| 
 
    タイトル :  ポコタの放浪記  その四
    投稿者  : コウ
    投稿時間 : 2009年5月16日15時08分51秒
| スレイヤーズ第三期の時期です。
 と言っても、リナ達は外の世界へと言ってしまっているのでリナ達の冒険とリンクできませんけれどね。
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 とある港町でレゾを探していた。
 ここで外の世界へと向かう船が出ると聞いてレゾが現れるかもしれないと思い探していたのだ。
 そんな中、ディクリスと再会し森の中へ場所を移し話し始める。
 「………ポコタよ。
 どの国も一緒だな。自国の富のために外の世界へと争うように向かっている。」
 「……なんだよ……。ディクリス。
 今まで行けなかった場所へ行くんだぜ。誰だって言ってみたいと思うだろう。
 ………俺だって、レゾのことが無ければ向かっていたかもしれねぇし。
 ………タフォーラシアを目覚めさせたら、外の世界へと言ってみようと思っているんだ。」
 と、ポコタは言う。
 「………もしかしたら、赤法師殿は我々を見捨てたのかもしれん。」
 ぽつりと漏らしたディグラスの言葉は、突如起きた爆風によってポコタの耳に入らなかった。
 ポコタもディクリスもまた当てのない赤法師レゾを探す旅を続けることとなった。
 外の世界へと行く船は突如飛来した黄金竜を倒すためにある魔道士が放った竜破斬によって崩壊したと聞いた。
 
 ポコタがタフォーラシアへ帰ったのはとある不安があったからだ。
 最近ディクリスの様子が変だった。
 そして、ルヴィナガルト王国で魔道戦車と呼ばれるものが造られていると聞いたのだ。
 あくまで噂で聞いたのだが、妙な胸騒ぎが起きたのだ。
 タフォーラシアへの道が開きその王国の城の中の奥深くに封印されていた場所へと向かう。
 そこにあった一冊の魔道書が無くなっていた。
 それは、ザナッファーアーマーの製作方法だった。
 「……やっぱり、魔道戦車は、……。でも、どうして………まさか、ディクリスおまえが、………。」
 そうつぶやきながらポコタはさらに奥にある剣を手に取る。
 刃のない柄だけの剣。
 光の剣の複製品だ。
 手に取りチャックの中へとしまう。
 そして、母国を後にした。
 
 しばらくして、ルヴィナガルト王国内で魔道戦車を販売しているという話を聞いてポコタはそれを破壊することを決意した。
 完全体ではない者なら魔法で破壊することはできる。
 そう思い破壊を繰り返した。
 並大抵の魔法では不可能なため、竜破斬を幾度となく使った。
 もう一度失った王国を取り戻すためにレゾを探し、魔道戦車を破壊していった。
 そして、ポコタがとんで言っていると栗毛色の魔道士と金髪の剣士が海賊をいじめていた光景を見た。
 「………いい気なもんだぜ。
 まったく。」
 と、ポコタはつぶやいた。
 その魔道士と剣士にその後深く関わり合いになるとは、そのときにはわからなかった。
 リナとガウリィそしてゼルガディスにアメリアと呼ばれる四人にポコタは出会い魔道戦車とザナッファーとの事件。
 そして、冥王の壺と赤法師レゾの魂の中に眠る魔王の亡霊と戦う物語は、始まろうとしていた。
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 投了デス。
 ポコタはリナ達と出会うまで何をしていたんだろうなぁ。と思って書いてみました。
 ディクリスは徐々に世界への不信感を募らせていたんですけれど、ポコタは気づかなかったんですね。
 リナ達と微妙にすれ違ったりしているんですね。
 少なくとも第一期の賞金首騒動で名前を覚えていてもおかしく無いんですよね。
 ……少なくとも、その賞金首の話を持ちかけたのがレゾだと言うし賞金額はものすごい額ですからね。
 ………まぁ、レゾを見つけることで頭がいっぱいだったと言うことにしといてください。
 |  
 |