◆−コンチェルト9−神代  桜(2/21-22:08)No.8867
 ┣きゃぁぁっ!(奇声)−庵 瑠嬌(2/23-16:12)No.8873
 ┃┗にゃぁぁっ♪(歓喜)−神代  桜(2/23-22:10)No.8875
 ┗続きですね♪−T−HOPE(2/27-23:09)No.8907
  ┗そうなんですよ♪−神代  桜(2/28-22:02)No.8912


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8867コンチェルト9神代 桜 2/21-22:08


怖いくらいにどくどくと鳴る心臓。
何かが彼女に告げているシグナル。
悪い予感は嫌いだ。その正体も見せないまま、静かに背後に忍び寄る。
(気がついた時には…、もう何もかも遅いから……。)
風の結界に遮られる周りの音。
急いでいるせいだろうか? まるで見知らぬ世界に放り出されたような、肌寒い感覚に襲われる。
そして…
(あっちだ。)
長い黒髪をなびかせながら、彼女は――アメリアは前方に広がる景色を見据えていた。
ライセンの村は小さいが、他の村に比べて閉鎖的ではなく、割と旅人への待遇のいい村だ。
けれども胸騒ぎがするのは村自体ではない。
(もっと向こうの……)
頭をよぎるシグナルは村外れを指していた。
(山……?)
その警告に少しばかり首をひねる。山…。というよりもなにか、もっと力を秘めた場所のような気がしてならない。
とにかく、行ってみないことには始まりはしないだろう。
村が目の前に迫ってくる。しかし彼女は、それには目もくれずにできるだけ速度をだし、村を通り過ぎ
「お、おい、アメリア?」
一緒にいたゼルガディスは、村へ向かっているものとばかり思っていたのだろう。降りる意思のなさそうなアメリアに対して、思わず声をかけた。
しかし、彼女の方はそんな彼に対して何の反応もみせずに、ただただ前だけを見ている。
(…アメリア……?)
下の景色は穏やかなものだ。小さな家々がぽつぽつと立ち並び、村人は日々の仕事に明け暮れている。
真上をとんでいるわけではないにしろ、普通なら自分たちの姿は目立ってもおかしくないはずなのだが、誰一人として気付かない。まあ、普段魔道からかけ離れた生活を送っているものたちばかりだ。そんなものだろう。
そして、景色はゆるりと移り変わり…、山の方にでた。
隣りにいた少女が速度をおとしたのは、丁度このあたりである。
解かれる風の結界。同時に耳にはいつもの周囲の音が流れ込んでくる。
先程の地響きはもう消えていた。
そこでようやく、ゼルガデイスは改めて口を開いた。
「おい、アメリア? 一体こんな山の中になんの用が……」
「リナさんがいるはずです。」
言い終わる前に放たれる言葉。
アメリアは瞳には、ただ前の景色だけしか見えていない。
「リナが?」
聞き返す彼の顔には、少なからず驚きの色がうかびあがる。
「どうしてこんなところに…」
「それはあたしが聞きたいくらいです! 今ごろ…こっちの世界にいるのかどうかも…定かじゃないのに。」
「お、おい!?」
とたん足早に歩き出した彼女を、ゼルガディスがはっとしたようにして追いかけ
「アメリア!」
「急がないと…、手遅れになって――」
くっとその腕を掴んだ。
そして、引き止めるようにして彼女をこちらに引き戻し…
「………。」
泣いていた。
拭いもしない涙はそのまま彼女の頬を伝い、それでもなにかを追うようにして彼方へと向けられている。
「……予感がするんです。」
しかし声は意外にしっかりとしていた。
