◆-狂喜乱舞-庵 瑠嬌(11/3-17:46)No.5518
 ┣Re:狂喜乱舞-三里桜架(11/3-23:53)No.5527
 ┃┗ああっ、顔がゆるんでますわっ!-庵 瑠嬌(11/7-21:31)No.5562
 ┣Re:狂喜乱舞-T−HOPE(11/4-08:24)No.5531
 ┃┗お礼を申し上げますわ-庵 瑠嬌(11/7-21:36)No.5563
 ┣Re:狂喜乱舞-ひなた(11/4-18:17)No.5537
 ┃┗有り難うございました-庵 瑠嬌(11/7-21:40)No.5564
 ┃ ┗はくっっ(血)誤解です〜〜っっ!!-ひなた(11/7-22:29)No.5567
 ┃  ┗まあっ、そうだったんですのねっ-庵 瑠嬌(11/8-18:09)No.5577
 ┣どうしましょう、題名が思い浮かびませんでしたわ-庵 瑠嬌(11/8-18:06)No.5576
 ┃┣ゼロス君ってば・・・(^^;)-T−HOPE(11/8-21:57)No.5580
 ┃┃┗ほほほほほほっ-庵 瑠嬌(11/15-19:27)No.5644
 ┃┗続きっ♪続きっ♪-三里桜架(11/11-02:26)No.5604
 ┃ ┗これらはあなたのために、ですわ。-庵 瑠嬌(11/15-19:43)No.5645
 ┣Re:狂喜乱舞-庵 瑠嬌(11/28-21:48)No.5711
 ┗道具の絶望-庵 瑠嬌(11/28-21:51)No.5712
  ┣グラウシェラー登場・・・泣きましたよ、私は(^^;-T−HOPE(11/29-22:38)No.5714
  ┗Re:道具の絶望-ひのえ(11/30-13:08)No.5717


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5518狂喜乱舞庵 瑠嬌 11/3-17:46


                  狂喜乱舞

「……ゼロス」
 あきれ声になっている声で、獣王は部下の名を呼んだ。
「はい?」
 その声すらどこか浮かれていて。
「そんなに、素直に感情出す性格だったかしらね……。
 嬉しいの?あの、リナ=インバースに会えると言うだけで」
「そりゃそうですよ」
 予想外に素直に答えるゼロス。
「もう二度と会えないかとあきらめかけていましたから」
「……わたしもそのつもりだったわ……」
 ため息一つついて、彼女は言った。
「それじゃ、明日からリナ=インバースの側に張り付くように」 
「はい♪」
 舞い上がった声で、ゼロスは答えたのであった。

 『貴方に会える……それだけで、僕は嬉しいですよ――』
 
 獣神官ゼロス――、後世の魔族は言う。
 『人間の娘に惚れ込みまくったもの――』と。



♯♯♯♯♯♯♯
 
 ああっ、わけの分からないものを書いてしまいましたわっ!
 簡単に言えば、ゼロスがリナさんに会えることになって(何かの計画でしょう)、
それを喜んでいるゼロスにぜラス様があきれている、という――
 続きも何もございません。
 一発書きですから。
 短すぎるのもそれゆえですの。
 それでも感想いただければ、それこそ狂喜乱舞いたしますわ。
 読んで下さった方に感謝を込めて―― 
                                   庵 瑠嬌でした――

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5527Re:狂喜乱舞三里桜架 E-mail URL11/3-23:53
記事番号5518へのコメント
はじめまして♪三里と申します。
変な感想ですが・・・・・・。


>「そんなに、素直に感情出す性格だったかしらね……。
そんなに性格ひねて創ったのは、お母様♪


>「そりゃそうですよ」
> 予想外に素直に答えるゼロス。
ゼロス、本当に素直で可愛い♪

 
> 獣神官ゼロス――、後世の魔族は言う。
> 『人間の娘に惚れ込みまくったもの――』と。
ぶくくくく・・・。ゼロス、そんな風に言われても、なんだかぴったりとしっくりしますね♪
・・・・・・でも、『後世』だから滅んじゃったのですか?


> ああっ、わけの分からないものを書いてしまいましたわっ!
でも楽しいですぅ。


> 続きも何もございません。
そんな事言わず、続きを希望します!


> 一発書きですから。
> 短すぎるのもそれゆえですの。
じゃぁ、後ろ指指されたゼロが、どんな反応するかなんてのを一発・・・・・・(^_^;)短くてもいいですから。(←あつかましい奴(ーー;))

> それでも感想いただければ、それこそ狂喜乱舞いたしますわ。
> 読んで下さった方に感謝を込めて―― 
こちらこそ、こんな楽しいお話をありがとうです♪

とっても面白かったです。
これからも頑張って下さい、応援しています。

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5562ああっ、顔がゆるんでますわっ!庵 瑠嬌 11/7-21:31
記事番号5527へのコメント
三里桜架さんは No.5527「Re:狂喜乱舞」で書きました。
>はじめまして♪三里と申します。
>変な感想ですが・・・・・・。
 大丈夫ですわ。わたくしが他の方にしている感想は、もっと変ですもの。
 それに、感想いただくと、わたくし非常に嬉しいんですの。
 
>
>>「そんなに、素直に感情出す性格だったかしらね……。
>そんなに性格ひねて創ったのは、お母様♪
 そのとおり♪
 また、わたくしの話の場合、そのお母様の性格もひねておられますわ。

>
>>「そりゃそうですよ」
>> 予想外に素直に答えるゼロス。
>ゼロス、本当に素直で可愛い♪
 ここら辺に、浮かれまくっているゼロスの精神状態が反映されているんですの。

>
> 
>> 獣神官ゼロス――、後世の魔族は言う。
>> 『人間の娘に惚れ込みまくったもの――』と。
>ぶくくくく・・・。ゼロス、そんな風に言われても、なんだかぴったりとしっくりしますね♪
>・・・・・・でも、『後世』だから滅んじゃったのですか?
 いや、なんとなくですわ(笑)。
 人間が後で言うわけありませんし――……。

>
>
>> ああっ、わけの分からないものを書いてしまいましたわっ!
>でも楽しいですぅ。
 これ見た瞬間、わたくし壊れたかもしれませんわ。
 激しく嬉しいんですの。こう言うこと言われますと。

>
>> 続きも何もございません。
>そんな事言わず、続きを希望します!
 えっ……、続き――ですか……?

>> 一発書きですから。
>> 短すぎるのもそれゆえですの。
>じゃぁ、後ろ指指されたゼロが、どんな反応するかなんてのを一発・・・・・・(^_^;)短くてもいいですから。(←あつかましい奴(ーー;))
 あっ、それは面白いかもしれませんわ(でもたぶんかけません)。

>> それでも感想いただければ、それこそ狂喜乱舞いたしますわ。
>> 読んで下さった方に感謝を込めて―― 
>こちらこそ、こんな楽しいお話をありがとうです♪
 いえいえいえいえいえいえ(大赤面)。

>とっても面白かったです。
>これからも頑張って下さい、応援しています。
 有り難うございました―っ!

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5531Re:狂喜乱舞T−HOPE E-mail URL11/4-08:24
記事番号5518へのコメント
 こんにちは、T-HOPEです。
 何か・・・にやけちゃいました、このお話(笑)

>「はい?」
> その声すらどこか浮かれていて。
>「そんなに、素直に感情出す性格だったかしらね……。
> 嬉しいの?あの、リナ=インバースに会えると言うだけで」
>「そりゃそうですよ」

 ゼロス君が、めちゃくちゃ自分に正直ですしー。
 いーのか魔族・・・という感じですよね(笑)

>「……わたしもそのつもりだったわ……」
> ため息一つついて、彼女は言った。

 まぁ・・・その方が、部下が変にならずにすんだのではないかと・・・ふと私も思ったりなんかして(笑)

>「はい♪」
> 舞い上がった声で、ゼロスは答えたのであった。
>
> 『貴方に会える……それだけで、僕は嬉しいですよ――』

 ちなみに・・・お仕事、ですよ・・・ね?
 ・・・趣味じゃなく・・・(^^;)
 としたら、ゼロス君、美味しい仕事ですねぇ・・・(笑)
 
> 獣神官ゼロス――、後世の魔族は言う。
> 『人間の娘に惚れ込みまくったもの――』と。

 あはははは・・・この、惚れ込みまくったで、つい、実際に笑ってしまいました。
 ・・・あ、周囲の視線が痛い・・・(^^;)

> ああっ、わけの分からないものを書いてしまいましたわっ!
> 簡単に言えば、ゼロスがリナさんに会えることになって(何かの計画でしょう)、
>それを喜んでいるゼロスにぜラス様があきれている、という――

 何か、映像浮かんできそーでした。
 ・・・いーですね。何かほのぼの〜してて(笑)
 ゼロス君、嬉々としてお仕事に向かったんですねー・・・きっと(^^)
 
 面白かったです・・・。これ続きがないのが、残念(でも、これの続きって・・・普通、無理・・・かな?(^^;)
 楽しいお話でした(^^)

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5563お礼を申し上げますわ庵 瑠嬌 11/7-21:36
記事番号5531へのコメント
T−HOPEさんは No.5531「Re:狂喜乱舞」で書きました。
> こんにちは、T-HOPEです。
> 何か・・・にやけちゃいました、このお話(笑)
 ををっ、わたくしも、T−HOPEさんをにやけさせるくらいには、文章力ついてきたんですのねっ


