◆-ああぁ、落ちてしまった。〜緑の海 8〜-理奈(1/13-16:47)No.6049
 ┣〜緑の海 エピローグ〜-理奈(1/13-16:55)No.6050
 ┃┗緑の海 あとがき-理奈(1/13-16:57)No.6051
 ┃ ┣ああぁ、まちがってるぅ!!-理奈(1/14-15:33)No.6060
 ┃ ┃┗修正しました-一坪(1/14-18:38)No.6064
 ┃ ┃ ┗ありがとうございますぅ!!-理奈(1/15-11:42)No.6068
 ┃ ┣終わって嬉しいような、悲しいような。-鈴綾 零(1/14-16:43)No.6062
 ┃ ┃┗ありがとうございます-理奈(1/15-11:51)No.6069
 ┃ ┣再掲示〜緑の海 6〜-理奈(1/15-12:01)No.6070
 ┃ ┃┗再掲示〜緑の海 7〜-理奈(1/15-12:02)No.6071
 ┃ ┣遅くなりました-珠波 雅璃愛(1/16-01:24)No.6079
 ┃ ┃┗Re:遅くなりました-理奈(1/17-09:12)No.6085
 ┃ ┣Re:緑の海 -T−HOPE(1/18-22:51)No.6107
 ┃ ┃┗ありがとうございますーーー!!-理奈(1/20-12:19)No.6117
 ┃ ┣おもしろかったです♪-ひなた(1/19-19:08)No.6114
 ┃ ┃┗うれしぃです!!-理奈(1/20-12:29)No.6118
 ┃ ┣よかったです-Merry(1/19-22:12)No.6116
 ┃ ┃┗ありがとうございます!!-理奈(1/20-12:34)No.6119
 ┃ ┣ちょっと(じゃなくかなり)遅れましたが……-庵 瑠嬌(1/24-20:46)No.6134
 ┃ ┃┗だいじょうぶですよぉ〜-理奈(1/25-14:08)No.6140
 ┃ ┗Re:緑の海 あとがき-水城守(1/26-01:17)No.6146
 ┃  ┗Re:緑の海 あとがき-理奈(1/27-05:32)No.6159
 ┗笑顔の中の答え〜前編〜-理奈(2/1-14:36)No.6200
  ┗笑顔の中の答え〜後編〜-理奈(2/1-15:36)No.6201


トップに戻る
6049ああぁ、落ちてしまった。〜緑の海 8〜理奈 E-mail 1/13-16:47

今みてみたら 「7」のあとがきの図、変。塀が真ん中にあるはずなのに。

〜緑の海 8〜

「中学の時でした」
そういってフィリアは、話し始めた。
「公園でからまれてるところを通りすがりのゼロスさんに助けてもらいました。ひ・・ひとめぼれでした」
本人を目の前にして言うのは、これがはじめてなのだろう。顔を真っ赤にしてうつむいた。ゼロスもこれには、おどろいたのだろう。
「その時ろくに、おれいも言えなくて。だからどうしてもお礼がしたくて色々な方に聞いたりしました。でも見つけた時には、もうシェーラさんと言うかわいらしい彼女さんがいました。あきらめようとした時です。シェーラさんがゼロスさん以外の方とお付き合いしてるのを知ったのは」
「え!?」
これには、私も驚いてしまった。
「私は、ゼロスさんにこの事を伝えようとあの晩、ここへ来てしまったのです。でもなにを言っていいのか解らないうちにシェーラさんが家から出てきたんです。私は、とっさに彼女を離れの方へひっぱって行きました。

「な!?誰よ、あんた!?」
彼女は、私の手をふりほどきました。
「あ…あなたゼロスさんの他に付き合ってる方が…」
「何よ、あんたには、関係ないでしょう」
「ありませんけど…」
「ハハー、あんたゼロスの事が好きなんでしょう」
「そ、そんな!」
彼女は、笑いました。
「そっかー。そうよ、ゼロスのほかにつきあってるやついるわ。なんだったらゼロスをあんたにゆずるよ。このごろあきてきたからねぇー、あいつにも」
「な!?」
正直言っておどろきました。まさかあんなかわいらしい人がこんな醜い性格のもちぬしだったなんて。
私は、おもわずさけんでしまいました。
「あ、あくまよ!」
「ちょっと、誰が悪魔よ!」
彼女は、私の腕を取りました。
「や、はなしてください!」
「この!」
「いや!」
私は、彼女をおもいっきり突き飛ばしてしまいました。バランスを失った彼女は…

「静かになって…目を開けてみたら花壇の角で…頭から…血を…」
そのあとは、おぞましくて言えなかったのだろう。
「それから一週間後、ほとぼりが冷めたころ、私は、ここへお手伝いとしてもどってきました。ゼロスさんの様子が気になって。でもそこには、もう私の知っているおやさしいゼロスさんは、いませんでした。そこには、冷たい瞳のゼロスさんがいました。そして色々な方と付き合ってる事も知りました。その時です。その方達がシェーラさんのように心が醜い方に見えて。憎くて、憎くて、ケガをおわせたりしました。そうしたらゼロスさんとつきあうとケガをすると言う噂がひろがり、ゼロスさんに近づく人も減りました。心が…醜いのは、…私の方なのに」
フィリアは、手で顔を覆った。
「そしてリナさんがあらわれたのです。そのあとは…リナさんがおっしゃったとおりです…」
「今度は、私にケガをおわそうと」
フィリアは、大粒の涙を流した。
「ど・・どうしようもなかったんです!心では、まちがってると、やっては、いけない事だとわかっていても身体が言う事を聞かなかったんです…ごめんなさい、ごめんなさい!!」
皆、何も言わない。
なんともやりきれない思い出胸が痛んだ…
そのあとフィリアは、ずっと泣きつづけていた。

++++++++++

ああ、シェーラファンの方ぁ〜〜、ごめんなさぃいい!!
こんな性格にしてしまった…別にシェーラちゃんがきらいなわけじゃないんです。ただ他にキャラがいなくって・・ってフィリアの事もこんなこと言ったな…

であであ。次でほんとに最後です。これで終わらせようかと思ったけど二つにわけました。


トップに戻る
6050〜緑の海 エピローグ〜理奈 E-mail 1/13-16:55
記事番号6049へのコメント
〜緑の海 エピローグ〜

そのあとフィリアは、警察に連れて行かれた。その時の笑顔は、まるで呪いからとけたように明るく、奇麗な笑顔だった。
「リナさん…ありがとうございます」
彼女は、そう言った。

晴れた青い空。先週の出来事は、まるで夢のよう。
私は、裏庭へ来ていた。ゼロスは、目を閉じてねっころがっていた。
私は、彼のとなりにすわる。
「リナさん…」
「ハロー。一件落着ね。そーいえば、私帰ってきてまだアメリア達と遊びに行ってないなぁー。色々あったから。どこがいいかなぁ。ひさしぶりに遊園地行くのもいいし」
ゼロスは、何も言わずただ空を眺めていた。
うっ、沈黙。
会話を探そうとしたが何も思い浮かばない。私は、沈黙に耐え切れず、立ち上がった。
「じゃね」
そう、言って歩き出した私の腕を彼は、ひっぱった。
「聞いてほしいんです」
「うん?」
私は、また腰をおろす。
「ぼくは…ずっと前から、小さい時からリナさんの事が好きでした。今でも愛してます」