山はそれほど険しくない。緩やかな傾斜の上に不規則に立ち並ぶ木々は、やわらかな日の光をさらに小さくし、木漏れ日として地に降らせている。
「まるで体の中からゆっくり凍っていくような…そんな感覚に襲われて。きっと…、何かが起こっているんです。あたし達の知らないどこかで、なにかが……。」
アメリアは自分で涙を拭うと、そのまま歩き出した。
その後を、ゼルガディスはゆっくりとついていく。
歩調はこちらの方が早いのだ。追いつけずに困るということはまずないが…。
「こっちの世界にいないって…どういうことだ?」
歩けば山道の砂は、じゃり…っと音を立てる。
「…なんだか、リナさんもガウリイさんも…、感じないんです。気配みたいなものが…。」
「――気配?」
「ええ。多分、精神世界面か…どこかそういった、あたしたちの世界からは切り離されたどこかに……、いるはずなんです。二人とも。」
風はいつものように心地よい。さらりと流れては、なにかをさらうようにすべてを包み込む。こちらの…気も知らずに。
そこで、ゼルガディスは足を止めていた。
「…やはり、魔族が絡んでるって……ことなのか?」
振り返る少女。泣き出しそうな顔に、精一杯の平常心を浮かべて。
艶やかな黒髪が、白の巫女服の上をさらさらと滑っていく。
そして、ゆっくりと開かれる唇。
「ゼロスさんが…リナさんの側にいるはずなんです……。」
「……な…」
告げられた一言は、どこかわかっていながらも予想に反していた。
悲しげな瞳がこちらを見ている。
「多分、ガウリイさんの失踪も…全てがあの人の仕業でしょうね。」
そのままアメリアは再び身体を前へ向き直らせた。
進められる足。それはしっかりとしたもので、真っ直ぐと進路へと向かっていた。ぎりぎり自分を保っている彼女の後ろ姿が、やけに小さく見える。
「それにしても、何故二年も間を空けて…」
「多分、ガウリイさんをどうにかする必要があったんだと思います。今リナさんにはじめて接触をもったということは、それまでの二年でなにか……。時間をかけてやらなければならないことが…。」
言いながらも彼女の足は止まらない。
凹凸のある歩きにくい道を、明確な意思をもって進んで行く。
「…強いな、お前は。」
「いえ。」
ぽつりと彼は呟いていた。
頼りない足で、一歩一歩確実に進んで行く彼女を見ながら
「でも、リナのもつ強さじゃない。」
「わかってます。」
彼が何を言わんとしたのか、おそらくしっかりとは伝わっていないだろう。ざくざくと、道を進む音だけが山に木霊する。
「追いつめられた時のそれは…、手負いの獣と同じだ。」
「………」
「ぎりぎりのところで糸を突っ張らせてると、いずれ切れてなくなるぞ。」
「じゃあ…、どうしてろっていうんですか……。」
彼女が振り返らないまま、こちらへ声だけが届く。
「リナさんたちが大変な時に、なにもできないあたしはどうしてろっていう……」
ぐい。
「へ?」
不意に身体が真後ろへ傾いた。アメリアはそれは理解した。そして、その原因がマントが引っ張られたためだと気付いたのは…
ずざざざざざざっ、ごぎ、どごっ
緩やかな傾斜を転げ落ち、下の巨木に頭からぶち当たった時だった。
「な、なにずるんでずが……」
見事に、かすり傷たったひとつで起き上がってくる。
「ひどいっ! ゼルガディスさんてば、一国の王女の顔に傷つけるなんて!! お嫁に行けなくなったらどうするんですか!」
「よし。いつも通りか。」
「は?」
「だったら行くぞ。」
すたすたと行ってしまった。
「あ、ちょっとゼルガディスさんてばぁ! まってくださいよぉ。」
ひらりと、木の葉が一枚舞った。
ふたりの行く足跡の上に、静かに軽く落ちて――


