◆−あなたの光になれないのなら、せめてあなたの闇になりたい 3−中禅寺湖えり(12/15-04:27)No.8339
 ┣とっても嬉しい!!−ユノア(12/15-09:42)No.8342
 ┃┗遅くなって、すみませぬうっ!!!!!!−中禅寺湖えり(12/18-04:25)No.8361
 ┣Re:あなたの光になれないのなら、せめてあなたの闇になりたい 3−ramia(12/15-16:17)No.8346
 ┃┗ありがとうございますっ!!!−中禅寺湖えり(12/18-04:42)No.8362
 ┣はじめましてアンドやった〜−まらる(12/15-17:00)No.8347
 ┃┗はじめましてっ!!!うれしいですぅぅっ!!−中禅寺湖えり(12/18-05:21)No.8363
 ┣あなたの光になれないのなら、せめてあなたの闇になりたい 4−中禅寺湖えり(12/19-03:46)No.8367
 ┗あなたの光になれないのなら、せめてあなたの闇になりたい 5−中禅寺湖えり(12/19-06:26)No.8368
  ┗あわわわわわわ!!なんか大変なことにんってますわ。−ramia(12/19-21:06)No.8369


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8339あなたの光になれないのなら、せめてあなたの闇になりたい 3中禅寺湖えり 12/15-04:27


           


         「体ジュウヲ流レルノハ、甘イ血液?」

                  *

「何でしたっけねえ・・・。・・・思い出せませんね・・・。」
「・・・どしたのゼロス?」

僕の腕の中から、遠慮がちな声。
栗色の髪の毛を微かに震わせ、リナさんが尋ねてくる。

「いえ、ちょっと雪を見てたら、引っかかるモノがありまして。」

外の世界には、残酷な妖精が舞っている。
ひらひらと可憐に舞い落ちる雪自身は幻想の世界を思わせるのに、
その冷たさはリナさんから熱い熱を奪ってゆく。

僕は出来る限り動かないようにして、すっぽり収まっているリナさんに笑いかけた。

「それより、寒くないですか?」

自分でも馬鹿だと思うくらい、か細く空気を震わせる。
リナさんは、こんな僕を一体どう、見ているのでしょうね。

ただ僕は、
「馬鹿」と笑って欲しかった。
「何やってるのよ」と微笑んで欲しかった。
でも、きっと僕の願いは、叶わない。

「・・・・・寒いわね。」

それが、最後の合図、だったのだろうか。

無いはずの涙を滴らせ、
湧かないはずの悲痛の念を迸らせ、

ただ一人、僕は絶叫した。

                 *


「あんた、聖人にはなれないわね。」
「は?」

唐突な問に、返した答えは激しく礼を欠いていて。
僕は慌てて言葉を足した。

「あの、いつものことだと存じてますけど、いったい何のことでしょう?」

・・・・やっぱり、礼を欠いてしまった。

僕の美しい主はたいそう気まぐれで気分屋でいらっしゃるから、ご機嫌を損ねるようなまねだけは今まで絶対してこなかったつもりだけれど。

僕は、初(?)のお叱り覚悟で、僅かにうつむいた。

が、獣王様は美しいおみ足からヒールをもぎ取って投げつけてこられないばかりか、お手にお持ちの御愛用の鞭(愛称エルドリッチモンド君三世)をしならせてさえこられなかった。

(はっきり言って、これは予想範疇外のことですね・・・。)
背中には、はっきりと冷や汗に似た感覚が流れている。
度肝を抜く展開に、僕は思わず、似合わぬおずおず声で尋ねてしまう。

「あ・・・あの、獣王様?」
「何よ?別に気にしちゃいないから、5秒で平常に戻りなさい。」

いち、
にい、
さん・・・・、

ゆっくりと、獣王様がカウントをお始めになった。
僕は、瞳を閉じてみる。
低く、響く獣王様のお声を聴きながら、
僕は「ご」を待たずして、いつもの僕に、戻った・・・。


「・・・・・・すみませんでした。」
「本気であやまってんのか、わかんない声ねえ。」

皮肉なはずのお言葉は、しかし圧倒的な笑顔で飾られている。

「それでこそ、あたしが作り出した最高傑作よ、ゼロス。」
「ありがとうございます。」

そして、僕はのほほんと返答する。

空気は、いつもの二人を包むモノへとその姿を変えた。
そして、獣王様は一連の始まりへ、時を戻される。
ゆったりとした動作で前髪を掻きあげた獣王様は、口の端を軽くつり上げ、
先程仰った言葉を、もう一度、今度は含めるように紡がれた。

「ゼロス、あんたは、絶対聖人にはなれない。」


紅い唇から吐き出された言葉は、一種の予言めいて僕に届く。
僕は、聞き慣れない言葉を反芻しながら、

                ただひたすら次の答えを待った。


                          :NEXT 4
                         Wait,please///

*************************************

こ・・・こんなとこで続きかい!!??
の、中禅寺湖えりです。
すみません。ひたすらすみませぬ!!
(いや、むしろギャグが一片もなかったことをお詫びせねばっ・・・)
なにか、自分という人を理解していないかのようなシリアスで、
書いた直後に、「だ・・・大ジョブか!!??(続き)」とつっこみたい
気分に襲われました。えっと、拙いなりに、がんばりマスです。
そ・・それではっ!!!                        







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8342とっても嬉しい!!ユノア E-mail 12/15-09:42
記事番号8339へのコメント

こんにちは、ユノアです。
続きが出たんですね!!きゃ――――!!です。
早速、拝読させて頂きますね。


>         「体ジュウヲ流レルノハ、甘イ血液?」

な、何でしょうね。このセリフ・・・・・
おバカな私には、とんと何を意味してるのか分からなくって・・・・すみません!!
気になりますです。

>
>                  *
>
>「何でしたっけねえ・・・。・・・思い出せませんね・・・。」
>「・・・どしたのゼロス?」
>
>僕の腕の中から、遠慮がちな声。
>栗色の髪の毛を微かに震わせ、リナさんが尋ねてくる。

腕の中(はぁと)
やっぱりリナさんがおさまるのはゼロスさんの中ですよねぇ。
それにしても、ゼロスさん、何を思い出せないんでしょうか。これも気になりますです。

>
>「いえ、ちょっと雪を見てたら、引っかかるモノがありまして。」
>
>外の世界には、残酷な妖精が舞っている。
>ひらひらと可憐に舞い落ちる雪自身は幻想の世界を思わせるのに、
>その冷たさはリナさんから熱い熱を奪ってゆく。

リナちゃんの身に何か!?
き、気にあることだらけですわ!!

>
>僕は出来る限り動かないようにして、すっぽり収まっているリナさんに笑いかけた。
>
>「それより、寒くないですか?」
>
>自分でも馬鹿だと思うくらい、か細く空気を震わせる。
>リナさんは、こんな僕を一体どう、見ているのでしょうね。

私が断言出来る訳じゃないですけど、きっと大切なかけがえのない人と想ってますよ!リナちゃんは。
・・・・・すみません。自分勝手に言ってしまって。

>
>ただ僕は、
>「馬鹿」と笑って欲しかった。
>「何やってるのよ」と微笑んで欲しかった。
>でも、きっと僕の願いは、叶わない。

切ないです。
ゼロスさんの、こういう想いって本当、身を切られる思いにかられるというか・・・・
叶えられない願いってのは、もってると苦しいだけですよねぇ。可哀想です。

>
>「・・・・・寒いわね。」
>
>それが、最後の合図、だったのだろうか。
>
>無いはずの涙を滴らせ、
>湧かないはずの悲痛の念を迸らせ、
>
>ただ一人、僕は絶叫した。

まさか、リナちゃんが!?
な、何なんでしょうか!?もう、気になりまくりです!!

>
>                 *
>
>
>「あんた、聖人にはなれないわね。」
>「は?」
>
>唐突な問に、返した答えは激しく礼を欠いていて。
>僕は慌てて言葉を足した。
>
>「あの、いつものことだと存じてますけど、いったい何のことでしょう?」
>
>・・・・やっぱり、礼を欠いてしまった。
>
>僕の美しい主はたいそう気まぐれで気分屋でいらっしゃるから、ご機嫌を損ねるようなまねだけは今まで絶対してこなかったつもりだけれど。

ゼラス様ですね♪
私、この方が大好きですから、登場さられるだけで、すっごく嬉しいですぅっ!!
でも、「聖人」って一体・・・・?

>
>僕は、初(?)のお叱り覚悟で、僅かにうつむいた。
>
>が、獣王様は美しいおみ足からヒールをもぎ取って投げつけてこられないばかりか、お手にお持ちの御愛用の鞭(愛称エルドリッチモンド君三世)をしならせてさえこられなかった。

お仕置きアイテムですね♪
さすがです!ゼラス様(←何が?)

