◆−ACT・3―47 塞がらぬキズ−ユア・ファンティン (2003/11/14 23:06:18) No.28110
 ┗血は好きだが臓物は嫌いですな(わがまま?)−夜宵 吹雪 (2003/11/15 11:28:53) No.28114
  ┗Re:あの子は・・・多分変態じゃないです−ユア・ファンティン (2003/11/15 21:23:51) No.28126


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28110ACT・3―47 塞がらぬキズユア・ファンティン 2003/11/14 23:06:18




別室移動した六人。
其処へ入ってしばらく後。


「・・・・・姉さん・・・・傷みる・・・・服脱いで・・・・・はやく・・・。」
司馬は、この部屋に入り、回復してもらい元の大きさに戻るなりそう言った。
「・・・私は大丈夫よ。
 貴方たちは、今の内に少しおやすみなさい。」
「・・だめ・・・。
 ・・・・流河、月人・・・・脱がせて・・・・。」
2人にそう言い、自身も服に手をかける司馬。
「ちょ・・・っ。」
「何、楽しそうなことしてんの?」
ディスティアの慌てた声とその部屋のベットで寝ていた人・・・ザフィ―ルの声が重なる。
「目覚めたんだね、血狂男?」
「そうだよ、半端者?」
「よかったねぇ、同じ様な傷の楽羅はまだ寝てんのにねぇ。」
「あはは、君こそ風野の屋敷にいるように言われてたんじゃなかたっけ?」
月人とザフィ―ルのこの談笑とも取れる会話から先に引いたのは、ザフィ―ルの方。
「で、何してたの、司馬?」
「・・・・姉さん・・・怪我してんのに・・・・手当てさせて・・・くれない・・・。」
「そんで、姉さんは何で脱がないの?」
「必要な・・・っ!!」
ディスティアは、立ち上がろうとした時、傷が痛んだのか左肩と右脇腹を抑えて座り込んでしまった。
「風の姉さん!!」
「・・・風の人!!」
『ディスママ。』
「ディスお姉ちゃん。」
「ほら、何処が必要ないの? 
 その様子だと、左肩のも脇腹のも後ろ側の傷でしょ?
 自分じゃ、見れないんだし、脱いだら?」
という風に、ザフィ―ル以外は心配げに声をかけたが、彼はそう淡々と指摘した。
「・・そうね。」
ディスティアは、観念したのか、尼僧服とその下のボディ―ス―ツの上を脱いだ。
やはり、肩と脇腹には血が滲んでいた。
『ディスティア様、只今戻りました。』
「お帰り、ディ−ム。」
『・・・・そのお怪我は?』
このあとしばらくディ−ムが、錯乱した為彼は精霊界に強制返還された。
「・・・・大丈夫?」
「痛みはない・・・・・呪傷≪スティグマ≫だ。
 ≪太陽≫あたりに種を埋め込まれた。」
「血勿体無い・・・・・・・ちょうだい?」
パコ−ン
べコッ
ドシャ
ザフィ―ルのその言葉に綾乃のハリセンと月人の椅子が、彼の頭に炸裂する。
「・・・生きてる・・・・ザフィ―ル?」
「・・・何とか。
 それだと、自然治癒はないか・・・・・・、。
どうにか、立ち直った彼はディスティアの背後に立つ。
「・・・・姉さん、哀しまず、恨まないで。」
そう言って、ザフィ―ルは彼女の傷に手を添える。
「≪我望む 汝らに望む
   我の至宝の宝 失いたくない者
      その物その身に刻みし その傷よ
         我が身を触媒とし 我が身に移せ
                我の贖罪に力を貸せ
                  ≪身代贖呪(スケ―プゴ−ト)≫」
「ザフィ―ル、その呪文は!!」
この呪文は、相手の傷を術者の身体に移す呪文である。
「ザフィ―ル・・・・アンタ・・・・・。」
ミルが、『あいつが、その呪文を?』といった風に驚いている
他の面々も似たり寄ったりである。
「グフッ。」
ザフィ―ルは、咳ともに血を吐いてしまう。
「さすが、ディスティアだね。
 ・・こんなヘビ―な代物を抱えてけろっとしてるもんな。」
「もって、何時間?」
「次の正午・・15時間〜17時間前後かな。」
「頼んだよ。」
「・・・・・行く前に、ディスの歌聞かせて。」
「いいよ。
 ついでに、あのコにも送ろっかな。」
ディスティアは服を着なおして謡い始めた