>>「はい?」
>> その声すらどこか浮かれていて。
>>「そんなに、素直に感情出す性格だったかしらね……。
>> 嬉しいの?あの、リナ=インバースに会えると言うだけで」
>>「そりゃそうですよ」
>
> ゼロス君が、めちゃくちゃ自分に正直ですしー。
> いーのか魔族・・・という感じですよね(笑)
 ここの辺りは、嬉しすぎて、普段の性格すら、どこかに消え去ったという……。


>>「……わたしもそのつもりだったわ……」
>> ため息一つついて、彼女は言った。
>
> まぁ・・・その方が、部下が変にならずにすんだのではないかと・・・ふと私も思ったりなんかして(笑)
 だからぜラス様はため息をついておられるんですわ。
 やむおえなかったんですのよ、きっと。

>>「はい♪」
>> 舞い上がった声で、ゼロスは答えたのであった。
>>
>> 『貴方に会える……それだけで、僕は嬉しいですよ――』
>
> ちなみに・・・お仕事、ですよ・・・ね?
> ・・・趣味じゃなく・・・(^^;)
> としたら、ゼロス君、美味しい仕事ですねぇ・・・(笑)
 そう!美味しいお仕事なんですの!
 魔族もときには得ですわよねえ……

 
>> 獣神官ゼロス――、後世の魔族は言う。
>> 『人間の娘に惚れ込みまくったもの――』と。
>
> あはははは・・・この、惚れ込みまくったで、つい、実際に笑ってしまいました。
> ・・・あ、周囲の視線が痛い・・・(^^;)
 ふふふふふふ。これを読んでいるわたくし、いま思いっきりにやけておりますわ。



>> ああっ、わけの分からないものを書いてしまいましたわっ!
>> 簡単に言えば、ゼロスがリナさんに会えることになって(何かの計画でしょう)、
>>それを喜んでいるゼロスにぜラス様があきれている、という――
>
> 何か、映像浮かんできそーでした。
> ・・・いーですね。何かほのぼの〜してて(笑)
> ゼロス君、嬉々としてお仕事に向かったんですねー・・・きっと(^^)
 で、それを見送りつつ、またぜラス様はあきれておられるんです。

> 
> 面白かったです・・・。これ続きがないのが、残念(でも、これの続きって・・・普通、無理・・・かな?(^^;)
> 楽しいお話でした(^^)
 もしも、いつか思いつけば……、書くかもしれませんけれど……。


 有り難うございました。お礼を申し上げますわ。

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5537Re:狂喜乱舞ひなた E-mail 11/4-18:17
記事番号5518へのコメント

はーい♪こんにちわひなたでーっすっっ☆
なんか、ゼロスかわいい・・・(笑)良い感じです〜っっ♪

こんな感じでもう一回リナのとこ行くんだったら、小説の方にも出てきますかねぇ?・・・頼むよ神坂先生っっ(笑)

なんか短いですが・・・(血)のほほんとしててよかったです〜♪
でわっっ。


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5564有り難うございました庵 瑠嬌 11/7-21:40
記事番号5537へのコメント
ひなたさんは No.5537「Re:狂喜乱舞」で書きました。
>
>はーい♪こんにちわひなたでーっすっっ☆
>なんか、ゼロスかわいい・・・(笑)良い感じです〜っっ♪
 この話では、ゼロスは『可愛く素直』をモットーと致しましたわ。
 
>
>こんな感じでもう一回リナのとこ行くんだったら、小説の方にも出てきますかねぇ?・・・頼むよ神坂先生っっ(笑)
 けっこう真剣に願っておりますわたくし。
 わたくしはゼロスがほんっとうに、リナさんの次に好きですの。

>なんか短いですが・・・(血)のほほんとしててよかったです〜♪
>でわっっ。
 あっ、いや短いのは……、どうしても書きたかったんですのこの場面……!
 もしも時間があれば、前後も書いたんでしょうけれど―……っ!


 ありがとうございました。
 ひなたさんも、お話たくさん書いてください。読みますから。

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5567はくっっ(血)誤解です〜〜っっ!!ひなた E-mail 11/7-22:29
記事番号5564へのコメント

こんにちわ〜っ♪ひなたです☆
・・・なんかもしかしてどうでも良いことなのかもしれませんが・・・(吐)
誤解があったよーなので訂正を・・・

>>なんか短いですが・・・(血)のほほんとしててよかったです〜♪
>>でわっっ。
> あっ、いや短いのは……、どうしても書きたかったんですのこの場面……!
> もしも時間があれば、前後も書いたんでしょうけれど―……っ!

違うんです〜〜っっすいませんあたしの言葉が足りませんでした・・・
んと、あたしは、「自分の感想」が短いといったわけで、庵さんの小説が短いといったわけじゃないんです〜〜っっ
すいません勘違いさせちゃって・・・。


> ありがとうございました。
> ひなたさんも、お話たくさん書いてください。読みますから。

はにゃ〜。がんばります〜☆ありがとぉです♪
でわわっっ♪・・・今度こそ本当にみじかいですが・・・(血)
失礼します〜☆


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5577まあっ、そうだったんですのねっ庵 瑠嬌 11/8-18:09
記事番号5567へのコメント
ひなたさんは No.5567「はくっっ(血)誤解です〜〜っっ!!」で書きました。
>
>こんにちわ〜っ♪ひなたです☆
>・・・なんかもしかしてどうでも良いことなのかもしれませんが・・・(吐)
>誤解があったよーなので訂正を・・・
 誤解……ですか?
 わたくし早とちりしやすいもので……。


>>>なんか短いですが・・・(血)のほほんとしててよかったです〜♪
>>>でわっっ。
>> あっ、いや短いのは……、どうしても書きたかったんですのこの場面……!
>> もしも時間があれば、前後も書いたんでしょうけれど―……っ!
>
>違うんです〜〜っっすいませんあたしの言葉が足りませんでした・・・
>んと、あたしは、「自分の感想」が短いといったわけで、庵さんの小説が短いといったわけじゃないんです〜〜っっ
>すいません勘違いさせちゃって・・・。
 あっ、そうだったんですの。
 別にお気を使わなくてもよろしかったのに。
 わたくしは書いてもらうだけで、短かろうが、長かろうが光栄ですし……。
 わたくし自身、あの話は短すぎると、罪悪感みたいなものがあったものですから。

>> ひなたさんも、お話たくさん書いてください。読みますから。
>
>はにゃ〜。がんばります〜☆ありがとぉです♪
>でわわっっ♪・・・今度こそ本当にみじかいですが・・・(血)
>失礼します〜☆

 はい、わざわざ有り難うございました。
 

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5576どうしましょう、題名が思い浮かびませんでしたわ庵 瑠嬌 11/8-18:06
記事番号5518へのコメント


 我ながら……そのまんまのタイトルですわね。
 どうしましょう、題名が思い浮かびませんでしたわ
 続きはないのかといわれ、思わず書いてしまいましたの。
『狂喜乱舞』の続きですわ。
 ……ああ。続きはないといいましたのに。
 なんて、なんて意志薄弱な人間なんでしょうわたくしは。
 その上、こんっなしょうもない駄作の題名すら、思い浮かばないとは―――!
  
 





