◆−銀声強盗−エスエル (2004/12/31 18:47:09) No.31005


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31005銀声強盗エスエル E-mail 2004/12/31 18:47:09


何時も何時もすいません(滝汗)
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「S、」
あたしが一声かけると、Sは、ビクリと肩を震わせて、あたしのほうを向いた
「はっ」
「はい」
「はぇ?」
あたしは、Sに、あるものを手渡した
「何ですか?」
「何ですか?って・・・見たまんまでしょ?拳銃よ」
そう、拳銃を
「いゃ、だから如何しろと?」
「いゃ、だから、こんなもん渡されていく場所決まってるでしょ」
あたしの言葉にSは戸惑う
「銀行強盗して金稼いでくんのよ」
「えっ?ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」
「さぁ!行けっ!」
しぶしぶ空間転移をするSに続いてあたしも人間界に転移した
「さぁぁ!S!銀行が君をまっている!」
涙を流しそうになりながらSは
「はぃ・・・」
あたしは近くの椅子に腰掛けた。銀行が良く見える椅子に
中からうっすらと声がきこえてくる
「おっらぁぁぁあ!テメェら金よこせボケェ!」
銀行強盗をする魔王なんてはじめてみた・・・
優しそうな顔してるくせして切れると怖い・・・・
「キイテンノカボケェ!」
なんだかSじゃない・・・・
「は・・はい。すぐに渡します」
一人の男が札束を持って出てきた
「有難う御座います♪」
金を受け取って、礼をする強盗などいるのだろうか・・・
Sが、銀行から出てこようとしているようだった

バタッ
「ぇぇぇぇぇぇえええええ」
Sの驚愕の声が聞こえた。
そう、自動ドアが完全に動かなくなったのだ
情けない・・・・
「て・・テメェらあけろ!」
「・・・」
驚いているSに完全無視をして黙ってる銀行員
パトカーの音が聞こえてきた
銀行に突入した警官たちは、いともあっさりとSをとっちめてでてくる
が、Sがとった行為はなんだっただろう
「田舎の・・・母が・・・・病気で・・・。しくしく。でもお金が無くて・・・薬も変えなくて・・・・。ごめんなさい」
そう、よくある病気だよかぁちゃんが攻撃だ
これには流石の警官も考えるかと思ったが、違った
「ふっ。その手をつかう強盗って全国に200はいるって知ってるか?」
Sの言葉にびくともせず吐き捨てる
あたしもこれは予想しなかった。しかし、普通なら部下Sだからどーでもいーのだが今回は違う。Sはまだもっているのだ、銀行から奪った数千万を・・・。
おっし・・・。いいことをひらめいた
「あなたーあなたー」
Sのところにかけよる
Sは、「殺される」とおもっているのだろうか、あたしの目をみなかった
「ハアハア。やっとついた。あのね!あなた!お母様の容態が急変したの!どうしよう・・・あたし・・あたし・・」
Sに泣きつくと、Sは
「えぇぇ!?L様?!」
仰天していた・・・
ふっ・・・これぞあたしの「母は本当に病気よ」攻撃。
何が何かわかっていないSに
「夫婦のふりすんの!わかったぁ?!うまくやんないと、命ないからねぇっ!」
テレパシーで伝えてやった
「えぇぇっ!?私がL様の夫ってことですかぁっ!?」
照れながらもテレパシーで返すSに
「あんたには、あたしの可愛い数千万がかかってるの!」
いったあたしに帰ってくる言葉はなかった
「あなた、どうしたの?何、さまなんてつけてんの?!それより早く!お母様が!!・・ん?あなた警察につかまったの!?」
「ごめんよL・・・俺、つかまっちゃった・・・。母さんの病気の薬をかうお金が必要で・・・・。これからは、母さんと2人で頑張ってくれ・・じゃあな」
部下Sにしては凄い!名演技!!
口調まで変えて。偉いぞぉ!
「あのー。お取り込み中失礼ですが・・・・夫婦?」
「えぇ・・・。母が・・・母が・・・。お金さえあれば・・・あんな病気・・・くすん・ひっく」
これぞLちゃんの嘘泣き攻撃ぃ〜
「体長・・・。放してやりましょーよー」
周りに集まった人々から、すすり泣く声が聞こえてくる
ふっ・・・・。どおだ。
「ぉぃ!男、、、お母さんと奥さんを大事にしろよ」
Sにかけられた手錠がはずされる
「イェーーーーぃ!!!」
「キャァ!感動!家族愛!」
拍手の音と共に
野次馬の奴等からそんな声が飛び交う
「有難う御座います。じゃあ・・このお金?」
「それは無理だ・・・。仕事をやるから自分でかせげ」


この後、警官達の命の行方のことは・・・・・・

言わなくてもわかるだろう


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いつもいつも本当にすいません。
なんか・・・・。もぉすいません!
私って奴は、SとL様がてでる小説しか書けないのかぁ?!
逃げます
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