬けるね。」
>>「アルトがついている。
>> ・・・・・そういえば、前に異世界でガキ拾ったでしょ?
>> それ、生きてる?」
>>私は敢えて、語り部の言葉の後半を無視して、6年ほど前に語り部が拾った人間という種族の犠牲者でもある人間の少年の事を聞いた。
>>「生きていますよ。」
>>「どんな感じ?」
>>「僕は、家族のつもりなんだけどね。
>> やっぱり、あのデキゴトのせいで・・・・。
>> まあ、懐く事は懐いたよ。」
>>「・・・・・でも、世界の全てじゃないから。
>> 羨ましいよ。」
>>「なにが?」
>>「お待たせ、しました〜っ。」
>>ウェイトレスが、ちょうどのそのとき、注文の品を持ってきた。
>>私はついでに、ナツメの分のアップルパイを包んでもらった。
>>「・・・・私が羨ましいといったのはね。
>> その子の視点は、貴方が入っていても他のものが見えている。
>> ナツメは、私しか見えていないようだから・・・・。」
>>「しかし、それで、今まで来たのだろう?
>> 何故、今更?」
>>「・・・・お父様・・魔王様の欠片を・・赤法師レゾの欠片を滅ぼした人間の魔道士がいただろう。」
>>「リナ=インバ―スだね。」
>>「ああ。
>> その魔道士が持つ『混沌』の力を利用しようとする動きが魔族にあってね。
>> 私も、そろそろ覚悟をしなくちゃいけない。」
>>「自立してほしいわけだ。」
>>「それに、これが失敗すれば、あの子の中の三つも狙われるだろうしね。」
>>「・・・・・・どっちに転んでも、複雑なわけだ。
>> どっちがいいのかな?」
>>「さあ?
>> ・・・・まだ、償いつづける気か。」
>>「それしかないよ、僕には。」
>>重いよな、語り部が・・・が背負っているものは重いよな。
>>その華奢でもないけど、頑強ともお世辞には言えない身体なのに。
>>・・・などと考えていたときだった。
>ファリウ:確かに、見た目弱そうよね、あの人。
>朱琉:それ、本人に言える?
>ファリウ:前言ったことあるわ。語り部さん、笑ってたけど。

ユア;人が見た目に依らないの一番いい例かもね。
アルト;俺と身長そう変わらないのにな、結構やるしよ。

>>
>>
>>
>>
>>
>>「・・・≪封玲の歌姫≫」
>>語り部は、ナツメに近づいた。
>>小さな子供にやるように、頭一つ半近く身長が低いナツメにかがんで目線を合わせる。
>>「・・・いや・・いや・・です・・・近づかない・・でください。」
>>「≪封玲の歌姫≫
>> よく聞いて。
>> 君は、もしかしたら、自分で自分の道を開く日が来るかも知れない。」
>>そこまで、言った所でナツメは、俯いて静かにしゃくりあげ・・・泣き出してしまった。
>>そして、ほぼ同時にディスティアとアルトが入ってきた。
>>「・・ディスティア・・・さん。」
>>言葉の途中であるのに、よほど怖かったのか、ディスティアに駆けより彼女にナツメは飛びついた。
>>「・・・相も変わらず、ナツメちゃんに嫌われているようですね。
>> ≪放浪の語り部≫殿?」
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>そんな偶然の ある日 ある時 ある町の
>>
>>偶然の出会いとちょっとした騒動は幕を閉じた。
>朱琉:・・・・・・・・(幸せに浸っている)
>ファリウ:楽しかったわ。私の知らない語り部さんも見れたし、ね。
>朱琉:本当に、どうもありがとうございます!
>

アルト;大体いつもあんな感じだぜ?
    ディスティア様と会話してる時は。
ユア;何故、いないのに、会話の内容等を知っているのかは、彼の設定で。
   いえいえ、書かせていただいてありがとうございます。

>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+
>>
>>
>>モイラ;長いぞ、作者。
>>ユア;仕方ない。
>>   筆が乗ったんだから。
>>モイラ;でも、満足でしょ。
>>    語り部さんとディス嬢の腹の探りあいのような会話を書けて。
>>ユア;うん。
>>   でも、短編書くたびにキャラが増えてる。
>>モイラ;そうだね。
>>    ちなみに、アルトはディス嬢が作った魔族だったけ?
>>ユア;なんか、毎度になってますが。
>>   居るようでしたら、言ってください、アルトくん。
>>二人;それでは、今回は幕とさせていただきます。
>>   では、また次で。
>朱琉:出てくるかどうかはわからないですけど・・・・ひょっとしたら本編に名前が出るかもしれないので、欲しいですね、アルト君。


では、設定です。
しかも、生きているのは初めてですね。


名前;アルト=バルシュタイン
外見;羽毛のようなふわふわの巻き毛を腰まで伸ばし、革紐で、シッポのように括っている。
   感情豊かな果物のオレンジ色の瞳  15歳ぐらい  175センチ
服装;鎧なしの黒い剣士系の長袖の服(ガウリィの服ガ一番近い。形)
武器;ぱっと見、腰の短剣二本。
   身体中に暗器を仕込んでいる。
趣味;暗器集め
年齢;幾つだっけ?(ナツメを拾った少し前に作られた)
性格;表情豊でくるくる動く可愛い系の少年で末っ子タイプ
   しかし、嫌いな相手には敬語で皮肉を言う。
   極度のフェミニスト
   能力(備考2)使用での奇襲をするなど、正確は少々掴みにくい
口調;ざっくばらんというか遠慮を知らない青年のような口調
   一人称;俺  二人称;お前  三人称:いろいろ(あとの印象を参考に)
   敬語を使う=嫌い
備考;1:ディスティアの将軍の役目に居る
備考:2;影渡りを得意とする
     影が一部分でも繋がっていれば、瞬間移動ができる。
     影を伝って、一瞬で遠くへ行くことも可能。
備考;3;フェミニストだが、女性と戦える
     しかし、そのあと極度に落ち込む。
備考;4;髪の毛は、ウサギの毛みたいにふわふわで思わず触りたくなる。


印象

アルト→ディス・・命を捧げてもかまわない
ディス→アルト・・生き残って欲しい。

アルト→ナツメ・・可愛い妹。傷付ける奴は全員敵。
ナツメ→アルト・・まだ安心

アルト→エヴァ・・語り部の息子(仮)だから嫌い
エヴァ→アルト・・ディスティアの側に居るバカ

アルト→語り部・・ナツメを封じた張本人だから、大嫌い。
         主が止めてなければ、殺したい。ほどに。

>ファリウ:さて・・・・。で、外伝は?
>朱琉:・・・・今日で中間試験が終わって、明日は自主企画行事だから・・・・週明けには投稿できるかと。
>ファリウ:そう。ま、頑張りなさいな。
>二人:では、この辺で!
>>
>
ユア;はい待ってます。
   では、この辺で。
   質問あればどうぞ。

>
>>
>

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17296彼の三人称十叶 夕海 2005/10/1 16:41:18
記事番号17291へのコメント



すみません。書き忘れがありました。

>
>では、設定です。
>しかも、生きているのは初めてですね。
>
>
>名前;アルト=バルシュタイン
>外見;羽毛のようなふわふわの巻き毛を腰まで伸ばし、革紐で、シッポのように括っている。
>   感情豊かな果物のオレンジ色の瞳  15歳ぐらい  175センチ
>服装;鎧なしの黒い剣士系の長袖の服(ガウリィの服ガ一番近い。形)
>武器;ぱっと見、腰の短剣二本。
>   身体中に暗器を仕込んでいる。
>趣味;暗器集め
>年齢;幾つだっけ?(ナツメを拾った少し前に作られた)
>性格;表情豊でくるくる動く可愛い系の少年で末っ子タイプ
>   しかし、嫌いな相手には敬語で皮肉を言う。
>   極度のフェミニスト
>   能力(備考2)使用での奇襲をするなど、正確は少々掴みにくい
>口調;ざっくばらんというか遠慮を知らない青年のような口調
>   一人称;俺  二人称;お前  三人称:いろいろ(あとの印象を参考に)
>   敬語を使う=嫌い
>備考;1:ディスティアの将軍の役目に居る
>備考:2;影渡りを得意とする
>     影が一部分でも繋がっていれば、瞬間移動ができる。
>     影を伝って、一瞬で遠くへ行くことも可能。
>備考;3;フェミニストだが、女性と戦える
>     しかし、そのあと極度に落ち込む。
>備考;4;髪の毛は、ウサギの毛みたいにふわふわで思わず触りたくなる。
>
>
>印象
>
>アルト→ディス・・命を捧げてもかまわない
>ディス→アルト・・生き残って欲しい。
>
>アルト→ナツメ・・可愛い妹。傷付ける奴は全員敵。
>ナツメ→アルト・・まだ安心
>
>アルト→エヴァ・・語り部の息子(仮)だから嫌い
>エヴァ→アルト・・ディスティアの側に居るバカ
>
>アルト→語り部・・ナツメを封じた張本人だから、大嫌い。
>         主が止めてなければ、殺したい。ほどに。

ええと、尊敬に値する存在ならば   ディス嬢のように『様』
妹のように思っているとか親しいなら 男『くん』『ちゃん』
嫌いな奴の関係者に対してならば、  エヴァンス→エヴァなど短縮系
大嫌いな奴に対してならば、     ≪放浪の語り部≫などの渾名

あと、大嫌いな奴に対しては、絶対に皮肉交じりの敬語と言うことで。



>
>>ファリウ:さて・・・・。で、外伝は?
>>朱琉:・・・・今日で中間試験が終わって、明日は自主企画行事だから・・・・週明けには投稿できるかと。
>>ファリウ:そう。ま、頑張りなさいな。
>>二人:では、この辺で!
>>>
>>
>ユア;はい待ってます。
>   では、この辺で。
>   質問あればどうぞ。
>
>>
>>>
>>
>

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17288おまけです。十叶 夕海 2005/9/28 23:23:34
記事番号17280へのコメント



とりあえず、ディス嬢、ナツメ嬢、エヴァくんの3名の身長を発表します。


ディス嬢

『兄と妹』ヴァ−ジョンですので 190センチに少し足りないぐらい
(体つきで女性と分かります。)

ナツメ嬢

首が痛そうですね・・ということで 140〜150センチの間、

エヴァンスくん

少しコンプレックス?・・・・   170センチ
(語り部さんと変わりませんね。)



何かの参考に。
他にも知りたいキャラがいれば、どうぞ。


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17297花のように 刃のように(羅城様へ)十叶 夕海 2005/10/2 00:54:00
記事番号17280へのコメント




「・・・・・・お前が、俺のご主人のディスティ=ペシュテル?」
彼が、初めて覚醒した時、目の前にいたのは、女性と少年が一人づつ。
女性は、青銀の長い髪と彼と同じオレンジの瞳、そのときは、白いブラウスに黒のフレアスカ−トという外見二十歳前後。
少年は、紫藍のおかっぱの髪と瞳、ごく普通の市民のような服装で、十歳ぐらいであった。
「・・・・・フィブ。
 私、プログラミング間違えたかしら?」
「ディス、君が、女らしい言葉を使うとあの御方に色気で迫られるより怖いと僕は思うんだけど?」
「・・・・・でも、設定より五歳ほど若いし・・・・・・・」
「それくらいは、誤差の範囲だろうけど・・・。
 性格コ−ドてきにそうなるのは、おかしい。」
「お前が、俺のご主人?」
純白の羽毛のようにふわふわした髪をうなじでシッポのように縛った剣士系の服を着た15歳ぐらいの少年−彼は、女性の方にその男性としては、やや低い身長の身体を密着させて、上目遣いでそう問うてきた。
「そうよ。
 アルト=バルシュタイン?」
「あると=ばるしゅたいん?」
「貴方の名前。
 私は、主人ではあるけど、母親のようなものだよ。」
女性−ディスティアは、アルトを抱き返しながらそう言った。
「・・・・・ディス、その発言は少々問題がある気がするぞ。」








アルトが生まれて、魔族の感覚で割合すぐに、降魔戦争が始りそして、すぐに終わった。
人間の感覚で、二百年足らずといった具合だ。
それから、しばらくは・・・・・リナ=インバ―スにレゾ=シャブラ二グドゥが滅ぼされるまで・・・平穏な日々が続いた。
たとえば・・・・・・・・・・



「ディスティアさん。
 獣王様から、この本を・・・」
ある時、ディスティアのところに、獣王・ゼラス=メタリオムのお使いとして、ゼロスが訪れた時だった。
「・・・・・・寝てますね。」
バルコ二−の幅広な長椅子の上に長く青い銀髪と長く羽毛のような白髪が絡まるような形で投げ出されていた。
ディスティアは右腕で抱きかかえるように、左腕に教科書代わりに使っている本を握ったまま眠っていた。
アルトは、母親に抱かれる赤子のように安らかに眠っていた。
「・・・・・置いて置きましょうか。」
ゼロスはそう言って、お使いの本をその近くの卓において帰った。
・・・・・・・・ちなみに、この後、先に起きたのは、ディスティアであったことは明記しておこう。



そんな、主従と言うよりは、養子縁組の親子といった感じで過ごした二人。
ある日の夜(人間の感覚で)の事であった。
「ディスティア様。
 ・・なんか変な感じしないか?」
「うん。
 なんか流れ着くのかもね?」
「流れ着く?」
その時、二人はチェスに興じていた。
開け放たれた扉からは、夜気が薄く忍び込んでいた。
「たまに・・・って言っても数百年に一度程度だけど、異世界から流れ着く事がある。
 それだろう。」
そんな会話を交わしていた時、開け放たれた扉から、夜気といっしょに丸い玉子のような形のものが飛び込んできた。
サイズは、人間が丸く膝を抱えたぐらい・・・風呂桶ぐらいの大きさはあった。
色は、青く濁っていたが明滅して中に人がいるのをアピ−ルしていた。
「・・・なんでしょ?」
「・・・・多分、あいつの封印だろう?」
ディスティアは、黙って部下の短剣を借りるとそれを一閃するように上から下に斜めに振り下ろした。
その玉子のようなものは、水風船を切り裂いたかのように薄皮と液体のような物を撒き散らして、消えた。
「壊したんすか?」
「・・・まあね。
 アルト、ココアでも入れて私の部屋に来て。
 ブランデ−でも入れて。」
玉子の中から出てきた女の子・・・・黒く長い髪と人形のような要望は、彼女を非人間めいた存在に見せていた・・・・を抱えて、ディスティアは、自分の寝室に向かった。
その途中で、女の子は目覚めてどうして此処に居るか分からないと言うようにディスティアを見つめた。
「そう言う顔されると、生まれたばっかのアルトを思い出すね。」
「・・・・あっ、あの・・ここ・・何処・・・・ですか?」
「赤の世界の魔王の娘の住処だよ。」
「・・・・・・・」
「そんな泣きそうな顔しなくても、安心なさいな。
 幻魔族のお嬢ちゃん、名前は?」
「・・ナッ・・・ナツメです。」
「そう、私はディスティア=ペシュテル。
 行くとこないだろうし、此処で暮らすといいよ。」
「・・・えっ・・・あっ・・あの・・・」
「いいから。
 ・・そうだ、ナツメ=ペシュテルって名乗ってくれるかな。
 私の妹として、此処に暮らせばいい。」
そうこう話しているうちに、寝室に到着した。
「ともかく、今日はココアでも飲んで、寝ればいい。
 それから、明日の事を考えればいいよ。」
十数分後−。
チェスの続きに戻ろうとしたディスティアが、服の橋をナツメに捉まれ困っている姿があった。








−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+

ユア;一応、参個までの短編でした。
   では、また。



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17299うわぁい!羅城 朱琉 2005/10/3 08:28:04
記事番号17297へのコメント

 こんにちは!今回も楽しく読ませていただきました。
 レポート提出期限間近のため、報告までに。

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17300Re:うわぁい!十叶 夕海 2005/10/3 22:51:52
記事番号17299へのコメント


> こんにちは!今回も楽しく読ませていただきました。
> レポート提出期限間近のため、報告までに

ありがとうございました。
ではでは。


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17298時の旅人外伝 Non est sic faciendi tempus.羅城 朱琉 2005/10/3 08:26:39
記事番号17280へのコメント

 こんにちは!羅城 朱琉です。お待たせしました、番外編の投稿です。
 時間としては、かなり昔から、『ある日、ある時、ある町で』の2年前まで、結構幅があります。
 勘のいい人は、ひょっとしたら語り部さんの正体に気付くかも・・・・と思いつつ。さあ、どうぞ!




  時の旅人 外伝

  Non est sic faciendi tempus.