「リっナさん♪」
 楽しそうな声とともに、リナの視界に、闇が走った。 
「―――ゼロス!?」
 目の前に現れるなり、上機嫌で自分を抱きしめた黒の神官に、彼女はうろたえきった表情で、ゼロスを見上げた。
「……なんの用?」
 声に警戒がにじみ出ている。
 ――――ああ、そうだった。
 彼は思い出した。
『二度と会わないことを、祈りますよ―――』
 自分が口にした言葉。
 次にあいまみえるときは、敵同士だろうと……。
「ああ。そうじゃないんですよリナさん。僕は、リナさんを殺すために来たんじゃありません」
「――――じゃあ……。なんで?」
 顔をのぞき込むゼロスに、彼女は怪訝そうな顔をした。
「確かに、あんたならあたしが警戒する間もなく、あたしを殺すことも簡単だろうけど……。
 じゃあ、いったいなにしに来たのよあんたは?」
 彼はリナに向かってにっこり微笑んだ。
「リナさん……、僕と『不死の契約』しません?」
「―――――」
 数秒の沈黙。
 ………そして。
「ふざけたことぬかすんじゃないっ!」
 どがばごげしっ!
 痛そうな音。
「や……、やっぱり駄目ですか……」
 問答無用で張り倒されたゼロスは、笑顔を苦笑に変えて言う。
「ふっ……、まだあたしの性格をちゃんと把握していないようね。
 天地がひっくり返っても、このあたしが『不死の契約』なんて結ぶわけないでしょっ!」
 偉そうであった。
「いやあ、わかってはいるんですけど……。
 なんとしてでも、リナさんには僕と契約を結んで、ギガ・スレイブを唱えてもらわねばならないんですよー」
「なおさらごめんよっ!」
「ならば、承諾していただくまで、ついていきます」 
 その言葉に、リナは疑うような眼差しで、ゼロスを見上げた。 
「……あたし、一生、うなずかないわよ」
 試すような口調に、ゼロスは平然と答える。
「うなずかせてみせるのが、僕のお仕事です」
「あり得ないことだわ」 
「それでもかまいません」
 その瞬間、一切の表情がリナの顔から抜け落ちた。
「――本気?」
「もちろん」
 ゼロスは笑顔である。
「一生リナさんの側にいるのも、なかなか楽しいでしょうし」
「……魔族って暇ね」
 辛辣に言って、リナは口元に笑みを浮かべた。
「ま、いいわ。あたしも、便利なマジックアイテムが手に入って助かるし」
「………マジックアイテムって、――僕ですか?」
「あんた以外の何だって言うのよ」
「―――――……」
(……相変わらず変わってませんねえ……)
 思いつつ、ゼロスは苦笑する。
 だが、変わってないのは――中身だけ。
 外側はえらく変わった。
(十……七?そろそろ十八ですかね……?)
 この年頃の娘は、大きく変化する。
 そのことは、知識として知っていたが。
 ―――こうまで綺麗になるとは……予想外。
 前からどこか目立つ輝きを持つ娘だったが、いまは少女から女性に変わる頃。
 一秒一秒、一瞬ごとに、美しく花開いているような気がする。
(ガウリイさんも、これでは大変ですねえ……)
 華やかに装いを新しくしていく彼女に、片時も目が離せないだろう。
 いつどこの誰にさらわれるとも、いつどこへ逃げていってしまうともわからない。
 苦労しているだろう彼女の『保護者』を想像して、ゼロスは笑いがこみ上げるのを感じた。
 なんとか抑えて問う。
「それで……、ガウリイさんは?」
 彼女は肩をすくめた。
「どっか行ってるわ。昔の知り合いに会ったとかで…………」
「それじゃあ……」
 ゼロスは首をかしげてみせた。
「あそこにいるのは誰だと言うんです?」
「は……?」   
 振り向くと、そこには見慣れた人物の姿があった。
「ガウリイ……!?いつの間にいたのっ!?」
 気配もなにも感じなかった、と動揺するリナに、ガウリイは当然のように答える。
「街歩いてたら、いきなりなんとなく、予感みたいなのを覚えてな。
 何かあったのかと思って宿屋に戻ってきたら、おまえがゼロスと話してたんだ」
「……ゼロスが現れたことに気づいたの?わかっちゃいたけど凄まじいカンね」
 感心するリナ。
 ゼロスは笑みを深くしていた。
 実を言うと、先程から、ガウリイはリナの後ろにいたのだ。
 影のように、見事に気配を消し去っていたから彼女は気づいていなかったようだが――……
 ガウリイがリナの側に戻ってきたのは、ゼロスが現れてすぐであった。
(僕を見る眼といったらもう――)
 斬られるかと思うほどに鋭い。 
 ――ベタ惚れですねガウリイさん。
 くすくす内心笑いつつゼロスは、にこやかに会釈した。
「これからは、僕もついていきますから。――よろしくお願いします」
「……………」
 ゼロスには答えず、ガウリイはリナに視線を向けた。
「……いいのか?こいつ、魔族だぞ」
「いいんじゃない?目的ははっきりしてるんだし……。あたしたちが迷惑こうむることはなさそうだしね。あんたはいやなの?」
 実はそのとおりだったりするのだが、まさか正直にそうと言えるわけがない。
「いや、それはかまわない……けど」
 曖昧に口をにごし、はたと思い当たる。
「そういえば、ゼロスの目的とかいう『不死の契約』ってなんだ?」
 すぱーんっ!
 スリッパが閃いた。
「このワカメ頭!いつかそーゆー事件に巻き込まれたでしょーがっ!」
「覚えてるわけないだろーが」
 その言葉に思わず納得するリナ。
「まあ……、それもそうなんだけど……。
 とにかく、無駄とは思うけど説明したげるわっ!
『不死の契約』ってのはねっ!」
 
 ―――閑話休題―――

「……というわけよっ!わかった!?」
「とりあえず、ゼロスがリナを不老不死にして、ギガ・スレイブを唱えさせようとしてるのはわかった」
「どういう過程を持って不老不死にするかは、いまいち理解してないような気がするけど……。
 まあいいわ。――それより気になるのは――」
 彼女はゼロスを見やった。
「ゼロス、あんたの考えよ。
 また、なんかあやしげなこと、企んでないでしょうね?
 あたしの意志に関係なく契約させる方法とか……」
「いや、いろいろ考えてますけど……。今のところ、実行可能なのは、ありませんよ。
 ……リナさんが、もっと一般的な方だったなら、方法はいっくらでも見つかるんですけどねえ……」
「なにがいっくらでもよ。そう簡単にハメられてたまるもんですか」
 ゼロスは腕をくんだ。
「うーん……。そんなイヤなものですか?死なずにすむんですよ?
 傭兵をやるのに、死なないって、けっこうプラスだと思うですけど――」
「プラスならなんでもいいってわけもないでしょうが。だいたい死なないだなんて退屈よ。
 少々のスリリングさがなきゃ、人生なんてつまらないわ」
 リナらしいセリフである。
 ゼロスは苦笑した。
「これは本格的に長期戦になりそうですね。……ですが―――あきらめませんよ」
「せいぜい頑張ってれば?」
 リナは自信たっぷりに言うと、くるりと背を向け、食堂に向かった。
「まっ、とりあえず……昼御飯ねっ!」
「おうっ!」
 去っていく二人を見やりながら、ゼロスは額を抑えた。
「本当に……。リナさんはまったく変わらない」 
 思った以上に大変そうだ。
「丸め込みにくい上に、優秀なボディ―ガードまでついてるし―――」
 ふっ……。
 かるくため息をつくと、ゼロスは笑みを作り直した。
「その方が、僕としては楽しいですから……かまいませんけどね――」
 楽しげな笑みで、彼はものを思う。

 ―――あなたに、ずっと……、ずっと前から会いたかったんですよ
    あなたの輝きを、この目に映したかったんです。
    それが叶った今、僕に怖いものなんて、ありませんよ……リナさん―――

 人に恋した魔族の願い。
 魔族に恋われた人のさだめ。
 すべては、混沌の主のみぞ知る―――……



ΨΨΨΨΨΨΨΨΨΨ

 はい、終わりでございます。
 これでよろしいでしょうか、続きをうながしてくださいました三里様?
 今回わたくしが書くことに致しましたのは、
『ゼロスの仕事の中身』と『綺麗になったリナさんを見て驚いているゼロス』ですの。
 書き終わってみたら、ゼロスの仕事の中身は、書いても書かなくても、似たようなものでしたけれど……。
 うーん……。少々、いやかなり……、『内容はないよー』……的なものだったかもしれませんわね今回。 
 どんどん趣味に走っているような気がしますわ――……。
 まあ、それはともかく。
 どうぞ、感想でも苦情でもありましたら、レスつけてやってくださいませ。
 コメントを見たときのわたくしって、四文字熟語の『狂喜乱舞』で表せますの(いや、踊ってはいませんけれど)。
 ですから、いつもコメントのお返しは、舞い上がった状態でしておりますわ。
 最初のお返しは地に足が着いておらず、二つ目は段々落ちついて、三つ目からようやくまともになっていく(その時点ではまだ浮いていますけれど(苦笑))、という―――………。
 ………………。
 はっ!気づいたらわたくしったら、後半ひたすら感想をねだっていますわっ!自分はなかなか書けませんのにっ!
 長々と失礼しました、それでは―――……。

                                ――庵 瑠嬌でした――



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5580ゼロス君ってば・・・(^^;)T−HOPE E-mail URL11/8-21:57
記事番号5576へのコメント
 こんばんは、T-HOPEです。
 続き・・・ですね。読めて嬉しいです〜(^^)

> 我ながら……そのまんまのタイトルですわね。
> どうしましょう、題名が思い浮かびませんでしたわ
> 続きはないのかといわれ、思わず書いてしまいましたの。
> 『狂喜乱舞』の続きですわ。
> ……ああ。続きはないといいましたのに。
> なんて、なんて意志薄弱な人間なんでしょうわたくしは。
> その上、こんっなしょうもない駄作の題名すら、思い浮かばないとは―――!
  
