-金色の巫女〜鳴動編-M(7/21-00:27)No.3495
 ┗金色の巫女〜鳴動編・0-M(7/21-00:32)No.3496
  ┗金色の巫女〜鳴動編・1-M(7/21-00:39)No.3497
   ┣金色の巫女〜鳴動編-ひとみ(7/21-13:08)No.3501
   ┣Re:金色の巫女〜鳴動編・0、1-松原ぼたん(7/21-18:16)No.3507
   ┣感想です♪-Shinri(7/23-00:51)No.3550
   ┣ひとみ様、松原ぼたん様、Shinri様へマルチレス-M(7/24-00:12)No.3583
   ┗金色の巫女〜鳴動編・2-M(7/25-22:22)No.3609
    ┗Re:金色の巫女〜鳴動編・2-松原ぼたん(7/26-15:03)No.3617
     ┗Re:金色の巫女〜鳴動編・2-M(7/27-23:42)No.3635
      ┗金色の巫女〜鳴動編・3-M(7/27-23:54)No.3636
       ┣Re:金色の巫女〜鳴動編・3-松原ぼたん(7/28-18:53)No.3646
       ┣『2』&『3』感想です♪-Shinri(7/30-20:35)No.3707
       ┗Re:金色の巫女〜鳴動編・3-(8/2-02:01)No.3740


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3495金色の巫女〜鳴動編E-mail 7/21-00:27

どうも、お久しぶりです。
前回、ツリーに支障を来すくらい書き込みをしたにも関わらず。
再び参上つかまつりました。<誰も呼んでないぞ!

再びツリーが壊れたら・・・
某すっとこ神官に捧げる負の感情だと思って喜んでください(^^;<おい!

さて、久しぶりにUPするのは再び長い長い物語。
おそらく、僕の持ちネタでは一番長いものになるのは間違いなしです。
シリーズ的には三つで収まったらラッキー☆と思っています。
またツリーが壊れそうだな・・・(汗)
そしたらごめんなさい(ぺこり)

と言うわけで、久方ぶりのご挨拶でした。

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3496金色の巫女〜鳴動編・0E-mail 7/21-00:32
記事番号3495へのコメント

 リナ=インバースを知っていますか?


 リナ=インバースをどう思っていますか?


 リナ=インバースと出会った事を後悔してますか?


 質問は、それだけだった。


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3497金色の巫女〜鳴動編・1E-mail 7/21-00:39
記事番号3496へのコメント
 ラルティーグ王国にある、ある街道の外れ。
 宿場町と言うには、多少寂れた感じのする宿に。ある4人組みが泊ったのは、ある日の事だった。
 一人は、背の高い金の髪の剣士。
 一人は、見ての通りの黒髪の巫女。
 一人は、頭巾を被って人の目を気にしてるようだが、腰にさした幅広の剣からして剣士と言うところだろう。
 もう一人は、栗色の髪をした。女魔道士だった。
「おはようございます」
 宿屋は普通。一階はお客を集める意味もあって、酒場か食堂を兼ねている場合が多い。
 その宿もご多分にもれず、一階で食堂を経営しているために。朝早くから開店していた。
「あれ、ゼルガディスさんだけですか?」
 黒い髪に、略式の法衣を身につけた。まだ年若い巫女の少女は。
 店の隅の方で一人。飲み物を傾けている、やたらと顔色の悪い男に声をかける。
「いや。ガウリイの旦那なら、そこで朝食を食べているが……。
 リナはどうした? まだ寝てるのか?」
 ゼルガディスと呼ばれた男が、あごで示した先を見れば。
 珍しいものを見た。
 アメリアと呼ばれた少女は、そう思った。
 そこには、山と積まれた皿に。埋もれそうになっている、金色の毛むくじゃらが見えたのだが。すぐに、それは長身の男が。埋もれそうな皿の向こう側で食事を続けているのだえろうと言う事がわかった。
 頭まで、隠れてしまったと言う事なのだろう。
「アメリア?」
「あ……どうかしたんですか? ガウリイさん」
 アメリアの心中は、複雑だった。
 アメリアの知る限り、今しも皿に埋もれようとしている。ガウリイと言う名の剣士の性格と言えば。
 よく言えば温厚。悪く言えばくらげ頭。
 とにかく、よほどの事がなければ「怒る」と言う行為をしないのだ。
「何か……怒ってるような、気がするんですけど」
「朝から、あの調子だ」
「そういうゼルガディスさんも不機嫌じゃないですか?」
 日頃から無口で、考えている事が判りにくいとは言え。それでも、ずっと一緒に旅をしてくれば。相手の機嫌の善し悪しくらいは判るものである。
「そういうアメリアこそ、元気ないじゃないか」
 生まれも育ちも違うためか、アメリアはかなり純粋なところがある。
 だが、だからこそ。アメリアが旅をしている理由とも言える。
「そうですか?
 ……リナさん、こちらじゃないんですか?」
 ゼルガディスが、カップを置いた。
「お前、リナとは同じ部屋じゃなかったのか?」
「それが、朝起きたらリナさんいなくて。
 これ、あたしの服の側にあったんです」
「これはっ……!」
 アメリアがテーブルの上に置いたのは、よくある皮の。金貨などを入れる袋で。
 ゼルガディスには見覚えがあった。
「リナの財布じゃないかっ!?」
 ゼルガディスの驚きは、一種異常とも言えたのだが。
 これには、立派な理由がある。
 この財布の持ち主にして、4人で旅をする上で重要不可欠たる存在の少女。
 女魔道士リナ=インバース。
 悪人の中で、この名を知らぬものはない。
 リナは人間にしては卓越した剣技。魔法容量。状況の的確な判断力を兼ねそろえ。
 趣味は魔道の研究と盗賊いじめ。
 「悪人に人権はない」をモットーに、つぶした盗賊団の数は。本人曰く「数えるのも馬鹿らしい」とさえ言われているのだから。その実力は推して知るべし。
 ついでと言うわけではないが、魔道と言うものに根本的に金がかかるのと。リナの生家が商売を営んでいる関係でお金に汚いと言う特色を持っている。
 そのリナ=インバースが財布を置いていった。
「それと、手紙が」
「手紙だと?」
 アメリアから渡された手紙には、大した事は書いてなかった。
 ただ、宿と食事の支払いは財布から出すようにと。
 リナはとことんお金に汚いが、一番の稼ぎ手でもある。旅の会計を握っているのも、リナだった。
「路銀を奪って逃げた……と言う事ではなさそうだな」
「そんな、ゼルガディスさん。シャレになってないです」
 アメリアは、とりあえず朝食を頼んだ。
 ゼルガディスは、何かを考え込んでいる。
 ガウリイは、まだ食べていた。

