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29463ちょっと待て!あぁるぴぃじぃ異世界ゲームっ!?――3エーナ 2004/2/28 09:46:11




ひいては寄せ、寄せては引く南国特有の美しい青色の波。
これが、作られたものだなどといまいち信じることができない。
空に輝く太陽も、地上にある不思議な産後も。
どれも――本物に見える。

「お待たせ、リナ」

そのとき、あたしの後ろから声がかかった。





    ちょっと待て!あぁるぴぃじぃ異世界ゲームっ!?
         ――アルニ村、懐かしき見知らぬ友よ





「別に待ってないわよ。ここの景色、けっこう好きだし。眺めてて飽きないわ・・・」

ずっと見ていたいとも思わないが、ヒマな時にはいいかもしれない。
あたしがここに来てから、いつの間にかポシュルもどこかへ行ってしまった。

「あら、本当に?あなたここで二度も大変な目にあったのよ?」

レナが意外といった表情で問うてくる。
二度も、大変な目に、ねぇ・・・?

「それでも好きなものは好きなのよ。別にいいじゃない」

「まあ、それもそうね・・・あ、うろこ集めて来てくれた?」

「ここにあるわよ・・・ほら」

あたしはレナにうろこを投げ渡す。

「・・・うん、やっぱりオオトカゲのうろこはきれいよねー」

レナはうろこを握ってくすくす笑う。
あたしはもっときれいなものを知っているが・・・まあ、それは言わぬが花だろう。

「ねえ、覚えてる?」

「何を?」

「結婚式をあげるなら、共同で派手にやろうって約束。ほら、10年前の」

・・・覚えてるはずがなかろーが。
あたしゃ別の世界の住人だぞ。

「・・・ごめん、覚えてない」

「まあ、しょうがないよね・・・・・・あなた、あの後すぐここで溺れちゃったんだもん・・・」

・・・溺れた?あたしが?ここで?

「ねえ、こうやってるとさぁ、景色はあんまり変わらなくて、あたしたちはどんどん変わってく・・・
ふと気がついたとき、あたしたち、このことを覚えてるのかな・・・?」

「・・・覚えてるんじゃないかしら?たぶん」

「そうだと、いいね」

あたしとレナは顔を見合わせくすくす笑った。

「でも、今は未来よりトカゲの鱗のネックレスなのだ!」

なんとも現金な言葉だ。
まあ、あたしのポリシーに共通する部分もあるが。

――・・・・・・リナ・・・

「・・・?」

あたしは声の主の姿を求め、きょろきょろと辺りを見回す。
女性の声だ。ルキとも、違う・・・

「どうかした?」

「いや・・・今、声が・・・聞こえなかった?」

「いいえ、声なんて聞こえないけど・・・」

――リナ・・・

「・・・聞こえた・・・また」

あたしは海のほうを向き、異変に、気がつく。
波が大きく寄せる。世界から色が消えてゆく。足元が黒く染まる。
薄緑色の光のヴェールが足元からあたしを包んで・・・!?

引き、込まれるっ!

――ざぁんっ!

波が、大きく打ち寄せたような気がした。










「・・・ちょいとおまえさん、こんなところ寝てるとかぜひくぞい?」

「・・・ん・・・」

あたしは起き上がり、頭を二・三度振る。

「お前さんを見つけたとき、わしゃてっきりどざえもんかと思ったわい。
気をつけたほうがいい。ここじゃ10年位前にも子供が溺れ死んどるからの・・・」

「・・・気をつけるわ。あの・・・おじーさん、レナって子知ってる?」

「おんや。お前さんレナの知り合いかい?テルミナの子かの・・・?
レナなら桟橋で子守をしとるよ」

言って、老人はコドモオオトカゲを連れて立ち去った。

・・・おかしい。ここであたしは暮らしていることになっているはずだ。
さっきの老人もアルニ村の住人・・・あんな小さなところじゃ全員が全員顔見知り。
それにあたしはコドモオオトカゲの捕まえ方を教えてもらったのだ。
老人ボケもしていないようだし、忘れるというのは・・・
・・・ん?ちょっと待て!
『ここじゃ10年位前にも子供が溺れ死んどる』って・・・
まさか・・・・・・それあたしの事!?
まるでまた別の世界に来たような・・・・・・
・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・ありうる。
ど・・・どうしよう・・・・・・