 結構、タイトルつけるのって悩みますよねぇ・・・。
 ・・・って、思いっきしテキトーにつけてる私が言っても、信憑性ゼロかも・・・(^^;) 

>「リっナさん♪」
> 楽しそうな声とともに、リナの視界に、闇が走った。 

 声からして・・・弾みまくってますね(笑)

> 彼はリナに向かってにっこり微笑んだ。
>「リナさん……、僕と『不死の契約』しません?」

 をを・・・これがお仕事だったんですかっ。

>「―――――」
> 数秒の沈黙。
> ………そして。
>「ふざけたことぬかすんじゃないっ!」
> どがばごげしっ!
> 痛そうな音。
>「や……、やっぱり駄目ですか……」
> 問答無用で張り倒されたゼロスは、笑顔を苦笑に変えて言う。
>「ふっ……、まだあたしの性格をちゃんと把握していないようね。
> 天地がひっくり返っても、このあたしが『不死の契約』なんて結ぶわけないでしょっ!」
> 偉そうであった。

 さすがというか、相変わらずというか・・・な、リナちゃんですね(笑)
 ゼロス君ならずとも、苦笑してしまいそうです。
 ・・・まぁ、それがリナちゃんのいいところ! ですけどね(^^)

>「いやあ、わかってはいるんですけど……。
> なんとしてでも、リナさんには僕と契約を結んで、ギガ・スレイブを唱えてもらわねばならないんですよー」
>「なおさらごめんよっ!」
>「ならば、承諾していただくまで、ついていきます」 
> その言葉に、リナは疑うような眼差しで、ゼロスを見上げた。 
>「……あたし、一生、うなずかないわよ」
> 試すような口調に、ゼロスは平然と答える。
>「うなずかせてみせるのが、僕のお仕事です」
>「あり得ないことだわ」 
>「それでもかまいません」
> その瞬間、一切の表情がリナの顔から抜け落ちた。
>「――本気?」

 このあたりのリナちゃんの心情って・・・?
 ・・・と深読みしてしまいたくなるのは、やはりゼロリナに染め上げられたものの業の深さ、でせうか(笑)
 だってだってー・・・そーだったらいいなと思ってしまうんですよー(^^;)

>「もちろん」
> ゼロスは笑顔である。
>「一生リナさんの側にいるのも、なかなか楽しいでしょうし」

 となると、ほんっきで美味しい仕事ですね、ゼロス君(笑)
 浮かれまくるのも、まぁ・・・わかる気はしますが・・・(でも、魔族じゃないな(^^;)

>「……魔族って暇ね」
> 辛辣に言って、リナは口元に笑みを浮かべた。
>「ま、いいわ。あたしも、便利なマジックアイテムが手に入って助かるし」

 このあたりやっぱりー・・・と思う私を、どうか誰か止めてやって下さい(笑)

> この年頃の娘は、大きく変化する。
> そのことは、知識として知っていたが。
> ―――こうまで綺麗になるとは……予想外。
> 前からどこか目立つ輝きを持つ娘だったが、いまは少女から女性に変わる頃。
> 一秒一秒、一瞬ごとに、美しく花開いているような気がする。

 でしょうねぇ・・・リナちゃん可愛いですものね(はぁと)
 きっと凛とした美しい女性になるに違いないわっ・・・と、思ってます、私(^^)

>(ガウリイさんも、これでは大変ですねえ……)
> 華やかに装いを新しくしていく彼女に、片時も目が離せないだろう。
> いつどこの誰にさらわれるとも、いつどこへ逃げていってしまうともわからない。
> 苦労しているだろう彼女の『保護者』を想像して、ゼロスは笑いがこみ上げるのを感じた。

 あのー・・・笑ってる場合じゃないと思うんですけど・・・ゼロス君も・・・。
 余裕の表れなのでしょうか。それとも、自分は元からout of 眼中な存在だと思ってるとか・・・。
 うーん・・・・・・。

> 振り向くと、そこには見慣れた人物の姿があった。
>「ガウリイ……!?いつの間にいたのっ!?」
> 気配もなにも感じなかった、と動揺するリナに、ガウリイは当然のように答える。
>「街歩いてたら、いきなりなんとなく、予感みたいなのを覚えてな。
> 何かあったのかと思って宿屋に戻ってきたら、おまえがゼロスと話してたんだ」
>「……ゼロスが現れたことに気づいたの?わかっちゃいたけど凄まじいカンね」

 さすがガウリィ・・・(笑)

> ゼロスは笑みを深くしていた。
> 実を言うと、先程から、ガウリイはリナの後ろにいたのだ。
> 影のように、見事に気配を消し去っていたから彼女は気づいていなかったようだが――……
> ガウリイがリナの側に戻ってきたのは、ゼロスが現れてすぐであった。
>(僕を見る眼といったらもう――)
> 斬られるかと思うほどに鋭い。 
> ――ベタ惚れですねガウリイさん。
> くすくす内心笑いつつゼロスは、にこやかに会釈した。
>「これからは、僕もついていきますから。――よろしくお願いします」

 ガウリィvsゼロス・・・ですか?
 うーん・・・どっちが勝つかな? って、それはリナちゃんの胸先三寸?(笑)
 それにしても、さっすがリナちゃん。もてますね〜(はぁと)

>「ゼロス、あんたの考えよ。
> また、なんかあやしげなこと、企んでないでしょうね?
> あたしの意志に関係なく契約させる方法とか……」
>「いや、いろいろ考えてますけど……。今のところ、実行可能なのは、ありませんよ。
> ……リナさんが、もっと一般的な方だったなら、方法はいっくらでも見つかるんですけどねえ……」
>「なにがいっくらでもよ。そう簡単にハメられてたまるもんですか」

 とか言いつつ・・・何かあったりしそうですよね。ゼロスだけに(笑)
 でも、やっぱし相手がリナちゃんなだけに・・・なかなか・・・かも(^^;)

>「これは本格的に長期戦になりそうですね。……ですが―――あきらめませんよ」

 諦めちゃうようなゼロス君じゃ、つまりませんものね〜(^^)
 ・・・はっ、いけないいけない。思考が染められつつあるよーな気がするっ(−−;)

> ―――あなたに、ずっと……、ずっと前から会いたかったんですよ
>    あなたの輝きを、この目に映したかったんです。
>    それが叶った今、僕に怖いものなんて、ありませんよ……リナさん―――

 うあ・・・だろうと思ってましたけど、すごい・・・惚れ込んじゃってますね(笑)
 ここまで来たら、もう怖いものはないような気が・・・。
 ・・・手に入らなくとも、リナの側にいられるだけで・・・という感じなの、で、しょうか・・・???

> 人に恋した魔族の願い。
> 魔族に恋われた人のさだめ。
> すべては、混沌の主のみぞ知る―――……

 う・・・でも、私、結果知りたいかもしれません(笑)
 すみません、無茶苦茶言ってますね(^^;)
 ゼロリナ至上主義者の(何か、こー書いてて違和感なくなりつつある今日この頃・・・)戯言ですから、お気になさらず・・・(^^;;;

> 今回わたくしが書くことに致しましたのは、
> 『ゼロスの仕事の中身』と『綺麗になったリナさんを見て驚いているゼロス』ですの。
> 書き終わってみたら、ゼロスの仕事の中身は、書いても書かなくても、似たようなものでしたけれど……。
> うーん……。少々、いやかなり……、『内容はないよー』……的なものだったかもしれませんわね今回。 
> どんどん趣味に走っているような気がしますわ――……。

 楽しかったですよー。是非とも、どんどん趣味に走って下さいませ(^^)
 でも、本当にリナちゃん、綺麗になるでしょうし・・・あぁぁ、原作でもゼロス君再登場してくれないでしょうかねぇ・・・。
 その分、このお話で、こーゆー風になったらいーなと、ずいぶん楽しませていただきましたが。
 次のお話も、楽しみにさせていただきますね。
 ・・・ということで、それこそ全然内容のない感想でした・・・すみません。
 では。

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5644ほほほほほほっ庵 瑠嬌 11/15-19:27
記事番号5580へのコメント
T−HOPEさんは No.5580「ゼロス君ってば・・・(^^;)」で書きました。
> こんばんは、T-HOPEです。
 毎回ありがとうございますー。
 こちらは最近、時間の都合もあって、ぜんっぜんかいておりませんのにー……。

> 続き・・・ですね。読めて嬉しいです〜(^^)
 そうですの。
 言われるままに行動するわたくしは、完璧ウケ狙い娘。

> 結構、タイトルつけるのって悩みますよねぇ・・・。
> ・・・って、思いっきしテキトーにつけてる私が言っても、信憑性ゼロかも・・・(^^;) 
 えっ、適当なんですのっ!?
 なにか、詩の一節に出てきそうな、綺麗な題ですのに――……。

>
>>「リっナさん♪」
>> 楽しそうな声とともに、リナの視界に、闇が走った。 
>
> 声からして・・・弾みまくってますね(笑)
 はい、ぜラス様の前にいたときのテンションと、変わっておりませんのよ。
>
>> 彼はリナに向かってにっこり微笑んだ。
>>「リナさん……、僕と『不死の契約』しません?」
>
> をを・・・これがお仕事だったんですかっ。
 『ラッキー』な、お仕事でございます。 


>
> さすがというか、相変わらずというか・・・な、リナちゃんですね(笑)
> ゼロス君ならずとも、苦笑してしまいそうです。
> ・・・まぁ、それがリナちゃんのいいところ! ですけどね(^^)
 強烈な個性、ですわ。



>> その瞬間、一切の表情がリナの顔から抜け落ちた。
>>「――本気?」
>
> このあたりのリナちゃんの心情って・・・?
> ・・・と深読みしてしまいたくなるのは、やはりゼロリナに染め上げられたものの業の深さ、でせうか(笑)
> だってだってー・・・そーだったらいいなと思ってしまうんですよー(^^;)
 当然、わたくしも、『そういうつもり』ですわ。
 このときの、リナさんのゼロスに対する感情って……、わたくしもあまり考えておりませんけれど(死)。
 
>>「一生リナさんの側にいるのも、なかなか楽しいでしょうし」
>
> となると、ほんっきで美味しい仕事ですね、ゼロス君(笑)
> 浮かれまくるのも、まぁ・・・わかる気はしますが・・・(でも、魔族じゃないな(^^;)
 わたくしのゼロスは魔族ではございませんわ。
 リナ崇拝者その一ですの。
 なにものでしょうね、ほほほほほほほ

