◆−『麗しき人』(17話イリス・ルナ・ゼロス登場、お盆休みで2週間ぶりです)−和泉 (2007/8/21 15:32:02) No.33326
 ┣。。。さん、お返事おくれてすみません。−和泉 (2007/8/21 15:48:21) No.33327
 ┣Re:ィエイエ、お帰りなさい!−。。。 (2007/8/24 19:59:07) No.33336
 ┃┗ただいまです−和泉 (2007/8/27 18:37:34) No.33339
 ┣『麗しき人』(18話イリス・ルナ・ゼロス登場、ますますコントノリがエスカレートします)−和泉 (2007/8/27 18:21:52) No.33338
 ┣『麗しき人』(19話:ゼロス対ソーニアの死闘?開始です)−和泉 (2007/9/3 17:43:55) No.33345
 ┗『麗しき人』(20話イリス・ルナ・ゼロス登場、ルナ様対セリー激突!)−和泉 (2007/9/10 18:35:25) No.33352
  ┗Re:すみません、随分お久しぶりです−。。。 (2007/9/19 22:46:06) No.33378


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33326『麗しき人』(17話イリス・ルナ・ゼロス登場、お盆休みで2週間ぶりです)和泉 2007/8/21 15:32:02


(イリスの一人称です)

ルナ様が、男の子にモテなさすぎておかしくなっちゃったです。

やたらあたしに擦り寄ってきたり、『彼氏になってくんない?』なんてキモいことを言ってみたり。

でも、それはなんと全てマジだったです。

こともあろうにルナ様は、シャドウリフレクターから生まれたあたしのニセ者アイリスと変な関係になってしまったのです。

アイリスは一応嫌がっているみたいだけど。

ルナ様おいたわしや、です・・・このイリスが必ずお助けいたしますです・・・・・

色んな意味で・・・・



ルナ:「イリスは逃げたけど、あんたはあたしから逃げたりしないわよね・・・・
ねっ、アイリス♪(抱きっ)・・・便利アイテム15号さん♪・・・・」

アイリス:『あうう・・・前向きに検討させていただきます・・・・』

涙目で応えるアイリス・・・ちょっと同情しちゃうです・・・・



ルナ:「さあ、話は決まったわ!・・・ってことで、さっさと話を進めるわよ・・・・
ここからはそっちの3人とこっちの3人でタイマン勝負よ!・・・・
お互い相手をぴくぴくさせた方が勝ちっ・・・いいわね!?・・・・」

アイリス:『いや、決まってないと思うんすけど・・・・』

おずおずと反論するアイリスにも聞こえないフリ・・・・どうやら、アイリスもルナ様には逆らえないようです。

しかもルナ様、勝手にルール決めちゃった、です・・・あたしとセリーがアイリスとバトルやる予定だったのに。

イリス:『3人でタイマン勝負?・・・ってことは3人が順番に一人ずつタイマン勝負するってことですか?・・・・』

ルナ:「そうよ・・・公平でしょ・・・・
こっちは大将がアイリス・・・そして副将はあたし・・・・
もう一人はソーニア!・・・・・」

ソーニア:『了解です・・・・』

呼ぶとソーニアがその場から飛び上がり、ルナ様のすぐ横に立った。

こうして、アイリス組のメンバーが決まったのであった。

メンバーは先鋒ソーニア、副将ルナ様、大将アイリス。



ぬう、ルナ様ってば余計なことをです!・・・アイリス一人を倒せば良かったはずなのに!・・・・・

ソーニアとアイリス2人を倒すメンバーを選ばないといけなくなったです・・・・

ルナ様には誰も勝てるわけないから、ソーニアとアイリスを何とか倒さなきゃ負けちゃうです!・・・・

こちらのメンバーも慎重に選ぶです。

ってことで、作戦会議です。



イリス:『こちらの代表は誰が行くですか?・・・・』

ゼロス:『その前にイリスさん・・・服を着替えていただけませんか?・・・・
あなたとアイリスさんは全く同じ外見なんですから、区別できるようにしていただかないと・・・・』

セリー:『そうだにゃ・・・アイリスの相手はイリス師匠以外にはいませんにゃ・・・・
区別できるようにしてもらわないと困りますにゃ・・・・』

イリス:『確かに、です・・・それならいい方法があるです・・・・
えっと、ネイルやセリーのではサイズが小さいから(ぶつぶつ)・・・
仕方ない・・・ルシー、両手を出せです・・・・』

ルシフェリア:『はい?・・・両手を?・・・・こうですか?・・・』

言うと、ルシフェリアは両手を広げてあたしの方に差し出した。

ルシフェリアの両手には、上質の羊皮でできたひじまである長丈手袋がはめられている。

これは、ゼクセン親衛隊のユニフォームで女性剣士用の白い手袋だが、耐熱効果もあるラムステイツ産の羊皮製・・・だから魔道士でも使えるはず。

そう思って、あたしはルシフェリアの両手から手袋をすぽっと抜き取った。

そして、自分の手袋を外しルシフェリアの手袋を嵌め直す・・・・サイズはぴったりです。

ルシフェリア:『あ、なるほど!・・・手袋を取り替えておけば、イリス様とアイリスの区別がしやすいというわけですね!・・・・』

イリス:『そのとおり、です・・・同じ手袋を向こうは持ってないはずだから、これであたしとアイリスの区別はばっちりです・・・・
ルシー、お前はこっちをあたしの手袋を貸しといてやるです・・・・
この手袋はローザ様から頂いた大切なものです・・・匂いかいだりもだえたりしたら、お前穴ほって埋める、です・・・・』