 朝と言うには、遅い時刻。
「リナはまだ寝てるのか?」
 すでに空になったカップを見つめていたゼルガディスは、視界に入る影に気がついた。
 目前で食事をしていたはずのアメリアも、食後のお茶を口にしていた。
「リナさんは……」
 何かを言おうとしたアメリアを遮ったのは、ゼルガディスだった。
「食事はいいのか?」
「あ? ああ……?」
 釈然としない声で。まだ多少は不機嫌と言った顔に、見えなくはないが。それでも、表面上は押さえる事に成功したようである。
「これを見てくれ。今朝、アメリアが起きた時に置いてあったそうだ」
 言って、ゼルガディスはリナの財布と手紙を見せた。
 それを見ると、長身美形剣士のガウリイは一瞬だけきょとんとした顔となり。
 次の瞬間、驚きの声を上げていた。
「一体……!!」
 彼等の常識の中で、ガウリイが理解できると言う事は。
 それだけの事態が起きていると言う事を示している。
 物事を考えていないといわれるのがガウリイだが、それだけに。野生の勘だけは獣並みなのだ。
「リナはっ、リナはどこに行ったんだっ!?」
 ゼルガディスは、首を横に振った。
「朝、起きた時にはすでにいなくて……」
「アメリアは同じ部屋だったんだろう? 気がつかなかったのか?」
「そんな事、言われても……」
 鍛えぬかれた戦士は、眠っていても殺気を感じれば目覚める事が出来る。ある程度の実力をもっている者とて、それくらいは出来るだろう。だが、アメリアは起きていればまだしも。眠っている間に感知をする事は難しい。
「そう言うガウリイさんや、ゼルガディスさんだって、気づかなかったじゃないですかあ……」
 ましてや、アメリアに向けられた殺気があるわけでもなかったのだから。気がつかないのは無理な話と言えた。
「無茶を言うな。俺の部屋は上にあったんだぞ?」
 宿屋の部屋割りの関係で、二人一組の部屋が一つと。一人用の部屋を二つ取らなくてはならなかったのだ。
 当然、女の子の一人は危ないので。リナとアメリアが二人で使う事になったわけだが。
「俺の部屋も、まあ近いとは言えなかったしなあ……」
 隣の部屋ならばいざ知らず、ガウリイとリナ達の部屋は。
 同じ階でも両端だったのだ。
「どこかに行くとか、言ってなかったのか?」
「さあ……。
 昨夜はご飯を食べてから、お風呂に入って。すぐに眠ってしまいましたし。それに、とりたてて急ぐ用事があったわけでもありませんから……」
「唯一、それが救いと言えば救いか。
 もっとも、だからこそリナの行き先に思い当たらないと言う欠点でもあるがな。
 今回最大の問題は、リナが財布を置いていった所にある。まあ、全部だとは思わんが。あのリナが、例え銅貨一枚でも置いていくと言う事実が信じられん」
「ゼルガディスさん、それって言い過ぎでは……」
 実際、ガウリイやゼルガディスと言った。腕っ節も強くて精神的にも強い相手に対しては。かなり情けや容赦と言うものを持たないが。リナの場合。
 例えば子供の物売り。例えば普通の女性相手などは、かなり甘くなる。例え、一度は生死をかけた戦いをした相手であろうと、一度でも仲間となれば。次からは全力で戦うのも難しいだろう。
 本来は優しい性格なのだ。本来は。
 ただし、あまり知られてはいないが。
「そうだぞ、ゼル。
第一、 俺達の路銀て全部リナから出てたんだし……。
 仕事を取ってくるのも、宿を決めるのも。全部リナがやっていたわけだし」
 おおっ、ガウリイが物事を理解しているっ!?
 ゼルガディスとアメリアは、そう言いたいのをぐっと堪えた。
 驚くポイントが違う。と言うのがあったからだ。
「そ、そうですね。あたし達、リナさんにおんぶにだっこだったわけですし……」
 だけど、アメリアの声は動揺を隠しきれない。
「だが、リナらしくないだろう。
 いつもなら一言くらいあるだろうし。置き手紙一つを置いて行くのは……」
 ゼルガディスの方が、まだ冷静ではあったが。心中の方は判らない。
 とにかく、ゼルガディスとアメリアの頬に。うっすらと汗が流れていた事を、ガウリイが知るはずはないだろう。
「それはそれはとして、どうしますか?
 リナさんがいない以上、これと言った必要に迫られた目的があるわけでもないですし。かと言って、下手に動くわけにも……。
 リナさんがどこに行ったのかも判らず、手がかりもないのでは。動きようがないですう」
「確かにそうだが……。
 どうした? ガウリイ」
 ゼルガディスは、何やら珍しく思い悩むガウリイを見た。
 これまでの、知る限りの旅からでは思いもよらない姿を目にして。実を言えば驚きの声くらい上げたかったわけだが。あまりにも珍しすぎる光景だったので……。
 タイミングを逃したと言う事実があったりする。
「おーい、ゼロス!」
「どうしたんですか? ガウリイさん」
 普通。
 いきなり、何の脈略もなく虚空に声をかけたりする人がいたとしたら。奇妙だと思わなくてはならない。
 なんて法律があったかどうかは別として。
 幾ら異常が普通のパーティでも、こういう事態は変だと言えた。
「いるんだろ? 出て来いよ」
「ゼロスだと!?」
 ガウリイの言葉に誘われたのか。それとも、ゼルガディスの驚きにあわせたのかは判らない。
「いやあ、判っちゃいました?」
 だが。もし奇妙で奇抜で変な行動をする人がいたとしても。
 その結果が正当なるものである場合。
 すべての現実は逆転する。
「お久しぶりです、皆さん」
 声は、それまで誰もいなかった筈の背後から現れた。
「ゼロスっ!?」
「ゼロス……さん?」
「お元気そうで何よりです」
 そこには、にこにことした笑顔で立つ。黒髪おかっぱの黒衣の神官が一人。
 だが、彼の仕えるのは神は神でも闇の神。
 決して人とは合い入れる事のない、同族では比類なき高位魔族。
「流石はガウリイさん。よく僕がいるのが判りましたねね」
 かつて、千年ほど前にあった降魔戦争のおり。
 ゼロスは、たった一人で数えるのも馬鹿らしいくらいの竜族を。滅ぼした。
 それいらい、竜族では「ゼロス」の名は禁句となっているくらいの大物なのである。
 決して、こんな風にのんきな会話が出来る存在ではない。恐らく、ゼロスの気まぐれだけで。人間など滅ぼされてしまうだろう、それだけの実力を持っているのだから。
「リナがいないんだ。知らないか?」
 なのに、このニコ目魔族と来たら。何が楽しいのか、よくリナ達の目の前に現れては。多くの疑問を「それは秘密です(はあと)」の一言で済ましてしまうのだ。
 何度か共に旅をしたり、利用したり。かと思えば、リナ達に出し抜かれたりしている。
 ただ、それは四人のリーダー格であるリナの存在があった為に成り立っていた公式であり。
 身内に低級魔族と合成されたゼルガディスや、神に仕える巫女であるアメリアにとって。いつだって打ち倒さなくてはならない存在。例え、無駄死にをすると判っていても。
 ただ、それならガウリイはどうなのかと問われれば。それはリナが黙っているから静観していたに過ぎず。言い方を変えれば、どうでもいいと言う見方もある。
「どうして僕が関係してると思うんですか?」
 ガウリイもゼルガディスもアメリアも、人間にしてはその世界でのエキスパートである。ただ、それでも完全に勝てぬと言う事実がある。ゼロスには。
「理由は……まあ、色々とあるだろうが。ここにいると言う事は、まったくの無関係と言うわけではあるまい?」
「ゼロスさん、素直に白状すればよし。
 さもなくば……人生の賛歌攻撃を、延々と夜中に耳元でかましちゃいます!」
「うっ……」
 それまでニコ目を崩す事のなかったゼロスだが、オーバーアクションでつきつけられた指に対して、初めて顔色を変えた。
「人間より精神生命体に近く、死と負を糧とする魔族であるゼロスさんに、生の賛歌は辛いはずです!
 ダークスターの一件で証明済みです!!」
「そ、それは……ちょっと」
 以前あった事件の時。竜族に禁忌とまで言われた高位魔族ゼロスは、実はたった三人の人間に追いつめられたと言う現実があったりした。
 それいらい、事ある毎にからかわれたりしているわけなのだが……。
「ちなみに、ガウリイさんはどうして僕が関係してると思ったんですか?」
 別に、ガウリイに何かを期待したわけではない。ガウリイのボケぶりと言うのは。リナと行動を共にする様になってから、つとに知る機会があったのだから。
「前にリナが言ってたからな。『変な事にゼロスが関係してないはずがない』って。
 それと、判ったしな」
「やだなあ……ガウリイさん。目が笑ってないですよ」
 ゼロスの額に汗が流れたのは、恐らく気のせいでもなんでもないだろう……。
「判りました。それに、色々と問題もありそうですしね……。
 リナさんは、我々がご招待致しました」

続く

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3501金色の巫女〜鳴動編ひとみ E-mail 7/21-13:08
記事番号3497へのコメント
こんにちは、ひとみです。
すごく楽しんで読ませていただきました。
いやぁ〜、良いですね(はぁと)
でも、どうしてリナが招待に応じたのですか?
魔族の本拠地なんて所に素直に招待されるリナとも思えませんが(う−む)
まぁ〜、こんな疑問は話の続きが出れば消えちゃいますよね?
と言うわけで、続き待ってます頑張って下さい。

−追伸−
メ−ルありがとうございました。

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3507Re:金色の巫女〜鳴動編・0、1松原ぼたん E-mail URL7/21-18:16
記事番号3497へのコメント
 面白かったです。

> 店の隅の方で一人。飲み物を傾けている、やたらと顔色の悪い男に声をかける。
 顔色が悪いって表現も凄いと言えば凄いですね。
>「何か……怒ってるような、気がするんですけど」
 それは珍しい。
>「リナの財布じゃないかっ!?」
 そんなっ!?
>「そんな、ゼルガディスさん。シャレになってないです」
 うーん。
>「ゼルガディスさん、それって言い過ぎでは……」
 正しいと思う。
> おおっ、ガウリイが物事を理解しているっ!?
 うわ、非常事態。
> すべての現実は逆転する。
 確かに。
>「どうして僕が関係してると思うんですか?」
 大概は思うぞ(笑)。
> リナさんは、我々がご招待致しました」
 をを、どうなるんだ?