>
>(はっきり言って、これは予想範疇外のことですね・・・。)
>背中には、はっきりと冷や汗に似た感覚が流れている。
>度肝を抜く展開に、僕は思わず、似合わぬおずおず声で尋ねてしまう。
>
>「あ・・・あの、獣王様?」
>「何よ?別に気にしちゃいないから、5秒で平常に戻りなさい。」
>
>いち、
>にい、
>さん・・・・、
>
>ゆっくりと、獣王様がカウントをお始めになった。
>僕は、瞳を閉じてみる。
>低く、響く獣王様のお声を聴きながら、
>僕は「ご」を待たずして、いつもの僕に、戻った・・・。
>
>
>「・・・・・・すみませんでした。」
>「本気であやまってんのか、わかんない声ねえ。」
>
>皮肉なはずのお言葉は、しかし圧倒的な笑顔で飾られている。
>
>「それでこそ、あたしが作り出した最高傑作よ、ゼロス。」
>「ありがとうございます。」
>
>そして、僕はのほほんと返答する。

やっぱり、ゼロスさんとゼラス様の会話って良いですよねぇ。かっこいいんです!
もう、このお二人が一緒ってだけで、うっとりしてしまいますっ!!
勿論、ゼロスさんは、自慢の息子さんだと思います!

>
>空気は、いつもの二人を包むモノへとその姿を変えた。
>そして、獣王様は一連の始まりへ、時を戻される。
>ゆったりとした動作で前髪を掻きあげた獣王様は、口の端を軽くつり上げ、
>先程仰った言葉を、もう一度、今度は含めるように紡がれた。
>
>「ゼロス、あんたは、絶対聖人にはなれない。」

「聖人」ですか・・・・何か意味があるんでしょうが。
う〜ん。何なんでしょうねぇ。
もう、今回のお話は気になることばかりで・・・・つ、続きがぁぁっっ!!

>
>
>紅い唇から吐き出された言葉は、一種の予言めいて僕に届く。
>僕は、聞き慣れない言葉を反芻しながら、
>
>                ただひたすら次の答えを待った。

本当、何てお答えになるんでしょうか。ゼラス様は。
ドキドキ、ワクワクとして待たせて頂きます。

>
>
>                          :NEXT 4
>                         Wait,please///
>
>*************************************
>
>こ・・・こんなとこで続きかい!!??
>の、中禅寺湖えりです。
>すみません。ひたすらすみませぬ!!
>(いや、むしろギャグが一片もなかったことをお詫びせねばっ・・・)

いえ、とっても面白かったですよぉ。そして!続きが気になりまくってます。
あぁ、こういう風に続きが気になるような終わり方って良いですよねぇ。読者の心を掴んで離しませんもの!!(←ちょっと意味不明?)
こういう風に書けたらなぁって、もう!見習わねば!!って思ってしまいますです。

>なにか、自分という人を理解していないかのようなシリアスで、
>書いた直後に、「だ・・・大ジョブか!!??(続き)」とつっこみたい
>気分に襲われました。えっと、拙いなりに、がんばりマスです。
>そ・・それではっ!!!                        

いえ。本当に充分良かったですよぉ。
続きを本当に、心待ちにしてますので、頑張ってくださいね。

最後に、変な感想になってしまって申し訳ありませんでした。
それでは、これにて失礼させて頂きます。

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8361遅くなって、すみませぬうっ!!!!!!中禅寺湖えり 12/18-04:25
記事番号8342へのコメント

ユノアさんは No.8342「とっても嬉しい!!」で書きました。
>
>こんにちは、ユノアです。
>続きが出たんですね!!きゃ――――!!です。
>早速、拝読させて頂きますね。

きゃっありがとうございますぅっ!!
今回、かなり無謀で泣きたいのですが、見てくださってホントうれしいです〜〜♪♪

>>         「体ジュウヲ流レルノハ、甘イ血液?」
>
>な、何でしょうね。このセリフ・・・・・
>おバカな私には、とんと何を意味してるのか分からなくって・・・・すみません!!
>気になりますです。

えっと、た・・・多分、「5」くらいでお答えできていると・・・いいな(はあとっ)なんてっ・・・。(←滅)
す・・・すみませぬぅぅっ!!!
今回は、こういうのホント多いです・・。
>>                  *
>>
>>「何でしたっけねえ・・・。・・・思い出せませんね・・・。」
>>「・・・どしたのゼロス?」
>>
>>僕の腕の中から、遠慮がちな声。
>>栗色の髪の毛を微かに震わせ、リナさんが尋ねてくる。
>
>腕の中(はぁと)
>やっぱりリナさんがおさまるのはゼロスさんの中ですよねぇ。
>それにしても、ゼロスさん、何を思い出せないんでしょうか。これも気になりますです。

これもきっと、以下同文のような・・・。
自分で自分の首閉めているような気がいたしますわ・・・(泣)
(解答を後にまわして、後で苦労するあたり、私は自爆タイプだと思われます・・)

>>「いえ、ちょっと雪を見てたら、引っかかるモノがありまして。」
>>
>>外の世界には、残酷な妖精が舞っている。
>>ひらひらと可憐に舞い落ちる雪自身は幻想の世界を思わせるのに、
>>その冷たさはリナさんから熱い熱を奪ってゆく。
>
>リナちゃんの身に何か!?
>き、気にあることだらけですわ!!

り・・・リナさんっ!!!ああっ・・自分で書いたくせに、リナさんがピンチなのはつらいですーーーっ!!!(はい。ピンチなのですっ!!)

>>僕は出来る限り動かないようにして、すっぽり収まっているリナさんに笑いかけた。
>>
>>「それより、寒くないですか?」
>>
>>自分でも馬鹿だと思うくらい、か細く空気を震わせる。
>>リナさんは、こんな僕を一体どう、見ているのでしょうね。
>
>私が断言出来る訳じゃないですけど、きっと大切なかけがえのない人と想ってますよ!リナちゃんは。
>・・・・・すみません。自分勝手に言ってしまって。

いえいえっ!!ここ、「きっと、リナさんにとって大事な人よねっ♪♪」と思って書いてましたっ!!
きゃっ嬉しいです〜〜〜♪♪ありがとうございますっ!!

>>ただ僕は、
>>「馬鹿」と笑って欲しかった。
>>「何やってるのよ」と微笑んで欲しかった。
>>でも、きっと僕の願いは、叶わない。
>
>切ないです。
>ゼロスさんの、こういう想いって本当、身を切られる思いにかられるというか・・・・
>叶えられない願いってのは、もってると苦しいだけですよねぇ。可哀想です。

今回、ゼロスさんホント「貴方に、『切な』大賞送りたいっ・・・!!」
って感じで・・・(泣)
ああっ・・・でもそう言っていただけるなんて、嬉しいのですっ。
ここに込めた想いを見てくださって、ホントにありがとうございます!!

>>「・・・・・寒いわね。」
>>
>>それが、最後の合図、だったのだろうか。
>>
>>無いはずの涙を滴らせ、
>>湧かないはずの悲痛の念を迸らせ、
>>
>>ただ一人、僕は絶叫した。
>
>まさか、リナちゃんが!?
>な、何なんでしょうか!?もう、気になりまくりです!!

ひゃあっ!!そして、この答えもまた、「5」くらいで、でしょうかっ!!?
うわーーーっ!!!が、がんばりますーーーーっ!!!

>>                 *
>>
>>
>>「あんた、聖人にはなれないわね。」
>>「は?」
>>
>>唐突な問に、返した答えは激しく礼を欠いていて。
>>僕は慌てて言葉を足した。
>>
>>「あの、いつものことだと存じてますけど、いったい何のことでしょう?」
>>
>>・・・・やっぱり、礼を欠いてしまった。
>>
>>僕の美しい主はたいそう気まぐれで気分屋でいらっしゃるから、ご機嫌を損ねるようなまねだけは今まで絶対してこなかったつもりだけれど。
>
>ゼラス様ですね♪
>私、この方が大好きですから、登場さられるだけで、すっごく嬉しいですぅっ!!
>でも、「聖人」って一体・・・・?

私も、ゼラス様大好きなんですっ(はあとっ!!)
もう、1のあたりから出したくて出したくて出したくて・・・(笑)
「4」では、きっとフィーバーですっ!!

>>僕は、初(?)のお叱り覚悟で、僅かにうつむいた。
>>
>>が、獣王様は美しいおみ足からヒールをもぎ取って投げつけてこられないばかりか、お手にお持ちの御愛用の鞭(愛称エルドリッチモンド君三世)をしならせてさえこられなかった。
>
>お仕置きアイテムですね♪
>さすがです!ゼラス様(←何が?)

