◆−IL MIO CUORE VA−CANARU(2/6-11:16)No.8704
 ┗黒魔術よりわら人形(大笑)−P.I(2/6-20:47)No.8710
  ┗ちょうどテレビでやっていたので〜♪−CANARU(2/7-10:14)No.8715


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8704IL MIO CUORE VACANARU E-mail 2/6-11:16


趣味・・・と言ってしまったら悪趣味だろうか?
大体ヨーロッパでは古代から「黒魔術」と言うものがある。
魔術や占星術といっても様様である。
かの大はずれした予言のノストラダムスとてもとはといえば占星術師である。
ペンタグラムやアミュレット、さらにいえばタリスマンを用いる魔術法・・。
「すみませんけど。その手はもはや僕には通用しませんよ。」
ち・・・・・・。
馬鹿兄ゼロスにはすでに魂胆を見透かされていたのかもしれない・・。
ならば。方法は一つである。一説によればかなりアナログとも言われるが。
「西洋魔術」がデジタルで、「こちら」がアナログなどと言われる筋合いは無いのだ。
か〜〜ん・・・か〜〜ん・・・か〜〜ん・・・・・・・・。
「いだだだだだだだだだだ!!何するんですか!!リナさん!!」
「何って・・・。丑の刻参りであんたを呪い殺そうと・・・。」
「『宇治拾遺物語』や『鉄輪の女』じゃないんですよ!!ったく!!第一ここナポリで
そんなことやったて!!実感湧かないでしょうが!!」
「・・・。まあ、確かに・・・・。」
ここナポリ、シチリアで幅を利かせるまだしも合法的なマフィア『カタート』
の若き総帥も兄ゼロス。
そのコネでシエナの一流女子大を主席、飛び級、特待で卒業したリナは就職。
しかし七ヶ国語を解しさらには古代ギリシャ、ラテン語すら自在に操るその優秀な人材を
見込んでヨーロッパ、アメリカからのヘッドハンティングも絶えないのである。
「だって〜〜!!い〜かげんアンタにこき使われるのも嫌気がさしてきたのよ!!
呪い殺してやろうかな〜〜って気にもなるわよね!ガウリイ!!」
「・・・・・・。俺にそんな物騒な事の同意を求められてもなあ・・・。」
困った様に相棒のガウリイがリナに言う。
「リナさん・・・。いい加減に僕を呪い殺そうなんて馬鹿な事考えるの止めてください。
小さい頃から何度目ですか?これ・・・。しかも今日は今まででも一番陰険な手段を・・。」
さしものゼロスも自分の写真が貼り付けられた藁人形は嫌だったらしい。
か〜〜ん、か〜〜ん、か〜〜ん・・・。
「いだだだだだだだだだだだだだだだだだ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
「すっごい〜〜!!ホントに痛がってますよ!!リナさん〜〜♪」
「アメリアさん!!藁人形に釘打ちながら感心しないで下さい・・・・・。」
胸を押さえながら辛うじてそうとだけ言うゼロスだった・・・・。


「冗談はさておき。今日はこの招待を受けて欲しいんですよ。勿論ガウリイさんも
一緒にね。」
「招待・・・??」
ゼロスから渡される封筒を見やり・・・やおらゴミ箱にその封書を放りこむリナ!!
「おい!!何てことすんだよ〜〜!!」
焦りながらリナの捨てた封筒を拾い上げるガウリイ。
「・・・だって〜〜!!差出人が悪すぎる!!」
「差出人って・・・え・・・・????」
その名も名高き・・・・・・。
「リナさんの中学時代の同級生。銀髪超絶美形、浪費家、ナルシー、性格ひんまがり
まくりのイギリス貴族と日本人のハーフ。氷(ひょう)さんですよ〜♪」

かくして・・・・・。
「ま、お前さんには息抜きが必要だしなあ・・・。」
と言うガウリイの一言でこれよりイギリスのサザンプトンの港へ向かう破目に
なってしまったのだった・・・・・・。