 廻れ、まわれ、糸車。

 運命紡ぐ、糸車。

 ぐるり廻って、元通り。

 廻れ、まわれ、糸車。

 時を織り成す、糸紡ぎ。

 糸断つ刃の、現れるまで・・・・



     *     *     *     *     *


 その日、『運命』は一つの結末を迎えた。
 滅びと言う名の、結末を。

「・・・・仕方ないよね。これは、定めを破ろうとした君たちへの、報い。」
 そう呟いて、後に『放浪の語り部』と名乗ることになるもの――ここでは、一応『語り部』と呼んでおこう――は、何とも寂しげな微笑を浮かべた。白の微妙なグラデーションで統一された異国風の服の裾を靡かせて、長い領巾を風に遊ばせて、鳴動する大地を眺めながら上空に佇むその様は、冷静に上を見上げるものがいたならば、『天使』や『天女』とでも称されそうなほどに、神々しい雰囲気を纏っていた。

 ここは、数多ある『世界』の一つ。混沌の母が一人、『星天の紡ぎ手』の抱く、神魔無き世界。そしてそれ故に、『人』が神魔を創り出した世界。

 語り部は、何かを感じた。さながらそれは、か細い糸に引かれているような、振り切ることも容易い感覚。しかし、語り部はそのか細い気配を辿っていった。
 そこにいたのは、一人の少女。年のころなら14歳程度、絹糸のような黒髪は長く、蒼穹を映したかのような青い瞳は、今は呆然と語り部を映している。一見、無害な少女だ。しかし、語り部には、その正体がはっきりとわかっていた。
「そこの幻魔族・・・・君が、この僕をここに呼び寄せたのか・・・・?『時』が、それを示すと?」
 特に威圧するわけでもなく、ごく普通に語り部は問う。
「ひっ・・・・・・・・!!」
 怯える少女に構うことなく、語り部はゆっくりと少女に近づいていった。
「なるほど、ね。名前は『ナツメ』、司るものは、『境界』と『仲介』。手段は歌、か・・・・。・・・・厄介だけど、今は滅ぼせない・・・・」
 不満そうに語り部は言う。少女・・・・ナツメは、身動き一つできない。ただそこに立っているだけの語り部の存在、それ故に。
「でもまあ、仕方ない。滅ぼすのはいつでもできるさ・・・・。・・・・今は封じることにするか。『時』が来れば、目覚めることも出来よう。」
 瞬間、ナツメの姿が掻き消える。
「封じて、放り出した。どこかに流れ着けば、何とかなるかもしれないね。・・・・・・・・さあ、後始末をしようか。」

 朗々と宣言する語り部のその足元で、崩壊の速度を速めた『世界』が、母の御許へと還っていった。



     *     *     *     *     *


 その日、『運命』は一つの結末を迎えた。
 滅びと言う名の、結末を。

「・・・・我ながら、こうまでままならないと言うのは、ね・・・・」
 そう呟いて、『放浪の語り部』・・・・当時は、まだそう名乗っていなかったのだが・・・・は目の前に浮かぶ蒼い球体を・・・・そこに映る流れる風景をぼんやりと眺めた。そこに映るのは、近くて遠い未来。世界の滅び行く様。語り部は、その球体を、ぴん、と弾く。
「こんなもの見せて、一体どうするつもりやら。全く・・・・」
 と、その目に一つの景色が映った。滅び行く世界の一つ。まだ若い世界に、唐突に訪れる『終わり』。そして、その原因となった人々の思惑と・・・・そこにいた、壊れる寸前の心を抱えた、赤毛の少年。そして、虚ろな淡緑の瞳をした、少女であった『モノ』。
 語り部の瞳が、一瞬だけ険しくなる。
「禁忌に、触れた・・・・か。だから、滅ぼすのか・・・・・・・・。」
 語り部は、ゆらりと立ち上がった。裾の長い、異国風の服が翻る。少し考えた後、服を変えることにした。その時、ほんの気まぐれで選んだ吟遊詩人の服と、随分長いこと付き合うことになるとは、その時は思いもしなかったのだけれど。
 空間の一部が渦を巻く。そこに身を投げ出して、語り部は世界を渡った。


 その少年は、その空色の瞳を見開いて、唇を戦慄かせていた。その瞳に映るのは、狂った世界。
 孤児という境遇の中で、それでも健気に生きてきた子供たち。7つ年上の、銀色の髪の少女。彼らの、『亡骸』とすら呼べぬ残骸が転がる中、一人立っていたのは、狂気の笑いを貼り付けた『モノ』・・・・育ての親とでも言うべき修道長。
「・・・・おや、そんなに怯えてどうしたのかね?・・・・・・・・これも神の名の元に行われたことなのだよ。」
 その言葉が。
 少年を・・・・

「外道だね。理由なんか関係ない、救いようのない外道だ。『中枢予定表』の決めた滅び、あながち間違っていないな。・・・・まあ、口惜しいことに、『あれ』が間違いなんて犯すはずは無いけれど。」
 鋭い声が、澱んだ空間を切り払った。唐突に現れた、白皙の吟遊詩人の発した声が。
「・・・・何者です!?」
「名乗るのは無意味だね。気になる顔があったから見に来てみれば・・・・。・・・・『あれ』の思惑通りにするのは不愉快だけど・・・・仕方ないよね。だって・・・・君は、君たちは・・・・禁忌に触れたんだもの。」
 少年は、ただ呆然とその光景を見守るのみ。吟遊詩人は不思議な侵しがたさを伴い、そこにいる。僅かに青みがかった瞳は、銀色によく似た色をしていた。
 吟遊詩人の腕が、ゆっくりと振り上げられる。そして、吟遊詩人は告げた。
「Veni 《Tenebrae》.Veni 《Peritum》.」
 そして、歴史は再現される。

 鳴動する大地、漆黒に染まる空。万象が虚無へと還る。
 崩壊を加速度的に速める大地で、語り部は命無き少女の傍らに屈んだ。真っ白の裾にどす黒い血が染み込むのも構わず、繊細な指先が穢れるのも構わずに、語り部は少女の顔に手を伸ばし・・・・虚ろな淡緑色の瞳を閉じさせた。
「・・・・《風璃の統率者》マリアンよ、《光凛の子》等よ・・・・汝らに、安らかなる眠りを。そして、再び生まれ出でし時の幸いを。・・・・我は、《・・・・》の名の元に、切に願わん・・・・」
 小さく祈りを捧げ、語り部はその場で唯一生き残った人間・・・・燃え立つ炎のような赤毛に、虚ろな空色の瞳の少年を見た。
「・・・・・・・・何も信じられない、かい?」
 少年が、ひくりと震えた。
「辛くて、苦しくて、悲しくて・・・・心が痛んで。もう二度と立ち上がれないほどに。」
 少年の虚ろな瞳が、僅かに揺らぐ。
「・・・・・・・・死を、望む?」
 少年が、顔を上げた。
「この世界は、もう滅びる・・・・僕が、滅ぼす。世界の崩壊に巻き込まれると、痛いし、辛いだろうから・・・・死を望むならば、僕が引導を渡してあげる。痛みも苦しみもない、安らかな『死』を約束しよう。」
 少年の瞳に、感情が渦を巻く。
「でも・・・・・・・・」
 ふと、少年と語り部の視線が合った。
「それでも、君が生を望むなら。君が再び立ち上がろうとするのなら。現実に負けないという意思を持ち、未来を刻むと言うのなら・・・・・・・・再び、信じたいなら。」
 少年は、語り部の瞳を見つめる。悠久の流れを知る瞳、全てを内包し、思いを沈めた瞳・・・・賢者の眼差しだ。
「僕は、君に力を貸そう。何が行く手を阻もうとも、僕は君の生きることのできる場所へ、君を導こう。」
 その眼差しに宿るのは、深い知識と、揺るがぬ意思。そして・・・・永劫の、孤独。どこか闇を秘めた、神秘の煌き。
 ゆらり、と、少年の手が伸びる。なぜだろう?全てに絶望したはずなのに、なぜ・・・・
 語り部は、仄かに微笑んでその手を取った。


 その後、しばらくの間、語り部は少年と暮らした。
 少年の名は『エヴァンス=ソルジュ』。
 『オリス=ソルジュ』と名乗った語り部の、息子として・・・・


     *     *     *     *     *


 その時、とある町の街頭で、『その人』と出会ったのは、本当に偶然だった。・・・・無論、彼女にとっては『偶然』であっても、『その人』にとってはそうでもない事は分かりきっていたが。
「やあ、久しいね。《流思の天翼》ディスティア=ペシュテル。・・・・と・・・・。」
 そう声を掛けてきた人を、ディスティアはもちろん知っていた。しかし、なぜ吟遊詩人が好んで着るような服など着て、背中に楽器を背負っているのだろう?ディスティアは、咄嗟に声を上げた。
「っな・・・・!何でこんな所にいる!?ク・・・・」
 すと、『その人』の指がディスティアの唇に触れる。その口元には、悪戯っ子のような笑みが。
「僕は、『放浪の語り部』。今の名前は『オリス=ソルジュ』だけど、『語り部』と呼んでほしいな?だって、君、僕を『オリス』とは呼べないだろう?・・・・それにしても《流思の天翼》・・・・珍しいものを連れているね。」
 そう言って『その人』・・・・語り部は傍らのナツメを見た。
 ナツメは、何かに封印され、世界の狭間を漂っていた所を拾ったのだ。それ以来懐いているのだが・・・・いささか懐きすぎではないだろうかとディスティアは思う。その証拠に、知らない人が傍によると、こうして後ろに隠れて・・・・
「ぁ・・・・・・・・あ・・・・・・・・!!」
「!?・・・・ナツメ?」
 様子が、明らかにおかしい。心配するディスティアの横で、密やかな笑い声がした。
「ク・・・・いや、語り部!何がおかしい!?」
「フフフ・・・・いや、まさか『運命』がこんな所に繋がっているとはね。・・・・久しいね、ナツメ。その様子だと、どうやら僕のこと、覚えているようだ。」
 ナツメは声もなく、瘧にかかったかのようにがたがたと震えている。ディスティアは、ナツメを背後に庇いつつ、語り部を睨み付けた。
「何があったか、って顔だね。簡単な話さ。・・・・ナツメを封じ、世界の狭間に流したのは、この僕だ。まあ、怖くて当たり前だろうね。」
 語り部は、笑う。それでも何故か、ディスティアにはそれは、諦めきったような顔に見えて。だから、悟ってしまった。
「やはりか。・・・・噂だけしか知らないが・・・・『例の一件』の前、か・・・・?」
 語り部は、答えない。ただ、肩を竦め、身を翻しただけ。そして、わざとらしく言う。
「あー・・・・実は僕、『息子』と待ち合わせしてるんだ。それに・・・・僕はいないほうがいいだろうよ。」
「息子!?」
「まずそこかい。・・・・血は繋がってない。ここで言う4年くらい前、滅ぼした世界から連れてきた。・・・・興味と暇があるなら、調べればいい。別に、隠していない。・・・・ディスティア=ペシュテル。」
 珍しく、語り部がディスティアを名で呼んだ。後ろを向いたまま、語り部は言う。ここは、人々のざわめく街頭だと言うのに、語り部の声はまっすぐに届いた。
「『時』はもうすぐ、大きな変動期に入る。君が望むこと、望まぬこと、しっかりと見極めることだ。・・・・今回ばかりは忠告しておこう。・・・・・・・・ただ『思い』によりて天を流れる翼よ。《流思の天翼》よ。その『思い』、しっかりと貫くことだ。・・・・友を泣かせるなよ?」
「どういう、意味だ?」
 語り部は振り返らない。ただ、気配で笑みを浮かべただろうと察知した。
「それは、語れない。・・・・まだ、そうする時ではない。」

 そして、語り部は歩き去る。
 ずっと身を固くして震えていたナツメを抱き、ディスティアは消えゆく語り部を見つめていた。

 その言葉の真の意味を悟ったのは、それから5年ほど経った後のこと。


 あとがき
語:こんにちは!どうだったかな?何だか、僕の過去ばかりになってしまったけど・・・・。
  ああ、そうそう、これは言っておかなければならないね。今回のタイトル『Non est sic faciendi tempus.』の意味は、『そうする時ではない』。前回と同じく、ラテン語だよ。最近朱琉が趣味で覚えようとしてる言語だ。曰く、「響きが綺麗だから」、だとさ。同様に、僕の呪文もラテン語。
 ちなみに、今回出てきた僕の名前・・・・オリス=ソルジュは、もちろん偽名だ。とは言っても、『オリス』と言うのは、本名の一部でもあるから、あながち嘘とも言い切れないな。僕そのものを表す言葉でもあるし。
 まあ、今回はこの辺で。
 この話は、十叶 夕海さんに捧げるよ。一応、返品可で(笑)

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17301ごちそう様でした?気持ちは満腹です。十叶 夕海 2005/10/3 23:26:12
記事番号17298へのコメント


> こんにちは!羅城 朱琉です。お待たせしました、番外編の投稿です。
> 時間としては、かなり昔から、『ある日、ある時、ある町で』の2年前まで、結構幅があります。
> 勘のいい人は、ひょっとしたら語り部さんの正体に気付くかも・・・・と思いつつ。さあ、どうぞ!

ユア;はい、ユアです。
   今回もアルトくんと行きます。
アルト;こいつは、間違っても、正体云々とかでは勘は良くないから安心してくれ。
ユア;(打ちひしがれつつ)・・・・ともかくレスいきます・・・・・・・


>
>
> その日、『運命』は一つの結末を迎えた。
> 滅びと言う名の、結末を。

アルト;魔族は、滅びという名の運命に平伏さざるえないけどな。
    ディスティア様もファラン様もそう言う意味で、魔族らしくねえもんな。
ユア;滅びでもなくとも、遅い早いはあっても、結末は運命につきものですしね。


> そこにいたのは、一人の少女。年のころなら14歳程度、絹糸のような黒髪は長く、蒼穹を映したかのような青い瞳は、今は呆然と語り部を映している。一見、無害な少女だ。しかし、語り部には、その正体がはっきりとわかっていた。

アルト;ナツメちゃんだね。
ユア;人畜無害なんですけどね、どうも、人の保護欲とか加虐欲をそそる女の子な外見ですね、能力をはるか彼方に置いた場合。


>
>
> その少年は、その空色の瞳を見開いて、唇を戦慄かせていた。その瞳に映るのは、狂った世界。
> 孤児という境遇の中で、それでも健気に生きてきた子供たち。7つ年上の、銀色の髪の少女。彼らの、『亡骸』とすら呼べぬ残骸が転がる中、一人立っていたのは、狂気の笑いを貼り付けた『モノ』・・・・育ての親とでも言うべき修道長。
>

ユア;彼は、一つの不幸と一つの幸福に出会って良かったというべきでしょうね。
アルト;一つの不幸が、それまでの世界に全てを失う事。
    一つの幸福が、あの≪語り部≫の眼に止まったことか?
    はん、生きてちゃ幸せなんていうのはな、持っている奴の理論だぜ?
ユア;そういう事を論ぜれるのも、生きてこそですよ。

>「・・・・・・・・何も信じられない、かい?」
> 少年が、ひくりと震えた。
>「辛くて、苦しくて、悲しくて・・・・心が痛んで。もう二度と立ち上がれないほどに。」
> 少年の虚ろな瞳が、僅かに揺らぐ。
>「・・・・・・・・死を、望む?」
> 少年が、顔を上げた。
>「この世界は、もう滅びる・・・・僕が、滅ぼす。世界の崩壊に巻き込まれると、痛いし、辛いだろうから・・・・死を望むならば、僕が引導を渡してあげる。痛みも苦しみもない、安らかな『死』を約束しよう。」
> 少年の瞳に、感情が渦を巻く。
>「でも・・・・・・・・」
> ふと、少年と語り部の視線が合った。
>「それでも、君が生を望むなら。君が再び立ち上がろうとするのなら。現実に負けないという意思を持ち、未来を刻むと言うのなら・・・・・・・・再び、信じたいなら。」
> 少年は、語り部の瞳を見つめる。悠久の流れを知る瞳、全てを内包し、思いを沈めた瞳・・・・賢者の眼差しだ。
>「僕は、君に力を貸そう。何が行く手を阻もうとも、僕は君の生きることのできる場所へ、君を導こう。」
> その眼差しに宿るのは、深い知識と、揺るがぬ意思。そして・・・・永劫の、孤独。どこか闇を秘めた、神秘の煌き。
> ゆらり、と、少年の手が伸びる。なぜだろう?全てに絶望したはずなのに、なぜ・・・・
> 語り部は、仄かに微笑んでその手を取った。


ユア;ほらね、何であれエヴァンスは生きることを選んだ。
アルト;でもよ、それがあの≪語り部≫なのが気に入らない。
ユア;でも、ただ死ぬより、誰であれ救うのはいいじゃないの?


>
> その時、とある町の街頭で、『その人』と出会ったのは、本当に偶然だった。・・・・無論、彼女にとっては『偶然』であっても、『その人』にとってはそうでもない事は分かりきっていたが。
>「やあ、久しいね。《流思の天翼》ディスティア=ペシュテル。・・・・と・・・・。」
> そう声を掛けてきた人を、ディスティアはもちろん知っていた。しかし、なぜ吟遊詩人が好んで着るような服など着て、背中に楽器を背負っているのだろう?ディスティアは、咄嗟に声を上げた。

ユア;・・・・となると、別の服(冒頭の服?)版の語り部さんを見たことが在るわけだ。

> そう言って『その人』・・・・語り部は傍らのナツメを見た。
> ナツメは、何かに封印され、世界の狭間を漂っていた所を拾ったのだ。それ以来懐いているのだが・・・・いささか懐きすぎではないだろうかとディスティアは思う。その証拠に、知らない人が傍によると、こうして後ろに隠れて・・・・
>「ぁ・・・・・・・・あ・・・・・・・・!!」
>「!?・・・・ナツメ?」
> 様子が、明らかにおかしい。心配するディスティアの横で、密やかな笑い声がした。
>「ク・・・・いや、語り部!何がおかしい!?」
>「フフフ・・・・いや、まさか『運命』がこんな所に繋がっているとはね。・・・・久しいね、ナツメ。その様子だと、どうやら僕のこと、覚えているようだ。」
> ナツメは声もなく、瘧にかかったかのようにがたがたと震えている。ディスティアは、ナツメを背後に庇いつつ、語り部を睨み付けた。
>「何があったか、って顔だね。簡単な話さ。・・・・ナツメを封じ、世界の狭間に流したのは、この僕だ。まあ、怖くて当たり前だろうね。」
> 語り部は、笑う。それでも何故か、ディスティアにはそれは、諦めきったような顔に見えて。だから、悟ってしまった。
>「やはりか。・・・・噂だけしか知らないが・・・・『例の一件』の前、か・・・・?」
> 語り部は、答えない。ただ、肩を竦め、身を翻しただけ。そして、わざとらしく言う。

ユア;・・・好んで嫌われる人は、ほぼ居ないですしね、。
アルト;でもね、ナツメちゃんを怖がらせるのは、万死に値するなv
ユア;『万死に値するなv』じゃないだろう、この大ボケ?