鞭っ!!これは密かに、愛用じゃないかなーっとか思って・・・♪♪
何故か、(必然的?)似合うと思うのです〜〜♪

>>(はっきり言って、これは予想範疇外のことですね・・・。)
>>背中には、はっきりと冷や汗に似た感覚が流れている。
>>度肝を抜く展開に、僕は思わず、似合わぬおずおず声で尋ねてしまう。
>>
>>「あ・・・あの、獣王様?」
>>「何よ?別に気にしちゃいないから、5秒で平常に戻りなさい。」
>>
>>いち、
>>にい、
>>さん・・・・、
>>
>>ゆっくりと、獣王様がカウントをお始めになった。
>>僕は、瞳を閉じてみる。
>>低く、響く獣王様のお声を聴きながら、
>>僕は「ご」を待たずして、いつもの僕に、戻った・・・。
>>
>>
>>「・・・・・・すみませんでした。」
>>「本気であやまってんのか、わかんない声ねえ。」
>>
>>皮肉なはずのお言葉は、しかし圧倒的な笑顔で飾られている。
>>
>>「それでこそ、あたしが作り出した最高傑作よ、ゼロス。」
>>「ありがとうございます。」
>>
>>そして、僕はのほほんと返答する。
>
>やっぱり、ゼロスさんとゼラス様の会話って良いですよねぇ。かっこいいんです!
>もう、このお二人が一緒ってだけで、うっとりしてしまいますっ!!
>勿論、ゼロスさんは、自慢の息子さんだと思います!

えっ!!??ほんとですか!!???
嬉しいですーーーーっ!!!!
あああっ・・・でも、もっと頑張りマスですっ!!
そうですよねっ、ゼラス様、なんだかんだ言って、ゼロスさんのこと、可愛がってらっしゃいますよねきっと!!(はあとっ!!)

>>空気は、いつもの二人を包むモノへとその姿を変えた。
>>そして、獣王様は一連の始まりへ、時を戻される。
>>ゆったりとした動作で前髪を掻きあげた獣王様は、口の端を軽くつり上げ、
>>先程仰った言葉を、もう一度、今度は含めるように紡がれた。
>>
>>「ゼロス、あんたは、絶対聖人にはなれない。」
>
>「聖人」ですか・・・・何か意味があるんでしょうが。
>う〜ん。何なんでしょうねぇ。
>もう、今回のお話は気になることばかりで・・・・つ、続きがぁぁっっ!!

シリアスにしようと決めてから、やれ文体を変えようとかやれ構成を変えようとか、そして、結果がこれなのです・・・(泣)
今回、ホント反省点が多くて・・・(謎ばっかで読みにくいですよね>_<;ごめんなさいっ)続き、頑張りますね!!

>>紅い唇から吐き出された言葉は、一種の予言めいて僕に届く。
>>僕は、聞き慣れない言葉を反芻しながら、
>>
>>                ただひたすら次の答えを待った。
>
>本当、何てお答えになるんでしょうか。ゼラス様は。
>ドキドキ、ワクワクとして待たせて頂きます。

きゃあっ!!嬉しいですっ・・・が、ううっ・・・ご期待に添えられると良いのですがぁぁっ!!!はうっ・・・。(←滅)

>>                          :NEXT 4
>>                         Wait,please///
>>
>>*************************************
>>
>>こ・・・こんなとこで続きかい!!??
>>の、中禅寺湖えりです。
>>すみません。ひたすらすみませぬ!!
>>(いや、むしろギャグが一片もなかったことをお詫びせねばっ・・・)
>
>いえ、とっても面白かったですよぉ。そして!続きが気になりまくってます。
>あぁ、こういう風に続きが気になるような終わり方って良いですよねぇ。読者の心を掴んで離しませんもの!!(←ちょっと意味不明?)
>こういう風に書けたらなぁって、もう!見習わねば!!って思ってしまいますです。

そ・・そんなっ!!ユノア様のように、ぐいぐい引き込まれてしまうような綺麗な
文章を書かれる方にそう、言っていただけるなんてっ!!
いやいや、私のはやたら謎ばっかり先行して、ホント申し訳ないですっ!!
「聖人」については「4」でお答えできると思われますが、そんなに凝ったものを
考えられなくて・・・。非常にきたいはずれやもしれませぬっ(泣)そんなですが、よろしければ、見てやって下さいませね!!

>>なにか、自分という人を理解していないかのようなシリアスで、
>>書いた直後に、「だ・・・大ジョブか!!??(続き)」とつっこみたい
>>気分に襲われました。えっと、拙いなりに、がんばりマスです。
>>そ・・それではっ!!!                        
>
>いえ。本当に充分良かったですよぉ。
>続きを本当に、心待ちにしてますので、頑張ってくださいね。

ありがとうございますっ!!私に出来る、マックスで頑張りマスですっ!!!

>最後に、変な感想になってしまって申し訳ありませんでした。
>それでは、これにて失礼させて頂きます。

そんなっ!!
今回も、温かく見守ってくださり、ありがとうございます〜〜♪♪♪
ほんと、私なりの、一番の解答をだすことができればいいな、と思います。
ああっ。ホント私事で申し訳ないですが、ユノア様の連載、楽しみにしておりマスですっ!(あああっ・・・プリーズしてしまう私をお許し下さいーーーっ
でもでもっ・・・!!!←うっ・・やっぱり書いてしまいました・・・。すみませんっ>_<;でも、ホントいつまでもお待ち申し上げておりマスですっ!!)
それでは、また!!



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8346Re:あなたの光になれないのなら、せめてあなたの闇になりたい 3ramia E-mail 12/15-16:17
記事番号8339へのコメント

中禅寺湖えりさんは No.8339「あなたの光になれないのなら、せめてあなたの闇になりたい 3」で書きました。
>
どーも、どーも、ramiaですわん。
続きかかれたのですねー。うれしいですわん。
早速感想いっきまーーす!!          
>
>
>         「体ジュウヲ流レルノハ、甘イ血液?」
なに?なになに?なにがあったのーー!?
>                  *
>
>「何でしたっけねえ・・・。・・・思い出せませんね・・・。」
>「・・・どしたのゼロス?」
>
>僕の腕の中から、遠慮がちな声。
>栗色の髪の毛を微かに震わせ、リナさんが尋ねてくる。
>
>「いえ、ちょっと雪を見てたら、引っかかるモノがありまして。」
ゼロス様の引っかかるもの?う〜む、なんでしょうか・・・?
>外の世界には、残酷な妖精が舞っている。
>ひらひらと可憐に舞い落ちる雪自身は幻想の世界を思わせるのに、
>その冷たさはリナさんから熱い熱を奪ってゆく。
えっ?リナちゃんになにがありましたの!?
>僕は出来る限り動かないようにして、すっぽり収まっているリナさんに笑いかけた。
きゃーきゃー!!リナちゃんがゼロス様にすっぽりおさまっているなんてー!!すてきすぎですわー!!
>「それより、寒くないですか?」
>
>自分でも馬鹿だと思うくらい、か細く空気を震わせる。
>リナさんは、こんな僕を一体どう、見ているのでしょうね。
>
>ただ僕は、
>「馬鹿」と笑って欲しかった。
>「何やってるのよ」と微笑んで欲しかった。
>でも、きっと僕の願いは、叶わない。
>
>「・・・・・寒いわね。」
>
>それが、最後の合図、だったのだろうか。
>
>無いはずの涙を滴らせ、
>湧かないはずの悲痛の念を迸らせ、
>
>ただ一人、僕は絶叫した。
えっ、まさかリナちゃん・・・。なに、ほんとーになにがあったんですの???
>                 *
>
>
>「あんた、聖人にはなれないわね。」
>「は?」
>
>唐突な問に、返した答えは激しく礼を欠いていて。
>僕は慌てて言葉を足した。
ゼラス様のご登場ですねん。
でも、聖人って、いったい?
>「あの、いつものことだと存じてますけど、いったい何のことでしょう?」
>
>・・・・やっぱり、礼を欠いてしまった。
>
>僕の美しい主はたいそう気まぐれで気分屋でいらっしゃるから、ご機嫌を損ねるようなまねだけは今まで絶対してこなかったつもりだけれど。
>
>僕は、初(?)のお叱り覚悟で、僅かにうつむいた。
>
>が、獣王様は美しいおみ足からヒールをもぎ取って投げつけてこられないばかりか、お手にお持ちの御愛用の鞭(愛称エルドリッチモンド君三世)をしならせてさえこられなかった。
ゼラス様のおしおき道具なんでしょうか?その、エルドリッチモンド君三世とやらは。
>(はっきり言って、これは予想範疇外のことですね・・・。)
>背中には、はっきりと冷や汗に似た感覚が流れている。
>度肝を抜く展開に、僕は思わず、似合わぬおずおず声で尋ねてしまう。
>
>「あ・・・あの、獣王様?」
>「何よ?別に気にしちゃいないから、5秒で平常に戻りなさい。」
>
>いち、
>にい、
>さん・・・・、
>
>ゆっくりと、獣王様がカウントをお始めになった。
>僕は、瞳を閉じてみる。
>低く、響く獣王様のお声を聴きながら、
>僕は「ご」を待たずして、いつもの僕に、戻った・・・。
>
>
>「・・・・・・すみませんでした。」
>「本気であやまってんのか、わかんない声ねえ。」
>
>皮肉なはずのお言葉は、しかし圧倒的な笑顔で飾られている。
>
>「それでこそ、あたしが作り出した最高傑作よ、ゼロス。」
>「ありがとうございます。」
>
>そして、僕はのほほんと返答する。
のほほ〜ん!!ゼロス様の、のほほ〜ん!!いいですわーーー!!
>空気は、いつもの二人を包むモノへとその姿を変えた。
>そして、獣王様は一連の始まりへ、時を戻される。
>ゆったりとした動作で前髪を掻きあげた獣王様は、口の端を軽くつり上げ、
>先程仰った言葉を、もう一度、今度は含めるように紡がれた。
>
>「ゼロス、あんたは、絶対聖人にはなれない。」
>
>
>紅い唇から吐き出された言葉は、一種の予言めいて僕に届く。
>僕は、聞き慣れない言葉を反芻しながら、
>
>                ただひたすら次の答えを待った。
う〜む、ほんとーに、聖人て、どうゆうことでしょうね?続きがきになりますわ。
>
>                          :NEXT 4
>                         Wait,please///
>
>*************************************
>
>こ・・・こんなとこで続きかい!!??
>の、中禅寺湖えりです。
>すみません。ひたすらすみませぬ!!
>(いや、むしろギャグが一片もなかったことをお詫びせねばっ・・・)
>なにか、自分という人を理解していないかのようなシリアスで、
>書いた直後に、「だ・・・大ジョブか!!??(続き)」とつっこみたい
>気分に襲われました。えっと、拙いなりに、がんばりマスです。
>そ・・それではっ!!!                        
はう〜〜!!すばらしいですわん。
でも、今回はなぞだらけですわねー。続きがとーっても、気になってしかたありませんわ。
続きもまた、よませてくださいね。そして、感想かきますねん。
ではでは、





