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The song of a dragon. The requiem to darkness. 第39章
紫清 月季花
2009年11月16日13時53分50秒


【The song of a dragon. The requiem to darkness. ―竜の謳・闇への鎮魂歌―】





















―――俺は認めない!
















   覚えているのは優しくて、あったかくて、そして・・・・・・
















                                 過去を思い出すたび、胃の腑がねじれる様な気がする
















         猛き焔
















                                    無力な過去
















                    焼けつく人の臭い
















                                               守れなかった俺
















                    感覚が狂う世界
















     守らなかった全て
















                                                 だから
















                  だから・・・・・・


















「俺はこの世界が嫌いだ」
深い森の奥、大木に根元に転がる落ち武者か、野武士のような成りをした幼さを残した青年が言う。
その顔には左半面を覆うように火傷の痕があり、左目は刃物による裂傷によって潰されいる。
「・・・流鬼・・・またそんなこと・・・」
その青年の側に立つ小袖に袴姿の同じ年頃に見える女が、たしなめる様に声をかける。
「無力な俺が嫌いだ。
人を殺して平気な奴が嫌いだ。
裏切る奴が嫌いだ」
「・・・・流鬼・・・」
「そして・・・・何もしない奴が嫌いだ」
「・・・・流鬼、そろそろ戻ろう・・・・
日が暮れるよ、獣や妖の時間になるよ」
女は青年――流鬼に声をかけ、戻るように促す。
流鬼は軽くため息をつくと起き上がり、女の方を見て小さく肯く。
そして二人はさらに森の奥に分け入るようにその場を後にした。









「ここの名物は?」
「みたらしだんご≠轤オいです」
「一度だけ食べた事がありますけど、おいしかったです」
「じゃあ、どっかで食ってくか」
「「はい」」
何処の観光客だ?



























<続>


【あとがき】

ども、謎の怪奇植物です。
続きです・・・・って、みぢかい(泣)

流鬼をやっと出せた・・・・・最初に考えていたのと性格とかは変わりそうですが・・・・
小袖の姉さん名前考えてたのに・・・・ど忘れした(汗)すまぬ・・・・;;
新キャラ出すたびにやってるキャラ設定です。


■流鬼(るき)
[本名]
不明
[種族]
人間
[性別]

[年齢]
二十歳くらい
[容姿]
黒髪黒目
左半面火傷の痕、隻眼、スカーフェイス
[武器]
不明
[備考]
やさぐれ青年(笑)




続きがいつになることやら;;
気が向いたら読んで見てみて下さいませ。

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親記事: The song of a dragon. -投稿者:紫清 月季花
コメント: なし

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