◆−生か死か CASE 6−31 次戦 或いは 次へ−十叶夕海  (2005/4/11 23:00:28) No.31362
 ┣生か死か CASE 6−32 狭間のお話 或いは 過去の縁−十叶夕海 (2005/4/18 22:51:05) No.31386
 ┣生か死か CASE 6−33 終戦 あるいは 仇敵 そして復讐−十叶夕海 (2005/4/23 23:21:42) No.31396
 ┣生か死か CASE 6−34 終戦 或いは 冷酷な≪処刑人≫−十叶夕海 (2005/4/25 22:41:31) No.31397
 ┃┗Re:生か死か CASE 6−34 終戦 或いは 冷酷な≪処刑人≫−神高 紅 (2005/4/26 16:32:18) No.31398
 ┃ ┗Re:生か死か CASE 6−34 終戦 或いは 冷酷な≪処刑人≫−十叶夕海 (2005/4/26 21:04:47) No.31399
 ┣生か死か CASE 6−35 一つ目の終幕 或いは 二つ目の始り−十叶夕海 (2005/4/26 22:43:53) No.31400
 ┣生か死か CASE 6−36 一人と一本 或いは 刻に埋もれた真実−十叶夕海 (2005/4/30 21:41:47) No.31407
 ┃┣生か死か CASE 6−36 での募集の追記。−十叶夕海 (2005/5/1 18:54:27) No.31409
 ┃┃┗常連より−GURE−TO MASA (2005/5/1 21:39:21) No.31410
 ┃┃ ┗ありがとうございます。−十叶夕海 (2005/5/1 23:26:17) No.31413
 ┃┃  ┗そうですね−GURE−TO MASA (2005/5/2 12:42:48) No.31417
 ┃┗学校の図書館より−GURE−TO MASA (2005/5/2 12:40:45) No.31416
 ┃ ┗Re:どう動くのでしょうね。−十叶夕海 (2005/5/2 19:53:10) No.31418
 ┣生か死か CASE 6−37 旅行 或いは 恐怖の師匠−十叶夕海 (2005/5/2 21:44:30) No.31420
 ┣生か死か CASE 6−38 台所 或いは 知られざる過去−十叶夕海 (2005/5/4 22:03:58) No.31424
 ┃┗Re:生か死か CASE 6−38 台所 或いは 知られざる過去−神高 紅 (2005/5/8 16:23:25) No.31430
 ┃ ┗リクエストの希望の場面設定あります?−十叶夕海 (2005/5/8 19:49:33) No.31434
 ┃  ┗Re:リクエストの希望の場面設定あります?−神高 紅 (2005/5/12 23:44:24) No.31446
 ┗生か死か CASE 6−39 深夜 或いは 過去のこと−十叶夕海 (2005/5/8 21:03:55) No.31435
  ┗Re:生か死か CASE 6−39 深夜 或いは 過去のこと−神高 紅 (2005/5/11 00:10:48) No.31441
   ┗Re:生か死か CASE 6−39 深夜 或いは 過去のこと−十叶夕海 (2005/5/11 20:35:03) No.31444


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31362生か死か CASE 6−31 次戦 或いは 次へ十叶夕海  2005/4/11 23:00:28



「・・ヒドイ傷ね。
 アクアちゃん、大丈夫?
 ほら、呪文で治してね、アクアちゃん。」
月陽の傷は、全然出血がおさまらず、着ている服の元の青を想像するのが難しいほど赤黒く染まっている。
アクアは、それを見て気絶しかけたが、かろうじて踏みとどまる。
「治しますです。
 ≪水よ 万物を潤し満たす水よ
   傷つき倒れ伏す者の傷を癒し給え
     汝が力を持ちて ≪治癒(ライブ)≫」
淡い水色の光が月陽を包み込み、傷が塞がった・・のだが、再び傷が開き出血する。
「え・え・え、しっし失敗ですか。?」
「あ−、・・・お嬢ちゃん気にするな。
 オレは、少々特殊な身体なんでね。
 ファウスト、パリ−アから貰った薬出せ。
 青いビンのヤツ。」
少々つっかえながらも、月陽はそう言う。
「はいはい。
 で、女性体にもなれるんでしょ、なったら?」
その青いビンから、緑の難航をガ−ゼに塗りたくりながら、ファウストはそう言う。
ファウストの提案に、無言で従い、女性形態をとる。
そもそも、月陽の体は、月夜が仮に造った粘土のような身体のためこのような事も可能なのだ。
そうこう言ううちに、月陽の体は、女性の丸みを帯びた身体になる。
「お嬢ちゃん、包帯巻ける?」
「は、はい一応。」
「じゃ、お願い。」
大体の傷に薬付きのガ−ゼを貼った月陽は、アクアに、そうお願いする。
そして、一時間と少し後、悪戦苦闘の末に、まき終わる。
「ありがとう、アクア。」
「あ、あの上着は?」
「血で汚れちまった。」
「あのな、今は女性だろうが。
 包帯だけっていうのも、男どもに目の毒だぞ。」
永蓮の指摘どおり、月陽が今着ているのは、くつと包帯を除けば黒のぴったりとしたズボンだけである。
上半身は、包帯でこそ隠しているが、今の月陽は胸の大きさを強調しているだけにも見える。
「あの、これロスさんから借りました。」
「サンキュ、巻いてもらえる、アクアお嬢ちゃん?」
アクアが持ってきたのは、大判の布。
ロスの商売道具の一つなのだろうか。
それをアクアの手で巻いてもらう月陽。
月陽の利き手の傷が神経を少し傷つけていたために、少々麻痺していたからである。



結局、対柘榴戦は、ブライアン=ロ−ズの反則的な術で決着は付いた。
それは、時空の穴をあけそこにほおり込むと言う半死刑的な決着だった。





「そんじゃ、オレを置いて先進んで。」
「できるわけないでしょう?
 月陽ちゃんは、私が抱っこしてくから。」
「久遠さん、ありがとう。
 でもこの傷じゃ、足手まといにしかならないしね。
 帰りに拾ってくれればいいよ。」
最終的には、月陽を置いて次の部屋に進んだ。



それから約三十分後。
「・・い、おい女。」
月陽がほんの僅か気絶している所に、彼にとっても聞き覚えのない声が彼の耳に入る。
そいつは、月陽は知よしもなかったが、ロンロンでファランを斬って逃げた男であった。
しゃがんでいても、男性型のが津用よりも少々背が高い、そんな青年であった。
「女、どうした?」
「戦闘に負けた。
 仲間の足手まといになるから置いて行ってもらった。」
「そうか。
 まだ痛いか?」
「痛いってよりは眠い。」
月陽がこのままもし眠るような事があれば、ほぼ確実に月陽という存在は消える。
「お、おい。」
青年は、月陽に何も言わずに抱き上げる・・・いわゆる花嫁さん抱っこだ。
「おろせ。
 何処の誰とも・・・」
「そう言えば、名前も名乗ってなかったな。
 俺は、若槻 零二。」
「セレスティナ=コンコ−ネ。」
月陽はあらかじめ決めておいた偽名を名乗る。
「死にたくなければ、大人しくしていろ。
 医者の所に行く。」
声音からは判断できないだろうが、殺される事はないだろうと月陽は完全に零二に身体を預ける。
そして、零二はもと来た道を逆にたどる。







−+−+−+−+−+−+−+−+−+

ユア;すみません。
   少々、バイトの時間まで余裕がないので今回はこれで。
   感想等がある人はどうぞ。
   それでは。



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31386生か死か CASE 6−32 狭間のお話 或いは 過去の縁十叶夕海 2005/4/18 22:51:05
記事番号31362へのコメント




「スミマセン。
 堀江恵美サン知ッテマスカ?」
日本の首都の方に在る共学校。
・・・・の放課後の正門に生徒に外国人な訛りの日本語で声を掛ける外国人がいた。
彼は、銀髪とアメトリンのような瞳の持ち主で、クロスクメの長身痩躯二十代だった。
帽子も黒、Tシャツも黒ならスラックスも靴も黒という黒々づくめで、黒いサングラスとくれば怖い事この上なしである。
「エミちんのこと?
 そのこなら、マキっち待つために剣道場にいると思うよ。」
宗返したのは、ショ−トボブのこの学校の生徒だった。
「ハイ、アリガトウゴザイマス。
 エエト、剣道場ハ?」
「案内しよっか?」
「オネガイシマス。
 ワタシハ、カディナ−ル=アメトリア トイイマス。」
そう彼は、カディナ−ル=アメトリア・・・ではなく、カ−ディナル=アメトリンという人造悪魔である。
「私は、佐藤美里。
 ・・・ねぇ、エミちんとどんな関係?」
「イトコンニャクデスネ。
 血ハ繋ガッテマセンガ。」
「・・それ従兄妹だと思うよ。」




