◆−All was Given 〜前書き〜−久賀みのる (2005/2/1 23:46:56) No.31145
 ┗All was Given 〜−2〜−久賀みのる (2005/2/1 23:54:29) No.31146
  ┗レウスさん。いったい何の実験を……(汗)−エモーション (2005/2/3 22:39:31) No.31151
   ┗知りたくもあり知りたくもなし(をい)−久賀みのる (2005/2/6 21:41:26) No.31158
    ┗現在の更新遅れ状況をお伝えします(汗−久賀みのる (2005/3/2 10:22:28) No.31204


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31145All was Given 〜前書き〜久賀みのる E-mail URL2005/2/1 23:46:56


 気づけば新年も一月過ぎて、時の速さを実感する今日この頃。
 皆様いかがお過ごしでしょうか、久賀みのることのりぃです。
 今回も何とか2月の締め切りには間に合ったはずです――
と、思っていたら、前回の前書きに「次は一月もしくは二月中旬」と書いてあったりしたんですねこれが(爆)
 え〜〜、すっかり忘れていつもどおりに書いていました(をい)
 気づかれるかどうかわかりませんが、読んで頂ければ幸いですー。

 さて、いつぞやどこぞで「次回でマックの正体バラすかも〜」等と言っておきながら、
今回なんと外伝です。文字数は軽めに6600文字。デューンとクレイスの馴れ初め秘話(違)です。
二人のお子様時代の話なのですが、また話が変なほうに転がる転がる。
やっぱり二人揃って暴走してます。子供時代から暴走癖はあったらしいですねー(←他人事かい)
 ギャグと言えるほどギャグでもないですが、ほのぼの笑える話になったかもしれません。
微妙にオチがないっぽい終わり方ですけれど、彼らもまだまだ若かったと言うことで一つ(何)

 そんなこんなで、今回初外伝となりました。
……いや、さすがにちょっと時間が無かったのでお倉だしさせてもらったのですね。
 次回3月1日にはちゃんと本編進めたいと思いますー(汗)

 なお、前回と同じく、「宣伝レス」、「対談型レス」、「全文引用レス」はご遠慮願います。
 またあらすじなどは書いていませんので、先月分までの話を読みたい方は、
著者別の「久賀みのる(のりぃ)」のリストからとんでくださいね。
 上記のHPリンクから自サイトに飛んでいただいても読むことは可能です。

 いつものごとく長い前書きに付き合って頂いてありがとうございます。
 それでは、本文をどうぞ。

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31146All was Given 〜−2〜久賀みのる E-mail URL2005/2/1 23:54:29
記事番号31145へのコメント