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8362ありがとうございますっ!!!中禅寺湖えり 12/18-04:42
記事番号8346へのコメント

ramiaさんは No.8346「Re:あなたの光になれないのなら、せめてあなたの闇になりたい 3」で書きました。
>
>中禅寺湖えりさんは No.8339「あなたの光になれないのなら、せめてあなたの闇になりたい 3」で書きました。
>>
>どーも、どーも、ramiaですわん。
>続きかかれたのですねー。うれしいですわん。
>早速感想いっきまーーす!!          

きゃっ!!ありがとうございますっ!!!
わたしも、ramiaさんの小説、いつも楽しませていただいておりマスです!!
今回、そのお礼になっていればよいのですが・・・では早速!!

>>         「体ジュウヲ流レルノハ、甘イ血液?」
>なに?なになに?なにがあったのーー!?

「それは秘密です♪」・・いえいえ、「5」くらいで、おこたえできるといいな、
と思っておりマスですっ!!で・・・できるといい・・な・・・(弱気・・・)
>>                  *
>>
>>「何でしたっけねえ・・・。・・・思い出せませんね・・・。」
>>「・・・どしたのゼロス?」
>>
>>僕の腕の中から、遠慮がちな声。
>>栗色の髪の毛を微かに震わせ、リナさんが尋ねてくる。
>>
>>「いえ、ちょっと雪を見てたら、引っかかるモノがありまして。」
>ゼロス様の引っかかるもの?う〜む、なんでしょうか・・・?
>>外の世界には、残酷な妖精が舞っている。
>>ひらひらと可憐に舞い落ちる雪自身は幻想の世界を思わせるのに、
>>その冷たさはリナさんから熱い熱を奪ってゆく。
>えっ?リナちゃんになにがありましたの!?

はいっ!!!そうなのですーーーっ!!ああっ・・・でもこれ、謎の中で一番お答えできるのが遅くなるかもな気が・・・>_<すみませぬぅぅっ!!

>>僕は出来る限り動かないようにして、すっぽり収まっているリナさんに笑いかけた。
>きゃーきゃー!!リナちゃんがゼロス様にすっぽりおさまっているなんてー!!すてきすぎですわー!!

きゃっ!!ありがとうございますっ!!!ゼロリナファン根性全開だったのですここっ!!!

>>「それより、寒くないですか?」
>>
>>自分でも馬鹿だと思うくらい、か細く空気を震わせる。
>>リナさんは、こんな僕を一体どう、見ているのでしょうね。
>>
>>ただ僕は、
>>「馬鹿」と笑って欲しかった。
>>「何やってるのよ」と微笑んで欲しかった。
>>でも、きっと僕の願いは、叶わない。
>>
>>「・・・・・寒いわね。」
>>
>>それが、最後の合図、だったのだろうか。
>>
>>無いはずの涙を滴らせ、
>>湧かないはずの悲痛の念を迸らせ、
>>
>>ただ一人、僕は絶叫した。
>えっ、まさかリナちゃん・・・。なに、ほんとーになにがあったんですの???

あああああっ!!!この解答が無事出せるよう、日々頑張りますので、今しばらく
お待ちいただけるとうれしいですっ!!ほんと、頑張りますっ!!!


>>                 *
>>
>>
>>「あんた、聖人にはなれないわね。」
>>「は?」
>>
>>唐突な問に、返した答えは激しく礼を欠いていて。
>>僕は慌てて言葉を足した。
>ゼラス様のご登場ですねん。
>でも、聖人って、いったい?
>>「あの、いつものことだと存じてますけど、いったい何のことでしょう?」
>>
>>・・・・やっぱり、礼を欠いてしまった。
>>
>>僕の美しい主はたいそう気まぐれで気分屋でいらっしゃるから、ご機嫌を損ねるようなまねだけは今まで絶対してこなかったつもりだけれど。
>>
>>僕は、初(?)のお叱り覚悟で、僅かにうつむいた。
>>
>>が、獣王様は美しいおみ足からヒールをもぎ取って投げつけてこられないばかりか、お手にお持ちの御愛用の鞭(愛称エルドリッチモンド君三世)をしならせてさえこられなかった。
>ゼラス様のおしおき道具なんでしょうか?その、エルドリッチモンド君三世とやらは。

はいっ(笑)!!
持っていらっしゃるのでは、と推察いたしましたのですわっ!!!
ゼラス様なら、多分、きっと・・・^_^<

>>(はっきり言って、これは予想範疇外のことですね・・・。)
>>背中には、はっきりと冷や汗に似た感覚が流れている。
>>度肝を抜く展開に、僕は思わず、似合わぬおずおず声で尋ねてしまう。
>>
>>「あ・・・あの、獣王様?」
>>「何よ?別に気にしちゃいないから、5秒で平常に戻りなさい。」
>>
>>いち、
>>にい、
>>さん・・・・、
>>
>>ゆっくりと、獣王様がカウントをお始めになった。
>>僕は、瞳を閉じてみる。
>>低く、響く獣王様のお声を聴きながら、
>>僕は「ご」を待たずして、いつもの僕に、戻った・・・。
>>
>>
>>「・・・・・・すみませんでした。」
>>「本気であやまってんのか、わかんない声ねえ。」
>>
>>皮肉なはずのお言葉は、しかし圧倒的な笑顔で飾られている。
>>
>>「それでこそ、あたしが作り出した最高傑作よ、ゼロス。」
>>「ありがとうございます。」
>>
>>そして、僕はのほほんと返答する。
>のほほ〜ん!!ゼロス様の、のほほ〜ん!!いいですわーーー!!

ノホホーーンなゼロス、私自身の見たい願望が現れたような・・・(笑)

>>空気は、いつもの二人を包むモノへとその姿を変えた。
>>そして、獣王様は一連の始まりへ、時を戻される。
>>ゆったりとした動作で前髪を掻きあげた獣王様は、口の端を軽くつり上げ、
>>先程仰った言葉を、もう一度、今度は含めるように紡がれた。
>>
>>「ゼロス、あんたは、絶対聖人にはなれない。」
>>
>>
>>紅い唇から吐き出された言葉は、一種の予言めいて僕に届く。
>>僕は、聞き慣れない言葉を反芻しながら、
>>
>>                ただひたすら次の答えを待った。
>う〜む、ほんとーに、聖人て、どうゆうことでしょうね?続きがきになりますわ。

うひゃあっ!!ご、ご期待に添えられますようなものが書けると良いのですが・・・(泣)で・・・でも、頑張りマスですっ!!!

>>
>>                          :NEXT 4
>>                         Wait,please///
>>
>>*************************************
>>
>>こ・・・こんなとこで続きかい!!??
>>の、中禅寺湖えりです。
>>すみません。ひたすらすみませぬ!!
>>(いや、むしろギャグが一片もなかったことをお詫びせねばっ・・・)
>>なにか、自分という人を理解していないかのようなシリアスで、
>>書いた直後に、「だ・・・大ジョブか!!??(続き)」とつっこみたい
>>気分に襲われました。えっと、拙いなりに、がんばりマスです。
>>そ・・それではっ!!!                        
>はう〜〜!!すばらしいですわん。
>でも、今回はなぞだらけですわねー。続きがとーっても、気になってしかたありませんわ。
>続きもまた、よませてくださいね。そして、感想かきますねん。
>ではでは、

なにやら、無茶してしまった気がいたしますが・・・(泣)
でも、自分なりに、一番の解答を出せるよう、頑張りますですっ!!
謎、多くてホント済みませぬっ!!読みにくいことこの上ないですね>_<;
できれば、次回あたりからお答えできれば好いなと思いますので、
是非是非見てくださると嬉しいですーーーーっ!!!
それでは、またっ!!


