◆−今回は、「夢」をお送りします!(ゼロリナです)−石井 奈々子(5/13-21:22)No.6787
 ┗Re:今回は、「夢」をお送りします!(ゼロリナです)−一姫都(5/14-21:09)No.6796
  ┗感想ありがとうございます!!−石井 奈々子(5/17-21:42)No.6807


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6787今回は、「夢」をお送りします!(ゼロリナです)石井 奈々子 E-mail URL5/13-21:22


うを!!またくらいのを書いちまったぜっ!
とりあえず、お久しぶりです。皆様。
前回の投稿「矛盾」では、理奈様より暖かいお言葉を頂いたものの、結局レスも書かず。
「なにやってんだぁー!」
といわれそうです。はい。
とりあえず、二作目は、はじめに言ったとおり、暗いです。
いやぁ、結構、「止まった時」が好きなもんで・・・
とりあえず、読んでください。

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「ふぅ」
彼女は一つ大きなため息を吐くと、小さな椅子に腰掛けた。・・・そのいすはとても古いものだ。
・・・しかし、彼女の昔の仲間がこれを見たら、いったい何というのだろうか?
以前からは考えられないほど、命の輝きを失った目。
なにをやるにも付きまとう無気力さ。
・・・そして、いつも孤独に病む・・・心。
自らの姿を、目の前にある鏡で見た彼女は、声に出さずにつぶやいた。
・・・こうなったのも、すべてはあいつのせいだ・・・・・・
そして、ある男の姿を思い浮かべた。
いつも笑みを浮かべていて、とっても残酷なやつのことを・・・・・・。
そして、忘れたくても忘れられないやつのことを・・・・・・
そして彼女は、思いを巡らす。はるか昔の出来事に・・・・・・


生まれて始めてした恋は、決してかなわないものだった・・・・・・
旅の途中でであったあいつ。あいつはいつも、どこかあたしたちとは違っていた。
その瞳の奥に宿しているものが・・・私達とはぜんぜん違っていた・・・・・・。
そんなあいつに恋をしたのはいつ頃からだろう?
そう考えても答えは出て来ない。
思い出すのは、ただ、あいつとすごした・・・楽しく・・・・・・さびしい時間だけ・・・・・・。あいつと話をするたびに、私との差を実感した。そんな日々・・・・・・。
そんなある日、あいつはあたしにこう言った。
「一緒に生きませんか?」
あたしは、うれしいとおもった。
・・・でも、次の瞬間、あたしはわかった・・・わかってしまった。これがあいつの本心ではないことを・・・・・・
そして、私は、本当の「あいつ」というものを知っていないということも・・・・・・
その瞬間目の前が闇に閉ざされたような感じになった。
恐らく、ぼうっとしていたのだろう。あいつが、心配そうにあたしに話し掛ける。
・・・でも、これも「あいつ」ではない・・・
そのことを感じると、急に、腹が立ってきた。
「気安く話しかけないで!!」
そういって、彼の反応も見ずに走り去っていった。
なぜだか涙が出てきた。その時の感覚を今でも覚えている。
まるで、心の底から空っぽになったような、そんな感じだった。

それからあいつは、私の前から姿を消した・・・・・・
あたしは・・・変っていった・・・・・・

それからしばらくして・・・偶然か奇跡か、はたまた必然か、私はとある町で、またあいつにであった。
あたしは、無視しようと思っていた・・・。でも、仲間が、無神経にも、彼に話しかけた。
昔姉が言っていた言葉を思い出す。
「出会いは、偶然ではなく必然なのよ。どんなに無視しても、運命が引き付けてしまうから・・・
だから、その出会いを大切にしなさい」
・・・どうやって大切にしろっていうのよ!・・・
思わず叫びたくなったが、何とかこらえ、あいつの方を見た。
・・・あいつは変っていなかった。・・・そこがまた憎たらしかった。
・・・・・・その日、あたしたちは、思い出話にひたった。
そしてその夜、あいつがあたしの部屋を訪れた。
・・・絶対来ると思っていたから、鍵は開けておいた。
彼は来るなり、ささやくようにこう言った。
「・・・・・・変っていませんね」
と。その一言が、どれだけ悔しかったのだろう。私は思わず怒鳴りかえしていた。
「なにが変ってないよ!!あんただって、ぜんっぜん変ってないじゃない!!
それに、あたしは変ったわよ!!!あんたの・・・あんたのせいで!!!」
と、一筋の涙が、頬をつたった。
「リナさん・・・?」
あいつが、心配そうに、こちらの方へ来る。あたしは、ただただ泣いていた。
言葉にならない声を上げながら。
しばらくして、あたしの気持ちが落ち着いてから、あいつはこう言ってきた。
「もう一度聞いてもいいですか?」
「なにを?」
私は即座に言い返す。・・・この時は、こんなことがいえるほど幸せだった。
あいつは軽く笑って・・・真剣な目でこちらを見る。
「一緒に生きませんか?」
あたしは、耳を疑った。・・・こんなことがあるはずはない・・・と。
・・・・・・あたしは、あの時、あいつからの誘いを断ったことを酷く後悔していた。
・・・そのあと、とてつもない孤独という恐怖に襲われた。
・・・あたしは、・・・・・・もう後悔はしたくない。
そしてあたしは微笑んだ。あいつに向かって。
あいつも、あたしの気持ちが分かったのだろう。あいつは、いつもの笑みではなく、
心の底から気持ちがあふれ出てきたような笑みを浮かべた。
そしてあたしは・・・あいつと契約を結んだ。