言ったそばなのに・・・あたしの手袋を嵌めたルシフェリアは。

ルシフェリア:『きゃう〜ん♪♪・・・イリス様の手袋です〜♪・・・・・
くんかくんか(匂い、かぎかぎ)・・・はうはう〜♪♪♪(もだえ)・・・・・』



何やらお子様の教育に悪そうな生き物は、とりあえず穴ほって埋めといたです。



イリス:『さっ、気を取り直してメンバー選びです!・・・・
まずゼロス、お前はソーニアを何とかしてくれです!・・・・』

ルシフェリアの手袋をはめた手で、ソーニアを指差してゼロスに指示する。ゼロスは少しめんどくさそうに。

ゼロス:『はいはい・・・では、ボクはイリス組の先鋒ですね・・・・』

イリス:『頼むです・・・んで大将はあたしです・・・・
最後はあたしとアイリスが対決するとして・・・副将はと・・・・』

言って、ネイルの方に目をやる・・・はっと気付いたネイルは思いっきし、目をそらす。

びびってる、です・・・チキンネイルです・・・・

イリス:『ネイル、心配するなです・・・お前がルナ様に勝つとは誰も思ってないです・・・・
お前はただの当て馬です・・・・』

そう・・・こちらの副将は、向こうの副将ルナ様との対決することになる。

別にゼロスをルナ様に当ててもいいけど、ゼロスがルナ様に勝つ見込みは薄いです。

となると、ネイルとソーニアの対決が重要になるけど、こいつらはどちらが強いのかよくわかんないです。

万が一、ソーニアに負けるとその場で勝負は決まってしまう。

ってことで、大将戦に持ち込むためにはソーニアには確実に勝つ必要がある。

そこで、ソーニアにはゼロスをぶつけることにしたです。

ルナ様には、当て馬のネイルを。

ネイル:『あんた、当て馬だからってあのルナ様が手加減してくれると思ってんの!?・・・・』

イリス:『思ってないです・・・きっと、かなりボコボコにされると思うです・・・・
な〜に、心配するなです♪・・・クビ飛ばされても平気なネイルなら、ルナ様のいぢめにもきっと平気です(ネイルの肩をぱんぱん)・・・・』

ネイル:『イヤじゃぁぁぁあああああ!!!・・・死なないけど、痛いもんは痛いの!・・・・
あんたヒトゴトだと思って!・・・・』

凄い拒否反応です・・・やっぱしこいつリリムのクセにチキンです・・・・

困ったです・・・ルシフェリアだと、ルナ様の物理攻撃でケガしちゃうかもしんない。

それはセリーでも同じ。

セリー:『ルナ様のことはセリーに任せるにゃ、師匠!・・・勝算ありますにゃ!・・・・』

胸をどむっ・・・・と叩いて、頼もしげなセリー。

おおっ、です・・・セリー、やる気です!・・・・でも・・・

イリス:『無茶です、セリー・・・相手はルナ様です・・・・
セリーがケガしちゃうと困る、です・・・・』

セリー:『そんな弱気じゃダメですにゃ!・・・
ルナ様との勝負を最初から投げてたら、もしゼロスがソーニアに負けちゃったらその時点でこちらの負けですにゃ!・・・・』

イリス:『・・いや・・・・ゼロスが負けるって・・・そんなこと・・・・・』

むう、確かに・・・万が一でもゼロスが負けちゃったら、その時点で負けが確定しちゃうです・・・・

ゼロス:『まあ・・・ソーニアさんが強いといっても、サキュバスですからね・・・・
さすがにこのボクが負けるとは思えませんけど・・・・』

セリー:『わからないですにゃ!・・・このケンカはお互い倒せばいいってわけじゃありませんにゃ・・・・
あくまで、相手をぴくぴくさせた方が勝ちですにゃ・・・・ルナ様が言ってましたにゃ・・・・・』

ルナ:「そのとおりよ!・・・・」



いきなしルナ様が口をはさんだ・・・・ぴくぴくさせた方が勝ち・・・・・・

そのルールの意味は・・・・つづきは、次回です。

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33327。。。さん、お返事おくれてすみません。和泉 2007/8/21 15:48:21
記事番号33326へのコメント

>本当に・・どんどん複雑化していきますね・・・
>話を発展させるコトが出来るのはとても素晴らしい事だと思いますよ
>只・・・・
>面倒くさくなって、まとめて放っぽといて旅に戻りたくなりますね(ぅォぃ

だからというわけではありませぬが、あたしも旅から帰ってきたばかりです。

>仲間の言葉に苦悩するでもなく
>滅茶苦茶冷静です

ええもう、ルシフェリアとシズルだけは遠慮なく。

>この会話だけでゼロスの立ち位置がわかるようです・・(涙
>べ便利アイテムて・・・ッ!!
>ドラえもんでもないよッ?! スペアポケットって事よッ?!(何

もちろん、重要キャラでございますっ・・・一人だけ男だし。
いや、そんな意味だけでなく色んな意味で。

>ぅわもぉ超偉いっ! とても魔族とゎ思えないよ!
>あんな扱いされても裏切らず、しかもその理由が「分が悪いから」だなんて!!
>なかなか言えないぞゼロスッ! 素敵ぃーッ!(何