 本当に面白かったです。
 ではまた、ご縁がありましたなら。

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3550感想です♪Shinri 7/23-00:51
記事番号3497へのコメント
”こんにちは”、Mさま♪
・・・こーやって改めてご挨拶するのは・・・妙に新鮮なカンジだ(笑)
新しいお話がUPされたので、早速読ませて頂きました。
今度もまた美味しそーな・・・もとい(^^; 非常に興味深いお話で、先がとっても楽しみです♪

それでは簡単ながら、感想をば。

今回は、タイトルからしてまず意味深。・・・『金色の巫女』、とはね。
金色と言えば・・・・私のみならず、皆さま思い浮かべるだろう存在があると思うのだけれども。はて?
そして。「リナ=インバースを知っていますか?」――に始まる、3つの質問。
ものすごく奥の深そうな問いかけですね、これ。
現段階では、この質問が何に、誰に対して投げかけられたものなのか・・・全く判りませんが。
はてさて。これらの謎は、このお話を読み終えた時、解決されているのかしら?(されなくても良い気もするが・・・)

今回、のっけから波乱含みな幕開けですねぇ・・・。リナってば、いきなし姿消しちゃって(どーやら魔族の招待を受けたら
しい、ということが後で判りますが)
おまけに。今回は、リナのみならず、皆ちょっとずつですが様子が違う。
ガウリイ怒ってるみたいだし、ゼル不機嫌だし、アメリアも元気なさそう・・・・
リナの失踪も気になりますが、彼らのこの状態(とその理由)も、とっても気になります〜(汗)
どーしたのよっ、みんな一体!?(オロオロ)

しかし。さすがはガウリイ♪
リナに関してだけは、きっちり頭働かせてる(笑)
すぐさまゼロスを召喚してみせる(爆)あたり・・・野生の勘、恐るべし!!(核爆)
ゼロスも、ことこーいう状態のガウリイに対しては、下手なごまかしは無駄だと悟っているみたい。
案外ゼロスはゼロスなりに、ガウリイのことを認めている、ってことなのかもしれませんね(^^)

それにしてもリナ。どこへ行っちゃったんでしょう??
いや。魔族の招待受けた、ということは判ってますけど(^^;
一体、どこへ? そして何故!? ・・・・疑問が山積み状態!
どーかお答えを〜〜っっ!!
と言う訳で。お話の続き、待っています♪ Mさま(笑・核爆)
相も変わらず、長い割にはつたない感想ですが、ここまでお付き合い頂けたとしたら幸いです♪
それではまた。続きがUPされる時を心待ちに・・・

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3583ひとみ様、松原ぼたん様、Shinri様へマルチレスE-mail 7/24-00:12
記事番号3497へのコメント
どうも、Mです。
忘れられていなかったようで、よかったとほっとしております(苦笑)
感想をいただきまして、「ああ、よかったなあ」と思う今日この頃。
お仕事の関係でネットしてる時間が減りつつありますが、なんとかがんばって続きを栽培したいと思います(なぢょ)

○ひとみ様
>こんにちは、ひとみです。

こばにゃ!

>すごく楽しんで読ませていただきました。

トップクラスの誉め言葉です。
ありがとうございます(^^)

>でも、どうしてリナが招待に応じたのですか?
>魔族の本拠地なんて所に素直に招待されるリナとも思えませんが(う−む)
>まぁ〜、こんな疑問は話の続きが出れば消えちゃいますよね?
>と言うわけで、続き待ってます頑張って下さい。

この質問に対しては、別の話として完成しています。
見たいぞって言う方がいらっしゃったら。メールかHPにUPしようかと思っています。

○松原ぼたん様
 新作がUPされる度に、マメに感想を書いておられるあなた様を。とても尊敬しております。
 時間がないと言うのは、書く事への言い訳にすぎないなーと痛感してます。
 だからと言って、そんなに時間があるわけでもないのですが・・・(^^;

>>「どうして僕が関係してると思うんですか?」
> 大概は思うぞ(笑)。

ですよね?(苦笑)

>> リナさんは、我々がご招待致しました」
> をを、どうなるんだ?

それは、これからのお楽しみ♪

○Shinri様
 某所ではお世話してます。嘘です。お世話になっております(深々)
 これからも、某所の「○○」として突っ走ってください(笑)

>”こんにちは”、Mさま♪

こばにゃーん☆

>・・・こーやって改めてご挨拶するのは・・・妙に新鮮なカンジだ(笑)

そーいえば、そうかもしんない・・(苦笑)

>新しいお話がUPされたので、早速読ませて頂きました。
>今度もまた美味しそーな・・・もとい(^^; 非常に興味深いお話で、先がとって>も楽しみです♪

ありがとうございます(深々)

>それでは簡単ながら、感想をば。

>『金色の巫女』

タイトルからして判る通り・・・です。
まあ、それ以上はまだまだ・・・(くす)

>「リナ=インバースを知っていますか?」――に始まる、3つの質問。

そうですね。これは、読まれた方の中でも考えてみて欲しい事ではあります。
そして、我らが神坂おとーさん(笑)にも。

>はてさて。これらの謎は、このお話を読み終えた時、解決されているのかしら?(されなくても良い気もするが・・・)

あ、いーんですかあ?(にっこり)

>おまけに。今回は、リナのみならず、皆ちょっとずつですが様子が違う。
>ガウリイ怒ってるみたいだし、ゼル不機嫌だし、アメリアも元気なさそう・・・・
>リナの失踪も気になりますが、彼らのこの状態(とその理由)も、とっても気にな>ります〜(汗)
>どーしたのよっ、みんな一体!?(オロオロ)

ここでは、「リナのいない世界」をメインで展開してます。
シリーズの中心軸の様なテーマです。
「リナ」があってこそのスレイヤーズですが。その「リナ」がいなかったとしたら、彼らはどうなっていただろう?と言う。

>しかし。さすがはガウリイ♪
>リナに関してだけは、きっちり頭働かせてる(笑)
>すぐさまゼロスを召喚してみせる(爆)あたり・・・野生の勘、恐るべし!!(核>爆)
>ゼロスも、ことこーいう状態のガウリイに対しては、下手なごまかしは無駄だと悟っているみたい。
>案外ゼロスはゼロスなりに、ガウリイのことを認めている、ってことなのかもしれ>ませんね(^^)

はい。これには、ちゃんとした事情があるんです。
某支部の支部長もおっしゃっておりますが、支部長と僕の共通した意見が「ガウリイが一番怖い」なんです。
ええ、怖いです。とっても怖いです。
どれくらい怖いかと言ったら、その怖さを文章で表現しようとすると。首筋に冷たいものが流れるくらい・・・(汗)

>それにしてもリナ。どこへ行っちゃったんでしょう??
>いや。魔族の招待受けた、ということは判ってますけど(^^;
>一体、どこへ? そして何故!? ・・・・疑問が山積み状態!
>どーかお答えを〜〜っっ!!
>と言う訳で。お話の続き、待っています♪ Mさま(笑・核爆)

はいはい。
では、そのお答え☆
代理のゼロス:「それは秘密です(はあと)」
僕:「おい・・・(汗)」
ゼロス:「ああ、でも徐々に明らかにされますから大丈夫ですよ。多分・・・ね」
僕:「勝手に出てきて、なにやってるかなあ・・・(溜め息)」

>相も変わらず、長い割にはつたない感想ですが、ここまでお付き合い頂けたとした>ら幸いです♪
>それではまた。続きがUPされる時を心待ちに・・・

前回みたいな「一日3つUP」なんて極悪なまねは。今回はやめておきましょう。
何より体力もたないです(^^;
少しずつUPしますので、楽しみに・・してくれたら嬉しいです(=^^=)

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3609金色の巫女〜鳴動編・2E-mail 7/25-22:22
記事番号3497へのコメント
          2