>>「……魔族って暇ね」
>> 辛辣に言って、リナは口元に笑みを浮かべた。
>>「ま、いいわ。あたしも、便利なマジックアイテムが手に入って助かるし」
>
> このあたりやっぱりー・・・と思う私を、どうか誰か止めてやって下さい(笑)
 『まあ、ずっと一緒に居られるなんて、嬉しいわ』などというリナさんではありませんわよ。
>
> でしょうねぇ・・・リナちゃん可愛いですものね(はぁと)
> きっと凛とした美しい女性になるに違いないわっ・・・と、思ってます、私(^^)
 実はルナさんがうらやましいわたくし。
 あんな妹が欲しいですわ……、もちろん実の妹も、可愛くないわけではございませんけれども。

>> 苦労しているだろう彼女の『保護者』を想像して、ゼロスは笑いがこみ上げるのを感じた。
>
> あのー・・・笑ってる場合じゃないと思うんですけど・・・ゼロス君も・・・。
> 余裕の表れなのでしょうか。それとも、自分は元からout of 眼中な存在だと思ってるとか・・・。
> うーん・・・・・・。
 余裕ですの。
 まあ、これからゼロスはガウリイさん排除に走るのか、それとも……?
 ご想像にお任せしますわ。
 わたくしもよくわかりませんし。


>>「……ゼロスが現れたことに気づいたの?わかっちゃいたけど凄まじいカンね」
>
> さすがガウリィ・・・(笑)
 わたくしの中で、ガウリイさんって謎なんですのよ。
 なにを考えているのか、ただ、リナさんがとーっても、大事だということはわかるんですけれど……
 それしか(苦笑)

>
> ガウリィvsゼロス・・・ですか?
> うーん・・・どっちが勝つかな? って、それはリナちゃんの胸先三寸?(笑)
> それにしても、さっすがリナちゃん。もてますね〜(はぁと)
 ええそうですわ。
 あんな可愛いリナさんに惚れない男は存在しません!
 ……とは申しませんが、ガウリイさんとゼロスは、わたくしの話の中で、役割分担が決定されておりますの。


>>「なにがいっくらでもよ。そう簡単にハメられてたまるもんですか」
>
> とか言いつつ・・・何かあったりしそうですよね。ゼロスだけに(笑)
> でも、やっぱし相手がリナちゃんなだけに・・・なかなか・・・かも(^^;)
 これから、なかなかに口八丁手八丁なところを見せるのでしょうね。

>
>>「これは本格的に長期戦になりそうですね。……ですが―――あきらめませんよ」
>
> 諦めちゃうようなゼロス君じゃ、つまりませんものね〜(^^)
> ・・・はっ、いけないいけない。思考が染められつつあるよーな気がするっ(−−;)
 ほほほほほ。最初に染められたのは、わたくしですのよ実は。


>
>
> うあ・・・だろうと思ってましたけど、すごい・・・惚れ込んじゃってますね(笑)
> ここまで来たら、もう怖いものはないような気が・・・。
> ・・・手に入らなくとも、リナの側にいられるだけで・・・という感じなの、で、しょうか・・・???
 ここでは、ゼロスの思いは語られても、考えは謎のままですの。
 
>
>> 人に恋した魔族の願い。
>> 魔族に恋われた人のさだめ。
>> すべては、混沌の主のみぞ知る―――……
>
> う・・・でも、私、結果知りたいかもしれません(笑)
> すみません、無茶苦茶言ってますね(^^;)
> ゼロリナ至上主義者の(何か、こー書いてて違和感なくなりつつある今日この頃・・・)戯言ですから、お気になさらず・・・(^^;;;
 同じくゼロリナ至上主義者であるわたくしが、突発的に書いたものですから……、ここから続きが出そうな展開は、出来ませんでしたのよ。


>> どんどん趣味に走っているような気がしますわ――……。
>
> 楽しかったですよー。是非とも、どんどん趣味に走って下さいませ(^^)
> でも、本当にリナちゃん、綺麗になるでしょうし・・・あぁぁ、原作でもゼロス君再登場してくれないでしょうかねぇ・・・。
> その分、このお話で、こーゆー風になったらいーなと、ずいぶん楽しませていただきましたが。
> 次のお話も、楽しみにさせていただきますね。
> ・・・ということで、それこそ全然内容のない感想でした・・・すみません。
> では。
 ありがとうございました。長くてとっても楽しく読ませていただきましたわ。
 

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5604続きっ♪続きっ♪三里桜架 E-mail URL11/11-02:26
記事番号5576へのコメント
どうも今日は(?)三里です。
覗いてびっくり!
新しいお話だー!新作だー!
ももももしかして、あの続き?
どきどきわくわく!
以上、これを見つけた時の三里の心情でした(笑)

以下、私の変な感想文ですが、読んでくれたら幸いです♪


> 我ながら……そのまんまのタイトルですわね。
> どうしましょう、題名が思い浮かびませんでしたわ
確かにタイトルって大変ですよね。
過去二回(小説を)書いた事がありますが、どちらとも他の方に題名を付けていただいて、楽をした私です。


> 続きはないのかといわれ、思わず書いてしまいましたの。
> 『狂喜乱舞』の続きですわ。
うっっうれしいぃぃぃよぉぉぉぉ(涙涙涙)


>「リっナさん♪」
あぁぁ。楽しそうなゼロス♪
一体何年ぶりの再会?(笑)


> 『二度と会わないことを、祈りますよ―――』
> 自分が口にした言葉。
> 次にあいまみえるときは、敵同士だろうと……。
そうか、それ以来だったのですね。
なんだかまるで、『ロミオとジュリエット』♪(どこがだぁぁぁぁっっっっ!!!)


> 彼はリナに向かってにっこり微笑んだ。
>「リナさん……、僕と『不死の契約』しません?」
おっ?!うまく行けばまーさーにっ!『リナちゃんと一心同体(はぁと♪)』
美味しいお仕事ねっ♪


>「ふざけたことぬかすんじゃないっ!」
> どがばごげしっ!
> 痛そうな音。
やっぱりこれがないとリナじゃありませんね。


>「ふっ……、まだあたしの性格をちゃんと把握していないようね。
> 天地がひっくり返っても、このあたしが『不死の契約』なんて結ぶわけないでしょっ!」
> 偉そうであった。
確かに偉そうですね。そこがリナらしい所と言ったらリナらしいんですが(苦笑)

 
>「……あたし、一生、うなずかないわよ」
> 試すような口調に、ゼロスは平然と答える。
>「うなずかせてみせるのが、僕のお仕事です」
一生うなずかない方がゼロスにとっては嬉しいのでは?


>「一生リナさんの側にいるのも、なかなか楽しいでしょうし」
本音本音♪


>「ま、いいわ。あたしも、便利なマジックアイテムが手に入って助かるし」
>「………マジックアイテムって、――僕ですか?」
やっぱりゼロスは二代目マジックアイテム(初代ゼルガディス君)


>(十……七?そろそろ十八ですかね……?)
> この年頃の娘は、大きく変化する。
> そのことは、知識として知っていたが。
知識で知るのと本当に見るのとは大違いさっ♪


> ―――こうまで綺麗になるとは……予想外。
嬉しい誤算、というやつですか?


>「どっか行ってるわ。昔の知り合いに会ったとかで…………」
リナをほっぽって、昔の(女?)を取るとはっ!!

   
> 振り向くと、そこには見慣れた人物の姿があった。
>「ガウリイ……!?いつの間にいたのっ!?」
影の薄い奴(ちょっと違うかな?)


>「……ゼロスが現れたことに気づいたの?わかっちゃいたけど凄まじいカンね」
誰のためのカンなのかな?(笑)


>(僕を見る眼といったらもう――)
> 斬られるかと思うほどに鋭い。 
> ――ベタ惚れですねガウリイさん。
> くすくす内心笑いつつゼロスは、にこやかに会釈した。
余裕余裕のゼロス君ですねぇ〜。


>「そういえば、ゼロスの目的とかいう『不死の契約』ってなんだ?」
> すぱーんっ!
> スリッパが閃いた。
やっぱりガウリイ♪


>「いや、いろいろ考えてますけど……。今のところ、実行可能なのは、ありませんよ。
> ……リナさんが、もっと一般的な方だったなら、方法はいっくらでも見つかるんですけどねえ……」
一般的だったら、興味ないくせに。


> ―――あなたに、ずっと……、ずっと前から会いたかったんですよ
>    あなたの輝きを、この目に映したかったんです。
>    それが叶った今、僕に怖いものなんて、ありませんよ……リナさん―――
無敵のゼロス君♪
今はリナの側でリナを見ているだけで嬉しいのでしょうねぇ(だからガウリイがいても余裕なのかな?)


> はい、終わりでございます。
> これでよろしいでしょうか、続きをうながしてくださいました三里様?
あっあっ有り難うございますぅぅぅっっ!!(感謝感激飴あられ)


> うーん……。少々、いやかなり……、『内容はないよー』……的なものだったかもしれませんわね今回。 
> どんどん趣味に走っているような気がしますわ――……。
それがまた、面白いお話になるんです♪


> どうぞ、感想でも苦情でもありましたら、レスつけてやってくださいませ。
苦情は言いません、もう感激の感想ばかり!!


