新規投稿 読みまくれ!!! ツリー表示
修正・削除 依頼 番号順表示
記事検索 タイトル&コメント
過去の記事検索
(23:00〜07:58)   [詳細]
読みまくれ 読みまくれ2 著者別リスト 書き殴り


◆−裏で手に引く物の下準備 【番外編】(リナ達は出ません)−コウ (2009/5/24 18:24:58) No.18492
 ┗裏で手に引く物の下準備 【番外編】(リナ達は出ません)−コウ (2009/5/25 13:16:18) No.18493


トップに戻る
18492裏で手に引く物の下準備 【番外編】(リナ達は出ません)コウ 2009/5/24 18:24:58


「ゆがみ……ですか。」
 カラス天狗の期待のエースで妖怪四十七士と呼ばれる都道府県の代表妖怪の一人黒カラスに言われ鬼太郎は眉をひそめた。
「はい。鬼太郎殿。
 最近人間界や妖怪界で空間がゆがんでいるのです。
 その、原因となる行動を取る存在もわかったのですが、………、その、………。」
 と、黒カラスは口ごもる。
「どうしたんですか。黒カラスさん」
「うむ。おぬしが口ごもるとはそんなに凶悪な妖怪なのか。」
 と、鬼太郎と目玉親父に言われ
「いえ、その、………。まったく、あいつは……。」
 と、黒カラスはつぶやく。
「……あ、もしかして、………。」
 と、お茶を出していた猫娘が気づく。
「これを見てください」
 と、見せた写真には
「………やっぱり。」
「まったくあやつは、」
「ネズミ男か。」
 と、写真に写る金髪美女とネズミ男の写真を見て三人はため息をついた。

 森の奥深くで適当な大きさの穴を開けそこに、金色の液体を流し込む。
 地面は一瞬漆黒の闇色に輝いたかと思うと普通の大地となる。
「いやぁ。エルお嬢様。不思議な液体ですな」
 と、地面を掘り終え疲れた口調だがヨイショを忘れないネズミ男だった。
 そこに、
「見つけたぞ。ネズミ男。今度は何を企んでいるんだ。」
 と、鬼太郎の声が響いた。
「げ、鬼太郎」
 現れた友人におどろくネズミ男
「ちょと、まてよ。おれはエルお嬢様に頼まれて、観光案内をしているだけだぜ。地面に穴掘って水を流し込んだのが悪いことなのかよ。」
 と、ネズミ男が言う。
「それのせいで、空間が変な風にゆがんでいるらしいのよ。」
 と、猫娘が言う。
 空にはカラス天狗ポリスが宙に舞っている。
「えぇぇぇ。」
 初耳だったネズミ男は真剣におどろく
 それを見て鬼太郎は、
「どうやら、知らなかったみたいだけど、………。
 エルさん。でしたっけ、あなたネズミ男をつかって何を企んでいるんですか。」
 と、言った。
 その言葉にエルは何も言わずただ、指を鳴らしただけだった。
 そして、消えた。
「え。」
 突如として消えたそれにおもわず唖然とする一同だった。

「どういうことっすか。エルお嬢様」
 と、ネズミ男が聞くと
「空間をゆがませるのは下準備よ。
 退屈だから、ある物をこの世界に呼び寄せたのよ。」
 と、エルはいけしゃぁしゃぁと答えた。
「でも、そんな事したら地獄からも目をつけられますよ。やめましょうよ。」
 と、ネズミ男が言った瞬間だった。
 体の上半分と下半分がとれたのは、
「え、」
 漆黒の色の巨大な鎌が自分を真っ二つに切ったのだとかじろうてわかった。
 そして、倒れたネズミ男を鎌でたたく。
 すると、切れた体がくっつきよみがえるネズミ男
「のわぁぁぁぁぁぁぁ。」
 一回死んだことと死んだ後生き返ったこと両方におどろくネズミ男。
「大丈夫よ。
 なにしろ、あたしは………。」
 そして、エルが自分について話し出したのだった。