                            All was Given −2
                          〜They ware 2 little Boys〜

 秋の終わりも近いころ、金髪の幼い少年が、窓から外を眺めていた。
 外は大風の吹く夕方である。当然ながら夕焼けは見えず、視線を少し空に向ければ灰色の雲が刻々と、群れて厚みを増しつつあった。
 もう少しすれば雨と雷を連れて、夜がやって来るだろう刻限である。普段ならそれをむしろ楽しみにするような彼だったが、今はただぶーたれて外を眺めるだけだった。
 理由は簡単。外に出て遊ぶなと言われたからである。
 大風の遊びがどれだけ面白いのかをきっと大人は知らないのだ。大風の吹いている時に木に登ると、ざわめく枝に囲まれて食べられてしまうかもしれないと思うスリルや、風が追い風になった瞬間を見計らって、全力で丘を駆け下りて砂場に跳びこむのがどれだけ面白いのか、なんて全く知らないのだ。だからこんなに面白い夕暮れなのに、外に出してくれないのだ。
 窓の外で大きくしなって揺れる木の枝が、まるで遊ぼうと誘っているように見える。
 「――だってしょーがないじゃん。出られないんだもん」
 口をとがらせてそう言いながら、びりびりいっている窓ガラスに、額をくっつけて外を覗き込む。せめて面白いものでも見つからないかと思ったのだ。肉屋の羊看板が飛んでいくのを見損なったりなんかしたら、ただ悔しいだけでなく次の日友人達から笑われること確定である。緑の目がくるくると辺りを見回した。
 「……………………あれ?」
 看板は飛んでこなかった。その代わり、もっと面白いものを見つけた。
 黒い髪の男の子が、風に髪の毛を逆立てながら、外を走っていったのである。
 「え〜と」
 ちょっと考える。
 黒い髪の子供なんて、この辺りにはそういない。青目のケッザと灰色目のルストぐらいなものである。木々に隠れてよく見えなかったのと、髪の毛が乱れていて目が隠れていたので、二人のうちどちらだったのかまではわからないが、きっと二人のうちのどちらかだろう。どちらの両親も、大風の日は外に出るなときつく子供に言っていたようで、いつだったかそのせいで「こっそり集会」の日に彼らだけ来ないで、次の日みんなのパシリにされていたことがあった。
 つまり、そのどっちかが外にいるということは、彼の両親は外に出て行っていいよと言ったことになる。なら、自分がこっそり外に出て遊びに行ってもいいんじゃないだろうか。ケッザかルストのおじさんかおばさんもそう言ったわけだし。
 彼の目がきらんと輝いた。理論武装完了。後は行動あるのみである。
 部屋のドアが閉まっているのを確認する。部屋にいるのは自分だけ。こっそり出ていけさえすれば、帰ってくるまで怒られないはずである。窓の鍵をそうっと開けようとして、これだけ、風の音がしているのだから多少の音ぐらいじゃ気づかれないはずだと気が付いた。
 だったら思いっきり派手にやってみたくなると言うもの。
 「せーのっ!」
 ばんっ! と派手に窓を開け放つ。窓から手のひらに伝わってくる窓ガラスの振動。待っていましたと言わんばかりに強く吹き込んでくる風が、部屋中に落ち葉を撒き散らし、机の上のペンを落とした。
 「あははははははっ!!」
 これが醍醐味と言うものだ。今までの不機嫌など一気に吹き飛んだ。放り投げてあった上着を着こんで、思い切り良く窓から飛び出す。
 「よーっし!! 誰だかわかんないけど遊ぶぞー!!」
 庭の落ち葉を蹴り散らかして、彼は通りへ走り出した。
 
 
 
 彼らの腐れ縁は、実にこのときから始まったのである。
 
 
 
 「やほー!!  あーそーぼー……って、あれ?」
 駆けて来た彼の足がててっと音を立てて、少し離れたところで止まる。
 予想していた彼の友人達ではないようだ。俗に言う人違いであろうか。体が一回り彼自身よりも大きいところから見て、ひょっとしたら彼よりも少しお兄さんなのかもしれない。
 とはいえ、そんなことを全く気になどしないのが彼の彼たる所以である。名前がわからないなら今日聞けばいいし、友達で無いなら今日から友達になればいいのだ。仲間が一人増えればみんなが一人分余計に楽しいと言うものである。
 彼は走って追いつきながら、もう一度、手を振りつつ呼びかけてみることにした。
 「はろー! どーもー! はじめましてー!
 初めての人だよね? 引っ越してきたの? いつ? どこの子?」
 突然後ろから追いついてきて、やけになれなれしく質問攻めにしてくる彼を、黒髪の少年は、ヘンな物でも見たような顔をして見返した。
 「……何だよ。あっち行けよ」
 年の割には妙に鋭い黒目できっぱりと言い放ち、そのまますたすたと道を行く。
 いきなりそー言う対応をされるとは思わなかった。
 「そーゆー言い方って無いだろっ!? ちょっと遊ぼうと思っただけじゃんか!」
 もともとこらえ性のある方ではない彼は、即座に頭に血が上る。後ろから駆け寄って背中をどついた。
 「テメーの遊びは殴りあいかよ!?」
 振り返りざま間髪いれず、相手の拳が頬にヒット。それ以上殴られるのを回避するために、彼はちょっとばかり距離を空けた。
 「いきなり何すんだ! ムカツクんだよっ! 何なんだよ一体!?」
 黒髪。黒目。ちょっと大き目の身体つきに突っぱねた態度。殴られても間髪いれずにやり返すあたりに根性が見えるが、怒るよりも吠え付いているような印象がある。髪の毛が逆立っているのはどうやら風のせいではなくもともとらしい。
 「あーっ!!」
 そんなヤツのことを聞いたことがあった。思わず人差し指で相手を真っ向から指差して叫ぶ彼である。
 「お前アレだろ! デューンとかって言うんだろ!!
 向こうのお化け屋敷の怪しい魔法使いの拾われっ子だー!!」
 
