◆−読んでやって下さいナ。−どらまた(8/4-11:35)No.7357
 ┣どこの学校(学園)もこんなもん? (1)−どらまた(8/4-13:41)No.7360
 ┃┗Re:どこの学校(学園)もこんなもん? (1)−る〜ら(8/5-08:03)No.7373
 ┃ ┗あぁっ!!嬉しいよぉ〜♪・・・−どらまた(8/5-10:55)No.7374
 ┣どこの学校(学園)もこんなもん? (2)−どらまた(8/5-14:15)No.7380
 ┣どこの学校(学園)もこんなもん? (3)−どらまた(8/5-18:15)No.7382
 ┗どこの学校(学園)もこんなもん? (終)−どらまた(8/6-18:38)No.7397
  ┗面白かったです♪−庵 瑠嬌(8/8-14:58)No.7438
   ┗2作目載せた方がいいですか?−どらまた(8/14-11:09)NEWNo.7496


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7357読んでやって下さいナ。どらまた E-mail 8/4-11:35


どーも『どらまた』です〜。
前回の駄文が終わっていないにもかかわらず、2作目の駄文を投稿するとゆーお馬鹿です。
しかも、今回は『スレイヤーズ&魔術師オーフェン』の学園物。
何故かオーフェンが入ってきちゃいます(^^;;
オーフェン嫌いと言う方はご遠慮下さって結構です。
(でも・・・・・やっぱ読んでやってくれると・・・・嬉しいな/笑)
そしてっ!オーフェンって何だか知らない!!
とか、読んだ事無いけど聞いた事はある!!
っとゆーかたは是非とも原作を一度読んでみてください!!
(はぐれ旅と無謀編と2つあって、どっちかって言うと無謀編の方がギャグ満再でおもろいです。はぐれ旅はシリアス)
私はスレイヤーズの次にハマルものかと・・・・・?

みなさんに好評のようでしたら、調子にのって続編らしきものをかこうなどと考えています(笑)
それでは!とりあえず本編の方へ!!

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7360どこの学校(学園)もこんなもん? (1)どらまた E-mail 8/4-13:41
記事番号7357へのコメント

とりあえず本編です。
みなさん読んでやって下さい!コメント下さい!

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「リナー!!起きなさ〜い!!遅刻!するわよ〜♪」
「う・・・・・・」
姉ちゃんの言葉に少し反応し、そしてまた寝返りをうつ。
  __あぁ・・・・姉ちゃんが来るぅ・・・・__
わかっていても、やはりまだ空だが目覚めない。
「リナ」
すぐ耳元で姉ちゃんの声がする。姉ちゃんの名前はルナ。ついでにあたしはリナ。
はっきり言って姉ちゃんは怒らせると『めちゃくちゃ』恐い。
「・・・・・・・・・・・・・」
  ットストストスッ!!!!
「うきゃぁぁ!!??」
あたしは転げるようにベットから落ちる。
ベットの方を見てみれば、いったいどこから来たのか数本のヤリがしっかりと刺さっていた。
あっ・・・・あぶにぇ〜・・・・・。
まだ心臓がどきどきしてる・・・・。
「リナ、やっと起きたわね?早くしないと遅刻よ?」
「おはよう、ねえちゃ・・・・・ってぇぇぇぇ!!うそぉぉぉ!?8時ぃっ!?何でもっと早く起こしてくれないのよっ!!??」
  ズベシッ!!
姉ちゃんの問答無用の裏鉄拳が騒いでいたあたしの顔面にめり込む。
い・・・・いたひ・・・・・・。
「勝手な事言ってないで、早く行きなさい。今日は朝礼の日でしょう?」
そぉ言って、姉ちゃんは下へと降りていく。
しばらくして・・・・はっ・・・・失神してる場合じゃなかったぁぁぁぁっ!!!
いそがなきゃっ!!
あたしは慌てて制服に着替えて下へ降り玄関に直行する。
「朝ご飯は?」
出かけに母ちゃんから声がかかる。
あたしは一言・・・
「いらないっ!!いってきま〜すっ!!」
家族の返事も待たずにドアを開け放ち飛び出す。
  * * * * * * * *
「月曜日はいつも忙しいなぁ、あいつは」
「しかたないわよ父さん。前の日が日曜日、あのこ遊びまくって、そのうえ夜も遅いから・・・」
「せっかく朝ご飯用意したのに・・・・もったいないわねぇ・・・」
「スポットにでもあげれば?」
と、残念そうな母にルナが言う。
「それもそうね。・・・・スポットちゃ〜ん!」
ルナの提案を簡単に受け取りスポット、この家のペットを探す。
リナが行った後には、こういった、いつもの家族と会話が残っていた。

「うぁ〜ちぃこぉくぅ〜!!!朝礼だぁ〜・・・うっぅ・・・あの校長だけはヤバイ!!」
文句をいいながら、いつもの道をひたすら走る。
そして、いつもの時間ならガウリイやコギー(コンスタンス)たちに会う道まできたとき・・・・・・・・
  キキィィィィィィ〜〜〜!!!
頭をつらぬくような機械音がすぐ横でした。
そちらを向けば自転車に乗った一人の青年。
「あぶねっ!」
青年はそぉ叫んで力いっぱいブレーキをする。
そして・・・自転車はあたしにぶつかる寸前のところで止まる。
「ちょっと!危ないでしょうが!ガウリイ!!」
あたしは精一杯大きな声で自転車に乗っている金髪で長身のなかなかの美男子に怒鳴りつける。
「わりわり、大丈夫か?リナ」
ちっとも悪そうに思っていないような口調でガウリイが言って来る。
「大丈夫なわけないでしょぉぉぉ!!!あぁ〜もぉ遅刻よぉ〜!!」
「なんだ〜・・・お前もか〜・・・」
・・・・・・・はっ?
「あんたも・・・・寝坊したくち?・・・・ひょっとして・・・?」
あたしの質問にガウリイは・・・・
「いや、テレビ見てボーっとしてた」
をい・・・・・・・。
「っ・・・まぁいいわ、それはさておきっ・・・・チャリ通は校則違反よっ!!」
「とか言いつつ、ちゃっかり後ろに乗るなよなぁ・・・・」
呆れた顔つきで言ってくるガウリイ。
「てへへ・・・・さっ!ガウリイ!全速前進!」
「へいへい・・・」
かくて、あたしはガウリイの自転車の後ろに乗り、これまた校則違反の二人乗りをし、学園まで行く事になった。
この街で一番大きい『聖都架学園』へ。

キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン♪
  ガラガラガラッ!!
同時だった・・・・あたしとガウリイが2年F組に入ってくるのと学園のチャイムが鳴ったのは・・・・。
教室に入って、あたしは即座に周りを見回す。
「あぁ・・・・・やっぱし・・・・誰も居ない・・・・・」
呆然としたように呟くあたしの横ではガウリイが『ぜぇはぁぜぇはぁ』と荒い息をついている。
まぁ無理もないだろう。あたしを後ろに乗せてダッシュで自転車をこぎ、そのうえ2年生の教室がある3階までかけ上がって来たのだ。
これだけ体力を使えば自然と息ずかいも荒くなるとゆーもの。
「リナ!ガウリイ!何やってるのよっ!」
『あっ、コギー!!』
いきなりかかった女性の、いや、コギー__本名コンスタンス__にあたしたちは敏感に反応した。
「あっ、コギー!!っじゃないわよっ!!アメリアたち先に行っちゃってるわよ!ドーチンは良いとして、あの遅刻常習犯のボルカンまで先に行っちゃってるのよっ!?」
コギー、2年F組、クラスメイトの一人。警察官の娘で拳銃の代わりにダーツの矢を持っている。腕の方は・・・・・言っちゃ悪いけどあんまし・・・・っと言うよりも全然良くない。
事あるごとに目標とは違う方へ飛んでいってしまう、刺さるだけならまだしも、何故かその先端には毒が塗ってある。
はっきり言って刺された者はたまったもんじゃない。
「はぁっ、はぁっ・・・・そ・・・・それで?オーフェンはっ?・・・っ・・・」
体育館につづく廊下をあたし達3人は走っていた。
「今日はまだお目に掛かってないわっ!どーせまた遅刻よ!ち・こ・く!いつか遅刻罪としてボルカン共々逮捕してやるんだから!」
何時の間にやら手錠を取り出して(刑事でもないのに、んなもん持ってて良いのか?)ぶんぶか振り回す。
「遅刻罪って・・・・・そんなもんで逮捕していいのかぁ・・・?」
と、ガウリイ。
「いいのよ♪い・い・の♪」
そんなこんなの話をしていると、急に声が掛かる。
「リナさん!!」
「おはようっ!アメリア!!」
あたしは声をかけてきた黒髪でおかっぱ頭のなかなか可愛い少女(?)の方に声をかける。この子もあたしのクラスメイト。
正義オタク・・・しかもここの・・・・あんまし言いたくないけど・・・フィリオネル学園長の娘。アメリアとは似ても似つかない顔をしている。
一言で言うなら・・・・・・・・・・・ムサイおっさん。正義オタクと言う点ではかなり似ているが。
「おっす」
ガウリイが軽く手を上げアメリアの後ろのもう一人の人物に向けて言う。
そう、アメリアが居るのなら必ずと言って良い程居る、ゼルガディスだ。
アメリアとゼルでワンセットって感じだ、それを言うならボルカンとドーチンもそうなのだが・・・・。ちなみにボルカンとドーチンって言うのは、兄弟、弟のドーチンはなかなかしっかりしているのだが、
兄のボルカンの方がどうもいたずら好きで、授業をまともに受けない為、全科目の先生から目をつけられている。
ついでに言うとめちゃくちゃ背が低い。二人共130cmぐらいだろうか?
ゼルガディスの方はいたって普通・・・・っとは言わないが、まぁまぁな美男子だろう。銀髪でガウリイより少し背は低いが、ボルカンたちほどではない。
クールで女子生徒たちの人気は上々。
これでも、結構お茶目な奴なのだが・・・・あたしとアメリアそしてコギー、その3人以外の女子生徒は誰もその事実を知らない。
「お前ら・・・・・朝礼の日によく2人そろって仲良くギリギリに来るなぁ?」
ゼルが少し呆れた感じで、あたしとガウリイの2人を見やる。
「何であたしとガウリイが一緒に来た事しってんのよ?」
あたしの疑問にゼルは朗かの窓に視線を移して言う。
「あの窓からお前達がチャリを飛ばして来たのが見えた」
げっ!見えてたのか・・・・先生たちにみつからなかったかなぁ?
「リナさん!チャリ通は校則違反ですよ!!つまりこれは悪!父さん・・・もとい学園長も黙ってはいないでしょう!」
んな嬉しそうに言わなくても・・・・・まぁ、確かにあの人なら黙っちゃぁいないだろうけど・・・・・・迷惑だ・・・・・・。
「そ・・・そんな事より・・・何でみんなここで止まってんの?」
さっきから1年・2年・3年の順に廊下にずらーーーーーーっと並んでいるのだ。
1歩も先には進まずに。
「体育館の入り口がまだ開いてないのよ、珍しく」
と、これはコギー。
「おいっ!リナ!」
背後から急に声がかかる、聞き覚えのある男の声。
オーフェンだ。
制服をだらしなく着てつり目の物凄く邪険そうな顔。
「オーフェン!!あなたねぇぇぇ!!」
あたしが言おうとした瞬間、コギーがわってはいる。
「な・・・なんだよ・・・?顔見るなり」
「何だじゃないのっ!!遅刻よチ・コ・ク!大遅刻よっ!!どっからはいってきたのよ!?門は全部しまっちゃってるはずよっ!?」
コギーは力のある限りオーフェンの襟首を掴んで揺さぶる。
「ぐっ・・・ぐるぢぃ・・・・・」
小さくうめくオーフェン。コギーを慌てて止めにはいるガウリイ。
「お・・・おい。コギー止めとけ。オーフェンが死ぬ!」
「これぐらいでオーフェンが死ぬわけないでしょう!?」
「た・・・助かったガウリイ・・・・コギーてめぇー!!遅刻遅刻騒ぐんじゃねー!!このむやみやたらと手錠かける無能バカがっ!!」
また始まっちゃったよ・・・・。でも・・・コギーの方が断然不利よね。
オーフェンに口ゲンカと暴力で勝てるわけないじゃない・・・・うちの姉ちゃんだったら・・・・・・いや・・・恐いから考えるのよそう・・・。
「せっかく裏門から注意深くコソコソはいってきたってーのに!!」
あぁっ!そーいやぁ、裏門ってめったに人がとおらないから見つかる確率低いんだっけ!そーいやあそこがあったな〜・・・くそっ。
『ザワザワ・・・・』
オーフェンたちの言い合いのってきたところで、前の方の生徒たちがざわつく。
「オーフェンさんたち!入り口!開いたみたいですよっ♪」
アメリアが嬉しそうにいてくる。
そして、オーフェンたちもケンカの結果はでず、しぶしぶ体育館にはいるのであった。
まぁ、あたしたちの学園の始まりは、だいたいこんなもんであろうか?

