◆−生か死か  CESE 2−12 闘いの行方−煌天由亜 (2004/2/17 23:09:10) No.29373
 ┣ヤバ目な方向に進んでる気がするなぁ。−夜宵 吹雪 (2004/2/19 18:18:12) No.29380
 ┃┗Re:正解なんです。−煌天由亜 (2004/2/19 22:40:31) No.29384
 ┗生か死か  CESE 2−13 囚われの月の姫と戻った白の声−煌天由亜 (2004/2/23 21:30:33) No.29426


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29373生か死か  CESE 2−12 闘いの行方煌天由亜 2004/2/17 23:09:10



「さて、始める、メイザ−ス?」
側で戦うアイザ―ト達を横目に私は、仇敵と向かい合う。
「そうだねぇ。」
スラリ、と優雅かつ典雅にメイザ−スが手を一振りすると、その手には暗い色の銀の刃を持ち、刃渡り2m強の大鎌が現れる。
あいつの召喚主武器≪ラクリモ−サ(涙の日)≫であった。
「≪風よ舞え、わが仇敵の前を≫」
私の言葉で、不可視の20cm強の無数の風の刃がメイザ−スを切り刻もうとする。
しかし、それがメイザ−スの肌を浅く切りつけただけで、後は大鎌の一振りで『全て』砕け散る。
「・・・・・・・・?!」
「ルナ、君は六年前と変わらない。」
「≪地風水火のあまねく気よ
       より集めりて汝らが至宝・四精剣を成せ≫」
私は、言霊と精神力のみで水晶のように透き通ったバスタ−ドソ−ドサイズの剣を生み出す。
ギギィギ・・・・・ギギ
振り下ろした剣と大鎌の交差し、耳障りな音を立てる。
「エリファス・デッドの存在と僕の君への愛は、六年前の出来事の中で揺ぎ無い出来事ですよ?」
「うるさい、うるさいうるさい、うるさい!!」
ギン・・・・ギィン・・・・
二人の互いの武器が、交差しそして離れる。
また交差しては、離れる。
その様は、おそらく凄絶で命まで引き絞っているような剣舞を舞っているように見えるのだろう。
・・・・あいつは、六年前に私の信頼を得た上で私を裏切り、私を強引に手に入れたのだった。
剣舞が一時間近く続いた頃だろうか。
「まずは、二箇所。」
ザァクゥ
そんな音を立てて、私の右の二の腕と肩が切り裂かれる。
これで、右の手は治療するまで使い物にならない。
隙に誘い込まれたのは迂闊だった。
「くそ。(≪剣は羽根の重さ≫」
剣を、言術で殆ど重さをなくし左手だけで剣戟を繰り出す。
「猛々しいね。
 まるで戦女神・アテナを思わせるようじゃないか。」
斬撃の合間にこのように言葉を掛けてくるが、私はそれを無視していた。
しかし次の一言には、頭に来た。
「そうそう、地獄の黙示録騎士団の中に、≪冷笑の道化師≫って呼ばれいる若槻緋陽って居たっけねぇ。」
「あれとは、縁切り済みだ。
 第一、戻る理由を奪ったのはお前だ。」
「・・・ああそうだね。
 弟さんの治療費の為だったけ、彼がこの世界に入ったのは。」
その言葉で私は完全に切れた。
「五月蝿いっ!!
 その希望を奪ったのは貴様だ。」
それで突進して、逆に左太股に大鎌の刃が突き刺さる。
「・・・・!!?」
声にならない声が、私の口から漏れた。
「・・・・・くっ・・・・そ・・。」
わたしは立っている事が出来なくなりメイザ−スに抱きとめられる。
「・・・・・・・。」
メイザ−スが誰かを召喚したようだが私の意識はそれを認識する前に遠のいた。





「・・・やっと手に入れた、僕の愛する姫君。」






―――――そしてチャイムが他の部屋に鳴り響く



−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+−+

ユア;・・・・すみません、今回はノ−コメントの方向で。
   では、次回で。



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29380ヤバ目な方向に進んでる気がするなぁ。夜宵 吹雪 E-mail 2004/2/19 18:18:12
記事番号29373へのコメント