>
>
>
>
>

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8347はじめましてアンドやった〜まらる E-mail 12/15-17:00
記事番号8339へのコメント

やったぁ!続きぃ!・・・の前に
はじめまして、まらるといいます。今までもこの話読んでいたのですが、
ずっと読み逃げしてました・・・。
こんなやつのわけわからん感想(?)でもよければもらってやってください。          
>         「体ジュウヲ流レルノハ、甘イ血液?」

???どうゆう意味なんでしょう?う〜ん気になります

>「何でしたっけねえ・・・。・・・思い出せませんね・・・。」
>「・・・どしたのゼロス?」
>
>僕の腕の中から、遠慮がちな声。
>栗色の髪の毛を微かに震わせ、リナさんが尋ねてくる。

やっぱり、ゼロスさんの腕の中にはリナさん、ですよねぇ(はぁと)

>「いえ、ちょっと雪を見てたら、引っかかるモノがありまして。」
>
>外の世界には、残酷な妖精が舞っている。
>ひらひらと可憐に舞い落ちる雪自身は幻想の世界を思わせるのに、
>その冷たさはリナさんから熱い熱を奪ってゆく。

え?!リナさんに何かあったんですか?!

>僕は出来る限り動かないようにして、すっぽり収まっているリナさんに笑いかけた。

出来る限り動かないようにして、とゆうのが気になります(気になりまくりやん)

>「それより、寒くないですか?」
>
>自分でも馬鹿だと思うくらい、か細く空気を震わせる。
>リナさんは、こんな僕を一体どう、見ているのでしょうね。

愛しい人・・・とかって思っててくれてるとサイコーですね。

>ただ僕は、
>「馬鹿」と笑って欲しかった。
>「何やってるのよ」と微笑んで欲しかった。
>でも、きっと僕の願いは、叶わない。
>
>「・・・・・寒いわね。」
>
>それが、最後の合図、だったのだろうか。
>
>無いはずの涙を滴らせ、
>湧かないはずの悲痛の念を迸らせ、
>
>ただ一人、僕は絶叫した。
>
                 
な、何が?!いったいどーしたんですのぉ?!

>「あんた、聖人にはなれないわね。」
>「は?」

だって魔族だもん・・ってそーゆー問題じゃない

>唐突な問に、返した答えは激しく礼を欠いていて。
>僕は慌てて言葉を足した。
>
>「あの、いつものことだと存じてますけど、いったい何のことでしょう?」
>
>・・・・やっぱり、礼を欠いてしまった。
>
>僕の美しい主はたいそう気まぐれで気分屋でいらっしゃるから、ご機嫌を損ねるようなまねだけは今まで絶対してこなかったつもりだけれど。
>
>僕は、初(?)のお叱り覚悟で、僅かにうつむいた。

初?ゼロスさんは優秀ですねぇ

>が、獣王様は美しいおみ足からヒールをもぎ取って投げつけてこられないばかりか、お手にお持ちの御愛用の鞭(愛称エルドリッチモンド君三世)をしならせてさえこられなかった。

なんかこの場面好きです。「もぎ取って」と「エルドリッチモンド君三世」が特に
いいです。

>(はっきり言って、これは予想範疇外のことですね・・・。)
>背中には、はっきりと冷や汗に似た感覚が流れている。
>度肝を抜く展開に、僕は思わず、似合わぬおずおず声で尋ねてしまう。
>
>「あ・・・あの、獣王様?」
>「何よ?別に気にしちゃいないから、5秒で平常に戻りなさい。」

五秒ですか、うーん私だったら難しいかも・・・

>いち、
>にい、
>さん・・・・、
>
>ゆっくりと、獣王様がカウントをお始めになった。
>僕は、瞳を閉じてみる。
>低く、響く獣王様のお声を聴きながら、
>僕は「ご」を待たずして、いつもの僕に、戻った・・・。
>
>
>「・・・・・・すみませんでした。」
>「本気であやまってんのか、わかんない声ねえ。」
>
>皮肉なはずのお言葉は、しかし圧倒的な笑顔で飾られている。

圧倒的な笑顔で飾られている、これもいいです!何かすきです!

>「それでこそ、あたしが作り出した最高傑作よ、ゼロス。」
>「ありがとうございます。」
>
>そして、僕はのほほんと返答する。
>
>空気は、いつもの二人を包むモノへとその姿を変えた。
>そして、獣王様は一連の始まりへ、時を戻される。
>ゆったりとした動作で前髪を掻きあげた獣王様は、口の端を軽くつり上げ、
>先程仰った言葉を、もう一度、今度は含めるように紡がれた。
>
>「ゼロス、あんたは、絶対聖人にはなれない。」
>
>
>紅い唇から吐き出された言葉は、一種の予言めいて僕に届く。
>僕は、聞き慣れない言葉を反芻しながら、

・・・あの・・・・・ごめんなさい・・・・読めないんです・・・「聞き慣れない言葉を」のあとが・・・あぁ、おバカですね私って・・・よければ意味と読み方を
教えてください・・・。(恥)

>                ただひたすら次の答えを待った。

私も次の言葉を待ってしまいますわ

>                          :NEXT 4
>                         Wait,please///
>
>*************************************
>
>こ・・・こんなとこで続きかい!!??

そ、そうですよ、よりによってこんなところで!続きが気になるぅぅ

>の、中禅寺湖えりです。
>すみません。ひたすらすみませぬ!!
>(いや、むしろギャグが一片もなかったことをお詫びせねばっ・・・)
>なにか、自分という人を理解していないかのようなシリアスで、
>書いた直後に、「だ・・・大ジョブか!!??(続き)」とつっこみたい
>気分に襲われました。えっと、拙いなりに、がんばりマスです。
>そ・・それではっ!!!                        
>
続きとっても楽しみにしてます(プレッシャー(笑))でわ〜

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8363はじめましてっ!!!うれしいですぅぅっ!!中禅寺湖えり 12/18-05:21
記事番号8347へのコメント

まらるさんは No.8347「はじめましてアンドやった〜」で書きました。
>
>やったぁ!続きぃ!・・・の前に
>はじめまして、まらるといいます。今までもこの話読んでいたのですが、
>ずっと読み逃げしてました・・・。
>こんなやつのわけわからん感想(?)でもよければもらってやってください。  

まらるさん初めましてっ!!!中禅寺湖えり と申しますっ!!
お返事、遅くなって、申し訳ありませんでしたーーーーーっ>_<;
ああっ・・でも、ずっと読んでいてくださったなんて、感激ですぅぅっ!!!
感想頂けて、ホント嬉しいですっ!!!
それではっ!

        
>>         「体ジュウヲ流レルノハ、甘イ血液?」
>
>???どうゆう意味なんでしょう?う〜ん気になります

こ・・・これは、のっけからホントすみませぬぅぅっ!!!
今回、文体とか構成とかかえてみよっかな☆と思った結果がこれでして・・・(泣)
多分、「5」あたりでお答えできることかと・・・(弱気・・・)
が・・・頑張りますっ!!!
>
>>「何でしたっけねえ・・・。・・・思い出せませんね・・・。」
>>「・・・どしたのゼロス?」
>>
>>僕の腕の中から、遠慮がちな声。
>>栗色の髪の毛を微かに震わせ、リナさんが尋ねてくる。
>
>やっぱり、ゼロスさんの腕の中にはリナさん、ですよねぇ(はぁと)

うひゃあっ。
ゼロリナ根性全開で、お恥ずかしいです〜〜〜っ!!
でも、書いていて、「きゃーっ!!!」と思ったとこなのでした♪♪

>>「いえ、ちょっと雪を見てたら、引っかかるモノがありまして。」
>>
>>外の世界には、残酷な妖精が舞っている。
>>ひらひらと可憐に舞い落ちる雪自身は幻想の世界を思わせるのに、
>>その冷たさはリナさんから熱い熱を奪ってゆく。
>
>え?!リナさんに何かあったんですか?!

は・・・はいっ!!!結末を決めてあるとはいえ、どうやって文章にしていけばよいのやら手探り状態で・・・。自分なりの一番のものを、お届けできればよいのですが・・・。

>>僕は出来る限り動かないようにして、すっぽり収まっているリナさんに笑いかけた。
>
>出来る限り動かないようにして、とゆうのが気になります(気になりまくりやん)
>
>>「それより、寒くないですか?」
>>
>>自分でも馬鹿だと思うくらい、か細く空気を震わせる。
>>リナさんは、こんな僕を一体どう、見ているのでしょうね。
>
>愛しい人・・・とかって思っててくれてるとサイコーですね。

実は、「大切な人よねっ!!」とか想いながら書いていたのですっ(笑)!!
根っからのゼロリナファンの私ですから、脳内はかなりラヴラヴ度が進行してます(笑)

>>ただ僕は、
>>「馬鹿」と笑って欲しかった。
>>「何やってるのよ」と微笑んで欲しかった。
>>でも、きっと僕の願いは、叶わない。
>>
>>「・・・・・寒いわね。」
>>
>>それが、最後の合図、だったのだろうか。
>>
>>無いはずの涙を滴らせ、
>>湧かないはずの悲痛の念を迸らせ、
>>
>>ただ一人、僕は絶叫した。
>>
>                 
>な、何が?!いったいどーしたんですのぉ?!