「なあ、リナ。今回の氷の呼び出しはど〜ゆ〜事なんだ?」
「うん・・・。何でも・・・・・・。」
リナが言い終わらないうちにその声は聞こえた・・・・・。
「僕の家で経営している会社が〜〜!!な〜〜んと!!1912年に沈没したかの
豪華客船!!『タイタニック』をまったく同じように復刻し同じ航路を航海
しよ〜と言う画期的なツアーさ!!」
う・・・・・・・・・。
やっぱり出たか・・・。銀髪美形の変態ナルシー男・・・。
「で。アタシ達に今回は何の依頼をしたいわけ・・?氷・・・・。」
嫌々ながら氷の方を見ながらリナが聞く。
「一寸コンなものが来たんでさ。護衛をして欲しいんだけど。」
言いながら一枚の紙をリナ達に氷は手渡す。
『ニュー・タイタニック号、出航より四日後の午後十一時四十分、同じ運目ゐ辿る』
「・・・・・。脅迫状か・・?これ?」
「そ〜としか思えないでしょう・・・?」
呆れながらリナがガウリイに言う。
「そもそも・・。四日後ってのも1912年と同じだし、時刻も同じって所が
完璧に脅迫よね・・・。」
「そう〜。そ〜思うわけ?誰が何と言おうとコレって『予言』じゃないの?」
急にソンな事を口走られても・・・・・。
「それ・・。どう言う意味よ?氷・・・?」
「第一ね!!脅しにしたって幼稚過ぎるだろ?タイタニックのような大惨事とまでは
いかなくっても・・。爆破でも何でもすれば自分自身の命だってあぶないんだぞ?」
「・・。まあ、確かに・・。海上だしなあ・。リナぁ・・。」
「じゃあ、聞くけど、ど〜して『予言』なんて言えるのよ、氷!!」
「それを調べるのが君達の役目だろ?じゃ〜ね、ちゃんと仕事やってよね!!」
言うだけ言って何処へとも無く消えて行く氷。
「まったく・・・あれが人のものを頼む態度・・・・」
「ガウリイさああああ〜〜〜〜ん!!」
言いかけた言葉を間抜けな声で遮られてコケるしかなくなるリナ・・・。
「お!!廻じゃないかあああ!”」
廻・・・。何時しかの事件で出会った氷の下僕の少年である。
ボケているだけあってガウリイと仲が良い。
「お前も来てたのか〜!!氷の付き添いか?」
「はい!!で、ガウリイさんとリナさんは映画『タイタニック』は見ましたか?」
まあ、ある程度のヒトが聞いてきそうな質問である。
「まあね。忠実に『沈没原因』や『史上最悪の海難事故』を再現してたわね。」
ストーリーよりも其方のほうをリナは覚えていたらしい。
「ま〜〜なあ・・。あんなに船体が真っ二つになるなんて・・・。」
ガウリイにしてはマトモな答え。
「で、知ってますか?この『タイタニック』がイギリスでつくられたこの頃・・・。
何と!!日本の状況はと言うと!!『国内初!!ネリ歯磨き粉』が発売された
年なんですよ!!」
「なにい〜〜!!そりゃ〜〜本当か!!リナでさえ知らない事知ってるなんて・・。
なかなか凄いぞ!!廻!!」
「・・・・。フツーんなこたぁ・・普通誰もしらねーわよ・・・・。
つーか、ンな事知ってる奴のほ〜が『馬鹿』ってもんよ・・・・(汗)」
さしあたり、呆れる事が多い再会であった・・・・。


