◆−雲の国−めろん(1/5-21:31)No.8450
 ┣あの言葉の意味が気になる・・・−葉夢(1/6-03:25)No.8456
 ┃┗Re:あの言葉の意味が気になる・・・−めろん(1/6-22:01)No.8462
 ┗雲の国(2)−めろん(1/6-23:04)No.8464
  ┣ああ!そーいうことかぁ!−葉夢(1/7-02:58)No.8469
  ┗雲の国(3)〜指輪争奪戦〜−めろん(1/7-21:06)No.8475


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8450雲の国めろん E-mail URL1/5-21:31

こんにちは、めろんです
今回は連載に挑戦します!
できたら見てやってくださいねv
1回目はリナとガウリイとゼロスが登場します。
では、どうぞ
*************************************
「雲の上の王国」そんな話を昔聞いたことがある。
昔、寝る前の話できいただけだから忘れてた、あのことがあるまでは・・


「う〜ん、いい気持ち〜」
「そ〜だなぁ」
2人で野原に寝そべりながら風邪にのって飛んでいくたんぽぽを見ながら呟く。
そういえば、ガウリイの瞳って本当に空の色そっくりだなあ、優しくて何でも包み込んでくれるような色。この瞳を見てると安心できる、いつまでも眺めていたい
・・・・・「ぐが〜、ぐが〜」
スパァン!
「人が物思いにふけってるときにいびきかいて寝るなあ!!!」
「ってえなあ、眠いもんはしょうがないだろうが」
・・・こひつは・・
「それじゃあ、眠気ふきとばしてあげましょうか?」
黄昏よりも昏きもの 血の流れより紅きもの・・
「うあー!リナ、やめろぉ!!眠気ふきとんだからやめてくれえ!!!」
「ふっ、わかればよろしい!」
「そういやリナ」
「何?」
「さっきお前さん何考えてたんだよ?何か物思いにふけってたらしいけど・・」
「え?!」
い、言えないvガウリイのこと考えてたなんて・・v
こうなったら・・
「ちょ〜っと忘れてね(はぁと)」
「ほへ?」
「ファイヤー・ボー・・」
「おやおや、あいかわらずですねえ」
・・・へ?
この声はもしや・・・・
「ゼ、ゼロス!」
やっぱし・・(涙)
「お久しぶりです、リナさん」
「おひさしぶりです、じゃあないわよっ!いったい今度は何のようなの?」
ったくこいつが現れてろくなことがおきたためしがない・・
ってガウリイ何考え込んでんだろ?
まさか・・・
「なあ、リナ。こいつ誰だっけ?」
ズゴベシャ!
「こんのくらげえ!!ゼロスよ、ゼ・ロ・ス!フィリアになまゴミ魔族ってゆわれてた!」
「おお、そういやそんなやつもいたっけなあ。」
どこまでくらげやらばきがすむんだこひつは・・v
ゼロスも原っぱで「の」の字書いてんじゃないわよv
「んで、目的は何?ゼロス」
「いえ、今回は目的も何もないんですけどねえ獣王様の命でもありませんし・・」
「じゃあ、ただ遊びに来ただけとでもゆうわけ?」
「まあそんなとこですかね。『ただ』というわけでもないんですけど・・」
「じゃあ、目的があるんじゃないか」
おお、ガウリイにしちゃ鋭いつっこみだわ
「それは秘密です」
にっこりと微笑んで人差し指を口に当てている
「秘密ってあんたねえ、1回ラグナ・ブレードプレゼントしたげるわ」
「おやおや、では僕は退散するとしますかね」
「ちょっとコラ!ゼロス〜!!!」
ふっ
「いっちまったなあ」
のほほ〜んとした口調でで言われたら気が抜けるわv
「それにしてもいったい今度は何たくらんでんだか・・」
「さあ?まあ今んとこは何にも無いんだしいいじゃねえか」
「ま、それもそ〜ね、それじゃ次の町にはやく行ってご飯にしましょ!」
「おお!」
でも本当になんだったんだろ?
でも今はそんなことよりご飯よね♪