 ゼロスの台詞は、ある意味では納得がいく事が出来るし。
 別の意味では、信じられない事でもあった。
「招待……ですか」
 消えたリナ。入れ違いで現れたゼロス。
 しかも、「リナさんを招待しました」と言う。
「はい」
 だが、真偽のほどは別として。これまでの経験から、ゼロスが何の意図もなく裏事情をバラすとは思えない。
「それでどこに、誰の所にいるんだ?」
「知って。どうするおつもりですか? ガウリイさん」
 お行儀が悪いが、ゼロスはテーブルの上に座って。虚空から取り出した、お茶を飲んでいた。
 この男。魔族のくせに結構グルメで、特に甘いものを好物の様であり。更に、地方の名物品に目がないと言う、変わった魔族である。
「リナさんは、さらわれたわけではありません。
 ちゃんと事情を説明しまして、納得していただいた上で。我々の所にいらしていただいたわけですから、何も問題はありません。
 それとも、リナさんの意志を無視してまで。無理にでも連れ帰りますか?」
「どうせ、お前の事だ。リナから選択肢を奪ったかなにかしたんだろう。
 それにだ。仮にリナが自分から行ったとして、誰がお前の言う事を信じる?
 そう言う事は、俺達が直接リナ本人から聞かなくては信用出来ん」
「ゼルガディスさんの言う通りです!
 それに、リナさんが誰にも一言もなく。他には何も残さずにお財布とメモだけ置いて行くなんて、不自然すぎますっ!」
 無意味に胸を張り、やたらと元気なアメリアの台詞にも。さっきのダメージからは立ち直ったのか、ゼロスはいつもの台詞を取り戻している。
「ガウリイさんはいかがですか?
 言っておきますが、ご心配なく。僕は一切嘘を申し上げておりませんので」
 確かに、ゼロスは世界の滅亡を望む魔族で。
 人間を利用する事も、出し抜く事も多々あるが。しかし、一度たりとも嘘を言った事はない。
 ごまかす事は、やまほどあるが。
「ゼロスを信用しないわけじゃないが、黙って行くなんてリナらしくない。
 何かあるなら、それらしい素振りがあっても。おかしくないからな……」
「まあ、無理もありませんが。
 では聴きますが、ガウリイさんは昨夜。どちらにいらしたのです?
 リナさんが探しにいらした時、建物の中にはいらっしゃいませんでしたが」
 二人の。
 ゼルガディスとアメリアの視線が、ガウリイに向けられた。
 ガウリイは、珍しく驚いている。
「リナ……が?」
「そうです。リナさんにも、皆さんとご挨拶をする時間が欲しいのではないかと思いまして。お時間を差し上げたんです。
 アメリアさんには先にお休みいただいたのですが、ゼルガディスさんやガウリイさんは。眠っていただくまでもありませんでしたし」
「それじゃあ、あたしが眠っちゃったのって。ゼロスさんのせいだったんですね……」
 誰も追求しなかったが、アメリアのゼロスに対する視線は。
 厳しかった。
「俺は、それは……」
「リナさんは、知ってしまったようですね。サード・オーダーの存在を」
 ガウリイは困惑した表情になっているし、ゼルガディスとアメリアは。聴きなれない単語を耳にして不思議そうな顔をしている。
「あ、少しご説明しましょう。
 我々の呼び名なんですけどね、神の側の方々でも。まあ、ご存知の方はいらっしゃいますけど。数は少ないでしょう。
 この世界が、「混沌の海」に突き立てられた杖の上に広がる。平たい大地の上に乗っている様なものだと人の世界では言われておりますが。「混沌の海」に突き立てられた杖は、決して一本ではありません。そして、杖と杖の間ににとて。何も存在しないと言う訳でもありません。
 外側で見る者。第三者。すなわち、サード・オーダーと呼んでいるのです。
 彼等の役目はただ一つ。
 世界の安定です」
 話そのものは、判らなくはない。
 世界が混沌の海に突き立てられた、杖の上にのった平べったい大地の上に乗っているものだと言う事も。信じられる程度には理解もしている。
「その人達が、どうかしたんですか?」
 正確に言えば、それらは生命体ですらないわけなのだが。どうやら、アメリアやゼルガディスにはそこまで理解できなかった様である。
「まるでガウリイがリナを裏切ったかの様な言い草だな。
 が、そんな馬鹿な事が信じられるか!
 その『サード・オーダー』とか言う存在が何かは知らんが、それこそ馬鹿馬鹿しい」
 意識などまったくなかったが、ゼルガディスの台詞は。あってはならない、有り得ない台詞だった。その証拠に、隣のアメリアもうなずいている。
 ガウリイ=ガブリエフは、決してリナ=インバースを裏切らない。
 決して見捨てたりしないと言う前提があるからこそ、世界をかけた命運だの戦いだのを乗り越える事が出来たのである。
「実は」
 持っていたカップを虚空へ消して。
 ゼロスは右腕を広げ。
「その通りでして」
 しばし、時がたった。
 アメリアとゼルガディスは、お互いを見て。ゼロスを見て。ガウリイを見て。
 そして、もう一度ゼロスを見た。
「何がですか?」
 きょとんとした顔のままで、アメリアは聴いた。
「ガウリイさんは、リナさんを裏切った。もしくは、そうとしか思えぬ現場を目撃してしまった。と言う事です。
 ガウリイさんは僕と違いますから、リナさんのショックも激しいものだったのでしょうね」
 あまりにもあっけらかんと、他人事の様にゼロスが言うものだから。
 普通。
 物事に対して、驚くと。人は大抵悲鳴を上げる。
 しかし、限度を超えたショックを与えられると。人は声すら忘れる。
「や……………やですねえ、ゼロスさん。ジョーダンなんて……」
 笑おうと努力をしたが。アメリアは、うまく笑えなかった。
 ゼルガディスも何かを言おうと、口を動かしたが。うまく言葉が出なかった。
 ガウリイは、ゼロスを見ていた。
「それで、リナはどこにいるんだ?」
 静かな声で、ゼルガディスはそれだけを何とか言えた。
「黄金竜の長老であるミルガズィアさんと。僕を生み出していただいた獣王ゼラス=メタリオム様と共に、カタート山脈近くにいらっしゃいます」
「どうして、カタート山脈に?」
 カタート山脈。
 かつて千年前の降魔戦争の原因である、赤眼の魔王シャブラニグドゥ。
 ある高名なる賢者より復活したとされている魔王は、赤の竜神たるスィーフィードの残した水竜王によって封印された。
 無論、神と魔の力は本来は均一の為。永遠に戦いは続くはずだったのだが。
 魔王はカタート山脈で氷付けとなって封印されたのは、どちらにしても真実なのである。
「じゃあ、急いで行かないと……」
 出かけようとしたガウリイを、ゼロスが推しとどめた。
「どこへ行くつもりですか?」
 ゼロスの眼は、魔族のそれだった。
「どこって……。リナの所だが?」
「ちょっと待てガウリイ。
 ゼロス、なぜリナを竜族の長老と。お前を生んだ魔王の腹心の一人が一緒だなんて。そんな所に連れていった?」
 居場所を聞いたガウリイは慌てたが、信じていないのか。それとも信じきれないのか、ガウリイほど慌ててはいなかった。
「そうです。一体、目的はなんなんですかっ!?」
 生きる事を望む存在と、滅亡を望む存在が。共に手を取り合う事は有り得ない。
 本来ならば。
 しかし、何事にも例外と言う存在はあるのだ。
 それが、異世界から召喚された魔王の襲来だった。
 神の側と魔の側の、それぞれ責任のある存在と。そして、そのどちらにも属さない狭間たる存在であるリナ。
 その三人がそろった時、考え得るのは一つでしかない。
「いやあ、そんな事を言われましても。僕は獣王様から何も聴かされていないんですよ。
 ……ホントですよ! 仮に聴いていたとしても。教えられるわけないじゃないですかっ!
 僕だって、仮にも魔族なんですから」
 ゼロスが慌てたのは、アメリアの眼が険しくなったからである。
 例え、歴史に残るような魔族であろうと。一晩中、延々と枕元で生の賛歌を囁き歌われるのは嫌なものらしい。
「仮じゃなくても魔族だろ? ゼロスは」
 だが、何よりもゼロスは彼等の味方ではないのだから。そうそう手を貸してもらえると言うわけではないのだ。
 ゼロスの人柄の為、つい忘れがちになってしまう事もあるのだが。
「おい、そんな事してないで行こうぜ。それとも、ゼルガディスやアメリアは行かないのか?」
 困ったような、呆れたような顔でガウリイが。いつの間にやら支度を終えていた。
 元からあてのない、気軽な旅である。荷物も少なくて身軽だから、支度らしい支度とて必要なわけではないのだが。
「それはともかくとして……。
 ガウリイさん、リナさんの所に行ってどうするつもりなんですか?」
 咳払いをしたゼロスが、話を元に戻した。
「まさか、『あれは誤解だ』とでもおっしゃるつもりですか?
 余計な事ですが。幾らリナさんでも、下手な言い訳には耳も貸さないと思いますけど?」
「ちょっと待ってください。
 ゼロスさんが、そこまで言うなんて。
 一体、何があったんですか?」
 事情をまったく知らないアメリアや、ゼルガディスの疑問は。もっともと言えばもっともだろう。それに何より、これ以上つっついたところでゼロスからは何も聞き出す事は出来ないだろう。
「リナがどう思ったかは、この際その辺において、急いだほうがいいと思うけどな。俺は」
「急ぐって、何をだ?」
「俺には、難しい事はよく判らんけど。そんな俺にだって一つだけなら判る事はあるさ」
 自分の事くらい憶えてろっ!!
 もし、この場に渦中の人物であるリナがいたとしたら。得意の「ツッコミスリッパ」を持ち出すくらいの事はしたかも知れない。
 ガウリイ以外の誰もが思ったわけだが、いないものはどうする事も出来ない。
「ガウリイさんでも……判る事。ですか?」
「一体、何が判ったんですか?」
 アメリアは不思議そうに。そしてゼロスは楽しそうに、ガウリイを見ている。
 本当ならば、そんな事よりも他に色々と聴きたい事があるはずなのだが。普段くらげなガウリイが、今日は珍しく頭を使っている。
 今、下手な茶々を入れて元のくらげ頭に戻ったら。次にいつ、この状態が起きるのかは判らない。
 等と言う事の為に、つい。
 ツッコミを忘れたと言うのがある。
「リナがいなくなったって事は、リナが怒ったって事だ!」