ええぇぇぇぇえええええええええ!!??
いきなりの事で爆発しそうになった。
しかし私が何か言う前に彼は、続ける。
「でもきっとリナさんは、僕の事“お兄さん”としか見てくれてないと思いました。中学になってどんどん離れていくリナさんを見て悲しくなりました。いつも一緒にいるガウリィさんや、ゼルガディスさんに嫉妬もしました」
意外だった。はっきり言って意外だった。ゼロスがこんなこと思っていたなんて。私と同じ思いをしてたなんて。ポーカーフェイスの彼。何も言わないからなんとも思っていないのかと思ってた。
「僕が何をしたところできっとリナさんは、ふりかえっては、くれない。そう思って告白して来たシェーラさんとつきあいはじめたんです。リナさんのことをあきらめるために。いや、もしかしたら心のどこかで『僕に彼女が出来たらリナさんも少しは、気にしてくれるかも』と言う思いがあったのかもしれません。でも…リナさんは、何も言ってくれませんでした。
シェーラさんと付き合い出してから少しは、リナさんのこともあきらめかけていました。でもその時シェーラさんが殺されてしまいました。どうしたらいいかわからず、悲しいのか、つらいのかもわからず、ただ途方に暮れていました。僕は、裏庭でずっとリナさんの事を待っていました、昔、約束したように」
胸がチクリと痛んだ。
待ってたんだ…私のこと…なのに私は…
「リナさんは、来てくれませんでした。昔の事も忘れてしまったのだろうかとすごくショックでした。そのあとです、リナさんが留学したと聞いたのは」
今まで溜まってたものを吐き出してしまいたいのか。ゼロスは、私に話すスキもあたえてくれず、話しつづけた。
「そのショックからなんでしょう。僕は、しだいにかわっていきました」
!?
ゼロスがかわってしまったのは…私のせい…
「リナさんの事をわすれるために色々な方とつきあいました。でも誰もリナさんのような方は、いませんでした。そした僕とつきあう方がケガをしたりしてだれも僕に近づく方なんていませんでした。
僕の中は、めちゃくちゃでした。いったい何をしたらいいのか解らなくなり、母にも心配をかけてばかり。そんな時あなたがもどってきたんです。本当は、すごくうれしかったんです。抱きしめたいほどうれしかったんです」
「だったら…だったらなぜあんなたいどを…」
ゼロスは、つらい顔をし、うつむいた。
「見てほしくなかったんです、こんな変わり果てた姿を。僕は、こんなにみにくくなったのにリナさんは、奇麗になって、きっと昔の事は、わすれてしまったのだろうと。そう思ったらやるせない気持ちでいっぱいになって。でも違ったんですね。
外見は、かわったけど中身は、昔のリナさんのままだった。ケーキ、昔とかわらない味でした。食べ物をそまつにするなっておこったリナさんも昔のままでした。紅茶の好みもいちごを最後に食べるって言うのも全部おぼえてくれてました。リナさんは、全然かわっていませんでした。でも僕だけがこんなにかわってしまって…はずかしくて――」
私は、ゼロスの手を取った。
彼は、ハッと顔を上げた。
こんなに・・こんなになやんでいたなんて。
「ゼロス…あなたは、かわってないわ。昔のやさしいあなたのままよ。最初に焼いたケーキ、食べてくれたでしょ、ゆかに落ちたやつ」
ゼロスは、赤くなった。まさか見られてたなんて考えもしなかったのだろう。
「私、すっごくうれしかったのよ。昔とかわらない味って言ってくれて。覚えていてくれて。すっごく、すっごくうれしかったんだよ。どんなに姿がかわっても中身は、昔のまま。ゼロスは、ゼロスのまま」
私は、まっすぐゼロスの瞳をみた。昔とかわらない、深く、すいこまれそうな紫の瞳。冷たい視線は、もうなく、かわりに暖かい光があった。
「どんなゼロスでも私は、好きだから。ずっと、ずっと昔から好きだから」
自然に言えた。
一気にあふれだす気持ち。いっしょに涙もあふれだす。
「リナさん…」
彼は、やさしく私を抱きしめた。
私も彼の胸に顔をうずめる。
「ゼロス…悲しい時、つらい時だけじゃない。うれしい時も、私をここに呼んで…」
「うれしい時も?」
「そう…約束よ…」
「…はい」

風がそっとふいた。暖かく私たちを包み込む。
深い緑の草が、まるで海のように、波打った…

FIN


トップに戻る
6051緑の海 あとがき理奈 E-mail 1/13-16:57
記事番号6050へのコメント
〜緑の海 あとがき〜

ううーーん、なんかあんましなっとく行かないなぁ。まぁ、いちおーおわりましたぁ!!
投稿第二作目。なぜ私は、こんな命知らずな事を。
こんなへたっぴな小説読んでくれた方ありがとうございましたぁ!!

さてさて。すっごいむずかしかったのがアメリア、フィリア、それとゼロスです。三人とも敬語つかって話すから、口調(というのですか?)が三人とも似てしまって、だれもそれぞれ独特の話し方ができなかった。って言うか、全キャラ、それぞれの特徴がかけませんでした。リナちゃんなんか最初と最後の方で全然話し方違うし。ああぁ、やっぱりオリジナルストーリーとして読んでもらった方がいいのでは、ないだろうか…?
ゼラス様なんか完全オリジナル。フィリアなんか、「これほんとにフィリア?」なんて思うほど。
あと、何を血迷ったか推理サスペンスなんか書いてしまった…
とちゅうからなんかすっごいワンパターン、ありがちなストーリーに…
あと大変だったのが「学園」の設定。私、日本の学校へ行った事ないので。どうでしたでしょうか?
でも書いていて楽しかったです。なんとか今月中に終わらせてよかったぁ〜〜。
いままで読んでくださって本当にありがとうございましたぁ〜!!

トップに戻る
6060ああぁ、まちがってるぅ!!理奈 1/14-15:33
記事番号6051へのコメント

 はずかしいい、はずかしいい!!!タイトルまちがってるぅ〜!!
「緑の森」じゃなく「緑の海」がただしいです!!く!!おそれていたことがおこってしまった・・・今私は、キムタクの「眠れる森」を見てる・・・なぜか
「あっ、タイトル似てる」って変なことを考えてしまい、「まちがえないだろうな」なんて思ってたら案の定・・・みなさん、まぎらわしい事をしてしまってごめんなさい!!自分の書いたやつのタイトル間違えるなんて・・・おおばか者・・・

トップに戻る
6064修正しました一坪 E-mail URL1/14-18:38
記事番号6060へのコメント

お世話になってます一坪です。

> はずかしいい、はずかしいい!!!タイトルまちがってるぅ〜!!
>「緑の森」じゃなく「緑の海」がただしいです!!く!!おそれていたことがおこってしまった・・・
ということなので修正しておきました。
これでいいでしょうか?

これからは「修正・削除 連絡伝言板」で連絡して下さいね。
ちょっと全部把握できないので。

トップに戻る
6068ありがとうございますぅ!!理奈 E-mail 1/15-11:42
記事番号6064へのコメント

こんにちは、理奈です!

>ということなので修正しておきました。
>これでいいでしょうか?

まさか修正してくださるとは、思っても見なかったのですっごく、すっごくうれしいいです!!ありがとうございます!!

>
>これからは「修正・削除 連絡伝言板」で連絡して下さいね。
>ちょっと全部把握できないので。
>
ええ、そうします。でも出来るだけまちがわないようにしますので。

ほんとうにありがとうございましたぁ!

