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お久しぶりの投稿です。カプ無し
井上アイ
http://kibunnya.kakurezato.com/
2010年1月4日16時00分59秒


2年ぶりの投稿……
名前が、出て来ないですが、スレイヤーズの、現代パロ
◆◆◆◆【漆黒に現る】◆◆◆◆
深夜のオフィス街を、ワンボックスカーが、走行している。警備会社の社名が、プリントされたその車は、迷う事なく、一つのビルへ。
地下駐車場には、同じ車が何台もあり、パトカーさえも、何台も止まっていた。
「よお」
「あれ、お前、今日は休みじゃ?」
声を掛けられた男は、首を傾げ、相手を見る。
禿げた頭に、鋭い眼光、高い背と、幅のある身体、それだけでも十分だが、身を包む警備服で、更に迫力を増している。
「緊急召集掛ったんだよ。たく、バイトがあるって〜のによ」
「まだ、バイトしてたのかよ?禁止されてるから、辞めろて、言ってんだろ?」
「借金返すまでだって」
「ギャンブル止めれば、済む話だろうが」
「当たった時の、高揚感、知らねぇのか?」
「で、ぱ〜!と使ってんだろうが」
「そこ!喋ってないで、仕事しろ!!」
離れた場所からの、上司の叱責に、話に盛り上がっていた2人が、肩を竦める。
「ピリピリしてんな」
ポソリと、禿げ頭が溢す。
ポソリと、禿げ頭が溢す。
10畳程の部屋には、警備服姿が7人。
25階建てのビルの、17階にある、金庫室の前が、その部屋で、地上からも、屋上からも、そこに辿り着くまでに、警察と警備員・警備システムが、待ち受けている。
で、金庫室の前を、警備主任が、廊下側に、禿げ頭と、先程の男が、扉を挟んで立っている。
「当たり前だろ。怪盗リッチからの、予告状が、届いたんだ」
『怪盗リッチ』、人を馬鹿にした様な名前だが、世界を股に掛けた泥棒で、これまた、人を馬鹿にした様に、予告状を出し、どんなに警備を固めても、狙った物を、盗んで行ってしまう。
変装が得意らしいと、有名なので、予告状が届いた先の警備の者達は、身体検査をされるのが、通例である。
噂は、それ以外にも、拳銃の腕が良い、剣の腕が良い、頭脳明晰、実は吸血鬼であるとか、胡散臭い物まで数えれば、きりがない程、『怪盗リッチ』は有名だ。
「ん?何か、変じゃないか?」
不意に、禿げ頭が、眉根を寄せる。
当然、すぐそばにいる男が、扉の向こうに、警戒をし、他の者は、拳銃を取り出す。
プシューと、風船の空気が抜ける様な、そんな音が、天井から漏れ………
◆◆◆◆
いきなり続く。すみません、携帯からなんで、文字制限が!!
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親記事: なし
コメント: 漆黒に現る2-投稿者:井上アイ

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