 
 
 向こうのお化け屋敷。
 閑静な高級住宅街に一つだけ場違いに建っている古い屋敷である。いつの間にやら周りに住んでいたはずの人々は引っ越し、周囲は更地になってしまった。
 先日も敷地内の木々が一夜にして真っ白く枯死すると言う怪事件が起きた場所であり、それ以外にも常に全てのカーテンが閉めっぱなしであったりおどろおどろしい呪文が聞こえたり怪しい煙が窓からもれていたり軒先でコウモリが大量死していたり敷地にネコを放り込んだら硬直して動けなくなってしまったりと、子供たちの話題に事欠かない。
 怪しい魔法使い。
 お化け屋敷の謎の住人である。当然のことながら常識などとは程遠い。
 まともな近所づきあいが無いとか夜中にしか出入りしているのを見たことが無いとか時々生き物を大量に買い込むとか怪しい儀式を夜な夜な行っているとかぱっと見だと子供には性別がわかりにくいとか、やっぱり話題には事欠かない。
 そんなところに住んでいると言う拾われっ子。しかも自分達と同じぐらいの年らしい。両親からは無論話を聞かされて、仲良くするようにと言われてもいるのだが、そもそも彼らにとって、お化け屋敷に住めるような子供がまともなわけも無い。噂にならないほうがおかしいのだった。
 隠し子とか言うのならまだマシな方で、実は 人造人間(ホムンクルス)だとか召喚された魔物だとか。実験用にどっかから買って来ただとかヤバい何かの鍵なんじゃないかだとか。
 何にしろ、興味はあっても近寄れない対象である。事実上中央東住宅街のアンタッチャブルに等しかったのだ。ついこの間までは。
 
 
 
 「うぜーんだよっ! だったらどーしたってんだ!?」
 「虫! 返せよっ! セレスが泣いてたんだからな!!」
 
 
 
 ついこの間、「セレス虫取られちゃった事件」が発生したのである。
 街角で虫相撲をしていたセレスたちが、デューンとファーストコンタクトを取ったという話である。セレスというのは彼ら悪ガキ仲間には珍しく親の言うことを聞く方の子供であり、一人でぼーっと虫相撲を見ていたデューンに気づいて一緒に遊ぼうとしたのだが――
 何があったのか大喧嘩になり、セレスが相撲にも出さずに大事にしていた虫の首をデューンが捻り取ってしまったのだ。素直なセレスが泣き出してしまい、他の面子も彼ら的散々な様子で帰ってきたと言うクツジョクな事件である。
 よって、現在のデューンの評判は、血も涙も無い乱暴なヤツだという事になっていた。もともとの前評判もあって、敵視されると同時に半ば恐れられているぐらいのものである。正直なところ彼自身、一対一だとちょっと弱腰になる部分もあった。
 だがここで退くわけにも行かない。それが子供のプライドというものである。曲がりなりにもこの辺のガキ大将をやっていると言う自負もある。喧嘩は身体つきでも話し方でもなく、殴られても動けなくても降参しない根性なのである。
 
 
 
 「カンケーねーだろ!」
 「なくない! みんな友達なんだから!!
 てゆーか何でそんな酷いことするのさ!!」
 「だってアイツ『母さんが仲良くしてあげろって言うから』とかゆーんだぞ!?
 何でそんなヤツと仲良くしなきゃなんねーんだよ! 許せねーだろ!!」
 それってそんなに許せないことだろうか。律儀にちょっと考えてしまう彼である。
 「だって『仲良くしてやれ』って言われてるってのは可愛そうがられてるって事じゃんか!
 親がいないのもオレのせいじゃないしレウスの家にいるのもオレのせいじゃないのに、何でオレが可愛そうがられなきゃなんねーんだよ!! 冗談じゃねーよ!
 親がいないってそんなにヘンかよ! オレとお前らと何が違うってんだよ!?」
 相当違うような気がするのだが。例えば、自分に親がいなくなったらどうなるだろう。
 