トップに戻る
6062終わって嬉しいような、悲しいような。鈴綾 零 E-mail 1/14-16:43
記事番号6051へのコメント

読ませていただきました〜。
うう〜ん、、、最後甘甘で、あたしの顔はニヤニヤ、、、
しかし、フィリアがゼロスを好きだったとは、、、わからなかったです。
ゼロス嫌いだから、「ゼロスのこと好きな女も嫌いよ〜!!」かと思ってました、、、
、、、馬鹿、、、?

> さてさて。すっごいむずかしかったのがアメリア、フィリア、それとゼロスです。三人とも敬語つかって話すから、口調(というのですか?)が三人とも似てしまって、だれもそれぞれ独特の話し方ができなかった。って言うか、全キャラ、それぞれの特徴がかけませんでした。リナちゃんなんか最初と最後の方で全然話し方違うし。ああぁ、やっぱりオリジナルストーリーとして読んでもらった方がいいのでは、ないだろうか…?
> ゼラス様なんか完全オリジナル。フィリアなんか、「これほんとにフィリア?」なんて思うほど。

あたしは、その書き分けが出来そうにないんで、ゼロスとリナしか出してないです、、、
理奈さんはきちんと書き分けてましたよぅ!!
うらやましいです。

>いままで読んでくださって本当にありがとうございましたぁ〜!!

これからも書くんですよね、、、?
ぜひ書いてくださいね。読んでますんで。

それでは。

トップに戻る
6069ありがとうございます理奈 E-mail 1/15-11:51
記事番号6062へのコメント

こんにちはぁ〜、理奈です!

>読ませていただきました〜。
>うう〜ん、、、最後甘甘で、あたしの顔はニヤニヤ、、、
>しかし、フィリアがゼロスを好きだったとは、、、わからなかったです。
>ゼロス嫌いだから、「ゼロスのこと好きな女も嫌いよ〜!!」かと思ってました、、、
>、、、馬鹿、、、?

ああぁ、こんなのでニヤニヤしてもらえたなんてうれしいいです!あぁ、フィリアゼロス嫌いってのも考えられたなぁ。さいしょっから「好き」と言う設定だったから。なぜそんな設定にしたのか自分でもわからないけど・・・

>あたしは、その書き分けが出来そうにないんで、ゼロスとリナしか出してないです、、、
>理奈さんはきちんと書き分けてましたよぅ!!
>うらやましいです。

あぁ、よかったぁ、ちゃんと書き分けできてたんだぁ〜。うらやましいほどでもありませんよぉ〜。きっと零さんも書いて見たら私より上手に書き分けできるかもしれませんよ?

>これからも書くんですよね、、、?
>ぜひ書いてくださいね。読んでますんで。

なんかいいストーリーがおもいついたら書きますねぇ。その時は、よろしくおねがいします。読んでくれてありがとうございましたぁ!!

であ。


トップに戻る
6070再掲示〜緑の海 6〜理奈 E-mail 1/15-12:01
記事番号6051へのコメント

えっとある方のご要望にお応えしまして6と7を再掲示します。

〜緑の海 6〜

学校の最上階の奥に、生徒会専用の教室がある。ゼロスが生徒会長だって事は、知ってたけど別に興味は、なかったし、これからも縁がないところだと思ってた。でも生徒会の事は、副会長のフィリアから色々聞いていた。
「生徒会の情報網をあまく見ては、いけませんよ」
彼女は、そ、言って色々な情報を話してくれた。そんな事、私に話していいの?かと思ったけど、別にそーゆー情報を使って人をゆすろうなんぞ、考えてないし。たしかに彼女の言うとおりフィリアの言った情報は、すごいものもあった。生徒達の行動は、生徒会専属スパイ見たいなやつらが報告するし、生徒の成績や、クラス、先生の情報は、学校のコンピューターにハックして手に入れるらしい。なんちゅー生徒会だ、と最初は、思ってたけど。まさかこんな事で役に立ってくれるとは、思いもしなかった。でもあいつがこころよく引き受けてくれるかどうか…
放課後。
私は、ドアから生徒会の教室の中をのぞきこんだ。大きなテーブルが黒板の前にあり両側の壁にならんで小さな机が二つずつならんである。ここは、会社のオフィスか。その大きなテーブルに人が座っている。ゼロスだ。テーブルの上に広げられているノートを覗き込んでいた。
私は、コンコンとドアをたたき中に入った。
ゼロスは、顔を上げた。私を見ると一瞬驚きの表情が現れる。
「リナさん…」
「生徒会長ってのも忙しそうねぇ」
私は、教室を見回した。両側の机には、それぞれ名札が置いてあった。副会長のフィリアと他の生徒会メンバーのシルフィール、ヴァルガーヴとミリーナ。生徒会って美形ばっかし…
「なんのようでしょうか」
ゼロスは、ノートを閉じて私にたずねた。
「情報」
「はい?」
私の言った事が解らなかったらしい。
「フィリアが言ってたすごい情報網があるんでしょ。だったら昨日、私におきた事も知ってるわよね」
私は、ゼロスの前に立った。
「…」
何も言わない。
「ほんと、馬鹿に出来ない情報網ね。私が襲われそうになったってことも誰かに見られて報告されてるなんて」
「もんくをいいに来たんですか」
「さっきも言ったでしょ。情報がほしいの」
「なんの情報がほしいんでしょうか」
「私を襲った三人は、どこのどいつなのか」
ゼロスは、顔をしかめた。
「その人たちをさがして仕返しをするつもりですか」
「そのつもりもあるけど、そいつらに命令して、私を傷つけようとしてる大馬鹿物を捕まえるためよ。知ってるでしょ。私が二回も大怪我させられそうになったのを」
「ええ。」
「だからその大馬鹿物を捕まえようとしてるの。だから情報ちょうだい」
「ことわります」
即答。
「なんでよ!?」
「犯人を捕まえに行くなんてそれこそあぶないです。それに…」
そこでゼロスは、口をとざす。
「それに?」
「…なんでもありません」
ゼロスは、顔を背ける。
「ちょっと、なんでもありません、じゃないわよ。いいなさいぃ!!」
私は、机を回って座ってるゼロスの襟首をつかんだ。
「…リナさん。もう僕と関わらないでください」
「え・・?」
何を言ったのか解らなかった。
「リナさんは、ごぞんじでしょうか。僕に関わった女性は、かならず怪我をするのを…」
彼は、私の手を襟首からはずす。
いきなりなにを…
「え、ええ。聞いてるわ」
「僕は・・リナさんに怪我をしてほしくないんです。僕のせいで怪我するあなたを見たくないんです」
「…ぜ・・ろす」
胸がいっぱいになる。熱いものがこみあげてくる。今にもあふれだしそうな涙をひっしにこらえた。
かわってなんかいない。外見は、かわってけど、中身は、心は、かわってない。昔の…やさしい時のゼロスのまんまだ。うれしい。やっとほんとのゼロスに会えた。
私は、微笑む。
「あんた、何年私の幼なじみしてんの。こんなことで逃げ出す私じゃないわ。犯人は、この手でつかまえてやるんだから!」
「リナさん…」
深い紫の瞳。少しづつだけど昔あった暖かい光がもどってきてる。
私は、その瞳をまっすぐみつめる。
「だからゼロス、お願い。きょうりょくして」
ゼロスは、少し考えて「ふぅ」と息をはいた。
「わかりました。てつだいましょう」
「ありがとう!」

