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Re: 漆黒に踊り出る3
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>言って、父親は、携帯を取り出す。
>かけるのは海外で、海外の電話取り次ぎサービスを利用して、国内の知り合いへと、繋いでもらう仕組みだ。
>「わたしだ。ふざけた盗人が、今夜来るらしくてな。始末を頼みたい」
>エレベーターで、1階へと降りていた女性が、不意にニヤリと笑んだ。
>つい先程まで、良い所で邪魔をした馬鹿息子へ、内心激しく罵っていたが、今は、逆に喜んでさえいる。
>だが、すぐに顔を引き締め、何事もなかった様に、受付で一礼し、ビルを出て行った。
>女性が向かうのは、近くにあるカフェ。
>そこの窓際の席に着き、幾つか注文し、風景を眺める様に、外に視線を向ける。
>時間は、夕刻。オフィス街なだけあって、通るのは、営業マン風な男や、荷物を抱えた配達人、颯爽と走り抜けるメッセンジャー。
>車の数も少なく、不意に、女性の視線が、銀色の車体に向く。
>後ろ暗い癖に、よくもまあ。と、内心思いながら、おくれ髪を直す仕草で、さりげなく耳に触れる女性。
>実は、男との出会いは、仕組んだものだ。
>男の愛人達の中から、そろそろ結婚相手探しの為に、男と決別しようと考えている女性を調べあげ、男が良く利用する割烹料亭に忍び込んだ。
>そして、男がその女性を同伴して来店したのが、昨晩。
>こっそり、女性とコンタクトを取り、男の財布から、1万円抜いてくれ。と頼んだ。
>後は、会計時に、男が渋い顔をした所に、何くわぬ顔で、抜いて貰った1万円と、連絡先のアドレスを渡すだけで、面白い様に事は運んだ。
>宝石を扱う、問屋の会社の会長が、あの男の肩書き。
>が、裏で、宝石をピンはねし、幾つか隠し持っている事も、脱税したお金を、どこかに隠しているのも、調査済み。
>本当は、上手くあの男に近付き、絞れるだけ絞り取り、脱税の証拠を、どこかに売るつもりであったのだが、予定は変更になった。
>エレベーターの中で、耳から聞こえた情報が、彼女には心当たりがあった。
>あの男の様に、後ろ暗い人間や、裏のある人間、つまり悪人を、狙った、世界を股にかけた泥棒3人組、怪盗リッチだ。
>わざわざ、予告状を出す泥棒など、彼女には、それ以外考えられないし、偽物の予告状を、あの馬鹿息子が用意した、という事は、本物の予告状は、後ろ暗い所を突く文面があったという事。
>そんな事をするのは、怪盗リッチしかいないのだ。
>暫くすると、あの男の澄ました声で、焦りを装った声が、彼女の耳に届く。
>◆◆◆
>続くよ〜

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