ほんとに素敵〜!・・・目細いのに、空気読めるなんて素敵〜!・・・・

>・・なのに仲間が超アッサリ!!
>もっと感動してあげてよ・・・ゼロスの扱い軽スギだよ・・っ!(涙

まあ、ゼロスもヒマしてるとこルナ達に遊んでもらってる立場だし。
ってか、ルナがゼロスに見向きもしないことには、ちょっと無理があったかも。
すみませぬっ。

>マジ何故に。(ヮラ

あたし和泉にもよくわからぬ。なぜにっ。

>・・・でも本当にそこら辺寝そべって転がってたら面白(スミマセン

大丈夫です。ちゃんと保健所のおじさんという便利な人たちが。(こらこら)


>マジでかああ!! 凄い、流石波乱万丈。
>モテ過ぎてもそぉなるのか、
>何事も程々が丁度良いって事ですね。ィゃァ勉強になるナァ(ェ

まぢです。だって、NBAの選手とかハリウッド女優とかって・・・・

>こんな緊迫した状況で、ネイルの心配はそっちなんですね(ヮラ

はい。一応、一番まともそうでズレてる人(?)なので。


>うわあ何て可哀相な相談ですか。初め小声だっただけ本当にキツイです
>ルナ様アストラルサイドからの攻撃で大ダメージですね(煩

これくらいですんだ方が不思議かもっ。

>何だかおかしなコメントになってしまいました
>御免なさい(ォぃ
>これからも頑張って下さいね
>それでは

どもでした。お返事遅れてすみません。実家でリフレッシュしてまいりました。
それでは。

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33336Re:ィエイエ、お帰りなさい!。。。 2007/8/24 19:59:07
記事番号33326へのコメント


お久しぶりです! お盆休みは有意義でしたでしょうか?

それではコメントです。

>ルナ:「イリスは逃げたけど、あんたはあたしから逃げたりしないわよね・・・・
>ねっ、アイリス♪(抱きっ)・・・便利アイテム15号さん♪・・・・」
彼氏=便利アイテム

こんな公式を成り立たせようなんて・・、ジャイ○ンもびっくりの横暴さです。

>ルナ:「さあ、話は決まったわ!・・・ってことで、さっさと話を進めるわよ・・・・
>ここからはそっちの3人とこっちの3人でタイマン勝負よ!・・・・
>お互い相手をぴくぴくさせた方が勝ちっ・・・いいわね!?・・・・」
>
>アイリス:『いや、決まってないと思うんすけど・・・・』
>
>おずおずと反論するアイリスにも聞こえないフリ・・・・どうやら、アイリスもルナ様には逆らえないようです。
しかもちゃんと敬語だしね!

>イリス:『そのとおり、です・・・同じ手袋を向こうは持ってないはずだから、これであたしとアイリスの区別はばっちりです・・・・
>ルシー、お前はこっちをあたしの手袋を貸しといてやるです・・・・
>この手袋はローザ様から頂いた大切なものです・・・匂いかいだりもだえたりしたら、お前穴ほって埋める、です・・・・』
>
>言ったそばなのに・・・あたしの手袋を嵌めたルシフェリアは。
>
>ルシフェリア:『きゃう〜ん♪♪・・・イリス様の手袋です〜♪・・・・・
>くんかくんか(匂い、かぎかぎ)・・・はうはう〜♪♪♪(もだえ)・・・・・』
>
>
>
>何やらお子様の教育に悪そうな生き物は、とりあえず穴ほって埋めといたです。
流石に仲間だけに、行動までしっかり把握してますね

・・仲間だけどツッコミは容赦なし

>言って、ネイルの方に目をやる・・・はっと気付いたネイルは思いっきし、目をそらす。
>
>びびってる、です・・・チキンネイルです・・・・
>
>イリス:『ネイル、心配するなです・・・お前がルナ様に勝つとは誰も思ってないです・・・・
>お前はただの当て馬です・・・・』
キッパリですね

>ネイル:『あんた、当て馬だからってあのルナ様が手加減してくれると思ってんの!?・・・・』
>
>イリス:『思ってないです・・・きっと、かなりボコボコにされると思うです・・・・
>な〜に、心配するなです♪・・・クビ飛ばされても平気なネイルなら、ルナ様のいぢめにもきっと平気です(ネイルの肩をぱんぱん)・・・・』
>
>ネイル:『イヤじゃぁぁぁあああああ!!!・・・死なないけど、痛いもんは痛いの!・・・・
>あんたヒトゴトだと思って!・・・・』
死なないだけに、攻撃エスカレートしそうですもんね

怖いよーー

>セリー:『わからないですにゃ!・・・このケンカはお互い倒せばいいってわけじゃありませんにゃ・・・・
>あくまで、相手をぴくぴくさせた方が勝ちですにゃ・・・・ルナ様が言ってましたにゃ・・・・・』
>
>ルナ:「そのとおりよ!・・・・」
>
>
>
>いきなしルナ様が口をはさんだ・・・・ぴくぴくさせた方が勝ち・・・・・・
>
>そのルールの意味は・・・・つづきは、次回です。
おおおお!?

凄いことになってきましたねっ!

次回はルナ様すっごいカッ(自主規制

・・かもしれないですね〜、いやぁ楽しみだなぁ〜(煩

夏は未だ暑いですが

これからも頑張って下さい

それでは




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33339ただいまです和泉 2007/8/27 18:37:34
記事番号33336へのコメント

>彼氏=便利アイテム
>こんな公式を成り立たせようなんて・・、ジャイ○ンもびっくりの横暴さです。
ええっ、彼氏って便利ですよ。(そういう意味じゃなくて?)