トップに戻る
6071再掲示〜緑の海 7〜理奈 E-mail 1/15-12:02
記事番号6070へのコメント

〜緑の海 7〜

どうしようか。
私は、一回のベランダにある花壇に水をやっていた。
晴れた、青い空。暖かい風。こんな気持ちいい日とは、うらはらに私の頭の中は、渦巻きをまいていた。
「リナさん。これからどうするんですか?」
椅子を出してきて座っていたゼロスがたずねる。
「う〜〜ん。今考えてるところなんだけどねーー」
「犯人は、もう解ってるんですか?」
「いちおーわかってるんだけどー」
「証拠がない?」
「うーーん」
私は、はしの花壇へ移動した。
「それもそうなんだけど。どうやって捕まえるか考えてるのよ」
「へ?」
ゼロスは、まのぬけた声を出した。
「この私、リナ・インバースにケンカうってんのよ。犯人には、私が考えた最高のステージで私につかまってもらわなきゃ!」
「さすがリナさんですね」
ゼロスは、苦笑する。が、ハッ、と青ざめた顔をする。
「リナさん!!」
「え…わっ!!」
ゼロスは、私を抱きかかえて倒れこむ。
ガシャァアアアン!!
「だいじょうぶですか!!」
「え、ええ」
私が立ってたところに鉢植えがくだけちっていた。
体中に鳥肌がたった。
ここの真上、二回のベランダにあった鉢植えだ。でもあぶないからって塀の上には、おいていないはずなのに。誰かがわざと落したんだ。
「これで決定的ね」
「は?」
「ゼロス、たのみがあるんだけど」
「なんでしょうか」

土曜日の夜。もう帰ってきてから一週間がすぎた。早いもんねぇ。
私は、メタリオム家のリビングのソファに腰掛けて、本を読んでいた。そこへゼロスが入ってきた。
「リナさん」
「うん?なにゼロス?」
「話があるんです。7時に裏のグリーンハウスへ来ていただけないでしょうか?僕は、少し遅れていきますので」
「わかったわ」
ゼロスは、うなずいてリビングを出ていった。
その時ドアの後ろにいた人影もそん場を離れる。
かかった。
ゲーム、スタート。

メタリオム家の裏。裏庭より少し奥へ行ったところにグリーンハウスがある。それも変な作りになっていてグリーンハウスのドアの両側には、高い塀が立っている。だからグリーンハウスに入るためには、その塀のある道を通るしかない。
夜7時。グリーンハウスの電気が暗闇の中で光る。誰かが塀の道を通ってドアに手をかける。
「!?」
その瞬間、私達は、ドアの反対側、その人物の後ろへ回ってそこを袋とじにする。
私は、懐中電灯でその人物をてらす。
「もーちょっと華やかな舞台にしたかったけど時間がなかったからこれが精一杯だったわ」
私は、余裕の笑みを浮かべる。
「まんまと罠にはまってくれたわね」私は、その人物の顔を照らし出す。「フィリア!!」
私の回りに立っていた人たちから驚きの声がする。
私は、もちろんのこと、ゼロス、ゼラスおば様、ルナ姉ちゃん(どこから聞きつけたかわからないけど「おもしろそー」なんて言ってついてきた)とあと男性一人。
フィリアは、青ざめた顔をしていたが微笑んだ。
「なんのことでしょうか?私は、ただここの電気がついてたので消しておこうかと」
「あくまでしらをきるつもりね。じゃあ、私は、かってにペラペラ喋るからあなたは、聞いとくだけでいいわ」
私は、彼女に近づいた。
「私は、この一週間、四回も危ない目にあったわ。生徒会のあなたも知ってるはずよ。私は、この四つの事故から犯人をさがしだそうとしたわ。まず最初のプラスチックの彫像の事。これは、あなたもその場にいたから知ってるはずよ。私とアメリアが歩いてるとあなたがいた階段の上からプラスチックの彫像が落ちてきた。あなたは、男性がおとしたって言ったわね」
彼女は、何も言わない。
私は、かまわずつづけた。
「あの時は、まだ『どこのどいつだ、私にあやまりもせず逃げたやつは』としか思わなかったわ。で次の、階段から落されたやつ。私を押した人は、どう考えても女の力だった。それに落される前に硬水の匂いがしたわ。どっかで嗅いだ事のあるにおいだなと思ってたら、そう。フィリア、あんたがつけてるやつと同じやつよ。でもこんなの誰でもつけてるだろうし」
フィリアは、相変わらずだまってる。
「一日に二回も危ない目にあってるのよ。あきらかに誰かに狙われてるわ。でもおかしいなぁ。私を押したのは、女で彫像を落したのは、男。私がまちがってるのかな?それともフィリアが嘘ついてるのか。あるいは、男と女、両方にうらまれてるか。そこで私は、三人組みに襲われそうになった。その時そいつらは、きれーな姉ちゃんにたのまれたって言ってた。とゆーことは、犯人は、女で、フィリアがうそついてることになるわ」
「ちょ、ちょっと待ってよ。なんでその三つの事故で犯人は、同一人物だってわかるの。それにその三人組みがうそついてるかもしれないじゃない」
今までだまっていたフィリアがたずねる。
私は、笑みをうかべる。
こうでなくっちゃ。
他の人には、私に全部まかせてくれてるのか何も言わない。
「もちろん、最初の二つは、たんなる事故かもしれない。でもこんなの続けて起こるなんてあんましないじゃない?しかも私は、こっちへもどってきたばかりなのに。あの三人組みは、うそついてないわ。三流悪役ってのは、かっこつけてベラベラと喋るもんよ」
フィリアは、唇をかんだ。
「フィリアの嘘の証言。階段で嗅いだフィリアがつけてる硬水と『きれーな姉ちゃん』。どう考えても私の知ってる中でフィリアしかいないわ。もちろん、ちがうかもしれない。でもそこで四つ目の事故が起こったわ。ここ、メタリオム家で私は、ねらわれた。私の上に落ちてきたわ。ゼロスに助けてもらったからよかったものの。これが決定的だった。学校とメタリオム家で私を狙えるのは、ゼロスかフィリアしかいない。じっさいあなたの言うとおりその男は、ゼロスだったかも知れない。でもあなたは、ゼロスを知っているわ。だから『知らない男』と言うより『ゼロス』って言った方がかくじつだし。だから残るは、あなたよ」
「…こは…」
フィリアは、何か言ったが聞こえなかった。
「え?」
「証拠は!?」
その一言で私は、あきれかえってしまった。
「ばっかねぇー」
フィリアは、私のセリフに顔を赤くした。
「な、なによ!?」
「あんた、ほんかく推理サスペンスとまちがえてるんじゃない。素人犯人がなに言ってんのよ。『証拠は』って自分の行動を考えてから言ってよね」
フィリアは、ますます顔を赤くする。
「こっち来なさい」
私は、後ろの方に立っていた男に声をかけた。
「あっ!!」
そいつの顔を見るとフィリアは、一気に青ざめ。
「こいつは、私を襲おうとした男Aよ。で、男A、この人よね。あんたに私の顔に傷をつけろってたのんだのは」
「男Aって…まぁ、いいが。あぁ、たしかにその女だよ。きれーな顔をしてやることは、こえーなって思ったのをおぼえてる」
フィリアは、ガクっと膝をついた。
「あんた顔を隠さず頼みに行ったんだって?『証拠は、』って自爆するようなセリフ、考えてから言うんだったわね。さぁーて」
私は、彼女のとなりにひざまつく。
「さっきも言ったようにこれは、本格推理サスペンスじゃないわ。私の言った事だって矛盾だらけだし、そこをついたらいくらでもいいのがれは、できるわ。やってみる?」
フィリアは、首をふる。
「一つ聞いていい?シェーラを殺したのは…あなた?」
「なっ!?」
事情をしらない男Aいがい、みんなは、驚愕の声を上げる。
「これは、あくまで私の想像。証拠も何もないわ」
しかしフィリアは、コクンと首を上下にふった。
「私が…殺しました…」
「どうしてか…話してくれる?」
そこで私たちは、二年前起こった事件の真実を知る…