-------------------------------------------------------------------

終わりました!!かなり設定がめちゃくちゃであんま面白くない部分の方が多いいとは思いますが、読んで下さって有難うございますっ!!
この続きは・・・・明日かな?
それでは!次回に続く!!(また読んでやって下さいネ♪)


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7373Re:どこの学校(学園)もこんなもん? (1)る〜ら E-mail URL8/5-08:03
記事番号7360へのコメント


こんにちは。感想です。

・・・・・おもいっきりオーフェンとまざってますねー。
ボルカンが学校へ・・・並ぶときはいつも前なんだろーなー(^_^;
コギーとか、オーフェンとかそういうのはリナと気が合うんだろーなー (゜_゜)
とか変な事ばっか考えてて・・・(^_^;
それでは、次を楽しみにしてます。
僕にはあいつが出てきそうでちょっと怖いんだけど・・・

では。

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7374あぁっ!!嬉しいよぉ〜♪・・・どらまた E-mail 8/5-10:55
記事番号7373へのコメント

る〜らさんどーも♪
読んで下さって光栄です♪
(読者GET!!/笑)

> ・・・・・おもいっきりオーフェンとまざってますねー。
はい。がんばって混ぜてみました!
まぁ、どーしてもスレイヤーズキャラがメインらしきものになってしまうのがつらいとこ・・・(^^;;
文才ないし・・・(苦笑)
>ボルカンが学校へ・・・並ぶときはいつも前なんだろーなー(^_^;
一応設定では、ドーチン・ボルカンとゆーことになってはいます。
>コギーとか、オーフェンとかそういうのはリナと気が合うんだろーなー (゜_゜)
ばっちしです!(何がだよ?)
>とか変な事ばっか考えてて・・・(^_^;
ちっとも変なことじゃありませんよ♪
あたしなんか、もぉ、はちゃめちゃなこといろいろ書きますから(^^;;;
うければそれでよし!!って感じですから(笑)
>それでは、次を楽しみにしてます。
頑張って書いてみます!!
また次も読んでやってくださいね?
>僕にはあいつが出てきそうでちょっと怖いんだけど・・・
『あいつ』とゆーのは、アザリーとか?(今回の話にはでてきませんけど・・・)
違う??

それでは!!

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7380どこの学校(学園)もこんなもん? (2)どらまた E-mail 8/5-14:15
記事番号7357へのコメント

ど〜も、続きです。
今回はゼロスとフィリアがメインかな?
よんでくださっちゃうと幸せ・・(^^;

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そして・・・いつもよりちょっとおそめの朝礼が始まった。
「次はフィリオネル=エル=ディ=セイルーン学園長からのお言葉です」
クリストファ教頭先生が言う。クリストファ教頭先生はフィル学園長の弟でアメリアのおじなのである。
『元気にしていたか?若人たちよ!!』
フィル学園長は出てくるなり言った言葉はこれだった。
マイクを使っているため、もともとデカイ声がますますデカクなる。
「ぢぢムサイ言葉だなぁ・・・若人だとよ」
オーフェンがあたしの横で一人ごちる。
『今日は特に申す事はない!今週も若者らしく生きること!!悪い事をした奴は園長室につれてくるのじゃ!!このわし自ら正義の鉄鎚を下してみせようぞっ!!』
ここで学園長はいったん言葉を切る。
なにやら台の上に広がる書類のような物に目をとうしているようだが・・・。
その間・・・・・・・・
「あぁ・・・・学園長かっこいい〜♪・・・・」
アメリアが瞳に星など浮かべ学園長を見つめている。
う^・・・そりゃぁまぁ・・・正義を貫くアメリアにとってあーゆー人はかっこいいだろうけど・・・他人が見ればただの変人だ。
『最後にっ!』
しばらくして学園長が口を開く。
『最後に今日の遅刻者を発表する!』
あたしとガウリイはセーフよね〜。教室にはカねがなる瞬間に入ったし、朝礼自体には間に合ったもんね♪
『1年B組○○○!1年G組○○!同じく○○○○!』
この学園って結構遅刻者多いいのよねぇ・・・。
「次は2年生よね〜。オーフェン呼ばれるわよ♪」
「何でお前はそんなに嬉しそうに言うんだよ?」
オギーにちょっとムッときたのか眉間にしわを寄せて半眼になり聞く。
それに対してコギーは堂々きっぱりと・・・
「しかたないじゃない♪本当に嬉しいんだから♪」
「何だとてめぇーっ!!」
あぁっ!?そんな大声ださなくてもっ!?
オーフェンってばすぐにキレルんだからぁ・・・。
あ〜ぁ・・・全生徒の視線がこっちに集まってきちゃったじゃないのぉ・・・・。「何で?って聞くから思った事そのまんま言っただけじゃないのよっ!!」
「言い方がムカツクんだよっ!お前はっ!!」
「んじゃぁ、警護でも使った方が良かったのっ!?」
「そーゆー問題じゃないだろーがっ!!」
オーフェンとコギーの声がこのバカデカイ体育館内に響き渡る。
「をい・・・オーフェンにコギー、いやめておけ。今は朝礼だぞ」
ゼルが『朝礼』という単語を出すと急に黙り込む。
この学園は授業または朝礼などの妨害をすると問答無用で呼び出しをくらうのだ。だからボルカンなんかはもぉ、園長室の常連客である。
「オーフェンさん、コギーさん?」
そこに2年F組担任(つまりあたしのクラス)のゼロス先生が入って来る。
「ゼルガディスさんの言うとおりですよ?ケンカするほど仲が良いとはいいますけど・・・・・今はお静かに」
口に人差し指をあてて言う。これがまた、かなり似合うのだ・・・この先生は。
オーフェンとコギーはかなり文句をいいたそうだったが、朝礼は何事もなかったかのように進んでいく。
『あー・・・今回は3年の方に遅刻者は居ないが、その代わり2年が非常に多い!A組○○と○○○!B組○○○○!F組リナ=インバース、ガウリイ=ガブリエフ!』
「「えっ!!??」」
あたしとガウリイの声がハモル。
そんなものに聞く耳持たず左記に進める学園長。
『それからオーフェン!そして、朝礼を妨害したコンスタンス・マギー!!』
「ちょっ!・・・ちょっと待ってよ!何よそれ〜!?」
「そーよそーよ!意義有りー!!」
コギーに手伝ってあたしも異論する。
『静に!最後に・・・これは非常に悲しい事なのだが・・・2年F組担任、ゼロス=メタリオム!以上計37名は一時間目が終わったら園長室に来る事!』
「なっ!?何で僕までなんですかぁっ!?」
「さぁ〜っすが学園長。目の付け所が違いますわ〜♪」
あ、フィリア先生だ・・・何時の間に?
この2人は、めちゃくちゃ仲が悪い。顔をあわせれば口ゲンカばっかり。
見ている方が疲れてくる程の物だ。
『これにて朝礼を終わる!!解散!』
学園長・・・今日はなんだか物凄く怒っているようだ。
もしかしたら、生徒だけならまだしも教師まで遅刻したことを怒っているのかもしれない。まぁ、原因がそれだけとも限らないが・・・・。
「兄上・・・じゃない・・・学園長・・・・それ、私のセリフなんですが・・・」
自分のセリフを取られ一人呟く教頭先生を残し、あたしたち生徒と教師たちは体育館を後にした。