「はっ」
 ネズミ男が気がつくと自分の別荘の前にいた。
 むかし、クイズ大会の時鬼太郎が優勝したのだが、いろいろあって自分にくれた物だった。
 知恵と体力と根性と友情で優勝した思い出あふれる別荘なのだが、もらってから一度も使っていないのだ。
 なぜなら、場所が場所だからだ。
 地獄の一等地にあるという別荘。どうしろと言うんだそんなもん。
 おもわずそう愚痴ってしまったぐらいだ。
 エルに言われて用意し解いた物をもって自分はその別荘にいた。
「閻魔からは、ちゃんと許可もらっているからね。」
 と、エルは言う。
 それが、ネズミ男にとって、自分が聞いた事が事実だと言うことだと言う証明でしかなかった。
 でっかい漆黒の鍋に、いろんな物を入れ血の池地獄の血を入れ真っ赤な目をした兄ちゃんから血を抜き取り、その兄ちゃんが持ってきた血液をいれる。
 そして、しばらくするとその鍋から三人の何かが出てきた。
「やっほー。ガーウにフェブリゾ。ついでにシェーラ。」
 と、鍋から現れたそれにエルは笑顔で言う。
「あんた達をよみがえらせたのは退屈しのぎ中のすみかをどうにかする召使いがほしかったのよ。
 と、言うわけでこの世界で見つけた部下に持ってこさせた服に着替えて相似と料理とあと死霊どもがかってに来ないようにする事。
 お風呂もためといてね。」
 そう言うと、エルはすたすたとネズミ男の別荘へと向かった。
 ネズミ男はおずおずと飼ってこいと言われた服を渡し言った。
「おれが、選んだんじゃなくて。あの人がこれを買えと言ったんですよ。」
 と、ピンクのエプロンのメイド服(猫耳としっぽに鈴つき首輪のオプション付き)を、差し出した。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
部下S あーいたかった。
コウ モーニングスターで一撃だもんね。
部下S しかし、シェーラに百歩譲ってフェブリゾはともかくなんでガーウまで猫耳セットつきのメイド服を
コウ ああ、ガーウはエルの造ったルールを破りかけたとからお仕置きのつもり、フェブリゾも同じく。シェーラはおまけ
部下S かわいそうに、シェーラ
コウ ガーウにフェブリゾは同情しないのか
部下S あのかたに逆らったんだからしょうがないじゃん。
コウ ガーウがぐれた理由もわかるな。うん。

トップに戻る
18493裏で手に引く物の下準備 【番外編】(リナ達は出ません)コウ 2009/5/25 13:16:18
記事番号18492へのコメント

 地獄での暮らしにもネズミ男はそこそこなれいた。
 うまく、情報は簡単に手に入るのだから捜査の裏をかくのも簡単だ。
 ちなみに召使いとしてエルが呼び寄せたのは、普段は攻撃することができないという制御がかかっているとネズミ男は聞いた。
 シェーラちゃんは比較的扱いも良くネズミ男も、かわいいし有能だと気に入っている。………多少考えなしの行動を取るが、……。
 フェブリゾは、姿はまだ見えるのだが、扱いがめちゃくちゃ悪い。
 いわく、昔エルを攻撃したからとエルにとことん嫌われているのだ。その結果、今日の朝食は犬のえさといわれ本当に犬のえさを食べさせられていた。
 あしたは、虫を食べさせると鬼畜な事をエルは言っていた。性格は、悪くネズミ男もにがてとしていたが、道場はしていた。
 ガーウは、見ていて吐き気が起きるためなるべく視界に入れないようにしている。フェブリゾが買い物に行くときガーウもついて行っている。
 ようするに、フェブリゾに対する嫌がらせなのだ。おもわずネズミ男は同情した。
 そんな、こんなで、とうとう最後のゆがみ作りとなった。
 エルは
「思いっきり派手に行きたい。」
 と、言った結果鬼太郎達は集まっていた。