「お嬢ちゃん、今日のお祭りを知ってるかい?」
宿屋のお上さんにそう声をかけられたのはちょうど夕飯を食べに下に下りたときだった。
「あら、今日お祭りなの?」
「そういや何かにぎやかだったなあ」
そういえば結構飾り付けがしてあったような・・
「ああ、今日のお祭りは雲の神様を御祭りするものさ」
「雲の神様?」
「そう、それでそのお祭りの日に運がいい1組のカップルは雲の国にいけるって話さ。まあ雲の国に行けるかどうかはおいといて、結構店もでるはずだからいってみなよ」
「ありがと、じゃあ、今から行ってみましょうか」
「ああ、そうだな」
「行ってらっしゃい!がんばってね!」
何をがんばるんだろ?
ま、いっか。
「お〜いリナあ、早く行こうぜ〜」
「わかってるわよ!んじゃおばちゃんいってくるね」
このときあたしはお祭りのことで頭がいっぱいでお上さんが言った『がんばってね』という言葉をあまり深く考えなかったのだが、後になって詳しく聞いておくんだったと後悔することになるのであった。

(2)へ続く
*************************************
やっぱり無謀だったかもv
えっと、(2)はこのお話の続きです。
できるだけ早く書きます(^^;)
感想もらえるとうれしいです
ではでは





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8456あの言葉の意味が気になる・・・葉夢 E-mail 1/6-03:25
記事番号8450へのコメント

>こんにちは、めろんです

 こんにちは! って言うか、初めまして! の、葉夢です!

>今回は連載に挑戦します!

 連載ですかぁ! ……あれ、マジできついっスよ……FIGHT!!

>できたら見てやってくださいねv

 はぁい! もう見てまぁす!

>1回目はリナとガウリイとゼロスが登場します。

 なぬなぬ!? あの三人が!?
 ……ゼロスめ……今度はなにしにきたんや……

>やっぱり無謀だったかもv

 無謀なんかじゃないですよ! 私、続きがきになります!
 特に「がんばってね」の意味が……
 う〜ん……悩み過ぎて夜寝られないかも!?

>えっと、(2)はこのお話の続きです。
>できるだけ早く書きます(^^;)

 はぁい! まってま〜す!
 「がんばってね」が早く知りたい!! (←結局それかい)

>感想もらえるとうれしいです

 感想あると、やぁ〜っぱ嬉しいですよね〜?
 痛い程よくわかりますよ、その気持ち。
 ですから! 私の感想でよかったら、どーぞ!

 続きをがんばって下さいね!

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8462Re:あの言葉の意味が気になる・・・めろん E-mail URL1/6-22:01
記事番号8456へのコメント

葉夢さんは No.8456「あの言葉の意味が気になる・・・」で書きました。
>
>>こんにちは、めろんです
>
> こんにちは! って言うか、初めまして! の、葉夢です!
はじめまして!感想ありがとうございます(^・^)!

>
> なぬなぬ!? あの三人が!?
> ……ゼロスめ……今度はなにしにきたんや……
今回は何しに来たんでしょう?←(あんたが言ってどーする!byリナ)

> 特に「がんばってね」の意味が……
> う〜ん……悩み過ぎて夜寝られないかも!?
> 「がんばってね」が早く知りたい!! (←結局それかい)
今日時間あまってたのでかいちゃいました〜!v
「がんばってね」の意味も書いたんですけど・・、わかりました?