「学園長〜!どういう事ですかぁ〜!?」
生徒たちが教室に戻り、教師たちが教員室に戻ってきて、いきなり声を上げたのはゼロスだった。
「何がかのぉ?」
学園長が毎回恒例『遅刻リストにチェック』をしながらゼロスに聞く。
「僕が遅刻者の中に入ってるって事ですよぉ。だいたい!遅れた理由は説明したじゃありませんかぁ・・・・」
情けない声を出して言うゼロス。
しかし学園長は未だにしかめっつらをして、ゼロスをジッと見据え言う。
「確かに、理由は聞いたがのぉ・・・『出かけに母に用事を頼まれ、その用事をすませて、学園に向かおうと思ったら車が故障していて遅れた』・・・たかがそれだけの事で遅れる者が居るかのぉ・・・?」
「たかだって・・・そりゃぁ、学園長にとっては『たかが』ですむ問題でしょうけど・・・僕にとっては命にかかわる問題なんです・・・。車はともかく・・・母の方は・・・・」
学園長に反論はしているものの、最後の方はかなりボリュームが下がっている。
ゼラスの母、ゼラス=メタリオムは金髪で長身かなりの美人である。
しかし、顔とは裏腹にゼロスがおそれる程の(いろんな意味での)腕の持ち主。
ここのところはリナの姉のルナとあまり変わらない。
「よいか?ゼロス殿。たとえ命を落とそうとも生徒につくす愛を無くしてはいけないのじゃ!!」
手にぐっと力を込め、部屋中に響き渡る声で力説する。
ゼロス以外のキョウシも、これには少しっとゆーよりも、かなり後ず去っていた。
「そーゆーわけじゃ」
(一帯どーゆーわけなんですか!?・・しかも今の話に愛は関係ないと思いますっ!)
学園長の言葉にまだ納得がいかないらしいが、何を言っても無駄と悟ってそれ以上何も口には出さなかった。

「どーして僕が・・・ぶつぶつ・・・だいたいあの人は『ぴぃ〜』っで『ぴぃ〜〜』っだから・・・ぶつぶつ・・・・」
あれから数分たって、ゼロスは自分の教室に向かう廊下を文句をいいながら歩いていた。
ふと___ゼロスは突っかかるように隣を歩いていたフィリアに話しかける。
かなりぶすったれた声で・・・。
「ところでフィリアさん・・・・何でついてくるんですか?」
あくまでもニコ目は崩さない。
「しかたないでしょう?私のクラスは2年E組。あなたのクラスの隣なんですから」
「じゃぁ、何でそんなに楽しそうに僕を見ているんですか?」
「あら・・・そんな事無いですよ♪」
とフィリアは言っているが、その顔は本当に楽しそうである。
ゼロスはしばらくフィリアを見つめ・・・・・・・はぁ・・・・とため息。
そして、
「フィリアさんのことですから・・・どーせ、僕が学園長に怒られる事で楽しがってるんでしょうねぇ・・・・?」
「それはもちろんです♪だいたいあなたのよーな生ゴミ程度・・・あらすいません、ゴキブリでしたわね♪・・・そんな方が数学教師、しかも生活指導の先生をやってる事自体おかしいんでから」
とことん嫌味を叩き込むフィリアに対しゼロスも負けじと言い返す。
「あなたにそ〜んなことを言われるとは心外ですねぇ・・・。お言葉を返すようで悪いんですけど・・・・・・紅茶の入れ方しか教えられないような方が家庭科の教師をやっている事こそ人類最大の恥だと思うんですけどねぇ〜・・・・」
声はとことん平静そのものなのだが、顔には両者共くっきりと青筋が立っていたりする。
「どぁ〜れが紅茶の入れ方しか教えられないですって〜!!??」
「いやですねぇ〜誰もフィリア先生の事だなんて言ってないじゃないですか〜♪あぁ、怒る所を見ると、どーやら図星だったようですね〜・・・ははははは♪」
頭に手をあててさわやかに笑い声を上げる。
「むきぃぃぃぃぃぃっっっっ!!!とっとと自分のクラスに行きなさいよぉぉぉっっっっ!!!」
実はケンカしる愛だにもぉついていたりする・・・・2年F組の前に。
「なぁぁに言ってるんですかっ!ここは僕のクラスの前ですっ!勝手に突っかかってきて自分のクラス通り越したのはあなたじゃないですかっ!」
「っ・・・・・!!!」
フィリアは一瞬黙るがまたすぐに言い返す。
そしてまだまだ続く二人のケンカ。

この2人のケンカに廊下に並ぶ全クラスのドアや窓から生徒たちが噴出すように顔を出しジーっと黙ってみていた・・・・・・。

---------------------------------------------------------------------

とりあえず2話が終了しました。
なんか大きく分けると『朝礼』と『ケンカ』って感じです。
全部で4話です(一応)
だからまだまだつきあってやってください♪
それではまた(^^

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7382どこの学校(学園)もこんなもん? (3)どらまた E-mail 8/5-18:15
記事番号7357へのコメント
暇なので続きを投稿しに来ました♪
またまた読んでやって下さいませ♪