「あなた、気付いてた? あそこに《あれ》があるって。」
日が南へやや傾いた午後。紅茶の甘い香りが漂う中で、彼女は銀髪の髪をさらりと後ろへ流しながら向かいへと訪ねていた。
「まあ一応はね。私の管轄だし。」
対する夕闇色の髪の女性は、そう言いながら、ちりんちりんとティースプーンをカップの内側に当て、紅茶をまわしていた。
「あまりあの場所はメジャーではないから…。他の場所に比べて勝手が悪いのよ。きっと地脈の影響ね。」
ほんの少し開けた窓から覗く青い空。
ゼラスはふうんとばかりに頬杖をつくと、皿いっぱいに盛られたクッキーに手を伸ばした。
「…やはりゼロスの目に狂いはなかったのねえ。あの状況でちゃんと冷静に判断がとれてる。たいしたもんだわ。」
「お褒めに預かり光栄ね。あまり嬉しくはないけど。」
言いながらルナがすっとティーカップに口をつける。
紅い瞳はそうしながら薄っすらと瞼を開け
「これでそちらの獣神官に深手…、もしくはそうなると判断して彼が帰ってくれば、リナの勝ち……か。」
「まあね。ま・問題はその後に自分を保ったまま帰って来られるか…ということよね。私はべつに……」
手をカップにかけると同時に、シャランと鳴るゼラスのブレスレット。
「彼女さえ帰ってくれば問題ないのだけれど。」
「勝手なものね。」
「人のことまで考えている余裕ないのよ。私も結構追いつめられた身だから。」
ころころと鈴が鳴るような笑い声。
一体なにが追いつめられた身なのかと訝りたい気分ではあったが、ルナはそのまま声には出さずに、そう…とだけ答えていた。
「これがうまく行けば、一時休戦というわけね。」
「まあね。こちら側には私の計画を打ち破るような、有能な策士はいないから。」
はう。
ルナのついた思い嘆息が、結界内の部屋に響く。
「はっきりと言っていいかしら?」
「どうぞ?」
紅茶をこくこくと飲みながらこちらに視線を流している彼女に、ルナが少々半眼で見やる。
「結局は、あなたの出世のために私たち姉妹が駆り出されたってことでしょう?」
「身も蓋もなく言ってしまえばね。けど、感謝してほしいのはこっちよ。」
「?」
晴れ渡る青空に変動はない。
ルナが静かに首を傾げるのをゼラスはくすくすと笑いながら見ていた。
「私が動かなければ、リナちゃんは確実に覇王か海王の餌食になっていたのよ?」
「あなたと獣神官を敵にまわすより、はるかにその方が楽だわ。」
その言葉に金の瞳が少しばかり不服そうな色を見せている。
しかしその切り替えしは早く、ふっと髪を耳にかけ
「まあいいわ。取りあえず今は彼女の現状をどうするか…ね。」
「涼しげに言うけど、事態の規模は半端ではないことをちゃんと理解しているの?」
「してるわよ? 前代未聞の事態だものね…。これで周りのうるさい二人も黙ってくれる……。楽しみよね。」
形のよい唇にすっと、細く長い中指をあて、しきりに彼女はくすくすと笑っていた。
滑らかな褐色の肌の上をすべる長い銀の髪は、そうして妖しく笑う彼女を一層引き立てていて…
(楽しみなのはあなただけよ。)
ルナは一人呟いていた。
どうも風のない世界は居心地が悪い。後で結界を解いてもらわなければ…、もしくは風をいれてもらわないと息が詰まりそうになってくる。
「それにしても…、こちらの世界まで影響してこないでしょうね。あそこであんなことしておいて。」
「さあ? なにせ前代未聞だし。それにやったのは私じゃなくてあなたの妹だもの。」
そうしてもう一度皿のクッキーに手を伸ばし
「影響しないといいわねー。こっちの世界まで。」
それをくわえながら、遠い目でしれっと言ってくる。
「あなたね…」
「でもちょっとくらい向こうの余波がきたって、取りあえず私たちは結界の中だから大丈夫よ。」
「あなたの大事な獣神官はかなり危ないようだけど?」
「なんとかなるんじゃないかしら。結構しぶとい子だし…。」
はう
やはり嘆息を漏らすのはルナの方だった。
頬を伝う冷や汗。
もしもこれで彼女の妹がしくじれば、世界が没するかもしれないというのに……。
(ゲームの割には、やけに規模が多いんだから。)
すっと視線を送らせるのは、風のない窓の外の風景。
ルナはそうして、ふっと息を吐いていた。
(あんたの判断次第で、少なくともあんたの未来は決まってしまうのよ…リナ。)
そう、胸中で呟きながら