吹雪;とゆーわけでレスです。
ロス:今回もワタシがアシストするんデスカ。
吹雪:いや、何となく。ではスタート。

>「さて、始める、メイザ−ス?」
>側で戦うアイザ―ト達を横目に私は、仇敵と向かい合う。
>「そうだねぇ。」
>スラリ、と優雅かつ典雅にメイザ−スが手を一振りすると、その手には暗い色の銀の刃を持ち、刃渡り2m強の大鎌が現れる。
>あいつの召喚主武器≪ラクリモ−サ(涙の日)≫であった。

吹雪:何語だ?
ロス:ラテン語ですカネ?ワタシはアマリ詳しクありませンガ。

>「エリファス・デッドの存在と僕の君への愛は、六年前の出来事の中で揺ぎ無い出来事ですよ?」
>「うるさい、うるさいうるさい、うるさい!!」
>ギン・・・・ギィン・・・・
>二人の互いの武器が、交差しそして離れる。
>また交差しては、離れる。

吹雪:これは・・・・。
ロス:負けましタネ、ルナさんハ。
吹雪:その心は?
ロス:怒りで濁っタ刃で人は斬れまセン。
吹雪:経験談かな?
ロス:のぅこめんとデス。

>その様は、おそらく凄絶で命まで引き絞っているような剣舞を舞っているように見えるのだろう。
>・・・・あいつは、六年前に私の信頼を得た上で私を裏切り、私を強引に手に入れたのだった。
>剣舞が一時間近く続いた頃だろうか。

吹雪:あら初耳。
ロス:・・・・裏切りデスカ。
吹雪:本当に相手が裏切ったのかは、相手が自分を殺す時だ。
ロス:彼にとってハそれは裏切りデハないかもシれませンネ。

>「そうそう、地獄の黙示録騎士団の中に、≪冷笑の道化師≫って呼ばれいる若槻緋陽って居たっけねぇ。」
>「あれとは、縁切り済みだ。
> 第一、戻る理由を奪ったのはお前だ。」
>「・・・ああそうだね。
> 弟さんの治療費の為だったけ、彼がこの世界に入ったのは。」
>その言葉で私は完全に切れた。

ロス:落ちましたネ。
吹雪:なんで。
ロス:挑発に乗った時点でコの人の負けデス。
吹雪:・・・・・解説役だな。お前。
ロス:ほっといテくだサイ。

>「五月蝿いっ!!
> その希望を奪ったのは貴様だ。」
>それで突進して、逆に左太股に大鎌の刃が突き刺さる。
>「・・・・!!?」
>声にならない声が、私の口から漏れた。
>「・・・・・くっ・・・・そ・・。」
>わたしは立っている事が出来なくなりメイザ−スに抱きとめられる。
>「・・・・・・・。」
>メイザ−スが誰かを召喚したようだが私の意識はそれを認識する前に遠のいた。

吹雪:大ピンチ?
ロス:こノ状況をどうやって打破スるのか見物デスネ。

>「・・・やっと手に入れた、僕の愛する姫君。」

吹雪:強姦は犯罪だ。
ロス:節操ナシは嫌われまスヨ。
吹雪:・・・・お前、サラリと傷つくことを・・・・。
ロス:傷つく精神を持ってル方が悪いんデス。
吹雪:おいおい

>ユア;・・・・すみません、今回はノ−コメントの方向で。
>   では、次回で。

吹雪:・・・・はい、りょーかいです。
   では次回でー。

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29384Re:正解なんです。煌天由亜 2004/2/19 22:40:31
記事番号29380へのコメント


>吹雪;とゆーわけでレスです。
>ロス:今回もワタシがアシストするんデスカ。
>吹雪:いや、何となく。ではスタート。

ユア:返レス行きます。

>
>>「さて、始める、メイザ−ス?」
>>側で戦うアイザ―ト達を横目に私は、仇敵と向かい合う。
>>「そうだねぇ。」
>>スラリ、と優雅かつ典雅にメイザ−スが手を一振りすると、その手には暗い色の銀の刃を持ち、刃渡り2m強の大鎌が現れる。
>>あいつの召喚主武器≪ラクリモ−サ(涙の日)≫であった。
>
>吹雪:何語だ?
>ロス:ラテン語ですカネ?ワタシはアマリ詳しクありませンガ。