>おずおずと反論するアイリスにも聞こえないフリ・・・・どうやら、アイリスもルナ様には逆らえないようです。
>しかもちゃんと敬語だしね!
まあ、反論しようものならその場で抹殺だし。

>流石に仲間だけに、行動までしっかり把握してますね
>・・仲間だけどツッコミは容赦なし
このシリーズで、ツッコみを遠慮されたことがあるのはルナ様だけだったりする。

>>イリス:『ネイル、心配するなです・・・お前がルナ様に勝つとは誰も思ってないです・・・・
>>お前はただの当て馬です・・・・』
>キッパリですね
死なないキャラ、ネイルは当て馬かやられ役がハマリです。

>おおおお!?
>凄いことになってきましたねっ!
>次回はルナ様すっごいカッ(自主規制
>・・かもしれないですね〜、いやぁ楽しみだなぁ〜(煩
>夏は未だ暑いですが
>これからも頑張って下さい
>それでは
凄いことになってます。えんがちょ的に。面白いかどうかは、微妙です。
めちゃめちゃ不真面目な話になっておりますので。

暑いですね〜・・・。。さんも頑張って、夏を乗り切ってください。
ではでは。

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33338『麗しき人』(18話イリス・ルナ・ゼロス登場、ますますコントノリがエスカレートします)和泉 2007/8/27 18:21:52
記事番号33326へのコメント

(イリスの一人称です)