>
> 感想あると、やぁ〜っぱ嬉しいですよね〜?
> 痛い程よくわかりますよ、その気持ち。
> ですから! 私の感想でよかったら、どーぞ!
>
> 続きをがんばって下さいね!
はい、ありがとうございました〜!!(^・^)

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8464雲の国(2)めろん E-mail URL1/6-23:04
記事番号8450へのコメント

みなさんこんにちは、めろんです。
雲の王国(2)です。
お暇な方は読んでってくださいね♪
では、どうぞ
*************************************
「は〜、やっぱし夜店って安くておいしいくてお得よね♪」
「お得かどうかわからんが結構うまかったなあ」
ざわざわざわ・・・・
?あの人だかり何だろ?
「何かしらね、あそこ」
お祭り会場の中で一際にぎわっている場所、噴水の近くであるのだがそんなことだけではあそこまで人が集まってくることは無いだろう・・・
「行ってみるか?」
「そうね。百聞は一見にしかずっていうし・・、とにかく行ってみればわかるでしょ」
そのときこれが昔聞いたおとぎ話を思い出させることになろうとは・・
そしてここでお上さんの言ってた『がんばってね!』の意味もわかるのであるが・・
あたしはそんなことは知る由もなく、「もしかしたらおいしいお店かも?」などと少し(?)期待しつつその方向へと歩いていった



そしてその場所についたあたしの目にとびこんできたものは・・・
「な、何よここは〜?!」
「まじかよ・・・」
まさに「いちゃいちゃラブラブカップル」そのものなのであった・・・・・
「こんなとこいたらせっかくのお祭りが台無しになるわ!・・、さっさと他のとこ行くわよガウリ・・・」
がしい!
あたしの言葉はそこにいたお姉ちゃんによっていきなり中断された
「ちょ、いきなり何よ?!!」
そのお姉ちゃんはあたしの肩をつかんでいた
「ちょうどよかったわ、あと1カップルたりなかったとこなの。あなたたちこのイベントに参加してくださらない?」
「イ、イベント〜?!」
「何のイベントなんだ??」
「雲の王国に行くための鍵となる指輪の争奪戦よ」
「・・・・・・は?」
「あら、あなた知らないの?旅の人にもわかるように町じゅうの店という店に張り紙しといたんだけど・・・」
もしかして・・お上さんが言ってた『がんばってね!』ってこれの事?
どうしてあたしがこんなのに参加すると思うのよ・・・v
「冗談じゃないわ!だいいち、あたしとガウリイはカップルじゃないの!!わかったら他のそこらへんでいちゃついてるカップルつかまえてちょうだい!!!!!」
「・・・なあリナ、話がよくわからんのだが・・・」
「あんたは黙ってて!そういうことだからじゃあね、ほらとっとと行くわよガウリイ!」
「なんなんだよ〜?!」
くすっ
・・・おひ・・・
「何がおかしいのよっ?」
「悪いけど今あなたがお話してる間に出場登録済ませてきちゃったから」
「何ですってええ!!」
「大丈夫よ。見たところ貴方は魔道士のようだし、そちらの方は剣士でしょう?」
「そうだけど・・・、だからって何が大丈夫なわけ?」
「まあ、それは始まればわかるわ。それじゃ、がんばって優勝してね♪」
そう言うなり姉ちゃんはぱたぱたと忙しそうにどこかへ行ってしまった・・
「なあ、結局どうすりゃいいんだ俺達は?」
「もう、どうにでもなって・・・」
あたしはしばらくそのまま放心状態のままだった・・
だからそこから少し離れた裏通りであった会話も知らないのである




「上手くいきましたか?」
「ええ、これからが楽しみだわ」
「それはそれは・・、では僕は終るまで待ってるとしますかね。大会の方よろしくお願いします」
「ふふっ、あなたはあそこにいたら間違いなく滅びるものね」
「そういうことです。では後ほど・・」
ゼロスの思惑もこのときはまだ知る由も無かった・・・

(3)へ続く
*************************************
今日は時間が無いのであとがき省きます!
では






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8469ああ!そーいうことかぁ!葉夢 E-mail 1/7-02:58
記事番号8464へのコメント

>みなさんこんにちは、めろんです。

 こんにちは〜♪ 葉夢で〜っす! (←なれなれしいぞ!)

>雲の王国(2)です。
>お暇な方は読んでってくださいね♪

 おおっと〜! とうとう出たか! 
 早速読んできちゃいました♪

>では、どうぞ

 はい。いっきま〜す!