 どきん。

 アメリアとゼルガディスと、ゼロスの心臓が鳴った。と思った。
 ただし、ゼロスは人間ではないので。心臓などあるわけがないが。
「そ、それは……」
「確かに」
「問題ですけど……」
 これまで話していた事など、三人の頭からはすっかり消えて。代わりに、顔が青ざめて行ったりする。
「リナが完全に怒る前に止めないと、それこそ世界がどうなるか判らないだろう?
 だから」
 この瞬間。
 思わぬ所で全員の意見が一致してしまった。

続く

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3617Re:金色の巫女〜鳴動編・2松原ぼたん E-mail URL7/26-15:03
記事番号3609へのコメント
 面白かったです。

> この男。魔族のくせに結構グルメで、特に甘いものを好物の様であり。更に、地方の名物品に目がないと言う、変わった魔族である。
 まぁ、それはさほど他人に迷惑かけてないんだからいいのでは?
>「どうせ、お前の事だ。リナから選択肢を奪ったかなにかしたんだろう。
> それにだ。仮にリナが自分から行ったとして、誰がお前の言う事を信じる?
 をを、筋かとおってる(笑)。
> それに、リナさんが誰にも一言もなく。他には何も残さずにお財布とメモだけ置いて行くなんて、不自然すぎますっ!」
 うん。
>「その通りでして」
 をい。
>「黄金竜の長老であるミルガズィアさんと。僕を生み出していただいた獣王ゼラス=メタリオム様と共に、カタート山脈近くにいらっしゃいます」
 凄い組み合わせだな。
> 自分の事くらい憶えてろっ!!
 まったく。
> 思わぬ所で全員の意見が一致してしまった。
 世の中って恐ろしいですねー(笑)。

 本当に面白かったです。
 ではまた、ご縁がありましたなら。

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3635Re:金色の巫女〜鳴動編・2E-mail 7/27-23:42
記事番号3617へのコメント
この話・・・長いんだよな。
過去の記事になったらどーしよう?(汗)
なんて考える今日この頃。
今日は暇だったので無制限残業したら。おうちに帰るのが23時過ぎでした(爆)
まあ、その分の時給はもらえますけどねえ・・・・・・ふう(溜め息)

> 面白かったです。

いつもありがとうございます(深々)
>
>> この男。魔族のくせに結構グルメで、特に甘いものを好物の様であり。更に、地方の名物品に目がないと言う、変わった魔族である。
> まぁ、それはさほど他人に迷惑かけてないんだからいいのでは?

けど、ダイエット中のお嬢様方の敵だよねーって思ったりして(><)

>>「どうせ、お前の事だ。リナから選択肢を奪ったかなにかしたんだろう。
>> それにだ。仮にリナが自分から行ったとして、誰がお前の言う事を信じる?
> をを、筋かとおってる(笑)。

「一応」ゼルが一番理屈っぽいと言う風に設定してるんですよね。
でも、単なるお茶目な根暗になっていたらどーしましょう・・・・・(汗)

>> それに、リナさんが誰にも一言もなく。他には何も残さずにお財布とメモだけ置いて行くなんて、不自然すぎますっ!」
> うん。

えーと・・・どのあたりがですか?
1:誰にも何も言わずでかけた。
2:お財布を置いていった。

>>「黄金竜の長老であるミルガズィアさんと。僕を生み出していただいた獣王ゼラス=メタリオム様と共に、カタート山脈近くにいらっしゃいます」
> 凄い組み合わせだな。

見てみたいですねえ。
ぽかぽかのお日様をあびつつ、野原でビニールシート広げて。紅茶なんかを飲んでいる、獣王とミルガズィアさん・・・。
平和だなあ(笑)

>> 自分の事くらい憶えてろっ!!
> まったく。

くらげですからねえ、ガウリイですからねえ(なぢょ)

>> 思わぬ所で全員の意見が一致してしまった。
> 世の中って恐ろしいですねー(笑)。

本当に(^^)

>
> 本当に面白かったです。
> ではまた、ご縁がありましたなら。

ではでは☆

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3636金色の巫女〜鳴動編・3E-mail 7/27-23:54
記事番号3635へのコメント