ついに始まった、あたしイリス対アイリスのライバル対決。

アイリスに肩入れしたルナ様の提案で、3対3のチームバトルとなった。

そしてそのおそるべきルールとは。

ルナ:「マジバトルなんてするわけないでしょ・・・これはあくまでぴくぴく勝負よ・・・・
お互いの武器で相手をぴくぴくさせた方が勝ち・・・・」

あたしイリス側の先鋒はゼロス。アイリス側の先鋒はルナ様の手下サキュバスのソーニア。

すでにスタンバイOKである。

ゼロス:『ぴくぴく勝負って・・・それじゃ、ボクがソーニアさんを倒しても勝ちにはならないんですか?・・・・』

ルナ:「だから言ってんじゃん、ぴくぴくさせなければダメなんだってば・・・・
だから、武器はこれよ!・・・・」

ばば〜ん♪(効果音)・・・・・



言って、ルナ様がふところから取り出して頭上に掲げたのは、まさに。

セリー:『スリッパにゃっ!・・・・』

イリス:『くまさんの絵つきです!・・・・』

ゼロス:『いやあの・・・それって・・・・』

一人だけノリが悪いゼロスにルナ様が続ける。

ルナ:「ゼロス・・・あんたも、ソーニアにスリッパでしばかれたらぴくぴくしなきゃダメだかんね・・・・」



ルールはルナ様の一存で決まった・・・・スリッパでしばいて相手をぴくぴくさせたら勝ち。

要するに運動会の騎馬戦みたいなもんです・・・マジバトルをする気はないみたいです。

当たり前です・・・ルナ様がアイリスの味方についたといっても、彼女はあたし達の仲間です。

そんなルナ様があたし達相手に本気で包丁とか振り回すわけないです。

ちょっと安心したです。

ゼロス:『つまり・・・・今回もそういうノリってことですか(汗)・・・』

ルナ:「そのとおしっ!(肯定)・・・・」

あっさり、です・・・・



かくして先鋒対決は始まった。

スリッパで相手の頭をしばいてぴくぴくさせた方が勝ちという、かくもアホくさき・・・いや、恐ろしき勝負が。

先鋒の二人が前に出てお互いぺこりと頭を下げる。

気合入りまくりのソーニアと、やる気半分のゼロス。

ちょこんと体育座りで声援を送るのは、代表以外のバカ6人。

サラス・シズル・スウィニー・セラーノ:『ソーニア、ふぁいと〜♪・・・・』

ルシフェリア(復活♪):『ゼロス、しっかりやるのよ!・・・あんたが負けちゃったら、イリス様はあとがなくなるんだからね!・・・・』

ネイル:『はぅぁ(あくび)・・・ふみゅ〜(目こしこし)・・・・』

約一名を除き、応援団のテンションも上がってきたです。

睨み合う両者。

どう考えても格上のゼロスに対して、ソーニアはたじろぐこともなくむしろ勝負根性がめらめら燃えている。

むう・・・油断ならぬ、です!・・・・



もはやツッコみ不在の真剣?勝負。その名もスリッパぴくぴくマッチ3本勝負。開始です。



ゼロス:『ふぅむ・・・スリッパでね・・・・』

手に持ったスリッパ(くまさんの絵つき)をじっと眺めるゼロスも、テンション低い。

イリス:『やる気出せです、ゼロス!・・・お前、負けたら明日からエ〇スと呼んでやるです!・・・・』

ゼロス:『はいはい、ちゃんとやりますよ!(やけくそ)・・・・』

ソーニア:『バカにしないでよね、ゼロス!・・・あたしだって、そう簡単に負けるつもりはないわよ!・・・・・』

言って、ソーニアはずいと前に出る・・・右手には片方のスリッパが。



ルナ:「むう・・・ソーニア、やっぱしそれじゃ勝てないわ!・・・・
こっちを使いなさい!・・・」

2人の雰囲気だけ見てルナ様も気付いた・・・・明らかに格下のソーニアは不利。

このままではソーニアは勝てない。

そこでルナ様は、ソーニアに向かって別のスリッパを放り投げのだった。

それを拾い上げたソーニアは、そのスリッパの表面に書いてある文字に表情がこわばる。

ソーニア:『・・こ・・・・これわっ!・・・』

ソーニアの手に握られたスリッパ、色は赤。しかしそこに書かれていたのは。

セリー:『・・・だ・・・・『WC』って書かれてますにゃ!・・・』

スリッパに異国の文字、『WC』・・・・その意味するところは。

ゼロス:『まさかそれは!・・・』

イリス:『恐ろしい・・・なんて恐ろしいおヒトです、ルナ様!・・・・』

そんなもんを握らされたソーニア本人だけでなく相対するゼロスも、2人とも思わず腰を引いた。

あたし達は何てヒトを敵に回してしまったのか。

その恐ろしいヒト、ルナ様が得意げに口を開く。

ルナ:「ふはははは!(胸張りっ)・・・恐れをなしたか、ゼロス!・・・・
そう、ソーニアが今握ってるものこそ、宿からパクってきた最終兵器・・・トイレ用スリッパよ!・・・・」

ソーニア:『ひ〜ん!・・・そんなもの、握らさないでくださひ〜!・・・・』

サ・シ・ス・セ:『えんがちょ、そーにあー!・・・・』

見てる連中は気楽なものであるが、やってる当事者にとってはまさに地獄。

使う方もしばかれる方も、かなり精神的に辛い・・・トイレ用スリッパが武器。

ゼロス:『汚いですよルナさん!・・・色んな意味で!・・・・』

イリス:『ゼロス・・・おそれるな、です!・・・・
やられても、ちゃんとあとで頭洗えば平気です!・・・・』

ルナ:「ふっ(髪、ふぁさ)・・・さすがのゼロスも、トイレ用スリッパはイヤみたいね・・・・
なんせ、裏が真っ黒の一番汚いやつを選んできたからね・・・・」

セリー:『ソーニアにとっても拷問ですにゃ!・・・・』

ルナ:「ゆくのよ、ソーニア!・・・それからあんた、あとでちゃんと手袋洗っときなさいね!・・・・」

ソーニア:『言われなくてもそうします〜!(ちょっと、怒)・・・
こうなりゃヤケよ!・・・行くわよ、ゼロス!・・・・』

ちょっと涙目のソーニアがぎりっと歯を噛み締めて。

ふっ・・・・と、その姿を消した。



イリス:『・・えっ・・・どこ行ったですか、ソーニアは!?・・・・』

セリー:『・・はっ・・・ゼロス、逃げろにゃ!・・・・』

セリーの警告にはっとなったゼロスは、とりあえずその場から移動する。

ごちん☆!・・・・・

あ、ぶつかっちゃったです!・・・・

目にも止まらないスピードで襲ってくるソーニアに対して、ゼロスはソーニアが突っ込んでくる方に逃げちゃったから、お互いがおでこをぶつけた。

初動は何ともおまぬけな形。

だが、予想以上にこれはレベルが高い。

ソーニアの動きを捕えられたのは、辛うじてゼロスとセリーのみ。

もし、あたしがソーニアの相手だったら負けてたです・・・・うう、不安になってきたです。


(バトルはつづく・・・)

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33345『麗しき人』(19話:ゼロス対ソーニアの死闘?開始です)和泉 2007/9/3 17:43:55
記事番号33326へのコメント

(イリスの一人称です)


