◆−FAILすぺしゃる。−CANARU (2007/2/9 10:31:09) No.32989
 ┗Re:FAILすぺしゃる。−。。。 (2007/2/16 17:36:15) No.33002
  ┗ありがとうございました〜〜!−CANARU (2007/2/17 19:40:23) No.33006


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32989FAILすぺしゃる。CANARU 2007/2/9 10:31:09


と・・言うわけで。
前の投稿「X=○AIL」話のリナ・サイド小話です(苦笑)

アタシはリナ。リナ・インバース。
こ〜みえてもFBIのエージェントである。
え・・・?そんなたいそうなところのエージェントが何でこんなド田舎のサツマイモ畑で
スコップに懐中電灯・・・ついでにいえば天体望遠鏡なんかセットしているか・・・ですって?
良くぞ聞いてくれたわ・・・・。
これもそれも!!!上司にしてあたしの所属している課の所長!!!
ゼロスの妙な趣味が高じて出来上がった「X−FA○L」(略してゼロスファイ○)政策のために派遣されてしまったからなのよ!!
でもって。今回はファイルの3ページ目を飾る事件・・・「クラゲ星人」の捜索という名目でアタシはこのド田舎に派遣されたのだった。
「で・・・農家のおぢさんルーク。クラゲ星人が出現したときの情況をもっと詳しく話してくれないかしら?」
「・・・てめ〜〜なあ・・。散々俺の作ったサツマイモ食い散らかしてその言い草かぁ?ましてや!!!オヂさんとは何だ!!!」
「あぐあぐ・・・ミリーナの作ったサツマイモのお菓子は美味しいわね♪」
「当たり前だ!俺のミリーナだぞ♪(アッサリと機嫌を直してくれたらしい)」
「・・・あなたのじゃありません!」
「・・・みり〜〜なあああ!チックショウ!これもそれもみ〜〜んな『クラゲ星人』が悪いんだ!!(責任転嫁)とにかくだ・。
連中はお前らFBIのファイルでも言っているように。俺ん家芋畑のど真ん中に出現したんだよ」
「・・・それって・・・ぞくにいうミステ・・・」
さしものアタシもルークの其の発言に少々の緊張を持って問いかけるのだが。
「んにゅ。そんなたいそうなモンじゃないがよ・・・だがな・・・・恐ろしいことに・・・連中は・・・連中は・・・」
ゾクと脂汗を浮かべつつ言葉を切るルーク。
「連中は?何よ・・・・????」
「・・・・ああ・・連中は・・・・かなり・・・高度な知能を持っていることは・・・間違いが無いだろうな・・・」
「どういうことよ」
沈痛な面持ちでルーク、ミリーナは溜息を一つつき・・・そして・・・・。


「食い荒らしやがったんだよ!!!俺の畑の大半の芋を!それも・・わざわざ火をおこしてアルミホイルで焼いて!!!
盛大な焼き芋パーティーを開きやがったんだよ〜〜〜〜〜〜!!!!!!」
「少なくとも。火を使う知能を持っているって言うことです・・・・」
ルークの絶叫。そして・・・ミリーナの言葉にあたしは。
「うっわ!!クラゲの癖に生意気な〜〜〜〜〜〜〜〜!しかもアルミホイルで焼いて焼き芋パーティーですって!?おにょれ!!許せん!」
確かに気乗りしない任務であったが、事態がこのように発展しては放っては置けない!!
ルークの畑の大半は既に「更地」と化していることにあたしも気付いていたが。
この調子で「クラゲ星人」が全米・・あるいは世界各地に出没し・・・。
秋の名産品を食い荒らしたとしたら・・・それは害虫被害の比ではない!!!
「こ〜〜なったら!!!絶対にクラゲ星人を成敗してやるわ!!と・・言うわけでルーク。連中をおびき寄せるためにあたし専用の焼き芋焼いてくれないかしらね?」
アタシの一言に。
何か負に落ちないような表情を浮かべつつもルークは快く火とアルミホイルをかしてくれたのだった。


そして・・・待つこと数時間。
「数日分の収穫量が消えてしまいましたね」
「・・・ううう・・・俺の・・俺の芋〜〜〜〜〜」
何か細かいことをいっているルークとミリーナは放っておくとして。・・・ついにクラゲ星人が出没したのである!!!!