----------------------------------------------------------------------

「なぁ・・・・?あの2人なにやってんだ?」
とオーフェンがあたしに聞いてくる。
先生たちの声が教室の中の方までとどいていて、クラスの全員がドアやらなんやらの間から顔を出し状況をうかがっている。
見れば他のクラスの連中も顔を覗かせて見物している。
こーなるとほとんど見世物のいきだ。
「い・・・いやぁ・・・・あたしに聞かれても・・・ねぇ?」
と、あたしは言う。先生たちから目を離さずに。
その後すぐに、E組の子が、
「あ・・・あの・・・・・フィリア先生・・・・?」
かなり気弱な声。
「何ですかっ!?」
それに比べてこっちはかなり気強い声。
フィリア先生の気に押されて数歩後じ去るものの、何とか口を開き言う。
「・・・・そ・・・その・・・学活の時間・・・す・・・過ぎてるんですけど?」
「あ・・・あらやだっ・・・私ったら、おほほほほ(////)そうですわね、い・・・行きましょうか?」
生徒の言葉でやっと正気に戻るフィリア先生。
「フィリアせ・ん・せ♪生徒には優しく接してあげなくちゃダメですよ♪基本中の基本です♪」
ゼロス先生は最後にいつものお決まりお得意ポーズをとってフィリア先生をオチョクルように言う。
「わかってます!!うるさいわよっ!!ゼロスゥ!!!」
叫び、一瞬ゼロス先生を睨んでから教室に入っていく。
そしてゼロス先生は・・・・・・・・、
「はい。みなさん?何を見ているんですか?学活、始めますよ」
顔の青筋も消え、いつものゼロス先生に戻っていた。
『は〜い』
何を期待していたのか、みんな残念そうに超えを出して自分の席に着く。
学活が始まった。
本来なら20分あったはずの学活も、今回は理由はわからないが、フィリア先生とゼロス先生のケンカで10分だけとなっていまった。
まぁ、あたしたち生徒にとってみれば、自由時間が増えたから良かったが。
先生はしばらく予定表を見つめ・・・・そしてゆっくりとこちらを向き言った。
「これといって、特に予定はありません」
短いようで長い、そんな沈黙が2年F組だけに襲い掛かって来た。
普通もうちょっと何かあってもいいと思うが・・・・。
この沈黙の中、聞こえてくる音といえば、窓の外の音とこのクラスの周りに有るクラスの声ぐらいだ。
「あ・・・・・・あのぉ・・・・?」
「何でしょうか?インバースさん?」
「何も無いって・・・・本っっっ気で無いんですか?」
あたしの質問に先生はすこし考え・・・・やがて、
「そぉーですねぇー・・・無理矢理何か有ると言えば・・・・一時間目が終わったら、園長室に来てくださいってことですね。もちろん遅刻した人だけ」
う・・・・嫌なことを・・・・・。
と・・・唐突にあたしの斜め後ろに居るガウリイが、
「それって、先生もだろぉ?確か」
「ちょっ・・・ちょっとガウリイ!!??」
何を言い出すんだこひつは・・・・!?
ほら〜・・・・先生から殺気が出てるぅ〜・・・・・。
ゼロス先生はあきらかに『ほっといてくださいよ、クラゲさん・・・そんなこと百も承知ですっ!』っといいたげな顔をしている。
「い・・・・いやぁ・・・・・ガブリエフさん・・・・今のはちょっと効きましたよぉ・・・・」
目は笑っているが(いつもだけど)声は思いっきし震えてるし、顔にはさっきと同じ青筋がたっている。
一方、ガウリイの方は「あぁ?何だ?何だ?」とゼロス先生とあたしの顔を交互に見る。
ガウリイの周囲の生徒たちが一斉にボソッっと呟いた。
『クラゲ』
と・・・・・・。中には『バカ』と呟く人もいたが、大半は『クラゲ』であった、あたしもクラゲと言ったうちの一人であった。
オーフェンやゼルも、もちろんのその中の一人だ。アメリアは呆れて声も出ないらしい。『はぁ』とため息をつき顔に手をあてしたを向くだけである。
「バカもここまでくると一級品だな・・・」
あたしの隣の男ボルカンは呟く。
その呟きが聞こえたのか、一番前にいる、弟のドーチンが・・・・
「兄さんにいわれちゃぁ、おしまいなんじゃぁ・・・?」
「何か言ったか?我が弟よ」
「・・・・・・・・・」
ボルカンの言葉に何か恐いものを感じ取ったのか黙り込む。
「それにしても・・・機嫌の悪い先生によく言ったもんだよなぁ・・・ガウリイの奴も・・・・」
オーフェンが少し感心したように言う。
「えっ?えっ?おれ何かいけないこと言ったか?」
おろおろするガウリイにゼロス先生はやさしく微笑みかける。
「いえ、なにも言ってませんよ♪・・・・・ところでガブリエフさん・・・・・」





「うえぇぇぇぇ・・・・まいったぁ・・・・ちょっと言ってみただけなのに、数学みんなの倍、宿題出すだもんなぁ・・・・」
一時間目は理科(1分野)。実験だから第一理科室に行く廊下でのこと。
学活も無事(ガウリイは無事ではないが)終了してからの10分休み。
ガウリイは涙しつつ言ってきたのだ。
「あれはガウリイが悪いんじゃない?触れちゃいけない事に触れたから・・・」
と、これはコギー。
「そーですよねぇ・・・。今回はフィリア先生とのケンカも重なってますます機嫌悪かったですし・・・」
アメリアもしかたないと言うように言う。
「だからってなぁ・・・・くそぉ・・・・。・・・・みんな手伝ってくれるよな?っな?」
ガウリイがすがるように泣きついてくる。
「おれは数学は専門外だ。コギーが手伝ってやれよ。数学得意だろ?」
オーフェンはコギーに話をふる。それにつられるように、ガウリイはコギーの方を見やる。
「嫌よ。自分のだけでも大変なのに。・・・・法律について、とかゆーなら徹夜してでも叩きこんであげるけど〜?」
「そ・・・それは遠慮しておく・・・」
ガウリイは手を大きく振って断る。みんなは気がついていなかったようだが、コギーが『ちっ』っと舌打ちしていたのをあたしは見逃さなかった。
どーやら冗談じゃなく本気で法律だのなんだのをグダグダ話するつもりだったらしい。
まぁ、それはいいとして・・・・先に言っておかなくちゃね。
そぉ思いガウリイの方をじーっと見て、
「あたしは嫌だかんね。ガウリイって人が一生懸命教えてあげてるってーのにグースカ寝るんだもの・・・小学校のときの夏休みの宿題でこりたわ」
と、ゼルもアメリアも肯く。
ガウリイはダクダク涙を流し「そんなー」とか言ってくるが無視。
そこにアメリアが元気ずける(?)ために言ったのか・・・・
「ガウリイさん!これは神様がから来た、自分でやれ!っとゆーメッセージですよっ!頑張ってください!!応援してますからっ!」
と、ガッツポーズ。
「そーゆーことね」
あたしが一言言って歩き始めると、みんなも付いて来る。
ただ一人付いて来ていないのはガウリイだ。
あまりにも簡単に見捨てられたからショック受けてるな・・・もしかして。
そぉ思いつつもあたしはどんどん歩み進む。
おいていく中で下級生から聞こえたセリフ。
「ガブリエフ先輩・・・・あんな所で何やってるんだろ?」
「かっこいいけど・・・行動が面白い先輩だよね、ガブリエフ先輩って」
だった。

「起立っ!礼!着席っ!」
実験室に学級委員の号令が響く。
学級委員はコギーだ。なった理由は警察官の娘として、法律のなんたるかを全員に極めつけるためだそうだ。
生徒にとってはかなり迷惑なことこの上ない。
しかし、アメリアは「すばらしいはコギーさん!それこそまさしく正義ですっ!」っとかいって喜んでいたが・・・・。
席の割り振りはこうだった。
女同士で4人組が4班あって、男同士でこれも4人組で6班。
あたしの班はコギーとアメリア、それにもう一人コギーの妹のボギーがいるのだが・・・何故かいない。休みの連絡も来ていなく、コギーに聞いても視線を泳がせ「さぁ・・・」としか言わない。
「今日は硼酸の使い方についてです・・・・」
「あれ?先生!硫酸の使い方じゃなかったんですか?」
キース先生__理科1分野担当新人教師__の言葉に誰しもが疑問を抱いた。
あたしたちは確かに、前回の授業で硫酸の使い方を勉強すると聞いたのだ。
「硫酸はですねぇ・・・いろいろあって、止められたんです」
いろいろってなんだ?・・・そんな残念そうに・・・・?
『???』
みんなの頭の上に疑問符が浮かぶ。
   数分後___。
「えー、硼酸は○○□であるから△□なのである。よって、チカンなどからの身を守るときには非常に役に立つ薬品である。では、これより実験を始める」
何で今の話から『よって』がでてきて実験?
しかも硼酸だけを使った実験っていったい・・・・?
最近この学園の先生の思考がわからないのは気のせいであろうか・・・・??
「まず・・・・」
キース先生は硼酸の入っているビンのフタをあてる。
「フタを取って・・・・・こぉ・・・人の方に向けて・・・・」
「な・・・・・なんか・・・」
あたしが重く呟く。
「これって・・・・」
それに続いてコギーが言う。
「あぶなくありませんかぁっ・・・・!?」
最後にアメリアが言ってあたしたちは回避行動に移る。
あたしたちの席は一番前、先生がこの体制に入ればこれからすることがなんとなく想像できるとゆーもんである。
ばっしゃぁぁぁっっっ!!
「あぁっ!やっぱしやったぁ!!??」
あたしは思わず叫ぶ。
『きゃぁぁぁぁぁぁ!!!???』
『うわぁぁぁぁぁぁ!!!???』
クラスメイトの絶叫が、静まりかえっていた教室を一気に騒がしくする。
『おいっ!?』
「リナたち大丈夫かっ!?」
後列にいたガウリイたちが慌ててあたしたちの方に近寄って来る。
「何を考えてんのよ!?あの先生はぁっ!?」
それと同時にまたもあたしは叫ぶ。
「回避行動に移っててよかったわね・・・・」
とコギー。
「本当ですね・・・・それより・・・・前列の人全滅しちゃいましたけど・・・どうします・・・?」
アメリアの問いに、あたしはこぉ答えるしかなかった。
「さぁ・・・・」
っと・・・・・。