あたしが座り込んで一人悶々と悩んでいると、おなじみのぽひぽひという足音が聞こえてきた。

「ポシュルぅぅっ!?」

あたしは勢いあまって大声で叫んだ。

「リ・・・リナしゃんっ!?どうしたんでしゅる!?」

「それよりあんた今まで何やってたのよ!」

「えと・・・ぴかーっ!ってなってレナしゃんの姿が消えちゃったんで、そのあたりにいないかなーって探してたんでしゅる」

「・・・・・・んむ?それまであんたどこで何やってたわけ?」

引っかかる物言いにあたしが尋ねた。

「影に隠れて覗き見してたんでしゅる」

「・・・・・・・・・・・・・・・。・・・・・・・・・怪我の功名だから許してあげる」

「ありがとうでしゅる。
・・・とりあえずレナしゃんのところに行って、何がどうなったか聞いてみたほうがいいでしゅるね」

「それもそうね・・・・・・」

あたしは立ち上がり、アルニ村のほうへと歩き出した。










――ミノランタンをなぎ倒し、あたしはようやくアルニ村へとたどり着いた。

「・・・ったく・・・何でモンスターの配置が変わってるのかしら・・・うっとうしくてありゃしない」

あたしはぶつぶつと愚痴をいいながら、村に一歩、足を踏み入れる。

「おまえさん、ここらじゃ見かけない顔じゃな・・・テルミナの子かい?」

と、入り口にいるじーさんが言った。

「ほえ?リナしゃんは正真正銘アルニ村の・・・」

「ポシュル。無駄口叩いてないでとっとと行くわよ」

「わきゃっ!首しまるでしゅ!首輪つかまないで・・・」

余計な事をいいそうになるポシュルの首輪を引っつかみ、あたしはずるずると桟橋のほうへ引っ張ってゆく。
・・・あのじーさんの反応・・・・・・やっぱり・・・?
あたしはポシュルを引きずりつつ、桟橋で足を止める。
あたしはそこで手を放し、レナへと近づいた。

「あら、あなた誰?リサの友達?」

「・・・いいえ」

リサと言うのが誰だかはしらないが、あたしはその人の知り合いではない。

「・・・??レナしゃんリナしゃんのこと忘れちゃったんでしゅか?」

「リナ?何を言い出すのよポシュル。リナは・・・・・・」

レナは目をそらし、言葉を続ける。

「十年前に、オパーサで溺れて死んでしまったじゃない」

・・・・・・やはり。
あたしの・・・予想通りだったか。

「あたしがリナよ」

「は?何言ってるのよ。リナは死んじゃったし、あなたは今あたしの目の前に立ってるじゃない」

こちらをきょとんとした顔で見て、レナが言った。

「だから、あたしがリナなの!幽霊でもお化けでもなく、ね!」

「そ・・・そんなわけがないでしょう!」

レナは首を振って否定する。
ほんの少し、彼女は間を置いて深呼吸をし・・・

「・・・風鳴きの岬へ行ってみるといいわ。そこに、リナのお墓があるから」

「・・・・・・・・・。・・・そう」

あたしはきびすを返し、そこから立ち去る。

「え?ちょっ・・・リナしゃん、待ってくだしゃい!」

続いて、ポシュルも追いかけてきた。

向かうは、風鳴きの岬―――











あとがき

エ:第三話をここにお送りいたします!エーナです!

L:おなじみL様よっ!
  さてさて今回はAnotherWorldにリナがきちゃった!とゆーことで何の盛り上がりもくそもなく進行!
  ・・・あんた文才ないわねー・・・・・・

エ:うっ・・・・・・それは言わんでください。
  次はカーシュとシュガール、ソルトンのボケボケトリオが出てくるのでリナとの掛け合いを笑ってやってください。
  バトルは無視の方向で。(おいおい!)