「Ogni notte in sogno , ti vedo ti sento . e cosi io so che ci
sei・・・・・・・・・・・・。」
「お、珍しいな〜〜♪」
げげげ!!
気持ち良く歌っていたら一番見られたくない人物に見られた事にリナはやたら滅多ら
焦りまくる!!
「いいじゃね〜か、聞かせてくれたって。別に減るもんじゃあるまいし。」
不満そうにガウリイがリナに言う。
「うるさい〜〜!!こら〜〜!!」
甲板の・・しかも舳先に出て歌っていた自分が馬鹿だった・・・・。
無理やり抱えられて両手を持たれて一昔前にはやった『ジャック&ローズ』
のポーズを取らされるリナ!!
「やめてってば!!恥ずかしい!!!(汗・書いてるこっちも恥ずかしい・・・。)!!」
「何だよ〜〜!!折角のタイタニックなのに!!」
「沈んだらど〜〜する!!沈んだら!!」
「だから、俺達が護衛してるんだろ?」
う・・・・・。筋が通ってはいる・・。それにしても両手を固定されて未だに動けない・・・。
「でもさ、さっき歌ってた歌。映画とは一寸違ったよな?」
「あ、うん。イタリア語で歌ってたしね。『IL MIO CUORE VA』ってサラ=ブライトマンの
オペラ風の『MY HEART WILL GO ON』よ。」
「へえ・・・・。」
感心したようにガウリイが言う。
「けれどもね。タイタニックにはかなり綺麗事じゃ済まない部分はあるのよね。」
不意に思い出した事が頭をよぎる。
「・・・。映画で見たけど設計とか監視とか・・・。救命ボートの不測とかか?」
「それもあるけど。沈没船に積み込まれた宝物の事よ。」
「・・・?宝物?まさか15〜6世紀の海賊船に撃沈された宝を積んだスペインの
船とかなら聞いた事あるけど・・。タイタニックにも積み込んであったのか?」
「ええ。問題の一等船室のお客連中が虚栄の証に『ライフスタイル』とか言いながら
積み込んだありったけの宝石類が深海に沈んでるのよ。実際にそんなこと抜きにして純粋に
『浪漫』を追って沈没したタイタニックを真剣に追跡して追ってた人が居たのよ。」
「ふ〜〜ん。20世紀初頭に起こった・・。世界初の救難信号すら使った事故だしな。」
未だにリナの片手を離さないでガウリイ。
「で、その純粋に『浪漫』を追ってる人が深海に沈むタイタニックを発見は
したのよ。しかし、彼はあえてソレに手を出さなかったうちに・・・。営利目的の
卑劣な連中に乗客の高価な持ち物が引き上げられたのよ。」
不意にリナは深海に目を落としながらつぶやく。
「勝手にそんな事して良いのか?第一犯罪には・・・。」
「ならないわ。それに、海底に沈んだものは一番最初に引き上げた人間に所有権が
行くのよ。連中は徹底的に高価な品物を荒らしまくって引き上げて・・・。
ある品はお金を取って世界中の見世物にしたり。あるものは自分で着服したりしたわ。」
「・・・・・。酷いな・・・・・。」
「それだけならまだしも・・・。貴重な船の設計をバラバラにしたり。破壊したり。
連中には高価な品物しか眼中には無かったのよ。けど・・。発見した純粋な人は
ただただ手をこまねいて見てるしか無かったのよね。」
「寒くないか?」
「一寸ね。まだ風邪治ってないかも。」
苦笑交じりでリナはガウリイに言う。
「じゃあま、中の見まわりでもしようか?」
「そね。」
ここでこうしていても仕方が無い事はまあ事実である。
中に入ればこの船を破壊しようとした連中の意図も掴めるかもしれない。