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終わりです、ラスト1話!
最後までお付き合い願います〜♪
でわでわ・・・・。

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7397どこの学校(学園)もこんなもん? (終)どらまた E-mail 8/6-18:38
記事番号7357へのコメント

これで終わりですぅ。
そんなわけで本編行って見ましょう!!

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「キース殿・・・・・・・」
園長室に園長の底知れぬ怒りの声がする。
それに比べてキース先生は・・・・、
「何です?」
と。
理科室での1件があった後、遅刻した人達と無論ながらキース先生も園長室に呼ばれた。
「あれほど、薬品の扱いには注意するように・・・・・と、念を押して言ったはずじゃがの・・・・?」
「十分過ぎるほど注意しましたが・・・・それが?」
「ふむ・・・・・・・ちょっと長引きそうじゃのぅ・・・・お主たち、もう戻ってよいぞ・・・・」
学園長があたしたちにそぉ言う。
あたしの横ではオーフェンが嬉しそうにガッツポーズをとっている。
しかし・・・キース先生が相手だと・・・このお説教、本っっ気で長引きそうだ。
あたしたちはゾロゾロと園長室から出て行き、あたし、ガウリイ、ゼル、アメリア、オーフェン、コギーの6人を残し、他の人たちはその場から立ち去る。
そして、あたしたちは興味本意から園長室のドアに耳を傾ける。
ちなみに、何故ゼルとアメリアがここに居るのかと言うと、理科室での事を詳しく聞くために学園長に呼ばれたのだ(他の人も呼ばれたが・・・)
うっすらと聞こえてくるキース先生と学園長、そして同じ理科で2分野の方を担当しているレゾ先生の声。
「はぁ・・・・またやったんですか・・・・」
レゾ先生の呆れ果てた声。
そのセリフにあたしは一瞬血の気が引くような感覚を覚えみんなの顔をうかがう。
と、みんなも同じらしい。
『また』って・・・・あんな事他のクラスでもやってたのか・・・?
あたしは心の中でそぉ呟き、またドアの方に耳を傾ける。
「またって・・・まだ1回目じゃないですか・・・?硼酸は」
・・・・・硼酸『は』?
「確かに・・・・硼酸はまだ1回じゃ・・・・。それと同じで硫酸も1回。まだまだある。塩酸、それに水銀もあったのぉ・・・・」
学園長がいい終わると同時にレゾ先生が、
「まだ有りますよ。研修生に『私の作ったビタミン剤です』とか言って、猛毒フェルテ・ベルナールを試しのみさせてましたね」
「そー言えば・・・そんな事もありましたね。あの研修生なかなか良いリアクションしてましたっけねー(にこにこ)」
「うげっ!・・・自分でやった事認めてるしー・・・・」
ドアの反対側であたしたちはヒソヒソ話し始める。
「リアクションじゃなくて、マジでやったんじゃねーのかぁ?それって・・・」
とガウリイ君。
周りに居るアメリアやコギーも「うんうん」肯いている。
「俺達って・・・・んな教師の元でよく生きてたよなー・・・いろんな意味で凄い気がする」
オーフェンが顔を引きつらせて言う。
そしてゼルからもっともな言葉が。
「それよりもだ・・・・あいつがクビになってない事、それ事態かなり凄い事だと・・・おれは思うがなぁ・・・・?」
「この学園も人材不足なんじゃないの〜?」
とコギーから、まるっきり人事のようなセリフが放たれる。
「理科に2人も教師はいらない・・・レゾだけで十分だ・・・・」
「それもそーね・・・」
ゼルの意見にあっさり納得するコギー。
「あのー・・・ここでそんな話しててもしょうがありませんし・・・それに、盗み聞きしてても心臓に悪いだけですから、そろそろ教室に戻りませんか?幸い次の授業は家庭科ですし・・・・」
この提案を出したのはアメリアだった。
「フィリア先生か・・・別に幸いってわけでもないけど・・・そぉね。戻りましょう。」
一同肯きその場を後にする。

2時間目、さっきも言った通り家庭科だ。
さっきの件から差ほど経ってはいない。
あれからキース先生がどうなったのか、それを知るものはいない。
  ガラッ
ドアの開く音がして、立ち歩いていた奴はみんな席に着く。
「起立!礼!着席!」
コギーの声に合わせてみんな・・・っと言っても、あの硼酸事件で数十名が病院に行ってしまったため、今教室にいるのは、あたしたちを合わせて僅か12人。
クラスの約1/4と言ったところだろうか。
「あぁ・・・兄さん大丈夫かなぁ・・・暴れてないと良いんだけど・・・」
一番前のドーチンが呟く。
彼の兄、ボルカンも硼酸の被害者なのだ。
フィリア先生は開口一番・・・とゆーよりも、独り言のつもりだろう・・・多分。
こぉ言った。
「硼酸事件があって半分以上が病院に行ったって聞いたけど・・・うるさい人は全員残ってるんですねぇ・・・・・」
その独り言だと思われる言葉は、耳の良いあたしとオーフェン、そしてガウリイには、はっきりと聞こえていた。
「フィリア先生・・・聞こえてますよ・・・・」
「それ以前に、そのうるさい人って誰の事だよ・・・?」
あたしとオーフェンは無愛想極まりない声で言う。
ガウリイは周りを見まわしてきょとんとしていた・・・・。
「あら・・・・おほほ。・・・・それはそうとして、今日はこれから学活をします」
「家庭科はやらないんですかぁ?」
と、アメリアが聞く。
「先ほど急ぎで会議を開いたんです。1時間目の件で残った人はわずか12人、これでは授業にならない、とゆー意見が出たのでとりあえずは学級閉鎖とゆー形に・・・・」
「おっしゃぁぁぁぁ!!」
先生の話が終わるや否やオーフェンが叫ぶ。
「オーフェン君・・・落ち付いて下さいね・・・まだ先がありますから。それで・・・お医者様の話だと全回復するには少なくとも1週間はかかる、とゆーことなので、1週間学年閉鎖とゆーことになりました」
先生が溜息混じりに言う。
そして、いっきにクラスがざわつく。
といっても、人数が人数なだけにそこまでうるさくはない。
「このクラスは今日から、他のクラスは明日からお休みです」
「やったぜぇぇぇっっっ!!!」
とこれまたオーフェン。
とうのあたしも、言えに帰ってから何をしようか、そちらの方に頭を働かせている。
家に帰ったら・・・・・スポットでもからかうか・・・・アメリアでもさそって買い物に?ゼルやドーチンなんかをさそって美術館にでも行くか?最近おもしろいの飾ってあるらしいし・・・。いやいや・・・それともコギー・オーフェン・ガウリイを誘ってプールか海に・・・・。
と、あれこれ楽しい事を考えていたのに、水を差したのはドーチンだった。
「こーゆー場合の決まり事、っと言えば、4時まで家庭学習とか、もりだくさんの宿題・・・っですよね?やっぱり・・・」
クラスがぴたりと静まりかえり、一同フィリア先生を見やる。
フィリア先生はにっこりと微笑む。
そして______。
「はい♪流石はドーチン君♪よくわかりました。正解です♪」
  どんっ!!!
っと、一帯何時の間に教室に持ち込んできたのか、机の上にプリントの束を積み上げる。
それを見てみんなの表情は固まる。
その中、先生は嬉しそうに・・・・
「これが、一週間分の宿題プリントです♪やり残しが無いように、皆さんしっかりやってきましょうね♪」