> 珍しく、語り部がディスティアを名で呼んだ。後ろを向いたまま、語り部は言う。ここは、人々のざわめく街頭だと言うのに、語り部の声はまっすぐに届いた。
>「『時』はもうすぐ、大きな変動期に入る。君が望むこと、望まぬこと、しっかりと見極めることだ。・・・・今回ばかりは忠告しておこう。・・・・・・・・ただ『思い』によりて天を流れる翼よ。《流思の天翼》よ。その『思い』、しっかりと貫くことだ。・・・・友を泣かせるなよ?」
>「どういう、意味だ?」
> 語り部は振り返らない。ただ、気配で笑みを浮かべただろうと察知した。
>「それは、語れない。・・・・まだ、そうする時ではない。」

ユア;なんであれ彼女は、それを貫くだろうな。
アルト;歌って、踊って、戦えるアイドル・・・・もといお姫様だしな。
ユア;いや、踊れないから。
   歌えるけど。


>
> あとがき
>語:こんにちは!どうだったかな?何だか、僕の過去ばかりになってしまったけど・・・・。

ユア;いえいえ、ごちそう様でした。
アルト;内容盛りだくさんでしたし。

>  ああ、そうそう、これは言っておかなければならないね。今回のタイトル『Non est sic faciendi tempus.』の意味は、『そうする時ではない』。前回と同じく、ラテン語だよ。最近朱琉が趣味で覚えようとしてる言語だ。曰く、「響きが綺麗だから」、だとさ。同様に、僕の呪文もラテン語。
> ちなみに、今回出てきた僕の名前・・・・オリス=ソルジュは、もちろん偽名だ。とは言っても、『オリス』と言うのは、本名の一部でもあるから、あながち嘘とも言い切れないな。僕そのものを表す言葉でもあるし。
> まあ、今回はこの辺で。
> この話は、十叶 夕海さんに捧げるよ。一応、返品可で(笑)
>

ありがとうございました。
では、小説台に部終了直後をお楽しみに。



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17302おかわりなんぞはいかがでしょう?羅城 朱琉 2005/10/4 08:28:27
記事番号17301へのコメント


>
>> こんにちは!羅城 朱琉です。お待たせしました、番外編の投稿です。
>> 時間としては、かなり昔から、『ある日、ある時、ある町で』の2年前まで、結構幅があります。
>> 勘のいい人は、ひょっとしたら語り部さんの正体に気付くかも・・・・と思いつつ。さあ、どうぞ!
>
>ユア;はい、ユアです。
>   今回もアルトくんと行きます。
>アルト;こいつは、間違っても、正体云々とかでは勘は良くないから安心してくれ。
>ユア;(打ちひしがれつつ)・・・・ともかくレスいきます・・・・・・・
朱琉:こんにちは!日が短くなるごとに、冬眠体勢に入っている羅城です。
語り部:その意味は?
朱琉:・・・・単純に、朝は眠いってことです。では、早速返レスを。

>
>
>
>> そこにいたのは、一人の少女。年のころなら14歳程度、絹糸のような黒髪は長く、蒼穹を映したかのような青い瞳は、今は呆然と語り部を映している。一見、無害な少女だ。しかし、語り部には、その正体がはっきりとわかっていた。
>
>アルト;ナツメちゃんだね。
>ユア;人畜無害なんですけどね、どうも、人の保護欲とか加虐欲をそそる女の子な外見ですね、能力をはるか彼方に置いた場合。
朱琉:かわいいですからね〜、本当に。
語り部:外見だけ見ているようじゃ、まだまだだよ?
朱琉:外見内面ギャップNo.1のあなたが何を言う。

>
>
>>
>>
>> その少年は、その空色の瞳を見開いて、唇を戦慄かせていた。その瞳に映るのは、狂った世界。
>> 孤児という境遇の中で、それでも健気に生きてきた子供たち。7つ年上の、銀色の髪の少女。彼らの、『亡骸』とすら呼べぬ残骸が転がる中、一人立っていたのは、狂気の笑いを貼り付けた『モノ』・・・・育ての親とでも言うべき修道長。
>>
>
>ユア;彼は、一つの不幸と一つの幸福に出会って良かったというべきでしょうね。
>アルト;一つの不幸が、それまでの世界に全てを失う事。
>    一つの幸福が、あの≪語り部≫の眼に止まったことか?
>    はん、生きてちゃ幸せなんていうのはな、持っている奴の理論だぜ?
>ユア;そういう事を論ぜれるのも、生きてこそですよ。
朱琉:語り部さんの目に留まったのは、果たして幸運なのか、どうなのか・・・・
語り部:そうかい?僕は僕なりに、エヴァンスを大事にしてきたんだけどねぇ。

>
>>「・・・・・・・・何も信じられない、かい?」
>> 少年が、ひくりと震えた。
>>「辛くて、苦しくて、悲しくて・・・・心が痛んで。もう二度と立ち上がれないほどに。」
>> 少年の虚ろな瞳が、僅かに揺らぐ。
>>「・・・・・・・・死を、望む?」
>> 少年が、顔を上げた。
>>「この世界は、もう滅びる・・・・僕が、滅ぼす。世界の崩壊に巻き込まれると、痛いし、辛いだろうから・・・・死を望むならば、僕が引導を渡してあげる。痛みも苦しみもない、安らかな『死』を約束しよう。」
>> 少年の瞳に、感情が渦を巻く。
>>「でも・・・・・・・・」
>> ふと、少年と語り部の視線が合った。
>>「それでも、君が生を望むなら。君が再び立ち上がろうとするのなら。現実に負けないという意思を持ち、未来を刻むと言うのなら・・・・・・・・再び、信じたいなら。」
>> 少年は、語り部の瞳を見つめる。悠久の流れを知る瞳、全てを内包し、思いを沈めた瞳・・・・賢者の眼差しだ。
>>「僕は、君に力を貸そう。何が行く手を阻もうとも、僕は君の生きることのできる場所へ、君を導こう。」
>> その眼差しに宿るのは、深い知識と、揺るがぬ意思。そして・・・・永劫の、孤独。どこか闇を秘めた、神秘の煌き。
>> ゆらり、と、少年の手が伸びる。なぜだろう?全てに絶望したはずなのに、なぜ・・・・
>> 語り部は、仄かに微笑んでその手を取った。
>
>
>ユア;ほらね、何であれエヴァンスは生きることを選んだ。
>アルト;でもよ、それがあの≪語り部≫なのが気に入らない。
>ユア;でも、ただ死ぬより、誰であれ救うのはいいじゃないの?
朱琉:まあ何にせよ、生きていなければ何も始まらないですから。
語り部:気に入ろうが気に入るまいが、僕は僕の望むままに動くだけ。・・・・にしようと、つい最近決意したから。

>
>
>>
>> その時、とある町の街頭で、『その人』と出会ったのは、本当に偶然だった。・・・・無論、彼女にとっては『偶然』であっても、『その人』にとってはそうでもない事は分かりきっていたが。
>>「やあ、久しいね。《流思の天翼》ディスティア=ペシュテル。・・・・と・・・・。」
>> そう声を掛けてきた人を、ディスティアはもちろん知っていた。しかし、なぜ吟遊詩人が好んで着るような服など着て、背中に楽器を背負っているのだろう?ディスティアは、咄嗟に声を上げた。
>
>ユア;・・・・となると、別の服(冒頭の服?)版の語り部さんを見たことが在るわけだ。
朱琉:一応、あります。

>
>> そう言って『その人』・・・・語り部は傍らのナツメを見た。
>> ナツメは、何かに封印され、世界の狭間を漂っていた所を拾ったのだ。それ以来懐いているのだが・・・・いささか懐きすぎではないだろうかとディスティアは思う。その証拠に、知らない人が傍によると、こうして後ろに隠れて・・・・
>>「ぁ・・・・・・・・あ・・・・・・・・!!」
>>「!?・・・・ナツメ?」
>> 様子が、明らかにおかしい。心配するディスティアの横で、密やかな笑い声がした。
>>「ク・・・・いや、語り部!何がおかしい!?」
>>「フフフ・・・・いや、まさか『運命』がこんな所に繋がっているとはね。・・・・久しいね、ナツメ。その様子だと、どうやら僕のこと、覚えているようだ。」
>> ナツメは声もなく、瘧にかかったかのようにがたがたと震えている。ディスティアは、ナツメを背後に庇いつつ、語り部を睨み付けた。
>>「何があったか、って顔だね。簡単な話さ。・・・・ナツメを封じ、世界の狭間に流したのは、この僕だ。まあ、怖くて当たり前だろうね。」
>> 語り部は、笑う。それでも何故か、ディスティアにはそれは、諦めきったような顔に見えて。だから、悟ってしまった。
>>「やはりか。・・・・噂だけしか知らないが・・・・『例の一件』の前、か・・・・?」
>> 語り部は、答えない。ただ、肩を竦め、身を翻しただけ。そして、わざとらしく言う。
>
>ユア;・・・好んで嫌われる人は、ほぼ居ないですしね、。
>アルト;でもね、ナツメちゃんを怖がらせるのは、万死に値するなv
>ユア;『万死に値するなv』じゃないだろう、この大ボケ?
語り部:好戦的モードなら、ここで『やれるものならやってみな!』・・・・とか言うんだろうねぇ・・・・
朱琉:その方がかえって怒りの度合いも低くなるんじゃ?のらくらかわされると余計にイライラと・・・・

>
>> 珍しく、語り部がディスティアを名で呼んだ。後ろを向いたまま、語り部は言う。ここは、人々のざわめく街頭だと言うのに、語り部の声はまっすぐに届いた。
>>「『時』はもうすぐ、大きな変動期に入る。君が望むこと、望まぬこと、しっかりと見極めることだ。・・・・今回ばかりは忠告しておこう。・・・・・・・・ただ『思い』によりて天を流れる翼よ。《流思の天翼》よ。その『思い』、しっかりと貫くことだ。・・・・友を泣かせるなよ?」
>>「どういう、意味だ?」
>> 語り部は振り返らない。ただ、気配で笑みを浮かべただろうと察知した。
>>「それは、語れない。・・・・まだ、そうする時ではない。」
>
>ユア;なんであれ彼女は、それを貫くだろうな。
>アルト;歌って、踊って、戦えるアイドル・・・・もといお姫様だしな。
>ユア;いや、踊れないから。
>   歌えるけど。
朱琉:世が世なら、語り部&ディス嬢&ナツメちゃんで合唱とか出来たかも知れませんね・・・・
語り部:ああ、それも楽しそうだ。

>
>
>>
>> あとがき
>>語:こんにちは!どうだったかな?何だか、僕の過去ばかりになってしまったけど・・・・。
>
>ユア;いえいえ、ごちそう様でした。
>アルト;内容盛りだくさんでしたし。
朱琉:そういっていただけると嬉しいです。結構詰め込みすぎた気もしていたんですけど。

>
>>  ああ、そうそう、これは言っておかなければならないね。今回のタイトル『Non est sic faciendi tempus.』の意味は、『そうする時ではない』。前回と同じく、ラテン語だよ。最近朱琉が趣味で覚えようとしてる言語だ。曰く、「響きが綺麗だから」、だとさ。同様に、僕の呪文もラテン語。
>> ちなみに、今回出てきた僕の名前・・・・オリス=ソルジュは、もちろん偽名だ。とは言っても、『オリス』と言うのは、本名の一部でもあるから、あながち嘘とも言い切れないな。僕そのものを表す言葉でもあるし。
>> まあ、今回はこの辺で。
>> この話は、十叶 夕海さんに捧げるよ。一応、返品可で(笑)
>>
>
>ありがとうございました。
>では、小説台に部終了直後をお楽しみに。
朱琉:はい、楽しみに待っています。近いうちに、語り部さん&エヴァンス君の生活風景な短編を投稿する予定なので、そちらもどうぞよろしくお願いします。
二人:では!
>
>
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17303終わりとは始まりでもある(羅城様へ)十叶 夕海 2005/10/6 00:02:42
記事番号17280へのコメント







「初めまして。
 ≪二つの破片を滅せし者達≫・リナ=インバ―ス・ガウリィ=ガウリエフのご両人。」
リナとガウリィが、メフィとミルガズィアと別れて、約二日。
ゼ−フィリアに向かい始めて、約一日。
かつての旅仲間・ル−クを葬(おく)ってから、約十日。
二人が、街道を歩き,もうすぐで次の町に着くという時だった、突然、三人の魔族が現れたのは。
一人は、青く輝く銀の長い髪に夕焼けのようなオレンジの瞳、二十歳前後でハイネックの上長衣と黒のロングフレアスカ−トの服の女性。
その後ろに隠れるように、絹糸のような黒く艶やかな長い髪と蒼天のような瞳で、臙脂色のケ−プと相まって、人形のような印象の14歳ぐらいの少女。
その横に、ニコニコと本心を隠しているかのように笑顔を貼り付けた身体だけならばナイスバディの中性的な存在・・・彼女としておこう。
彼女は、ゆるいウェ−ブの青緑色の髪を左耳の下の方で三つ編みにして前に流していて、瞳は炎のような琥珀色、真珠のような不思議な光沢の肌の二十歳半ば、黒い頭と手足の先以外を覆うタイプのボディ−ス−ツの上に、深い碧で纏められた旅人のような服を着ていた。
「誰?」
「私は、五人の腹心を赤の魔王のことするならば、その六人目にあたる赤の魔王の娘。
 名前は、ディスティア=ペシュテル。
 後ろに居るのが、ナツメ=ペシュテル。」
「私は、ファラン=アズリ−ド。
 精神が女だから、一応女。
 豪華な受付の黒髪の方の魔族が・・・・えとお母さん?にあたるかな。」
リナの誰何の声に、ことなげも無く、二人はそう答えた。
「・・・魔族が何のよう?」
やや緊張・・・警戒して答えるリナ。
しかし、ガウリィは三人の魔族の気配から、敵意が無い事を察したのかどうかは分からないがこう質問した。
「・・・なあ、リナ。
 ワカメ頭のほうのねぇちゃんが言ってた豪華な受け付けって誰だ?」
「・・・・・・・・・・あのね、ガウリィ。
 あの時にいたでしょ。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・ああ、あの結界の方。
 でぃ−ぷし−・だるふぃんとかいうやつ。」
などなど、気の抜ける会話をしていた。
魔族サイトはというと。
「ねぇ、ディスちゃん。
 私と海王様、バカに・・・・うん、馬鹿にされてるね。」
「ファ−ちゃん、人間相手だと貴方ぐらいでも充分驚異だから落ち着こうね。」
とワカメ頭・・・もといファランは少々泣きが入っていた。
「・・・・でぃ・・ディスティアさん?」
「ああ、はいはい。
 リナ=インバ―ス。
 私は、父を・・魔王の欠片を二つも海に返してくれた人間を見て見たかった。
 ・・・ついでに、あの卑怯な冥王も倒してくれたし。」
「・・ああと、ディスちゃんは恨みとか復讐ってよりは、今日見・・・うん興味本位かな、それで来たたみたい。」
ディスティアは、そう晴れやかでありながら、遠くを見ながらそう言った。
ファランのフォロ−も耳に入らずといった所。
「一度話しときたかった。
 手を出したくないものに、手を出さなくてはいけないという前に話ときたかったから。
 ・・・・此処ではなんだし、次の町でお昼にしながら話さない?
 もちろん、こっちのおごりで。」



町のごく普通のレストハウスで−。


「・・・・で何が聞きたいの?」
メニュ−をあらかた食べ終わったリナがそう切り出してきた。
「ええと、ル−クパパの・・・・どうした?」
「・・・い、いえ・・続けて。」
「ああ、ディスちゃんは媒体の人間の名前を・・・つけえうほがぁふせなんらよ(・・・つけるのが癖なんだよ)。」
「ル−クパパの最後を聞きたい。
 七分の一とはいえ、父だから。
 もちろん・・・疵が癒えてないのは承知だ。」
ディスティアは、そう言った。
彼女は、この時より、約六千年足らず前に生まれた。
生まれて割合すぐに、赤の魔王は、赤の竜神との最終決戦に挑み七つに別れることとなった。
彼女は、父親と三つで分かれたような人間の幼子のようなものだ。
他の魔族とは、違い、父親恋しい故に復活を願っている所があるようだ、
「自ら、滅びを望んで、リナの手に掛かって滅んだ・・・・それだけだ。」
ガウリィは、堅焼きのパンにサラダとソ−セ−ジをはさみながら、そう簡潔に言った。
「父は・・・・ちゃんと逝けましたか?」
「たぶん・・・・ね。
 ・・・最後はル−クに戻って逝ったようだけど・・・。」
リナはそう歯切れ悪くいったが、ディスティアは嬉しそうにこう返答した。
「そうか・・・・。
 ありがとう、リナ=インバ―ス・・いや、リナ。
 こういうとアレかもしれないが、父を魔王を倒してくれてありがとう。」
「ちょ、ディスちゃん?
 それ他の・・・覇王とかに聞かれるとマズくない?」
「少なくとも、父は賛成してくれるよ。
 それに、残りの四つのうち四つの場所はそれぞれわかっているし。」
ファランが一応たしなめたが、ディスティアはそれ以上にヤバイ魔族の最高機密をさらりと口にする。
「今なんて言ったの?」
「リナ、お前のような迷惑事生産機(トラブルメ−カ−)ならば、関わってくるだろう。」
ちなみに、この会話の間、ガウリィはナツメにクロワッサンのフル−ツ&生クリ−ムのサンドを取ってあげたり、食べる時についたほっぺのクリ−ムを拭ってあげたりと、ナツメに世話を焼いていた。
たぶん、ディスティアが側にいるのもだが、ガウリィが自分の害を与える事がないと本能で分かっているのだろう。
そうこうしているうちに食べ終わった五人は、その町の近くの丘に移動した。






「ねぇ、私リナのこと誰に聞いたと思う?」
風に髪を嬲らせながら、ディスティアはそう呟く。
リナがそれに答える前に、自らこう答える彼女。
「私は、カタ−トからあまり出ないんだけど。
 そのぶん、ファ−ちゃんとかみたいに外の任務の多い魔族からよく話を聞く。
 ゼラス姉様の所のゼロスもよく話をしてくれる。」
「あの『パシリ魔族』?」
「ええ。
 ・・・そう言えば、彼にしては高く評価していた、リナの事を。」
などなど話すうちに、ファランは仕事に戻り、ナツメとガウリィは仲良く昼寝をしていた。
「じゃ、最後にこれだけ聞かせて。
 その子は何?
 魔族のようだけど、少し違うわね。」
眠っているナツメをお姫様抱っこして、立ち去ろうとしたディスティアにそうリナは聞いてきた。
問われた彼女は、右へ左へ視線を彷徨わせ、たっぷり二十秒ほど考えた後、ナツメを片手で抱きなおした。
そして、右手の人差し指を顔の横に指を立てこう言った。
「それは秘密だ、リナ。」
「ゼロスみたいなこと言わないでよ。」
「ふふふふ。
 あいつに言わせれば、『まだ言うときではない』とか言うんだろうね。
 お詫び・・・というわけでもないが。」
そう言って、ディスティアは懐から、自分とナツメの髪を細く編み、魔血玉(デモンブラッド)の小さな欠片の珠と半透明の雫のような珠を通した腕輪を取り出して投げ渡す。
「サイラ−グのあの場所に在ったものだ。
 ・・・リナが持つべきものだろう。
 それじゃ、人間の短き生の中で縁あれば。」
そういって、反論も許さない用意ディスティアは空間を渡る。






「あの子に会いたいな。
 ・・・・遠くから見るだけでも・・・・」






−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−



ユア:少々長かったものが終わりました。
モイラ;少し解説して、キャラ設定公会して終わるんだろう?
ユア;そうですね。
モイラ;まず、なぜナツメはガウリィと仲良かったのか?
ユア;それはですね。
   同じ様な精神年齢というのも在りますが、ナツメの故郷の正解での知り合いにガウリィが似ていたからです。
モイラ;ふむ。
    では、ファランのプロフィ−ルは?
ユア;次のような感じです。



名前;ファラン=アズリ−ド
所属;海王配下
性別;外見上 女
年齢;ディスティアより、700歳ほど年上。
   大体 6000歳前後
外見;ニコニコと本心を隠しているかのように笑顔を貼り付けた身体だけならばナイスバディの中性的容貌。
   ゆるいウェ−ブの青緑色の髪を左耳の下の方で三つ編みにして前に流していて、瞳は炎のような琥珀色、真珠のような不思議な光沢の肌の二十歳半ば。
服装;黒い頭と手足の先以外を覆うタイプのボディ−ス−ツの上に、深い碧で纏められた旅人のような服
   必要あれば、何でも着ます。
   着飾るのは嫌いじゃない
性格;明るく少々ナンパな年長者タイプ
   しかし 危機を目敏く察知するなど、二面的。
   Dグレなら、ラビのような雰囲気。
武器;紐の両端に錘がついたタイプと小さな刃が着いた流錐星
口調;思考の『・・・』が必ず入る(本編参照)
   一人称;私 二人称:貴方 三人称;名前+ちゃん(ディスティアのみ短縮名前+ちゃん)
挨拶;はじめまして、朱琉ちゃん?
   私が、海王様の・・・・えと・・パシリのファラン=アズリ−ド。
   よろしく、改めてね。



ユア:と言う感じです。
   質問あればどうぞ。

二人;それではまた。

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17309くはぁ!羅城 朱琉 2005/10/11 08:25:26
記事番号17303へのコメント

 こんにちは!楽しく読ませていただきました。
 ファランのプロフ、ありがとうございます。とってもいい感じです。
 今現在、痛み止めが切れかかっているので、今回は短縮バージョンで失礼します。
 では!