ユア;T・S外伝の死神さんの鎌からとったので何語かわかりません(苦笑)

>
>>「エリファス・デッドの存在と僕の君への愛は、六年前の出来事の中で揺ぎ無い出来事ですよ?」
>>「うるさい、うるさいうるさい、うるさい!!」
>>ギン・・・・ギィン・・・・
>>二人の互いの武器が、交差しそして離れる。
>>また交差しては、離れる。
>
>吹雪:これは・・・・。
>ロス:負けましタネ、ルナさんハ。
>吹雪:その心は?
>ロス:怒りで濁っタ刃で人は斬れまセン。
>吹雪:経験談かな?
>ロス:のぅこめんとデス。

ルナ;・・・・・初めて好きなになった奴だったのに。
ユア;エリ君がルナの初恋で、それが騙されたと合っちゃあね。
   怒りで濁るですか・・・・確かにそうですね。

>
>>その様は、おそらく凄絶で命まで引き絞っているような剣舞を舞っているように見えるのだろう。
>>・・・・あいつは、六年前に私の信頼を得た上で私を裏切り、私を強引に手に入れたのだった。
>>剣舞が一時間近く続いた頃だろうか。
>
>吹雪:あら初耳。
>ロス:・・・・裏切りデスカ。
>吹雪:本当に相手が裏切ったのかは、相手が自分を殺す時だ。
>ロス:彼にとってハそれは裏切りデハないかもシれませンネ。

ユア;ロス君結構鋭い。
   あと、殺すときが完全に裏切ったとは居えませんよ。
??:裏切ってないからこそ殺す時もある。
ユア;そのうちでてきますので、少々お待ちを。

>
>>「そうそう、地獄の黙示録騎士団の中に、≪冷笑の道化師≫って呼ばれいる若槻緋陽って居たっけねぇ。」
>>「あれとは、縁切り済みだ。
>> 第一、戻る理由を奪ったのはお前だ。」
>>「・・・ああそうだね。
>> 弟さんの治療費の為だったけ、彼がこの世界に入ったのは。」
>>その言葉で私は完全に切れた。
>
>ロス:落ちましたネ。
>吹雪:なんで。
>ロス:挑発に乗った時点でコの人の負けデス。
>吹雪:・・・・・解説役だな。お前。
>ロス:ほっといテくだサイ。

ルナ;そのてんでは、六年前を変わらない。
   でも許せなかったのだ。

>
>>「五月蝿いっ!!
>> その希望を奪ったのは貴様だ。」
>>それで突進して、逆に左太股に大鎌の刃が突き刺さる。
>>「・・・・!!?」
>>声にならない声が、私の口から漏れた。
>>「・・・・・くっ・・・・そ・・。」
>>わたしは立っている事が出来なくなりメイザ−スに抱きとめられる。
>>「・・・・・・・。」
>>メイザ−スが誰かを召喚したようだが私の意識はそれを認識する前に遠のいた。
>
>吹雪:大ピンチ?
>ロス:こノ状況をどうやって打破スるのか見物デスネ。

ユア;残念ながら、囚われの身になってしまいます。

>
>>「・・・やっと手に入れた、僕の愛する姫君。」
>
>吹雪:強姦は犯罪だ。
>ロス:節操ナシは嫌われまスヨ。
>吹雪:・・・・お前、サラリと傷つくことを・・・・。
>ロス:傷つく精神を持ってル方が悪いんデス。
>吹雪:おいおい

ユア;前の詩を参照に。
   これも一つの愛の形という事で。

>
>>ユア;・・・・すみません、今回はノ−コメントの方向で。
>>   では、次回で。
>
>吹雪:・・・・はい、りょーかいです。
>   では次回でー。

ユア;はい次回で。



>

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29426生か死か  CESE 2−13 囚われの月の姫と戻った白の声煌天由亜 2004/2/23 21:30:33
記事番号29373へのコメント