「マキちゃん。
 今日,もう帰るね。」
「解った、また明日ね。」



「・・・・久しぶりです、ナ−ル。」
「本当だ、かれこれ、三十年ぶりか?
 ・・・・・永蓮さまは何処にいる?」
「一谷のほうで、喫茶店をしているはずです。」
少々ビクビクしながら、再開の挨拶をする堀江恵美ことなつめ。
先ほどとは違い流暢な日本語を話すカ−ディナル。
彼をナ−ルと呼ぶのはなつめだけである。
「いなかった。
 白虎と天空が店番をしていたが、永蓮様はいなかった。」
「ど、何処に行ったのでしょうか?」
「多分、ロンロンあたりだろうな。
 あの狐のいうことが本当ならな。」
その後、沈黙が場を取り仕切る。
「今日の晩御飯おごるのと明日の昼御飯作るから、今日はマンションに止めてくれ。」
「・・・えっ・・・あの。」
「頼む。」
「・・いいです。
 お父さんの頼みですし。」
余談だが、永蓮一派で『お母さん』といえば、月森久遠なのだが。『お父さん』役は彼・カ−ディナルなのである。
「どこにする?」
「『舞伊度』って、創作料理の店が美味しいらしいです。」
「・・じゃ行くか?」
「・・はい。」








−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+


ユア;ハイ、久方ぶりの投稿です。
モイラ;本当にね。
ユア;Cあ、本編のぎすぎすした雰囲気とは天と地ほどの違いがある番外編的な一話です。
モイラ;・・・・・(何で、番外編にしないんだろ。)
ユア:なに?
モイラ;・・・なんでもない
    それじゃ、バイバイ
ユア;えっ、あ、ちょっとモイラくん かんばっく。
  ・・・・・ともかく、また次回で。
   それでは(^.^)/~~~


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31396生か死か CASE 6−33 終戦 あるいは 仇敵 そして復讐十叶夕海 2005/4/23 23:21:42
記事番号31362へのコメント



「おやおや、遅かったねぇ。
 エンヴィ−の奴も買いかぶり過ぎだよ。」
五つ目の部屋に、私達が入った時、そう言葉とは裏腹に楽しげに声を掛けた女性がいた。
黒くちじれた髪と紫の瞳、黒地に金色で蝶を縫い取った袖がないタイプのチャイナドレス姿だった。
しかし彼女は、歴戦の戦士であることを示すかのように肌が露出している所は、古傷で覆われていた。
この部屋は、二つ目の部屋と同じ様な容積なのだが、白いブロックが無造作に積まれており、平地が彼女の側ぐらいしかなく戦いにくい。
ファウストを囮、白夜でドトメがセオリ−か。
「永蓮、あいつは≪七罪≫だ。」
ファウストがそう叫ぶとほぼ同時に、レイファルが駆け出す。
「っくしょ−。お前は絶対に許さねぇ。」
ホルスタの≪ハ−ドフレア・カスタム≫を抜き放ち、女性に打ち込む。
「ああ・・・お前か。
 情無い真似をしてくれた3人組の一人の。
 成長したね。成長したけど甘いね、若造!!」
しかし、女性の腕の一振りで弾が其の場に落ちてしまった。
「うるせぇ。
 お前がリリアを殺した事には変わりねぇ。
 楽羅も俺も、お前を殺すためだけに、この稼業に残ったんだからな。」
「五月蝿いわ。」
レイファルが、コンバットナイフで斬りかかるが、ヒットする前に座ったままの女性に吹き飛ばされる。
「白夜!!」
私の声よりも早く、白夜はレイファルを自身をクッションとして受け止める。
「さて、改めて・・・」
女性は悠然と立ち上がる。
「私は、≪グリ−ド≫のサエンコ。
 ≪七罪≫で、4番目に生まれたキメラよ。」
その声は、普通より少し低めの女声だったが、蛇のような、そんな響きを帯びていた。
「誰から殺されるかい?」
「何故、お前が此処にいる?」
私の推何の声に、口をゆがめるように笑い女性−サエンコはこう答える。
「お父様の気紛れだよ。
 まったく嫌になるねぇ。
 よりによって、エンヴィ−の女の問題で此処にいさせられてるんだからね。」
その声音には、明らかな愉悦がまじる。
おそらく、あの男−がウルンに、月夜以外は殺してもいいといわれているのだろう。
「でも来て良かったと今は思っているよ。
 いい男も、ムカつく女も揃っているからねぇ。
 誰から殺ろうかねぇ。」
「ファウスト、数分時間稼げ。」
白夜もしばらく動けない。
久遠と不知火は先の戦いで消耗している。
私は、今戦えない。
レナ−ドは動かせない。
ロスとアクアは、結界を張ってもらわなくてはいけない。
「解った。」
ファウストが、そう答え杖を握り締めると同時に、サエンコの真上に誰かが落ちる。
それは、月夜の側に送ったリヴァだった。







−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+

ユア;サエンコについては何も言わないでぷりいず。
モイラ;確かに、モデルもいるしね、
ユア;でも、未成年の読者にはわかるとまずいキャラだけど。
モイラ;でも、今回謎が多すぎだね。(スル−して。)
    特に、レイファルなんか。
ユア;それは、その後の『お師匠様編』であきらかに。
モイラ;いい加減だね。
ユア;いやいや、予定は崩れる為にあるんだよ。
モイラ;・・・・・いいや、終わろ。(あきれたように。)
二人;それでは。
   感想お待ちしております。
   また次回で。



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31397生か死か CASE 6−34 終戦 或いは 冷酷な≪処刑人≫十叶夕海 2005/4/25 22:41:31
記事番号31362へのコメント




「あててぇ。」
「小僧、いい度胸だ。」
サエンコは、自分に乗っかったリヴァの細い足首を掴み私たちのいる方向に投げる。
「・・・ぐっ。」
結果的に私が受け止める形となり、入って来た扉まで吹き飛ばされた。
「うわぁ、ごめん。」
「謝るぐらいならな、あいつを倒せ。
 カバラの秘法を使っても構わん、≪処刑人≫」
「OK。
 ・・っても誰か援護頂戴。」
「僕が出ようか。
 ≪ガウルンの子≫ならば、手加減するつもりはない。
 結界張っててくれよ、永蓮。」







「さて、いいかい。僕の敵に回ったやつに対する行動原則はね・・・。
 刃向かってきた人には、殴って・・・蹴って・・・斬って・・・潰して・・・刺して・・ねじって・・千切って・・溶かして・・・・飛ばして・・・・殺して・・・消滅させる。
 それが、僕の行動原理だよ。
 文句なんかないよねぇ?
 ないなら、始めようか・・・血のダンスを・・・ね。」
「いいねぇ、いいよお前。」
リヴァ達と対峙しているサエンコは、大柄ではあったが女性らしい体格であったはずだ。
しかし、今は、背丈が三メ−トル、横幅は4倍以上。
体毛のないゴリラといえばわかりやすいだろう。
「リヴァ。
 お前の術は、使い勝手が悪い。
 僕がフォワ−ドになるから、お前がトドメをさせ。」
「何で知ってるのさ。」
「元々、僕が生み出したからね。」
「そう。」
そして、ファウストが自らの魔杖を手にサエンコを迎え撃つ。
「はっははあ、魔法使いが私に挑むのは命を捨てるようなもんだよ、ファウスト。」
「さあね。」
その間にも、リヴァが一つ目の呪文を完成させ、≪起動呪文(アリ−スペル)≫を唱える。
「≪地の帝国(マクルト)の命の水瓶を据えんが為に≫」
白い神のない女神が現れ、彼女が持つ水瓶より水があふれ出る。
それにより、周りのブロックが溶け崩れる。
「やるねぇ、小僧。」
「へへんだ。」
「サエンコ、相手は僕だ。」
そして、続けて、二つ目も完成させる。
「≪深き基層(イェソド)を 我ら生まれし処に 整合するが故に≫」
カマイタチが、サエンコのみを切り裂かんと迫るが、彼女の一吼えで霧散する。
無論、浅からぬ傷を負わせる事が出来たが。
「それくらいなら、私にもできるよ、小僧。」
「リヴァ、≪栄光≫を」
ファウストの寸前の忠告で、どうにかサエンコが作ったカマイタチを3つ目の呪文で防ぐ。
しかし、その拡散し切れなかった風で、3人は、ぼろぼろになる。
「あのな、その呪文は跳ね返せるはずだろう。」
「・・・・・まだ、ヘタだもん。
 此処まで実践で使ったの初めてなの。」
「そうか、そうなのか?
 ・・・・・・あっははははははははっははは。」
サエンコはその言葉をきき、大笑いをする。
その後、元の女性の姿に戻る。
「凄いわねぇ。
 私の負けよ。
 殺すのもいいけど、やっぱり私には強い奴とただ殴りあうのが性に合うみたい。
 気付かせてくれてありがと、カバラ使いの坊やに、ファウスト。」
「そら、どうも。」
半分投げやりに、ファウストが返せば、リヴァは、
「お姉さんが初めてだよ。
 僕に、3つ目まで使わせたの。
 ・・・・そういえば、お姉さん名前は?」
「サエンコ。」
「サエ姉ちゃんって読んでいい?」
「いい、お前だけな。
 カバラ使い、名前は?」
「リヴァ=リスト−ル。」
「そうか。
 偉大すぎる名前だな。
 来年の決戦でまた闘おうぜ、絶対にな、チビスケ。」
「チビスケじゃない。
 リヴァだ。」
「お前は、チビスケだよ。
 悔しかったら、もっと名前の似合う男になれよ。」
戦い終わり、互いに笑い合っていた。
「じゃあな、チビスケ。」
そう言い、リヴァの頭をぐしゃぐしゃとなで、空間をわたり、サエンコは去った。
あえて口にしないが、その様子はまるで姉弟であった。