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17311ありがとうございます☆&提案十叶夕海 2005/10/11 23:36:35
記事番号17309へのコメント

ありがとうございましたです。

ひとつ提案です。
ディス嬢、ナツメ嬢、ファラン嬢、エウ゛ァ、アルトで、現代家族モノを書きたいのです。

それで、基本兄弟で行くので。

パパママがいないのです。
よかったら 決めていただけませんか?

その前に書いていいですか?

長女 ファラン
次女 ディスティア
長男 エウ゛ァ
次男 アルト
三女 ナツメ


って感じです。
返事くださいね。

それでは。


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17312それは面白そうなのです羅城 朱琉 2005/10/12 08:36:08
記事番号17311へのコメント


 こんにちは!羅城 朱琉です。
>ありがとうございましたです。
 いえいえ、短いレスで申し訳ありません。
>
>ひとつ提案です。
>ディス嬢、ナツメ嬢、ファラン嬢、エウ゛ァ、アルトで、現代家族モノを書きたいのです。
>
>それで、基本兄弟で行くので。
 それは面白そうですね!
>
>パパママがいないのです。
>よかったら 決めていただけませんか?
>
>その前に書いていいですか?
 もちろん!お願いします。
 パパママですか・・・・。本編番外一切関係なく、パロディですから、面識ない人でもいいでしょうか?
 まあ、パッと思いついた候補としましては、
1.片親で、パパ兼ママとして、語り部さん
2.パパ候補・・・・レンさん、語り部さん(男と考えるなら)、男ルピナス
3.ママ候補・・・・女ルピナス、アリエス、語り部さん(女と考えるなら)、フェリセ
 ・・・・外見年齢的に、少し無理がありすぎる気もしますが、このあたりでしょうか?何かありましたら、これにレスでもメールでも結構ですので、なんでもどうぞ。
>
>長女 ファラン
>次女 ディスティア
>長男 エウ゛ァ
>次男 アルト
>三女 ナツメ
>
>
>って感じです。
>返事くださいね。
>
>それでは。
>
 では、この辺で!
>

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17314止まない雨とジェットのピアス(悲恋或ハ悲劇&残酷注意報)十叶 夕海 2005/10/13 22:36:05
記事番号17280へのコメント




「夢・・・・うん、夢だよ、これは。」
ここは、私の・お母さん・海王様の居城の中の私の私室。
私は、その時、記憶の整理も兼ねて睡眠をとっていた。
その最中に私は飛び起きたのだった。
浮かんできた記憶。
懐かしくも、狂おしい『あの人』との記憶。
たしか、あれは何度目だったか、語り部ちゃんにあったあとのことだ。
だから、大体・・・・


だから、大体三千年前後前のこと。
その時は、≪魔王様の欠片≫の情報屋人間界の情報の為に、大道芸人兼魔道士として諸国を廻っていた時の事だ。
・・・うん、あのあとの事だから、間違いない。
ディスちゃんと偶然、語り部ちゃんに会った後だったから。
『あの人』に出会ったのは、そのとき祭をしていたサイラ−グシティでのことだったと思う。
「あの、大道芸人のシャレナ=リズア−ドさん?」
そう声をかけてきたのが、『あの人』だった。
『あの人』は、引き締まった痩躯で、黒い動きやすい服の短い青みの黒髪と琥珀色の瞳で、ジェットのピアスをした20代後半ぐらいの青年だった。
ハ−プとレイピアが少しちぐはぐな感じだったのをよく覚えている。
【シャレナ=リズア−ド】と言うのは、人間界で、【ファラン=アズリ−ド】と30年周期で一緒に使っていた偽名である。
「そうだけど?」
「私と一緒に、旅しませんか?」
「・・・・・はい?」
よくよく話を聞くと、歌唄いで、元剣舞士。
それで、一人旅は物騒だし、私のジャグリングやナイフ投げに惚れたらしい。
名前は、サラディン=フィルメ−ラという異国の響きがあった。
半年ほどいっしょに旅をするうちに、私とサラの名前はそこそこ有名になった。
後の、リナ=インバ―スぐらいには。




「シャレナさん。
 私達、有名になってしまいましたね。」
「そうね。」
「ずっと、一緒に続けられるといいですね。」
「・・うん、本当に続けばいいのにね、サラ。」
そのときは、滑稽なくらいに無邪気にそう信じていた。
ずっとは無理でも、後数年・・・・歳をとらない事に不信柄レナければ、その間は一緒にいられると思っていた。
でも、その数ヵ月後。
野宿をしていた日のことだった・・・―。
サラは、血を吐き、高熱を出した。
私は、急いで次の街へ向かった。
三昼夜後。
「すみません・・・。
 病気のこと黙っていて。」
そう彼は、当時【魔族の呪い】とまで言われた不治の病にその身を蝕まれていた。
・・そして、このときより四カ月前に寄ったセイル―ンの医者に『良くて、二年。悪ければ、8ヶ月』。
そんな時間しか彼には残されていなかった。
「シャレナさん?」
「解らない・・解らないの。
 。。。。。なんで、私泣いてるの?」
私は、サラからその話を聞いたあと、泣いていた。
何に対してなのか解らないけど、泣いていた。
魔族だって忘れていたから?
サラと離れたくないから?
サラを失うって実感したから?
そのときは解らなかったし、解りたくもなかった。






数日後。
サラは、旅を再開できる位に回復した。
それからは、一日、一日が・・ううん、一分一秒が大切になった。
魔族が言うのもおかしいけど、サラと一緒に生きているだけで幸せだった。
でも、そんな短い幸せですら『潰された』。
ずっと、続いてほしかった幸せは、『潰された』。
しかも、『病魔』ではなく『人間』の手によって。
彼が愛し、私も好きになりかけていた、『人間』によってだ。
ジャンナ=シティ。
その辺の広い領地を治めている領主の娘の誕生日の余興に呼ばれていった時の事だ。
その父娘は、栗毛とよく似た顔立ちの二人だった。
歓迎してくれたし、仕事量もたっぷりくれた。
数日、観光と休暇を兼ねて、その街に滞在していた。
そのある日の晩、領主の娘から、サラだけ屋敷に来て欲しいとのことだった。
領主ではなく、領主の娘からだった。
「大丈夫です。
 ・・数日したら、戻れるはずですから。」
でも、待てども待てどもサラは帰ってこない。
屋敷に言っても『帰った』としかかえってこなかった。
私は、忍び込んだ。
正確に、言うなら、アストラルサイドから、走査(スキャン)して場所を特定してからだ。
サラは、地下室にいた。
その身を天井から釣り下がる鎖に縛められ、気を失っていた。
鞭による裂傷やナイフによる切り傷、発作を起こしたのか口や胸元も血に汚れていた。
「さ・・・ら・・サラ・・?」
私は、とりあえずサラをその冷たい石の床に下ろした。
「しゃれな・・さん・・・ですか?」
「喋るな。
 医者に連れて行く。」
サラは薄っすらと目を明けそうとだけつぶやく。
とりあえず、そのときは命に別状は無いはずだった。
「それは困りますわ。」
その地下室唯一の出入り口にいたのは、栗毛の17歳の領主の娘。
「あらあら、何処から、忍び込みました?
 可愛い女狐さん?」
「何処から、でもいいだろう。
 サラと私を此処から、無事に帰せ。」
「何故?
 庶民に・・・・いえ、流れ者如きに命令される筋合いはないわ。」
領主の娘は、そう笑い、さらにこう続ける。
「その男に、わたくしの愛を受け入れてもらうために、貴方の目でもくり抜きましょうか?
 ・・・・ともかく、動かれては困りますわね。」
彼女は、そう言って腰に帯びていた実践用ではない装飾だけのレイピアを抜き、私に斬りかかって来た。
私は、サラのそばに膝を付いていたせいで、とっさに反応できなかった。
『魔族』だとバレる覚悟で、その一撃は受けるつもりだった。
受けるつもりだったのに・・・・・。
・・・・・ドズ。
私の前でそんな鈍い音がした。
「・・・サラ?
 なんで・・・・」
そう、サラの左胸と左肩の中間をそのレイピアは貫いていた。
サラは、娘の手をひねり、その勢いのまま彼女を突き飛ばした。
彼女は、意識はあるが、衝撃のせいで動けないようだった。
サラの傷は深かった。
もう助かる方法なんて、『不死の契約』しかないと思ったけど、彼が望まないって解っていたから。
私は、せめて最後まで彼のそばにいることにした。
彼は、こう話してくれた。
掠れていたけど、はっきりとした声で。
「守りたいからですよ。
 貴方を一人の女性として。」
「私は、女性でも、人間でもないし、守られるほど弱くない。」
「・・・気が付いてないと思ってましたか?
 好きな人が、魔族であっても私の気持ちは変わりません。」
「・・・・・・・・・私も、サラのこと好きだけど、サラの言う好きとは違うかどうか解らない。」
「それで・・いいんですよ、シャレナさん。」
「名前、違う。
 ファランが本当の名前。」
「ファラン・・・いい名前ですね。
 ・・・ファラン、魔族であっても人を嫌いにならないでください。」
「・・・・わからない。」
「・・・・・・・・笑っていてください、私の好きだったきれいな笑顔で。
 ・・・・・・・・・・・ファラン、貴方とずっと一緒にい・・・・・・」
サラは、言葉を最後まで紡ぐことなく、呼吸を止めた。
「サラ・・サラ・・・サラ・・?
 嘘だよね、まだ言っていない国いっぱいあるのに・・・・。」
「いい気味ですわ。
 流れ者の分際で、私に刃向かったからですわ。」
「そんなに偉いか?
 親の威光をかり、人を傷つける貴様の愛を押し付けることがそんなに偉いか?」
「な、流れ者の命なんて、ソ、その辺の石ことと一緒ですわ。」
「そうか・・・。
 私はな、石は石でも、魔族だ。」
「ひ・・・・」
「その言葉、悔むな。」



数時間後。
ジャンナ・シティは、壊滅した。
私は、サラの遺体をこの街を訪れる前に、サラがいい眺めだといっていた丘の上に埋めた。
サラのしていたジェットのピアスだけ手元に残して。
わたしは、泣く事すら出来ずに、その場に笑顔のまま佇んでいた。
「おや、≪流思の天翼≫と一緒にいた魔族だね。」
「・・・・・語り部。」
そう、銀の髪と曖昧な容貌の存在・・・語り部がそこにいた。
「・・・・≪笑瞼の双珠≫とも言うべき顔だね。」
「どういうことだ?」
「さあ?
 そのうちに、話すことになるだろう。
 今は、そのときではない。」








それからだったな。
私が、今のような口調になり、こんなふうになったのは。






「ファラン。
 海王様がお呼びよ。
 なんでも、魔王様の一欠片が覚醒したみたい。」
私が、数千年前の事を思い返しているうちに、私のと同じ様な存在のアクアちゃんがそう言ってきた。
「わかった。
 ・・・うん、わかった、今行く。」








+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+



ユア;ホットミルクのお世話になっているユアです。
モイラ;変な挨拶しないで。
ユア:いやいや。
   私は、薬嫌いだし、胃薬の代わりですよ。
モイラ:・・・・・ハナシはまったく変わるが、サラのモデルって誰だ?
ユア;意識しなかったんですよ。
モイラ;話せ。
ユア;書きあがったら、こうなったんですよ。
モイラ;10秒以内に話せ。
    でないと、『あの御方』直伝・10トンハンマ−食らわせるぞ?
    10,9,8・・・
ユア;・・・レンさんではないかと。
モイラ;こう言うバカだが、見捨てないでやってな、朱流。
ユア;ちなみに、ジェットの言葉は、『貴方の死を嘆く為・・・』
モイラ;色々と想像できるような。
    ・・・そうそう、サラディンの設定をいるかどうか教えてくれ。

二人;では、また。


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17328羅城朱琉感情暴走中ニツキ羅城 朱琉 2005/10/17 08:38:36
記事番号17314へのコメント


朱琉:こんにちは!早速レスと参りましょう!今回のお供は、出演中の語り部さんに代わって、再びファリウさんに登場願いました。
>
>
>
>「夢・・・・うん、夢だよ、これは。」
>ここは、私の・お母さん・海王様の居城の中の私の私室。
>私は、その時、記憶の整理も兼ねて睡眠をとっていた。
>その最中に私は飛び起きたのだった。
>浮かんできた記憶。
>懐かしくも、狂おしい『あの人』との記憶。
>たしか、あれは何度目だったか、語り部ちゃんにあったあとのことだ。
>だから、大体・・・・
>
>
>だから、大体三千年前後前のこと。
>その時は、≪魔王様の欠片≫の情報屋人間界の情報の為に、大道芸人兼魔道士として諸国を廻っていた時の事だ。
>・・・うん、あのあとの事だから、間違いない。
>ディスちゃんと偶然、語り部ちゃんに会った後だったから。
>『あの人』に出会ったのは、そのとき祭をしていたサイラ−グシティでのことだったと思う。
>「あの、大道芸人のシャレナ=リズア−ドさん?」
>そう声をかけてきたのが、『あの人』だった。
>『あの人』は、引き締まった痩躯で、黒い動きやすい服の短い青みの黒髪と琥珀色の瞳で、ジェットのピアスをした20代後半ぐらいの青年だった。
>ハ−プとレイピアが少しちぐはぐな感じだったのをよく覚えている。
>【シャレナ=リズア−ド】と言うのは、人間界で、【ファラン=アズリ−ド】と30年周期で一緒に使っていた偽名である。
>「そうだけど?」
>「私と一緒に、旅しませんか?」
>「・・・・・はい?」
>よくよく話を聞くと、歌唄いで、元剣舞士。
>それで、一人旅は物騒だし、私のジャグリングやナイフ投げに惚れたらしい。
>名前は、サラディン=フィルメ−ラという異国の響きがあった。
>半年ほどいっしょに旅をするうちに、私とサラの名前はそこそこ有名になった。
>後の、リナ=インバ―スぐらいには。
ファリウ:リナ=インバース並とは。それはすごい!
朱琉:この時までは、『人間』が嫌いではなかったんですね・・・・


>
>
>
>
>「シャレナさん。
> 私達、有名になってしまいましたね。」
>「そうね。」
>「ずっと、一緒に続けられるといいですね。」
>「・・うん、本当に続けばいいのにね、サラ。」
>そのときは、滑稽なくらいに無邪気にそう信じていた。
>ずっとは無理でも、後数年・・・・歳をとらない事に不信柄レナければ、その間は一緒にいられると思っていた。
>でも、その数ヵ月後。
>野宿をしていた日のことだった・・・―。
>サラは、血を吐き、高熱を出した。
>私は、急いで次の街へ向かった。
>三昼夜後。
>「すみません・・・。
> 病気のこと黙っていて。」
>そう彼は、当時【魔族の呪い】とまで言われた不治の病にその身を蝕まれていた。
>・・そして、このときより四カ月前に寄ったセイル―ンの医者に『良くて、二年。悪ければ、8ヶ月』。
>そんな時間しか彼には残されていなかった。
>「シャレナさん?」
>「解らない・・解らないの。
> 。。。。。なんで、私泣いてるの?」
>私は、サラからその話を聞いたあと、泣いていた。
>何に対してなのか解らないけど、泣いていた。
>魔族だって忘れていたから?
>サラと離れたくないから?
>サラを失うって実感したから?
>そのときは解らなかったし、解りたくもなかった。
ファリウ:朱琉!そこで病理学や臨床医学の教科書に手を伸ばさない!
朱琉:イヤ〜!治療法、治療法調べる〜!!
ファリウ:頼むから、私の一番嫌いな科白を言わせないでよ・・・・・・・・『これは過去の出来事だから、仕方がない』、って。

