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Re: 竜の血の連なり・・・か?(修正版) 後編
注意!!!!
ここの『投稿小説』は小学生の方も来てるので、アダルト向けの小説はご遠慮下さい。
場合によっては承諾なしに削除します。
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元記事
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> ―『竜の血の連なり・・・か?(修正版)』―
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>希望と絶望の意味を知らないものがいた
>
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>竜王の名を持つものを親に持ち、祝福を受ける者がいた。
>双子の竜神、水竜神ディアと火竜神ザード、水竜王と火竜王の二神の間に生まれしものだ。
>双子の神が生まれたばかりの頃は、神と魔の争いも無く安定した状態にあった、
>人の中に封印された魔王は今だ目覚めることなく、静かな時代でもあった。
>
>
>「・・・・平和・・・ですな」
>お茶など飲みつつポツリとつぶやくのは天竜王バールウィン。
>魔族たちにこれと言って動きも無く、平穏無事な日常に慣れているどこぞの縁側で、
>日向ぼっこする老人のように、のんびりとした時を過ごしていた。
>「それにしても、我々竜王に子供が出来るとは・・・かなり意外だったな」
>水竜王と火竜王の子供たる双子神。
>まだ幼いが故に、未だに不安定なところがある。
>が、その代わりその力は七分の一シャブラニグドゥと互角程度の力はあるとみえた。
>「あの、『天然素ボケのバカップル』の子供にしては、しっかりしてる方だな・・・あの二人は」
>魔族に比べて自分達竜王はまだしも、その下に従う竜族たちは力が弱い。
>それゆえ新たに生まれた双子神は神側にとって希望でもあるのだった。
>
>「ディア、フレイ・・・フレアロードと他の竜王のところへ行ってもらえる。
>嫌な感じがするの、これから言う事を伝えにいって、お願いね」
>「はい、母様」
>「いいちゃんと伝えてね・・」
>
>ディアが最初にたどり着いたのは、父王でもある火竜王のもとだった・・・
>ただただ伝えなければならないと、母王が感じる気配そして魔族の思惑。
>それら全てを伝えなければ、この世のバランスが崩れるのを留められない気がするから。
>水竜神は告げる、水竜王の言葉を。
>世界が大きく変わろうとしている事を・・・
>
>
>
>ガーヴは不機嫌だった。
>同僚であり兄弟でもある冥王フィブリゾの立てた計画、一通り聞いてはみたものの、
>何か他にも隠しそうで嫌な感じがぬぐえないでいた。
>
>――魔王様を復活させる
>
>フィブリゾはそう言い、計画を自分達腹心に話して見せたが・・・
>海王と覇王の二人は表情を変えることなく、淡々と聞いていたが、
>獣王だけはいかぶしげな表情か微かだが浮かべていた。
>
>「畜生!」
>「どうした?ガーヴ」
>思わずついてでた呟きに、ゼラスが問いかける。
>「・・・いや、何でもねえ・・・」
>「何でもない訳なかろう、どうしたガーヴ。
>フィブリゾの立てた計画が気に入らんのか?」
>「相変わらず勘がいいというか・・・・魔王様を復活させるのが気にいらねえワケじゃねえ。
>ただあの陰険野郎が他に何か企んでそうで・・・」
>ガーヴは他の同僚の中では、割とゼラスと話すことが多かった。
>何より、自分の神経を逆なでするような事を言わなかったし、気のあう部分もあって、一緒いても苦にならない相手でもあった。
>「まあ、あのフィブリゾが魔王様を覚醒させた後のことを、まったく考えて無いとは思えん。
>ついでに竜王の一体でも滅ぼそうとでもするだろう。
>聞けば水竜王と火竜王の間に新たな竜神が生まれたそうではないか」
>「ああ、俺は実際会ったこともあるがな」
>「まあ、あった事は責めずにいてやる。
>で、どんな感じだ、その竜神は?」
>「すまん;
>まず、そいつらは双子で力は竜王ほどは無い、がかと言って俺ら五人の腹心束になってかかっても、
>勝てないぐらいに力はあるだろな。
>ただ、あらゆることの経験が足りねえから策を弄して、罠にでもはめてやれば倒せん事はねえと思うが・・・」
>「そうか・・・」
>「炎の時きたる!
>俺達、魔族が動こうとしてる時に、世界が、神が、変わるだろうさ!」
>
>
>
>
>世界が揺れる、世界が震える・・・・それは魔が降り立つ時!