あああっ!!!!
これは、これはラストまで引っ張るかもしれないですっ(・・・いや、ラストまで、引っ張ります・・・・>_<;)
ほんと、すみませぬっ!!!こ・・・今回、ホントこういうのが多いですね・・・
反省ですーーーーっ!!!

>>「あんた、聖人にはなれないわね。」
>>「は?」
>
>だって魔族だもん・・ってそーゆー問題じゃない

いえいえ!!その通りですぅ(笑)

>>唐突な問に、返した答えは激しく礼を欠いていて。
>>僕は慌てて言葉を足した。
>>
>>「あの、いつものことだと存じてますけど、いったい何のことでしょう?」
>>
>>・・・・やっぱり、礼を欠いてしまった。
>>
>>僕の美しい主はたいそう気まぐれで気分屋でいらっしゃるから、ご機嫌を損ねるようなまねだけは今まで絶対してこなかったつもりだけれど。
>>
>>僕は、初(?)のお叱り覚悟で、僅かにうつむいた。
>
>初?ゼロスさんは優秀ですねぇ

うひゃあっ!!!でも、一人で二人分の能力を持つ(ひ・・一人って数え方で、よいのでしょうか??)ゼロス様なら、やってくれるはず!!と思いますぅっ!!^_^

>
>>が、獣王様は美しいおみ足からヒールをもぎ取って投げつけてこられないばかりか、お手にお持ちの御愛用の鞭(愛称エルドリッチモンド君三世)をしならせてさえこられなかった。
>
>なんかこの場面好きです。「もぎ取って」と「エルドリッチモンド君三世」が特に
>いいです。

うひゃっ!!ありがとうございますっ♪♪♪
私、命名好きみたいで・・・(笑)喜んでいただければ幸いです〜〜〜♪

>>(はっきり言って、これは予想範疇外のことですね・・・。)
>>背中には、はっきりと冷や汗に似た感覚が流れている。
>>度肝を抜く展開に、僕は思わず、似合わぬおずおず声で尋ねてしまう。
>>
>>「あ・・・あの、獣王様?」
>>「何よ?別に気にしちゃいないから、5秒で平常に戻りなさい。」
>
>五秒ですか、うーん私だったら難しいかも・・・

私も、無理です〜〜〜。
それにしても、私、かなり無茶やらせていたんですね。書いているときは、気づきませんでした(笑)ああっ・・・「ゼロス様だから」、というのはだめでしょうか!!??^o^;

>>いち、
>>にい、
>>さん・・・・、
>>
>>ゆっくりと、獣王様がカウントをお始めになった。
>>僕は、瞳を閉じてみる。
>>低く、響く獣王様のお声を聴きながら、
>>僕は「ご」を待たずして、いつもの僕に、戻った・・・。
>>
>>
>>「・・・・・・すみませんでした。」
>>「本気であやまってんのか、わかんない声ねえ。」
>>
>>皮肉なはずのお言葉は、しかし圧倒的な笑顔で飾られている。
>
>圧倒的な笑顔で飾られている、これもいいです!何かすきです!
>
>>「それでこそ、あたしが作り出した最高傑作よ、ゼロス。」
>>「ありがとうございます。」
>>
>>そして、僕はのほほんと返答する。
>>
>>空気は、いつもの二人を包むモノへとその姿を変えた。
>>そして、獣王様は一連の始まりへ、時を戻される。
>>ゆったりとした動作で前髪を掻きあげた獣王様は、口の端を軽くつり上げ、
>>先程仰った言葉を、もう一度、今度は含めるように紡がれた。
>>
>>「ゼロス、あんたは、絶対聖人にはなれない。」
>>
>>
>>紅い唇から吐き出された言葉は、一種の予言めいて僕に届く。
>>僕は、聞き慣れない言葉を反芻しながら、
>
>・・・あの・・・・・ごめんなさい・・・・読めないんです・・・「聞き慣れない言葉を」のあとが・・・あぁ、おバカですね私って・・・よければ意味と読み方を
>教えてください・・・。(恥)

すみませぬ〜〜〜っ!!私、こういう言葉フィーリングでつい使ってしまって・・・
えっと、「はんすう」ですっ!!ここでは、何度も何度もゼラス様のお言葉を心で繰り返して、意味を理解するためにかみ砕いた、という意味合いで使いましたっ!!!もとは、きりんさんとかが一度食べたものを、また胃みたいなところからもどして、またはむはむ食べてることを言うみたいです。(いつもむしゃむしゃ
やっているのは、そのためらしいです。)

>>                ただひたすら次の答えを待った。
>
>私も次の言葉を待ってしまいますわ

ありがとうございます♪♪♪
ああ、でもほんと、ご期待に添えられるものが書けるとよいのですが・・・>_<;

>>                          :NEXT 4
>>                         Wait,please///
>>
>>*************************************
>>
>>こ・・・こんなとこで続きかい!!??
>
>そ、そうですよ、よりによってこんなところで!続きが気になるぅぅ

うひゃあっ!!!すみませぬっ!!!

>>の、中禅寺湖えりです。
>>すみません。ひたすらすみませぬ!!
>>(いや、むしろギャグが一片もなかったことをお詫びせねばっ・・・)
>>なにか、自分という人を理解していないかのようなシリアスで、
>>書いた直後に、「だ・・・大ジョブか!!??(続き)」とつっこみたい
>>気分に襲われました。えっと、拙いなりに、がんばりマスです。
>>そ・・それではっ!!!                        
>>
>続きとっても楽しみにしてます(プレッシャー(笑))でわ〜

ひゃあっ(笑)ぷ・・・ぷれしゃーですぅぅ(笑)!!
でも、ほんと、無い知恵絞って、頑張りますので、よろしければ見てやって下さいませねっ!!!
今回は、感想下さって本当にありがとうございました!!
お言葉を胸に、一つ一つやっていければよいな、と思いますーーーっ。
それでは!!




>

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8367あなたの光になれないのなら、せめてあなたの闇になりたい 4中禅寺湖えり 12/19-03:46
記事番号8339へのコメント

     「ゼロス、あんたの精神体は今、ぼろぼろなんでしょう?」

        静かに、静かに闇が僕を満たしていく感覚。
            多分・・・いや、きっと。
        今僕は誰よりも倦んだ笑みを浮かべている。



誰よりも僕について知り尽くしている主の穏やかな貌が、今は哀しい気がするのは、何故だろう?

僕の母であり、父である美しい存在が、その身を削って僕を愛おしんでくれていると思うのは。




   これは、僕の深層心理の闇が見せる、皮肉な夢物語なのだろうか?





それは痛みをもたらすけれど、僕は涙を流す器官を持ち合わせてなどいないから
ただただ貌を歪ませる。




         「昔話を、聴かせてあげるわゼロス。」




           主の、幼子をあやすような声。
        
       そう、僕はこの方の、未熟な幼子に過ぎなかった。
    恋と愛の分別をわきまえず、ひたすら「それ」を希求した愚かな子。



          「眠りながら、聴くといいわ。」

         ―私の、世界一可愛くて愚かな幼子よ―



あやしの言葉は甘やかに僕を呪縛していって、僕はもはやなにも考えられなくなってゆく。

そして、低い、低い声があたりの静寂を震わせ―



                     ・・・・・・昔語りが、始まった。

                  *

それは、獣王様が戯れに覗かれた世界のお話。

そこには、二人の男女がいた。
男は屈強な力を持ち、そしてたいそう優しかった。
女は美しい容姿を持ち、そしてやはりたいそう優しかった。


二人は、仲むつまじい夫婦だった。


ある日、二人の間に赤ん坊が誕生した。
神も魔族も、魔導師さえもいないその世界で、
その子はただ一人、「奇跡」を起こすことが出来る存在だった。
「神の子」
そう、呼ばれた。


その子は人々の病気を治し、飢餓を救い、そして世界中の人々を愛した。
裏切られても猶、愛し続けた。
やがてその子はとうとう窮地に追い込まれたが、
それでもやはり、愛することを止めることはなかった。

「聖人」
裏切った者は、自分の大罪は、彼を謀ってお金を得たことではないことに気づく。
 愛を。
ただそれだけのちっぽけな愛しいものを忘れていたことに、彼の罪はあった。
いや、罪であったのかもしれないし、或いはそうではなかったのかもしれない。

「聖なる人よ・・・」

嘆いても嘆いても、自分のもとへは戻らない人。
復活を約束して、神の身元に還っていった人。

泣いて泣いて。
そうして彼は、やっと気づいた。


「聖人」「聖なる人」           ―「還ってくる人」


還ってきて、楽園を約束してくれる人。
その人を、自分は一生希求する。
詫びて、許しを請い求める。


そして、その人の笑顔を、希求する。


「聖なる人」に許されて、やっと自分は安息を手に入れる。


そう、気づいた・・・・・・。


                  *


「だから、あんたは聖人にはなれない」
「・・・・・・・何故です?」

時間が、急激に戻ってくる。
全体が、ぼんやりとしていてつかめない。
今ただ見えるのは、動く紅い唇だけ。
それが、言葉を形づくっている。

「わかったでしょう?聖人は、還ってくる者だと。」
「それで、何故僕が?」
「あんたは、滅びを求め、二度と還ってくるようなまねはしない。」
「・・・・・・・・そうでしょうか?」
「それに、あんたは人を許したりしない。」
「それは・・・」
「それに、あんたは人を救ったりしない」
「・・・・・・・・・。」
「何故なら・・・」

 あんたは・・・・・。

        「あんたは、私の可愛い幼子なのだから。」


  偉大な魔族の一人である、ゼラス=メタリオム様に生み出された存在だから。
         だから、僕は滅びしか求めない・・・・・・・。



なのに。
それなのに、
もし、そうだというのなら。

「リナさん・・・」

誰よりも、愛しいあの人。
何故、僕はあの人を求める?

