◆−大好きな人に言えないって・・・・。−李亜羅 (2004/2/13 20:38:36) No.29327


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29327大好きな人に言えないって・・・・。李亜羅 E-mail URL2004/2/13 20:38:36


 出逢った時から大好きだったのかもしれない。 
         
         でもそう認めることは嫌じゃなかった。だって
         
              ダイスキダッタカラ。
         
         でもその人を好きな人はいっぱいいて
       
         『私が入る隙間などない』と思ってしまった。
 
         もしかしたらそう思ったときから私の勝機いやその子達に
        
         敵うわけなかったのかもしれない。
        
         いや敵うわけがないと自分でも思った。
         
         そんな事を思ってもう『6年』。
 
         そして何もなく過ぎついには中学卒業となってしまった。
 
         その人は、結局あんなにモテルのに彼女も作らなかった。

                  なんで?
 
         いっそ作ってくれた方が楽だった。苦しさもあったけど。
 
         そんな事を思いながらついには卒業式当日になってしまった。
 
         何もなく終わるかと思った。そしたら彼から誘われた。
 
         何かと思った。私もフラレルノカナト思った。
 
         だって何人もの女子が告白していなくても
 
         好感を持っている人が何人も呼ばれてふられていたから
 
         沈んだ気持ちで呼ばれた場所に行った。本当に嫌だった。

              ドアを開けた・・・・。
 
         『なに、いきなり呼び出して?早く終わらせてよ』
  
         乱暴口調で言った。ホントは逃げ出したかった。今すぐに。

         来た事を後悔した。とてつもなく。
 
      『なんだよ。愛想ねぇなぁ。素っ気無くしなくたっていいだろ』
 
         『うっさい。用が無いなら帰る。バイバイ。』
          
         マジで帰ろうと思った。いう事なんて分かってたから。

         だからこそ聞きたくなかったから。
 
             思い出にしときたかったから。
       
         『ま、待てよ。ったく、話すよ。だから帰るなよ』
 
         『ったく。さっさといやいいのよ。あほ。』
 
         『あのなぁ、『あほ』はねえだろ。『あほ』は。』

         『んなことどうでもいいわ!さっさと用件を言え!』
         
         『ごめん。ごめん。わ〜ったよ』
 
         『ったく!いつんなったら話すの?ならこっちからいおうか?
          あんたの言いたいこと!』
 
         『は?え?な、何言って、お、お前・・・』
 
         『だって知ってるし。あんたに好感持ってる女子
          みんなふられてる事。どうせあたしも同じなんでしょ?』

          わかってた。よくわかったなっていわれる事。

          よくわかっててくれたなって言われる事。

          そんなことをおもいながら彼が言うの待ってた。

         『・・・・・そうなんだ・・・・・・・・』

         ほらそうだ。ほら、ほら、ほら。とか思ってたら
  
          すっとんきょうな答えが返ってきた。
       
         『そうだったんだ。お前俺の事好きだったんだ』

         『・・・・・・・は?何言ってんの?だってそうでしょうが』

         『いや、あの、俺は・・・・・・・』

         『あによ。俺は・・・、あによ。えぇ!』

         『だから『お前は俺のこと好きなのか?』って
          聞こうと思ったんだけど』
 
         『は?・・・・・・・はぁ〜〜〜〜〜〜!!!』

         『あにを唐突にあんたは!あたしは振られるんじゃと
          おもいながら心の準備してたっちゅうに!ぁにそれ!』

         『いや、だってお前俺のこと好きなのかわからないし
          まずはそこから聞いてから言おう言おうと思って』

         『だ、だったらこんな日じゃなくても・・
          もっと前にいやあ・・いいじゃない!』

         『お、俺だってそこまで馬鹿じゃねぇよ!そんな#$%&*@
          ・・・沈まずにいられないほど!』
 
         『えっ?何最後の方なんつった?もっかい!』

         『だから・・・・その・・・・・・・・』

         『あに?だから、なに!』
 
         『だから・・好きなやつにふられて沈まずにいられないほど
          馬鹿じゃないって・・・いったんだよ!』

         『え?な、ウソッショ?ンなわけが・・・・・』

         『う、嘘じゃねぇよ・・・。だから今日じゃなきゃ・・
          だ、ダメだったんだよ。わかったかって・・おい!
          何で・・泣くんだよ〜〜〜〜。おい〜〜〜〜。』

         彼が赤面で言ったことは気にならなかったでも
         
         なぜか無性に涙が出て座り込んでしまった。

         嬉しくて。とっても嬉しくて。
       
         今まで彼を好きだった人には悪いけど。

         やっと涙が止まったころ、彼が言った。

         『で、どうなんだよ。いいのかよ。俺で』
 
         『い、いいに決まってんでっしょ。
          嬉しくて泣いてたんだから。馬鹿』
 
         そしたら彼も座り込んでしまった。
 
         『よ、よかった〜!もうマジで涙でそ。
          嫌いって言われたらどうしようかと。』

         私はその彼の姿がとてもかわいく見えて笑ってしまった。
 
         『な、なんだよ。笑うなよ。』

         私たちはそんな事をしながら幸せな気分で教室に帰った。
         
         そしたら彼がまた嬉しい事を言った。
 
         『知らなかったようだけだけど。俺とお前同じ高校だから。
          彼氏彼女でこれからもよろしくな!』
       
          最高な気分で思わず止まってしまった。

         『おい。どうなんだよ?ダメか?おい。』
  
         そうやってボーとしてる私に
         心配そうに聞く彼がかわいくてまた笑いながら
 
         『あははは。いいよ。あはは。』
 
         『なんで笑うんだよ・・・。ったく・・・』
 
         さらにてれておもしろくて余計笑ってしまった。

         最悪からはじめた恋でも実るんだなぁと思いつつ・・・。

         







        ♪おまけ♪
 
          夜、紙に書いてそっとしまっておいた。
          
          今日学んだ事を・・・・・・。いつか彼に見せたい事を。
        『 嬉しかった。H15/3/22
 
          勇気を出して言ってればよかったんだな。
 
          最初から負けを認めるのじゃなくて勝ちを信じて。

          こんな簡単なことを忘れていた。

          『恋は争いなんだ』という事。
 
          大好きな人に『スキ』って言われること。
 
          嬉しい事だな。だからこそ忘れずにいたい。
 
          いや忘れる事なんかできない。
  
          彼に感謝。大好きな彼に。そして
        
          『大切な事を教えてくれた彼に。』

         Dear シン      Form リアナ 』

           
                        終






 ♪後書き♪
  
    つかれた〜〜〜!!!!それよりこれ一応ガウリナ話です。
    まじっすよ〜!ガウリナをシンリアにしただけですよ〜!
    ついでにこの名前は友達の名前をぱくって書いたものです♪
    中三じゃなくて小6ですけど・・・・。・・・・ださ話でごめんなさい!
    それと長いのに最後まで読んでくれた方!本当にご苦労様でした!
    読んでくれた方、ご感想できればくださいな。私のホムペにカキコか
    メ→ルくださいな!お待ちしております〜!でわでわ。