 
 
 母親は他の大人に比べて背の低い人である。さすがに彼よりはまだ背が高いが、それでも他の子供連れと一緒に並ぶと自分達の組が一番身長差が無いのだ。ちょっと自分が大きくなったような気分がするので、彼は母親と一緒に歩くのが好きである。しょっちゅう本を読んでいて、自分より姉達に構っている時間の方が多いのだが、それでも彼はメイド達よりも母親に散歩を良くねだっていた。
 父親は立派な人である。背が高くて大きくて、会うときはいつも立派な服を着ているから、きっと偉い人なのだ。彼が起きる時にはもう家にいないし、彼が寝るときにはまだ家にいないので、やっぱりあまり構ってはもらえない。それでもいい子にしていると頭をなでてくれる。よくやったなと握手してもらえることもある。父親の大きな分厚い手が彼は好きだった。誉めて欲しいから、時間のある時を先に聞いておいて、その日までに一生懸命勉強してノートを貯めておくのだ。今月だって頑張っている。ひょっとしたら今月は頑張ったから、肩車だってしてくれるかもしれない。もらえるお小遣いよりもその方がずっと嬉しかった。
 
 
 
 もしも二人にもう二度と会えないって言われたらどうしよう。
 そんなことを考えてしまったら、目から涙が溢れて止まらなくなった。



 「うわ! お前なんで泣いてるんだよ!!
 オレ知らねーぞ! お前が勝手に泣いてるんだからな!」
 デューンが困っている。でも困っているのはお互い様である。大体勝手に泣いているのは当たり前なのだ。誰も泣かされてなんかいないのだ。勝手にこっちが泣いているだけなので負けではないのだ。
 そんなことを考えて意地を張りつつ、涙目で相手を睨みつけても、負ける寸前にしか見えないのだが。
 睨まれたデューンがつくづく馬鹿らしくなった口調で吐き捨てる。
 「あーあーあー、そーいや確かに違ってるとこがあったよ。
 お前らってつくづくどいつもこいつも泣き虫なんだよな。
 やーい泣き虫弱虫毛虫ー。どーせ優(やっさ)しい家族なんかに囲まれて育ったヤツなんかそんなもんだよな」
 「馬鹿にすんなーっ!!」
 がんっ!
 「痛だだだだっ!?」
 思わず手が出た。ちょうどいいところにヒットしたらしく、デューンが頭を抱えてうめく。
 「何すんだよっ!」
 「うるさいうるさいうるさい!! 馬鹿にすんなよっ!!
 とーさんだってかーさんだって偉いんだぞっ!!」
 もう決め付けてしまった。こいつはきっと悪いヤツだ。
 人の大事な物を平気で壊して人の家族を平気で馬鹿にして、きっとお化け屋敷で魔法使いと一緒に悪巧みをしているに違いない、アクギャクヒドーで血も涙も無い、とことんまで悪いヤツなのだ。今決めた。
 涙でぐしゃぐしゃな顔を拭き、瞳に不退転の決意を込める。伊達にガキ大将を張ってるわけではない!
 「そんなヤツに負けるかぁぁぁぁっ!!」
 「何なんだこのバカーっ!!」
 
 
 
 
 
 
 