トップに戻る
6079遅くなりました珠波 雅璃愛 1/16-01:24
記事番号6051へのコメント

理奈さんは No.6051「緑の海 あとがき」で書きました。

 今晩は(?)。珠波です 感想遅くなってごめんなさい。
 ちょっと色々あって・・・・・

> さてさて。すっごいむずかしかったのがアメリア、フィリア、それとゼロスです。三人とも敬語つかって話すから、口調(というのですか?)が三人とも似てしまって、だれもそれぞれ独特の話し方ができなかった。って言うか、全キャラ、それぞれの特徴がかけませんでした。

 そうですよね。この3人、書き分け難しいですよね。私も、何度か試みて、全て失敗してます・・・(泣)
 でも、理奈さんの書かれたこの3人ちゃんと特徴が出ていて・・・読みながら、いつも尊敬してました。

>あと大変だったのが「学園」の設定。私、日本の学校へ行った事ないので。どうでしたでしょうか?

 大丈夫だと思いますが・・・・・


>いままで読んでくださって本当にありがとうございましたぁ〜!!

 すっごくたのしく読ませても貰いました。次回作も楽しみにしています。

 それでは              1/16 珠波 雅璃愛

トップに戻る
6085Re:遅くなりました理奈 E-mail 1/17-09:12
記事番号6079へのコメント


> 今晩は(?)。珠波です 感想遅くなってごめんなさい。
> ちょっと色々あって・・・・・

いえいえ、いつでもいいですよぉ〜〜。

> そうですよね。この3人、書き分け難しいですよね。私も、何度か試みて、全て失敗してます・・・(泣)
> でも、理奈さんの書かれたこの3人ちゃんと特徴が出ていて・・・読みながら、いつも尊敬してました。

いやぁーー、そんなことありませんよぉ〜〜。でもうれしいぃなぁ〜〜。ありがとうございます〜!!!

> 大丈夫だと思いますが・・・・・

そうですか??よかったぁ〜〜。

> すっごくたのしく読ませても貰いました。次回作も楽しみにしています。

ほんとうにほんとうにありがとうございましたぁ〜〜〜〜!!!すっごくうれしいいです!!


トップに戻る
6107Re:緑の海 T−HOPE E-mail URL1/18-22:51
記事番号6051へのコメント

 こんばんは。T-HOPEです。
 推理サスペンス・・・楽しませていただきました〜(^^)
 しっかし、拗ねちゃった(グレたというより、何故かこっちの単語が浮かぶんです・・・何故だらう?(^^;)ゼロス君とリナちゃんの心が通いあって、あぁ〜よかった〜・・・と、思っちゃう私は、所詮ゼロリナに浸かった人間?(死)
 フィリアがゼロス君好き・・・というのは、結構、ををっ、と思いました。
 ・・・いえ、ないとは言えないはずですけどね。何となく。
 ・・・・・・多分、それより先に、ゼロス君が無償で人を助けてるってのが、驚きなんでしょう・・・(色眼鏡〜(^^;)

> さてさて。すっごいむずかしかったのがアメリア、フィリア、それとゼロスです。三人とも敬語つかって話すから、口調(というのですか?)が三人とも似てしまって、だれもそれぞれ独特の話し方ができなかった。って言うか、全キャラ、それぞれの特徴がかけませんでした。リナちゃんなんか最初と最後の方で全然話し方違うし。ああぁ、やっぱりオリジナルストーリーとして読んでもらった方がいいのでは、ないだろうか…?
> ゼラス様なんか完全オリジナル。フィリアなんか、「これほんとにフィリア?」なんて思うほど。

 まぁ・・・ゼラス様、出てきてませんしね〜。
 ・・・私なんか、書くたび口調が違いすぎますから・・・それに比べれば、じゅうっぶんですよ、えぇ。
 でも、本当に、アメリア、フィリア、ゼロス・・・ついでにシルフィールあたりの口調って、厄介ですよねぇ。
 ・・・って、そもそも書き分けられもしない人間が、何を偉そうに言ってるんでせう(^^;)

> あと、何を血迷ったか推理サスペンスなんか書いてしまった…
>とちゅうからなんかすっごいワンパターン、ありがちなストーリーに…

 いえ、楽しかったですよ〜(^^)

>あと大変だったのが「学園」の設定。私、日本の学校へ行った事ないので。どうでしたでしょうか?

 学校・・・中学校はともかく、高校は、私もあまりまっとうなところ行ってないですしねぇ。
 でも、学園物書いてますし・・・。
 大丈夫です。フィクション! という一言で、全ては正当化されますから(笑)

> でも書いていて楽しかったです。なんとか今月中に終わらせてよかったぁ〜〜。
>いままで読んでくださって本当にありがとうございましたぁ〜!!

 読んでても楽しかったですよ〜。
 また書いていただけると、もっと楽しめるのではないかと・・・(^^)
 ・・・ということで、催促して・・・みたりして(笑)
 それでは、これで失礼いたします。
 では〜〜〜

トップに戻る
6117ありがとうございますーーー!!理奈 E-mail 1/20-12:19
記事番号6107へのコメント

こんにちは〜〜〜!!理奈です!!感想ありがとうございます!!!

> こんばんは。T-HOPEです。
> 推理サスペンス・・・楽しませていただきました〜(^^)

あぁ、こんなのに楽しんでくれたなんてありがとうございます!!

> しっかし、拗ねちゃった(グレたというより、何故かこっちの単語が浮かぶんです・・・何故だらう?(^^;)ゼロス君とリナちゃんの心が通いあって、あぁ〜よかった〜・・・と、思っちゃう私は、所詮ゼロリナに浸かった人間?(死)

拗ねちゃったって方がなんかあってますぅ〜〜、かわいくて。

> フィリアがゼロス君好き・・・というのは、結構、ををっ、と思いました。

確かにフィリアがゼロス君の事好きってあんまし考えないような??自分でもなぜこーゆー設定にしたかわからないけど。でもこうやってしてよかったとおもいます。

> まぁ・・・ゼラス様、出てきてませんしね〜。
> ・・・私なんか、書くたび口調が違いすぎますから・・・それに比べれば、じゅうっぶんですよ、えぇ。

ありがとうございます、そーー言ってもらえてうれしいぃです!!

> でも、本当に、アメリア、フィリア、ゼロス・・・ついでにシルフィールあたりの口調って、厄介ですよねぇ。

そうですねぇ〜〜。三人が同時に登場なんてことになるともっと厄介・・・

> ・・・って、そもそも書き分けられもしない人間が、何を偉そうに言ってるんでせう(^^;)
>

いぇ〜〜、きっとT−Hopeさんも書いたら私よりいいかも。三人を書いたことありますか??



> 学校・・・中学校はともかく、高校は、私もあまりまっとうなところ行ってないですしねぇ。
> でも、学園物書いてますし・・・。

T−Hopeさんの学園物好きですよぉ〜。

> 大丈夫です。フィクション! という一言で、全ては正当化されますから(笑)

はは、たしかにそうですね!