−+−+−+−+−+−+−+−+−+


ユア;すみません。
モイラ:なに謝ってるのさ?
ユア;なんとなく。
   某少年マンガ雑誌を髣髴とさせる、ご都合主義なおわり方でした。
モイラ;思うならやらなきゃいいのに。
ユア;いうな。
モイラ;いうよ

(その後しばらく延々と続く)

ユア:はぁはぁ。
モイラ;情けないね。
ユア;うる・・・さい。
モイラ;終わるかい?
ユア;たの・・む・・・・よ。
モイラ;それでは、また次回で。







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31398Re:生か死か CASE 6−34 終戦 或いは 冷酷な≪処刑人≫神高 紅 2005/4/26 16:32:18
記事番号31397へのコメント

紅:どうもこんばんは。諸事情で最近レスできませんでしたが戻ってまいりました。
ク:でも普段もこんなものだと・・思いますけどね・・
紅:やかましい。まあとにかく早速レスに行きます。
>「あててぇ。」
>「小僧、いい度胸だ。」
>サエンコは、自分に乗っかったリヴァの細い足首を掴み私たちのいる方向に投げる。
>「・・・ぐっ。」
>結果的に私が受け止める形となり、入って来た扉まで吹き飛ばされた。
紅:うあ!すごいパワーだ。
ク:受け止めた形でなければ・・どうなっていたことやら・・
>「さて、いいかい。僕の敵に回ったやつに対する行動原則はね・・・。
> 刃向かってきた人には、殴って・・・蹴って・・・斬って・・・潰して・・・刺して・・ねじって・・千切って・・溶かして・・・・飛ばして・・・・殺して・・・消滅させる。
> それが、僕の行動原理だよ。
> 文句なんかないよねぇ?
> ないなら、始めようか・・・血のダンスを・・・ね。」
紅:四つ目位で死んでるって・・・
ク:常人なら・・一つ目ですでに死んでると思います・・
>「いいねぇ、いいよお前。」
>リヴァ達と対峙しているサエンコは、大柄ではあったが女性らしい体格であったはずだ。
>しかし、今は、背丈が三メ−トル、横幅は4倍以上。
>体毛のないゴリラといえばわかりやすいだろう。
紅:でかぁ!でっかいよ!
ク:服その他はどうしてるんでしょうか・・?
>「凄いわねぇ。
> 私の負けよ。
> 殺すのもいいけど、やっぱり私には強い奴とただ殴りあうのが性に合うみたい。
> 気付かせてくれてありがと、カバラ使いの坊やに、ファウスト。」
紅:あっさりしてますねえ。さばさばしてるというか。
ク:いわゆるバトルマニアですか・・?ちょこっと違うような気もしますが・・
>「そうか。
> 偉大すぎる名前だな。
> 来年の決戦でまた闘おうぜ、絶対にな、チビスケ。」
>「チビスケじゃない。
> リヴァだ。」
>「お前は、チビスケだよ。
> 悔しかったら、もっと名前の似合う男になれよ。」
>戦い終わり、互いに笑い合っていた。
>「じゃあな、チビスケ。」
>そう言い、リヴァの頭をぐしゃぐしゃとなで、空間をわたり、サエンコは去った。
>あえて口にしないが、その様子はまるで姉弟であった。
紅:戦いの後に生まれる奇妙な友情ってやつですか?
ク:雨ふって爺固まる・・!
紅:なんだその状況!神経痛かその人は!
>ユア:はぁはぁ。
>モイラ;情けないね。
>ユア;うる・・・さい。
>モイラ;終わるかい?
>ユア;たの・・む・・・・よ。
>モイラ;それでは、また次回で。
紅:ではではまた次回で。
ク:ばいばいです・・

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31399Re:生か死か CASE 6−34 終戦 或いは 冷酷な≪処刑人≫十叶夕海 2005/4/26 21:04:47
記事番号31398へのコメント


>紅:どうもこんばんは。諸事情で最近レスできませんでしたが戻ってまいりました。
>ク:でも普段もこんなものだと・・思いますけどね・・
>紅:やかましい。まあとにかく早速レスに行きます。

ユア;どうも、こんばんわ。
モイラ;じゃ、僕らも返レスに行きます。

>>「あててぇ。」
>>「小僧、いい度胸だ。」
>>サエンコは、自分に乗っかったリヴァの細い足首を掴み私たちのいる方向に投げる。
>>「・・・ぐっ。」
>>結果的に私が受け止める形となり、入って来た扉まで吹き飛ばされた。
>紅:うあ!すごいパワーだ。
>ク:受け止めた形でなければ・・どうなっていたことやら・・

モイラ;良くて、重傷。
ユア;あっさり言うな、あっさり。
モイラ;悪ければ?
ユア:死んでるだろうね。
モイラ;どっちが あっさり言ってんの。

>>「さて、いいかい。僕の敵に回ったやつに対する行動原則はね・・・。
>> 刃向かってきた人には、殴って・・・蹴って・・・斬って・・・潰して・・・刺して・・ねじって・・千切って・・溶かして・・・・飛ばして・・・・殺して・・・消滅させる。
>> それが、僕の行動原理だよ。
>> 文句なんかないよねぇ?
>> ないなら、始めようか・・・血のダンスを・・・ね。」
>紅:四つ目位で死んでるって・・・
>ク:常人なら・・一つ目ですでに死んでると思います・・

モイラ;≪処刑人(パニッシャ−)≫だしね。
ユア;それで済ますな。それで。

>>「いいねぇ、いいよお前。」
>>リヴァ達と対峙しているサエンコは、大柄ではあったが女性らしい体格であったはずだ。
>>しかし、今は、背丈が三メ−トル、横幅は4倍以上。
>>体毛のないゴリラといえばわかりやすいだろう。
>紅:でかぁ!でっかいよ!
>ク:服その他はどうしてるんでしょうか・・?

ユア;伸縮自在の新素材を着てます。
   ただし、それでも、場所に寄ってはヤバイですが。

>>「凄いわねぇ。
>> 私の負けよ。
>> 殺すのもいいけど、やっぱり私には強い奴とただ殴りあうのが性に合うみたい。
>> 気付かせてくれてありがと、カバラ使いの坊やに、ファウスト。」
>紅:あっさりしてますねえ。さばさばしてるというか。
>ク:いわゆるバトルマニアですか・・?ちょこっと違うような気もしますが・・

モイラ;一応、モデルいるよ。
    十八さ・・・・もごもご(ユアに口を抑えられている)
ユア;それは禁止用語、縁があればそのサイトに行き着くでしょう。

>>「そうか。
>> 偉大すぎる名前だな。
>> 来年の決戦でまた闘おうぜ、絶対にな、チビスケ。」
>>「チビスケじゃない。
>> リヴァだ。」
>>「お前は、チビスケだよ。
>> 悔しかったら、もっと名前の似合う男になれよ。」
>>戦い終わり、互いに笑い合っていた。
>>「じゃあな、チビスケ。」
>>そう言い、リヴァの頭をぐしゃぐしゃとなで、空間をわたり、サエンコは去った。
>>あえて口にしないが、その様子はまるで姉弟であった。
>紅:戦いの後に生まれる奇妙な友情ってやつですか?
>ク:雨ふって爺固まる・・!
>紅:なんだその状況!神経痛かその人は!

ユア;少年漫画の王道というか。
モイラ;・・・やってみたかったわけね、ベタなの。

>>ユア:はぁはぁ。
>>モイラ;情けないね。
>>ユア;うる・・・さい。
>>モイラ;終わるかい?
>>ユア;たの・・む・・・・よ。
>>モイラ;それでは、また次回で。
>紅:ではではまた次回で。
>ク:ばいばいです・・

ユア;ハイまた次回で。
モイラ;じゃあねぇん。

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31400生か死か CASE 6−35 一つ目の終幕 或いは 二つ目の始り十叶夕海 2005/4/26 22:43:53
記事番号31362へのコメント



「どうするの?」
「解放するよ、ルナ。」
ルナの言葉に、俺はそういう事しか出来なかった。
手錠と足枷を外した。
・・・サエンコはかなり腕が立つほうなのに。
やっぱり、殺人狂なバトルマニアだからかな。
「太陽、先にあの人たちに事情話してて。」
俺がそう言うと、太陽は黙って部屋を出てくれた。
戸棚から、あのデ−トの日にプレゼントした腕輪とその箱を出して渡す。
ルナを椅子に座らせたまま、俺はルナを抱き締めた。
「・・・・・エンヴィ−?」
「ルナ、今度会えるのはいるかはわからない。
 ・・・・でも忘れないで、俺のこと。
 こうやって話せるのも、最後になるだろうけど称号じゃなくて、名前で呼んで。
 クロスって呼んで。
 太陽以外に、呼ばせてないけどルナにはそう呼んで欲しい。」
「・・・エ・・クロス。
 私は、お前を忘れない。
 道がもしも、重なっていたならば共に在れた存在だから。」
「・・・ルナ・・・・ルナ・・・。
 やっぱり、俺、ルナこと一番好きだ。」
俺の言葉は、どう聞こえているかわからない。
でも、言っている俺自身には、血を吐くような必死さをこめてそう言った。
「・・・ごめん。」
「ううん、じゃまたね、ルナ。」
俺の今の顔は、きっと表情は笑っていても、泣きそうな顔に違いない。