>魔は嘲笑う・・・闇が蠢く・・・破滅への道を
>
>
>
>冥王フィブリゾは機嫌が良かった、思ったように事が運ぶ事が。
>あちこちの国に部下を送り込み、不安を煽り国同士に諍いを起こさせ、世界全体に争いの炎を上げさせた。
>この世に生きる者達が、不安になればなる程、魔族の力は大きくなっていくもの・・・
>「魔王様の封印はかなり強固だからね、人々の不安こそが魔族の糧・・・
>その不安、世界を覆うほどの負の感情は、魔王様復活の贄になる」
>負の感情を食らい、人の中の魔は目を覚ます・・・
>世界を覆う程の負の感情を生むには、死の匂いのする戦乱こそが相応しかった。
>「そろそろ次の段階かな?」
>人間同士の諍いに更なる不安を与える、レッサーデーモン等の下級の亜魔族を大量に召喚しばら撒く。
>「まだだよ・・・まだまだ足りない・・・もっとの負の感情を!」
>
>
>「フィブちゃん楽しそうねv」
>「まあ、あいつはこういう策略めぐらすのが、趣味みたいなものだし・・・」
>「ゼラスちゃんは楽しくないの?」
>「・・・楽しいとか、楽しくないとかじゃない。
>これは魔王様を覚醒させるためのものだろう」
>「お堅いわね、折角フィブちゃんのおかげで、負の感情の食べ放題になってるんだからv
>おいしく味わって、人間どもの苦しむさまを楽しめば良いのに・・・」
>「・・・」
>
>
>
>――僕の部下達も良くやってくれる、ふふっ、タナトスもヒュプノスも上手い具合に、水竜王の神殿を破壊してくれたみたいだね
>
>タナトスとヒュプノスの二人は、巧みに人間達の中に潜り込み、水竜王の力を高める要所ごとの神殿を破壊していく・・・
>「フィブリゾ様、タナトスです戻りました」
>「お帰り、タナトス。よくやってくれた・・・竜族の動きは?」
>「竜族の動きはヒュプノスが現在も監視中です。
>解っているところで、かろうじて残った神殿に竜族やエルフが集まりつつあります。
>ただ、人間の魔道士達に中に一人気になるものが居りますが、ヒュプノスが探りを入れていると思われます」
>「そう・・・ご苦労様。
>それから、ガーヴ以外の腹心達に次の計画に移って貰うように伝えといて。」
>「御意」
>
>――楽しみだね・・・
>
>
>暗い炎が照らすのは赤い闇・・・
>
>
>
>
>
>力とは何であろうか・・・答えの出ぬ問いは空に消え
>世界は混乱を極めた。
>溢れる間族たちに多くの者達は疲弊し、恐怖が不安が世界を覆い始めた・・・
>
>
>ミルガズィアは一人の魔族と対峙していた・・・
>突如現れ、圧倒的な力を見せつけられ、すでに幾人かの竜族やエルフ達が、
>物言わぬ冷たい骸と化していた。
>
>「っく、魔族一匹にこれほど苦しめられるとはな・・・」
>「我ら魔族を軽く見すぎているのではないか?
>このヒュプノス、冥王様の直属たる冥将軍なのだぞ。
>お前ら如きが、どうにかできる相手だとでも思ったか!」
>薄い笑みを貼り付けたまま、ヒュプノスは手近にいるエルフの腹に穴を開ける。
>
>――どうする・・・このままでは
>
>「さあ、永遠の眠りを与えよう!
>このヒュプノス(眠り)の名において!」
>ヒュプノスが黒い霧を生み出していく、その霧に触れたものが次々と倒れ伏していく。
>――これは・・・まさか毒か!?
>「くくく、これは死ぬ訳ではない。
>夢を見るだけだ・・・・そう、目覚める事の無い悪夢(ゆめ)をな・・・」
>生かさず殺さず・・・負の感情を得るための悪夢を与える悪魔・・・
>
>――他の魔族毛色が違う・・・
>
>普通、大抵の魔族は負の感情を得るために、肉体的な苦痛を与える事が多い・・・
>
>――っく!眠気が・・・!!
>
>「・・・うぅ・・」
>
>
>少しの間だが気を失っていたらしい・・・
>ミルガズィアは意識を右手に意識を集中させ、何時でも呪文を発動させられる状態にしておく。
>「あっけない。
>神の眷属どもはこの程度でしかないのか・・・つまらん」
>つまらなそうに呟き、立ち去ろうとして踵を返し背中を見せた時・・・
>
>どごぉっ!
>
>「カオティク・ディスティングレイト!!」
>
>うがああああああああああああああ!!
>
>声ならざる悲鳴が響く・・・
>
>ヒュプノスは己を貫く腕を見た。
>「止めを刺さずにいた事が、お前の敗因だ・・・・」
>ミルガズィアは、自分達に興味を失っって、背を向けた時に、殆ど捨て身で攻撃したのだ。
>拳に魔力を込めて体をぶち抜き、自らの右腕を媒介に呪文を発動させたのだ。
>ありったけの魔力を込めて・・・
>「ふむ、もう右腕は使い物にならんな・・・」
>呪文を使った余波で、肉が削げ落ち千切れかけた自らの腕を見て、ため息混じりに呟いた。
>
>――この程度で済んだか・・・
>
>ヒュプノスの体は黒い霧となって消えていった。
>
>
>
>
>
>「ヒュプノスが滅んじゃったか・・・戦力低下はちょっと痛いなぁ」
>「よお、冥王(ヘルマスター)。
>もおすぐ結界が完成するらしいな」
>「もうすぐ君の出番さ、ガーヴ。
>もうすぐ魔王様がこの地に降臨する」
>「勝ち目はあるのか?」
>「とーぜん。
>僕の計画は完璧さ」
>
>――そう、完璧なんだよ
>
>
>その日、水竜王の下より使者が発った。
>それは水竜神ディアの姿だった・・・・
>
>
>
>狼煙が上がる、戦いの時!