§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§
約一ヶ月ぶりでしょうか。お久しぶりです。これまで読んで下さっている女神のような皆様。神代 桜です。
短いですねえ、今回。すいませんです。再びスランプにはいってしまってっ。いつも程ゼラス様たちの会話に緊張感がないのはこの為ですぅ!
なんだかだんだんと、一体どこの時間で起こっていることなのか、わからなくなってきたと思いますが…。今回のお話は、二場面とも、ゼロスとリナが会話していた夜の翌日のお話です。「9」のゼルとアメリアは「6」の続きとなるわけですね。はあ、たった二日間の出来事を書くのに、一体どれくらいかかってるんでしょうねえ、私ってば。
つまり、ゼラス様とルナさんの会話は、あの後にゼロスとリナちゃんのとった行動を見て言っているわけですねえ。理解できてますでしょうか? すいません。三つの視点から書いているもので(汗っ)
それでは次回は「10」でお会いいたしましょう♪ 多分もうそろそろ終るとは思うのですが…。ではでは★

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8873きゃぁぁっ!(奇声)庵 瑠嬌 2/23-16:12
記事番号8867へのコメント


 こんにちは。庵 瑠嬌でございます――お久しぶりです!
 あぁ……何ヶ月ぶりなのでしょう!相も変らぬ素晴らしいお話に遭遇して、わたくしは大歓喜ですわ。
 さっそく感想に参ります。

 今回はアメリアさんが、本格的にリナさん達に関わってきそうな様子でしたわね。さすがは聖王都の巫女姫!もう感覚も冴えに冴え渡っていておられます!
 それに比例して、精神的にも、追いつめられているようでしたが……。
 なんと言っても、ゼルガディスさんが素敵な旦那様!

>「でも、リナのもつ強さじゃない。」
>「わかってます。」
> 彼が何を言わんとしたのか、おそらくしっかりとは伝わっていないだろう。ざくざくと、道を進む音だけが山に木霊する。
>「追いつめられた時のそれは…、手負いの獣と同じだ。」
>「………」
>「ぎりぎりのところで糸を突っ張らせてると、いずれ切れてなくなるぞ。」

 まるで警告のようなセリフ。
 こういうズバリと言ってやる優しさが彼らしいですわ。
 不安になってどうしようもないアメリアさんを、落ちつけることが出来るのは、やっぱりゼルガディスさんですのね!

> 不意に身体が真後ろへ傾いた。アメリアはそれは理解した。そして、その原因がマントが引っ張られたためだと気付いたのは…
> ずざざざざざざっ、ごぎ、どごっ
> 緩やかな傾斜を転げ落ち、下の巨木に頭からぶち当たった時だった。
>「な、なにずるんでずが……」
> 見事に、かすり傷たったひとつで起き上がってくる。

 …………アメリアさん。結婚生活の間にゼルガディスさんのキメラ、伝染りました?
 いや、たとえ大樹脳天直撃の被害に遭おうとも、元気に立ち上がるのが姫なのですが(笑)。
 なにげに声が濁音。それもまたよし!

>「ひどいっ! ゼルガディスさんてば、一国の王女の顔に傷つけるなんて!! お嫁に行けなくなったらどうするんですか!」
>「よし。いつも通りか。」
>「は?」
>「だったら行くぞ。」
> すたすたと行ってしまった。

 そ、そうですか。かすり傷はよりによってお顔に付いたんですのね。
 まぁ、アメリアさんはなんとなく新陳代謝が激しそうですから、すぐ治るでしょう。お嫁に行けなく云々は……つっこまないゼルガディスさんがグー(笑)
 これがいつも通りな彼らの生活を、覗きたいものですわね―。いや、片鱗はうかがっているんですけど。

 そしてまた、ルナさんとゼラス様が御対談!
 何度も申しあげておりますが、わたくし、このお二方の会話の大っファンなんですのよ――っ!
 あぁぁ、食えない会話が横行している、なんて楽しそうなのゼラス様!
 
