◆-よくある話ですが書きました-海野もくず(8/23-01:04)No.4145
 ┣Re:よくある話ですが書きました-三里桜架(8/23-01:19)No.4147
 ┃┗ありがとうございますっ-海野もくず(8/23-22:35)No.4160
 ┣読みましたあ-明美(8/23-19:27)No.4158
 ┃┗ありがとうございますっ-海野もくず(8/23-22:46)No.4165
 ┗Re:よくある話ですが書きました-M(8/24-21:31)No.4181
  ┗ありがとうございますっ-海野もくず(8/24-23:51)No.4185
   ┗Re:ありがとうございますっ-M(8/29-01:58)No.4233


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4145よくある話ですが書きました海野もくず 8/23-01:04

今回、ガウリナを書いてみました。
なんだか結構あちこちにごろごろしているようなストーリーになってしまい、
もう少しセンスがあればなぁ・・・・・としみじみ思いました。
ま、なにはともあれ、喉元過ぎれば熱さ忘れるっ(ちょっと違うけど)
ごらんくださいませっ

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

そこに闇があった。
いや・・・・・混沌、もしくは、まったくの無が。
(我が力を行使する者よ・・・・・)
あたしはその闇に飲み込まれ・・・・・
突如としてよみがえる過去。
重破斬の暴走、そして・・・・・あたしの体はのっとられた。
混沌の海。全ての存在の母。
金色の魔王に。
(我はお前が欲しい。お前は自分がどんな存在か理解しているのか?)
・・・・・やめて・・・・・
あたしはその闇から抜け出そうとし・・・・・
そしてますます深く深く落ちていく。
(お前は永遠に孤独だ・・・・・我が力を持つ限り)
あたしの脳裏に広がる映像。
そこに見たものは・・・・・どこまでも果てしなく続く荒野。そして・・・・・
・・・・・ガウリィっ
青い服を紅に染めて倒れているあたしの自称保護者。
あたしの大切な・・・・・
「いやああああああああああっ」

「いやああああああああああっ」
自分のあげた叫び声に、あたしは目を覚ました。
全身に汗をかいている。
頬が涙で濡れていた。
「・・・・・あの・・・・夢は・・・・・」
あの夢はあたしが実際に引き起こしたかもしれない事態。
世界を無に返し、そして・・・・・。
血まみれで倒れていたガウリィ。
背筋が凍るような悪寒。嫌悪感。
そのとき、部屋の扉が激しく叩かれた。
「リナっどうした?大丈夫か?」
「・・・・・ガウリィ・・・・・何でもないよ、大丈夫」
平然として言った・・・・・つもりだった。
「リナ・・・・・ここを開けてくれ」
しばらくの沈黙ののち、ガウリィは静かに言った。
あたしは黙っていた。
「・・・・・リナ」
優しくあたしの名前を呼ぶ。
「・・・・・ガウリィっ」
あたしはドアを開けた。
そこにあるのは優しいいつもの笑顔。青い瞳。
その瞳を見た瞬間、こらえていたものが全て堰を切ったように流れ出し・・・・・
あたしはガウリィの胸に顔をうずめた。
彼は後ろ手に部屋のドアを閉め、あたしを強く抱きしめた。