>
>
>
>
>
>
>数日後。
>サラは、旅を再開できる位に回復した。
>それからは、一日、一日が・・ううん、一分一秒が大切になった。
>魔族が言うのもおかしいけど、サラと一緒に生きているだけで幸せだった。
>でも、そんな短い幸せですら『潰された』。
>ずっと、続いてほしかった幸せは、『潰された』。
>しかも、『病魔』ではなく『人間』の手によって。
>彼が愛し、私も好きになりかけていた、『人間』によってだ。
>ジャンナ=シティ。
>その辺の広い領地を治めている領主の娘の誕生日の余興に呼ばれていった時の事だ。
>その父娘は、栗毛とよく似た顔立ちの二人だった。
>歓迎してくれたし、仕事量もたっぷりくれた。
>数日、観光と休暇を兼ねて、その街に滞在していた。
>そのある日の晩、領主の娘から、サラだけ屋敷に来て欲しいとのことだった。
>領主ではなく、領主の娘からだった。
>「大丈夫です。
> ・・数日したら、戻れるはずですから。」
>でも、待てども待てどもサラは帰ってこない。
>屋敷に言っても『帰った』としかかえってこなかった。
>私は、忍び込んだ。
>正確に、言うなら、アストラルサイドから、走査(スキャン)して場所を特定してからだ。
>サラは、地下室にいた。
>その身を天井から釣り下がる鎖に縛められ、気を失っていた。
>鞭による裂傷やナイフによる切り傷、発作を起こしたのか口や胸元も血に汚れていた。
>「さ・・・ら・・サラ・・?」
>私は、とりあえずサラをその冷たい石の床に下ろした。
>「しゃれな・・さん・・・ですか?」
>「喋るな。
> 医者に連れて行く。」
>サラは薄っすらと目を明けそうとだけつぶやく。
>とりあえず、そのときは命に別状は無いはずだった。
>「それは困りますわ。」
>その地下室唯一の出入り口にいたのは、栗毛の17歳の領主の娘。
>「あらあら、何処から、忍び込みました?
> 可愛い女狐さん?」
>「何処から、でもいいだろう。
> サラと私を此処から、無事に帰せ。」
>「何故?
> 庶民に・・・・いえ、流れ者如きに命令される筋合いはないわ。」
>領主の娘は、そう笑い、さらにこう続ける。
>「その男に、わたくしの愛を受け入れてもらうために、貴方の目でもくり抜きましょうか?
> ・・・・ともかく、動かれては困りますわね。」
>彼女は、そう言って腰に帯びていた実践用ではない装飾だけのレイピアを抜き、私に斬りかかって来た。
朱琉:止めないで〜!!この娘、絶対一発殴る!!!
ファリウ:落ち着きなさいって!何で今回こんなに感情的なのよ?
朱琉:だって、相手は病人ですよ!?病人!!
ファリウ:ああ、職業意識の問題・・・・?・・・・やっぱり語り部さん連れてくるべきだったかしら?私じゃ、止められないわ、この作者・・・・

>私は、サラのそばに膝を付いていたせいで、とっさに反応できなかった。
>『魔族』だとバレる覚悟で、その一撃は受けるつもりだった。
>受けるつもりだったのに・・・・・。
>・・・・・ドズ。
>私の前でそんな鈍い音がした。
>「・・・サラ?
> なんで・・・・」
>そう、サラの左胸と左肩の中間をそのレイピアは貫いていた。
>サラは、娘の手をひねり、その勢いのまま彼女を突き飛ばした。
>彼女は、意識はあるが、衝撃のせいで動けないようだった。
>サラの傷は深かった。
>もう助かる方法なんて、『不死の契約』しかないと思ったけど、彼が望まないって解っていたから。
>私は、せめて最後まで彼のそばにいることにした。
>彼は、こう話してくれた。
>掠れていたけど、はっきりとした声で。
>「守りたいからですよ。
> 貴方を一人の女性として。」
>「私は、女性でも、人間でもないし、守られるほど弱くない。」
>「・・・気が付いてないと思ってましたか?
> 好きな人が、魔族であっても私の気持ちは変わりません。」
>「・・・・・・・・・私も、サラのこと好きだけど、サラの言う好きとは違うかどうか解らない。」
>「それで・・いいんですよ、シャレナさん。」
>「名前、違う。
> ファランが本当の名前。」
>「ファラン・・・いい名前ですね。
> ・・・ファラン、魔族であっても人を嫌いにならないでください。」
>「・・・・わからない。」
>「・・・・・・・・笑っていてください、私の好きだったきれいな笑顔で。
> ・・・・・・・・・・・ファラン、貴方とずっと一緒にい・・・・・・」
>サラは、言葉を最後まで紡ぐことなく、呼吸を止めた。
>「サラ・・サラ・・・サラ・・?
> 嘘だよね、まだ言っていない国いっぱいあるのに・・・・。」
>「いい気味ですわ。
> 流れ者の分際で、私に刃向かったからですわ。」
>「そんなに偉いか?
> 親の威光をかり、人を傷つける貴様の愛を押し付けることがそんなに偉いか?」
>「な、流れ者の命なんて、ソ、その辺の石ことと一緒ですわ。」
>「そうか・・・。
> 私はな、石は石でも、魔族だ。」
>「ひ・・・・」
>「その言葉、悔むな。」
朱琉:・・・・・・・・(怒る余裕もなく、涙を拭う)
ファリウ:こういう時は余計思うけど・・・・やっぱり、人間って、愚かよね・・・・。ほら、朱琉。泣き止んでってば・・・・

>
>
>
>数時間後。
>ジャンナ・シティは、壊滅した。
>私は、サラの遺体をこの街を訪れる前に、サラがいい眺めだといっていた丘の上に埋めた。
>サラのしていたジェットのピアスだけ手元に残して。
>わたしは、泣く事すら出来ずに、その場に笑顔のまま佇んでいた。
>「おや、≪流思の天翼≫と一緒にいた魔族だね。」
>「・・・・・語り部。」
>そう、銀の髪と曖昧な容貌の存在・・・語り部がそこにいた。
>「・・・・≪笑瞼の双珠≫とも言うべき顔だね。」
>「どういうことだ?」
>「さあ?
> そのうちに、話すことになるだろう。
> 今は、そのときではない。」
>
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>
>それからだったな。
>私が、今のような口調になり、こんなふうになったのは。
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>「ファラン。
> 海王様がお呼びよ。
> なんでも、魔王様の一欠片が覚醒したみたい。」
>私が、数千年前の事を思い返しているうちに、私のと同じ様な存在のアクアちゃんがそう言ってきた。
>「わかった。
> ・・・うん、わかった、今行く。」
>
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>+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+
>
>
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>ユア;ホットミルクのお世話になっているユアです。
>モイラ;変な挨拶しないで。
>ユア:いやいや。
>   私は、薬嫌いだし、胃薬の代わりですよ。
>モイラ:・・・・・ハナシはまったく変わるが、サラのモデルって誰だ?
>ユア;意識しなかったんですよ。
>モイラ;話せ。
>ユア;書きあがったら、こうなったんですよ。
>モイラ;10秒以内に話せ。
>    でないと、『あの御方』直伝・10トンハンマ−食らわせるぞ?
>    10,9,8・・・
>ユア;・・・レンさんではないかと。
>モイラ;こう言うバカだが、見捨てないでやってな、朱流。
>ユア;ちなみに、ジェットの言葉は、『貴方の死を嘆く為・・・』
>モイラ;色々と想像できるような。
>    ・・・そうそう、サラディンの設定をいるかどうか教えてくれ。
>
>二人;では、また。
朱琉:あらためまして、こんにちは。ようやく脱・痛み止め生活を成し遂げた(?)朱琉です。
ファリウ:その代わり、こんにちは胃薬生活してるくせに。
朱琉:だって、薬で胃が荒れちゃって・・・・。牛乳で保護しようにも、体質的に牛乳飲めないし・・・・
ファリウ:と、まあ、こんな朱琉に、素敵なお話をありがとう!語り部さんに代わって、お礼申し上げるわ。
朱琉:では、短いですが今回はこの辺で。
二人:それでは、また!
>
>

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17331・・・・・ある種光栄です。十叶 夕海 2005/10/17 20:58:25
記事番号17328へのコメント


>
>朱琉:こんにちは!早速レスと参りましょう!今回のお供は、出演中の語り部さんに代わって、再びファリウさんに登場願いました。
>>

ユア;はい。今回は、傭兵版と歌唄い版のサラディン行きます。
(剣→傭兵  歌→歌唄い)

>>
>>
>>だから、大体三千年前後前のこと。
>>その時は、≪魔王様の欠片≫の情報屋人間界の情報の為に、大道芸人兼魔道士として諸国を廻っていた時の事だ。
>>・・・うん、あのあとの事だから、間違いない。
>>ディスちゃんと偶然、語り部ちゃんに会った後だったから。
>>『あの人』に出会ったのは、そのとき祭をしていたサイラ−グシティでのことだったと思う。
>>「あの、大道芸人のシャレナ=リズア−ドさん?」
>>そう声をかけてきたのが、『あの人』だった。
>>『あの人』は、引き締まった痩躯で、黒い動きやすい服の短い青みの黒髪と琥珀色の瞳で、ジェットのピアスをした20代後半ぐらいの青年だった。
>>ハ−プとレイピアが少しちぐはぐな感じだったのをよく覚えている。
>>【シャレナ=リズア−ド】と言うのは、人間界で、【ファラン=アズリ−ド】と30年周期で一緒に使っていた偽名である。
>>「そうだけど?」
>>「私と一緒に、旅しませんか?」
>>「・・・・・はい?」
>>よくよく話を聞くと、歌唄いで、元剣舞士。
>>それで、一人旅は物騒だし、私のジャグリングやナイフ投げに惚れたらしい。
>>名前は、サラディン=フィルメ−ラという異国の響きがあった。
>>半年ほどいっしょに旅をするうちに、私とサラの名前はそこそこ有名になった。
>>後の、リナ=インバ―スぐらいには。
>ファリウ:リナ=インバース並とは。それはすごい!
>朱琉:この時までは、『人間』が嫌いではなかったんですね・・・・
>

ユア;大道芸とかの『文化』を生み出した敬意を含んだ、ビジネスライクな行為ですね。
歌;でも、魔族の口伝えの中では憎むのが普通みたいですし、かなり好意的だったのでしょう?
剣;・・・ふふふ。私が、有名になるとはね、剣ではなくその他の方で。
  それに、そのリナ達の時代には、歌と芸事の神様扱いされたりするんでしょうね。
  レイ=マグナスのように。

>
>>
>>
>>
>>
>>「シャレナさん。
>> 私達、有名になってしまいましたね。」
>>「そうね。」
>>「ずっと、一緒に続けられるといいですね。」
>>「・・うん、本当に続けばいいのにね、サラ。」
>>そのときは、滑稽なくらいに無邪気にそう信じていた。
>>ずっとは無理でも、後数年・・・・歳をとらない事に不信柄レナければ、その間は一緒にいられると思っていた。
>>でも、その数ヵ月後。
>>野宿をしていた日のことだった・・・―。
>>サラは、血を吐き、高熱を出した。
>>私は、急いで次の街へ向かった。
>>三昼夜後。
>>「すみません・・・。
>> 病気のこと黙っていて。」
>>そう彼は、当時【魔族の呪い】とまで言われた不治の病にその身を蝕まれていた。
>>・・そして、このときより四カ月前に寄ったセイル―ンの医者に『良くて、二年。悪ければ、8ヶ月』。
>>そんな時間しか彼には残されていなかった。
>>「シャレナさん?」
>>「解らない・・解らないの。
>> 。。。。。なんで、私泣いてるの?」
>>私は、サラからその話を聞いたあと、泣いていた。
>>何に対してなのか解らないけど、泣いていた。
>>魔族だって忘れていたから?
>>サラと離れたくないから?
>>サラを失うって実感したから?
>>そのときは解らなかったし、解りたくもなかった。
>ファリウ:朱琉!そこで病理学や臨床医学の教科書に手を伸ばさない!
>朱琉:イヤ〜!治療法、治療法調べる〜!!
>ファリウ:頼むから、私の一番嫌いな科白を言わせないでよ・・・・・・・・『これは過去の出来事だから、仕方がない』、って。

歌:ありがとうございます。朱琉さん。
剣;・・本当に『剣に生きて、剣に死ぬ』なんて、ごうごうしていた私が嘘のように穏やかになりましたね。
ユア:気持ちは、二人にとっても私にとっても嬉しいです。

>
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>数日後。
>>サラは、旅を再開できる位に回復した。
>>それからは、一日、一日が・・ううん、一分一秒が大切になった。
>>魔族が言うのもおかしいけど、サラと一緒に生きているだけで幸せだった。
>>でも、そんな短い幸せですら『潰された』。
>>ずっと、続いてほしかった幸せは、『潰された』。
>>しかも、『病魔』ではなく『人間』の手によって。
>>彼が愛し、私も好きになりかけていた、『人間』によってだ。
>>ジャンナ=シティ。
>>その辺の広い領地を治めている領主の娘の誕生日の余興に呼ばれていった時の事だ。
>>その父娘は、栗毛とよく似た顔立ちの二人だった。
>>歓迎してくれたし、仕事量もたっぷりくれた。
>>数日、観光と休暇を兼ねて、その街に滞在していた。
>>そのある日の晩、領主の娘から、サラだけ屋敷に来て欲しいとのことだった。
>>領主ではなく、領主の娘からだった。
>>「大丈夫です。
>> ・・数日したら、戻れるはずですから。」
>>でも、待てども待てどもサラは帰ってこない。
>>屋敷に言っても『帰った』としかかえってこなかった。
>>私は、忍び込んだ。
>>正確に、言うなら、アストラルサイドから、走査(スキャン)して場所を特定してからだ。
>>サラは、地下室にいた。
>>その身を天井から釣り下がる鎖に縛められ、気を失っていた。
>>鞭による裂傷やナイフによる切り傷、発作を起こしたのか口や胸元も血に汚れていた。
>>「さ・・・ら・・サラ・・?」
>>私は、とりあえずサラをその冷たい石の床に下ろした。
>>「しゃれな・・さん・・・ですか?」
>>「喋るな。
>> 医者に連れて行く。」
>>サラは薄っすらと目を明けそうとだけつぶやく。
>>とりあえず、そのときは命に別状は無いはずだった。
>>「それは困りますわ。」
>>その地下室唯一の出入り口にいたのは、栗毛の17歳の領主の娘。
>>「あらあら、何処から、忍び込みました?
>> 可愛い女狐さん?」
>>「何処から、でもいいだろう。
>> サラと私を此処から、無事に帰せ。」
>>「何故?
>> 庶民に・・・・いえ、流れ者如きに命令される筋合いはないわ。」
>>領主の娘は、そう笑い、さらにこう続ける。
>>「その男に、わたくしの愛を受け入れてもらうために、貴方の目でもくり抜きましょうか?
>> ・・・・ともかく、動かれては困りますわね。」
>>彼女は、そう言って腰に帯びていた実践用ではない装飾だけのレイピアを抜き、私に斬りかかって来た。
>朱琉:止めないで〜!!この娘、絶対一発殴る!!!
>ファリウ:落ち着きなさいって!何で今回こんなに感情的なのよ?
>朱琉:だって、相手は病人ですよ!?病人!!
>ファリウ:ああ、職業意識の問題・・・・?・・・・やっぱり語り部さん連れてくるべきだったかしら?私じゃ、止められないわ、この作者・・・・

ユア;こういう、わかりやすい悪役娘の方が話がすんなり行くので、そうしました。
歌;『ぷろっと』では、ナツメとか言う魔族に似た感じでしてけどね。
剣;おう。朱琉さん。
  私も、昔の気性ならば、大人しくつかまっていなかったですから。


>
>>私は、サラのそばに膝を付いていたせいで、とっさに反応できなかった。
>>『魔族』だとバレる覚悟で、その一撃は受けるつもりだった。
>>受けるつもりだったのに・・・・・。
>>・・・・・ドズ。
>>私の前でそんな鈍い音がした。
>>「・・・サラ?
>> なんで・・・・」
>>そう、サラの左胸と左肩の中間をそのレイピアは貫いていた。
>>サラは、娘の手をひねり、その勢いのまま彼女を突き飛ばした。
>>彼女は、意識はあるが、衝撃のせいで動けないようだった。
>>サラの傷は深かった。
>>もう助かる方法なんて、『不死の契約』しかないと思ったけど、彼が望まないって解っていたから。
>>私は、せめて最後まで彼のそばにいることにした。
>>彼は、こう話してくれた。
>>掠れていたけど、はっきりとした声で。
>>「守りたいからですよ。
>> 貴方を一人の女性として。」
>>「私は、女性でも、人間でもないし、守られるほど弱くない。」
>>「・・・気が付いてないと思ってましたか?
>> 好きな人が、魔族であっても私の気持ちは変わりません。」
>>「・・・・・・・・・私も、サラのこと好きだけど、サラの言う好きとは違うかどうか解らない。」
>>「それで・・いいんですよ、シャレナさん。」
>>「名前、違う。
>> ファランが本当の名前。」
>>「ファラン・・・いい名前ですね。
>> ・・・ファラン、魔族であっても人を嫌いにならないでください。」
>>「・・・・わからない。」
>>「・・・・・・・・笑っていてください、私の好きだったきれいな笑顔で。
>> ・・・・・・・・・・・ファラン、貴方とずっと一緒にい・・・・・・」
>>サラは、言葉を最後まで紡ぐことなく、呼吸を止めた。
>>「サラ・・サラ・・・サラ・・?
>> 嘘だよね、まだ言っていない国いっぱいあるのに・・・・。」
>>「いい気味ですわ。
>> 流れ者の分際で、私に刃向かったからですわ。」
>>「そんなに偉いか?
>> 親の威光をかり、人を傷つける貴様の愛を押し付けることがそんなに偉いか?」
>>「な、流れ者の命なんて、ソ、その辺の石ことと一緒ですわ。」
>>「そうか・・・。
>> 私はな、石は石でも、魔族だ。」
>>「ひ・・・・」
>>「その言葉、悔むな。」
>朱琉:・・・・・・・・(怒る余裕もなく、涙を拭う)
>ファリウ:こういう時は余計思うけど・・・・やっぱり、人間って、愚かよね・・・・。ほら、朱琉。泣き止んでってば・・・・

歌;ありがとうございます。
  私のためではなく、貴方に他に泣くべき時があるかもしれない。
剣;だから、今は泣かないでください。


>
>>
>>
>>
>>
>>
>>+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+
>>
>>
>>
>>ユア;ホットミルクのお世話になっているユアです。
>>モイラ;変な挨拶しないで。
>>ユア:いやいや。
>>   私は、薬嫌いだし、胃薬の代わりですよ。
>>モイラ:・・・・・ハナシはまったく変わるが、サラのモデルって誰だ?
>>ユア;意識しなかったんですよ。
>>モイラ;話せ。
>>ユア;書きあがったら、こうなったんですよ。
>>モイラ;10秒以内に話せ。
>>    でないと、『あの御方』直伝・10トンハンマ−食らわせるぞ?
>>    10,9,8・・・
>>ユア;・・・レンさんではないかと。
>>モイラ;こう言うバカだが、見捨てないでやってな、朱流。
>>ユア;ちなみに、ジェットの言葉は、『貴方の死を嘆く為・・・』
>>モイラ;色々と想像できるような。
>>    ・・・そうそう、サラディンの設定をいるかどうか教えてくれ。
>>
>>二人;では、また。
>朱琉:あらためまして、こんにちは。ようやく脱・痛み止め生活を成し遂げた(?)朱琉です。
>ファリウ:その代わり、こんにちは胃薬生活してるくせに。
>朱琉:だって、薬で胃が荒れちゃって・・・・。牛乳で保護しようにも、体質的に牛乳飲めないし・・・・
>ファリウ:と、まあ、こんな朱琉に、素敵なお話をありがとう!語り部さんに代わって、お礼申し上げるわ。
>朱琉:では、短いですが今回はこの辺で。
>二人:それでは、また!