> 読んでても楽しかったですよ〜。
> また書いていただけると、もっと楽しめるのではないかと・・・(^^)
> ・・・ということで、催促して・・・みたりして(笑)
> それでは、これで失礼いたします。
> では〜〜〜

本当にありがとうございましたぁ〜〜!!実は、書きたいネタがあるので
もしかしたら近々投稿・・・するかも・・です。その時、もしよかったら
感想くださいね。投稿、いつになるかわかりませんが。

でぁ〜〜。


トップに戻る
6114おもしろかったです♪ひなた E-mail 1/19-19:08
記事番号6051へのコメント

とぉってもおもしろかったですーーっのひなたです☆
こんばんわ♪

うーん、理奈さんの小説って風景とかしっかりしててすごいです。
人生経験が出るんでしょうかね?やはし(笑)
私の場合、いくら言葉で言ってみても経験してないこととかありすぎ・・・
・・・でうまくいかないんですよう。(それを人は下手といいます)

でっっ、推理ものめっちゃおもしろかったですよう☆
私かけないんで尊敬します。ほーっ。
また今度かいてくださると嬉しいなぁ・・・とか♪(こっそりおねだり(笑))

あと設定の・・・とくに、ケーキとか・・・。あれ、すっげぇいいです(笑)
好みですってばっっ!!うきゅ〜。

> さてさて。すっごいむずかしかったのがアメリア、フィリア、それとゼロスです。三人とも敬語つかって話すから、口調(というのですか?)が三人とも似てしまって、だれもそれぞれ独特の話し方ができなかった。

うーん・・・確かに3人とも敬語ですよね・・・。
私、ゼロスはちょっと皮肉ってて、遠まわしな言い方して。
で、アメリアは勢いにまかせて書いて(笑)
フィリア・・・は・・・お嬢様な感じで書いてます・・・かね?

・・・参考になるのでしょうか・・・(笑)

はーいっっでわでわっ
また書いて下さることを祈りつつ・・・☆
ひなたでした。失礼しましたっっ♪

トップに戻る
6118うれしぃです!!理奈 E-mail 1/20-12:29
記事番号6114へのコメント

こんにちはぁ〜〜!!理奈です!!
感想、ありがとうございます!!すっごくうれしぃです!!

>うーん、理奈さんの小説って風景とかしっかりしててすごいです。
>人生経験が出るんでしょうかね?やはし(笑)
>私の場合、いくら言葉で言ってみても経験してないこととかありすぎ・・・
>・・・でうまくいかないんですよう。(それを人は下手といいます)

うひゃぁ〜〜、そんなこと言ってくださるとすっごいうれしぃです!!
って私もあんまし人生経験してないんだけど・・・でも私は、経験したこと
しか書きませんから。経験してないと、なんかリアリティーがないので。
でも経験豊かじゃないからワンパターンな事しか書けない・・・・。
ひなたさんの書く小説もすっごい上手ですよ??私より長い間書いてらっしゃるから書き方も上手いし、表現力もいいし。私は、好きですよ。


>でっっ、推理ものめっちゃおもしろかったですよう☆
>私かけないんで尊敬します。ほーっ。
>また今度かいてくださると嬉しいなぁ・・・とか♪(こっそりおねだり(笑))

推理って言うほどのものでもないと思うんですけど、うれしぃいです!!
ふふふ、「金田X」読んでるもんで。ネタがあったらまた書きたいと思います。

>あと設定の・・・とくに、ケーキとか・・・。あれ、すっげぇいいです(笑)
>好みですってばっっ!!うきゅ〜。

ふふ、ありがとうございます!!自分でも気にいってる設定なんですよぉ〜。

>うーん・・・確かに3人とも敬語ですよね・・・。
>私、ゼロスはちょっと皮肉ってて、遠まわしな言い方して。
>で、アメリアは勢いにまかせて書いて(笑)
>フィリア・・・は・・・お嬢様な感じで書いてます・・・かね?
>
>・・・参考になるのでしょうか・・・(笑)

いえぇ〜〜!!参考になりましたぁ!!

>はーいっっでわでわっ
>また書いて下さることを祈りつつ・・・☆
>ひなたでした。失礼しましたっっ♪

推理じゃないんですけど、書きたいネタは、ありますんで。いつになるか
わかりませんがまた投稿したら、ぜひ読んでくださいね!ほんとうにありがとう
ございましたぁ!!


トップに戻る
6116よかったですMerry E-mail URL1/19-22:12
記事番号6051へのコメント

感想書くのが遅くなってしまいましたけど、
読みました。
ミステリ好きなんで、読んでて楽しかったです。
徐々に心を開いていくゼロスと、昔のゼロスを見たいリナとの
からみが最高でした。
次回作楽しみにしています。

トップに戻る
6119ありがとうございます!!理奈 E-mail 1/20-12:34
記事番号6116へのコメント

こんにちは!理奈です!

>感想書くのが遅くなってしまいましたけど、
>読みました。

ありがとうございます!!

>ミステリ好きなんで、読んでて楽しかったです。

私もすっごくすきなんです。だからこの小説ができあがったのかな??

>徐々に心を開いていくゼロスと、昔のゼロスを見たいリナとの
>からみが最高でした。

そう言っていただくとすっごいうれしいです!!私としては、もうちょっと
ゼロスとリナちゃんの心を表現したかったのと、もうちょっとからませれば
よかったかな??なんて思ってますけど、このままの方がいいかな、なんて
思いました。

>次回作楽しみにしています。

いつになるかわかりませんけど、もしまた投稿したらよろしくおねがいします!
ほんとうにありがとうございました!!

トップに戻る
6134ちょっと(じゃなくかなり)遅れましたが……庵 瑠嬌 1/24-20:46
記事番号6051へのコメント


 こんばんは、庵 瑠嬌でございます。


> ううーーん、なんかあんましなっとく行かないなぁ。まぁ、いちおーおわりましたぁ!!

 納得いかないなんて……、大丈夫ですわ。
 わたくしもよくそう思いますし……。
 ………………………。
 ちょっとツリー落ちてしまいましたけど、終わりましたわねっ!

>投稿第二作目。なぜ私は、こんな命知らずな事を。

 わたくしはもう、命知らずを通り越して、恥知らずなこともしておりますわ。
 こんな人間が、のうのうとお話を書いているのですから、理奈さんにはもぉっと書いていただきたいですわねH


>こんなへたっぴな小説読んでくれた方ありがとうございましたぁ!!

 こんな面白い小説を読ませて下さって、ありがとうございました――!

>
> さてさて。すっごいむずかしかったのがアメリア、フィリア、それとゼロスです。三人とも敬語つかって話すから、口調(というのですか?)が三人とも似てしまって、だれもそれぞれ独特の話し方ができなかった。って言うか、全キャラ、それぞれの特徴がかけませんでした。リナちゃんなんか最初と最後の方で全然話し方違うし。ああぁ、やっぱりオリジナルストーリーとして読んでもらった方がいいのでは、ないだろうか…?

 ふっふっふっふっふ。
 わたくしは最初から放棄しています。
 絶対にこの三人を同じ場面には置きませんわ。
 フィリアさんなんて、書いたこと、一度もありませんもの。

> ゼラス様なんか完全オリジナル。フィリアなんか、「これほんとにフィリア?」なんて思うほど。
> あと、何を血迷ったか推理サスペンスなんか書いてしまった…

 いいですわよ。面白かったですもの。
 読んでいる間、わたくしは真剣きわまりなく、ディスプレイを覗き込んでいましたわ(ああ……目が悪くなる……)。

>とちゅうからなんかすっごいワンパターン、ありがちなストーリーに…

 OKですわっ!
 大丈夫ですわ、そんなことを言われると、わたくしは、……(続けようとして沈黙)。

>あと大変だったのが「学園」の設定。私、日本の学校へ行った事ないので。どうでしたでしょうか?