L:今んとこスレキャラはリナとあたしだけしか登場してないのよね。
  他には?

エ:ガウリイ・アメリア・ゼルガディス・ゼロスが登場する予定です。
  会うのはガウリイが一番早いんですが、仲間キャラになるのはゼロスが一番早いという配置。

L:誰が何になってるのかしら。、

エ:ガウリイは忘れっぽいキャラクター。ゼロスは謎の人。アメリアはお嬢様。ゼルガディスは行方不明。

L:いやわかんないし。それ。

エ:いやいや、ゲームをやってる人はちゃんと判ると思いますよ?
  それでは逃げます♪

L:うあはやっ・・・まあいいわ。
  あら?メモが・・・『ゲームやってても分からない人に大ヒントっ!』ですって?
  ・・・エーナのヤツ仕組んでるし・・・
  ふむふむ。『青リンドウ』・・・・・・ってこれだけかいっ!!
  後でおしおきね・・・それでは皆さん、また会いましょう!


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29531ちょっと待て!あぁるぴぃじぃ異世界ゲームっ!?――4エーナ 2004/3/6 00:09:00
記事番号29463へのコメント



「ほう、おまえがリナか。ヤマネコは幽霊だといったが・・・生身の人間にしか見えんな。
全く、何でオレがこんなペチャパイの小娘を連行・・・」

「轟風弾《ウィンド・ブリッド》っ!」

――づぼぉん!

ポシュルを蹴倒し、初っ端から失礼な事を言いまくるヤロー(プラス二名)にちょっとした制裁を加えてみる。
をう。エレメントになっていない魔法は普通に発動できるのか。覚えておこ。






    ちょっと待て!あぁるぴぃじぃ異世界ゲームっ!?
         ――風の岬、いとしき思い出の形見に






――リナ 享年七歳――

ふざけんな。
石碑に書かれた文を読んで、いまさらながらにひたいに青筋を浮かべる。
どうやらこれも『シナリオ』のひとつらしい。

「ふぎゃぅっ!?」

後ろで、ポシュルが悲鳴を上げる。
あたしは立ち上がって振り返り、ポシュルを崖から蹴落とした襲撃者の姿を見た。

そして、思った。

「あんたたち・・・何者?」

こいつら、馬鹿だ、と。

普通は隠れて襲撃するものだ。
戦う気満々で目の前で示威行為をする――馬鹿以外の何者でもない。
しかもここは足場が悪く、戦うのにはものすごく不向きである。


――そして、冒頭。


「くっ・・・小娘、なかなかやるな・・・」

ぼろぼろになった男――どうやらこいつが三人組の頭らしい。
後ろの二人が様付けでカーシュ、と呼んでいる。

「あんたたちが馬鹿なだけでしょ。襲撃って言うのはもっと丁寧にやるものよ。
ばーか、ばーか」

へっと笑って悪口を言ってやる。
低レベルだがこいつにはお似合いだろう。

「むがががが・・・・・・こっちが下手に出ていれば・・・!」

優男が憤怒に顔を歪ませて怒りの形相を作る――が、間抜け以外の何者にも見えない。
てゆーかあんたいつ下手に出た。

「――おっと、一人を相手に三人でかかるなんてのは感心しねぇぜ?」

男口調の女性の声が聞こえる。
この声・・・どこかで?
あたしは上方からした声の主を振り仰ぎ、息をのむ。

――キッド――

あんなにはっきりとした夢の中で・・・
その声を、聞いた。
その姿を、見た。
この姿は、今度は夢でも幻でもない。

彼女はしなやかにそこから飛び降り、着地する。
口元に不敵な笑みをたたえて。

「何だお前は!・・・まあいい、まとめて倒してやる!」

「それはこっちのセリフよ!」

言ってあたしはほそっこい方にいきなり強攻撃で斬りつける!

――じゃごんっ!

