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    タイトル : 裏で手を引く物は何を企むその十四
    投稿者  : コウ
    投稿時間 : 2009年7月5日16時27分05秒
| ある程度歩くとそこに居たのは、ジェネロックだった。その横には、人間に見える者が居た。
 灰色の髪の毛と紫色の瞳のそこそこ顔立ちの整っている青年だが、どこか人間味が抜けている。
 茶色い平凡でどちらかと言うと貧相な服を着ている。
 そして、瞳には光が無い。
 「ふっふっふ。まさか異世界であの名高い魔を征する者(デモン・スレイヤー)リナ=インバースに出会えるとは思ってませんでした。」
 と、青年が言う。
 「あんたは?
 そっちの陰険なのは、ジェネロックというのは知っているけど………。」
 と、リナが言う。
 「この者は、わたしの部下。
 わたしはフィードルシェと申します。」
 と、青年が深々と礼をすると手のひらから深みのある青い色の剣が現れる。
 「………なんで、こんな所にいるのよ。」
 「こんな所って………。」
 と、リナの言葉にうめく猫娘
 「ふっふっふ。あの女に強制的に呼ばれたんですよ。
 まぁ、なかなかおもしろそうですから言うことを聞いていましたけれど……。別に契約をしたわけではありませんし……。」
 と、言うと金色の鍵を見せる。
 「渡しても良いと思っていましたけれど………。あの、魔王様を二度も倒した存在を戦う。
 魔族としてもあなたは邪魔なんですよ。」
 そう言うとジェネロックとフィードルシェが飛びかかる。
 リナが唱えていた呪文を使う前に、
 ザッシュッ
 鬼太郎の妖気で剣とかした髪の毛で二つに切られそして、ちゃんちゃんこに包まれる。
 「体内電気」
 その言葉と共にちゃんちゃんこが輝き
 バッシュゥゥ
 と、音と共に二体の魔族が滅びた。
 
 地面には金色の鍵が残った。
 
 「あたしの出番は……?」
 と、あたしが言うと
 「倒したんだから良いでしょう。」
 と、鬼太郎が言う。
 「………いや、そりゃ、どうだけど………あたしの出番と………いうか、……。」
 と、ぶつぶつとリナはうめいていた。
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