 あら、そうなんですの?
 わたくしはずっと、公立ですの。

> でも書いていて楽しかったです。なんとか今月中に終わらせてよかったぁ〜〜。

 別に、期間を自分で決める必要はないとおもいますわ。
 わたくしが読んでいる話の中では、かなり長い間続いているのもありますし。
 それでも楽しく読んでますもの。

>いままで読んでくださって本当にありがとうございましたぁ〜!!
>
 いいえ、こちらこそ、面白い話をありがとうございました!
 それでは、失礼をば……




トップに戻る
6140だいじょうぶですよぉ〜理奈 E-mail 1/25-14:08
記事番号6134へのコメント


> こんばんは、庵 瑠嬌でございます。

こんばんはぁ〜〜、理奈です〜〜

> こんな面白い小説を読ませて下さって、ありがとうございました――!

あぁ、うれしぃいいですうぅ!!!ありがとうございますぅ!!


> ふっふっふっふっふ。
> わたくしは最初から放棄しています。
> 絶対にこの三人を同じ場面には置きませんわ。
> フィリアさんなんて、書いたこと、一度もありませんもの。

たしかに三人を同じ場面に置くとすっごいたいへんそう・・・

> いいですわよ。面白かったですもの。
> 読んでいる間、わたくしは真剣きわまりなく、ディスプレイを覗き込んでいましたわ(ああ……目が悪くなる……)。

そー言ってもらえるとすっごくうれしぃです!!

> OKですわっ!
> 大丈夫ですわ、そんなことを言われると、わたくしは、……(続けようとして沈黙)。

ありがとうございます!!でも瑠嬌さんのもめちゃくちゃオッケーですよ!!

> あら、そうなんですの?
> わたくしはずっと、公立ですの。

ええ、私実は、カリフォルニアにいるので。日本の学校とこっちの学校とは、
全然ちがうもので。いちおー、漫画とかアニメとかを参考にしてるんだけど。

> 別に、期間を自分で決める必要はないとおもいますわ。
> わたくしが読んでいる話の中では、かなり長い間続いているのもありますし。
> それでも楽しく読んでますもの。

そうですね。こんどそうしますぅ。

> いいえ、こちらこそ、面白い話をありがとうございました!
> それでは、失礼をば……

ほんとうに、ほんとうにありがとうございますぅ〜〜!!

トップに戻る
6146Re:緑の海 あとがき水城守 1/26-01:17
記事番号6051へのコメント

理奈さんへ

いやー、ほんとに面白かったですね。かなりつぼにはまってしまいました。

> ううーーん、なんかあんましなっとく行かないなぁ。まぁ、いちおーおわりましたぁ!!
>投稿第二作目。なぜ私は、こんな命知らずな事を。
>こんなへたっぴな小説読んでくれた方ありがとうございましたぁ!!

命知らずなんて、とんでもない!!
長い話し、あたしはちょっと書くの苦手で・・・・。いつも書いていて次の話が浮かんできて
そっちの方が書きたくなっちゃうんです(笑)
だから、すごいなーって思います。お疲れさまでした。

>あと大変だったのが「学園」の設定。私、日本の学校へ行った事ないので。どうでしたでしょうか?

そうなんですか?いいなー、水城はばりばり日本って感じの学校でしたよ。
かなり、田舎の小、中学校生活(笑)

> でも書いていて楽しかったです。なんとか今月中に終わらせてよかったぁ〜〜。
>いままで読んでくださって本当にありがとうございましたぁ〜!!

いえいえ、こちらこそ楽しい時間をどうもありがとうございますぅ。
次回作が楽しみです♪

                                   水城守


トップに戻る
6159Re:緑の海 あとがき理奈 E-mail 1/27-05:32
記事番号6146へのコメント

こんにちはぁ〜〜、感想ありがとうございまぁーす!!

>いやー、ほんとに面白かったですね。かなりつぼにはまってしまいました。

ほんとですか??うれしいぃいいです!!

>命知らずなんて、とんでもない!!
>長い話し、あたしはちょっと書くの苦手で・・・・。いつも書いていて次の話が浮かんできて
>そっちの方が書きたくなっちゃうんです(笑)
>だから、すごいなーって思います。お疲れさまでした。

私もまえそうでしたよ。なんかはじめるとちがう話が浮かんでそっち書き始めるけど、またちがう話がうかびあがって。実は、今、そういう状態。


>そうなんですか?いいなー、水城はばりばり日本って感じの学校でしたよ。
>かなり、田舎の小、中学校生活(笑)

ええ、私いまロスにいるもんで。 って聞こえは、いいけど私も田舎。
>

>いえいえ、こちらこそ楽しい時間をどうもありがとうございますぅ。
>次回作が楽しみです♪

ほんとうに、ほんとうにありがとうございます!!いつになるかわかりませんけど
もしまた投稿したらよろしくおねがいします!!

トップに戻る
6200笑顔の中の答え〜前編〜理奈 E-mail 2/1-14:36
記事番号6049へのコメント

笑顔の中の答え〜前編〜

とおちゃんは、一流商社の社長。かあちゃんは、そのチーフマネージャー。ねえちゃんは、一流フランスレストランのオーナー。私は…。
わからない、なんのためにここにいるのか。これからどう生きたらいいのか。何をすればいいのか。先の事が全然わからない。まるで出口のないメイズにいるみたい。まるで光のない闇の中にいるみたい。
いつからだったんだろう。回りから変わったねって言われるようになったのは。「リナらしくないね」って言われるようになったのは。
二、三年前にくらべると自分でもわかるほど今の私は、すごくかわったと思う。毎日が楽しくて、明日が楽しみで、未来がまちどおしかった日々。明るい人、前向きな人、わがまま、自分勝手、でもにくめない人。みんなにそーいわれてた。でも今は…
毎日、毎日やるせないため息がこぼれる。やりきれない思いで胸がしめつけられる。不安で、どうしようもなく寂しくて、わけがわからなくて泣いた夜もある。私らしくない。自分でもそう思う。
小、中となんの心配もなく暮らしてきた。でも高校に入って二年生になったころ回りからおしつぶされるようなプレッシャーをあたえられた。「リナちゃんもおとうさんや、おかあさんみたいな一流会社につとめられるようにがんばってね」「おねえさんみたいに自分の店かビジネスもてるといいね」「リナちゃんならT大も楽に入れるよ」
それからだった…
学校では、優等生。家では、いい子。
自分らしくない自分が作り出される。
もう本当の自分には、もどれない。
二度ともどれないんだ。そう思ってた。