それから、月夜は、二つ目の部屋に言ったが、月陽がいなかった。

 それから3週間−−−−。

  月陽の行方は ようとして知れなかった











「ここは・・・・・。」
オレは、確か妹の月夜が≪アマスガス≫のエンヴィ−に掴まったから、それを助ける為に、エンヴィ−の屋敷に行って、途中で怪我をして、ある男に助けてもらって・・・・。
それで、今、傷の手当てをされた状態で見慣れない屋敷にいる。
蛇足だが、今女性体型を取っている上に、浴衣を羽織っているだけである。
ガチャリバタン
「起きたか、女。」
新しい浴衣と清拭一式を持ってはいってきたのは、ある男−確か零二だった。
「包帯は外してあるが、無理はするな。」
「あの此処は?」
「その前に、一通り、身体拭いとけ。
 俺の女性タイプの使い魔に、遣ってもらったんだが、勝手が違う様でな。」
「あ、ありがとう。」
「・・・何が食べれるか?」
くぅ〜
そのとき、ちょうどお腹が鳴った。
「・・食えるようだな。
 なんか、持って来る。」
零ニが出て行った後、改めて部屋を見回すと、ベッドは乙女の憧れの天蓋付ベッド。
別に乙女じゃないが、祖父のハリポタの古いDVDを見て憧れたのは、事実だ。
オレは、とりあえず、身体を拭き新しい浴衣に袖を通す。
それと同時に、零ニが入ってくる。
「日本食でいいか?」
俺の外見は、髪の色も肌の色も、控えめに言っても日本人には見えないだろう。
「大丈夫。
 見た目どおりの国籍じゃないから。」
メニュ−は、おにぎりと具沢山のみそしる。
簡単ながら、大変おいしかった。
「ご馳走様。」
「じゃ、さっきの質問に答えよう。
 何が聞きたい?」
「此処は何処か。
 オレをどうするつもりか。」
彼の質問に、オレはふたつ聞きたいことを並べた。
「ここは、マリノス南部の若槻の別荘だ。
 ついでにいうなら、お前は、3週間眠りっぱなしだった。
 二つ目は、できれば、一緒にお前といたい。
 ・・それとお前のことを教えて欲しい。」
オレは、騙す様で気分が悪かったが、あらかじめ決めておいた女性体型での身の上を話した。
元々、ジプジ−系のコミュニティにいたこと。
しかし、幼い頃にロメリカに移住したこと。
両親は、割とすぐ強盗によって殺されたこと。
4年前まで、教会の孤児院にいたこと。
ルナに会って、一緒に住ませてくれた事。
そんなことを話した。
「そうか。
 ・・・お前は、オレが月夜を殺すといったらどうする?」
「・・なんで?」
「あいつの両親の≪ウィスパ−≫が暴走して、オレの両親を殺した。」
「・・・・え。」
「・・・もう寝ろ。
 まだ、身体が万全じゃいからな。」
その後、同じベッドで寝た。
使えるベッドがそれしかないということだった。
そして、オレを抱き枕してすぐに寝入った彼は寝言でこう言った。
「・・・・独りは・・・嫌だ・・・・」





−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+

ユア;コメントは避けさせて。
   ということで、また次回。


 

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31407生か死か CASE 6−36 一人と一本 或いは 刻に埋もれた真実十叶夕海 2005/4/30 21:41:47
記事番号31362へのコメント



月夜が救出されて、2週間−。

マリノスは、ロンロンの住宅街にある標準的な家。
−の本に埋もれた部屋にたち、或いは座る、二人−いや、一人と一本か?−の男性。
「久しぶり、シ−ニンちゃん。
 いえ、マスタ−・ラセルトというべきかしら?」
「そう呼ばれる時が再び来るとはね。
 ・・・・・数百年前に捨てた魔剣から。」
「捨てたのではなく、封印でしょう。」
前者は、月森 久遠、永蓮・配下≪赤き死神≫のほうがとおりがいい。
後者は、シ−ニン=ラセルト、≪神令書の持ち手≫のほうが通りがいい。
誤解のないように言って置くが、久遠は間違いなく男の形態をとっているのだ。
「・・・・・それで、用件は?
 用件もなく、月夜の護衛を命じられている君がここに来るはずはないだろう?」
「伝言一つと私からの質問幾つか。」
「伝言は?」
「初代・タロウマスタ−から、
 『陰険野郎、よくも紫苑を傷付けたね。
  今度、そっちに僕が行くこと会ったら、覚悟しときなよ?』
 だそうですよ。」
「・・・・ふふふふ。
 あいつらしい。あいつらしいね、まったく。」
久遠の伝言を聞いて、懐かしげに・・・少しも不快そうでなく・・・笑う、シ−ニン。
「一応、同じ≪伝説の神族≫でしょうに。」
「いやいや、違うよ、カナメ。」
「その名前で呼ばないでって、≪オ−ル・アイ≫として仕事始めた時に言ったわ。」
「いやいや、違うよ、久遠。
 人間のギリシア神話になぞらえるなら、ティタ−ン神族とオリュンポリス神族ほどは違うよ。」
「たしかに、そうですね。
 今のあの方に変わって、地上に落とされたんでしたね、シ−ニンちゃんは。」
「・・・・・君もいちいちいたいところをつくね。」
「怒っているだけよ、私は。」
「何に?」
「永蓮ちゃんに本当のこと教えなかったこと。」
「それは・・」
「『今知るべきことではない』なんて言ったら、ぶっ殺すよ?
 何故、教えない。
 ≪アマスガス≫の≪運命の輪≫が、永蓮ちゃんが愛した蘇芳さんだってことと≪隠者≫のこと黙っているのは、何故?」
「教えたら、どうなるかわからないわけでもないだろう?」
「それでもよ。
 永蓮ちゃんは、永蓮ちゃんは・・・・」
久遠は、怒りそう言う。
しかし、その瞳からは、熱い雫が流れていた。
「・・・・でも、永蓮を殺したいわけではないだろう?」
「そうだけどっ!!」
「まったく、変わらないね。
 ・・・・私の愛剣であった頃から。」
そう、久遠は、遥か昔はシ−ニンが人に混じって戦場を渡り歩いていた頃の愛剣なのだ。
しかし、一応断っておくが、久遠がオカマ風味になったことには、シ−ニンは関係していない。
オカマ風味になったのは、永蓮と出会ってからである。
「・・・・・・変わるわ。
 いくら、妖怪でもね。」







−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+

ユア;半分続き物っぽくなっている、6−28と今回。
久遠;続きものって言うか、状況補足?
ユア;ですね。
久遠:あとこういうのが、幾つ?
ユア;シ−ニンさん絡みで二つ。
   それ以外で幾つか書こうかなって。
久遠:なんか、お知らせは?
ユア;そうでした。
   もうすでに、この作品100回過ぎてるか過ぎてないかになりました。
久遠;何を募集するの?
ユア;一名様2本までで、主人公絡みでの短編。
   それを先着二名様まで。
久遠:じゃ、皆さん、協力を。
二人;それでは、また次回以降で。



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31409生か死か CASE 6−36 での募集の追記。十叶夕海 2005/5/1 18:54:27
記事番号31407へのコメント


ええと、6−36では、『主人公からみのみ』で、短編といっていましたが、
別に、主人公がらみでなくてもOKです。
ということで、整理。

・『生か死か』の100回記念として、その作品の外伝的短編募集。
・その際に、主となるキャラを選択。
・一名様・二編まで
・先着二名様

・・・です。
リクエスト待ってます。


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31410常連よりGURE−TO MASA 2005/5/1 21:39:21
記事番号31409へのコメント

6−36の感想は明日にでも。
早速、投稿しますね。

>・その際に、主となるキャラを選択。
セフィ・ブラス・シーニンで。

>・一名様・二編まで
では、セフィ・シーニン。
   ブラス・セフィでお願いしますね。

何かあったら、言ってくださいね。
では、また明日。

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31413ありがとうございます。十叶夕海 2005/5/1 23:26:17
記事番号31410へのコメント



はい、わかりました。
・・一応、特に見たいお話のシチェ−ションがありましたら、どうぞ。
特になければ、自由に書かせていただきます。

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31417そうですねGURE−TO MASA 2005/5/2 12:42:48
記事番号31413へのコメント


>・・一応、特に見たいお話のシチェ−ションがありましたら、どうぞ。
セフィ視点で、初めてシーニンに会った時などですね。
後は、ブラス視点でセフィとの暇な日常ですね(買い物などあればいいかな?)
>特になければ、自由に書かせていただきます。
では、よろしくです。

