◆−初投稿です。−香月(4/17-17:40)No.9635
 ┗はじめまして−一坪(4/18-06:58)No.9663
  ┗ありがとうございます!−香月(4/28-22:18)NEWNo.9781


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9635初投稿です。香月 4/17-17:40



  はじめまして、香月(かげつ)です。
  初投稿なので、おかしな所があると思いますので、
  よろしければ教えて下さい。

  カップリングは特にないと思いますが、根がガウリナ・ゼルアメ好きの為、
  ガウリナやゼルアメになってしまう場合もあると思いますが、
  よろしければ見て下さい。

 ―――――――――――――――――――――――――――

        獣神官の部下

   一、森の中 戦い人は 影があり

  あたし達は今、魔族達に狙われている。
  まぁ、いつもそうだ、って言っちゃえばそうなんだけど……
  とりあえずその事は置いておいて、
  事の始まりは一週間前。ある剣士と魔道士に出会った事からだった。

  ある日、あたし達は、ウィンダムという街へと向かう街道を歩いていた。
  その街は、セイルーンの田舎の方にあり、お米が美味しい事で有名だ。
 「ねー、ゼルー。ウィンダムの街ってまだなの〜?」
  その街の事は、ゼルガディスが良く知っていた。
  あたし達は、ゼルの後をついて歩いてきているのだが、
  ずっと歩いてばかりでつまらないし疲れた。
  そんな理由で、あたしはもう歩くのが嫌になっていた。
 「……お前なぁ……さっきまでは『美味しいご飯があたしを待ってる〜♪』
  とか歌いながら、元気そうに歩いてたじゃないか。
  それに、まだ前の町を出てから一時間しかたってないんだぞ。
  まだ半分も来ていない。あと、どんなに急いでも2,3時間はかかる」
  ゼルは、わざとらしくため息をついてから、半分呆れたように、
  そして半分は不機嫌そうに言った。
  しかし、あの声であたしの声真似を、しかも音楽付きでしないで欲しい。
  あたしは、ちらっと森の方を見た。
 「ねぇ、あの森ってほんとに突っ切っていけないの?
  あの森が通れれば、こんな遠回りしなくても済むのに……」
  前にいた街と、ウィンダムの街は距離的にはすぐ近くにあるのだが、
  その間に森があって、森をぐるっとまわって行かなくてはならないのだった。
 「あの森は樹海のようなものだ。中に入って出て来れた者はほとんどいない。
  永遠に、森の中をさ迷いたいなら止めないが」
  う〜ん……
 「……あっ、そうだ!竜破斬で森ごとふっとばすっていうのは?」
 「………………後ろの街も一緒に吹き飛ぶぞ……」
 「……じょ、冗談よ……そんな本気にしないでよ……」
  あたしのかる〜いジョークなのに、そんな本気にしなくてもいいじゃない。
  まぁ、ちょっとは本気だったけどさ。
 「じゃあ文句を言わないで歩くんだな」
  う〜。
 「そんな事言ったってさ〜、疲れたんだもん。しょうがないじゃない〜」
  それにお腹も空いてきたし。
 「リナさんっ!そのくらい正義の心を持ってすれば、何でもない事です!!
  さあっ、みんなで正義の歌を歌いましょう!!」
  …………はぁ…………
  アメリアの言葉に、あたしとゼルのため息が同時に漏れた。
  ちなみにガウリィは、あたし達のやり取りなどまったく聞いておらず、
  一人で、
  「早く飯食いたいなぁ」
  などと呟きつつ、『のほほ〜ん』と歩いていた。
  ちょっと殺意がわいたが、気を取り直して、
  一人で、正義の歌とやらを歌い始めたアメリアに、言葉をかけようとした。
 「アメリ――」
  あたしが言いかけた。刹那。


       ずどぉぉぉぉぉぉぉぉん!!!

  
 「何っ!?」
  森の方から爆音が響いてきた。
 「音が聞こえたのは向こうの方だ!」
  『のほほん』状態から『野生の動物』モードに切り替わったガウリィが、
  いち早くみんなに言った。
 「どうする?リナ?」
  ゼルがあたしに問い掛ける。
 「そうね……」
  ちょうど退屈してたところだし……
 「行くわよっ!」
 「はいっ!正義の為に!!」
  あたしの駆け出しながら言った言葉に、アメリアが元気よく返事しながらつい  てくる。
  そして、その後ろからガウリィとゼルがついてきた。

   たったったっ  がさっ、がさがさ
  森の中なので、あたし達が走る靴音と同時に、草の音が聞こえる。
   ひゅゅゅゅう ずさぁっ
  奥の方から、明らかに呪文を唱えたと思われる音が響いてくる。
 「…エル……ラ…ス…」
 「リナっ!こっちだ!!」
  ガウリィが先頭に立って走って行く。
  ガウリィが言った方からは、剣げきの音や、木々がなぎ倒されるような音が、
  風に乗って聞こえてきていた。

  音が近くなり、そろそろ姿が見える、という所まで走って来た頃。
  あたしの耳に、小さな呟きのような声が聞こえてきた。
  きっと、格段に耳のいい、あたしにしか聞こえなかっただろう。
  あたしは耳を澄ましてみた。
  風に乗って聞こえた声は、あたしの聞き慣れた――いや、あたしが発するのに
  なれた言葉を紡いでいた。
  言葉の意味を理解した時、あたしはとっさにガウリィの腕をつかんで叫んでい  た。
 「――っっ!みんなっ!伏せてっ!!」
 「どうし――」
  ガウリィ達が振り返った。まさにその瞬間。
 「竜破斬!!」
  『カオスワーズ』を紡いでいた人物から、
  この世界の魔王 赤眼の魔王シャブラニグドゥの力を借りた、人間の使える内  では最強とされる呪文。
  そして――あたしが最も得意とする魔法。
 「なっ……!」
  誰が驚愕の声を漏らした。
  その時、赤き魔王の呪文は発動した。
  ――あたしが覚えているのは、真っ赤な帯が目の前に迫った所までだった。

                    to be continue
 
 ――――――――――――――――――――――――――――

  ここまで読んで下さってありがとうございます!
  実は続き物です。すいません。ちょっと長くなりそうです。
  できるだけ早く第二話を仕上げようと思いますので、
  続きを見たいと思われた方は(いるんでしょうか……?)
  よろしければ読んで下さい。

  ここまで読んで下さって本当に有難うございます。
  
               香月
  

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9663はじめまして一坪 E-mail 4/18-06:58
記事番号9635へのコメント

投稿ありがとうございます!


いやーースゴいとこで引きますねー。
続きが気になってたまりません。
ガンバって早く続きを投稿してくださいね。

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9781ありがとうございます!香月 4/28-22:18
記事番号9663へのコメント


  はじめまして香月です。
  ありがとうございます〜!!
  ああ、コメントがついてる〜と一人で浮かれてます。  

>
>いやーースゴいとこで引きますねー。
>続きが気になってたまりません。
>ガンバって早く続きを投稿してくださいね。


  頑張って続き書きます。
  読んでくれている人がいた方が、早く書けるんですね。
  (普通よりは、なので、それでも遅いです。)
  できるだけ早く書きますので、良ければ続き読んでやって下さい。

  本当に有難うございました。

              香月