>「は〜、やっぱし夜店って安くておいしいくてお得よね♪」
>「お得かどうかわからんが結構うまかったなあ」

 やっぱしよーっく食べる二人だ……夜店荒しめ……

>そしてここでお上さんの言ってた『がんばってね!』の意味もわかるのであるが・・

 おお!? わかるんですね! その意味が!!
 で? なんだなんだ?

>「ちょうどよかったわ、あと1カップルたりなかったとこなの。あなたたちこのイベントに参加してくださらない?」

 か、か、か、かっぷるぅぅぅっ!?
 ……この二人にそれほど似合わない言葉はないと思う……

>もしかして・・お上さんが言ってた『がんばってね!』ってこれの事?
>どうしてあたしがこんなのに参加すると思うのよ・・・v

 ああっ! ようやっとわかりましたよ!
 でもそのお上さん、かなり見かけで人を判断してると思うのは私だけかっ!?

>「冗談じゃないわ!だいいち、あたしとガウリイはカップルじゃないの!!わかったら他のそこらへんでいちゃついてるカップルつかまえてちょうだい!!!!!」

 とかなんとか言っちゃってるけど、リナも少しは興味があったりして……!

>「・・・なあリナ、話がよくわからんのだが・・・」

 さすがはクラゲ。ナイスボケ。(^_^;)

>「上手くいきましたか?」
>「ええ、これからが楽しみだわ」
>「それはそれは・・、では僕は終るまで待ってるとしますかね。大会の方よろしくお願いします」
>「ふふっ、あなたはあそこにいたら間違いなく滅びるものね」
>「そういうことです。では後ほど・・」
>ゼロスの思惑もこのときはまだ知る由も無かった・・・

 ゼロス〜〜〜〜〜! またおのれかぁぁぁぁぁ!
 こんのやろぉ! おとなしくしてないと! アメリアとダブルで精神攻撃してやる……

 か、感想かなんなのかわかんないんですけど、続き、まってますね!

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8475雲の国(3)〜指輪争奪戦〜めろん E-mail URL1/7-21:06
記事番号8464へのコメント

みなさんこんにちは(orこんばんは)、めろんです。
雲の国(3)でっす
今日は何にも無くて結構のんびりかけました♪
相変わらず駄文ですが・・v
では、お時間ある方どうぞ
*************************************
「お〜い、リナぁ大丈夫かぁ?」
放心状態のあたしに状況把握ができていないらしくのほほんとした口調で言うガウリイ
「あんた・・あたしたちの今の状況わかってるの?」
「いや、全然」
そうきっぱり答えられてもこまるんですけど・・(汗)
まあ、こいつに質問したとこで変わりはしないのだが
スリッパではたく気も起こらない・・
「んで、どうなってんだ?」
「はあ・・、い〜い?何者かわかんないけどお姉ちゃんにつかまって強制的に指輪争奪戦に参加させられることになっちゃったのよ。何やんだか知んないけど・・」
あたしはあえてカップルだけらしいというのは口にしなかった
ボケかまされてこれ以上疲れたくも無いし・・
でも、1つ引っかかることがある
こういう時は実際に見てみんのが1番早いのよね
「ガウリイちょっと来て」
「んあ?どこに行くんだ〜?」
「いいから一緒に来る!さっさとしないと・・・」
「わ、わかったからそれしまえええ!!」
あたしの手の中にある赤い光を見てガウリイが慌てて言う
まあ、こんなとこで竜破斬使うわけ無いけどね(はあと)
「ふう・・、で、どこ行くんだ?」
「ちょっと・・ね」