「タイタニックの沈没はあらかじめ予言されたいた!!?何言ってるんだ?リナ?」
見まわりを一通り終了しガウリイがリナの待つホールに戻ったとたんこの言葉。
「し!!声がでかい!!」
周囲の注目が痛いのでとりあえずガウリイが喋るのをリナは片手で製する。
「だって・・。どう言う事だよ。リナ。」
「・・・・。1894年、イギリスのロバートソンって言う作家が書いた小説の事を
今思い出したのよ。刊行された当時はまったく相手にもされなかったんだけど。
14年後のタイタニック号の事件で一躍センセーションを巻き起こしたの!!」
小説によれば・・・・・。
1898年四月、サザンプトンから豪華客船『タイタン号』が処女航海に出た。
(中略)不沈船と歌われたが大西洋をニューヨークへ向かううちに氷山と衝突して
沈んでしまった・・・・・。
「多少の食い違いがあっても言っている事は大方同じ。ついでに言えば救命ボートが
足りなかった事も明確に記されているわ・・・。」
「・・・・・。偶然じゃ無いのか?」
「・・。そう一刀両断したら身もふたも無いけど。デジャヴと言って人間には時々
予想だにもしなかった事態を予測する能力があると言われているわ。まあ・・・。
オラクル(神託)とか予言とか言うカッコイイものじゃなくてもっと単純明快な
『予知』でしか無いらし〜けど。実際にロバートソンはこの小説以来パっとしないらしく
ってね・・。数年後に自殺してるわ。」
「そ〜ゆ〜ことを淡々と言うなよな・・・。つまり、今回の事に何か関係あるかも
しれないってか・・??」
「断定は出来ないけど、まだまだ似たような話は多数あるわ。やはりイギリスの
実業家オコンナーはタイタニックに乗り込む予定らしいんだけど・・・。
溺れて死ぬ夢を何度も何度も見たから中止して命拾いしたと言うし・・・・。
他にも占い師に船に乗ることを中止する様に言われながらも乗りこんでムザムザって
言うイギリス人記者も居たらしいしね。」
「何だか、呪い関連系統の話になってきたな、今回は・・・・。」
「そ〜と決まったわけじゃないでしょ。呪いの船じゃあるまいし。」
呆れながらリナは言う。
「ま、今回の一連の事を予告したあの紙・・・。誰かが何かを仕掛けるのに間違いは無いわね。
愉快犯でも無い限り予告状を出すなんて事は無いだろうし、『予言』の線も
侮り難しって所ね。」
「そうだな・・・。」
言いながらガウリイは少し考えた様に外を見やる。
そろそろ出航から3日たち、氷もいいかげんに煩くなって来ている。
しかし・・このままでは本当に事が起こる時間を待たざる得ない状況にすらなっている。
「乗客リストを洗えば何とかなるかもしれないわね。万が一愉快犯って事も
考えられるし。或いは・・・。」
何かの目的を持った人物が乗り込み・・・更に言えば氷は偶然予言の紙を手に入れた。
「一寸待てよ!!リナ、愉快犯ならともかく・・。何かの目的がある奴が
この船に乗りこんで・・物を盗むならこれもまだ分かるぞ。けど・・『破壊』
までして何のメリットがあるってんだ?」
「『破壊』・・・・・???」
1歩間違えばこっちもあの世行きの捨て身と言っても良い戦法・・・・。
「ガウリイ!!今すぐ直ちに乗客リスト持ってきて!!」
「え・・・・?今すぐ!!?」「直ちによ!!」
早速ガウリイを氷の所まで走らせて持ってこさせた分厚いリストをバラバラと捲りながら
リナはついでに口も動かす。
「迂闊だったわ。要は隠密に行動するも何も・・。この船させ沈めちちゃって・・。
挙句に『引き上げ』さえすれば・・。拾ったもんは煮て食おうと焼いて食おうと誰も
文句言えなくなるのよね・・。」
「煮ても焼いても食えないと思うのだが・・・・。」
「お・だ・ま・り!!早く犯人の検討をつけないと・・・。船内に爆弾を仕掛けられるのは
時間の問題なのよ!!?」
「なんだって・・・????」
さしものガウリイもここに至ってようやく事態に気がついたらしい。
「怪しい部分には付箋をつけといたわ。こ〜なると予言については消化不良も良い所だけど。」
言いながら見終わったリストをポイポイとガウリイに投げてよこすリナ。
「おっと!!」
テーブルから落ちそうになるノートをとっさにガウリイは受け止める。
「リナ!!!待ってろ・・・・!!」