それから4年、幸せな日々が続いた・・・。
あいつが、人ではないこと意外・・・何一つ変らない平和な日々。
でも、それも終焉を迎えた。
・・・・・・第二次降魔戦争・・・・・・
あいつは、それに参加した・・・・・・。そして、かえって来なかった。
降魔戦争が収まってから半年後・・・獣王と名乗る魔族が、私にこう言った。
「あの子は・・・死んでしまったわ・・・・・・」
と。
あたしには信じられなかった。あたしは、まだ生きていたから・・・・・・
獣王が続けていった。
「でも、滅びてはいないから・・・だからいつか、またあの子にあえるでしょうね。・・・・・・あのこの最後の言葉はね・・・・・・
『リナさんに・・・どういえばいいんでしょう?』
だったわ・・・よっぽど愛されていたのね」
途中から、涙が出てきた。・・・・・・どうしても止めることのできない涙が・・・
獣王は、そのあと、かえっていった。最後に、魔族らしからぬ希望を残して・・・・・・


そして、現在にいたる。
今や世界は、神の時代へと入っていった・・・。
重要なる人物は、神と契約を結び、生きている。
彼女は思う。
・・・人も・・・かみも・・・魔も・・・・・・同じものではないのか?
・・・と。
そして、こんな世界を見たら・・・あいつはどう思うだろう。
・・・・・・と。
ふと彼女は、昔仲間に言われた言葉を思い出す。
「おまえは、もうあいつのことを考えているときだけしか、瞳が輝かないんだな」
・・・あたしは・・・今輝いているのだろうか?
そう思い、彼女は目を閉じる。
幸せな夢が見れるように・・・・・・
その夢が現実になるように・・・・・・・・・・・

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うーん、やっぱり暗いですね。
それと、多分漢字のミスがあるだろーなー。
いやぁ、漢字が苦手なもんで(^^;
それにしても、結構読みにくい文ですねー。
まぁ、それを言ったって、どうにもなりませんけど。

とりあえず、これで終わろうかと思います!!
今回はきちっとレス返すんで・・・
感想、苦情、その他ご意見ありましたら、お願いします。

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6796Re:今回は、「夢」をお送りします!(ゼロリナです)一姫都 5/14-21:09
記事番号6787へのコメント

よかったですーっ(はぁと)
「一緒に生きませんか」って処が無茶苦茶スキですー。
魔族のゼロスから、この言葉をいわれたら本気で嬉しいですねっっ
自分の存在を否定してまで、りなちゃんを想うゼロチュが・・・くはっっ(吐血)
(うーん。石井しゃんの小説よんでたら久々に自分も投稿したく
なってきた・・・笑)

それではー、これからも頑張ってくださいね・

ドリームポエマー・イチヒメミヤコ

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6807感想ありがとうございます!!石井 奈々子 E-mail URL5/17-21:42
記事番号6796へのコメント

>よかったですーっ(はぁと)
わぁ!そういってもらえると光栄です!!

>「一緒に生きませんか」って処が無茶苦茶スキですー。
>魔族のゼロスから、この言葉をいわれたら本気で嬉しいですねっっ
それは私も思います!!(自分でいうのって、図々しいか・・・)
実際、「ゼロスに言われてうれしい言葉って何だろう?」とか思いながらかいたんで・・・(笑)

>自分の存在を否定してまで、りなちゃんを想うゼロチュが・・・くはっっ(吐血)
わーい!思ってたことが伝わったわ!!・・・結構伝わりにくかったと思いますけど、
今回書きたかったのが、
「一生懸命リナを愛するゼロスと、それを素直に受け入れられないリナしゃん」
だったんで・・・。

>(うーん。石井しゃんの小説よんでたら久々に自分も投稿したく
>なってきた・・・笑)
がんばってください。楽しみにしてまーす!

>それではー、これからも頑張ってくださいね・
>
>ドリームポエマー・イチヒメミヤコ
はーい!わかりました!これからもがんばらせていただきます!!

暖かい感想、ありがとうございました!!