          3


 ふと、ゼルガディスが気づいた。
 カタート山脈に通じる、ディルス王国につながる道筋。その街道は、人通りもまばらなほど順調だった。
「何か、問題でもあるんですか?」
 テーブルには、他のテーブルよりは明らかに大量だったが。それでも、テーブルに乗り切らないほどではなかった。
「アメリア……巫女の台詞なのか? それは」
 脱力したゼルガディスの台詞に、アメリアが「ぽん」と手をたたいた。
「ああ、そーいえばそうでしたね」
「どういう事だ?」
 のんきなガウリイの台詞に、思わずため息の出るゼルガディスだった。
「今回は共通の目的があるわけでもなく。リナがいるわけでもないとゆーのに、どうしてゼロスなんかがついて来ているのかと言う事を聴いているんだ!!」
 今にも剣を抜くのではないかと言う気迫だったが、ゼロスの方はのんびりと。
 ガウリイよりものんびりと、言った。
「いやあ、タイミングを逃してしまいまして……」
「ちょうどいいんじゃないですか?
 サード・オーダーの事とか、色々と聴きたい事はありますし」
 更にのん気な声のアメリア。
 神に仕えるべき巫女が、高位魔族と楽しくお食事。
 ゼルガディスが頭をかかえてうなり声を上げたくなったからと言って、一体。誰が文句を言えるだろう?
「そうですね、どこから聴きますか?」
 どうやら、あっさりと教える気であるらしい。
「やだなあ、ゼルガディスさん。そんな顔しないで下さいよ。
 確かに、普通の人間でしたら話せない事ではありますが、同じ世界に生きる以上。あなた方にも知る権利はあるのです。
 リナさんの意志でもありましね」
 顔は険しいままだったが、流石にリナの名を出されてはおとなしく話を聞くしかないのだろう。多少ではあるが気配は落ち着き、そのあたりを見計らって、ゼロスは話を切り出した。
「先ほども言いましたが、サード・オーダーの役割は世界の安定です」
 昨日から強行軍で、国を丸まる一つ分越えてきた3人である。ゼロスは別としても、本当ならば相当疲れているはずだった。しかし、誰も「もう寝よう」とは言い出さない。
「それがガウリイと、どんな関係があるんだ?」
 あの説明では、ガウリイがサード・オーダーと通じている事が。リナへの裏切りにつながるのだと言われている様なものだった。けれど、根本的なところで判らない以上。話は理解できない。
「世界の安定って事は、神の側の人達なんですよね?」
 ゼロスは、くすりと笑った。
 かつて、別のものへではあったが。まったく同じ間違いをした存在の事が思い出されたためだろう。
 その挙げ句、間違えた片割れは消滅し。片割れは、現在を生きている。
「利害は一致するでしょう。
 天空へと帰る事を夢見ている『あの方』を、この地へと繋ぎ止める役割をになっている存在。世界を安定させる事を生業とさせている方々ですから。
 『あの方』へと帰る事。すなわち世界の滅亡。すなわち死ですから。
 突然ですが、皆さんはどうして我々魔族が。こんなに頑張って世界を『あの方』へと返そうとしているのに。簡単に返せないと思いますか?」
 ゼロスの言う『あの方』と言う存在を、このメンバーの中で知らぬものはない。
 名前の方は怪しいが、ガウリイですら「あんなの」と説明すれば「おおっ、そう言えば!」と納得してしまう。ある意味、特徴的な存在だったりする。
 しかも、名前が判っていても持ち出す事は出来ない。何より、ゼロスですら耳にするのも恐れ多いと言ってやまないのだ。
「あまり頑張ってもらっても、困りますけど……」
 少し考えてから、アメリアが何を思い付いたのか「ぽん」と手をたたいた。
「悪は滅びるものだと、相場が決まっているからです!
 ちょうどいいですから、このまま世界の悪のすべてと心中してくれません?」
「いや、アメリアさん。そーゆーわけにも……」
「それは巫女の台詞なのか? アメリア……」
「正義がなせれば、すべてよし!!」
 ツッコミにもめげず、意味もなく胸を張って。これまた意味もなく仰々しいポーズを取るアメリアを見て、思わず頭を抱えてしまったからと言って。誰がゼルガディスを責める事が出来るだろう?
「そんな事より、ゼロスの言う事も一理あるだろう。
 悔しいが、もっと早く魔族は世界を滅ぼす事が出来るはずだ。まともに戦う気があるならばの、話だがな……」
 魔族と相対する神。および、それを崇める種族。
 彼等は確かに存在し、その威力を持って世界は守られている。
「無論、我等が主ルビー・アイ様が七つに分かたれ、五人の腹心の部下をお作りになった様に。スィーフィードも四つの分身を残しました。
 根本的に、我々魔族の方が強いと見て間違いはありません」
 かなりの身びいきが入っているとは言え、そう言われると「そうかも」と思ってしまうのは、人間である以上。ゼロスの実力を知っている以上、仕方がない事なのかも知れない。
「そんな事はありません!!
 あたし達一人一人に、正義を愛する心があれば。世界を守る事なんて簡単に出来るはずです!!」
「アメリア……」
 苦悩していたゼルガディスは、立ち上がったアメリアの首根っこを引っつかみ。
「座れ!」
 そのまま椅子に落とした。
「恥ずかしいだろうが……」
「ええぇっ!? どーしてですかぁっ!?」
 これがアメリアだから。と言ってしまえば確かにそうなのだが、それでも本人以外は羞恥心と言うものを持っているのである。ましてや、日頃から目立つのを嫌っているゼルガディスにしては。耐えている方だろう。
「あ、ご心配なく。周囲の方々へのケアも、ちゃんと行っていますから。
 さて、お話の続きでもしますか」
 ゼロスが言っているのは、このテーブルの周囲だけ『結界』を張っていると言う事なのだろう。
「ま、それはある意味仕方のない事でしょう。
 世界の滅びこそが、『あの方』の願いなわけですから。
 つまり、神の側は『あの方』の望みを妨げているのですが。それをサポートしているのが人間。そして、サード・オーダーです。
 外側からならば、よく見えるでしょうしね」
「と、言う事は。
 つまりサード・オーダーとやらが、人間を選び。魔族を倒していると?」
「まあ、つまりはそう考えていただいて間違いではないでしょう。
 考えても見てください。あなた方……アメリアさんは除きますけど、七つに分かたれたとは言え。ルビー・アイ様を倒された時。
 リナさんは幸運を味方につけましたが、果たして。本当にそれだけでルビー・アイ様を倒す事が出来たのでしょうか?
 冥王フィブリゾ様なども、いい例かも知れませんね」
「あ……」
「そうか……」
 絶対的な不文律。例え何があろうと変化する事のない現象として。
 最高位。もしくは、それに準ずる位の魔族であるゼロスは。竜族より強い力を持っていいると言う条件がある。
 竜族の中でもかなりの子供か、老衰を間近に控えて意識を失ったもの以外は。人間など何十人集まったところで負けたりはしない。と言う条件がある。
 そうなると、神の側は決して魔の側に勝てない公式が当てはまってします。
 けれど、にも関わらず魔の側は未だに世界を滅ぼす事が出来ない。
「そのサード・オーダーに選ばれ、代行人として任命されたのが。ガウリイさんの一族である、ガブリエフ家だったようです。無論、他にもいらっしゃいますけど」
「でも、それがどうしてリナさんを……?」
「ちょっと待て!」
 これまでの説明で、ゼルガディスは「思い当たってしまった」事があった。
 しかし、まだアメリアは気づいていないようだ。
 ガウリイは、さっきから一言もしゃべらない。
「それは、リナだけなのか? 裏切られていたのは」
 ある意味においては「大いなる意志」とでも言う存在に選ばれ。
 世界を左右する力を与えられていると言うガウリイ。
 そんな素振りを、もしも隠してきたと言うのならば。
「リナが世界の安定を崩す事の出来る存在だとでも言うのか!?」
 アメリアは、この時点でようやく判った。
 人間の身でありながら、この世界の魔王の力を借りた呪文をぽこぽこ使いこなし。
 そして、すべての母の呪文すらも使う。使いこなす事は出来なくても、それは仕方がないが。
 低級ならばまだしも、中級魔族。そして高位魔族にすらも名を知られ、リナはまさしく「魔族の天敵」としての道を歩もうとしている。
 神々にすら知られているだろう。
 しかし、人間とは所詮は弱き存在。
 どれだけ強くても、それは人間の内でなくてはならない。
 本来ならば。
 世界には多くの種族があるが、人間は最下層に位置する強さしか持たない。
 なのに、サード・オーダーに選ばれたわけでもなく。魔王の欠片でもない存在である、リナには強力すぎる力を持って入れば。
 世界を破壊しかねない。
「じゃあ、それって……あたし達。も?」
 力ある者は、また別の強い力を惹きつける事もある。
 だから、三人が。ゼロスがリナと共にあるのは、ある意味では当然と言えた。
 だが、そんな事が許されるのだろうか?
 世界の安定を壊すような存在を、更に力を増す様な事実を。
「アメリアは大丈夫だろう。俺も……悔しいが、一人ならばな。
 だが、共にあれば。そのサード・オーダーとやらに目をつけられる事もあるだろう。
 聴いておきたいいが、ガウリイ」
 静かに。
 ただ、静かに。
 何も口に入れる事なく、ただ成り行きを見守っているだけにしか見えなかったガウリイが。
 ゼルガディスを見た。
 それだけなのに、圧倒的なプレッシャーを感じずにはいられない。
「なんだ?」
 いつもとおなじ顔。同じ視線。同じしぐさ。
 同じ声。すべては同じであるはず。だけど、それはどこかが違う。
 まるで見知らぬようであり。
「ガウリイは、リナをどうするつもりだ?」
 決して悟られぬ様に、努めて平穏にゼルガディスがたずねる。
 それで斬り殺されるわけでもないのに、極力努力している。
「どうするって?」
「ガウリイさんがサード・オーダーさんとやらに選ばれた人だって言う事は。リナさんをどうにかするために近づいたって事ですよね?」
 判っているのかいないのか、アメリアが気軽に尋ねる。
 一見、本当に気軽そうに見えるが。こういう所、ゼルガディスはアメリアに勝てないと思った。
 今回だけではない。これまでにも何度も。
 実戦だけならば、アメリアはゼルガディスに勝つ事は出来ないだろう。裏世界の事は理解すら出来ないだろう。けれど、逆を言えばゼルガディスは王族として培ったアメリアの、そういう部分には勝てないのだ。
「どうにかって?」
 ガウリイもアメリアも、あえて具体的な言葉は出さなかった。
 それは、意識しているにせよ無意識であるにせよ。仲間と言う部分が歯止めになっているのかも知れない。
「そりゃあ、俺はリナの保護者なんだから。早くリナの怒りを静めないといけないとは思うさ。リナが本気で怒る前に、なんとかしないといけないだろう?」
「そういう事じゃないだろう」
 プレッシャーは、まだ収まらない。
 声は、いつものガウリイのものだ。なのに、ゼルガディスには切り裂く刃の様に思えて仕方がない。
 リナと常に、共にある事が当然だった。
 だから、リナのいないガウリイを。誰も知らない。
 はぐれた事はある。けれど、あの時はなぜか。相手が必ず無事でいるだろうと言う、妙な核心があった。
 でも、今は違うのだ。
「リナが世界の安定を。つまり、世界そのものを滅ぼす様な存在ならば。一番手っ取り早いのは、リナを殺してしまえば。安定は保たれると言う事にいなる」
「ゼルガディスさん、それは……」
 アメリアが、不安そうな顔で立ち上がったものの。すぐに座ってしまった。
 なんと言えばいいのか、言葉が見つからなかったのだろう。
 それは、前にもあった事なのだから。
 以前、冥王がリナを使って世界を滅亡させようとした時に。それを食い止める為と言う名目でリナの命が狙われた。それと同じ理屈だ。
 リナと同じ部屋である事の多かったアメリアは、はっきりと聴いたわけではないが。
 巫女として女の子として、何よりも同じ人間として。
 リナの抱えている何かを感じる事は出来る。
 だから、言葉が見つからない。
 もどかしいけれど、それが現実なのだから。
 こんな時、正直を言ってしまえば。アメリアはゼロスをうらやましいと思う事がある。
 不謹慎でもなんでも、相手を納得させるだけの言葉を持っているのだから。
「もしも、ガウリイ。お前がリナを殺すなら。
 俺がお前を殺す」
 ゼルガディスの瞳は、本気だった。
 その光は、かつて裏社会で尊敬と畏怖の念をもって称えられた冷酷なる魔剣士の名に。相応しいものだった。
「ゼルガディス……」
 流石に、ここまで具体的な事を言われれば。幾らガウリイでもはっきりとした答えを出さなくてはならないと言う、事実に思い当たるのだろう。
「ガウリイさん?」
きょとんとした顔で、ゼロスが聴いた。
「ガウリイ……さん?」
 次の瞬間。訪れるかも知れない惨劇を思って、アメリアは身を硬く硬直させた。
「何言ってるんだ?」
 張り詰めた空気は切れやすく。また、壊れやすい。