「久しぶりだな。相変わらずあくどい手口を使ってる様だが。何が目的だ?」
ガウリイの朗々とした声がホールに響く。
「貴様・・裏切り者のガウリイか・・・??」
予想通りの答えにやや気が抜ける思いがするガウリイ。
「はいはい・・。ど〜せ俺は裏切りモノのガウリイですよ・・・。」
少々いじけモードに突入しながらガウリイは『連中』を見て回る。
マカオ時代のマフィアの仲間・・である。
「ま、冗談はさておき。目的は『ルクセンブルクの秘宝』なんだろ?」
上層部の命令で常に探していた秘宝の事を口にするガウリイ。
「知るか!!所詮俺達は『ミッドガルズ』・・。世界最大の組織の子飼いにしか
過ぎない事を忘れたか?このクラゲ!!」
ぐ・・・・・・・。
クズにクラゲ呼ばわりされてしまうとは・・・・・・(くっしょ!!)
「『ミッドガルズ』ですって・・・???」
不意に聞こえる澄んだ声・・・追ってくるとは思ったが真坂こんなに早く
来てしまうとは・・・・。
「リナ・・・・・・・。」
この犯罪組織に・・『ジョヴァンニ』と言う名の血縁者をどうにかされてしまった
リナ・・・。出きれば聞かれたくなかったが。まあ、仕方ないか・・・・。
「ガウリイ・・。今・・『ミッドガルズ』って・・・」
リナが言い終わるか終わらないかのうちだった。
「『リナ』?ああ、カタートの総帥の『妹』か!!何だ。『まだ』生きてたのか?」
あざ笑うような声が辺りに響く。
が・・それも一瞬の事だった。
あっと言う間にガウリイにノされて倒される悪党達。
「悪い。俺は悪人には口より先に手が出るんだ。ましてやリナのこと馬鹿にして
これで済むなんて。幸運だと思って欲しいよな〜♪」
涼やかな口調で言ってのけるが・・無論目は笑ってはいないところがミソである。
「ガウリイ・・。どう言う事・・???」
もしかして・・ガウリイはあの『ミッドガルズ』の仲間かもしれない・・?
そういった思いがリナの頭の中を一瞬ながら支配する。
「あ、俺?俺は単にど〜して良いか分からなくて。それでマフィアを利用してたんだ。
そしたらこいつ等、利用されていただけって気付かないで俺の事『裏切り者』って
言うんだもんなあ・・。参っちまうぜ。」
困り果てた様にガウリイが言う。
「・・。『ミッドガルズ』とあんたが敵対してる事は・・・。
稚拙な表現ながら分かったわ。でも・・。順序立てて説明してもらわないとわからないわよ。
例えば・・。何でマカオのマフィア連中を利用したのか・・・とか。」
肩をすくめながら今度は安心しきった様子で何時もの様にリナはガウリイに言う。
その手には既に取り去られた爆弾が無数握られている。
「あ、そ〜だな。俺はルクセンブルク・・。ドイツとフランスに挟まれた
小さな公国の貴族の出なんだが・・・。王家の分家のご子息が・・。生後まもなく
行方不明になる事件が起こってな・・・。生きてればその分家の子息様はリナと
同じ年くらいの少年かな・・・?」
「・・・。で、その子息を探すためにマフィアに潜り込んだって事・・?」
「ああ。ま、今となったらど〜でも良い事だし。ある日いきなり『カタート』
のじゃじゃ馬娘のお守りの任務が与えられて。契機に連中を裏切ったって訳さ。」
軽く笑いながらガウリイが言う。
「じゃじゃ馬娘って・・・・・・。」
「あ、お前。でも〜〜!!安心しろよな、リナ!!絶対に次ぎにどんな任務言われても
もうこの仕事辞めるつもりはな・・って!!何だ!!その金属バットは!!
やめろ〜〜〜〜!!リナ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!」
それでも・・・・。
この仕事を辞めるつもりの無いガウリイだった。
ある意味リナに逆に永久就職させてもらったよ〜〜なものでもある(核爆)。