とっても楽しいお話でした!
「なんだか思いっきりお願いして本当に良かった♪」の気分です。
どうもありがとうございました!

最後になりましたが、これからも頑張って下さい。
陰ながら応援しています♪

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5645これらはあなたのために、ですわ。庵 瑠嬌 11/15-19:43
記事番号5604へのコメント
三里桜架さんは No.5604「続きっ♪続きっ♪」で書きました。
>どうも今日は(?)三里です。
>覗いてびっくり!
>新しいお話だー!新作だー!
>ももももしかして、あの続き?
>どきどきわくわく!
>以上、これを見つけた時の三里の心情でした(笑)
 まあっ、こんなことを書いてくださっているんですの!?
 わたくし風情のために、ただつけあがるだけですのにっ!
 感激ですわ、感激ですわっ!
 以上、この感想の序文を見たときの、庵の心情でした。

>
>以下、私の変な感想文ですが、読んでくれたら幸いです♪
 よみますわよみますわっ♪

>
>
>> 我ながら……そのまんまのタイトルですわね。
>> どうしましょう、題名が思い浮かびませんでしたわ
>確かにタイトルって大変ですよね。
>過去二回(小説を)書いた事がありますが、どちらとも他の方に題名を付けていただいて、楽をした私です。
 わたくしは……、人に見せるわけには生きませんわ。優等生ぶりっこやっていますから……

>
>> 続きはないのかといわれ、思わず書いてしまいましたの。
>> 『狂喜乱舞』の続きですわ。
>うっっうれしいぃぃぃよぉぉぉぉ(涙涙涙)
 そういっていただけるとは………ッ!(感涙)


>
>>「リっナさん♪」
>あぁぁ。楽しそうなゼロス♪
>一体何年ぶりの再会?(笑)
 テンション高いんですのよーっ!ゼロス。ひさしぶりで浮かれておりますから。

>
>> 『二度と会わないことを、祈りますよ―――』
>> 自分が口にした言葉。
>> 次にあいまみえるときは、敵同士だろうと……。
>そうか、それ以来だったのですね。
>なんだかまるで、『ロミオとジュリエット』♪(どこがだぁぁぁぁっっっっ!!!)
 新解釈ですわね!

>
>
>> 彼はリナに向かってにっこり微笑んだ。
>>「リナさん……、僕と『不死の契約』しません?」
>おっ?!うまく行けばまーさーにっ!『リナちゃんと一心同体(はぁと♪)』
>美味しいお仕事ねっ♪
 はぁいっ、ですから、これからゼロスはもうアタックいたしますわよ!

>
>
>>「ふざけたことぬかすんじゃないっ!」
>> どがばごげしっ!
>> 痛そうな音。
>やっぱりこれがないとリナじゃありませんね。
 戦う女(笑)ですから。

>
>>「ふっ……、まだあたしの性格をちゃんと把握していないようね。
>> 天地がひっくり返っても、このあたしが『不死の契約』なんて結ぶわけないでしょっ!」
>> 偉そうであった。
>確かに偉そうですね。そこがリナらしい所と言ったらリナらしいんですが(苦笑)
 これでこそリナさんですわ!



>
> 
>>「……あたし、一生、うなずかないわよ」
>> 試すような口調に、ゼロスは平然と答える。
>>「うなずかせてみせるのが、僕のお仕事です」
>一生うなずかない方がゼロスにとっては嬉しいのでは?
 ……それもそうですわね。
 その方がわたくしも楽しい♪

>
>
>>「一生リナさんの側にいるのも、なかなか楽しいでしょうし」
>本音本音♪
 かなり本音かもしれませんわねぇ――。



>>「ま、いいわ。あたしも、便利なマジックアイテムが手に入って助かるし」
>>「………マジックアイテムって、――僕ですか?」
>やっぱりゼロスは二代目マジックアイテム(初代ゼルガディス君)
 このころはゼルガディスさんもいらっしゃいませんし。
 ちょうどいい代用品――にならないよう、がんばってくださいませゼロス殿。

>
>
>>(十……七?そろそろ十八ですかね……?)
>> この年頃の娘は、大きく変化する。
>> そのことは、知識として知っていたが。
>知識で知るのと本当に見るのとは大違いさっ♪
 特にリナさんは、わたくしの中で、当然至極の展開ですのよっ。

>
>> ―――こうまで綺麗になるとは……予想外。
>嬉しい誤算、というやつですか?
 ガウリイさんはこのおかげで、非常に苦労なさってますけど。

>
>>「どっか行ってるわ。昔の知り合いに会ったとかで…………」
>リナをほっぽって、昔の(女?)を取るとはっ!!
 ……さあ……、なるべくガウリイさん出したくなかったので
 書くのが苦手ですの(というか書いたことがない)


>   
>> 振り向くと、そこには見慣れた人物の姿があった。
>>「ガウリイ……!?いつの間にいたのっ!?」
>影の薄い奴(ちょっと違うかな?)
 気配がなかったんですのよ。
 なにがためかは謎ですが(笑)

>>「……ゼロスが現れたことに気づいたの?わかっちゃいたけど凄まじいカンね」
>誰のためのカンなのかな?(笑)
 そりゃあ、当然……ほほほほほっ

>
>
>>(僕を見る眼といったらもう――)
>> 斬られるかと思うほどに鋭い。 
>> ――ベタ惚れですねガウリイさん。
>> くすくす内心笑いつつゼロスは、にこやかに会釈した。
>余裕余裕のゼロス君ですねぇ〜。
 そう、余裕ですわ、ガウリイさん、まったくリナさんの対象じゃありませんしー。

>
>
>>「そういえば、ゼロスの目的とかいう『不死の契約』ってなんだ?」
>> すぱーんっ!
>> スリッパが閃いた。
>やっぱりガウリイ♪
 クラゲさんですわ。

>
>>「いや、いろいろ考えてますけど……。今のところ、実行可能なのは、ありませんよ。
>> ……リナさんが、もっと一般的な方だったなら、方法はいっくらでも見つかるんですけどねえ……」
>一般的だったら、興味ないくせに。
 真理ですわね。


>
>> ―――あなたに、ずっと……、ずっと前から会いたかったんですよ
>>    あなたの輝きを、この目に映したかったんです。
>>    それが叶った今、僕に怖いものなんて、ありませんよ……リナさん―――
>無敵のゼロス君♪
>今はリナの側でリナを見ているだけで嬉しいのでしょうねぇ(だからガウリイがいても余裕なのかな?)
 本来なら、側にいることもできませんから―――。

>
>
>> はい、終わりでございます。
>> これでよろしいでしょうか、続きをうながしてくださいました三里様?
>あっあっ有り難うございますぅぅぅっっ!!(感謝感激飴あられ)
 いいえっいいえっ!
 三里様の感想見たとき、わたくし頭が天を駆け抜けましたのよ!(意味不明)

>
>
>> うーん……。少々、いやかなり……、『内容はないよー』……的なものだったかもしれませんわね今回。 
>> どんどん趣味に走っているような気がしますわ――……。
>それがまた、面白いお話になるんです♪
 面白い――ですか?
 それは嬉しいことですわね。

>
>
>> どうぞ、感想でも苦情でもありましたら、レスつけてやってくださいませ。
>苦情は言いません、もう感激の感想ばかり!!
 本当に、わたくし、嬉しいですわ、こんなにたくさん書いてくださって――(涙涙……)

>
>とっても楽しいお話でした!
>「なんだか思いっきりお願いして本当に良かった♪」の気分です。
>どうもありがとうございました!
 こちらこそ!
 ありがとうございますっ!


>最後になりましたが、これからも頑張って下さい。
>陰ながら応援しています♪
 ああっ、もう三里様の所在地がわかりましたら、そこに足向けて眠れませんわねわたくし!

 本当にありがとうございました、本当に嬉しいですわ!

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5711Re:狂喜乱舞庵 瑠嬌 11/28-21:48
記事番号5518へのコメント

 終わらせた……つもりだったんですのよ……本当に。
 これ以上、こんな駄作をいじってどうなる……と、思っていたんですの……。
 けれど……、けれど……。想像力とは……、妄想とは……。………………。
 えー、これを書いておりますとき、わたくし何者かに憑かれておりました。 
 よって、これに関するすべての責任は負いかね――……というわけにもいきません……わよね……。
 こんなに後悔するなら載せなきゃいいんですけれども……。
 無駄に自己顕示欲が強いものですから……。
 ……狂喜乱舞、その続き、その更に続きの話でございます……。
 どんなに冷ややかな目になってもかまいませんから――。
 ご覧になってくださいませ………



 ささやきの伝承 ――末路を識るもの――



  ――知っているかい?
   ……知っているかい?
  ――なにを?
   ……なにを?
  ――あの石さ……白い墓
   ……美しい墓!
  ――はるかむかしから
   ……むかし……!
  ――ずっと……
   ……ずっと!
  ――ここにある。
   ……ある!


  ――……知ってるかい?
   ……――知っているかい?
  ――なにを?
   ……なにを?
  ――あの墓は、少女の墓さ
   ……少女の墓さ……!
  ――少女?
   ……少女……?
  ――誰だい?
   ……誰だい?
  ――そこに眠っている少女は、誰だい?
   ……誰だい?
  ――輝きを持つ娘さ……
   ……そう輝き!暁の……!
  ――輝き。
   ……輝き!
  ――どんな?
   ……どんな?
  ――魔族をも魅了する輝きさ
   ……魔族をも!
  ――誰もあらがえない
   ……あらがえやしない……!
  ――激しく美しい……輝き
   ……彼女だけが持ちうる輝き!
 