>炎の竜が動く・・・焔色の風を起こして・・・
>
>
>ディアの言葉を聞いてヴラバザードは動いたが、既に水竜王ラグラディアの住むカタートを中心に、
>魔族の結界が張られ、近づく事が出来なくなっていた。
>だが、諦めの悪さが火竜王にはあった。
>魔族の張った結界を強引に破ろうとし、ボロボロになりながらも結界の一部に隙間を作り、
>天竜王と地竜王の二神が水竜王に力を送り、魔王を氷付けにする事が出来た。
>その代償は大きかった・・・
>
>
>
>「大丈夫か、ヴラバザード。
>魔族の張った結界破るのに無茶しすぎだ」
>「・・・アクア・・助けられなかった・・・」
>「・・・・・フレアロード・・・」
>
>
>
>
>
>魔族の張った結界に炎を纏った王・・・・・・火竜王が力を放つ・・・
>「うおおおおおおおおお!!!!」
>見えぬ壁を壊し、抉じ開けるかのように力を込めた手を撃ちつけると、白い閃光に辺りが包まれる。
>
>・・・その余りの力の凄まじさに、空が炎の色に染まる・・・
>
>単純に考えれば、結界の力は魔王の腹心4人分の力に相当すのだが、
>結界を張るための魔法陣が結果として腹心達の力を共鳴させ、増幅させていた。
>その結界の中にある者、触れる者は神の力をそがれ、本来の出す事が出来ないのだ・・・
>
>――アクアを助ける!助けるんだ!!
>
>力と力のぶつかり合いで、火竜王の体には幾つモノ傷が出来、血が噴き出していた。
>結界に中で水竜王の力が、弱まっていくのが感じられ、火竜王の理性は焼きいれていく・・・
>
>
>・・・愛を知らぬものが、神として命ある者を守れるとは思わない・・・
>
>
>誰が最初に言ったか忘れてしまったが、火竜王も水竜王もこの言葉を大事にしていた。
>それは・・・自分達の親たる赤の竜神スィーフィードの言葉だったのかもしれない・・・
>愛するもの・・・火竜王ヴラバザードにとってそれは・・・・・水竜王ラグラディア。
>
>
>ヴラバザードの捨て身とも思えるような、力のぶつかりで生じた隙間から、天竜王と地竜王は魔王を呪縛する。
>そして、残された最後の力で水竜王は溶ける事の無い氷で魔王を大地に縛り付け、
>水竜王は倒れた・・・それがこの戦いの最後だった・・・
>
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>「なあ・・・バールウィン・・・頼みがある」
>「ん?」
>「私が狂ったら・・・・・・・殺してくれ」
>「!!!」
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>
>・・・声が聞こえた・・・愛しい人の声が・・・・
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>・・・・・・泣かないで・・・・
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>・・・・・憎まないで・・・・・
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>・・・・・・生きて・・・・・・・と・・・
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>
>・・・・・・狂いそうだ・・・・・
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>・・・・・・けど・・・・・
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>・・・・・・・私は生きる・・・・・・
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>「狂ったら・・・殺してくれ・・・私を・・・」
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>・・・・・・・・・アクアのところへ・・・・・
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>狂う事さえ許されぬ王は・・・ただ・・・血を流す・・・
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>それは、沈黙と呼ぶものだった。
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>ガーヴの話が終った時、ヴァルは泣いていた・・・
>否、泣いている事に気づいていなかった。
>「降魔戦争後の火竜王は、精神が酷く不安定になった。
>かろうじて正気なだけで、紙一重なとこにいるのさ・・・あいつは・・・」
>ヴァルは言葉なくガーヴの話を聞いている。
>「ゴールドドラゴンのエンシェントドラゴンへの事も、奴の精神が余りに不安定なために、
>奴が気づいて止めようとした時は既に手遅れになってたのさ・・・
>ゴールドドラゴンを憎むのは止めねえ、だがな、あいつを憎むのだけは止めてやれ。
>あいつはその事を、自らの罪として背負ってるんだからよ・・・」
>「・・・・火竜王は失う痛みを知ってたのか・・・・」
>「もう寝ろ・・・あんまり時間はねえけどな」
>「・・・・・・・はい」
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>願わくば、哀しき神に救いがあらん事を・・・
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>神でも魔でもない・・・全ての者の母に祈る・・・哀しい竜が迷わぬように・・・
>ガーヴは、そう思わずには居られなかっった、狂って死ぬ事の出来ない友の為に。
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>竜の名を持つものたちはただ旅を続ける・・・当て無き旅を・・・
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><終>

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