スリッパぴくぴくマッチ、第一弾。

ゼロス対ソーニアの異色対決です。

あたしイリス組の代表は魔族のゼロス・・・対してアイリス組の代表はサキュバスのソーニア。

格はゼロスが断然上です・・・楽勝です♪・・・・・

と思ったら、そんなに甘くはなかったです・・・格下のソーニアにルナ様が助け舟を出したです。

それはまさに心理作戦・・・なんとソーニアの武器であるスリッパをトイレ用に変えさせたのだ。

たじろぐゼロス。

そんなゼロスに、ソーニアが先制攻撃・・・かわした拍子にゼロスとソーニアはおでこ同士をぶつけたのであった。



ソーニア(こぶ):『いてて、やるわね・・・・まだまだ!・・・』

すぐに体制を立て直したソーニアは、一瞬にしてゼロスの背後でスリッパを掲げる。

やはり、スリッパで頭をしばくには背後からの攻撃が有効・・・そのためにこの戦いは必然的に相手の背後の取り合いとなる。

先に背後を取ったソーニアが、そのスリッパ(トイレ用)をゼロスの頭に向けて振り下ろしたが。

すかっ・・・・と、空振り。

ゼロスは、空間移動で難を逃れた。

ソーニア:『ど・・・どこ!?(きょろきょろっ)・・・・』

ゼロス:『ここですよ・・・』

余裕なのか、ゼロスはわざわざソーニアに声をかける。

ゼロスの反撃・・・しかも、完全に視界の外からの攻撃を仕掛けた。

ソーニアの耳はゼロスの声をとらえているものの、真後ろにいるゼロスの姿を目でとらえていない。

これではふせぎようが・・・・

ごちん☆!・・・・



よけることができない絶望的な状況・・・その時、とっさにソーニアがやったのは飛び上がりながらのパチキ攻撃(頭突き)であった。

ちょっと強引なやり方だけど・・・強い・・・・強いです、ソーニア!・・・・

思いもよらず、超ハイレベルな戦いになっちゃってるです!・・・・

アゴに思いっきり頭突きを食らって、さすがのゼロスもひるんだ。

ソーニア:『もらった!・・・』

すぐさまゼロスの頭上まで飛び上がり、大きくスリッパを・・・・まるで、勝利を確信したように高々と掲げたのであった。

ルナ:「ようし、よくやったソーニア!・・・・」

ルナ様までもこの時ばかりは、ソーニアの金星(きんぼし)を確信したのだが。

ぐみゅ☆!・・・・・

なにっ、です!・・・・

なんと今度はゼロスが、ケリを繰り出したのである・・・・真後ろに向かって、高く足を上げて。

魔力オンリーの魔族が意表をつく物理攻撃。

重力の影響を受けないゼロスのケリは、そんなに痛いはずもなく。

しかし、これを顔面に食らったソーニアは明らかにひるみ、攻撃の機会を失った。

そして。

ゼロス:『終わりです・・・・』

しぱぁぁぁぁぁああああああああん☆!・・・・・ひるひるひるひる・・・ぽて・・・・ぴくぴく・・・・・

冷たく言い放ち、逆にゼロスがスリッパを振るうと、ソーニアの身体がひるひるぽてと落ちて地面でぴくぴくした。

ゼロスの再逆転勝ちである。



イリス:『きゃー、です!・・きゃー、です!・・・・やったです、ぜろすー♪・・・・』

ルシフェリア:『さすがね、ゼロス♪・・・』

歓喜の抱擁でゼロスを出迎えるあたし達。

サラス・シズル・スウィニー・セラーノ:『ひーん、そーにあー!・・・しっかりしろ、ですー!・・・・』

一方、ぴくぴくソーニアを囲む仲間のサキュバス達。

また、口調をマネされたです・・・ま、いいかです・・・・

とりあえず、順当に先制です♪・・・



ゼロス:『いやー、危なかったですねー♪(ぽりぽり)・・・・
ただしばくだけの勝負というのは中々難しいものですよ・・・・』

イリス:『のん気に言うな、です!・・・だいたい、お前が最初からやる気出してたらそんなにピンチにならなかったです!・・・・』

怒りのあたしに、ゼロスは。

ゼロス:『そうでもないですよ・・・このスリッパぴくぴくマッチはスピードがポイントです・・・・
ソーニアさんは思ったより強敵でした・・・スピードのないイリスさんがやると、きっとあっという間に負けてましたよ・・・・』

イリス:『うっ、です(たじっ)・・・・』

セリー:『本当にそうだと思いますにゃ・・・イリス師匠が先鋒だったら、ソーニアには勝てなかったですにゃ・・・・』

イリス:『むう、なるほどです・・・意外と奥が深い勝負です・・・・』

ゼロス:『まあ、イリスさんの相手はアイリスさんですからね・・・問題ないでしょう・・・・
逆にセリーさんには勝機があるかもしれませんよ・・・・』

セリー:『にゃはは♪・・・そのとおりですにゃ!・・・・
最初からそのつもりですにゃ・・・いくらルナ様とて、スピードではセリーの方が分がありますにゃ・・・・』

腰に手を当ててえらそうにのたまうセリー・・・余裕ありすぎです・・・・

いくらセリーが強くても、相手はあのルナ様です・・・・



ルナ:「カタキは取ったげる、ソーニア・・・・」

ぴくぴくソーニアの頭を軽くなでてルナ様がゆっくりと立ち上がった。



スリッパぴくぴくマッチ第2弾は、副将対決・・・ルナ様対セリー

両者が前に出た。

ルナ:「覚悟はいいわね、セリー?・・・・」

セリー:『にゃっ!・・・・』

ゼロス:『ルナさん、セリーさんになめてかかると足元をすくわれますよ!・・・・』

ゼロスのヤジも、2人には耳に入らないだろう。

直立で構えるルナ様に、腰を落として構えるセリー・・・その様子からも、明らかにルナ様の方が格上です・・・・

ファイティングポーズを取らないとはさすがはルナ様、余裕です・・・・

勝つか負けるか・・・というより、あたしはセリーがケガしないか心配です・・・・

それにいつも先走りのセリーが、仕掛けるのをためらってるです・・・・

それほどルナ様の戦闘力は脅威です・・・・

怖いです・・・ルナ様の武器もスリッパだけなのに・・・・

あんなスリッパで叩かれたところでケガなんてしないのに・・・・

あんなスリッパで・・・・あ・・・



イリス:『ああっ、です!!(気付きっ)・・・・・・』

『それ』に気が付いたのはあたしが最初ではなかった。

おそらくセリーもそれに気付き、動くことができなかったのだろう。

ゼロス:『どうしたんですか、イリスさん!?・・・・』

いきなりあたしが叫んだものだから、横にいたゼロスがびくっとした。

あたしは気付いたのだ、ルナ様が持っているスリッパがソーニアのものとは違っていることを。

イリス:『・・・あ・・・・・あ・・・・ああ、です(びくびく)・・・・』

ゼロス:『しっかりしてください!・・・何をそんなに恐れてるんですか!?・・・・』

肩を抱くゼロスに、あたしは。

イリス:『見る、です・・・あれを・・・・・あの、ルナ様の持ってるスリッパを・・・』

ゼロス:『スリッパ?・・・ルナさんのスリッパがどうかし・・・・
・・ひっ・・・・・・まさか・・・』

それを見て、ゼロスも顔を青ざめさせた・・・・こいつもノってきたです。


(ゼロスもびびるルナ様のスリッパとは!?・・・つづきは、次回です)

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33352『麗しき人』(20話イリス・ルナ・ゼロス登場、ルナ様対セリー激突!)和泉 2007/9/10 18:35:25
記事番号33326へのコメント

(イリスの一人称です)