ユア;はいでは、こちらこそありがとうございました。



>>
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17318君にネリネの花束を羅城 朱琉 2005/10/15 22:22:47
記事番号17280へのコメント

 こんにちは!予告してから随分と間が空いてしまいましたが、エヴァ君&語り部さん外伝です。・・・・が、しかし、エヴァ君よりも出張っている人がいます。
 看板に偽りが山とありますが、一応。どうぞ!




 時の旅人 外伝


 君にネリネの花束を


 だから、『ヒト』は大好き。
 未来に希望を見て、絶望の淵からでも立ち上がれる。
 だから、僕は『ヒト』が大好き。

 だから、『ヒト』は大嫌い。
 過ちを繰り返し、全てを『神』の名の元正当化して、恥じることが無い。
 だから、僕は『ヒト』が大嫌い。

 でも、それも全て『決められた事』として、あらかじめ決まっているのだから・・・・
 だから、僕は何より『運命』が嫌い。
 だから、僕は誰より『僕』が嫌い。

 それでも、それでもどうか。
 一時だけでも、君の導として・・・・


     *     *     *     *     *


「大丈夫かい?エヴァンス。」
 心配そうに語り部・・・・この時は『オリス=ソルジュ』を名乗っていたが・・・・は、肩で息をする息子(仮)エヴァンスに声を掛けた。その語り部は相変わらずの吟遊詩人姿ながら、すらりとした、しかしかなりの重量がありそうな太刀を肩に担ぐようにして持っていた。
「・・・・ってか、何でそんな格好で、そんなに速く動けんだよ!?」
 荒い息の中でそう言ってくるエヴァンスが妙に可愛くて、語り部は口元を綻ばせる。
「『語り部』っていうのは、意外と体力がいるんだよ。旅をする以上、身を守る手段も必要だ。服装は・・・・慣れ、かな?ほら、どうする?もう一本やるかい?」
 エヴァンスは語り部を、きっ、と睨んだ。その目に灯る闘志を見て取り、語り部は太刀を肩から下ろし、特に構えてもいないような・・・・しかし、隙のない体勢をとった。エヴァンスもまた、隙無く構えを取る。
 先に動いたのは、エヴァンスだった。繰り出される剣を、語り部はいっそ優雅とさえ言える動きで受ける。
「ほら、動きが直線的になってるよ。・・・・視界、狭まってるね。ホラ!」
 ヒュ、と、語り部の剣が宙を切る。ぴたりと寸止めされたそれは、エヴァンスの胴まであと数ミリといったところであった。
「冷静に、冷静に。君の技量は素晴らしいから。焦らず、相手をよく見るんだよ。君の目に捉えられない剣閃なんて、そうそうありはしないんだから。」
歌うように言って、語り部は剣を納める。褒められているはずなのに不機嫌なのは、彼がまだ一度も語り部に勝てていないせいだろう。

 深い深い森の奥、人の立ち入らぬそこに拓けた、ほんの小さな空き地。その傍らに、ひっそりと立つ小屋。そこが、二人が暮らす『ソルジュ家』。
 朝起きて、食事をして、剣の鍛錬に、各種学問。エヴァンスはこの世界に来て以来、様々なことを語り部から学んでいた。そして、時には二人で旅をして、実際に『世界』を見て。
 平凡だが優しい日々は、ゆっくりではあるがエヴァンスの心を癒していった。

 この生活が、いつまでも続くと思っていた。
 そんなことがあるはずはないと、本当はとてもよくわかっていたけれど。


     *     *     *     *     *


 森の夜は深く、そして静かだ。・・・・それを壊すものがいなければ。

 誰かが、語り部を『呼ん』だ。それを感じ取って、語り部は少しだけ悲しそうな目をする。それでも、一瞬にして感情の残滓をかき消して、エヴァンスを起こさぬようにそっと家の外に出た。

「・・・・で、何の用だい?」
 語り部は、小さな声で呼びかける。木にもたれ月明かりに照らされた、小柄な女性に。
「悠長なものだな、『放浪の語り部』。」
「エイレン・・・・」
 淡い紫苑色の髪と葡萄酒色の瞳が、月明かりに照らされて薄蒼く染まる。闇に溶け込む、喪服のような黒いロ−ブ。マントのように後ろからかけた濃い葡萄酒色の薄布は、緩やかな夜風に吹かれて揺れていた。
 エイレン=レティナ=ジャスティ=エファリディルマイセリアル。語り部の本名ほどに長い名前を持つ彼女は、相変わらずの無表情で語り部を眺めていた。
 語り部は、親しげに彼女に話しかける。
「久しいね、エイレン。『皆』は元気かな?」
「・・・・キミに心配されなくても、十分に。」
「・・・・・・・・リコリスも?」
 その名を口にした瞬間、語り部の眼差しが切なげに揺れたのを、エイレンは見た。そんな瞳をする語り部は本当に珍しくて、だからつい、エイレンは優しさを声に出してしまった。
「相変わらず、だ。呼べば答えるし・・・・命令すれば、従う。しかし・・・・」
 続きを言おうとするエイレンを遮って、語り部は言った。
「それだけ聞ければ十分さ。・・・・ありがとう。・・・・・・・・
 ・・・・・・・・で、僕が『悠長』だ、って?」
 唐突に話を元に戻されて、エイレンが逆に戸惑った。語り部は、先ほどの切ない眼差しを消し去って、『笑顔』と言う名のポーカーフェイスを作る。
「エヴァンスと共に、もう8年も一箇所に留まっているからかな?」
「ああ、そうだ。」
 語り部は、変わらず笑顔。そのまま木の根元に腰掛けて、エイレンに隣を示した。エイレンは腰掛けず、語り部の隣に立つ。語り部が肩をすくめたのが見えた。
「あと、約2年待って欲しいな。」
「何?」
「あと2年。その時、全てが始まり全てが終わる。今は、そのために布石を打たないとね。・・・・変わらぬ運命を打ち壊し、揺らがぬ未来を捻じ曲げて、人が、神が、魔が・・・・すべての存在が、等しく道を選ぶために。」
 語り部が、天に手を伸ばした。空に浮かぶのは、冬空に浮かぶ澄んだ満月。それを握りしめるように手を結び・・・・しかし、手の内に何かがあるわけもなく。下ろした手を胸の前でそっと開く。
「形無き時の具現が、自らの理を破るべく動き始める。それは、人が月を求めて手を伸ばすかのように、愚かしく無謀な事かもしれないけれど。」
「お前が、それを言うか?」
 エイレンの声に僅かに滲むのは、呆れと、ほんの少しの優しい笑み。語り部は、ほんの少しだけ笑みを深くした。
「・・・・今度、僕にあったら、『僕』がそう言っていたと言ってやってくれよ。きっと、僕自身そう言った事なんて、記憶の奥に押しやっているから。・・・・800年前の『僕』からの伝言、頼んだよ。」
 エイレンは、聞き返さなかった。そもそもこうして相対したときから、この『語り部』が『今』という時に属していないことなど、わかりきっていたから。『語り部』にとって、時間は束縛にはなりえない。時間を渡ることぐらい、容易いだろう。
「・・・・ねえ、エイレン。『生きている』って、いいね。」
「何だ?突然。」
 語り部は、ゆっくりと立ち上がった。そして、言う。
「今日、君に会えて良かったよ。・・・・2年後、時が生まれ変わるときに、また。」
 そのまま、語り部は立ち去る。重要なことは何も言わず、すぐにはぐらかして立ち去るのは、語り部の悪い癖だ。・・・・とはいえ、それも仕方がないと思える程度には、エイレンは語り部を知っていたから。だから、憮然としながらも、その場はこれで終わりとしたのだ。


 それからしばらくして、語り部とエヴァンスが別れ、別々に旅立った。
 そして、エイレンがそれを伝え聞いた頃には、『その時』は間近に迫っていた。
 その間に、二人に何があったかを知るものはいない。ただ、本人たちを除いては・・・・

 あとがき
語:こんにちは!今回はどうだったかな?看板偽造職人・朱琉とはいえ、まあ、これはちょっと・・・・と思うけど、ねぇ。
  一応、今回のタイトル解説だ。ネリネは、別名ダイアモンドリリーとも言う花で、花言葉は「また会う日まで」。
  では、今回はこの辺で。僕から皆へ、ネリネの花を添えて。

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17320やった&例のものと年表十叶 夕海 2005/10/16 00:47:15
記事番号17318へのコメント


> こんにちは!予告してから随分と間が空いてしまいましたが、エヴァ君&語り部さん外伝です。・・・・が、しかし、エヴァ君よりも出張っている人がいます。
> 看板に偽りが山とありますが、一応。どうぞ!

ユア:はい、レスさせていただきますね。
モイラ;今回も、僕が一緒に行かせて貰うよ。

>
>
>
>「大丈夫かい?エヴァンス。」
> 心配そうに語り部・・・・この時は『オリス=ソルジュ』を名乗っていたが・・・・は、肩で息をする息子(仮)エヴァンスに声を掛けた。その語り部は相変わらずの吟遊詩人姿ながら、すらりとした、しかしかなりの重量がありそうな太刀を肩に担ぐようにして持っていた。

ユア;語り部さん、カッコイイ〜(半ば呆然と)
モイラ;確かに、服装に合わないけど、不思議と語り部になら合いそうだ、

>「・・・・ってか、何でそんな格好で、そんなに速く動けんだよ!?」
> 荒い息の中でそう言ってくるエヴァンスが妙に可愛くて、語り部は口元を綻ばせる。

モイラ;少年、人間というカテゴリ−にいるのなら、努力しなさい。
ユア;君の方が、外見下だけどね。
モイラ;実年齢は、1000倍しても足りないけど。

>「『語り部』っていうのは、意外と体力がいるんだよ。旅をする以上、身を守る手段も必要だ。服装は・・・・慣れ、かな?ほら、どうする?もう一本やるかい?」
> エヴァンスは語り部を、きっ、と睨んだ。その目に灯る闘志を見て取り、語り部は太刀を肩から下ろし、特に構えてもいないような・・・・しかし、隙のない体勢をとった。エヴァンスもまた、隙無く構えを取る。
> 先に動いたのは、エヴァンスだった。繰り出される剣を、語り部はいっそ優雅とさえ言える動きで受ける。
>「ほら、動きが直線的になってるよ。・・・・視界、狭まってるね。ホラ!」
> ヒュ、と、語り部の剣が宙を切る。ぴたりと寸止めされたそれは、エヴァンスの胴まであと数ミリといったところであった。
>「冷静に、冷静に。君の技量は素晴らしいから。焦らず、相手をよく見るんだよ。君の目に捉えられない剣閃なんて、そうそうありはしないんだから。」
>歌うように言って、語り部は剣を納める。褒められているはずなのに不機嫌なのは、彼がまだ一度も語り部に勝てていないせいだろう。

ユア;いやあ、若いね、青いね、エヴァくん。
   このバ−ジョンの君で、『家族の写真』書いても楽しそうですね。
モイラ:・・まあ若いって言うのは、成長の固まりだしね。


>「エイレン・・・・」
> 淡い紫苑色の髪と葡萄酒色の瞳が、月明かりに照らされて薄蒼く染まる。闇に溶け込む、喪服のような黒いロ−ブ。マントのように後ろからかけた濃い葡萄酒色の薄布は、緩やかな夜風に吹かれて揺れていた。
> エイレン=レティナ=ジャスティ=エファリディルマイセリアル。語り部の本名ほどに長い名前を持つ彼女は、相変わらずの無表情で語り部を眺めていた。

ユア;マダム・エイレンだ。
モイラ;何、マダムって?
ユア;まかり間違っても、『嬢』て言う年齢じゃないので。

> 語り部は、親しげに彼女に話しかける。
>「久しいね、エイレン。『皆』は元気かな?」
>「・・・・キミに心配されなくても、十分に。」
>「・・・・・・・・リコリスも?」
> その名を口にした瞬間、語り部の眼差しが切なげに揺れたのを、エイレンは見た。そんな瞳をする語り部は本当に珍しくて、だからつい、エイレンは優しさを声に出してしまった。
>「相変わらず、だ。呼べば答えるし・・・・命令すれば、従う。しかし・・・・」
> 続きを言おうとするエイレンを遮って、語り部は言った。

ユア;旧くて、深くて、長い付き合いなんですね、二人は。

> 語り部が、天に手を伸ばした。空に浮かぶのは、冬空に浮かぶ澄んだ満月。それを握りしめるように手を結び・・・・しかし、手の内に何かがあるわけもなく。下ろした手を胸の前でそっと開く。
>「形無き時の具現が、自らの理を破るべく動き始める。それは、人が月を求めて手を伸ばすかのように、愚かしく無謀な事かもしれないけれど。」
>「お前が、それを言うか?」
> エイレンの声に僅かに滲むのは、呆れと、ほんの少しの優しい笑み。語り部は、ほんの少しだけ笑みを深くした。
>「・・・・今度、僕にあったら、『僕』がそう言っていたと言ってやってくれよ。きっと、僕自身そう言った事なんて、記憶の奥に押しやっているから。・・・・800年前の『僕』からの伝言、頼んだよ。」
> エイレンは、聞き返さなかった。そもそもこうして相対したときから、この『語り部』が『今』という時に属していないことなど、わかりきっていたから。『語り部』にとって、時間は束縛にはなりえない。時間を渡ることぐらい、容易いだろう。
>「・・・・ねえ、エイレン。『生きている』って、いいね。」
>「何だ?突然。」
> 語り部は、ゆっくりと立ち上がった。そして、言う。
>「今日、君に会えて良かったよ。・・・・2年後、時が生まれ変わるときに、また。」
> そのまま、語り部は立ち去る。重要なことは何も言わず、すぐにはぐらかして立ち去るのは、語り部の悪い癖だ。・・・・とはいえ、それも仕方がないと思える程度には、エイレンは語り部を知っていたから。だから、憮然としながらも、その場はこれで終わりとしたのだ。

ユア;なんか、薄暗いBarで、静かに酒を酌み交わすだけの同性のような異性の付き合いって言う感じで素敵です。
モイラ;・・・・いわゆる、性別を越えた寡黙な友情とか言いたいわけだ?
    それにしても、含みの会話だな。

>
> あとがき
>語:こんにちは!今回はどうだったかな?看板偽造職人・朱琉とはいえ、まあ、これはちょっと・・・・と思うけど、ねぇ。
>  一応、今回のタイトル解説だ。ネリネは、別名ダイアモンドリリーとも言う花で、花言葉は「また会う日まで」。
>  では、今回はこの辺で。僕から皆へ、ネリネの花を添えて。
>

ユア;前向きですね。
   サラくんのプロフ・このツリ−の私の作品の年表・エイ蓮嬢自身の召喚呪文及び召喚手順を載せます。


名前;サラディン=フィルメ―ラ
種族;赤の世界の人間と吸血鬼の人に近い混血児(ダンピ−ル)
職業:元・トップクラスの傭兵 死亡する一年前に歌唄いに転向
外見:引き締まった痩躯  青みがかった黒髪 琥珀色の縦長の瞳孔の瞳  二十代後半
年齢;八十歳(享年)
服装;黒い動きやすい服。
   ジェットという石の雫型のピアス
武器;レイピア
性格;穏やかで物事をそのまま受け止めてしまう(本編時)
   おおらかで、何でも笑い飛ばして、レイピア一本で渡り歩いた(傭兵時代)
口調;敬語(今も傭兵時代も)
   一人称:私 二人称;貴方 三人称:さん付け
挨拶;こんにちは、朱琉さん。
もう私は、ファランさんが、どうしているかわかりませんが、よろしくお願いしますね。
備考@;傭兵時代の仇名は『疾風の悪魔』
備考A;剣舞士は、剣を使う武道家というか、踊り子+剣士的な職業
備考B;ピアスは、石の意味どおり、彼のかつての親友を偲んで作られた



年表

『止まない雨とジェットのピアス』(中部分)【三千年程前】
     ↓
『花のように 刃のように』        【千年前後前】
     ↓
『ある日 あの時 あの街で』       【五年ほど前】
     ↓
『止まり木のような関係』         【一年程前】
     ↓
『止まない雨とジェットの〜』(最初と最後)【半年〜数ヶ月前】
     ↓
『終わりと始まりでもある』        【数ヶ月前】



『時の旅人』開始時間より数えて、大体こんな感じです、参考までに。



エイレンの召喚呪文(例;リコリス)

「我は【魔本と全門の守護者】  
  エイレン=レティナ=ジャスティ=エファリディルマイセリアルなり
   我の呪われるべき名において 我の意思の禍つ渦を受けよ
     魔本の門よ 接続せよ その空虚なる門を開け
      虚ろなる力よ 魔本の虚陣を敷き開け
       虚陣よ その無なる門を召喚せよ
        現れよ 死と滅びの精霊のリコリス=ルウィンよ具象せよ【解放】  」

前代の呪文(参考)
「我は【聖本と全門の守護者】  ×××=××なり
   我の誇るべき名において 我の意思の聖なる奔流を受けよ
     聖本の門よ 接続(つなげ)よ その完聖なる門を開け
      移ろわぬ力よ 聖本の聖陣を敷き開け
       聖陣よ その完聖なる門を召喚せよ
        現れよ ×××の××具象せよ【解放】  」


先代は、良くも悪くも神族らしい神様単独至上主義で、それ以外は滅ぶべしな方です。
エイレンの場合それを知っているので、わざわざ魔本主の特権を使って、呪文を変えてます。



手順

エイレン 本を開く         エイレン 本を開く
   ↓                  ↓
四人の召喚呪文を唱える      エイレン召喚呪文唱える            ↓                  ↓
四人召喚              本の魔物召喚・参戦です。
   ↓
四人、その他を呪文で召喚
   ↓
本の魔物戦闘に参戦






長くなりましたが、こんな感じです。


それでは。



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17329ありがとうございます!羅城 朱琉 2005/10/17 08:46:50
記事番号17320へのコメント