 鬼太郎は走っていた。
 途中妨害者としてなぜかメイド服を着た三人組がいたが猫娘達が相手をして鬼太郎は、エルの元へと向かっていた。
 出たとき、かわうそは、
「変態だ。」
 と、思わずうめく相手だったから心配はないと思うのだがなぜか不安はつきない。
 走りついにエルとネズミ男の元へと鬼太郎はたどり着いた。
「どうして、ゆがみを造るんですか。」
 と、鬼太郎が聞く。
 エルは、
「この世で一番の恐怖に対抗するためよ。」
 と、答えた。
「どういう意味ですか。」
 と、鬼太郎が言ったがエルは
「ふ。この世で一番恐ろしいことは、死なんかじゃないわ。坊やももうちょっと大人になればわかるわよ。」
 と、答え
「それより仲間は心配じゃないの。あの三人見た目は間抜けだけど、強いわよ。」
 と、いった。
 ネズミ男は、だれが間抜けな格好をさせたんだか。と思ったが口には出さなかった。

 妖怪達は苦戦していた。相手はメイド服を着た変態と思っていたのだが、三人とも強敵だった。
 名前も名乗らなかったが、その三人とも人とは思えないほど強かったが、妖怪とも思えなかった。
 赤毛の男が言った。
「俺らで苦戦しているなら、あの方を止めるなんて不可能だと思うけどな。」
 と、
「ふざけないでよ。鬼太郎は負けないんだから」
 と、猫娘は叫んだが猫娘の胸の奥のは不安があった。

「うわぁぁ」
 と、鬼太郎は大地にたたきつけられる。
「うふ。ちょっと手を振っただけなのに……。」
 と、エルは笑う。
「鬼太郎あきらめろよ。」
 と、ネズミ男が地面を掘りながら言う。
 エルは鬼太郎に向かって手を振っただけだった。手は鬼太郎に触れてもいないと言うのに、鬼太郎は十メートルはふっとんだ。
 鬼太郎が全力で攻撃しているというのに、エルはまるで何も感じずだた少し体を動かすだけで、直接触れていないというのに鬼太郎を吹っ飛ばしたり地面にめり込ませていたりした。
 鬼太郎の元に連絡が入ったのはその時だった。
 地獄の鍵の使用許可が入ったのだ。
「地獄………究極……奥義・・。獄炎乱舞」
 鬼太郎の究極奥義が炸裂した。

 ものすごい轟音がして音の震源地をみると、炎の柱がたっていた。
「あれは、鬼太郎の獄炎乱舞」
 と、猫娘がおどろく。
「へぇ。すごいね。あの子。………でも、あの方を倒すのは無理だろうね。」
 と、黒髪の少年はつぶやいた。

「………おもしろいわね。」
 そう言うとエルはおもむろに漆黒の鎌を取り出す。
 鬼太郎の獄炎乱舞がやってくるのをその鎌で受け止める。
 そして、
「えい。」
 と、ちょっと本気を出した程度の声で獄炎乱舞を打ち消した。
「なっ」
 鬼太郎がおどろいた声を上げたのと、エルが鎌で鬼太郎を殴りつけたのはほぼ同時だった。

 鬼太郎は倒れて動かない。もはや意識もないのだろう。
 エルはネズミ男がほった穴に液体を入れる。
「これで、数日後にはあの子達を呼び寄せれるわね。」
 と、機嫌良くにエルは言う。
 ネズミ男は鬼太郎のけがを治そうとしていた。
「ちょっと、待ちなさい。」
 と、エルが言うと手をかざす。
 すると、鬼太郎の傷が治る。
「気に入ったわよ。ゲゲゲの鬼太郎。」
 と、エルは笑みを浮かべながら言った。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
部下S 鬼太郎敗北しましたね。
コウ エル強しと言ったところでしょうかね。
部下S 地獄よく許可出しましたね。
コウ ああ、地獄のトップに、部下にも秘密にしとけでないとつまらん。と、エルが言ったんですよ。
部下S なるほど、
コウ こうしてエルは鬼太郎が気に入ったんですよ。
部下S こうして、本編に続くというわけですな。
コウ あたり。