青ざめたあたしイリスとゼロス・・・一歩も動けないセリー。

ルナ様、あなたというおヒトは・・・どこまで恐ろしいおヒトですかっ!?・・・・



イリス組対アイリス組の団体勝負・・・スリップぴくぴくマッチ。

第2戦は、ルナ様対セリーの副将戦である。

あたし達が恐れているのは他でもない・・・・ルナ様の武器のスリッパである。

ルナ様の持つスリッパ・・・先ほどのソーニアが持っていたトイレ用の赤いスリッパではない。

トイレ用ではあるが、色が変わっていたのだ。

そう・・・青いものに・・・・・・



青いスリッパ・・・その意味するところは。

ゼロス:『まさかそれってのは・・・やはり・・・・・』

ルナ:「気が付いたみたいね・・・」

言って、すっと差し出したルナ様のスリッパにはしっかりと『WC』の文字。

そして色が青・・・・ついに出された、最終の上の最終兵器。

その名も。

ルナ:「男子トイレのスリッパよ!!・・・・」

ばば〜ん♪(効果音)・・・・・

全員:『なにぃぃぃぃぃぃぃいいいいいいいいいいい!!!!!!・・・・・・』



応援してたサキュバス達やネイル達も・・・さらに、何となく見物してたアイリス配下の構成員達も同じリアクションをかます。

それにたじろぐことなくルナ様は、口元に軽い笑みを浮かべたのだ。

イリス:『えんがちょです、ルナ様!・・・恐怖の変態少女です!・・・・』

ルナ:「ふっ(髪、ふぁさ)・・・・たとえ、えんがちょと言われようと勝てばいいのよ勝てば!・・・・・」

男子用スリッパを掴んだ手で髪をふぁさりと・・・うわ、髪も汚くなっちゃったです・・・・

しかも、ルナ様はソーニアみたいに手袋はつけてない、素手です!・・・素手で男子トイレ用スリッパを握る変態少女です!・・・・



おそれたセリーもさすがに戦意を失ったのか、情けない声で。

セリー:『・・にゃ・・・・にゃ〜・・・・・
・・ししぉ〜・・・・やっぱしルナ様、怖いですにゃ〜!・・・・・』

言いながら、こちらに振り返ったセリーはすでに涙目・・・まずい、ですっ!・・・・

イリス:『目を離すなです!・・・勝負は始まってるです!・・・・』

言った時には、セリーのすぐ後にルナ様が迫っていた。

がしっ!!・・・・・・



ルナ:「なにっ!・・・・」

防いだ・・・・・すぐ後から、ルナ様がセリーの頭めがけて力一杯スリッパを振り下ろしたが、叩いたのはセリーのブーツの裏。

なんとセリーは、柔らかい身体を目一杯つかって右足をほぼ垂直に立てて、真上に向かって蹴り上げた。

振りぬかれたスリッパはセリーの頭には当たらず、セリーのブーツの裏に当たってそれたのだ。

セリー:『にゃぁぁああああ!!・・・・』

掛け声とともに、セリーが反撃・・・振り向きざまに、ルナ様のボディへのひじ鉄攻撃。

しかし、ルナ様は余裕で身体をそらしてかわす。

そのまま、飛びのいて距離を置いた。

人間なのに凄い身体能力です!?・・・

とりあえず、動きを止めた途端にセリーの顔から滝のような汗が。

セリー:『はへはへ(息、切れ)・・・油断もスキもありませんにゃ!・・・・・』

ルナ:「驚いた・・・リナもよけたことない、あたし日課の不意打ちを・・・・・
あんた、素手でやったからリナより強いんじゃないの?・・・・」

言うルナ様のおでこにも一筋の汗が光る。

一瞬の攻防であるが、2人は死力を尽くしたことがわかる。2人、次の反撃ができなかったのである。

お互い呼吸を整えた後、バトルの続きに入った。

セリー:『それはどうもですにゃ・・・ルナ様、褒めても何もでませんにゃ・・・・
今度はこちらから行きますにゃ・・・・・』

ルナ:「むっ・・・・」

だっ・・・・と、今度はセリーが仕掛けた。

駆け出したセリーに、ぐっと重心を落としただけのルナ様。

でも、セリーは肝心のスリッパはかまえない。そのまま空中にとびあがりくるりと1回転して。

どごすりゅっ☆!!・・・・・

回転により遠心力を加えた強烈な前転蹴り・・・・ルナ様のおでこを完璧にとらえた。

なるほど・・・・とりあえず、倒してからゆっくりとスリッパでしばく作戦。

セリーは、正統派ですっ!・・・・

しかし、一撃で倒れるルナ様ではない。

両足で踏ん張って、セリーのケリをおでこだけで受け止めた。

セリー:『にゃがっ!・・・・』

そのケリ足をつかんで、今度はルナ様の反撃。

ルナ:「そうれ!・・・・」

言って、ルナ様はセリーの身体を力いっぱいこちらの方にブン投げたのである。

うわわ、セリーが叩き付けられて死んじゃうですっ!・・・・・

どうっ☆!・・・・・・



ルナ:「な〜いすきゃ〜っち♪(親指、立てっ)・・・・・」

顔面にくつ跡をつけたルナ様が、平気な顔してサムアップポーズ・・・余裕である。

その親指を向けた先には投げ飛ばされたセリーと、彼女の身体を2人がかりで受け止めたゼロスとネイルがいた。

ネイル:『何するんですか!・・・あたし達が受け止めなきゃセリーが死んじゃってますよ!・・・・
ルナさん、まさかセリーを殺す気だったんですか!?・・・・』

ゼロス:『まあまあ、ネイルさん・・・ルナさんがそんなことしませんよ・・・・
ちゃんと、ネイルさんやボクが受け止めることを計算してこちらの方に投げてきたんですから・・・・』