かくして。ニュータイタニックは無事にニューヨークに到着したのだった・・・。


「『ルクセンブルクの秘宝』は今回も無かったようですね。ルナさん。」
「ええ、馬鹿兄。あんたの書いたでたらめ予言も大外れね。」
「コレは手厳しい・・。で、次回は・・・??」
「予定は未定、気ままね。」
そうとだけ言ってルナは電話を切った。
「ま、ガウリイさんも居れば大丈夫でしょう。もともとは・・・。」
其処まで言ってゼロスは言葉を切る。
差し当たり今の問題はリナとガウリイのお土産の『時限爆弾の残骸』
をどうするかのみ・・であった・・・・・。


(気が向いたらまた書きます)

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8710黒魔術よりわら人形(大笑)P.I E-mail 2/6-20:47
記事番号8704へのコメント

CANARUさん、こんばんは!
「気まま」シリーズ連続あっぷですね〜♪
・・・やっぱりやったかガウリイ。君ならきっとやるだろーと思ってたよ(←舳先
でも氷殿下が出てきたときは彼がやるのかな〜とも思いましたが ^^;)
しかもちゃっかりリナのこと拘束してるし〜♪ここまでされてもまだリナに自覚が
生まれないとは・・・ニブさ筋金いり(^^;)
う〜みゅ、ガウリイの謎が今回ちょこっとだけ明らかになりましたね。けど、
彼、ほんとのこと「全部」喋ってるのかな〜〜?クラゲだし〜怪しいし〜〜。
(猜疑のまなざし! ーー;)
「ルクセンブルクの秘宝」とは!?それが見つかったとき、リナの秘密も明らかに
なるんでしょうか。
次回はどこに飛ばされるんでしょーね。わくわくしながら待ってますよ♪

Pの持ってるアイルランドの歌のCDに、タイタニックのバラッドが入ってるのが
あります。セリーヌの歌ばっか有名ですけど、映画化される前からいろんな歌が
あったんですよね〜。

それではまた!!

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8715ちょうどテレビでやっていたので〜♪CANARU E-mail 2/7-10:14
記事番号8710へのコメント

わら人形〜〜!!
丁度「世界不思議発見」でやっていたんです〜〜!!
それに今月のジバクにもあったものでついつい!!(爆笑)
>CANARUさん、こんばんは!
>「気まま」シリーズ連続あっぷですね〜♪
はい〜〜!!
現在も次回作について検討中です!!
>・・・やっぱりやったかガウリイ。君ならきっとやるだろーと思ってたよ(←舳先
>でも氷殿下が出てきたときは彼がやるのかな〜とも思いましたが ^^;)
あはは〜〜!!
絶対にガウリイならやりますよね!!
氷殿下はきっと船室で廻をこき使って寛いでいたとおもいます〜〜!!
>しかもちゃっかりリナのこと拘束してるし〜♪ここまでされてもまだリナに自覚が
>生まれないとは・・・ニブさ筋金いり(^^;)
はい!!
何だかアタシ自身の分身のよ〜に鈍いリナちゃんになってしまってます!!
>う〜みゅ、ガウリイの謎が今回ちょこっとだけ明らかになりましたね。けど、
>彼、ほんとのこと「全部」喋ってるのかな〜〜?クラゲだし〜怪しいし〜〜。
>(猜疑のまなざし! ーー;)
あ、ありえます!!
確かに本人の自覚があるかなしかは別として・・・。
真相は「全部」じゃないですね!!(断言)

>「ルクセンブルクの秘宝」とは!?それが見つかったとき、リナの秘密も明らかに
>なるんでしょうか。
>次回はどこに飛ばされるんでしょーね。わくわくしながら待ってますよ♪
はい〜〜!!
今読んでる参考文献を読破し次第書きますね。
ちなみにしょっぱなからガウリイはボケかまして事件に巻き込まれる
予定です。
>Pの持ってるアイルランドの歌のCDに、タイタニックのバラッドが入ってるのが
>あります。セリーヌの歌ばっか有名ですけど、映画化される前からいろんな歌が
>あったんですよね〜。
はい!!
サラのはイタリア語ですけどね・・・(汗)
しかも完全にオペラ調になってます〜〜!!
初めて聞いたら違和感アリです!!
>それではまた!!
では〜〜!!