「げふぉぁっ!?」

あ。いっぱつ。弱い・・・・・・

「・・・・・・お前その武器理不尽だな・・・何でできてるんだ、それ」

キッドがタガーを構えつつ冷静に突っ込んでくる。

「虹・・・だっけ?最初から持ってたしねー。強いとは思ってるけど」

「に・・・『虹』の武器だと!?『虹色の貝殻』といえば、伝説の・・・!
今は無きガルディア王国の家宝の!」

カーシュが怒鳴りながらご丁寧にも説明する。

「どーもご説明ありがとう、お・じ・さ・んv」

「おじっ・・・!?」

『小娘』と呼ばれた腹いせに、あたしはおじさんと呼んでやる。
案の定カーシュのどたまに青筋が浮かんだ。

「エアーソーサー!」

――ばしゅしゅっ!

「ぎょわあああっ!?」

「これで二人目!」

ちっこいのをエレメントでなぎ倒し、残るはカーシュ一人。
スタミナが戻るのを待って、あたしはスワローでカーシュに切りかかる。

「これでさいごよっ!」

――じゃぎんっ!

「ぐぅぁああっ!」

がくりと満身創痍の身体でカーシュはひざをつく。

「・・・っくそ!退くぞ、シュガール、ソルトン!」

叫んであたしたちをねめつけてからあほトリオは退散した。

「・・・お前強いな。オレが出るまでもなかったかな?」

タガーを鞘に収め、彼女は言った。

「まあ、助かったのは事実だし、一応お礼言っておくわ。ありがと」

「そうか。オレはキッド。お前は?」

「リナよ」

「リナ・・・リナって名前だったのか」

少々引っかかる物言いではあったが、あたしは詳しく聞かずに黙っている。

「ところでリナ、あいつら、蛇骨の手の者らしかったが・・・」

「・・・蛇骨?」

「溺れ谷を抜けたところにあるテルミナを治めている領主だ。
確か、アカシア竜騎士四天王だかなんだかってやつに属してたと思ったが・・・」

「はぁ?あんなのがまだほかに3人もいるわけ!?」

「いや、うち一人は死んでるからあと二人だな。死んだやつの補充はまだできてないようだから」

「ふーん・・・」

「で、だ。リナ、オレは蛇骨大差の館にちょっくら用がある。
んで、お前は蛇骨の野郎に狙われている・・・お前としても理由を知りたいところだろう?」

キッドの言葉にあたしはにやりと笑う。

「手を組もうってわけ?面白いじゃないの。その話――乗った!」

「そうこなくちゃな!」

あたしとキッドは挑戦的な笑みを浮かべて笑いあい、這い上がってきたポシュルがびくついていたのは余談である。







「・・・油断した・・・・・・次にあったときはぎたぎたのめっためたにしてやる・・・!」

溺れ谷を歩きながら、カーシュは一人毒づいた。
シュガールとソルトンの二人は先に蛇骨大佐の館へ向かわせている。
日もほとんど落ちかけているいま、暗い影の中、道を歩むのはカーシュただ一人。

「――無様だな」

抑揚のない声がカーシュの耳に届く。

「・・・・・・『死神』か。何のようだ」

濃い闇の中、目を凝らさなければそれとは分からないほどに闇と同化した黒ローブの男がカーシュの前へと歩み出る。
それと同時にカーシュも足を止める。

「お前は絶対勝てない、ぼろぼろになって帰ってくるだろうから迎えに行ってやれ。といわれてな」

死神と呼ばれた男は、肯定も否定もせずに淡々と言葉をつむぐ。

「・・・あの女にか?・・・気にくわねえな・・・・・・ヤマネコってやつも、あの女も・・・ついでにお前も」

「お前に嫌われようが気に入られようがそんな事はどうでもいい。
彼女は私にとっては利用価値のある人物・・・ただそれだけだ。
それともお前――黒い風を泣かせたいか?」

フードの下から覗かせる怜悧な光をたたえた眼光をカーシュに向ける。
カーシュはぴくりと顔をこわばらせるが、それも一瞬の事。

「けっ!陰気くせえ・・・・・・」

悪態をつきながら、カーシュは止めていた歩みを動かし始めた。










あとがき

エ:でてきましたっ!私がすっごく登場させたかったキャラです!