 がしゃごしゃずだーん!!


 派手なリアクションをもって、ガウリイを除いた三人がテーブルごと転んだからと言って。一体、誰に文句を言う筋合いがあるだろう?
「まさかとは思いますけど……」
 顔を上げたゼロスは、心底困っているようだった。
「聴いてなかったとは言わせんぞっ!!」
 顔は下がったままだが、上体は起こそうとするゼルガディス。
「ガウリイさんでも、それはあんまり……」
 一人椅子の下敷きになったものの、持ち前の強度で回復したアメリア。
「聴いてたさ。けど、なんで俺がリナに何かしないといけないのかと。
 俺はそういう事を聴きたいんだ」
 もしかしなくても、リナ=インバースは偉大なる人物なのかも知れない。
 そう三人が考えたのも、当然と言えば当然だった。
「もしかして、根本的なところで理解してないんじゃ……?」
 思い切り疲れた声を出すゼルガディスに、反論する声もない。
「そうだ。リナさんのいなくなった朝、お二人ともなんだか不機嫌そうでしたけど。
 なにかあったんですか? お二人とも」
 とりあえず、どうしようもなくなた話の矛先を別の事へと向けたアメリアは。
 まだ常識人と言えるのかも知れない。
 ただし、ここで話の方向転換をしないと。いつまでたっても進まないと事実があるのは、それはそれとして。
「あれは、その……」
 なぜか、顔が赤くなるゼルガディス。
 突然言われた為なのだろう。
「そう言うアメリアこそ、元気がなかったじゃないか」
 いつもなら、時々計算しているのではないかと思えるくらいのガウリイのボケなのだが。どういうわけなのか、今はまったくそれを感じない。
「あの、えっと……。
 ちょっと、夢見が悪かっただけなんです。そう言えばゼロスさん、前から聴いてみたい事があったんですけど」
 元凶であるはずのゼロスは、のんびりとお茶を飲んでいる。
 こういう所が、ゼルガディスに嫌われる原因の一つなのだろう。
 魔族だけど。
「はい、なんですか?」
「魔族の人って、どんな夢を見るんですか?」
 やはり、あまりにも唐突と言えば唐突な台詞に。その場の空気が和み始めた。
「やですねえ、アメリアさん。僕は魔族ですよ(はあと)」
「魔族の人って、夢を見ないんですか?」
 魔族の人。と言う言い方について疑問を持ったのはゼルガディスだけだったが。そこに異論を挟めるだけの余力さえないのが現状だった。
「眠る必要はありませんし、大体。そこまでヒマでもありませんしね」
「あたし達にくっついているヒマはあるのに、ですか?」
「何か……怒ってますか? アメリアさん」
 ゼロスが、再び慌てた。
 アメリアの瞳がうっすらと危ない光を宿している様に見えたからだ。
「あ、いえ。そういうわけじゃ……」
「それで、アメリアさんの見た夢ってどんな夢だったんですか?」
「うっ……」
 アメリアの反応からすると、かなり嫌な夢だったのだろう。
 あまりにもあからさまに嫌そうな顔をするから。黙っているわけにもいかないとでも思ったのだろう。
「どこだか、眩しくてよく判らないんです。
 多分、そんなに広くない場所だとは思ったんですけど。
 そこに、誰か……。知ってる様な、知らない様な、よく見えなくて。
 ……あれ、どうかしたんですか? ゼルガディスさん、ガウリイさん」
「そう言えばそうですねえ」
 アメリアとゼロスが見ると、なぜかガウリイもゼルガディスも青ざめたような。ひどく驚いた様な、困惑した様な顔をしていた。
「いや、なんでもない。話を続けてくれ、アメリア」
 ゼルガディスの物言いに、何かひっかかる事でもある様だが。とりあえず、アメリアは話を続けるつもりになった様である。
 または、アメリアも話を続けたかったのだろうか?
「それで、その人……多分、女の人に聴かれたんです。
 えっと確か、リナさんを知っているか。リナさんをどう思っているか。それと、リナさんとであった事を後悔してるか、だった様な気がします」
 自信なさそうに言うアメリアとは対照的に、ゼルガディスの表情は次第に真剣味を帯びたものに変わって行く。
「それで、アメリアさんはなんと答えたんですか?」
「えっと……」
 明後日の方角を見て、汗を流しているアメリア。
 どうやら、本人に聞かれては相当まずい事を答えてしまったようである。
「まさか、そんな夢を見た直後にいリナさんがいなくなるなんて。思ってもみなかったんですけどね」
「そうだな、そんな事。考えた事もなかった。
 リナが、いなくなっちますなんて……」

続く

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3646Re:金色の巫女〜鳴動編・3松原ぼたん E-mail URL7/28-18:53
記事番号3636へのコメント
 面白かったです。

>「アメリア……巫女の台詞なのか? それは」
 巫女の台詞なら別の意味をもちますからねー。
>「今回は共通の目的があるわけでもなく。リナがいるわけでもないとゆーのに、どうしてゼロスなんかがついて来ているのかと言う事を聴いているんだ!!」
 いつものことなどで今まで深く考えなかったろ?(笑)。
> ゼルガディスが頭をかかえてうなり声を上げたくなったからと言って、一体。誰が文句を言えるだろう?
 まだ現実についていけませんか(笑)。
> 天空へと帰る事を夢見ている『あの方』を、この地へと繋ぎ止める役割をになっている存在。世界を安定させる事を生業とさせている方々ですから。
 なるほど、そういう解釈もあふますか。
> リナさんは幸運を味方につけましたが、果たして。本当にそれだけでルビー・アイ様を倒す事が出来たのでしょうか?
 うーん?
>「ガウリイさんがサード・オーダーさんとやらに選ばれた人だって言う事は。リナさんをどうにかするために近づいたって事ですよね?」
 うわ、サイテー(笑)。
>「何言ってるんだ?」
 ・・・・こいつ、何か考えてんのか?
> もしかしなくても、リナ=インバースは偉大なる人物なのかも知れない。
 たしかに・・・・。
> えっと確か、リナさんを知っているか。リナさんをどう思っているか。それと、リナさんとであった事を後悔してるか、だった様な気がします」
 最初のあれですね。
>「まさか、そんな夢を見た直後にいリナさんがいなくなるなんて。思ってもみなかったんですけどね」
 ・・・・関係あるの?