「夢を見たの・・・・・」
「・・・・・夢?」
「・・・・・すっごく深い闇が・・・・・あたしを飲み込んで・・・・・
あたしは・・・・・重破斬・・・・・他の人・・・・・みんな殺しちゃって・・・・・ガウリィも・・・・・」
自分でも何を言っているのかわからない。
ただガウリィにしがみついて、ガウリィのぬくもりを感じていたかった。
「・・・・・俺は難しいことはよくわからないけど」
あたしの頭の上から声が降ってくる。
「けど、一つだけ言えることがある」
ガウリィはそっとあたしを離して、あたしの瞳を覗き込んだ。
「俺はずっと、お前のそばにいるから。
これから先、どんなことがあっても、俺はずっとお前を護るから。
保護者として・・・・・一人の男として」
青い・・・・・海より深い色をした瞳。
その瞳が少しずつ近づいて・・・・・あたしは目を閉じた。
唇が重なる。
初めてじゃない。この感覚。
前にも・・・・・どこかで・・・・・?
それを思い出す前に唇が離れた。
・・・・・・・あ?
「・・・・・ガウリィ、あなた・・・・・酔ってるわねっ?」
「・・・・・え?」
「絶対そーよっ今一瞬お酒の香りがしたわよっ
どーりでいつもよりまともなこと言ってると思ったら。
しかもっあたしの唇まで奪って・・・・・」
そこまで言ってあたしは、ガウリィの瞳がいつになく真剣なのに気がついた。
「・・・・・酔ってない、俺は。そりゃ、一杯だけ飲んだけど・・・・・
でも・・・・・やっぱし、少しは酔ってんのかな・・・・・
本音がさっきから出てきちまうもんな・・・・・」
「・・・・・ガウリィ?」
「・・・・・愛してる・・・・・リナ、お前を愛してる・・・・・」
「・・・・・ガウリィ・・・・・ん」
再び、唇が重なる。求め合うように。
さっきより深く、激しく、熱く・・・・・ガウリィの手があたしを抱いた。
あたしの唇から無意識のうちに細い吐息が漏れる。
初めて知った。
クラゲ頭のガウリィが、実はとても大きくて、その内に熱い情熱を秘めていることを。

窓から差し込んだ蒼い月の光が、部屋に一つの影を映していた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ってなわけです。
やっぱり一家に一つは必ずあるような話ですねぇ。
とにかく甘い話にしたかったんです。
でも・・・・・これ書いて思ったんですけど、やっぱし私はゼロリナが一番好きですね。読むのも書くのも。
もちろんこの通り書いていますのでガウリナも好きですけど。
これを読んでくださったみなさま。
苦情も質問も全て受け付けますので、気が向いた方はコメントよろしくお願いしますっ。海野でした。


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4147Re:よくある話ですが書きました三里桜架 E-mail 8/23-01:19
記事番号4145へのコメント
どうもです。三里と申します。
ちょっと違うツリーに寄って帰ってみたら、海野様のこの作品がUPされてて、早速拝見させてもらいました!

いやー、ガウリナラブラブですねー!

>「俺はずっと、お前のそばにいるから。
>これから先、どんなことがあっても、俺はずっとお前を護るから。
>保護者として・・・・・一人の男として」
ここの台詞、最後の『・・・一人の男として』って所、好きです!

>唇が重なる。
>初めてじゃない。この感覚。
>前にも・・・・・どこかで・・・・・?
ここの所を読んで、『ガウリイ、リナの寝込みいつも襲っていたのか?』などと不届きなことを一瞬考えてしまいました。
そうじゃなくって、TVのラストの事ですよね?

いつも作品、楽しく読ませていただいてます。
これからも頑張って下さい!

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4160ありがとうございますっ海野もくず 8/23-22:35
記事番号4147へのコメント
読んでくださってありがとうございました。
もともとスレイヤーズというのはあまりカップリングを意識した小説ではない、と私としては感じていたので、誰かと誰か、というものを書くのはまだ私には慣れてなくて難しいです。
これから先も、思いついたことを文章にしてはUPすると思いますので、どうぞ読んでやってくださいましっ
それではまた。

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4158読みましたあ明美 E-mail 8/23-19:27
記事番号4145へのコメント
海野もくずさん、読みに来ました。明美です。

>今回、ガウリナを書いてみました。
>なんだか結構あちこちにごろごろしているようなストーリーになってしまい、
>もう少しセンスがあればなぁ・・・・・としみじみ思いました。
ガウリナも(ゼロリナもですけど)結構いろいろな人が書いてますから、同じようなストーリーになるのはしょうがないと思いますが。私、似たようなものにならないように考えてますけど、やっぱりありきたりなものになります。
その人その人の文章で書きたい事を書けばいいんじゃないでしょうか?(ごめんなさいえらそうなこと書いて)