そして・・・何十枚にもわたる膨大な数のプリントが全員に配られた。
「ぢ・・・・地獄・・・・・」
あたしはプリントを見ながら重い声を出す。
オーフェンは完全に固まり、ガウリイは固まるのを通り越して崩れている。
「あっ、ガウリイ君」
先生が崩れきったガウリイに声をかける。手には5.6枚のプリント用紙。
追加問題かな?・・・ゼロス先生、本気で追加問題作ったのか・・・?
まぁでも、あれがゼロス先生の追加問題だとしても、どーやら『倍の量』は避けられたようである。
「ガウリイ!ガウリイってばぁっ!!!」
とりあえずガウリイを大声で呼んでみるあたし。だが・・・反応無し。
「どーします?・・・・これ?」
あたしは先生に聞く。
先生はあっさりと・・・、
「ほぉっておぃましょう」
そして、今度はあたしの方に視線を向けてくる。
「これ、あとでガウリイ君に渡しておいて下さい。生ゴミ・・・・っじゃなくて・・・ゼロス先生からの追加問題です・・・・」
あたしは脅えながらコクコク肯きプリントを受け取る。
ゼロヅ先生の名前を出すときのあの嫌そうな表情。
かなり顔を引きつらせ、しかし、あくまでも声はにこやか。
ゼロス先生への怒りがかなり伝わってくる。
これは、恐いぞ・・・・・。
『そんなはずは無い!』っと思う奴、これは一度体験した方がいいよ。
うん・・・絶対に脅えるから。




「なんか・・・・こんなんで良いんでしょうか・・・・?ちょっと間違ってると思います・・・・」
学科つも終わり、ガウリイをいろんな方法で正気に戻らせた学園の帰り道。
あたしたち全員、ほとんど帰り道が同じなのでいつも途中まで一緒に帰っている。
そして今、あの宿題の事でアメリアが口を開いたのだ・・・かなり重い口調で。
それに答えるように、オーフェンがこれまた重い口調で言う。半ば泣いてるようにも聞こえる。
「俺はちょっとじゃなけて・・・ものすっごぉぉぉっく!間違ってると思うゾ・・・・くっ・・・・・」
そして、またアメリアが言う。
「リナさんっ!!」
あまりはなしたい気分じゃないのだが、無視するわけにもいかず「何よ?」とだけ言っておく。
「英語っ!教えて下さいネっ!!」
あぁそぉ・・・・・・・・って!?
「ちょっと待ちなさいよっ!自分の文だけならともかくっ!何で人のまで見てやんなきゃなんないのよっ!?」
あたしは心の底から叫ぶ。もはや身体が拒絶反応を起こしている。
しかし、アメリアはそれを知る由も無く、
「それが正義なんですっ!!」
「どこがじゃっ!!」
すかさず突っ込むあたし。
「全体的に正義なんです!!」
また意味のわからんことを・・・・・あっ・・・そぉだ♪
「そーゆーんだったらアメリア〜?ちゃぁぁんとっ!国語教えなさいよっ!!」
「うっ・・・・それは・・・・」
「これもアメリアの言う『正義』だと・・・あたしは思うんだけどぉ〜??」
アメリアを攻めるあたし、そして、アメリアをかばうように入ってきたのはゼルだった。
「いい加減にしとけ・・・ここで騒いでも宿題の量は変わらん」
「っ・・・そりゃぁまぁ・・・そぉだけど・・・・」
ゼルの意見は最もだが・・・・あっそぉだ〜♪(にやにや)
「ねぇ〜ゼェ〜ルゥ〜?美術と理科、教えてくんないかなぁ〜??」
「おっをい・・・・!?」
思いっきり甘え声を出すあたしに数歩、後ろに下がるゼル。
「もちろんっ!教えてくれるわよっね〜??」
と、さらに詰め寄るあたし。
そして今度はコギーが。
「リナ・・・顔が脅迫モードに入ってるわよ・・・?」
「や・・・やぁね〜・・・そんな顔してないわよ〜」
慌ててあたしが手を振りながら言う。
そっからまたあれこれと言い合い、ってゆーか宿題の擦り付け合い(?)が続き・・・、あたしたちはそれぞれの道へとわかれる。
結局、今度どこかに集まってみんなで一緒にやろうとゆーことになった。
その提案が出るまでかなり時間はかかったが。
家への道を歩きながらあたしは考えた。
(1)はたして、あの夏休みの宿題以上ありそうなプリントはみんなでやったぐら   いで終わるのか?
(2)はたして、入院している人達は終わらせることができるのか?ってゆーかや   ってくるのか? 

こーして、新人先生のキース先生、もりだくさんの宿題をいきなし目の前にして、あたしたちは楽しい楽しい1週間の休みをおくることになった。

それにしても・・・・・・・この変の学校(学園)って、みんなあんな先生がいて、あんなに宿題をだされるのだろうか?
それとも、あれはこの学校(学園)に限ってのことであろうか?