>「私が動かなければ、リナちゃんは確実に覇王か海王の餌食になっていたのよ?」
>「あなたと獣神官を敵にまわすより、はるかにその方が楽だわ。」
> その言葉に金の瞳が少しばかり不服そうな色を見せている。

 ルナさん、そんな気分なんですのね……。
 ゼラス様と相対するルナさんって、どこか、格好良くも可愛らしいというか、本当に素敵な『人間の』女性と言う感があって、とても好きですわ☆
 『はるかに楽』だなんて言いきるところはすごいですね。

>「涼しげに言うけど、事態の規模は半端ではないことをちゃんと理解しているの?」
>「してるわよ? 前代未聞の事態だものね…。これで周りのうるさい二人も黙ってくれる……。楽しみよね。」
> 形のよい唇にすっと、細く長い中指をあて、しきりに彼女はくすくすと笑っていた。
> 滑らかな褐色の肌の上をすべる長い銀の髪は、そうして妖しく笑う彼女を一層引き立てていて…

 ゼラス様、大・大・大美人―――っ!
 こういう女性とお話する、素敵な素敵なルナお姉様。
 あぁぁぁぁ……うっとり。(陶酔)
 ここの辺りは、二、三回と何度も読んでしまいますわっ。

>約一ヶ月ぶりでしょうか。お久しぶりです。これまで読んで下さっている女神のような皆様。神代 桜です。
>短いですねえ、今回。すいませんです。再びスランプにはいってしまってっ。いつも程ゼラス様たちの会話に緊張感がないのはこの為ですぅ!

 ありましたよぅぅぅっ、緊張感!もう、うっとりもんな程っ。
 神代さんは、本当に目標の高いお方ですわね。これよりも更なる高みをお望みですの?
 いかに短くともスランプとおっしゃろうとも、あの女性お二方は、常にどこかすべてを超越して、優雅なる舌戦を繰り広げておられるようですわ!

>それでは次回は「10」でお会いいたしましょう♪ 多分もうそろそろ終るとは思うのですが…。ではでは★

 次回をとっても楽しみにしております!
 ……そろそろ、終わってしまう……という事は、残念ですが……最終回を載せる時は、コンチェルトを全部載せてはくださいませんでしょうか。
 一応、今までのは全部フロッピーにとってあるのですが、一気に読むときには、少しやりにくくて……いえ!こちらの勝手なお願いなので、お気になさらずとも構いませんがっ。
 ――ああ、久し振りの感想がこんなに変で心苦しく思います。
 それでは失礼をば……。

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8875にゃぁぁっ♪(歓喜)神代 桜 2/23-22:10
記事番号8873へのコメント

> こんにちは。庵 瑠嬌でございます――お久しぶりです!

こんにちは! 本当に復帰おめでとうございます。またまた今年も庵さまのお話が読めるかと思うと、私もうれしいです!

> 今回はアメリアさんが、本格的にリナさん達に関わってきそうな様子でしたわね。さすがは聖王都の巫女姫!もう感覚も冴えに冴え渡っていておられます!
> それに比例して、精神的にも、追いつめられているようでしたが……。

やはりアメリアは優しいしなあ・・・。などと思いつつ書いているとこうなってしまいました。でもゼルガディスもいることだし、リナちゃんもルナさんも強いから、君が皆を代表してなやんでくれよう、とか思ってしまって・・・。

> なんと言っても、ゼルガディスさんが素敵な旦那様!

ゼルは好きなんですよう。だから素敵な方でいて欲しい! という願望が・・・。

> まるで警告のようなセリフ。
> こういうズバリと言ってやる優しさが彼らしいですわ。
> 不安になってどうしようもないアメリアさんを、落ちつけることが出来るのは、やっぱりゼルガディスさんですのね!