>「けど、一つだけ言えることがある」
>ガウリィはそっとあたしを離して、あたしの瞳を覗き込んだ。
>「俺はずっと、お前のそばにいるから。
>これから先、どんなことがあっても、俺はずっとお前を護るから。
>保護者として・・・・・一人の男として」
おおっすごい、ちゃんと言った。

>「・・・・・ガウリィ、あなた・・・・・酔ってるわねっ?」
>「・・・・・え?」
>「絶対そーよっ今一瞬お酒の香りがしたわよっ
>どーりでいつもよりまともなこと言ってると思ったら。
>しかもっあたしの唇まで奪って・・・・・」
ええっ酔ってるのー、ひどひ。

>そこまで言ってあたしは、ガウリィの瞳がいつになく真剣なのに気がついた。
>「・・・・・酔ってない、俺は。そりゃ、一杯だけ飲んだけど・・・・・
>でも・・・・・やっぱし、少しは酔ってんのかな・・・・・
>本音がさっきから出てきちまうもんな・・・・・」
あ、本音なのね。良かった。

>でも・・・・・これ書いて思ったんですけど、やっぱし私はゼロリナが一番好きですね。読むのも書くのも。
>もちろんこの通り書いていますのでガウリナも好きですけど。
えっと、私、ガウリナが一番好きで次に好きなのはゼロリナです。(ごめん)

>これを読んでくださったみなさま。
>苦情も質問も全て受け付けますので、気が向いた方はコメントよろしくお願いしますっ。海野でした。
はい、コメント書きました。えらそうな事書いてごめん。


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4165ありがとうございますっ海野もくず 8/23-22:46
記事番号4158へのコメント
読んでくださってありがとうございました。
明美さんのコメントには、おおいに納得させられるところがありました。
一応、私はゼロリナとガウリナを今までにUPしましたが、やっぱりどっちもどっかにあったようなストーリーになってしまい、もう少しセンスというものがあれば、と考えてました。
けど、言い訳のようですが、私はまだ書き始めたばかりだし、時々わけのわからんことを考え付くという特徴を持っている私なので、これから先、もしかしたら突然面白いネタを思い付くかもしれない。それまでは地道にやっていこう。
と、開き直りました(笑)
これから先も、思いついたことを文章にしてはUPすると思いますので、どうぞ読んでやってくださいませっ
それではまた。

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4181Re:よくある話ですが書きましたE-mail URL8/24-21:31
記事番号4145へのコメント
海野もくずさんは No.4145「よくある話ですが書きました」で書きました。

はじめまして。某所で「猫」とか(←ぽいんと)やっています。
Mともうします(ぺこり)

>今回、ガウリナを書いてみました。
おおっ!あなたいい人ぉ〜♪

>なんだか結構あちこちにごろごろしているようなストーリーになってしまい、
>もう少しセンスがあればなぁ・・・・・としみじみ思いました。
そうかなあ?
基本的に同じ様な映像があるとしても。その人の中にある「世界」は、「その人」だけの「世界」だと思います。
違うかな?

>ま、なにはともあれ、喉元過ぎれば熱さ忘れるっ(ちょっと違うけど)
>ごらんくださいませっ
ぐさぐさぐさぐさぐさっ!!
クリティカルヒット!!!!!
Mは3万5千のダメージをうけた!
・・・・・・・・かくん。
Mは倒れた。
どうしますか?
コマンド(なぢょ)


>(我はお前が欲しい。お前は自分がどんな存在か理解しているのか?)
僕の中では、L様は何も求めないとは思うんですよね。
でも、何かに興味を持つ事はある。
そう思っていたんですが。こういう事もあるんですよね(^^)

>〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
>
>ってなわけです。
>やっぱり一家に一つは必ずあるような話ですねぇ。
>とにかく甘い話にしたかったんです。
素材は同じでも、出来上がりは違うと思います。
あなたの書いた世界。僕は結構好きですよ☆

>でも・・・・・これ書いて思ったんですけど、やっぱし私はゼロリナが一番好きですね。
>読むのも書くのも。
ががーんっ!!
いや、別にゼロリナを否定するわけじゃないんですが・・・
ええと・・・(汗)