                            〜おわり〜

----------------------------------------------------------------------

終了しました!!
最後までお付き合いくださってどーも有難うごじゃりますっ!!
それでは♪

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7438面白かったです♪庵 瑠嬌 8/8-14:58
記事番号7397へのコメント


 こんにちは、はじめまして。庵 瑠嬌と申します。
 面白かったです!
 わたくし、スレイヤーズもオーフェンも好きなので、楽しく読ませていただきました☆

 キースさんのキレ具合とか、笑いました。危ないですよ、一分野理科教師。
 きちんと危険回避しているリナさんたちが、さらに凄いですわね。
 うぅん、非常識だ……この学校を生きて卒業することができる人って言うのは……只者じゃないでしょうね。
 なにしろ

>「またって・・・まだ1回目じゃないですか・・・?硼酸は」
>・・・・・硼酸『は』?
>「確かに・・・・硼酸はまだ1回じゃ・・・・。それと同じで硫酸も1回。まだまだある。塩酸、それに水銀もあったのぉ・・・・」
>学園長がいい終わると同時にレゾ先生が、
>「まだ有りますよ。研修生に『私の作ったビタミン剤です』とか言って、猛毒フェルテ・ベルナールを試しのみさせてましたね」
>「そー言えば・・・そんな事もありましたね。あの研修生なかなか良いリアクションしてましたっけねー(にこにこ)」
>「うげっ!・・・自分でやった事認めてるしー・・・・」

 これが……学園長も、まるで世間話のようにおっしゃるし、レゾさんも冷静ですし……。
 キースさんもコワいですが、学園長も、レゾさんも一種怖いですわね。

>「あぁ・・・兄さん大丈夫かなぁ・・・暴れてないと良いんだけど・・・」
>一番前のドーチンが呟く。
>彼の兄、ボルカンも硼酸の被害者なのだ。

 彼なら、二日で完全に治ると思います。
 ……なにげに、被害に遭ってないドーチンさんって……(汗)

>と、あれこれ楽しい事を考えていたのに、水を差したのはドーチンだった。
>「こーゆー場合の決まり事、っと言えば、4時まで家庭学習とか、もりだくさんの宿題・・・っですよね?やっぱり・・・」

 冴えてるドーチンさんっ!生き残っている中で、常識を知っているのって……考えてみれば、この人とゼルガディスさんくらいでしたわねっ!

 それからフィリアさんとゼロスさんの会話というか喧嘩も面白かったですわ。
 生徒の前でも、堂々とやってらっしゃいますわよね、お二方……。

>あたしは脅えながらコクコク肯きプリントを受け取る。
>ゼロヅ先生の名前を出すときのあの嫌そうな表情。
>かなり顔を引きつらせ、しかし、あくまでも声はにこやか。
>ゼロス先生への怒りがかなり伝わってくる。
>これは、恐いぞ・・・・・。
>『そんなはずは無い!』っと思う奴、これは一度体験した方がいいよ。
>うん・・・絶対に脅えるから。

 リナさんすら脅えさせるとはっ、凄いですわ、フィリアさん!さすがは天敵への憎悪っ!!

>こーして、新人先生のキース先生、もりだくさんの宿題をいきなし目の前にして、あたしたちは楽しい楽しい1週間の休みをおくることになった。

 そりゃ、楽しい休みでしょうね……(笑)。
 パターンからすると、最終日、この方々には、たまりにたまった宿題を片付けるという、そりゃ凄まじい展開が待ちうけているのではっ……!?

>それにしても・・・・・・・この変の学校(学園)って、みんなあんな先生がいて、あんなに宿題をだされるのだろうか?
>それとも、あれはこの学校(学園)に限ってのことであろうか?

 この学校(学園)に限っていると思います。
 教師陣も生徒人も、尋常じゃないですもん……。

>終了しました!!
>最後までお付き合いくださってどーも有難うごじゃりますっ!!
>それでは♪

 とても面白かったです♪
 次回作、楽しみにしておりますっ!
 妙な感想ですいませんが……それではしつれいをば。



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74962作目載せた方がいいですか?どらまた E-mail 8/14-11:09
記事番号7438へのコメント

> こんにちは、はじめまして。庵 瑠嬌と申します。
はじめまして庵さん♪
感想どうも有難うございました!!
> 面白かったです!
ふふふ・・・そー言ってもらえてこちらとしてもなんとも・・・・。
> わたくし、スレイヤーズもオーフェンも好きなので、楽しく読ませていただきました☆
スレイヤーズもオーフェンもおもろいですよね〜♪
切れ者揃いで(笑)

> キースさんのキレ具合とか、笑いました。危ないですよ、一分野理科教師。
いや〜・・・本当は二分野理科教師にもしよーとしたんだけど・・・・さすがにそこまですると、生徒が一人残らず撃沈されちゃうから・・・・(汗)
> きちんと危険回避しているリナさんたちが、さらに凄いですわね。
それはもぉ・・・日頃の行い(?)が天に通じた証拠です!(^^
それに、主人公たちが撃沈されちゃったら話しが先に進まなくなっちゃうし・・。
> うぅん、非常識だ……この学校を生きて卒業することができる人って言うのは……只者じゃないでしょうね。
一応、卒業した人の中には、ルナさん、それにアザリー、ダイアン部長、フィリアとゼロスも卒業生とゆー設定に(^^;;;

> これが……学園長も、まるで世間話のようにおっしゃるし、レゾさんも冷静ですし……。
いやぁもぉ、毎回のことだからレゾもフィルさんもなれちゃったかと・・・。

> 彼なら、二日で完全に治ると思います。
それはちょっと・・・・(^^;;;;
恐いよボルカン!
全治一週間を二日で乗り越えるなんて!?
やっぱ普通じゃないよねぇ・・・。
> ……なにげに、被害に遭ってないドーチンさんって……(汗)
出番が少ないからたまには出してあげようかと思って・・・・。
まずかった?
ここは兄弟揃って!!!
っとかの方が良かったかなぁ・・・?

> それからフィリアさんとゼロスさんの会話というか喧嘩も面白かったですわ。
はい♪これは絶対にいれたいものNO.2でしたから(^^
NO.1はもちろんキース先生の硼酸事件(笑)

> リナさんすら脅えさせるとはっ、凄いですわ、フィリアさん!さすがは天敵への憎悪っ!!
TRYのとき、結構フィリアがリナを脅す(?)みたいな場面があったから、これも一応使わせてもらおうかと・・・。
あっ、だからといって、授業中にモーニングスターをかかえて・・・・・っとかそーゆーのは無い・・・はず・・・・ですから。

> そりゃ、楽しい休みでしょうね……(笑)。
> パターンからすると、最終日、この方々には、たまりにたまった宿題を片付けるという、そりゃ凄まじい展開が待ちうけているのではっ……!?
この先は・・・・この宿題をかたずける話でいこうかと?
どうでしょう?
それともなんか違う方向へ・・・・いっきに夏休み突入しちゃうとか。体育祭やなんかの案もでてたりするんです。

> とても面白かったです♪
どうもありがとうございました!!
> 次回作、楽しみにしておりますっ!
やっぱり次回作を書いた方がよろしいでしょうか?
なんか、結構オーフェンを知ってる人がいないもんで・・・この話を載せるときも散々迷ったんです。
> 妙な感想ですいませんが……それではしつれいをば。
また私が話を載せるようなことがあれば!
そのときは宜しくお願いしますっ!!
ではでは・・・・。