◆−魔竜王のひととき(裏設定?)−儚(1/7-02:15)No.8467


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8467魔竜王のひととき(裏設定?)E-mail 1/7-02:15
記事番号8461へのコメント

巫女をしていたとき。
あたしは人間の愚かしさに反吐が出そうだった。

   ----脅えた目
     長い耳を切り落とされた
     エルフの耳
     飼われた動物
     神様、どうか
     あたしを生きさせてください----


エルフの魔力をもってすれば
人が”奇跡”と呼ぶ程度の治療など簡単にできる
エルフの特徴
長い耳を切り落とされた
“人間に扮して
 巫女をすること”
そのために
人間に狩られた
わたしの村
エルフの里


      人間の崇める神
      なんて都合の良い存在だろう
      それでも
      あたしに人は殺せない
      攻撃魔法なんて知らない
      できるのは
      今日も神殿を訪れる
      人間どもを”癒す”こと

      救いたくない
      人間なんか
      だけど殺すこともできない
      だったらいっそ
      あたしが死ぬしかないのかしら



その男は何の前触れもなく現れて
死にかけた私を救った。

神様どうか
あたしを生きさせてください
人に操られた巫女などでなく
自由という名のもとで




   ----セフィラルート?長げぇ名前だな
乱暴な言葉と裏腹に、熱心な口調
邪悪な笑みで
男が魔族だと すぐには気付かなかった
   ----お前には俺の名をやろう。セフィラガーヴと名乗れ


わが主
わが君
この先に何が待ち受けていようとも
愚かなる僕(しもべ)はずっとあなたについていくでしょう
大切な人
愛しい人


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オリジナルキャラで、
この物語の語り手でもある、
セフィラガーヴなる奴の過去設定です
これがないと、
読んでいても、???と思われる部分も
出てくるのではとおもって急遽かきました。

セフィラちゃんは一応、副:竜将軍です
副、というからには、
ちゃんとラーシャートさんが在任してます。


ガーヴァルとかいいながら、
ヴァルガーヴくんがまだ出てないけれど
一応このお話は、
セフィラガーヴ視点から語る、
ガーヴァルものです・・・

ここまで読んで下さった方、
どうもありがとうございました(ぺこり)

儚でした。