『みゅうう〜〜♪みゅう〜〜〜♪みゅう〜〜〜♪みゅう〜〜〜〜♪』
今回はその場で焼いて食う・・・ではなくて・・テイクアウト戦術にシフトしたのだろう。
次々にくらげ型の宇宙船に吸い込まれていくおいもさんたち!
「こらあああああ!!!!待ちなさいよ!代表者出て来い〜〜〜〜〜〜!!!!それに・・この子クラゲ・・。かなり珍しい生物のようね・・。
全部捕まえて売り払って!損失の補填させるわよ!!!!」
『みゅ?』
子クラゲ達の敵意に満ちた眼差しがあたしに向かって向けられ・・・・そして・・・・・・。

「うわ!おい!!FBIの捜査官が・・・芋と一緒にクラゲ型の円盤に乗っけられちまったぞ!?クラゲ型!クラゲ型!!」
強調するのはそっちかい!ルーク。
「無事に取り返してくれるといいんですけどね」
いや。ミリーナ・・本当は一寸助けて欲しかったりとか心配して欲しかったりするんですけど・・・・。
そして・・・・。


「俺はクラゲのお星様の王子様のガウリイだ。お前さんか?代表者出せっていったのは?」
現れたのは金髪・碧眼・長身といかにも「王子様」じみた容貌をした人物である。
少々何処かボケたところもあるこの青年。
まあ、隙を突いて彼の家臣であるのだろう。「子クラゲ」を全部捕まえて・・。どっかの金持ちに売り払ってしまうというものテである!
「そ〜よ!!一寸、あんたね。無断で人ん家畑のサツマイモ盗んでいいと思っているわけ!!?返しなさいよね〜〜〜!!」
「・・・そ・・・そうなのか・・?宇宙では持ちつ持たれつ・・人類助け合いが原則だと思っていたのだが・・・そんなに迷惑だったのか!!?」
よよよっとクラゲの王子様は困り果てたような様子で言う始末。
「・・・人類って・・ガウリイ・・。アンタ人類じゃないでしょう?ましてやクラゲ星人だし・・・・」
「・・・細かいことは気にしちゃ駄目だぞ?ま、お芋返すことは異存ないぞ?俺もも〜いい加減焼き芋飽きたし・・・」
「そ〜ゆ〜問題か?とにかく。このエージェント・リナがあんた達をしょっ引いて・・・」
「そっか。お前さんリナってゆ〜のかあ。あっちこっちのお☆様渡り歩いてお妃様候補を探しているんだが・・・・。
ど〜しても腹が減ってここにあったお芋をちょこっとだけ頂いた次第なんだ・・・」
「・・そう。あっちこっちの星でそ〜ゆ〜事やってたのね・・。じゃ、もう用事は済んだんでしょう。さっさとクラゲの星へ・・・」
「おう♪帰るぞ〜。やっと俺のお妃様も見つかったことだしな〜〜。と、言うわけでよろしくな♪リナ〜〜〜!」
「え・・・?って・・一寸!大気圏上層〜〜〜!しかも地球・・すっげぇ〜〜彼方ぢゃないいいいいいい!!!!」
「大丈夫だぞ?返却したお芋と一緒に俺とリナが結婚する旨のメモ、地上に残しといたからな〜〜♪」
「ざっけんなあああああ〜〜〜!地球にかえせええええええええええええ〜〜〜〜!!!」
尚も絶叫するリナに。しかし、ガウリイは慌てず、騒がず、ゆったりと。
「あ、これ。結納の品の俺の家の家宝、『ゴルン・ノヴァ』だぞ?」
と、一振りの剣をアタシに差し出した。
「ををを!こ・・これは・・。X(ゼロス)・ファイルのページ1を飾る伝説の魔族すら切り裂ける剣!『光の剣』じゃない!!!」
差し出された剣を目にあたしは目を輝かせた!
「でもって。この船。今でこそクラゲの形状を保っているが・・。ぢつは『ヴォルフィード』なんだよな?リナと俺の共有名義にしていいぞ?」
「ええええ!!あ・・あのロスト・シップですって!X(ゼロス)ファイルのナンバー2の項目の前文明の遺産〜〜〜!」
かくして・・・・。