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31416学校の図書館よりGURE−TO MASA 2005/5/2 12:40:45
記事番号31407へのコメント


>
>
>月夜が救出されて、2週間−。
>
>マリノスは、ロンロンの住宅街にある標準的な家。
>−の本に埋もれた部屋にたち、或いは座る、二人−いや、一人と一本か?−の男性。
>「久しぶり、シ−ニンちゃん。
> いえ、マスタ−・ラセルトというべきかしら?」
>「そう呼ばれる時が再び来るとはね。
> ・・・・・数百年前に捨てた魔剣から。」
>「捨てたのではなく、封印でしょう。」
一体、どっちが正しいのでしょうかね?
>前者は、月森 久遠、永蓮・配下≪赤き死神≫のほうがとおりがいい。
死神ですか・・・・・・
>後者は、シ−ニン=ラセルト、≪神令書の持ち手≫のほうが通りがいい。
どっちが強いのかな?
>誤解のないように言って置くが、久遠は間違いなく男の形態をとっているのだ。
誤解とは、どう言うことですか?
>「・・・・・それで、用件は?
> 用件もなく、月夜の護衛を命じられている君がここに来るはずはないだろう?」
>「伝言一つと私からの質問幾つか。」
>「伝言は?」
>「初代・タロウマスタ−から、
> 『陰険野郎、よくも紫苑を傷付けたね。
>  今度、そっちに僕が行くこと会ったら、覚悟しときなよ?』
> だそうですよ。」
>「・・・・ふふふふ。
> あいつらしい。あいつらしいね、まったく。」
>久遠の伝言を聞いて、懐かしげに・・・少しも不快そうでなく・・・笑う、シ−ニン。
初めてみましたね、彼が笑うの。
あまり、笑わないと思っていたのですが・・・・・・
>「一応、同じ≪伝説の神族≫でしょうに。」
へぇ〜、同族だったんだ。
>「いやいや、違うよ、カナメ。」
>「その名前で呼ばないでって、≪オ−ル・アイ≫として仕事始めた時に言ったわ。」
>「いやいや、違うよ、久遠。
> 人間のギリシア神話になぞらえるなら、ティタ−ン神族とオリュンポリス神族ほどは違うよ。」
どう、違うのかな?ギリシャ神話に、疎い自分です。
>「たしかに、そうですね。
> 今のあの方に変わって、地上に落とされたんでしたね、シ−ニンちゃんは。」
あの方?
>「・・・・・君もいちいちいたいところをつくね。」
>「怒っているだけよ、私は。」
>「何に?」
>「永蓮ちゃんに本当のこと教えなかったこと。」
>「それは・・」
>「『今知るべきことではない』なんて言ったら、ぶっ殺すよ?
殺せるの!?
> 何故、教えない。
> ≪アマスガス≫の≪運命の輪≫が、永蓮ちゃんが愛した蘇芳さんだってことと≪隠者≫のこと黙っているのは、何故?」
>「教えたら、どうなるかわからないわけでもないだろう?」
>「それでもよ。
> 永蓮ちゃんは、永蓮ちゃんは・・・・」
>久遠は、怒りそう言う。
>しかし、その瞳からは、熱い雫が流れていた。
>「・・・・でも、永蓮を殺したいわけではないだろう?」
>「そうだけどっ!!」
>「まったく、変わらないね。
> ・・・・私の愛剣であった頃から。」
>そう、久遠は、遥か昔はシ−ニンが人に混じって戦場を渡り歩いていた頃の愛剣なのだ。
愛剣だったんだ。
どんな戦場を、渡り歩いてきたのかな?
>しかし、一応断っておくが、久遠がオカマ風味になったことには、シ−ニンは関係していない。
シーニンは、オカマ嫌いだしな……
>オカマ風味になったのは、永蓮と出会ってからである。
>「・・・・・・変わるわ。
> いくら、妖怪でもね。」
妖怪だったのかな?
では、続きを待っています。

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31418Re:どう動くのでしょうね。十叶夕海 2005/5/2 19:53:10
記事番号31416へのコメント


>
>>
>>
>>月夜が救出されて、2週間−。
>>
>>マリノスは、ロンロンの住宅街にある標準的な家。
>>−の本に埋もれた部屋にたち、或いは座る、二人−いや、一人と一本か?−の男性。
>>「久しぶり、シ−ニンちゃん。
>> いえ、マスタ−・ラセルトというべきかしら?」
>>「そう呼ばれる時が再び来るとはね。
>> ・・・・・数百年前に捨てた魔剣から。」
>>「捨てたのではなく、封印でしょう。」
>一体、どっちが正しいのでしょうかね?

それは、まだ、秘密です。

>>前者は、月森 久遠、永蓮・配下≪赤き死神≫のほうがとおりがいい。
>死神ですか・・・・・・

異名ですね。

>>後者は、シ−ニン=ラセルト、≪神令書の持ち手≫のほうが通りがいい。
>どっちが強いのかな?

お父さんのシ−ニンでしょう。

>>誤解のないように言って置くが、久遠は間違いなく男の形態をとっているのだ。
>誤解とは、どう言うことですか?

台詞だけだと、愛の修羅場に聞こえるなと思って、付け足した一文ですね。

>>「・・・・・それで、用件は?
>> 用件もなく、月夜の護衛を命じられている君がここに来るはずはないだろう?」
>>「伝言一つと私からの質問幾つか。」
>>「伝言は?」
>>「初代・タロウマスタ−から、
>> 『陰険野郎、よくも紫苑を傷付けたね。
>>  今度、そっちに僕が行くこと会ったら、覚悟しときなよ?』
>> だそうですよ。」
>>「・・・・ふふふふ。
>> あいつらしい。あいつらしいね、まったく。」
>>久遠の伝言を聞いて、懐かしげに・・・少しも不快そうでなく・・・笑う、シ−ニン。
>初めてみましたね、彼が笑うの。
>あまり、笑わないと思っていたのですが・・・・・・

はい、珍しいです。
たぶん、ここと、もう一回二回ぐらいでしょう。
一番終わりまでで。

>>「一応、同じ≪伝説の神族≫でしょうに。」
>へぇ〜、同族だったんだ。

初代のタロウマスタ−がですね。
雰囲気としては、親友とかよりは、初代がシ−ニンに構ってたみたいな。

>>「いやいや、違うよ、カナメ。」
>>「その名前で呼ばないでって、≪オ−ル・アイ≫として仕事始めた時に言ったわ。」
>>「いやいや、違うよ、久遠。
>> 人間のギリシア神話になぞらえるなら、ティタ−ン神族とオリュンポリス神族ほどは違うよ。」
>どう、違うのかな?ギリシャ神話に、疎い自分です。

ティタ−ン神族のほうが、負けたほうです。
ゼウスのオリュンポリス組が勝ったほうです。

>>「たしかに、そうですね。
>> 今のあの方に変わって、地上に落とされたんでしたね、シ−ニンちゃんは。」
>あの方?

今の神様の一番偉い人。

>>「・・・・・君もいちいちいたいところをつくね。」
>>「怒っているだけよ、私は。」
>>「何に?」
>>「永蓮ちゃんに本当のこと教えなかったこと。」
>>「それは・・」
>>「『今知るべきことではない』なんて言ったら、ぶっ殺すよ?
>殺せるの!?

自爆でも、良くてシ−人さんは、数年こちらに干渉できない程度にしか効かない。

>> 何故、教えない。
>> ≪アマスガス≫の≪運命の輪≫が、永蓮ちゃんが愛した蘇芳さんだってことと≪隠者≫のこと黙っているのは、何故?」
>>「教えたら、どうなるかわからないわけでもないだろう?」
>>「それでもよ。
>> 永蓮ちゃんは、永蓮ちゃんは・・・・」
>>久遠は、怒りそう言う。
>>しかし、その瞳からは、熱い雫が流れていた。
>>「・・・・でも、永蓮を殺したいわけではないだろう?」
>>「そうだけどっ!!」
>>「まったく、変わらないね。
>> ・・・・私の愛剣であった頃から。」
>>そう、久遠は、遥か昔はシ−ニンが人に混じって戦場を渡り歩いていた頃の愛剣なのだ。
>愛剣だったんだ。

ノリは、シェ−ラとゴ−ルなんとかみたいな関係でした。

>どんな戦場を、渡り歩いてきたのかな?