 戦いは熾烈を極めた。
 砂を掴んで顔に投げた。石を握って殴りかかった。追い風に乗って飛び蹴りを入れようとして二人まとめて倒れこんだ。取っ組み合って坂から転げ落ちた。どさくさ紛れに涙と鼻水を背中にこすりつけまくった。
 「このこのこのこのこのこのっ!」
 「バカバカバカバカバカバカっ!」
 彼らの人生史上に残る、ルール無用のダーティーファイトであった。泣いても血が出てもとにかくとにかく相手に突っかかった。
 喧嘩は身体つきでも話し方でもなく、殴られても動けなくても降参しない根性なのである。非常に白熱したいい勝負だったが、お互い根性と意地と体力とがほぼ相殺していたため、双方降参することもなく、疲れて動けなくなったのはほぼ同時であった。
 二人とも微妙な距離を置いて、道に大の字に転がっている。
 「…………………………」
 「…………………………」
 いつの間にやらすっかり夜だった。でもこのまま家に帰るのは何となく嫌だった。風がますます強くなってきて、そろそろ雨が降りそうな雲行きだったが。
 「…………………………」
 「……………………クレイス。」
 「…………?」
 金髪の少年がぶつっとそういう。黒髪の少年がそちらに目だけを向けた。
 「クレイス・バリスタナトス。ボクの名前。
 ボクだけが名前知ってるのは不公平だからね!」
 語尾の勢いを借りるようにして同時に立ち上がり、ひっくり返ったままのデューンにきっちりガンをつけながら、指をびしっ、と突きつける。
 「いい!? 今回はこの辺で終わりにしておいてやるけど、いつかちゃんとこのお礼とセレスのお礼もしに行くからねっ!!
 首を洗って待ってるよーにっ! 覚悟しろー!!」
 もう一度わざわざ盛り上がりなおす彼に、デューンはなにやら冷静に言った。
 「……別にいいけど……うち、来るのか?」
 その発言に、クレイスの顔がひきっとこわばる。そう言えば、こいつの家は「アレ」なのだった。
 「……………………………………
 お、お化け屋敷なんか怖くないやーい!!」
 そう叫びながら、彼は道をあっという間に走り去ってしまった。文字通り、『風のごとく』と言うやつである。その体力を喧嘩に使えば案外勝てたのではないだろうか。
 「…………………………………………
 ヘンなヤツ……………………」
 地面に転がって脱力したまま、思わずつぶやくデューンである。
 いきなり声をかけてきて突っかかってきて殴りかかってきて、おまけにあっという間にいなくなってしまった。ついでに言うなら喧嘩の理由もなんだったのかわからない。つーか何なんだあれは。
 考えても仕方が無いのだが、それでも立ち上がる気になれなくて、ついついいらないことを考えてしまう。
 (………………めんどくせー………………)
 そしてなんだか色々とばかばかしくなる。ぼーっとしている彼の鼻の頭に、ぽつん、と冷たいものが当たった。
 「……あ。雨だ。」
 風がついに雨を運んできたのだ。大風は見る見るうちに暴風雨になった。血まみれ涙まみれの彼の体をまとめて洗おうとするような勢いだった。
 雨に打たれながら起き上がり、腰を叩いてから歩き出す。
 「……帰ろうっと。
 
 結構冷たいー………………」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 彼らの初対面は、結局そんな体たらくであった。
 ちなみにそのときの喧嘩と雨のせいで、デューンはその後3日ほど風邪を引き、その間クレイスは怖いのを我慢してお化け屋敷に張り込みにいくのだが、それはまた別の話である。

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31151レウスさん。いったい何の実験を……(汗)エモーション E-mail 2005/2/3 22:39:31
記事番号31146へのコメント

のりぃさん、こんばんは。

今回は時間を遡って、デューンくんとクレイスくんのファーストコンタクト話なのですね。
でも何故かレウスさんがやらかしたと思われる「謎の現象」の数々の方が、
激しく気になります。ご近所が悉く引っ越したのは、実は彼のせいなのでは(笑)
確かにこんな場所があったら、元気すぎるお子様達にとっては、格好の「肝試しの場所」に
なりますね。(そして親にそれがばれるとゲンコツやおやつ抜きの罰をくらう)

幼いなりに理論武装をして外へ飛び出していくクレイスくん。
その時の感情が行動理由のすべてな子ども独特の言動の中に、きっちり本編の
クレイスくんの言動が垣間見えて面白かったです。
対してデューンくん。
レウスさんに引き取られたばかりで、まだまだ周囲を警戒している段階ですね。
「仲良くしなさい」くらいは、近所に自分の子どもと同年代の子どもが新しく来たら、
親が普通に言いそうな言葉だと思いますが、この頃のデューンくんにとっては、
嫌な言葉でしか使われたことがないのかなと、そう思いました。
さらに「母さんがそういったから」というのが、余計カチンと来たのでしょうね。
そして彼らなりには理にかなっているのだろうけれど、端から見ていると
腑に落ちない理由で始まったガチンコバトル。
殴り合いの結果、いきなり友情に目覚めるのではなく、「このお返しは今度」が
繰り返されて仲良くなっていった(推測)……という辺りが、リアルでもあり、
彼ららしいと思いました。