>
>> こんにちは!予告してから随分と間が空いてしまいましたが、エヴァ君&語り部さん外伝です。・・・・が、しかし、エヴァ君よりも出張っている人がいます。
>> 看板に偽りが山とありますが、一応。どうぞ!
>
>ユア:はい、レスさせていただきますね。
>モイラ;今回も、僕が一緒に行かせて貰うよ。
朱琉:こんにちは!変レス参ります。
ファリウ:今回は私、ファリウがお相手するわね!
>
>>
>>
>>
>>「大丈夫かい?エヴァンス。」
>> 心配そうに語り部・・・・この時は『オリス=ソルジュ』を名乗っていたが・・・・は、肩で息をする息子(仮)エヴァンスに声を掛けた。その語り部は相変わらずの吟遊詩人姿ながら、すらりとした、しかしかなりの重量がありそうな太刀を肩に担ぐようにして持っていた。
>
>ユア;語り部さん、カッコイイ〜(半ば呆然と)
>モイラ;確かに、服装に合わないけど、不思議と語り部になら合いそうだ、
ファリウ:そうなの〜♪語り部さんって、凛々しくてとってもかっこいいのよ〜♪しかも、とっても強いのよ〜♪
朱琉:もはやどこからツッコめばいいやら・・・・
>
>
>>「『語り部』っていうのは、意外と体力がいるんだよ。旅をする以上、身を守る手段も必要だ。服装は・・・・慣れ、かな?ほら、どうする?もう一本やるかい?」
>> エヴァンスは語り部を、きっ、と睨んだ。その目に灯る闘志を見て取り、語り部は太刀を肩から下ろし、特に構えてもいないような・・・・しかし、隙のない体勢をとった。エヴァンスもまた、隙無く構えを取る。
>> 先に動いたのは、エヴァンスだった。繰り出される剣を、語り部はいっそ優雅とさえ言える動きで受ける。
>>「ほら、動きが直線的になってるよ。・・・・視界、狭まってるね。ホラ!」
>> ヒュ、と、語り部の剣が宙を切る。ぴたりと寸止めされたそれは、エヴァンスの胴まであと数ミリといったところであった。
>>「冷静に、冷静に。君の技量は素晴らしいから。焦らず、相手をよく見るんだよ。君の目に捉えられない剣閃なんて、そうそうありはしないんだから。」
>>歌うように言って、語り部は剣を納める。褒められているはずなのに不機嫌なのは、彼がまだ一度も語り部に勝てていないせいだろう。
>
>ユア;いやあ、若いね、青いね、エヴァくん。
>   このバ−ジョンの君で、『家族の写真』書いても楽しそうですね。
>モイラ:・・まあ若いって言うのは、成長の固まりだしね。
朱琉:書いてて自分で『若いなぁ・・・・』と思いました。
ファリウ:超インドア系の朱琉は、こういういかにもな青春(?)って、なかったからねぇ・・・・。若年寄だし。
朱琉:(むくれている)

>
>
>>「エイレン・・・・」
>> 淡い紫苑色の髪と葡萄酒色の瞳が、月明かりに照らされて薄蒼く染まる。闇に溶け込む、喪服のような黒いロ−ブ。マントのように後ろからかけた濃い葡萄酒色の薄布は、緩やかな夜風に吹かれて揺れていた。
>> エイレン=レティナ=ジャスティ=エファリディルマイセリアル。語り部の本名ほどに長い名前を持つ彼女は、相変わらずの無表情で語り部を眺めていた。
>
>ユア;マダム・エイレンだ。
>モイラ;何、マダムって?
>ユア;まかり間違っても、『嬢』て言う年齢じゃないので。
ファリウ:朱琉は、若かろうが年取ってようが、外見が若ければ皆『〜嬢』と呼んでるけどね。

>
>> 語り部は、親しげに彼女に話しかける。
>>「久しいね、エイレン。『皆』は元気かな?」
>>「・・・・キミに心配されなくても、十分に。」
>>「・・・・・・・・リコリスも?」
>> その名を口にした瞬間、語り部の眼差しが切なげに揺れたのを、エイレンは見た。そんな瞳をする語り部は本当に珍しくて、だからつい、エイレンは優しさを声に出してしまった。
>>「相変わらず、だ。呼べば答えるし・・・・命令すれば、従う。しかし・・・・」
>> 続きを言おうとするエイレンを遮って、語り部は言った。
>
>ユア;旧くて、深くて、長い付き合いなんですね、二人は。
朱琉:それなりには。
>
>> 語り部が、天に手を伸ばした。空に浮かぶのは、冬空に浮かぶ澄んだ満月。それを握りしめるように手を結び・・・・しかし、手の内に何かがあるわけもなく。下ろした手を胸の前でそっと開く。
>>「形無き時の具現が、自らの理を破るべく動き始める。それは、人が月を求めて手を伸ばすかのように、愚かしく無謀な事かもしれないけれど。」
>>「お前が、それを言うか?」
>> エイレンの声に僅かに滲むのは、呆れと、ほんの少しの優しい笑み。語り部は、ほんの少しだけ笑みを深くした。
>>「・・・・今度、僕にあったら、『僕』がそう言っていたと言ってやってくれよ。きっと、僕自身そう言った事なんて、記憶の奥に押しやっているから。・・・・800年前の『僕』からの伝言、頼んだよ。」
>> エイレンは、聞き返さなかった。そもそもこうして相対したときから、この『語り部』が『今』という時に属していないことなど、わかりきっていたから。『語り部』にとって、時間は束縛にはなりえない。時間を渡ることぐらい、容易いだろう。
>>「・・・・ねえ、エイレン。『生きている』って、いいね。」
>>「何だ?突然。」
>> 語り部は、ゆっくりと立ち上がった。そして、言う。
>>「今日、君に会えて良かったよ。・・・・2年後、時が生まれ変わるときに、また。」
>> そのまま、語り部は立ち去る。重要なことは何も言わず、すぐにはぐらかして立ち去るのは、語り部の悪い癖だ。・・・・とはいえ、それも仕方がないと思える程度には、エイレンは語り部を知っていたから。だから、憮然としながらも、その場はこれで終わりとしたのだ。
>
>ユア;なんか、薄暗いBarで、静かに酒を酌み交わすだけの同性のような異性の付き合いって言う感じで素敵です。
>モイラ;・・・・いわゆる、性別を越えた寡黙な友情とか言いたいわけだ?
>    それにしても、含みの会話だな。
ファリウ:含ませすぎて、意味不明の会話になってるけどね。
朱琉:ほっとけ!・・・・でも、こんな関係、いいでしょ?
ファリウ:それは、確かに。

>
>>
>> あとがき
>>語:こんにちは!今回はどうだったかな?看板偽造職人・朱琉とはいえ、まあ、これはちょっと・・・・と思うけど、ねぇ。
>>  一応、今回のタイトル解説だ。ネリネは、別名ダイアモンドリリーとも言う花で、花言葉は「また会う日まで」。
>>  では、今回はこの辺で。僕から皆へ、ネリネの花を添えて。
>>
>
>ユア;前向きですね。
>   サラくんのプロフ・このツリ−の私の作品の年表・エイ蓮嬢自身の召喚呪文及び召喚手順を載せます。
>
>
>名前;サラディン=フィルメ―ラ
>種族;赤の世界の人間と吸血鬼の人に近い混血児(ダンピ−ル)
>職業:元・トップクラスの傭兵 死亡する一年前に歌唄いに転向
>外見:引き締まった痩躯  青みがかった黒髪 琥珀色の縦長の瞳孔の瞳  二十代後半
>年齢;八十歳(享年)
>服装;黒い動きやすい服。
>   ジェットという石の雫型のピアス
>武器;レイピア
>性格;穏やかで物事をそのまま受け止めてしまう(本編時)
>   おおらかで、何でも笑い飛ばして、レイピア一本で渡り歩いた(傭兵時代)
>口調;敬語(今も傭兵時代も)
>   一人称:私 二人称;貴方 三人称:さん付け
>挨拶;こんにちは、朱琉さん。
>もう私は、ファランさんが、どうしているかわかりませんが、よろしくお願いしますね。
>備考@;傭兵時代の仇名は『疾風の悪魔』
>備考A;剣舞士は、剣を使う武道家というか、踊り子+剣士的な職業
>備考B;ピアスは、石の意味どおり、彼のかつての親友を偲んで作られた
>
>
>
>年表
>
>『止まない雨とジェットのピアス』(中部分)【三千年程前】
>     ↓
>『花のように 刃のように』        【千年前後前】
>     ↓
>『ある日 あの時 あの街で』       【五年ほど前】
>     ↓
>『止まり木のような関係』         【一年程前】
>     ↓
>『止まない雨とジェットの〜』(最初と最後)【半年〜数ヶ月前】
>     ↓
>『終わりと始まりでもある』        【数ヶ月前】
>
>
>
>『時の旅人』開始時間より数えて、大体こんな感じです、参考までに。
>
>
>
>エイレンの召喚呪文(例;リコリス)
>
>「我は【魔本と全門の守護者】  
>  エイレン=レティナ=ジャスティ=エファリディルマイセリアルなり
>   我の呪われるべき名において 我の意思の禍つ渦を受けよ
>     魔本の門よ 接続せよ その空虚なる門を開け
>      虚ろなる力よ 魔本の虚陣を敷き開け
>       虚陣よ その無なる門を召喚せよ
>        現れよ 死と滅びの精霊のリコリス=ルウィンよ具象せよ【解放】  」
>
>前代の呪文(参考)
>「我は【聖本と全門の守護者】  ×××=××なり
>   我の誇るべき名において 我の意思の聖なる奔流を受けよ
>     聖本の門よ 接続(つなげ)よ その完聖なる門を開け
>      移ろわぬ力よ 聖本の聖陣を敷き開け
>       聖陣よ その完聖なる門を召喚せよ
>        現れよ ×××の××具象せよ【解放】  」
>
>
>先代は、良くも悪くも神族らしい神様単独至上主義で、それ以外は滅ぶべしな方です。
>エイレンの場合それを知っているので、わざわざ魔本主の特権を使って、呪文を変えてます。
>
>
>
>手順
>
>エイレン 本を開く         エイレン 本を開く
>   ↓                  ↓
>四人の召喚呪文を唱える      エイレン召喚呪文唱える            ↓                  ↓
>四人召喚              本の魔物召喚・参戦です。
>   ↓
>四人、その他を呪文で召喚
>   ↓
>本の魔物戦闘に参戦
>
>
>
>
>
>
>長くなりましたが、こんな感じです。
>
>
>それでは。
>
>
朱琉:ありがとうございました!
ファリウ:じゃ、今回はこの辺で。
二人:それでは、また!
>

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17341闇に染まりし緋花は 〜夏水仙の絆〜(語り部さんとエイレンさんの出会い編)羅城 朱琉 2005/10/24 08:22:27
記事番号17280へのコメント

 こんにちは。予告していた、語り部とエイレンさんの出会い編です。





  闇に染まりし緋花は 〜夏水仙の絆〜

 今となっては昔の話。悲しい過去の思い出話。
 『時』を統べる神ですら、手出しは出来ぬ時の話。


     *     *     *     *     *


少女は、闇の中を漂っていた。その目は何も映すことはなく、ただ深淵の闇を秘めるのみ。無限に続く変わらぬ空間の中、少女はただ、そこにあった。

「リコリス・・・・」

 突如として、空間が裂けた。そこから吐き出されたのは、異国風の服を身に纏った白皙の麗人。後に『放浪の語り部』を名乗ることになる人物は、闇の中を漂う少女・・・・リコリスを掻き抱いた。
「リコリス・・・・すまない。」
 押し殺した声で呟くと、次の瞬間『語り部』は顔をしかめた。リコリスがその身に抱く、滅びの力の暴走を感知して。
「やめるんだ!もういい・・・・もういいから!!」
 それでも、暴走は止まらない。語り部の声は、届かない。仕方なく、語り部は呟いた。
「Veni 《Precatio》・・・・」
 周囲の闇がざわめく。リコリスに集束したそれは、瞬間にして拘束服となった。暴走の止まった滅びの力。その前に溢れ出た分は、『語り部』の翳した手の上に集い、大きなレースの一枚布となる。それをリコリスに纏わせて、『語り部』は再びリコリスを抱きしめた。
「すまない・・・・。謝って許されることじゃないけど、本当に、すまない・・・・」
 そして、リコリスを連れたまま、その場を立ち去るべく力を放つ。しかし・・・・その力は、突如としてかき消された。
非常に珍しいことに、『語り部』の瞳が、怒りに燃えた。
「ふざけるな・・・・!まだ、苦しませるつもりか!?『中枢予定表』・・・・。・・・・これ以上、リコリスを傷つけることは許さない!!」
 『語り部』の力をかき消した力は、なおも辺りに満ち溢れ、『語り部』とリコリスを拘束する。
 『語り部』の瞳が、氷刃の如き煌きを放った。
「そこを・・・・どけぇッ!」
 『語り部』の怒号が、空間を引き裂く。纏わりつく力を振り切って、二人は闇を飛び出した。


     *     *     *     *     *


 深い闇を切り裂いて、変革の使者は訪れる。
 その瞬間、世界が鳴動した。生まれ変わる苦しみに悶えるように、また、生まれ変わる世界を寿ぐように。世界の鳴動は、少しでも力のある存在すべてに伝播してゆく。
 彼女・・・・エイレン=レティナ=ジャスティ=エファリディルマイセリアルもまた、世界の鳴動を聞き届けた一人だった。
「何だ・・・・?」
 感情を滲ませず、ぽそりと言う。が、すぐさま興味は薄れた。所詮、この世界にとってエイレンは異物。特別な感情もない。
 しかし、唐突に起こった『それ』を目にして、エイレンは流石に動揺を隠せなかった。
 空間が、裂ける。何者かが力任せに布地を引き裂いたような音を立てて。そこから、黒い塊が地に落ちた。・・・・いや、違う。黒い、粘液質の『何か』に纏わりつかれているが、人の形をしている。それが、二つ重なっているのだ。一方は、深紫紺色の髪の少女。もう一方は、眩い銀髪の、男とも女ともつかない人物。深紫紺色の髪の少女を抱きかかえた銀髪の人物は、必死で片手を高く掲げる。そして、音楽的な響きの声で、鋭く叫んだ。
「Veni 《Ensis》!」
 呼び声に答えてその手の内に現れたのは、自らの銀髪に勝るとも劣らぬ輝きを放つ、一振りの太刀。銀髪の人物はそれを掴み、一振りで辺りの粘液をなぎ払った。その刃に触れた粘液は一瞬にして消滅し、次の瞬間には空間の裂け目も消える。
 銀髪の人物の手の内から輝く太刀が消えると、その人物はその場にへたり込んだ。
「ふぅ・・・・何とか、振り切ったようだ。」
 その一部始終を見ていたエイレンは、そのままそこから立ち去ろうとする。と、銀髪の人物の視線がエイレンを捕らえた。
「誰だ!?」
 仕方なく、エイレンはそちらを顧みた。そして、エイレンは初めて、背後に横たえられた深紫紺色の髪の少女を守るように立ち上がるその人物をまじまじと見つめる。
 非常に中性的な容貌の人物だった。体形だけを見るならば、恐らく男性であろう。しかし、全体的な体格は、むしろ細く柔らかで女性的だ。煌く銀髪は肩にわずかにかかる程度。瞳も、純粋な銀。首元を大きく開けた、体にフィットする上着には、裾に銀糸で8の字に似た模様が刺繍されている。その上に羽織るのは、マリシアやリリーナが着ている『着物』とやらに酷似したものを2枚重ねたもの。しかし、目の前の人物は本当にただ『羽織っている』だけで、下のものは袖も丈も長く、指先は見えないし、裾は地に摺っている。上のものなどは、ほとんど肩からずり落ちており、羽織っている意味を疑ってしまう。これらすべてが白で統一された中で、ズボンと靴は闇を吸い込んだかのように黒い。そして、腕に絡ませ風に遊ばせている領巾が、月光を弾いて輝いた。
 さて、何と返事をしようかとエイレンが迷っている間に、目の前の銀髪はあからさまに警戒を解いた。
「何だ、神族か・・・・。君は、この世界のものではないね。」
 エイレンは、己の正体を一目で見破った銀髪を警戒し、いつもより気持ち押し殺した声で言った。
「なぜ、そんなことを聞く?」
すでに右手には、数多の使い魔を宿す深緑の本が、既に握られている。銀髪は、こともなげに言った。
「僕にわからないことなんて、あるわけない。神であれ魔であれ人であれ、また、その『母』たちでさえ、時の内側にあるものなのだから。・・・・その本から、手を離してくれないかな?僕としては、結構な数の精霊が宿っているそれを破壊したくはないからね。」
 完全に、エイレンの手の内は読まれていた。無表情ながらも悔しげな色を隠せずにいるエイレンに、銀髪は言った。
「別に、君をどうこうするつもりはないよ。・・・・むしろ、君に協力して欲しいかも。君の持つ、その本・・・・『聖本』だっけ?」
「『魔本』だ。」
 エイレンの入れた訂正に微妙な響きを感じ、銀髪が少しだけ微笑んだ。
「そう、『魔本』ね・・・・。それの効力を借りたい。・・・・彼女を、預かって欲しいんだ。」
 そう言って銀髪は、後ろで身じろぎもせず横たわる、深紫紺色の少女を示した。
「彼女は、死と滅びを司る精霊、リコリス=ルウィン。頼めるかな?」
 どうしても隠し切れない訝しさを声に滲ませて、エイレンは問い返した。
「出会ったばかりの私に、なぜそんなことを言う?第一、私に何か得があるとも思えない。」
「利益は十分にある。リコリスは、死と滅びの精霊。その力は、万物を有無を言わさず消し去る。単純な攻撃力なら、誰にも負けないんじゃないかな?それに、君がリコリスを預かってくれるなら、僕は君の疑問に答えよう。すべての問いに答えると、今ここに誓約してもいい。」
 その声は穏やかだが、瞳は刃の煌きを放っていて。そればかりが原因とはいえないが、エイレンは、しばしの沈黙の後に、答えた。
「わかった。しかしせめて、まずこの問いの答えを聞きたい。」
 銀髪は、無言で先を促す。エイレンは問うた。
「キミは一体、何者だ?」
 銀髪は、ゆっくりと口を開き、厳かな口調で告げた。
「僕は――――」


 これが、後の『語り部』とエイレンの出会い。

 後に、語り部はエイレンに告げることとなる。二人を繋いだ『リコリス』の、その真の役割を・・・・


 あとがき
語:やあ!と、いうわけで、僕とエイレンの出会い編、「闇に染まりし緋花は 〜夏水仙の絆〜」、どうだったかな?設定が活かしきれなくて、またしても中途半端なものになってしまったけど。
  今回のタイトルの解説をしておくと、『リコリス』とは彼岸花と、それによく似た花のことを一緒くたにして言うらしい。つまり、一番印象に残っているのは緋色の花。正気をなくして暴走する=闇に染まるという解釈らしい。だんだんこじつけタイトルになっていくねぇ・・・・。副題の方は、最後までどっちにしようか迷ったタイトルだよ。選べないから、両方つけちゃえ!と、朱琉の優柔不断が十分に効いているという。こっちの意味は、夏水仙=彼岸花の異名で、彼岸花=リコリスの繋いだ絆、という意味だとか。
  ちなみに、リコリスの花言葉は『悲しき思い出』。・・・・本当にごめんよ、リコリス。由来までこんなので・・・・。
  では、今度は本編で会おうね!