いろいろな。

>>しかし、一応断っておくが、久遠がオカマ風味になったことには、シ−ニンは関係していない。
>シーニンは、オカマ嫌いだしな……

でしょうね。
ちなみに、永蓮の一言がきっかけです。

>>オカマ風味になったのは、永蓮と出会ってからである。
>>「・・・・・・変わるわ。
>> いくら、妖怪でもね。」
>妖怪だったのかな?
>では、続きを待っています。

妖怪です。
・・九十九神みたいなもんですね。

ありがとうございます。
では次回以降で。



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31420生か死か CASE 6−37 旅行 或いは 恐怖の師匠十叶夕海 2005/5/2 21:44:30
記事番号31362へのコメント



「暑い。」
「そう言うとなおさら、暑くなるよ、白亜。」
「暑い、暑い暑い、暑い〜。」
スタリオ・ラポリの市場にて。
レイ、ベル、白亜とファウスト、そして私と・・・以上の5人で、ラポリの市場を通って、私とレイの師匠の家へ向かっている。
途中、オレンジ売りのおばちゃんに、『あら、そちらの人旦那さん、似合ってるわよ。』とか言われて、照れくさかったり、白亜が屋台の前から動かなかったり、・・・・・と微笑ましくも、寂しい−月陽がいない生か−雰囲気だった。





「遅いよ、馬鹿弟子達。」
『・・・スミマセンデシタ。』
「それと、人数連れてくるなら、連絡しろ。
 電話で確認しなかった私も悪いが。」
私とレイは、ホヅミ=ランティス師匠にこってり絞られていた。
黒い髪をぴっちりとボリュ−ムあるポニ−テ−ルに纏め、黒のワンピ−すに麻か何かの長めのジャケットを羽織った三十代の女性である。
「とにかく、レイは野菜と魚介類の追加分買ってきな。
 ルナは調理を・・・っと。
 この白いガキは、手紙で聞いた。
 白亜だったな。
 この金髪と赤ん坊は?」
「ファウストと呼ばれている。」
「あぅあぅあ〜(べるぅ。)」
レイが買い物に出かけ、師匠が私の連れに目をやるとそう質問してきた。
ファウストはともかく、ベルは自己紹介にすらなっていない。
もうそろそろ、1歳なのになぁ。
師匠は何故か、ベルを懐かしそうに、寂しそうに見ていた。
「先生?」
「・・・ああ、ルナ手伝え。
 あなたたちは好きにテレビ見てなさい。」
そう言うと、私は引きずられて台所へ行く。




「何で、ベル見て悲しそうな目をしていたの。」
「あれは、一度手に入れたものを手放してしまった人間の目さ。
 しかも、自分のせいでね。」
「どいこと?」
「大切なモノを・・・」
「だぅあぅあ〜。」
ベルトリドは、二人の兄(貴分)が自分に構ってくれないせいか。
白亜の白髪とファウストの金髪を掴みぶら下がる。
「・・・いたい。」
「・・・・・・」
「おっ、アンタ達がホヅミの客か?」
ベルトリドを抱えあげながら、そう言ったのは、熊みたいな大柄のラテン系の中年男性だった。
「あんたは?」
「俺か?
 俺はシド・ランティス。
 ホヅミの旦那だな。」
それぞれ、3人も挨拶をした。











−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+


ユア:ある意味で一番、キャラのモチ−フがわかりやすい師匠です。
久遠;そうよねぇ。
   でも、そのトラウマの原因。
ユア;実際の日本で過去に会った事件を元に設定しています。
久遠;事件というよりは、事故よね、あれ。
ユア;今は、それは秘すべきことですよ、久遠さん・
久遠:はいはい。
   喫茶店業忙しいから、じゃあね。


ユア;前回、募集した100話記念の短編募集。
   後一名、OKです。
   それではまた次回以降で。





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31424生か死か CASE 6−38 台所 或いは 知られざる過去十叶夕海 2005/5/4 22:03:58
記事番号31362へのコメント



台所に、入った月夜とホヅミはというと・・・・。



「ルナ、あの赤ん坊は、お前のか?」
「はいぃ?
 ち、違いますよ。」
「そんなこと言ってレイとの子供じゃないのか。」
「違う・・・。
 あいつは、必要以外私に触ろうとしない・・・・・・・。」
シチュ−も仕上がり、メインの烏賊と鳥と豚の唐揚げの下ごしらをしながら、師匠はそう言ってきた。
副采のスパゲティのソ−スに、調味料を入れるところで、思わず取り落としかけてしまった。
「奥手だし、ニブいからなぁ。
 ・・・それともあれか?
 ルナ、楽天とリリアを知っているか?」
「楽天のほうは、昔の会い方という程度には。」
「・・私も、あの時のことは、≪ミス・ライブラリィ≫の美鈴から少し知った程度なんだがな。」
師匠に、珍しく少し言いよどんだあと、こう話し始めた。
「楽天のほうは、何度か、レイに会いに来てるだろうから、知っているだろう?
 でも、リリアは10年程前に死んでいる。
 ≪アマスガス≫の七罪≪強欲(グリ−ド)≫のサエンコと仕事でかち合ってね。
 いまじゃ、ほとんどいない本流の魔法使いだった彼女は、意思一つで何でもやってのけた。
 自分もあの時、逃げれたはずなのに。
 だけど、彼女は会えてその場に残った。
 そして、≪強欲≫に殺された。
 なぶり殺しで、原形をほとんど留めてなかったそうだ。
 だから、レイはサエンコを恨んでいる。」
その間にも、唐揚げを揚げながらも、此処ではない何処かを見ている、師匠。
レイの相方だった『リリア』と会ったことがあるのだろうか?
「リリアは、レイより七つ年上で楽天の恋人だった。
 姐御肌の面倒見のいい子でね、父親の所を逃げ出したレイを拾ったのも彼女だった。
 しばらくは、この近所に住んでいたから、レイと楽天を一緒にシゴいたりした。
 でもね、10年前のあの日の後は、楽天は実家に連れ戻されたけれど、レイのほうは行方知らずだった。
 3年ぶりに此処をたずねてきたときは荒みきっていたね。
 ≪強欲≫を恨み、その組織を恨み、世界を恨み、姉妹には自分まで恨みきった目をしていた。
 20歳にもなっていないが気がするには鋭すぎる目だった。
 でもね・・・・」
「師匠、ベッドメイク終わりましたが。」
少しくたびれた、でも師匠の話とは全然違う能天気さが、目立つ例が、台所の入り口に立っていた。
「わかった。
 手洗ってから、スパゲティとか運んで、茶でも入れておけよ。」
「了解ッす。」
そして、再びレイがいなくなったのを見計らって、師匠は続きを口にする。
「でもね、今の用になった・・・なれたのは、お前のおかげだ。
 六年前のあの時も、荒んだ瞳だったレイにお前が懐いてしまって。
 なし崩しに相棒になってから、今のように穏やか・・と言うか呑気な眼になったよ。」




このあとの夕食は、とても和やかだった。
レイと白亜は、唐揚げの最後の1個を取り合って
師匠に、ゲンコツを落とされていた。



ちなみに、部屋割りは、師匠の私とレイをくっつけたいという思惑が絡み下のようになった。
私とレイ。
ファウスト、ベルト白亜       という風に。










−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+


ユア;痛い過去ですねぇ。
久遠;そうしたのはアンタでしょ?
ユア;・・でも、ルナもレイも共通点があるペアだしね。
   設定だけはあったけど、時気が読めず今になったけど。
久遠;無計画。
ユア;言うな。
   ・・でもね。この二人の関係は、本当の最終話には、恋人vな関係になるんだけど。
久遠;なるんだけど?
ユア;でもね、今はお互い支えあい傷を舐めあっているだけなんだよね。
久遠;だけというには、少しディ−プでない?
ユア:だけど、私は、補完しあっているキャラがツボなんだよ。
久遠;言い切りやがったよ、ユアちゃん。
ユア;それはさておき。
   100回記念の短編リクまだまだOKです。
久遠;リクエスト待ってるわよ。
二人;それでは、また次回以降で。
   バイバイ(^.^)/~~~。




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31430Re:生か死か CASE 6−38 台所 或いは 知られざる過去神高 紅 2005/5/8 16:23:25
記事番号31424へのコメント

紅:どうもこんばんは。いろいろ諸事情で遅れましたが紅です。
ク:どうもクロスです・・クロとでも呼んでください・・
よ:やーほー!久方ぶりのよっちゃんだよー!元気してたー?
紅:自己紹介も終わりさっそくレスに行きます。
>シチュ−も仕上がり、メインの烏賊と鳥と豚の唐揚げの下ごしらをしながら、師匠はそう言ってきた。
>副采のスパゲティのソ−スに、調味料を入れるところで、思わず取り落としかけてしまった。
ク:危うくスパゲティソースが・・大変なことになるところでした・・
よ:辛いやつだったら悲惨だったすね。ホヅミさん、爆弾はーつげーん!
>「楽天のほうは、何度か、レイに会いに来てるだろうから、知っているだろう?
> でも、リリアは10年程前に死んでいる。
> ≪アマスガス≫の七罪≪強欲(グリ−ド)≫のサエンコと仕事でかち合ってね。
> いまじゃ、ほとんどいない本流の魔法使いだった彼女は、意思一つで何でもやってのけた。
> 自分もあの時、逃げれたはずなのに。
> だけど、彼女は会えてその場に残った。
> そして、≪強欲≫に殺された。
> なぶり殺しで、原形をほとんど留めてなかったそうだ。
> だから、レイはサエンコを恨んでいる。」
ク:自らを犠牲にして・・レイさんを護った・・のでしょうか・・?
よ:悲しいよね。レイっちのその恨みは自分へのふがいなさもあるんじゃないかな?
>そして、再びレイがいなくなったのを見計らって、師匠は続きを口にする。
>「でもね、今の用になった・・・なれたのは、お前のおかげだ。
> 六年前のあの時も、荒んだ瞳だったレイにお前が懐いてしまって。
> なし崩しに相棒になってから、今のように穏やか・・と言うか呑気な眼になったよ。」
ク:月夜さんには・・人を変える才能があるんでしょうねきっと・・いい意味で・・
よ:だから皆に慕われてるんだね。
ク:そうですね・・
>ちなみに、部屋割りは、師匠の私とレイをくっつけたいという思惑が絡み下のようになった。
>私とレイ。
>ファウスト、ベルト白亜       という風に。
よ:露骨、露骨っすよ!ホヅミっち!
ク:ばればれなんじゃないでしょうか・・
>久遠;言い切りやがったよ、ユアちゃん。
>ユア;それはさておき。
>   100回記念の短編リクまだまだOKです。
>久遠;リクエスト待ってるわよ。
>二人;それでは、また次回以降で。
>   バイバイ(^.^)/~~~。
紅:ではリクお願いしていいですかね。
ク:誰にするんです・・?
紅:いくらなんでも端キャラすぎるのもあれなんで無難にエンヴィーにしときましょう。
ク:それでいいんじゃないですか・・?
紅:ではそーゆーことで。今日はこの辺で。
ク:さよなら・・
よ:しーゆーあげいん!