  ――……魅入られた魔族とは?
   ……――魅入られたのは?
  ――闇のしもべ……夜の具現者!
   ……夜の髪、闇の瞳!
  ――彼はどうした?
   ……どうした?
  ――手に入れようとしたのさ。
   ……したのさ……なんと愚かな!
  ――少女の美しさは
   ……美しさは……
  ――誰のものでもない……!
   ……誰のものにもならない!
  ――それで?
   ……それで?
  ――どうなった……
   ……どうなった?
  ――手にいれたさ!
   ……手に入れた!
  ――彼には力があった
   ……力はあった……
  ――手には入ったのは体だけ
   ……器だけ。
  ――心は逃げていったさ
   ……去っていったさ
  ――彼を残して!
   ……一人残して!
  ――器だけ抱きしめて
   ……そう器だけ……
  ――魔族は壊れてしまった……
   ……壊れた……心は壊れた……!
  ――哀れだね
   ……哀しいね
  ――虚しいね
   ……虚ろだね……
 
 
  ――……おまえたちも気を付けて
   ……――気を付けて。
  ――人は恐ろしい。
   ……人は恐ろしいもの……!
  ――時に強い光で我らを引きつける。
   ……輝きが我らを捕らえる!
  ――気付かぬうちに
   ……気付くまえに
  ――魅入られぬように……!
   ……魅入られたらもう……おしまいだから
  ――惹かれる心は
   ……心は――
  ――止められるものではないから……
   ……止められるものではないのだから……!
 
 

             ――――κκκκκ――――
 

      人を想った魔族……得られぬ光に絶望し、昏き心のままに滅びへむかわん。
      汝らゆめゆめ油断はせぬように。
      ときに人とは稀なる輝きを魂に宿す。
      魅入られぬよう、惹かれぬよう。
      心を奪われぬよう……。

      哀れな魔族のように、ならぬよう――……。



∽∽∽∽∽∽∽∽∽

 ………えーっと………。
 なん――と、申しましょうか。
 試験無事終了の喜びにまかせて、キーボードに手を走らせておりましたら……。
 こんなものが……。
 ………………。……ほ、ほほ、ほほほほほっ……。
 わたくしはなにが書きたかったのでしょう……。
 ……いえ、なにか、完結編がない……と、いう感じが……してしまいまして。
 こうやって、だらだら書いていて、よろしいのでしょうか……(よくない……ですわね……(汗))
 登場人物が何人なのか、最後のセリフ(……なんでしょうか……?)は誰のものなのか。
 まず、根本的にこの対話しているのは何者なのか、魔族なのか人なのかそれとも別のなにかなのか……。
 すべては……L様のみがご存じということで(便利に使ってますわねー……ああ……よくない傾向……)。
 ご想像にお任せしますわ……。
 突発的に書いたんですのよーっ!衝動のままに、勝手な妄想のおもむくままに!
 そんな状態で書いたのですから……、こうなってしまうのも――お許しくださいませ。
 それでは失礼をば――……。
 

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5712道具の絶望庵 瑠嬌 11/28-21:51
記事番号5518へのコメント

 ああっ、少々わたくし今狂っておりますのっ!
 ああ……ああ……降魔の道標……降魔の道標……。今日妹が買ってきましたの……っ!
 今、読み終わったばかり!
 ああんっ、素敵すぎますわグラウシェラーさまっ!
 部下を『道具』呼ばわり!
 それでこそ魔族ですわ、さすが五人の腹心ですわっ!
 ……けれど、わたくし思いますに、ガーヴさんの方が、優しさというものがあったんですのね……。
 ああ、ガーヴなんて、部下の名前、『ラーシャート』『ラルターク』……。よく考えてあるじゃないですかっ!
 今回のものを読んで、わたくし、ガーヴさんに好感抱きましたの。
 部下であるヴァルガーヴさんに、あそこまで入れ込ませるほどの待遇をしたんですのよねガーヴさん……。 
『同族の負の感情も結構乙なもの』などとおっしゃるグラウシェラー様とは大違いですわ……!
 けれど……ああけれど!
『たかが道具の名前にこだわる必要がどこにある』!
 こういうタイプの方が好きですわわたくし(爆)。
 けれど、この説で行くと、ゼラス様もゼロスさんに冷たいのでしょうか?
 それで、ゼロスさんはあんなにひねくれてしまったとか……。そうだったなら、少しお気の毒。
 同情いたしますけれど。
 いえ、ですけど、ゼロスさんって『TRY』の最終回エンディングで、なかなか人間ちっくに、ゼラス様にご報告なさってましたわよねえ……。
 まあ、どっちでもかまいませんが。
 それよりなにより、わたくし、初登場で、即!グラウシェラー様に惚れましたわっ!
 今のわたくしの好きなキャラは、一位リナさん二位グラウシェラー様ですのっ!
 ああっ、冷たすぎる冷ややかすぎる……!

 と、いうわけで、狂った状態で書きました『道具の絶望』。
 前置き異様に長くてすいませんでした。
 今、同じような状態の方、いらっしゃったら……。興奮が冷めるかもしれませんけれども……。
 まあ、お読みくださいませ。




『道具の絶望』


「あの、畏れながら、グラウシェラー様……」
 シェーラは、常に巨大な闇と冷たい償気をまとう主に向かい、口を切った。
「わたしに名を授けてくださったのは……、グラウシェラー様……ですよね」
「そのどおりだ」
「あの、この名の由来を……お聞かせ願えませんか」
「なにゆえだ?」
 シェーラは沈黙した。
(言えない……)
 まさか、人間ごときの言葉が気になって気になってしょうがなくて、訊きにきたとは……言えるものではない。   
「まあいい」
 ふっと息を吐いて、覇王は口のはしに笑みを浮かべた。
 ひどく、残酷で……酷薄な……。
「面倒だったからだ」
「……面倒……?」
 シェーラは、首をかしげた。
「面倒……と……は……」
 不安げに、瞳がゆらめく。
「たかが道具に付ける名にこだわる必要はあるまい?」
「…………あの」
 意味がよくわからず、シェーラは戸惑った。
 ……もしかして、わかりたくなかったのかもしれないが。
「それは、どういう……」
「獣王の部下の名を知っているか?」
「獣神官……ゼロス……」
「ゼラスも我と同意見のようだな」
 くっ……。
 覇王の喉が鳴った。
「おまえは我の部下……つまり、おまえは、ルビーアイ様の復活のため、強いては、この世界を闇に帰すための道具として存在している」
「……それ……はっ……」
 シェーラのかすれた声に、冷ややかな笑みを浮かべながら、覇王は言った。
「その道具に付ける名に、こだわる必要はあるまい?」
「それ……ではっ……!」
 悲痛に歪む顔で、シェーラは叫んだ。
「わたしは……、わたしは道具なのですか!?グラウシェラー様のために使われる、道具と!?」
「そのとおりだ。名など、気にする必要はあるまい?固体の判別のため、便宜上に使うものなのだから」 
 ぎりっ……。
 彼女は奥歯を噛みしめると、瞬時にして、表情を平静に変えた。
 顔に浮かぶ絶望を瞳に移し、能面のような無表情を顔に張り付け、乾いた声でつぶやく。
「大声を出した無礼、申し訳ございませんでした……。それでは……失礼、します……」
「次回、ガイリア・シティに行くぞ。細かい計画はあとで話す」
「御意に……」
 ろうそくのように血の気を失った様子で、覇王将軍は姿を消した。
 あとには、残酷な愉悦を浮かべる覇王のみ……。

「同族の負の感情も、悪くないな……」

 傷つき、去っていった部下に対する、彼の感想であった……。


〆〆〆〆〆〆〆

 少し落ちつきましたわ。
 衝動のままに書き散らしたものでございます。 
 ……いつも、こんな調子で書いているんですけれども……。
 今日は特に狂っていたものですから……。
 一種の錯乱状態ですわね。
 しかも、パクリもいいとこですし……
 グラウシェラー様のあのセリフを、そのまま使っただけの話って……。
 どうしても、どうしても、文章化したかったものですから……。
 誰でも書けるような代物で、無礼を致します。
 それでは、このへんで、わたくしはしっぽを巻いて退散いたしましょう……。

                              ――庵 瑠嬌でした――

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5714グラウシェラー登場・・・泣きましたよ、私は(^^;T−HOPE E-mail URL11/29-22:38
記事番号5712へのコメント
 こんばんは、T-HOPEです。
 読ませていただきました〜・・・んで、ツリー落ちる前に感想書いてしまわねばっ(笑)

> ああっ、少々わたくし今狂っておりますのっ!
> ああ……ああ……降魔の道標……降魔の道標……。今日妹が買ってきましたの……っ!
> 今、読み終わったばかり!

 私、金曜日に買ってきて、即読んで・・・頭抱えましたよ。
 魔族像がぁぁー。違うー・・・ついでに、グラウシェラー登場しちゃって、私が書いたのじゃ口調に無理がありあり(笑)
 ・・・現代学園物とっとと終わらせとくか、いっそ出さなきゃ良かったかと・・・(^^;;;

> ああんっ、素敵すぎますわグラウシェラーさまっ!
> 部下を『道具』呼ばわり!
> それでこそ魔族ですわ、さすが五人の腹心ですわっ!