 本当に面白かったです。
 ではまた、ご縁がありましたなら。

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3707『2』&『3』感想です♪Shinri 7/30-20:35
記事番号3636へのコメント
”こんにちは”! Mさま♪ 続き、早速読ませて頂きました♪
遅くなりましたがレズ返し&感想です。
ともあれまずは、恒例(にするな!!)のレス返しから。

>某所ではお世話してます。嘘です。お世話になっております(深々)
いや。あながち、それも間違いではないと・・・なでなでとか、して頂いてますし(笑)

>これからも、某所の「○○」として突っ走ってください(笑)
・・・・っ!!(ダメージ999)・・ぜ、ぜはーっぜはーっ・・・(冷や汗)
いっ、いきなり何つーことをぉっっ!?(滝汗) 折角、ここでは猫かぶってるのに・・
・(爆)

タイトルの謎。金色という色はまあ、ともかくとして。それ以上はまだまだ・・・ですか
(苦笑)
なら。気長に続きを待つことにしましょう♪(笑)
そして。3つの質問――読み手にも、そして神坂センセにも考えて欲しいこと――ですが。
実は・・・既に考えてたりして(笑) 
いや実際、これに近いものは、栽培中(?)の自分の頭にも常にどっかにあることだったり
するし。

>あ、いーんですかあ?(にっこり)
ま、状況によりますが(苦笑)
でも。謎の全てが必ず解決されねばならぬ、という法も(個人的には)ないと思うので(笑)

今回のメインは、「リナのいない世界」とのこと。
>シリーズの中心軸の様なテーマです。
>「リナ」があってこそのスレイヤーズですが。その「リナ」がいなかったとしたら、彼らは
>どうなっていただろう?と言う。
非常に興味深いテーマだと思います・・・ますます続きが楽しみです♪

ガウリイとゼロス。
>はい。これには、ちゃんとした事情があるんです。
>某支部の支部長もおっしゃっておりますが、支部長と僕の共通した意見が「ガウリイが一番
>怖い」なんです。
>ええ、怖いです。とっても怖いです。
>どれくらい怖いかと言ったら、その怖さを文章で表現しようとすると。首筋に冷たいものが
>流れるくらい・・・(汗)
・・・・・・(沈黙。つつつっと汗が流れる ←何やら覚えが???(謎)
ええ、そーですね。確かに。自分もお二方と同意見です・・・(冷や汗)

リナの行方と、招待を受けた理由。
>では、そのお答え☆
>代理のゼロス:「それは秘密です(はあと)」
>僕:「おい・・・(汗)」
>ゼロス:「ああ、でも徐々に明らかにされますから大丈夫ですよ。多分・・・ね」
>僕:「勝手に出てきて、なにやってるかなあ・・・(溜め息)」
を〜ひ・・・・(^^;(←それ以上のコメントの仕様がないらしい)
ま、仕方ないか(諦めた) ゼロスだし(爆)

>前回みたいな「一日3つUP」なんて極悪なまねは。今回はやめておきましょう。
>何より体力もたないです(^^;
>少しずつUPしますので、楽しみに・・してくれたら嬉しいです(=^^=)
はい、楽しみにしてます♪ が、くれぐれもご無理はなさらぬよう・・・

以下は『2』 と『3』を読ませて頂いての感想を。

ここまでの部分で、早くもキーとなりそうなものがいくつか提示されてますね。

まずは。『サード・オーダー』と呼ばれる存在。
とはいえ。これに関しては、今回ゼロスからある程度の説明はされましたけど、まだまだ不
明な点が多い。
ガブリエフ家との関連も含めて、もうちょっと様子を見ないと・・・というカンジ。
ただ、そういう存在があってもおかしくはない、と思います。
というよりも。リナのことを『世界の安定を崩すことの出来る存在』としてるのは、自分自
身全く同じなので。
その辺のことは、いずれ別の形でお目にかけられる事でしょう・・・(謎)

そして、更には『夢』
アメリアの言葉からすると、どーやら例の『3つの質問』みたいですね。
しかもそれは、彼女だけでなく、ゼルも、そしてガウリイも。同じものを見たらしい、と。
あの質問、物語のかなり重要な部分を占めて来そうだと感じていたので、それが予想以上に
早くガウリイたちに投げかけられた事に対して、少し驚いています(もちょっと先かな〜、
とか勝手に思っていたので(^^;)
アメリア、夢の中の質問に対して、「本人に聞かれたら相当まずい」よーな答えを返してし
まったよーですねぇ。
う〜〜ん。ある程度、予想つくよーな・・・(笑)
ま、それはともかく。これは全くの想像に過ぎませんが・・・
ひょっとしたら。ゼルやガウリイも・・・アメリアと似たり寄ったりの答えをしてしまった
んじゃないか、と。本心かどうかは別として。
ところが、リナが何らかの形でそれを知った……知られてしまったと思えるような、何かが
夢の中であったのではないか――と。
だとすれば、翌朝の彼らの態度の微妙な変化も納得出来るような気がするんですが・・・
しかし。彼らが夢の中での質問に何と答えたかというのは、今回までの部分では明らかにさ
れてない。だから、本当にこれは勝手な想像に過ぎないんですけどね☆
次回UP分を読んでみたら全然違ってた・・・なぁんてこと、ありそだよな(勘違いは己の
得意とするトコロ・核爆)

ところで。
今回一番気になる、そして重要なポイントなのは。ずばり。
本当にガウリイはリナを裏切ったのか? ということ。
個人的にはそんなことあって欲しくないし、有り得ないことだと思うし、そう願ってるんで
すが・・・
ただ。例え、もしそれが誤解であったとしても。
一体、その誤解が可能となり得るような、どんな光景をリナは目撃してしまったのか?
そのあたりが――非常に気にかかります。
残念ながら。ガウリイからは・・・くらげだから(?)、まともな答え、得られなかったし。
願わくば、事情通(笑)なゼロス君あたりが解説してくれるとありがたいんですけどねぇ
(ため息)

それと。今回の部分では、彼らの中におけるリナの存在の大きさ、というものが改めて浮き彫
りになってますね。
ゼルのガウリイへの「お前がリナを殺すなら〜」云々のセリフは、もちろんのこと。
『2』での「リナが完全に怒る前に止めないと、それこそ世界がどうなるか判らない」という
ガウリイの一言で、皆即座に意見が一致してしまうあのあたりでさえ、やっぱりそうだと言え
るし(笑)
それを一番端的に現しているのが、
>もしかしなくても、リナ=インバースは偉大なる人物なのかも知れない。
この一言でしょう。前後のボケ(←大笑いした)に紛れて、つい軽く読み流してしまいそうに
なるけれど。
「もしかしなくても」ということは、その前提として「もしかすると」っていうのが付いてる
訳ですよね?(にっこり)
いずれにせよ。リナって良くも悪くも他に与える影響が大きいよなぁ〜、と改めてしみじみ感
じたものです。

ああ、やはり長くなってしまった(笑) ・・・・文章の長さ調節能力、ちっとも成長してな
い(汗)
ともあれ。相も変わらず拙い感想、ここまでお付き合い頂けたとしたら幸いです♪
それでは次回のUP、心待ちにしております(はぁと)

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3740Re:金色の巫女〜鳴動編・3E-mail 8/2-02:01
記事番号3636へのコメント
いやあ、毎度×2感想をいただきまして。Mは幸せものです。
さて、この山ほど(←強調)忙しいのは確かですが。これから、当分UPを控えたいと思います。
なぜかと言えば、HP作成なんて超無謀な事を考えているからです。
基本的に、僕は一坪さんからリンクされてる「くらげ学園」の住人ですが。部長as弥生さんの負担を減らす為に他HPへ流出を始めました。
しかし、それにも限界があります。当然とか、やはりとかのツッコミはダメです(苦笑)
もちろん、こちらや他某所への投稿も続けるつもりですが。個人的にメールで送って欲しいと言う方々(ありがたい事です)の為にも負担を減らす事にいたしました。とは言っても、一日の労働時間が長いとか、8月は決戦が控えているなどの諸事情により。亀よりものろい作業になるのは否めません。
けど、これが終われば楽になる・・・といいなあ(汗)
と言う事情により、こちらへUPする時間が極端に長くなるのは致し方のない事ではありますが。関係者各位の海よりも広い心で見守っていただき。
時には「下手☆」(にっこり)とおしかりをいただければ幸いかと存じます<日本語変?(汗)