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17345・・・・・シンクロ二ティの織り成すモノは奇妙で面白いものです。十叶 夕海 2005/10/25 22:05:40
記事番号17341へのコメント



> こんにちは。予告していた、語り部とエイレンさんの出会い編です。
>

ユア;こんにちは。題名の理由は、すぐわかります。
モイラ;・・・・奇妙な偶然とは面白い。
ユア;それでは、レス行きます。

>少女は、闇の中を漂っていた。その目は何も映すことはなく、ただ深淵の闇を秘めるのみ。無限に続く変わらぬ空間の中、少女はただ、そこにあった。
>
>「リコリス・・・・」
>
> 突如として、空間が裂けた。そこから吐き出されたのは、異国風の服を身に纏った白皙の麗人。後に『放浪の語り部』を名乗ることになる人物は、闇の中を漂う少女・・・・リコリスを掻き抱いた。
>「リコリス・・・・すまない。」
> 押し殺した声で呟くと、次の瞬間『語り部』は顔をしかめた。リコリスがその身に抱く、滅びの力の暴走を感知して。
>「やめるんだ!もういい・・・・もういいから!!」
> それでも、暴走は止まらない。語り部の声は、届かない。仕方なく、語り部は呟いた。
>「Veni 《Precatio》・・・・」
> 周囲の闇がざわめく。リコリスに集束したそれは、瞬間にして拘束服となった。暴走の止まった滅びの力。その前に溢れ出た分は、『語り部』の翳した手の上に集い、大きなレースの一枚布となる。それをリコリスに纏わせて、『語り部』は再びリコリスを抱きしめた。
>「すまない・・・・。謝って許されることじゃないけど、本当に、すまない・・・・」
> そして、リコリスを連れたまま、その場を立ち去るべく力を放つ。しかし・・・・その力は、突如としてかき消された。
>非常に珍しいことに、『語り部』の瞳が、怒りに燃えた。
>「ふざけるな・・・・!まだ、苦しませるつもりか!?『中枢予定表』・・・・。・・・・これ以上、リコリスを傷つけることは許さない!!」
> 『語り部』の力をかき消した力は、なおも辺りに満ち溢れ、『語り部』とリコリスを拘束する。
> 『語り部』の瞳が、氷刃の如き煌きを放った。
>「そこを・・・・どけぇッ!」
> 『語り部』の怒号が、空間を引き裂く。纏わりつく力を振り切って、二人は闇を飛び出した。

ユア;『中枢予定表』と『森羅ノ記録表』・・・・・これから起こる事を全て知っていて、それどおりに物事を通そうとするモノ(『中枢予定表』を私はそう解釈しています。)それぐらいは、被って不思議じゃないとは思っていたんですけどね。
モイラ;本当に、シンクロニティ・・偶然の一致とは奇妙で面白い。
ユア;モイラの大切な人・・・コリウスって言うんですよね。
   しかも、そのキャラの製作者の曰く『コリウスじゃなくて、リコリス』って、数ヶ月前に伽羅貰って数日前にそうメ−ル着ました。
   コリウスのまま,次々回話だけ出ます。
モイラ;『森羅ノ記録表』に、コリウス奪われて・・・・。
    語り部さん、リコリス嬢のことは『悲しき結末にならんことを祈らん』・・・・・そうしかいえない。

>
>
>     *     *     *     *     *
>
>
> 深い闇を切り裂いて、変革の使者は訪れる。
> その瞬間、世界が鳴動した。生まれ変わる苦しみに悶えるように、また、生まれ変わる世界を寿ぐように。世界の鳴動は、少しでも力のある存在すべてに伝播してゆく。
> 彼女・・・・エイレン=レティナ=ジャスティ=エファリディルマイセリアルもまた、世界の鳴動を聞き届けた一人だった。


ユア;彼女の名前、長いよね。
モイラ;少なくとも、つけた本人が言うことじゃない。
ユア;そりゃごもっとも。

> 呼び声に答えてその手の内に現れたのは、自らの銀髪に勝るとも劣らぬ輝きを放つ、一振りの太刀。銀髪の人物はそれを掴み、一振りで辺りの粘液をなぎ払った。その刃に触れた粘液は一瞬にして消滅し、次の瞬間には空間の裂け目も消える。
> 銀髪の人物の手の内から輝く太刀が消えると、その人物はその場にへたり込んだ。
>「ふぅ・・・・何とか、振り切ったようだ。」
> その一部始終を見ていたエイレンは、そのままそこから立ち去ろうとする。と、銀髪の人物の視線がエイレンを捕らえた。
>「誰だ!?」
> 仕方なく、エイレンはそちらを顧みた。そして、エイレンは初めて、背後に横たえられた深紫紺色の髪の少女を守るように立ち上がるその人物をまじまじと見つめる。
> 非常に中性的な容貌の人物だった。体形だけを見るならば、恐らく男性であろう。しかし、全体的な体格は、むしろ細く柔らかで女性的だ。煌く銀髪は肩にわずかにかかる程度。瞳も、純粋な銀。首元を大きく開けた、体にフィットする上着には、裾に銀糸で8の字に似た模様が刺繍されている。その上に羽織るのは、マリシアやリリーナが着ている『着物』とやらに酷似したものを2枚重ねたもの。しかし、目の前の人物は本当にただ『羽織っている』だけで、下のものは袖も丈も長く、指先は見えないし、裾は地に摺っている。上のものなどは、ほとんど肩からずり落ちており、羽織っている意味を疑ってしまう。これらすべてが白で統一された中で、ズボンと靴は闇を吸い込んだかのように黒い。そして、腕に絡ませ風に遊ばせている領巾が、月光を弾いて輝いた。

ユア;・・・・・・・カッコイイ。
モイラ;そんな、イ−ストエンドとかの音楽少年のような口調で、女の子が口にするものじゃないよ。
ユア;いつもの吟遊詩人系とか、古いロ−ブ系もいいけど。
   こういうのって、新鮮で、新鮮で。そう思わないの?
モイラ;・・・・・・おもうけどさ。


>「なぜ、そんなことを聞く?」
>すでに右手には、数多の使い魔を宿す深緑の本が、既に握られている。銀髪は、こともなげに言った。
>「僕にわからないことなんて、あるわけない。神であれ魔であれ人であれ、また、その『母』たちでさえ、時の内側にあるものなのだから。・・・・その本から、手を離してくれないかな?僕としては、結構な数の精霊が宿っているそれを破壊したくはないからね。」
> 完全に、エイレンの手の内は読まれていた。無表情ながらも悔しげな色を隠せずにいるエイレンに、銀髪は言った。

ユア;あえて、彼女の心中を言葉にするならば、『この本のこと知っている奴が居たのか?・・・・こんな魔本のことを』的な感じでしょう。

>「別に、君をどうこうするつもりはないよ。・・・・むしろ、君に協力して欲しいかも。君の持つ、その本・・・・『聖本』だっけ?」
>「『魔本』だ。」
> エイレンの入れた訂正に微妙な響きを感じ、銀髪が少しだけ微笑んだ。
>「そう、『魔本』ね・・・・。それの効力を借りたい。・・・・彼女を、預かって欲しいんだ。」

ユア;微妙かつ絶妙な表現、ごちそうさまです。
モイラ;彼女は、嫌っているからね。
ユア;・・・・・・書こうかな、まだもとの世界にいた頃のエイレン。

>
>
> あとがき
>語:やあ!と、いうわけで、僕とエイレンの出会い編、「闇に染まりし緋花は 〜夏水仙の絆〜」、どうだったかな?設定が活かしきれなくて、またしても中途半端なものになってしまったけど。
>  今回のタイトルの解説をしておくと、『リコリス』とは彼岸花と、それによく似た花のことを一緒くたにして言うらしい。つまり、一番印象に残っているのは緋色の花。正気をなくして暴走する=闇に染まるという解釈らしい。だんだんこじつけタイトルになっていくねぇ・・・・。副題の方は、最後までどっちにしようか迷ったタイトルだよ。選べないから、両方つけちゃえ!と、朱琉の優柔不断が十分に効いているという。こっちの意味は、夏水仙=彼岸花の異名で、彼岸花=リコリスの繋いだ絆、という意味だとか。
>  ちなみに、リコリスの花言葉は『悲しき思い出』。・・・・本当にごめんよ、リコリス。由来までこんなので・・・・。
>  では、今度は本編で会おうね!
>
ユア;はいでは。
モイラ;ちなみに、リコリスの白だけは、『望み無き恋』そう言う意味だそうだ。
二人;では、本編か、小説一のオリジで。




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17346人間の深層意識は、どこかで繋がっているといいますし。羅城 朱琉 2005/10/26 08:37:43
記事番号17345へのコメント

>
>
>> こんにちは。予告していた、語り部とエイレンさんの出会い編です。
>>
>
>ユア;こんにちは。題名の理由は、すぐわかります。
>モイラ;・・・・奇妙な偶然とは面白い。
>ユア;それでは、レス行きます。
朱琉:こんにちは、早速返レスを、語り部さんと共に。

>
>>少女は、闇の中を漂っていた。その目は何も映すことはなく、ただ深淵の闇を秘めるのみ。無限に続く変わらぬ空間の中、少女はただ、そこにあった。
>>
>>「リコリス・・・・」
>>
>> 突如として、空間が裂けた。そこから吐き出されたのは、異国風の服を身に纏った白皙の麗人。後に『放浪の語り部』を名乗ることになる人物は、闇の中を漂う少女・・・・リコリスを掻き抱いた。
>>「リコリス・・・・すまない。」
>> 押し殺した声で呟くと、次の瞬間『語り部』は顔をしかめた。リコリスがその身に抱く、滅びの力の暴走を感知して。
>>「やめるんだ!もういい・・・・もういいから!!」
>> それでも、暴走は止まらない。語り部の声は、届かない。仕方なく、語り部は呟いた。
>>「Veni 《Precatio》・・・・」
>> 周囲の闇がざわめく。リコリスに集束したそれは、瞬間にして拘束服となった。暴走の止まった滅びの力。その前に溢れ出た分は、『語り部』の翳した手の上に集い、大きなレースの一枚布となる。それをリコリスに纏わせて、『語り部』は再びリコリスを抱きしめた。
>>「すまない・・・・。謝って許されることじゃないけど、本当に、すまない・・・・」
>> そして、リコリスを連れたまま、その場を立ち去るべく力を放つ。しかし・・・・その力は、突如としてかき消された。
>>非常に珍しいことに、『語り部』の瞳が、怒りに燃えた。
>>「ふざけるな・・・・!まだ、苦しませるつもりか!?『中枢予定表』・・・・。・・・・これ以上、リコリスを傷つけることは許さない!!」
>> 『語り部』の力をかき消した力は、なおも辺りに満ち溢れ、『語り部』とリコリスを拘束する。
>> 『語り部』の瞳が、氷刃の如き煌きを放った。
>>「そこを・・・・どけぇッ!」
>> 『語り部』の怒号が、空間を引き裂く。纏わりつく力を振り切って、二人は闇を飛び出した。
>
>ユア;『中枢予定表』と『森羅ノ記録表』・・・・・これから起こる事を全て知っていて、それどおりに物事を通そうとするモノ(『中枢予定表』を私はそう解釈しています。)それぐらいは、被って不思議じゃないとは思っていたんですけどね。
>モイラ;本当に、シンクロニティ・・偶然の一致とは奇妙で面白い。
>ユア;モイラの大切な人・・・コリウスって言うんですよね。
>   しかも、そのキャラの製作者の曰く『コリウスじゃなくて、リコリス』って、数ヶ月前に伽羅貰って数日前にそうメ−ル着ました。
>   コリウスのまま,次々回話だけ出ます。
>モイラ;『森羅ノ記録表』に、コリウス奪われて・・・・。
>    語り部さん、リコリス嬢のことは『悲しき結末にならんことを祈らん』・・・・・そうしかいえない。
朱琉:うわぁ・・・・『森羅ノ記録表』、『中枢予定表』とほとんど同じです・・・・
語り部:微妙に違うのが、せめてもの救い、かな?『中枢予定表』は、別名『運命製造機』と言ったところだから。
朱琉:しかしまぁ、人間の深層意識がどこかで繋がっていると言うのも、あながち嘘ではないかも。

>
>>
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>>
>> 深い闇を切り裂いて、変革の使者は訪れる。
>> その瞬間、世界が鳴動した。生まれ変わる苦しみに悶えるように、また、生まれ変わる世界を寿ぐように。世界の鳴動は、少しでも力のある存在すべてに伝播してゆく。
>> 彼女・・・・エイレン=レティナ=ジャスティ=エファリディルマイセリアルもまた、世界の鳴動を聞き届けた一人だった。
>
>
>ユア;彼女の名前、長いよね。
>モイラ;少なくとも、つけた本人が言うことじゃない。
>ユア;そりゃごもっとも。
朱琉:大丈夫です。少なくとも、『時の旅人』には、彼女より名前が長い人が2人はいます。
語り部:その一人は、この僕なんだけど、ね。

>
>> 呼び声に答えてその手の内に現れたのは、自らの銀髪に勝るとも劣らぬ輝きを放つ、一振りの太刀。銀髪の人物はそれを掴み、一振りで辺りの粘液をなぎ払った。その刃に触れた粘液は一瞬にして消滅し、次の瞬間には空間の裂け目も消える。
>> 銀髪の人物の手の内から輝く太刀が消えると、その人物はその場にへたり込んだ。
>>「ふぅ・・・・何とか、振り切ったようだ。」
>> その一部始終を見ていたエイレンは、そのままそこから立ち去ろうとする。と、銀髪の人物の視線がエイレンを捕らえた。
>>「誰だ!?」
>> 仕方なく、エイレンはそちらを顧みた。そして、エイレンは初めて、背後に横たえられた深紫紺色の髪の少女を守るように立ち上がるその人物をまじまじと見つめる。
>> 非常に中性的な容貌の人物だった。体形だけを見るならば、恐らく男性であろう。しかし、全体的な体格は、むしろ細く柔らかで女性的だ。煌く銀髪は肩にわずかにかかる程度。瞳も、純粋な銀。首元を大きく開けた、体にフィットする上着には、裾に銀糸で8の字に似た模様が刺繍されている。その上に羽織るのは、マリシアやリリーナが着ている『着物』とやらに酷似したものを2枚重ねたもの。しかし、目の前の人物は本当にただ『羽織っている』だけで、下のものは袖も丈も長く、指先は見えないし、裾は地に摺っている。上のものなどは、ほとんど肩からずり落ちており、羽織っている意味を疑ってしまう。これらすべてが白で統一された中で、ズボンと靴は闇を吸い込んだかのように黒い。そして、腕に絡ませ風に遊ばせている領巾が、月光を弾いて輝いた。
>
>ユア;・・・・・・・カッコイイ。
>モイラ;そんな、イ−ストエンドとかの音楽少年のような口調で、女の子が口にするものじゃないよ。
>ユア;いつもの吟遊詩人系とか、古いロ−ブ系もいいけど。
>   こういうのって、新鮮で、新鮮で。そう思わないの?
>モイラ;・・・・・・おもうけどさ。
朱琉:本邦初公開(?)、語り部さんの昔の格好です。
語り部:『昔の』じゃなくて、『本当の』とか『元の』と言って欲しいな。吟遊詩人が仮の姿なんだから。

>
>
>>「なぜ、そんなことを聞く?」
>>すでに右手には、数多の使い魔を宿す深緑の本が、既に握られている。銀髪は、こともなげに言った。
>>「僕にわからないことなんて、あるわけない。神であれ魔であれ人であれ、また、その『母』たちでさえ、時の内側にあるものなのだから。・・・・その本から、手を離してくれないかな?僕としては、結構な数の精霊が宿っているそれを破壊したくはないからね。」
>> 完全に、エイレンの手の内は読まれていた。無表情ながらも悔しげな色を隠せずにいるエイレンに、銀髪は言った。
>
>ユア;あえて、彼女の心中を言葉にするならば、『この本のこと知っている奴が居たのか?・・・・こんな魔本のことを』的な感じでしょう。
語り部:フフフ・・・・基本的に、僕にわからないことはないから。
朱琉:例外は多々あるでしょうに。

>
>>「別に、君をどうこうするつもりはないよ。・・・・むしろ、君に協力して欲しいかも。君の持つ、その本・・・・『聖本』だっけ?」
>>「『魔本』だ。」
>> エイレンの入れた訂正に微妙な響きを感じ、銀髪が少しだけ微笑んだ。
>>「そう、『魔本』ね・・・・。それの効力を借りたい。・・・・彼女を、預かって欲しいんだ。」
>
>ユア;微妙かつ絶妙な表現、ごちそうさまです。
>モイラ;彼女は、嫌っているからね。
>ユア;・・・・・・書こうかな、まだもとの世界にいた頃のエイレン。
語り部:それは、ありがとう。言葉を繰るのが今の僕の仕事だから、そういってもらえると嬉しいよv
朱琉:あと、エイレンさんの話、ぜひ読んでみたいです。
語り部:負担にならない程度でお願いしたいな。
>
>>
>>
>> あとがき
>>語:やあ!と、いうわけで、僕とエイレンの出会い編、「闇に染まりし緋花は 〜夏水仙の絆〜」、どうだったかな?設定が活かしきれなくて、またしても中途半端なものになってしまったけど。
>>  今回のタイトルの解説をしておくと、『リコリス』とは彼岸花と、それによく似た花のことを一緒くたにして言うらしい。つまり、一番印象に残っているのは緋色の花。正気をなくして暴走する=闇に染まるという解釈らしい。だんだんこじつけタイトルになっていくねぇ・・・・。副題の方は、最後までどっちにしようか迷ったタイトルだよ。選べないから、両方つけちゃえ!と、朱琉の優柔不断が十分に効いているという。こっちの意味は、夏水仙=彼岸花の異名で、彼岸花=リコリスの繋いだ絆、という意味だとか。
>>  ちなみに、リコリスの花言葉は『悲しき思い出』。・・・・本当にごめんよ、リコリス。由来までこんなので・・・・。
>>  では、今度は本編で会おうね!
>>
>ユア;はいでは。
>モイラ;ちなみに、リコリスの白だけは、『望み無き恋』そう言う意味だそうだ。
>二人;では、本編か、小説一のオリジで。
朱琉:そうなんですか・・・・。しっかり『赤の彼岸花』なイメージだったので、他の色の花言葉は初めて知りました。
語り部:じゃあ、今回はこの辺で。
二人:では、また!
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