緑川さんのお声を当てはめながら、一人思わず「うふふふふ」とばかりに含み笑いしちゃいました(こわっ・・・)ゼルアメは良いですわあ☆ あまり深く考えるところがなくて(失礼っ)

> …………アメリアさん。結婚生活の間にゼルガディスさんのキメラ、伝染りました?
> いや、たとえ大樹脳天直撃の被害に遭おうとも、元気に立ち上がるのが姫なのですが(笑)。

TRYで銃に打たれてたんこぶひとつで済んだので、アメリアもやはり丈夫だなあ、などと思っていたのですが・・・。
ということは二人の子供は輪をかけて丈夫なのでしょうかねえ。ドキドキ。

> そ、そうですか。かすり傷はよりによってお顔に付いたんですのね。
> まぁ、アメリアさんはなんとなく新陳代謝が激しそうですから、すぐ治るでしょう。お嫁に行けなく云々は……つっこまないゼルガディスさんがグー(笑)

おでこに大きなバンソーコーをはってる姫を思うと、それもまたかわいいかな、なんて。お嫁に云々もう突っ込むまでもないですしね。
ゼルはきっと、アメリアさえ元気なら、それで充分なのですわん♪

> これがいつも通りな彼らの生活を、覗きたいものですわね―。いや、片鱗はうかがっているんですけど。

私も見てみたいです。誰か書いてくれって感じですねえ。セイルーンの城に監視カメラをつけちゃいたいですよ。

> そしてまた、ルナさんとゼラス様が御対談!
> 何度も申しあげておりますが、わたくし、このお二方の会話の大っファンなんですのよ――っ!
> あぁぁ、食えない会話が横行している、なんて楽しそうなのゼラス様!

ルナさんが一人、毎回悪戦苦闘していますのが、少し自分で書きながらも不満ですが。ゼラス様がよければまあ、いいかなんて。初めはルナさんがリードしてましたから。
お二人の会話は、正直いうと書き終えた時にふぅーっと一息ついてしまいます。なんだか妙に肩に力がはいってしまいます。このシーンって。(未熟者・・・)

> ルナさん、そんな気分なんですのね……。
> ゼラス様と相対するルナさんって、どこか、格好良くも可愛らしいというか、本当に素敵な『人間の』女性と言う感があって、とても好きですわ☆

ありがとうございますっ(///)可愛らしいといって下さったのが一番嬉しかったです♪ やっぱりリナちゃんのお姉様だから、可愛らしさもちっとは出してみたかったんです。
今回は《風がないと居心地が悪い》っていうあたりに、人間だな、みたいなのを感じつつ書いてみたのですが・・・。所詮はひとりで言ってることですが(^^;)

> 『はるかに楽』だなんて言いきるところはすごいですね。

奮闘するのはリナちゃんだけですからね。ルナさんは何もしなくていいので。やはりその分楽ではないかと・・・(それでいいのかお姉様!?)

> ゼラス様、大・大・大美人―――っ!
> こういう女性とお話する、素敵な素敵なルナお姉様。
> あぁぁぁぁ……うっとり。(陶酔)
> ここの辺りは、二、三回と何度も読んでしまいますわっ。

私、ゼラス様を書く時はいつも自分が小説を書く方でよかったと思うんです。だってあのお方の美しさをイラストで表すなんて恐れ多いこと、とてもできませんもの。美しいって書いちゃえば、あとは読み手さんが《美しいゼラス様》を想像してくださるから・・・ねえ・・・・・・?(なにがだ)

> ありましたよぅぅぅっ、緊張感!もう、うっとりもんな程っ。
> 神代さんは、本当に目標の高いお方ですわね。これよりも更なる高みをお望みですの?

いえいえ、本当に今回は状況説明もあんまりはいらなかったし、ルナさんの呟きだけで終っていますもの。いけません。こんな緊張感のないものはああぁぁ(だったら書くな・・・)


> いかに短くともスランプとおっしゃろうとも、あの女性お二方は、常にどこかすべてを超越して、優雅なる舌戦を繰り広げておられるようですわ!