セリー:『にゃ〜、くやしいですにゃ〜!・・・・・』

ゼロス:『無理はなさらずに、セリーさん・・・どうやら、あなたではとても勝ち目はなさそうです・・・・
闘いはおやめになって、ここはイリスさんにお任せしたらいかがです?・・・・』

イリス:『そうです、セリー!・・・ゼロスの言うとおりですっ!・・・・
セリーに何かあったら、あたしはナーガ様に合わせる顔がないです!・・・・』

ルナ:「そうそう・・・そのナーガちゃんとこに帰るまで、あたしについてくればいいのよ・・・・
セリー、おとなしく降参なさい!・・・・」

ぐじゅ・・・・・と、セリーは軽く涙と鼻水をすすり。

セリー:『仕方ないですにゃ・・・・』

言ってセリーはすっくと立ち、とことことルナ様の方へ歩を進めた。


(セリー、降参か!?・・・次回につづくです・・・・)

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33378Re:すみません、随分お久しぶりです。。。 2007/9/19 22:46:06
記事番号33352へのコメント

お久しぶりッでェーーす!(無駄に明るく 

かなり遅れてしまいました。申し訳ありません。

それでは早速コメントですッ!

>そして色が青・・・・ついに出された、最終の上の最終兵器。
>
>その名も。
>
>ルナ:「男子トイレのスリッパよ!!・・・・」
>
>ばば〜ん♪(効果音)・・・・・
>
>全員:『なにぃぃぃぃぃぃぃいいいいいいいいいいい!!!!!!・・・・・・』
>
>
>
>応援してたサキュバス達やネイル達も・・・さらに、何となく見物してたアイリス配下の構成員達も同じリアクションをかます。
>
>それにたじろぐことなくルナ様は、口元に軽い笑みを浮かべたのだ。
>
>イリス:『えんがちょです、ルナ様!・・・恐怖の変態少女です!・・・・』
正にアストラルサイドへの攻撃に特化した武器ですねッ!

ゼロスがハタかれたら、ひとたまりもなさそうです!

叩かれるコトでまず精神的大ダメージ → ついでに読者への人気投票にも大打撃

 → その事実により追い討ちの様な更なる精神的ダメージ

と、言うことにもなりかねませんね! ああ何て恐ろしい武器なんでしょうか!

>おそれたセリーもさすがに戦意を失ったのか、情けない声で。
>
>セリー:『・・にゃ・・・・にゃ〜・・・・・
>・・ししぉ〜・・・・やっぱしルナ様、怖いですにゃ〜!・・・・・』
『怖い』の意味がもぉ違ってます!

色んな怖さを併せ持つルナ様は・・


・・・・やはり怖いですね。


>だっ・・・・と、今度はセリーが仕掛けた。
>
>駆け出したセリーに、ぐっと重心を落としただけのルナ様。
>
>でも、セリーは肝心のスリッパはかまえない。そのまま空中にとびあがりくるりと1回転して。
>
>どごすりゅっ☆!!・・・・・
>
>回転により遠心力を加えた強烈な前転蹴り・・・・ルナ様のおでこを完璧にとらえた。
>
>なるほど・・・・とりあえず、倒してからゆっくりとスリッパでしばく作戦。
>
>セリーは、正統派ですっ!・・・・
>
>しかし、一撃で倒れるルナ様ではない。
>
>両足で踏ん張って、セリーのケリをおでこだけで受け止めた。
物ッ凄い攻防ですね!

なんだかルナ様が、ドラゴ○ボールの人に見えます!

>しかし、ルナ様は余裕で身体をそらしてかわす。
>
>そのまま、飛びのいて距離を置いた。
>
>人間なのに凄い身体能力です!?・・・
人間なのに凄いですよね

こん棒で魔族追い回す人間なのに凄いです。

>ルナ:「な〜いすきゃ〜っち♪(親指、立てっ)・・・・・」
>
>顔面にくつ跡をつけたルナ様が、平気な顔してサムアップポーズ・・・余裕である。
余裕はあるけど、格好良いとは言えないぞルナ様!

>セリー:『にゃ〜、くやしいですにゃ〜!・・・・・』
>
>ゼロス:『無理はなさらずに、セリーさん・・・どうやら、あなたではとても勝ち目はなさそうです・・・・
>闘いはおやめになって、ここはイリスさんにお任せしたらいかがです?・・・・』
>
>イリス:『そうです、セリー!・・・ゼロスの言うとおりですっ!・・・・
>セリーに何かあったら、あたしはナーガ様に合わせる顔がないです!・・・・』
>
>ルナ:「そうそう・・・そのナーガちゃんとこに帰るまで、あたしについてくればいいのよ・・・・
>セリー、おとなしく降参なさい!・・・・」
>
>ぐじゅ・・・・・と、セリーは軽く涙と鼻水をすすり。
>
>セリー:『仕方ないですにゃ・・・・』
>
>言ってセリーはすっくと立ち、とことことルナ様の方へ歩を進めた。
>
>
>(セリー、降参か!?・・・次回につづくです・・・・)
ええ! もうセリーの活躍は見れないのか?!

ていうかルナ様の超人ぶりはもう見れないのか?!

続きがとても気になりますねっ!

これからも頑張って是非とも、続きを早く見せて下さいッ!(コラ

楽しみにしております

それでは