ボケとツッコミコンビの出会い編、楽しく読ませていただきました。
「怪しい魔法使いとその拾われっ子の家」が「変人の魔法使いと彼に振り回されている悪友の家」
になるまでも、かなり楽しそう(当人達は大変でしょうけれど)だと思いました。
次回は本編になるのでしょうか。マックさん関連のお話、楽しみにしています。
それでは、今日はこの辺で失礼します。

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31158知りたくもあり知りたくもなし(をい)久賀みのる E-mail URL2005/2/6 21:41:26
記事番号31151へのコメント

 レスタイトルが五七五だったので、何となく七七で返してみました(笑
 そんなわけでこんばんは。久賀みのることのりぃです。
 レスが遅れて申し訳無いですー。最高記録じゃないでしょうか(汗

>実録! ご近所にあった怖い屋敷
 ……本当にあったら嫌ですねー(こら)
 ご近所がことどとく引っ越したのは無論彼のせいです(笑)
まあ、彼も二十歳ぐらいのはずですから若気の至りもあったでしょうが。
 子供にとっては怖い反面魅力のある場所なんでしょうが、
親はいろんな意味で止めて欲しいと思っているようですねー。
当然屋敷に近寄るなとも言うでしょうが、それでも行ってしまうのが子供というもの。
 作者的には、大量に買い込まれた生き物の行方が気になるところです。
実験ウサギの明日はどっちだ!?(←無いかも)

>ちびクレ君とちびデュー君
 クレイスは成長過程であんまりヒネてないんですよね。
まあ本編でも子供っぽいと言えばそうなんですけども(苦笑)、
「この子が大きくなったらこうなった」って言うのが素直に出てる感じです。
 ちなみにデューンはむしろ子供の時の方がスネてます(笑)
 嫌な意味で言われたと言うより、嫌な意味にとってしまう子供でしたね。
小生意気な上にいらんとこ鋭い、困ったちゃんでした。
 レウスもレウスである意味問題児なので、
殴り合い出来る友人が出来たというのは彼にとってきっと良かったんでしょうねー。

>「だって夕日は出なかったから」(をい
 このお子様ガチンコバトル、その後も色々と続いたようです。
虫取り合戦(デューが他人の虫取ったので乱闘)とか
鬼ごっこ(クレが足元に丸石転がしまくって乱闘)とか
古い上水道探検(二人で泣いて帰った)とか。
 クレイスのうちで寝こけてしまったデューンを、
メイドさんがおそるおそるお化け屋敷に届けに行くシーンもあったりしたかもしれません。
 ……それはそれで楽しそうですねー(ぇ
 
 なにやら気づけば外伝なのに、返しレスがトップの長さになった気がします(笑
 次回は順当に行けば3月1日。本編に戻りたいですねー。気長に待っていただけると嬉しいです。
 それでは今回この辺で。長文申し訳ありません。感想ありがとうございました!

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31204現在の更新遅れ状況をお伝えします(汗久賀みのる E-mail URL2005/3/2 10:22:28
記事番号31158へのコメント

 ごめんなーさーいー!!
 と、のっけから謝りつつ久賀みのることのりぃです。こんにちわ。
 現在更新状況に遅れが発生しております。始めて締め切りを破った気がします(滝汗)
 ちなみに原因は自分の見込みミスでした。誰とは言わんが誰かのせいで話がずれるずれる。
 明日か明後日には何とか修正してアップしたいと
シャストア様と沢田クライトン様にお参りに行ってきます(神頼みかよ!)
 ……いや、今日はちょっと忙しいので。

 
 そんなこんなでばたばたしつつ久賀でした。でわっ!!