肩まで切り揃えている闇色の髪。その髪の色と同じく深く、暗い瞳。ととのったきれいな顔立ち。初めて見た時正直言って「かっこいい」なんて思った。
「リナ、彼があなたの新しい家庭教師のゼロス。ゼロス、妹のリナよ」
ねえちゃんにつれられて部屋に入ってきたのは、ニコニコ顔の変なやつだった。
「よろしくおねがいします」
女もイチコロなスマイルで彼は、手をさしのべる。
「よろしくおねがいします」
私は、その手を取り、微笑み返す。
「じゃ、私は、失礼するね」
ねえちゃんが部屋を出て行ったのを、かくにんして私は、手を振り払いベッドに身を投げる。
「ったく、また家庭教師ぃ〜」
「おや、さっきは、まるでちがう態度ですね」
ゼロスは、教科書を机の上において勝手にイスを引っ張り出し、すわる。
「彼は、家族の前だけよ」
私は、ベッドのはじにすわる。
「では、これが本当のあなたですか」
「…ちがうわよ。本当の『私』は、心の奥ふかーくに眠ってんのよ」
「そうですか」
私は、マジマジと彼を見る。
「なんですか?」
彼は、別に不快に思ってないようにたずねる。
「あんた何歳?」
「21ですけど?」
「へぇー、私の五つ上か。で、あんたねえちゃんの何」
彼は、私の問いに顔をしかめる。
「なにって…ただの友達ですが」
「あっそ…」
「そんなことより、はじめましょう」
彼は、教科書を広げ始める。
「いや」
「えっと・・」
ゼロスは、困った顔をする。
「そんなこと言ってると一流大学へは、入れませんよ」
ピクッ…
私の肩が一瞬はねあがる。
しょせんこいつも他のやつらといっしょか…
「でてって…」
「は?」
「聞こえなかったの!?出てって言ったのよ!!」
私は、立ち上がり彼をイスからひっぱりあげる。
「リナさん?」
「気安く呼ばないで!!出てってよ!!」
私は、教科書を彼に押し付けてドアの外へと押し出す。
「二度と来ないでよ!」
バタン!!
私は、思いっきりドアをしめる。
ハァ〜…
これで16人目か…
私は、ベッドに身を投げる。
…誰もわかってくれない…だれも気づいてくれない…こんなの望んでないのに…私は、ただ昔の自分にもどりたいのに…
私は、一生出口の見えない迷路をさまようだけなんだ…


トップに戻る
6201笑顔の中の答え〜後編〜理奈 E-mail 2/1-15:36
記事番号6200へのコメント

笑顔の中の答え〜後編〜

私は、教科書をにらんでいた。
こんなの習ったって将来、なんのやくにたつのよ…ったく…
フゥ〜…
私は、えんぴつをほうり投げ背伸びする。
コンコン…
「はい?あいてるよ」
ねえちゃんかな。なんのようだろ。
「失礼します」
え…?
「こんばんは、リナさん」
部屋に入ってきた人物を見ておどろいてしまった。
「ぜ…ゼロス…なんで…」
彼は、ニコッと微笑む。
「なんでって毎週木曜日は、家庭教師の日ですよってルナさんに言われませんでしたか?」
彼は、ドアを閉め、かってに私のベッドに腰掛ける。
「さっ、授業をはじめましょう」
「授業ってなによ。教科書ももってないくせに」
そう。彼は、教科書おろか、筆箱も持っていなかった。
「ええ。今日は、あなたが言いたい事を聞きに来ただけですから」
「え?」
何を言ってんのかわからない。
「あなたの悩みを聞きに来たんですよ。生徒の悩みを聞くのも教師の仕事の一つですから」
あたたかい…やさしいほほえみ…
胸の奥からなにかがこみあげてくる…
「な、なんでなやんでるって…」
私の問いに首をかしげる。
「なんでって言われてもわかりませんが。しいて言えばリナさんの紅い瞳、全然輝いていませんでした。未来へむけて歩いている人、夢見る人は、だれでも瞳がかがやいているんですよ」
はじめて気づいてくれた人…
とめどない涙があふれる。
人前で泣いてると言う恥ずかしさなんてどうでもよかった。
ただ…なんて言ったらいいのか…
今まで溜まっていたものが全部なくなったっていうか、心が軽くなったって言うか。ホッとして力がぬける…
「すごく悩んでいた見たいですね」
ゼロスは、やさしく私の手を握る。
「ずっと聞いていてあげますから話したいだけ話してください」
「苦しかった…ずっと苦しかった…」
彼の言葉を待っていたかのように私は、話し始める。
「家族は、みんないい大学出てるから回りは、私もあたりまえのようにいい大学でて、いい会社入るって思ってる。でもちがう。私は、そんなのいやだ。昔みたいに自分がしたい事して楽しく暮らせればそれでいい。人のひいたレールをたどって進むのなんか大嫌いだった。でも親の顔のドロなんてぬりたくない、ねえちゃんに恥をかかせたくない。そう思うと回りの期待にこたえようと、どんどん違う自分になっていって・・最初、自分でもこれでよかったんだってなっとくしてた。でも昔の写真を見ると、昔の友達からの手紙を見ると、昔の日記を読むと…こんなの私じゃない、ほんとうの私じゃない。そう思ってきて、でもいまさらみんなを裏切れない。するとだんだん、なにしていいのかわからなくって…いったい自分は、なにをしてるのかって思ってきて…くるしくて…くるしくて…」
私は、一気にまくしたてた。瞳からあふれる涙をぬぐわずに話しつづける。
ゼロスは、なにも言わず、ただジッと私の話を聞いていた。
「受験シーズンに近づくと回りからは、もっとプレッシャーあたえられるし、来る家庭教師は、『一流大学』ってうるさいし。それが嫌で、嫌で、みんなおいだしてた。こんなことだれに話していいかわからないし、どうせ話したってわかってくれないだろうなんて思ってた。全部自分の中にためこんで…もー、なにがなんだかわからなくなってきて…ねぇ…ゼロス…私、どうしたらいい…?」
まっすぐ見つめられる。すいこまれそうな瞳の中、あたたかい光を見たような気がする。
「リナさん。未来は、自分がきずきあげるもの。運命は、自分で決めるもの。自分がしたいようにすればいいんです。遊びたかったら思いっきり遊んでください。寝たければ、思いっきり寝て、食べたかったら、思いっきり食べて。あなたが一番したいことをすればいいのですよ。リナさんが今一番したいことってなんですか?」
「…昔の自分にもどりたい…」
彼は、ニッコリと微笑む。まるで光につつまれるようにあたたかい…
「では、ぼくもおてつだいしましょう、本当のリナさんにもどれるように。それに、ぼくも知りたいです、本当のリナさんは、どんな人か」
「何をしたらもどれる…?」
「思いっきり笑ってください」
笑う…ずっと笑ってなかったからどうすればいいのか…でも私は、精一杯笑顔を作る。ゼロスに負けないくらいの笑顔を。
彼は、私の頬に手をかける。
「そのほうがかわいいですよ」
彼の瞳が近づいてくる。そして自然に二つの唇が重なり合う…

とりもどした本当の自分…
やっと見つけた…
出口を…答えを…
あなたのおかげ…
あなたの笑顔をおかげ…
その笑顔の中で私は、答えを見つけた…

__________

さぁ〜って。約一時間で書き上げたストーリー。どうでしたか。
なぜこんなのを書いたかと言うと、家庭教師と生徒の危ない関係
が書きたかったから、なぁ〜んて思ってたらシリアスになってしまった・・
もっと、こう、家庭教師のゼロスに生徒のリナちゃんが大人の
ラブアタックにたえられなくなりあららな関係になると言うラブコメディーに
しようなんて思ってたのだが・・・だから2人の歳の差を5と設定したんだけど、あんまし関係なかったな。
でもちょうどこれをかいてるころ、友達がリナちゃんみたいな状態だったんで
元気付けようなんて思って書いてました。いやぁ〜、私も前、2人のように
悩んでたから書きやすかったって言えば書きやすかった・・・
あとゼロス・・・「魔族だったら完全大ダメージで死にかけよん」な
セリフはいてくれた・・・
でも、ほんとに、もしあなたがリナちゃんと同じ状態でこれを読んでくれて
すこしでも元気になってくれればすごくうれしぃです。こんなので元気に
なれるかわからないけど。
読んでくださった方、ありがとうございます。