ああ、庵さまの感想の方がはるかに優雅ですよ。美しい文体ですもの。いつもいつも思うことですが。

> 次回をとっても楽しみにしております!
> ……そろそろ、終わってしまう……という事は、残念ですが……最終回を載せる時は、コンチェルトを全部載せてはくださいませんでしょうか。
> 一応、今までのは全部フロッピーにとってあるのですが、一気に読むときには、少しやりにくくて……いえ!こちらの勝手なお願いなので、お気になさらずとも構いませんがっ。

やりましょうとも! 庵さまのためなら、特別ツリーにして「10」の下に「ダイジェスト版」をつくりましょうとも!
ああ、フロッピーにとっておいてくださっているのですね!! なんと身に余る光栄でしょうか。
メルアドを教えて頂ければ、元になっているテキストを添付にはりつけておくりましたのに!!(誰もそこまで言ってないって・・・)

それでは失礼いたします。庵さまの新作も楽しみにしてますね。では★

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8907続きですね♪T−HOPE E-mail URL2/27-23:09
記事番号8867へのコメント

 こんばんは〜。T−HOPEです。
 続きですね。続き♪
 わくわくと、読ませていただきました〜(^^)

 それにしてもアメリア、鋭いですねぇ。
 さすがというか、何というか。伊達に白魔術都市の王女ではない、ということでしょうか。
 ……まぁ……あの、頑丈さでも、伊達では十二分にないと思いますが……(笑)
 でも、鋭すぎるときっと人間辛いんだろうなぁと、見ていて思っちゃいました。
 アメリアが、リナちゃんとガウリン好きだからこそ、なのかもしれませんが。
 ……でもって、それを的確に(?……ちょっと過激かもしれませんが(笑)フォローするゼル。
 いいですね〜、この二人って、やっぱり♪
 ゼルが見事にアメリア立て直して、でもって先に行くゼルをアメリアがちょこちょこ追いかけるといういつもの図式。
 何かとってもアメリア可愛らしいです(^^)

 そして、息詰まる会話が続く二大巨頭会談(笑)
 ……《あれ》って、何なんでしょう。というか、これからどうなるんでしょうというか……。
 まぁとにかくリナちゃんさえ無事なら、とりあえずゼロス君が多少どうにかなろうといいんですけどね(笑)
 でもそれってば結局、踊ってることにしかならないような……(−−;)
 どうせならちょっとは、リナちゃんらしさを保ったままゼロス君出し抜いてゼラス様を別な意味で楽しませてくれれば楽しいな〜とか、思ったり……するんですが……いかがでしょう?(笑)
 …………ともあれ、ゼラス様の“しぶとい子”発言には、結構笑わせていただきました。
 しぶといですよね〜。何か……アニメの度に大怪我してるのにしれっとしてそうだし……(笑)

 さて……何だか謎がさらに大規模になってきたような気がしないでもないんですが(世界が没するとか〜(^^;)
 ……とっても、楽しみです♪
 どうせなら、世界かけてチェス盤みたいにゲームして下さるくらいが、ゼラス様やルナ姉様にはお似合いですよね(^^)
 この続きもまた、楽しみにさせていただきます……。 

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8912そうなんですよ♪神代 桜 2/28-22:02
記事番号8907へのコメント

こんにちはー。やっとやっと、続きがだせた神代です。

> 続きですね。続き♪
> わくわくと、読ませていただきました〜(^^)

はは、読み終わった後はそのわくわくも裏切られたことでしょうけれど・・・。

> それにしてもアメリア、鋭いですねぇ。
> さすがというか、何というか。伊達に白魔術都市の王女ではない、ということでしょうか。

もう別人ですね。鋭すぎて・・・。でもせっかく巫女なのですから、これくらいいっか。なんて・・・。少し無理がありすぎましたね。

> ……まぁ……あの、頑丈さでも、伊達では十二分にないと思いますが……(笑)

私もそう思います・・・

> でも、鋭すぎるときっと人間辛いんだろうなぁと、見ていて思っちゃいました。
> アメリアが、リナちゃんとガウリン好きだからこそ、なのかもしれませんが。

どちらでも辛いと思いますけれどね・・・。
何も知らないうちに全部終っちゃって、通り過ぎていった事実を受け止めるのも、その人が大切ならその分だけまた辛いですし・・・。