魔族で、獣神官で、何より、聖人でない僕が。
他人を、愛するなど・・・・。

「あり得ない?」

けれど、それならばこの身の痛みは何なのか。
この、身を苛む、甘く身を切る様な痛みは。


   この痛みが本当でないというのなら、一体これを何と呼べばいい?


「ゼロス」

静かに、呼ぶ声。
服従を求める、穏やかな、声。


        「リナ=インバースを、殺しなさい。」


瞬間。
僕の周りの空気が、凍てついて、ひび割れた気がした。
どこかで予測していて、どこかで否定していた、言葉。

「それは・・・」

何度も何度も考えて、不可能と悟ったこと。
けれど・・・

「このままじゃ、あんたの体はきっと持たない。」

愚かな子を、優しく諫める、声。

「あんたは、魔族で、私の息子。・・・・そうでしょう?」
「・・・・・・・・・はい。」

そう。僕はどう足掻いても、一介の魔族に過ぎない。
この世で一番冷酷で、残忍で、しかし純粋に混沌に帰依する者。

その僕が、愛を求める?
それが、世迷い事でないのだとしたら、いったいなんだというのだろう?

           
            想いが、錯綜する。


「でも、僕は聖人じゃない・・・。」

それだけが、確かなこと。

「ゼロス?」
「行って、参ります。」

その瞬間、僕は確かに何かを断ち切っていた。
それは、きっと何よりも大切で、この世で一番愛しく思っていたモノ。
断ち切ったとしても、変わらず、この身を、苛むモノ―・・・

僕は、瞳を、獣王様のそれに合わせた。

「行くのね?」
「行きます。」

一礼して、背を向ける。

「リナ=インバースを、必ずこの手で殺してきます」





振り返った先にある、獣王様の表情は見えなかった。
全ては、闇そのものに包まれていた。
けれども僕はその貌に、

      
       愚かな我が子を憐れむ表情を見た気が、した・・・。



                         >> NEXT 5:

**********************************************************************
ひたすら長く、重いモノになってしまいました・・・。
ここまで読んでくださった御方に、ひたすら感謝です!!!(いらっしゃるといいなぁ>_<;でも、重いからな・・・。)下手ッぴです。ほんとに、すみませぬっ!!
それでも、もしよろしければ、5も見てやって下さると、嬉しいですぅ〜〜♪♪♪
それではでは!!

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8368あなたの光になれないのなら、せめてあなたの闇になりたい 5中禅寺湖えり 12/19-06:26
記事番号8339へのコメント

           

あなたを愛した記憶を、失った訳じゃない。
愛しいからこそ、あなたを永遠を手に入れたかった。

 僕は、愛しいあなたの闇になりたい。

僕は、天空より堕した存在だから
あなたの隣で輝けないものだから。
 ―光には、決してなれない存在だから・・・。
  だから、僕は・・・・・。

           *

「いやーっ。綺麗な満月ですねえリナさん。」
「それ、本気で言ってんだったら認めてあげてもいいわよ。」
「やだなあ。僕は嘘はつきませんってば♪」
「いっとくけど、全っ然信用なんない。」
 
これっぽっちも、と綾指と人差し指をくっつけてリナさんが強調する。

「だいたい、何よ。人のこと、変な小細工使って連れ出してさ。」

そう。今月明かりの下を歩いているのは、僕とリナさんの、二人きり。
元々白いリナさんの肌は、月光を受けて更に透明な光を放っている。
闇夜でも解る燃えるような紅い瞳を光らせ、リナさんは、ゆっくりと口を開く。

「言ってみなさいよ。・・・・また、利用する気?」

返答次第で、いくらでも反応が返ってきそうな強い口調に、僕は軽く苦笑いで返す。

「そんな無粋なこと、今日はしませんよ。」

その笑いは、今まできっとリナさんに見せたことが無かった類の、もの。
リナさんの瞳が、闇を吸い込みそうなほど大きく見開かれる。

今度こそ、僕は心底から微笑んで見せた。

「ですからね、リナさん。少しだけ、貴女のひとときをお借りしてもいいですか?」

それが、今一番切実な、僕の願い・・・だったから。

リナさんは、完全に声を失って呆然としていた。
その表情が、宿屋の食堂から連れ出したときのものにそっくりで、僕は軽い既視感を覚える。


あの時。
今宵こそ、実行しようと決めたとき。
リナさんとガウリイさんとミレアさんと、僕と・・・おなじみの4人は、宿屋の一階にある食堂で食事をとっていた。

                 *


「あら?ゼロスさん、全然食べていらっしゃらないじゃないですか!」
「ほんとだ。なんだ、いらないのか?」
僕の隣に座っているミレアさんと真正面に座っているガウリイさんがそう、尋ねてくる。

僕が魔族であることを知らないミレアさんならともかく、知っているはずのガウリイさんまで心配そうに、聞いてくるのは・・・。

(いや、それでこそガウリイさん、なんでしょうねえ・・・。)

僕は妙に納得がいって、思わず深く頷いてしまう。
しかし、これからすることに、彼も、そしてミレアさんもいては困る存在だった。
そう、決断を下す。
僕ら魔族は、呪文を唱える必要はない。
自らの意識でもって、魔法で言う「術」を発動させる。

そして僕は、「それ」を発動させた。

「むむっ・・・ていっ!!!・・・ いよぉぉぉっっし!ローストビーフゲットォォォォっっ!!!    って・・・あれ?」

ガウリイさんの皿から有無を言わさずローストビーフを奪い取ったリナさんは、いつもなら還ってくるはずの何らかの反撃が返ってこないことに、気づく。
ちらり、と辺りを見回し・・・

そして、漸く、何が起こったかを理解した。

「・・・・・ゼロス、あんた、なにやったの?」
「少しだけ、時を止めさせて頂きました。」

先程からぴくりとも動かない体勢で、全てのものが静止している。
給仕の男も、客達も、全て
一見すると、そのまま動き出しそうなリアルさを伴って、固まって、いた。
そして―

「ガウリイ!!ミレア!!!ガウリイッ!!!!!」

かなりの強さを持って、リナさんは連れ達を乱暴に揺さぶるが、
僕の「術」は、当然のことながら破れなかった。

「無駄です。別に、命に別状はないですから、安心してください。」
「当たり前よっ!!もし二人になんかあったら、あたしはあんたを許さないわ!!!」

鋭く、
燃えるような瞳でもって、リナさんが僕を射るように振り返る。
その負の感情に内心歓喜をあげつつ、僕はリナさんの瞳に、思わず見入ってしまた。

美しい、紅。
炎にも、血にも見える、輝く色。

赤々と燃える夕日を思わせる瞳が、今はただ、いっしんにこちらに向いている。 追いつめるものと、追いつめられるもの―
それがいささか入れ替わったかのような、倒錯的な想いが、ふと、よぎる。

(人間で僕にこんな想いをさせることが出来るのは、きっとリナさんくらいでしょうね。)

いささか魔族よりなその思考に、僕は、ふと当初の目的を思い出す。

「貴女を・・・・・、お連れしたい場所があるんですけど。」
「なによ、それ」

瞳の様子はそのままで、リナさんが僕を見上げてくる。

僕は熱を持っていないはずの手で、ゆっくりとリナさんの頬にそれを添えてみる。頬の柔らかな感触は手からじんわりと広がっていって、僕の全身を、熱くさせた。



体中に、甘い血液のようなものが巡る・・・・・。



気がつくと、
僕は、リナさんを力の限り抱きしめていた。

「ゼ・・・ゼロス?」

不意のことに、たじろぐような、リナさんの声。
 ゆるめもせず、
 離しもせず―
僕は、リナさんの瞳の中をのぞき込む様にして、
ただひたすら、唇を重ねた。

思いの丈を、全部つぎ込むように。
言葉で伝えきれないものを、全て伝えるように。
何もかもを、奪い尽くすように。



(貴女の一部に、なれるように・・・。)





もう何回繰り返したのか・・・。満たされない想い抱えたまま、そっと、小さな
体を離す。

「それでは、行きましょうか?」

誘いの言葉に、無言のうなずき。
まだ、起こったことを理解していない面もちで、リナさんは僕を見つめてくる。




ここをでたら、僕たちは相対するものとして、争わなくてはいけない。
二度と、会えなくなるのかもしれない。
それでも―
 用意はしかるべくして調ってしまった。



僕は再び、今度はそっとリナさんを抱きしめると、
新たな空間へ移動するために時空を大きく歪めた。


                       >> NEXT 6 
************************************* 今回は、2話続けてアップしてみました。
徹夜なので、今、なんだか頭がモーローと(笑)
支離滅裂なような気がするのですが、ど・・どうだったでしょう?
それでは!!  