>もちろんこの通り書いていますのでガウリナも好きですけど。
やっぱり、あなたいい人だ・・・(ほろり)

>これを読んでくださったみなさま。
>苦情も質問も全て受け付けますので、気が向いた方はコメントよろしくお願いしますっ。海野でした。
別に苦情はないです。
ただ、山ほど忙しいにも関わらずコメントしたくなったなあ・・・。
なんて、一部の人にはぶっとばされそうな事を言いたくなっただけです。
はい。
ではでは。

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4185ありがとうございますっ海野もくず 8/24-23:51
記事番号4181へのコメント
読んでくださってありがとうございました。
なぜにクリティカルヒットなのでしょう・・・・・?
喉元過ぎれば熱さ忘れる、というのに何か問題でも・・・・・?
よくあることなのですが、私の何の気無しに言った言葉にダメージを受けたり、驚かれたりする人って、友人にも多いのです。
私はただ思ったことを言ってるだけなんですけどねえ。
ま、私は変わり者だからしかたないですね(笑)
うーん、Mさんのおっしゃったとおり、確かにL様は何も望まないかもしれませんね。でも、私はまだスレイヤーズ歴は一年ちょっとなんですけど、最初に小説の第一部を読んだ時に、L様は在りし日に帰るのを望みつづける存在、その力をたかが人間のリナに貸した、つまりそれはリナに助けを求めたのでは?
と、考えたんですね。それを突如として思い出したので、ちょっと入れてみたんです。おかしいですか?
こんなちょっと人並みはずれた考えを多方面に持つ私ですが、これから先もいくつか思いついたことを文章にしてはUPしますので、ぜひぜひ読んでやってくださいませ。

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4233Re:ありがとうございますっE-mail URL8/29-01:58
記事番号4185へのコメント
海野もくずさんは No.4185「ありがとうございますっ」で書きました。

こばにゃ!

>読んでくださってありがとうございました。
いえいえぇ〜♪

>なぜにクリティカルヒットなのでしょう・・・・・?
>喉元過ぎれば熱さ忘れる、というのに何か問題でも・・・・・?
違いますぅ〜。
美味しい話を読んだので、壊れましたぁ〜。
不快になられたのなら、ごめんなさい(ぺこり)

>よくあることなのですが、私の何の気無しに言った言葉にダメージを受けたり、驚かれたりする人って、友人にも多いのです。
>私はただ思ったことを言ってるだけなんですけどねえ。
よくある事です☆

>ま、私は変わり者だからしかたないですね(笑)
んー・・・・・でも、僕の持論は
「変わってない人なぞ存在しない」ですからねえ。
いいんじゃないかなあ・・・個性って、一つの才能な気もしないでもないし・・・。

>うーん、Mさんのおっしゃったとおり、確かにL様は何も望まないかもしれませんね。
>でも、私はまだスレイヤーズ歴は一年ちょっとなんですけど、最初に小説の第一部を読んだ時に、
>L様は在りし日に帰るのを望みつづける存在、その力をたかが人間のリナに貸した、
>つまりそれはリナに助けを求めたのでは?
>と、考えたんですね。それを突如として思い出したので、ちょっと入れてみたんです。おかしいですか?
いいえ。人の感性は、その人だけのものです。
貴方がそう感じたのであれば、貴方の中の「L様」は、きっとそうだったのでしょう。
僕の場合は・・・。
幾つもの世界。どれだけの時も、「L様」にとっては。きっと「一時の夢のかけら」にすぎないんだろーなーと思っているので。
暗いな(苦笑)

>こんなちょっと人並みはずれた考えを多方面に持つ私ですが、これから先もいくつか思いついたことを文章にしてはUPしますので、ぜひぜひ読んでやってくださいませ。
りょーかい☆
出来れば・・・ガウリナとか、ハッピーエンドなお話なら。読んでいて嬉しいんだけどなあ・・・(上目遣い)
と、勝手な言いぐさです。
忘れてください。酔っぱらいの戯言です。

それでは。
今日は、珍しくお酒の入ってる日に・・・。(台風がねえ)