「ったく、どうなっていやがんだ。」
「さ〜、とにかく急ごう。」
「そうです。
 急いだほうがいいでしょう、自分が聞いていた予定よりも早いみたいですから。」
俺達・3人は、暗い廊下を疾走していた。
ブザ―が鳴って,もう十分ほど走っている。
「この道でいいのか?」
「ええ、あと20分ほどです。」
「あい〜、広〜い。
 広すぎじゃん。」
「このル−トは迷路になっているんですよ。」
それから、二十分後。
ラボについたのだった。
それと同時に、凪浩の姿は消えていた。





≪姉さん、大丈夫ですか?≫
「大丈夫よ。
 一応、兄さんにもメ−ルしといたから。」
マスタ―とキツネ目チビ・・ではなくアズルとともに私は廊下を走っている。
「・・・・死んだな、あの男。」
アズルが呟いたのは、誇張ではない。
事実、マスタ―に不埒な真似をしようとした男は、闇から闇へ葬られているのだった。
しかし、あの男は、簡単には死なないだろうが。
≪こんどあったら、生きていようが死んでいようが地獄に案内してやる。≫
アズルはそう言った私の据わり捲くった目を見て一瞬固まっていたが、それはこの際見なかった事にする。






≪起きて、白亜君。≫
『・・・・・・ZZZZZZ』
≪起きて、大変なんだって!!≫
『・・・ZZZ・・・終わったの?』
≪ルナちゃんが、あの男に連れてかれたの。≫
私・イシュティは困っていた。
マスタ―の命令でこの坊やを守っていたのだが、火の玉だの、雷だの、衝撃波などがそれぞれの相手を逸れてこっちに命中する最中、熟睡していたのだった。
『どっち?』
≪こっち。
 闇、急ぐぞ≫
ちょうどその時、一応の決着がつき闇は戻ってきた。






こうしてそれぞれのグル−プは、ラボヘ向かった。























「ルナッ!!」
ほぼ同時に、3組は到着した。
「くすくす。
 遅かったね、ルナのご友人の方々?」
浦の搬入用の扉を開け放ち、風にマントを嬲らせているメイザ―スの姿がそこにあった。
その腕には、かろうじて意識が戻ったルナが抱かれていた。
≪マスタ―。≫
『ルナ。』
「ルナさん」
≪ルナちゃん≫
それぞれの声が重なり部屋に響く。
「返してほしい?」
「当たり前だ。」
「でも、い・や・。」
「ルナは、お前を嫌ってのやで。」
「それでも好きなんです。」
「目的は何よ、目的は。」
レイファルとアズルの指摘はさらりと流されるだけであったが、ア―シェルの指摘に対してだけは、はっきりとこう答える。
「今回の依頼を受けたのは、ルナを手に入れられるかもしれないと思ったからですよ。」
「・・・・ロリコン?」
アズルは、ぼそりとそう言った。
彼は、酔っ払ったルナから二人の過去を聞いた数少ない人間だ。
『?』
≪当然でしょうね。 
 あいつが、ルナちゃん食べたのって、ルナちゃんが13の時だし。≫
≪うむ、相違ない。≫
「好きに、年齢なんて関係ない。
 好きなら、肌を重ねたいと思うのは当然でしょう?
 ・・・・・・・・葛葉ですかわかりました。」
メイザ―スの誰かからの通信の返答とともに、彼と彼に抱かれたルナの姿が透け始め、後ろの風景が徐々にはっきりとしてくる。
白亜が、それを見て駆け出す。
「ルナ・・・行っちゃやだ。」
消える寸前のルナが手を伸ばし、眼前まで来た白亜に手を伸ばし触れようとする。
「よかっ・・・・たね・・・声・・・・戻っ・・。」
しかし、触れる事は愚か、言葉さえ終わらぬ前に二人は消えた。









―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+

ユア;ルナちゃん攫われ、白亜声戻るの巻 終了です。
メイ;クスクス、楽しかったね。
ユア;あ-もう、真意はアズルと同じなのになんでもっと大人しくできないの?
メイ;それが僕だから。
   叶わない恋でも、側にいたりしたいのは当たり前でしょ?
ユア;そうだけどさ・・・。
   ああ、もういいや。
   募集を一つ。
メイ;永蓮の本名とその夫と子供の名前だっけ?
ユア;私の台詞・・・・・・。
メイ;・・・では、次回で。
ユア;それまでとるな。
   ともあれ、次回で。