 まぁ、確かに魔族ですし・・・。

> ……けれど、わたくし思いますに、ガーヴさんの方が、優しさというものがあったんですのね……。
> ああ、ガーヴなんて、部下の名前、『ラーシャート』『ラルターク』……。よく考えてあるじゃないですかっ!
> 今回のものを読んで、わたくし、ガーヴさんに好感抱きましたの。
> 部下であるヴァルガーヴさんに、あそこまで入れ込ませるほどの待遇をしたんですのよねガーヴさん……。 

 何か、あんまし、名前とかまともに考えるタイプじゃなさそうですけどねぇ・・・うーん(笑)
 ヴァルは・・・ほら、人間混ざってからの部下だし(^^)

> 『同族の負の感情も結構乙なもの』などとおっしゃるグラウシェラー様とは大違いですわ……!
> けれど……ああけれど!
> 『たかが道具の名前にこだわる必要がどこにある』!
> こういうタイプの方が好きですわわたくし(爆)。
> けれど、この説で行くと、ゼラス様もゼロスさんに冷たいのでしょうか?
> それで、ゼロスさんはあんなにひねくれてしまったとか……。そうだったなら、少しお気の毒。
> 同情いたしますけれど。
> いえ、ですけど、ゼロスさんって『TRY』の最終回エンディングで、なかなか人間ちっくに、ゼラス様にご報告なさってましたわよねえ……。
> まあ、どっちでもかまいませんが。
> それよりなにより、わたくし、初登場で、即!グラウシェラー様に惚れましたわっ!
> 今のわたくしの好きなキャラは、一位リナさん二位グラウシェラー様ですのっ!
> ああっ、冷たすぎる冷ややかすぎる……!

 部下=道具は・・・ま、あんまし衝撃覚えなかったんです、私は。
 でも・・・わざわざ言うか? と。
 言わないで、適当に使った方が効率よさそうじゃないですか。それとも、そんな風に考える必要もないということなのかなぁ・・・と、そちらの方が、結構、くるものを感じましたね。
 魔族の主従関係って・・・うーん。
 ゼロスは、もう、その辺全部判って、納得して(というか、魔族というモノの存在意義をわきまえて)動いてるような・・・ドリーム入ってますけどね(^^;)
 シェーラちゃんはまだまだ可愛いのね、と(リナに翻弄されてるあたりから・・・だし(笑)
 その意味で、可哀想でしたねぇ。
 ・・・意味ない感想、書き連ねてますね。すみません〜〜〜。

> シェーラは沈黙した。
>(言えない……)
> まさか、人間ごときの言葉が気になって気になってしょうがなくて、訊きにきたとは……言えるものではない。   

 シェーラは、やっぱしなんかこの辺、可愛いですね(^^)

>「獣王の部下の名を知っているか?」
>「獣神官……ゼロス……」
>「ゼラスも我と同意見のようだな」
> くっ……。
> 覇王の喉が鳴った。
>「おまえは我の部下……つまり、おまえは、ルビーアイ様の復活のため、強いては、この世界を闇に帰すための道具として存在している」
>「……それ……はっ……」
> シェーラのかすれた声に、冷ややかな笑みを浮かべながら、覇王は言った。
>「その道具に付ける名に、こだわる必要はあるまい?」
>「それ……ではっ……!」
> 悲痛に歪む顔で、シェーラは叫んだ。
>「わたしは……、わたしは道具なのですか!?グラウシェラー様のために使われる、道具と!?」
>「そのとおりだ。名など、気にする必要はあるまい?固体の判別のため、便宜上に使うものなのだから」 

 あぁぁ・・・シェーラちゃん、お気の毒様(何処のスタンス立って読んでるんでしょう、私(^^;)
 ・・・今、ふと疑問に思ったこと。
 ゼラス様はいーんですよ。ゼロス一人だし。
 グラウシェラーさん、シェーラの他にあと三人も部下いるんですよねぇ?
 シェーラとグラウ(グロウ?)はいいとして、ノートス(後書きより)って・・・どっから出てきたんでしょう?
 ・・・名前、考えてるぢゃん・・・(笑)

> ぎりっ……。
> 彼女は奥歯を噛みしめると、瞬時にして、表情を平静に変えた。
> 顔に浮かぶ絶望を瞳に移し、能面のような無表情を顔に張り付け、乾いた声でつぶやく。
>「大声を出した無礼、申し訳ございませんでした……。それでは……失礼、します……」
>「次回、ガイリア・シティに行くぞ。細かい計画はあとで話す」
>「御意に……」
> ろうそくのように血の気を失った様子で、覇王将軍は姿を消した。
> あとには、残酷な愉悦を浮かべる覇王のみ……。
>
>「同族の負の感情も、悪くないな……」
>
> 傷つき、去っていった部下に対する、彼の感想であった……。

 それでシェーラちゃん、、再登場の時には、あ〜んなになっちゃってたんですねぇ・・・しみじみ。
 きっとこんな感じだったんだろうなぁ〜と、楽しませていただきました。
 何といっても、「凍える魂持ちたる覇王」様・・・ですからね(笑)
 結局のところ、彼ら五人の腹心も、部下S(ってかくと何か間抜けに響くな(^^;)の道具なわけですし。
 ・・・その辺りの感情って、どーなってるんでしょうねぇ・・・。
 ガーヴは特殊なケースだし・・・計りがたいです。やっぱり魔族って奥が深いですよね(^^)

> 少し落ちつきましたわ。
> 衝動のままに書き散らしたものでございます。 
> ……いつも、こんな調子で書いているんですけれども……。
> 今日は特に狂っていたものですから……。
> 一種の錯乱状態ですわね。
> しかも、パクリもいいとこですし……
> グラウシェラー様のあのセリフを、そのまま使っただけの話って……。
> どうしても、どうしても、文章化したかったものですから……。
> 誰でも書けるような代物で、無礼を致します。
> それでは、このへんで、わたくしはしっぽを巻いて退散いたしましょう……。

 そんなことおっしゃらないで下さいませ。・・・それあてはめると、私、文章書けなくなります(^^;;;
 
 それと・・・狂喜乱舞の続き(?)・・・しくしくしく。
 ゼロス君、結局リナちゃんを落とせなかったんですね〜〜〜(って、話が違うっっっ(−−;)
 ・・・悲恋で終わってしまって・・・まぁ、ゼロリナはそーゆーもんかとも思いますが・・・壊れるくらいリナちゃんを思ってたゼロス君が・・・(;;)
 ・・・しくしくしく・・・暫く一人で泣いてますんで、無視してやって下さいませ・・・・・・。

 それでは、全然意味のない感想でした。さよーなら(・・・と、逃げる(^^;)

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5717Re:道具の絶望ひのえ E-mail 11/30-13:08
記事番号5712へのコメント
初めまして。ひのえといいます。
小説、読ませていただいてます。

> ああんっ、素敵すぎますわグラウシェラーさまっ!
> 部下を『道具』呼ばわり!
> それでこそ魔族ですわ、さすが五人の腹心ですわっ!
魔族らしい、という意味では、私もいいと思いますね。
でも、ガーヴ様のファンなんです、私(^^;)
> ……けれど、わたくし思いますに、ガーヴさんの方が、優しさというものがあったんですのね……。
> ああ、ガーヴなんて、部下の名前、『ラーシャート』『ラルターク』……。よく考えてあるじゃないですかっ!
> 今回のものを読んで、わたくし、ガーヴさんに好感抱きましたの。
> 部下であるヴァルガーヴさんに、あそこまで入れ込ませるほどの待遇をしたんですのよねガーヴさん……。 
> 『同族の負の感情も結構乙なもの』などとおっしゃるグラウシェラー様とは大違いですわ……!
> けれど……ああけれど!
> 『たかが道具の名前にこだわる必要がどこにある』!
> こういうタイプの方が好きですわわたくし(爆)。
悪役としてはこのタイプは好きです。
ゼロスみたいに、どっちなのかよく分からないようなのよりかは。
(ゼロスが好きでしたら、ごめんなさいっ)
でも、シェーラが純情なタイプだったんで、こういう上司というのは、意外だったです・・・。
> けれど、この説で行くと、ゼラス様もゼロスさんに冷たいのでしょうか?
そうなんですか?
私は、覇王と違ってゼラスさんはゼロスを大事に思ってるから、「自分の名前の半分を与えた」んだと思いますが。
ヴァルガーヴに名前を与えたガーヴ様みたいに。
だから、そのことに対して、「理解できない」と言ったのだと私は思ったんですが。
うーん・・・・。
ゼラスさんが覇王と同じ意見だ、という考え方もあるんですねぇ・・・。


>『道具の絶望』
>
・・・の感想。
いやぁ、シーンにするとかっこいいですねぇ。
あの覇王のセリフを読んだときには「ひどい」と思いましたが・・・。
こうやって読むと、クールでかっこいい(^_^)
まぁ、一番はガーヴ様ですけど。
あぁ、でもイラスト化されればよかったのになぁ・・・。


では、この辺で失礼します。
これからも小説を書くのをがんばってくださいね。
応援してます☆