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31434リクエストの希望の場面設定あります?十叶夕海 2005/5/8 19:49:33
記事番号31430へのコメント


>紅:どうもこんばんは。いろいろ諸事情で遅れましたが紅です。
>ク:どうもクロスです・・クロとでも呼んでください・・
>よ:やーほー!久方ぶりのよっちゃんだよー!元気してたー?
>紅:自己紹介も終わりさっそくレスに行きます。

ユア;はいです。
久遠;それじゃ、返レス行くわよ。

>>シチュ−も仕上がり、メインの烏賊と鳥と豚の唐揚げの下ごしらをしながら、師匠はそう言ってきた。
>>副采のスパゲティのソ−スに、調味料を入れるところで、思わず取り落としかけてしまった。
>ク:危うくスパゲティソースが・・大変なことになるところでした・・
>よ:辛いやつだったら悲惨だったすね。ホヅミさん、爆弾はーつげーん!

ユア;ですけど、ホヅミさんも月夜には幸せになって欲しいんですよ。(遠い目)
久遠;遠い目って?
ユア;ある意味で、ホヅミさん=お母さんだからね、月夜にとって。

>>「楽天のほうは、何度か、レイに会いに来てるだろうから、知っているだろう?
>> でも、リリアは10年程前に死んでいる。
>> ≪アマスガス≫の七罪≪強欲(グリ−ド)≫のサエンコと仕事でかち合ってね。
>> いまじゃ、ほとんどいない本流の魔法使いだった彼女は、意思一つで何でもやってのけた。
>> 自分もあの時、逃げれたはずなのに。
>> だけど、彼女は会えてその場に残った。
>> そして、≪強欲≫に殺された。
>> なぶり殺しで、原形をほとんど留めてなかったそうだ。
>> だから、レイはサエンコを恨んでいる。」
>ク:自らを犠牲にして・・レイさんを護った・・のでしょうか・・?
>よ:悲しいよね。レイっちのその恨みは自分へのふがいなさもあるんじゃないかな?

ユア;そうですね。
   弟分のレイと好きな楽天の二人を護るために。
久遠;そうよね。
   でも、レイちゃんはふがいなくないのに。

>>そして、再びレイがいなくなったのを見計らって、師匠は続きを口にする。
>>「でもね、今の用になった・・・なれたのは、お前のおかげだ。
>> 六年前のあの時も、荒んだ瞳だったレイにお前が懐いてしまって。
>> なし崩しに相棒になってから、今のように穏やか・・と言うか呑気な眼になったよ。」
>ク:月夜さんには・・人を変える才能があるんでしょうねきっと・・いい意味で・・
>よ:だから皆に慕われてるんだね。
>ク:そうですね・・

ユア;良くも悪くもですね。
久遠;あの≪死神≫のメイザ―ス君も、変えちゃったからね。

>>ちなみに、部屋割りは、師匠の私とレイをくっつけたいという思惑が絡み下のようになった。
>>私とレイ。
>>ファウスト、ベルト白亜       という風に。
>よ:露骨、露骨っすよ!ホヅミっち!
>ク:ばればれなんじゃないでしょうか・・

ホヅミ:二人には、幸せになってもらいたいからね。

>>久遠;言い切りやがったよ、ユアちゃん。
>>ユア;それはさておき。
>>   100回記念の短編リクまだまだOKです。
>>久遠;リクエスト待ってるわよ。
>>二人;それでは、また次回以降で。
>>   バイバイ(^.^)/~~~。
>紅:ではリクお願いしていいですかね。
>ク:誰にするんです・・?
>紅:いくらなんでも端キャラすぎるのもあれなんで無難にエンヴィーにしときましょう。
>ク:それでいいんじゃないですか・・?

ユア;一応、MASAさんにもお聞きしたんですけど
   場面設定のリクエストありますか?
久遠:たとえば、『エンヴィ−のとある1日』とか?

>紅:ではそーゆーことで。今日はこの辺で
>ク:さよなら・・
>よ:しーゆーあげいん!

ユア;はい、又次回以降で。



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31446Re:リクエストの希望の場面設定あります?神高 紅 2005/5/12 23:44:24
記事番号31434へのコメント

昨日は時間が有りませんでしたので遅れましたが、ではリクを。
そのまま久遠さんの言っていた「エンヴィーのとある1日」でお願いします。
ではではまた。次回もがんばってください。

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31435生か死か CASE 6−39 深夜 或いは 過去のこと十叶夕海 2005/5/8 21:03:55
記事番号31362へのコメント




「お前が、≪ジョ−カ−≫か。
 事情を話せ。」
六年前よりも、充実した師匠のパソコン部屋。
そこに、スタリオについた翌日の夜に、ファウスト私は呼び出された。
この部屋に入るとき、雨がぱらついていたが、雷は鳴って欲しくないなぁ。
「へぇ。わかるんだ?」
「わからでいか。
 私も、言術師の端くれだ。」
「確かに、今もその年齢まで言術師を商売にしているんだったら、長生きな方だね。
 その上、禁忌を犯しているんだろう、君は。」
「禁忌って?」
一応、≪ウィスパ−≫であっても、言術の全てを知るわけではないのだ。
多分、『命を操る』関連ではあるだろうけど。
「≪復活≫或いは、≪黄泉還り≫と≪死無≫だろう?」
「・・・・・命は一回性?」
「そうだ。
 昔の娯楽マンガにもあっただろう。
 二人の兄弟が、母親を生き返らそうとして、兄は腕を弟は身体を≪真理≫に持っていかれた物語が。
 その師匠も、生まれる事が出来なかった子供を生き返らせようとして、内臓のあちこちを持っていかれた。
 つまるところは、そういう事だ。
 一度失った『命』は、何を代償にしても再びその手に戻ることはないんだよ。」
ファウストが珍しく、饒舌だ。
いや、普段も饒舌といっては饒舌であるのだが、『言術』の事は此処まで話さないのだ。
パチパチパチ・・・
「・・・相変わらずのご高説ね。」
ファウストに対してだろう。
前にあったときと一ミリも変わらず、霞さん−≪霧の隠者≫がそこにいた。
拍手の音がなかったら、気が付かずに居たかもしれないという存在感の希薄さだった。
「久しぶり、教授。
 ・・・・こうやって話すのは。」
「確かにね。
 相変わらず、自分の考えを言語化するのが、苦手のようだね。」
「仕方ない。
 それが私だ。」
楽しげとすら、見える風に言葉を交わす二人。
おそらく親しいのだろう。
私の今までの≪ウィスパ−≫の記憶がそう囁く。
それに、ファストは、苦笑はしていたが、非難めいた様子ではなかった。
「質問。
 何故、霞さんが此処にいるのか。
 ファウストとどういう関係?」
「私は、教授の教え子であり、次代の≪ウィスパ−≫だった。
 今は、人外になっている。」
「・・もう少し、噛み砕こうよ。」
ファウストは少々げんなりしつつも霞さんの言葉を補足する。
「霞君は僕が、まだ普通の人間だった時に勤めていた練金学の生徒だ。
 その時は、別の名前を名乗っていた様だったけど。
 ・・・・・僕から、≪ウィスパ−≫を受け継いで、≪死無≫を完成させて、不老不死になった。
 ・・・・・幻十郎は、レリオンに?」
「ああ、百年程前から。」
私の質問に答えているはずが再び二人の会話になる。
レリオン・・・あの『ババア』のことか。
「私がいるのは、ホヅミの味方をするため」
「は?」
「私は、あの人の敵になりたくない。
 それに、ホヅミは一番『強』いと思った。」
霞さんの表情は、欠片も動いてなかったが、声には僅かな憧憬がにじんでいた。
「もう一度言う。
 事情を話せ。
 一言一句残さずに。」
ホヅミ師匠は、怒っていた。
それもそうだろう。
今までの話題を一般の言術師が聞いて怒らないはずがない。
と言うより、此処まで沈黙していたことは奇跡に近い。