> ……でもって、それを的確に(?……ちょっと過激かもしれませんが(笑)フォローするゼル。
> いいですね〜、この二人って、やっぱり♪
> ゼルが見事にアメリア立て直して、でもって先に行くゼルをアメリアがちょこちょこ追いかけるといういつもの図式。
> 何かとってもアメリア可愛らしいです(^^)

ゼルアメって、いつもほのぼのな感じがするから大好きです。
私のゼルはやたらと過激ですが・・・。
でもでも! アニメでは彼女を人間大砲にして飛ばしたくらいですから。これくらい普通かと(そうか?)

> そして、息詰まる会話が続く二大巨頭会談(笑)

私の中ではなんとなく赤眼の魔王より、ゼラス様の方が偉大な気がしてならないのです。(おいおい)
このお二人の会話って、どちらも原作に出ていない分好き勝手にかけるので(他のキャラも既に好き勝手に書いてはいますが・・・)楽だなー、といつも思います★

> ……《あれ》って、何なんでしょう。というか、これからどうなるんでしょうというか……。

スレイヤーズ世界にはもうお馴染みだったりするものですが、果たしてあんなことをしてみてどうなるのかなんて、私にも全然わかりません。

> まぁとにかくリナちゃんさえ無事なら、とりあえずゼロス君が多少どうにかなろうといいんですけどね(笑)

私が安否を気遣ってるのは、何故かなんだかんだ言っておきながらガウリイだったりします。彼が生きるも死ぬも私の手次第なのねー、なんて。

> でもそれってば結局、踊ってることにしかならないような……(−−;)
> どうせならちょっとは、リナちゃんらしさを保ったままゼロス君出し抜いてゼラス様を別な意味で楽しませてくれれば楽しいな〜とか、思ったり……するんですが……いかがでしょう?(笑)

というか、それがゼラス様提案のゲームの主体ではありませんでしたっけ?(汗) 取りあえずゼロスくんが驚いてくれることは確かですが・・・・・・・・。
ふっ、どうせ私の書くものなどで、T−HOPE様を満足させることはできませぬうぅぅぅぅぅ。
そうですね。私の書くリナちゃんは「ちょっと」もらしさを保っておりませんから・・・。や、でも取りあえずまだどなたもやっていないことなので、やってみようかな・・・、なんて。
けどゼラス様は何が起きても、へーぜんとしているのでしょうね。
なんだか私、今から自分のラストに不安・・・。あらあら。

> …………ともあれ、ゼラス様の“しぶとい子”発言には、結構笑わせていただきました。
> しぶといですよね〜。何か……アニメの度に大怪我してるのにしれっとしてそうだし……(笑)

実はゼロスくん、「一人目」「二人目」とかいたりして・・・。怪我するたびに変わりの彼が出現してくるという(よくある綾波化・・・)

> さて……何だか謎がさらに大規模になってきたような気がしないでもないんですが(世界が没するとか〜(^^;)

その答えがしょうもなかったりするのが私です。なんっっっっにも期待しないでくださいね♪

> ……とっても、楽しみです♪

ふふ。あなた様のそのさりげないお言葉が、私の背中にずんずんとプレッシャーを・・・。
こうなったら一生終らない連載続けてやるぅぅぅ(をい!)

> どうせなら、世界かけてチェス盤みたいにゲームして下さるくらいが、ゼラス様やルナ姉様にはお似合いですよね(^^)

ですよね〜(遠い目・・・)誰か私の変わりにやってくれと叫びたいくらいです。

> この続きもまた、楽しみにさせていただきます……。 

さ、T−HOPE様のためにがんばります!! ええ、もう取りあえずできる限り。それ以上はできませんわ★ 頭は受験でフル回転してもう回らないようですから・・・・(いいわけさん♪)

それでは、ずるずる引き摺りますが長い目で見てやって下さい。ではでは。