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8369あわわわわわわ!!なんか大変なことにんってますわ。ramia E-mail 12/19-21:06
記事番号8368へのコメント

中禅寺湖えりさんは No.8368「あなたの光になれないのなら、せめてあなたの闇になりたい 5」で書きました。
>
>           
>
>あなたを愛した記憶を、失った訳じゃない。
>愛しいからこそ、あなたを永遠を手に入れたかった。
>
> 僕は、愛しいあなたの闇になりたい。
>
>僕は、天空より堕した存在だから
>あなたの隣で輝けないものだから。
> ―光には、決してなれない存在だから・・・。
>  だから、僕は・・・・・。
どもども、ramiaです。なんか大変なことになっていますわ!ゼロス様がリナちゃんを殺すなんて。あわわわわ・・・、
とりあえず、感想いきますー。
>           *
>
>「いやーっ。綺麗な満月ですねえリナさん。」
>「それ、本気で言ってんだったら認めてあげてもいいわよ。」
>「やだなあ。僕は嘘はつきませんってば♪」
>「いっとくけど、全っ然信用なんない。」
そんなリナちゃん、信用しようよー。私はゼロス様なら、たとえ嘘を言ってもすべて信じてしまいますわ。(なかちゃうかも・・・。
>これっぽっちも、と綾指と人差し指をくっつけてリナさんが強調する。
>
>「だいたい、何よ。人のこと、変な小細工使って連れ出してさ。」
>
>そう。今月明かりの下を歩いているのは、僕とリナさんの、二人きり。
>元々白いリナさんの肌は、月光を受けて更に透明な光を放っている。
>闇夜でも解る燃えるような紅い瞳を光らせ、リナさんは、ゆっくりと口を開く。
>
>「言ってみなさいよ。・・・・また、利用する気?」
>
>返答次第で、いくらでも反応が返ってきそうな強い口調に、僕は軽く苦笑いで返す。
>
>「そんな無粋なこと、今日はしませんよ。」
>
>その笑いは、今まできっとリナさんに見せたことが無かった類の、もの。
>リナさんの瞳が、闇を吸い込みそうなほど大きく見開かれる。
>
>今度こそ、僕は心底から微笑んで見せた。
あぁ〜!!ゼロス様の心の底からの微笑みーーーーー!!その顔を拝ませてーー!
(ぶっこわれ注意報発動中。)
>「ですからね、リナさん。少しだけ、貴女のひとときをお借りしてもいいですか?」
>
>それが、今一番切実な、僕の願い・・・だったから。
>
>リナさんは、完全に声を失って呆然としていた。
>その表情が、宿屋の食堂から連れ出したときのものにそっくりで、僕は軽い既視感を覚える。
>
>
>あの時。
>今宵こそ、実行しようと決めたとき。
>リナさんとガウリイさんとミレアさんと、僕と・・・おなじみの4人は、宿屋の一階にある食堂で食事をとっていた。
>
>                 *
>
>
>「あら?ゼロスさん、全然食べていらっしゃらないじゃないですか!」
>「ほんとだ。なんだ、いらないのか?」
>僕の隣に座っているミレアさんと真正面に座っているガウリイさんがそう、尋ねてくる。
>
>僕が魔族であることを知らないミレアさんならともかく、知っているはずのガウリイさんまで心配そうに、聞いてくるのは・・・。
>
>(いや、それでこそガウリイさん、なんでしょうねえ・・・。)
>
>僕は妙に納得がいって、思わず深く頷いてしまう。
>しかし、これからすることに、彼も、そしてミレアさんもいては困る存在だった。
>そう、決断を下す。
>僕ら魔族は、呪文を唱える必要はない。
>自らの意識でもって、魔法で言う「術」を発動させる。
>
>そして僕は、「それ」を発動させた。
>
>「むむっ・・・ていっ!!!・・・ いよぉぉぉっっし!ローストビーフゲットォォォォっっ!!!    って・・・あれ?」
>
>ガウリイさんの皿から有無を言わさずローストビーフを奪い取ったリナさんは、いつもなら還ってくるはずの何らかの反撃が返ってこないことに、気づく。
>ちらり、と辺りを見回し・・・
>
>そして、漸く、何が起こったかを理解した。
>
>「・・・・・ゼロス、あんた、なにやったの?」
>「少しだけ、時を止めさせて頂きました。」
>
>先程からぴくりとも動かない体勢で、全てのものが静止している。
>給仕の男も、客達も、全て
>一見すると、そのまま動き出しそうなリアルさを伴って、固まって、いた。
>そして―
>
>「ガウリイ!!ミレア!!!ガウリイッ!!!!!」
>
>かなりの強さを持って、リナさんは連れ達を乱暴に揺さぶるが、
>僕の「術」は、当然のことながら破れなかった。
>
>「無駄です。別に、命に別状はないですから、安心してください。」
>「当たり前よっ!!もし二人になんかあったら、あたしはあんたを許さないわ!!!」
>
>鋭く、
>燃えるような瞳でもって、リナさんが僕を射るように振り返る。
>その負の感情に内心歓喜をあげつつ、僕はリナさんの瞳に、思わず見入ってしまた。
>
>美しい、紅。
>炎にも、血にも見える、輝く色。
>
>赤々と燃える夕日を思わせる瞳が、今はただ、いっしんにこちらに向いている。 追いつめるものと、追いつめられるもの―
>それがいささか入れ替わったかのような、倒錯的な想いが、ふと、よぎる。
>
>(人間で僕にこんな想いをさせることが出来るのは、きっとリナさんくらいでしょうね。)
そりゃそうでしょう!リナちゃん以上にあなたにふさわし人など、いなくってよ!
>いささか魔族よりなその思考に、僕は、ふと当初の目的を思い出す。
>
>「貴女を・・・・・、お連れしたい場所があるんですけど。」
>「なによ、それ」
>
>瞳の様子はそのままで、リナさんが僕を見上げてくる。
>
>僕は熱を持っていないはずの手で、ゆっくりとリナさんの頬にそれを添えてみる。頬の柔らかな感触は手からじんわりと広がっていって、僕の全身を、熱くさせた。
>
>
>
>体中に、甘い血液のようなものが巡る・・・・・。
>
>
>
>気がつくと、
>僕は、リナさんを力の限り抱きしめていた。
うきゃーーーー!!抱きしめてるのーーー!!ゼロス様最高ですわーー!!
>「ゼ・・・ゼロス?」
>
>不意のことに、たじろぐような、リナさんの声。
> ゆるめもせず、
> 離しもせず―
>僕は、リナさんの瞳の中をのぞき込む様にして、
>ただひたすら、唇を重ねた。
ゼロリナ最高ーーー!!あーもー、ゼロス様ったらやるやつですわーー!!
>思いの丈を、全部つぎ込むように。
>言葉で伝えきれないものを、全て伝えるように。
>何もかもを、奪い尽くすように。
>
>
>
>(貴女の一部に、なれるように・・・。)
なっちゃえなちゃえー!!(って、むりやろそれは、)
>
>
>
>
>もう何回繰り返したのか・・・。満たされない想い抱えたまま、そっと、小さな
>体を離す。
>
>「それでは、行きましょうか?」
>
>誘いの言葉に、無言のうなずき。
>まだ、起こったことを理解していない面もちで、リナさんは僕を見つめてくる。
>
>
>
>
>ここをでたら、僕たちは相対するものとして、争わなくてはいけない。
>二度と、会えなくなるのかもしれない。
>それでも―
> 用意はしかるべくして調ってしまった。
あうー、戦わないでーー、ゼロス様ー、やめてくれー。
>
>
>僕は再び、今度はそっとリナさんを抱きしめると、
>新たな空間へ移動するために時空を大きく歪めた。
>
>
>                       >> NEXT 6 
>************************************* 今回は、2話続けてアップしてみました。
>徹夜なので、今、なんだか頭がモーローと(笑)
>支離滅裂なような気がするのですが、ど・・どうだったでしょう?
>それでは!! 
悲しいことも多いですが、それ以上にゼロリナが凄かった。(一部ゼラゼロだったようなきも。)
あー、私もはやく続きかかなきゃなー。なかなか時間がとれなくて、書いてないんだよなー。
では、この続きも楽しみにしていますわ。