「なるほどな。」
月夜の話のあとの黙考のあと、ホヅミ師匠はそう答えた。
そして、無言で、腰にさしてあった小さなナイフを月夜の左肩に投げた。
しかし、それは、本棚にあたるはずが、空中に止まった。
「ごめんなさい。
 永蓮ちゃんから、秘密にって言われたから。」
久遠が、霧が晴れるように素早く結界を解く。
「でも、大変ね。
 決戦までそう時間がないのに。」
久遠の声は、内容に反して嬉しそうである。
むしろ、喜色満面といった具合だ。
「あのな、久遠。
 先頭が好きなのはわかるが、不謹慎だ。
 大体、一番年上の・・・」
「はいはい。
 ファ―ちゃんが、そんな顔ですごんでも可愛いだけよ。
 それに、乙女に歳を言わないで。」
ファウストの指摘に、子供にするように久遠は頭を撫でる。
「ともかく、今日は休め。
 全ては明日からだ。」
その一言で、あのその日はお開きになった。






―+―+―+―+―+―+

ユア;時間がないのです。
   それでは、また次回以降で。



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31441Re:生か死か CASE 6−39 深夜 或いは 過去のこと神高 紅 2005/5/11 00:10:48
記事番号31435へのコメント

紅:ちわっす夕海さん。この時間に明日の大学の課題が終わってない紅です。
ク:クロスです・・ってええ!?なにしてんですかあなたは・・!?
よ:うわー・・・てきとーだにゃー・・・
紅:このレスが終わったら仕上げます。ではレス行きます。
>「お前が、≪ジョ−カ−≫か。
> 事情を話せ。」
>六年前よりも、充実した師匠のパソコン部屋。
>そこに、スタリオについた翌日の夜に、ファウスト私は呼び出された。
>この部屋に入るとき、雨がぱらついていたが、雷は鳴って欲しくないなぁ。
ク:苦手なんですか・・?私もあまり好きではありませんが・・
よ:雷様におへそを取られるー!!
紅:ないじゃんおへそ・・・
>「そうだ。
> 昔の娯楽マンガにもあっただろう。
> 二人の兄弟が、母親を生き返らそうとして、兄は腕を弟は身体を≪真理≫に持っていかれた物語が。
紅:エドとアルですかね。このまんがは結構好きで単行本も全部うちにありますね。
ク:紅は中尉とブラックハヤテと『真理』が好きみたいですね・・
> その師匠も、生まれる事が出来なかった子供を生き返らせようとして、内臓のあちこちを持っていかれた。
> つまるところは、そういう事だ。
> 一度失った『命』は、何を代償にしても再びその手に戻ることはないんだよ。」
>ファウストが珍しく、饒舌だ。
ク:たしかにそうですね・・でも、たとえ解っていたとしても・・そう簡単には諦めきれるものではないのですよ・・
よ:体は再生できても命は造り出せないもの。
>「霞君は僕が、まだ普通の人間だった時に勤めていた練金学の生徒だ。
> その時は、別の名前を名乗っていた様だったけど。
> ・・・・・僕から、≪ウィスパ−≫を受け継いで、≪死無≫を完成させて、不老不死になった。
よ:もとアルケミストさんっすか?
ク:おそらく昔からかなり優秀だったのでしょう・・後そういえば私も一応は・・不老不死でしたね・・
>「もう一度言う。
> 事情を話せ。
> 一言一句残さずに。」
>ホヅミ師匠は、怒っていた。
>それもそうだろう。
>今までの話題を一般の言術師が聞いて怒らないはずがない。
>と言うより、此処まで沈黙していたことは奇跡に近い。
よ:えーと・・・ホヅミっちマジ切れ寸前?
ク:とゆーよりは・・もうしてるんじゃないでしょうか・・
>「あのな、久遠。
> 先頭が好きなのはわかるが、不謹慎だ。
> 大体、一番年上の・・・」
>「はいはい。
> ファ―ちゃんが、そんな顔ですごんでも可愛いだけよ。
> それに、乙女に歳を言わないで。」
ク:久遠さんって乙女なんですか・・!?
紅:驚くポイントそこかよ!
よ:でも実際久遠っち何歳なんだろーね?
>ユア;時間がないのです。
>   それでは、また次回以降で。
紅:僕も無いです。ではこの辺で。また次回。
ク:(だったらこんな時間にレスしなきゃいいのに・・)さよなら・・
よ:(原因はほぼ自分なのにねえ)ばいばーい!

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31444Re:生か死か CASE 6−39 深夜 或いは 過去のこと十叶夕海 2005/5/11 20:35:03
記事番号31441へのコメント


>紅:ちわっす夕海さん。この時間に明日の大学の課題が終わってない紅です。
>ク:クロスです・・ってええ!?なにしてんですかあなたは・・!?
>よ:うわー・・・てきとーだにゃー・・・
>紅:このレスが終わったら仕上げます。ではレス行きます。

ユア;同じ大学生なだけに、身につまされます。
久遠;でも、一応、作者が出すのって、時間ぎりぎりよね。
ユア;とっとにかく、レス行きます。

>>「お前が、≪ジョ−カ−≫か。
>> 事情を話せ。」
>>六年前よりも、充実した師匠のパソコン部屋。
>>そこに、スタリオについた翌日の夜に、ファウスト私は呼び出された。
>>この部屋に入るとき、雨がぱらついていたが、雷は鳴って欲しくないなぁ。
>ク:苦手なんですか・・?私もあまり好きではありませんが・・
>よ:雷様におへそを取られるー!!
>紅:ないじゃんおへそ・・・

月:キライ。鳴っていようもんなら、寝れないぐらいにキライ。
ユア:・・・・・というぐらいキライらしいです。

>>「そうだ。
>> 昔の娯楽マンガにもあっただろう。
>> 二人の兄弟が、母親を生き返らそうとして、兄は腕を弟は身体を≪真理≫に持っていかれた物語が。
>紅:エドとアルですかね。このまんがは結構好きで単行本も全部うちにありますね。
>ク:紅は中尉とブラックハヤテと『真理』が好きみたいですね・・

ユア;わかりやすい隠喩ですね。
久遠;わかりやすいってダメでしょ?
ユア;ちなみに、私は、ブラックハヤテが一番好きです。
久遠:無視すんな。

>> その師匠も、生まれる事が出来なかった子供を生き返らせようとして、内臓のあちこちを持っていかれた。
>> つまるところは、そういう事だ。
>> 一度失った『命』は、何を代償にしても再びその手に戻ることはないんだよ。」
>>ファウストが珍しく、饒舌だ。
>ク:たしかにそうですね・・でも、たとえ解っていたとしても・・そう簡単には諦めきれるものではないのですよ・・
>よ:体は再生できても命は造り出せないもの。

久遠;それでも、挑戦して・・・・・失敗する。
ユア;わかってても、やめれないんだよね。

>>「霞君は僕が、まだ普通の人間だった時に勤めていた練金学の生徒だ。
>> その時は、別の名前を名乗っていた様だったけど。
>> ・・・・・僕から、≪ウィスパ−≫を受け継いで、≪死無≫を完成させて、不老不死になった。
>よ:もとアルケミストさんっすか?
>ク:おそらく昔からかなり優秀だったのでしょう・・後そういえば私も一応は・・不老不死でしたね・・

久遠;優秀ね。
   でも、優秀すぎて、獲切りクサの一歩手前の薬作ってたわね。
ユア;ちなみに、≪闇の魔術師≫も同じです。

>>「もう一度言う。
>> 事情を話せ。
>> 一言一句残さずに。」
>>ホヅミ師匠は、怒っていた。
>>それもそうだろう。
>>今までの話題を一般の言術師が聞いて怒らないはずがない。
>>と言うより、此処まで沈黙していたことは奇跡に近い。
>よ:えーと・・・ホヅミっちマジ切れ寸前?
>ク:とゆーよりは・・もうしてるんじゃないでしょうか・・

ホヅミ;ああ、怒ってるぞ。
ユア;逃げます。

>>「あのな、久遠。
>> 先頭が好きなのはわかるが、不謹慎だ。
>> 大体、一番年上の・・・」
>>「はいはい。
>> ファ―ちゃんが、そんな顔ですごんでも可愛いだけよ。
>> それに、乙女に歳を言わないで。」
>ク:久遠さんって乙女なんですか・・!?
>紅:驚くポイントそこかよ!
>よ:でも実際久遠っち何歳なんだろーね?

ホヅミ;まったく、作者もいい加減だな。
久遠;私の心は、いつでも、17歳の女の子よ。
   身体は男だけど。
ホヅミ;あのな、1000才近い男がなに言ってる?

>>ユア;時間がないのです。
>>   それでは、また次回以降で。
>紅:僕も無いです。ではこの辺で。また次回。
>ク:(だったらこんな時間にレスしなきゃいいのに・・)さよなら・・
>よ:(原因はほぼ自分なのにねえ)ばいばーい!

ユア:はい。また次回以降で。
久遠;またね。