L:トリガーネタね。モロ。
  でもさ、このキャラって隠れてクロスに出てるって噂があるのよね?

エ:一応めぼしはついています。・・・って言うか、謎なキャラは二名ですがイメージに合うのはその片方のみ。
  トリガーやってらっしゃる方、クロスをプレイして『あ、こいつってあいつと同一人物じゃないのか?』とか思った方たくさんいると思います。
  特に長身細身で職業が魔法使いって言うのが萌え・・・げふん、げふごふん。

L:うあ地が出てきたよエセ物書き。
  まああたしは後で出てくるし、このカイにも『一応』ではあるけど出てきたし。
  ・・・でもね。

エ:な・・・なんでせうかL様・・・?なんだか黒いオーラが・・・

L:どぉっして一週間も更新停滞してたのかなぁあ?

エ:テストです!テストのせいです!

L:うっし。高校の先生まとめてはりたおしにいこぉ♪

エ:・・・ご愁傷様です・・・先生・・・・・・

L:あんたも来るのよ。

エ:えええええっ!?

(ずるずると引っ張られるエーナ。そして下がる幕)

あとがき☆終わり



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29629むかしばなし――《堕天使》エーナ 2004/3/17 20:07:12
記事番号29463へのコメント




      むかしばなし――《堕天使》


  闇夜にゆれる 青い月
  輝くは赤い瞳
  それは時に金にきらめき
  その瞳を持つ者は 漆黒の翼を持つ

  踊れや踊れ 虚空に踊れ
  舞えや舞え 月の御許に
  謳えや謳え 全てへ向ける鎮魂歌《レクイエム》

  其は独りにして全ての母
  光と闇を統べる者
  闇よりもなお昏きもの
  夜よりもなお深きもの
  永久《とわ》に近く 全知に近く 全能に近き存在《もの》
  永久《とわ》にあらず 全知にあらず 全能にあらぬ存在《もの》

  人は何の似姿《にすがた》か 問えば、知ある者こう答ゆ《こたゆ》
  堕天使の名を持つ 孤独なる存在《もの》のそれと



漆黒の薄絹の衣を幾重に重ねた衣装を纏った踊り子が舞い謳う。
金の髪はさらりと揺れ、顔の上半分に重ねられた仮面がスポットライトで白に輝く。
鈍い銀色にきらめくペンダントが胸元を飾っている。



それは、いつかの時代、どこかの国、どこかの場所でのお話。

















あとがき

エ:・・・・・・・・・・・・・・・。

L:・・・・・・・・・・・・・・・。
  ・・・・・・・・・で、何か言う事は?

エ:・・・ごめんなさい。本編も番外編もすっぽかしてこんなものを書いてしまいました。

L:イブリース・オリジナル・クラァァァアッシュ!!

ぎゅごりゅぃいっ!!

エ:ぶがふぉっ!

L:・・・ふっ。こんな支離滅裂なものを書くからよ。天誅ね。

エ:・・・ぐふっ・・・・・・人誅のまちがいでは・・・・・・?

L:そんな細かい事は置いといて。何でこんなにアップに時間がかかるわけよ。
  時間あったはずでしょ?

エ:いえ・・・溺れ谷のくだりをどうしようかと悩みまくってて・・・スランプとゆーかなんとゆーか・・・・・・

L:・・・・・・今日の夕飯はニガグリタケとカキシメジとオオシロカラカサタケとタマシロオニダケのスープね。

エ:いやあのそれ全部毒キノコ・・・

L:喰え。つーか喰わせる。

エ:っひぃぁあぁぁぉうああぉおっ!?

――舞台脇に逃げ込むエセ物書き。追いかけるL様。どごとかばきとか聞こえるが、すぐに収まる。
  ひょっこりとL様が顔を出し・・・

L:皆様、毒キノコには気をつけましょーねー♪
  それではまたお会いしませうっ!


      ―― 幕 ――