「ただいま〜〜♪無事にお妃様を連れて帰っぞ〜〜♪」
「もっと珍しいもの見せなさいよ!ガウリイ〜〜〜〜!!!!」
かくして。これでクラゲのお星様も安泰なのでした。めでたし、めでたし(多分)

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33002Re:FAILすぺしゃる。。。。 2007/2/16 17:36:15
記事番号32989へのコメント

コメント遅くなりました;;

テストの方は 少 し 一 段 落 ついたので、急ぎ駆けつけたしだいです。

>「で・・・農家のおぢさんルーク。クラゲ星人が出現したときの情況をもっと詳しく話してくれないかしら?」
>「・・・てめ〜〜なあ・・。散々俺の作ったサツマイモ食い散らかしてその言い草かぁ?ましてや!!!オヂさんとは何だ!!!」
>「あぐあぐ・・・ミリーナの作ったサツマイモのお菓子は美味しいわね♪」
>「当たり前だ!俺のミリーナだぞ♪(アッサリと機嫌を直してくれたらしい)」
>「・・・あなたのじゃありません!」
>「・・・みり〜〜なあああ!チックショウ!これもそれもみ〜〜んな『クラゲ星人』が悪いんだ!!(責任転嫁)とにかくだ・。
>連中はお前らFBIのファイルでも言っているように。俺ん家芋畑のど真ん中に出現したんだよ」
ルークとミリーナのコンビ大好きですv

>「んにゅ。そんなたいそうなモンじゃないがよ・・・だがな・・・・恐ろしいことに・・・連中は・・・連中は・・・」
>ゾクと脂汗を浮かべつつ言葉を切るルーク。
んにゅて!!ルーク可愛いスギ!!

>「うわ!おい!!FBIの捜査官が・・・芋と一緒にクラゲ型の円盤に乗っけられちまったぞ!?クラゲ型!クラゲ型!!」
>強調するのはそっちかい!ルーク。
>「無事に取り返してくれるといいんですけどね」
>いや。ミリーナ・・本当は一寸助けて欲しかったりとか心配して欲しかったりするんですけど・・・・。
>そして・・・・。
ココ一番好きだったりしますw

ミリーナ素敵すぎますネ。

>「あ、これ。結納の品の俺の家の家宝、『ゴルン・ノヴァ』だぞ?」
>と、一振りの剣をアタシに差し出した。
>「ををを!こ・・これは・・。X(ゼロス)・ファイルのページ1を飾る伝説の魔族すら切り裂ける剣!『光の剣』じゃない!!!」
>差し出された剣を目にあたしは目を輝かせた!
>「でもって。この船。今でこそクラゲの形状を保っているが・・。ぢつは『ヴォルフィード』なんだよな?リナと俺の共有名義にしていいぞ?」
>「ええええ!!あ・・あのロスト・シップですって!X(ゼロス)ファイルのナンバー2の項目の前文明の遺産〜〜〜!」
>かくして・・・・。
ああ・・・なんて良い夫婦になりそうなンだ・・っ!

ガウリイは、リナの性格を見抜いてるんでしょうネ(ワラ

とても楽しい文、有り難う御座います

これからも頑張って下さいw


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33006ありがとうございました〜〜!CANARU 2007/2/17 19:40:23
記事番号33002へのコメント

お忙しい中、早速のご感想本当にありがとうございました♪
今回は農家のオヂさんルーク&何処か冷めたミリーナ・・・。
この二人を登場させたいがために書いた話だったりします(笑)
やっぱり書いていて楽しかったです♪
そしてリナちゃんの性格・・ガウリイは一瞬にして見抜いたようです(笑)
ありがとうございました!