「あ、あそこよ」
「あそこって・・、おっちゃん2人が並んで座ってるとこか?」
あたしには座ってる人が何人でおっちゃんかどうかまでは見えないぞ・・
恐るべし野生の視力!
「そ、さてと・・・すいませ〜ん!」
「はい?出場者登録をなさる方ですか?あいにくですがつい先ほど受け付けは終了してしまったんですよ」
「あ、いいえそうじゃなくって、あたし達さっき人に頼んで登録してもらったんですけど一応確認しておきたかったもので。あたしたちの見せてもらえますか?」
「ええ、かまいませんよ。あなたのお名前は?」
「リナです」
「え〜っと・・・・あ、これですか?」
「あ、そうです。ちょっと見せてもらいますね」
言うなりあたしはその書類をおっちゃんの手から取って見始めた
「・・・・やっぱり」
「へ?何がやっぱりなんだ??」
「この書類って名前・年齢を書くようになってるでしょ?」
ガウリイに書類を見せながら言う
「確かにそうだが・・それがどうしたんだ?」
「少しは頭つかいなさいよ!・・・まあ脳みそくらげヨーグルトに言うだけ無駄か」
「おひ・・・、今のはかなり失礼だぞ」
ガウリイがジト目であたしを睨んでくる
「だって、ほんとのことじゃない。そんなことより話元に戻すわよ」
まだ何か言いたそうな目でガウリイがこちらを見ているが、それは無視
「名前は会話の中で聞き取ったって言うふうにもとれるけど・・年齢は言った覚えないわ」
「そ〜いや、そうだな」
「でしょ?それを知っていたとなると・・」
「何なんだ?」
「何かどうかは今のとこはわからないわ。とりあえずあとでもう一度あの人にきいてみましょ」
あのお姉ちゃんいったい何者なんだろうか?
そういえば名前も聞いてなかったわね
あとでいろいろと探り出してみるか

「出場者の皆さんはこちらに集まってくださ〜い!」
あたしがそんなことを考えていると誘導員らしい人がそこにいるカップルに向けて
呼びかけ始めた
もしかして・・・ここにいるカップル全部参加者なわけ?(汗)
「冗談キツイわよ・・」
あたしは誰にともなく呟いたのであった




「それではこれより『指輪争奪戦大会』を始めます!」
おおー!きゃ〜!!
何やらあたしの周りでカップルが騒ぎ始めた
どうやら大会が始まったようだ
しかし、そんなにすごいのか?優勝商品の指輪って
「なお、皆さんもご存知のとおり優勝商品は「雲の指輪&食べ放題ツアー」です!!」
ぴく
食べ放題ツアー?
んっふふふふふ・・・・・
「お、おいリナ?」
「ふっ、ガウリイ!何が何でもゆうしょうするわよっ!!」
「はあ〜?」
「考えてみれば優勝商品って言うくらいなんだから指輪だってかなりの値打ちだろうし、何よりも食べ放題ツアーよ?!食べ放題!こんなチャンス逃す手は無いわ!」
「お前さんなあ・・」
あきれた顔でため息をつくガウリイ
協力してもらわなきゃ困るわね・・ニヤリ
「そういえばさっき夜店であたしの焼きそばガウリイ一口とか言って半分食べたわよねえ?」
あたしはにっこりと微笑んで言いながら同時に呪文も唱え始める
「・・・・・ご一緒させていただきます」
よしよし
あたしが呪文を中断するのと同時にさっきの司会者らしき男の声がした

「それでは第一種目は『早口言葉勝負』です。なお、最初に説明し忘れましたが、競技は男女1名ずつ交代で行っていただきます」

「ガウリイ、最初はあたしがいくわ」
早口言葉はあたしが最も得意とするもののひとつである
「そ〜かあ、まあがんばれよ」
「まっかしといて!」

数分後・・
「勝者、リナ!」
「あたしに早口で勝とうなんて100万年早いわよ!」
早口勝負はあたしの圧勝だった
それにしてもあいつらだめねえ
何文字か言っただけです〜ぐつっかえちゃうんだから
「お前さんすごいな〜」
「まあねえ〜♪」

「それでは第二種目は『腕立て伏せ連続100回勝負』です!」

「次は俺だな」
「あんたにうってつけの種目じゃない、ま、がんばってね」
「おう!」


2分後・・・
「勝者ガウリイ!」
勝負はガウリイが100回終る前に他の人たちが全員バテて2分で終ってしまった
ヤワなやつら・・
「何か知らんがすぐ終っちまったな。80回くらいはいったとこだったんだけどなあ」
ガウリイが少し残念そうに言う
しかし・・2分で80回いくか?ふつう
さすがオーガ並の体力なだけあるわ


「最後の種目はカップルで行ってもらいます」
三種目でもうラスト?
はやすぎじゃない?        (あんまし時間無いし・・v)by作者
何か今聞こえた気がするけど・・・まあいいわ

「最後の種目は、『大食い競争』です!」

ふ、決まったわね・・・
「制限時間は10分です!それではスタート!!」
何故大食い競争に制限時間がある? (材料費があんまりないからです)by司会
なるほど・・・って、納得してる場合じゃなかったわ
「いっただっきま〜っす♪」
「うまそ〜だなあ♪」

10分後・・・
「勝者リナ&ガウリイ!よって優勝はリナ&ガウリイに決定です!」
「やったあ〜!」
「よかったな、リナ」
はしゃいでるあたしの周りでは食べすぎて無言のままのカップルが結構いたりするのだが・・

「おめでとうございます。こちらが優勝商品になります」
「ありがと」
こうしてあたしたちはみごと優勝し、優勝商品を手に入れることができたのであった




「どうやら優勝できたようですね」
ふいに後ろから女の人の声がした
「まあね。それよりも、何故貴方があたしやガウリイの名前や年齢を知ってたの?」
「それはまだ言えないわ。あせらなくても後になればわかるわ。私は仕事があるのでこれで・・・。またね」
「え?あ、ちょっと」
そう言うなり女の人の姿は人ごみの中へ消えてしまった
「なあ、結局なんだったんだ?」
「さあね。それより今日はもう遅いし宿屋へ戻りましょ」
「ああ」
後になればわかるって・・・
とことん謎だったわね、あの姉ちゃん



「おかえり、祭りはどうだった?」
宿に帰ったあたし達をお上さんはにこにこしながら出迎えてくれた
「まあまあだったわ。こんなものももらえたしね」
あたしはそう言うとお上さんに優勝商品である指輪と食べ放題ツアーのチケットを見せた
「この指輪は・・!お嬢ちゃんすごいねえ。昔あたしも夫と挑戦したことがあるが
とてもじゃないけど1回戦でリタイアしたよ」
「そんなにすごいことなのかあ?」
「まあ、一般の人たちに取っちゃあれを全部こなすなんてことはまずできないでしょうね」
「そ〜なのか?」
「そうなの!」
これ以上質問繰り返されたらたまったもんじゃないわ
「まあまあ、・・でもいいもの手に入れたね」
「そんなに値打ちあるの?この指輪」
「いや、値打ちはどうか知らないけどこの指輪には言い伝えがあるんだよ」
「言い伝え?」
そういやあの謎の姉ちゃんも『雲の王国に行くための鍵』って言ってたけど・・
「ああ、何でもあの指輪は昔雲の上に王国を築いた人が作ったらしくてね。運がよけりゃその王国にいけるって話さ」
「ふ〜ん、何か面白そうな話だなリナ」
「雲の王国、ねえ・・。そういえば・・・」
あたしはこのとき昔聞いたことのあるおとぎ話を思い出していた
*************************************
ふう、何か今回は長くなったなv
ゼロス出てきてないし・・・
「酷いですよ〜、僕を出してくれないなんてえ」しくしく
何かそこで「の」の字書いてる方がいるんですけど・・・v
「考えてみたら僕って出番1番少ないと思いません?やっぱり少しアピールしたほうがいいんでしょうかね」
アピールって何する気だ・・・
「例えば暴爆呪使うとかでしょうか?」
・・・・・「人生って素晴らしい!」&「正義万歳!」
「ふごはっ!」
アメリアも呼んでこよっかな〜(にこにこ)
「おちゃめな冗談だったのにい・・。わ、わかりましたよ〜(泣)帰りますからそれはちょっと・・」
ふっ
帰ったみたいだね
おかげで後書きまで長くなっちゃったじゃない・・(責任転換)←(殴)
では次回また