ただ一つ守りたかったもの

唯一願ったこと

だけど 叶わなかった事

私が愛した人々とともにある

それだけを願ったけれど

・・・運命に翻弄されて

だけどそれでも願ったこと・・・・・



ただ一つ思ったこと

唯一祈ったこと

だけど壊れたこと

私の幸せな日常のこと

それだけは在って欲しかったこと

・・・・運命に躍らされて

だけどそれでも在って欲しかったこと



「ありがとう姉さん。」









「さて、綾乃と貴方は此処に残って。
 雅浩も置いていくわ。」
「何で、私もチ−ムの一員よ。
 戦えるわ。」
「・・・・貴方達を死なせたんじゃ、
 ≪プロフェッサ―・スカ−≫に申し訳がたたないわ。」
ディスティアと二人の父は、ディスティアが裏世界でやっていくためのノウハウを教えた師匠のような存在なのである。
師匠の子供が、雅浩と綾乃なのである。
「父さんは・・・・。」
「綾乃、貴女達は人間よ?
 今回呼んだのは、後方支援のためだったのよ。」
「・・・・わかった。」









―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+―+


ユア:上記では。2人を連れて行かないといっていますが
   最終的には、司馬たち2人が居残り組。
   2人は着いていく予定です


   それでは、また次回




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28114血は好きだが臓物は嫌いですな(わがまま?)夜宵 吹雪 E-mail 2003/11/15 11:28:53
記事番号28110へのコメント

>別室移動した六人。
>其処へ入ってしばらく後。
>
>
>「・・・・・姉さん・・・・傷みる・・・・服脱いで・・・・・はやく・・・。」
>司馬は、この部屋に入り、回復してもらい元の大きさに戻るなりそう言った。

吹雪:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
R:・・・・司馬クン・・・真顔で言わんでね。誤解を受けそうなセリフだし・・・・・。
吹雪:・・・・・ハッ!?幽体離脱してた!?

>「・・・私は大丈夫よ。
> 貴方たちは、今の内に少しおやすみなさい。」
>「・・だめ・・・。
> ・・・・流河、月人・・・・脱がせて・・・・。」
>2人にそう言い、自身も服に手をかける司馬。
>「ちょ・・・っ。」
>「何、楽しそうなことしてんの?」
>ディスティアの慌てた声とその部屋のベットで寝ていた人・・・ザフィ―ルの声が重なる。

吹雪:ザフィールさん、それ変態の言うセリフです。
B:変態じゃないんですか?
吹雪:わ、私に聞かれても・・・・。てかせめて同性の人に怪我を治してもらいましょうよ・・・・・。服を脱がせるのなんて特に。

>「目覚めたんだね、血狂男?」
>「そうだよ、半端者?」
>「よかったねぇ、同じ様な傷の楽羅はまだ寝てんのにねぇ。」
>「あはは、君こそ風野の屋敷にいるように言われてたんじゃなかたっけ?」
>月人とザフィ―ルのこの談笑とも取れる会話から先に引いたのは、ザフィ―ルの方。

白亜:仲良し仲良し。
吹雪:どこがだ。
白亜:ケンカするほど仲が良い。そして嫌よ嫌よも好きのうち。
吹雪:最後のは使う場所が違うぞ。

>「血勿体無い・・・・・・・ちょうだい?」
>パコ−ン
>べコッ
>ドシャ
>ザフィ―ルのその言葉に綾乃のハリセンと月人の椅子が、彼の頭に炸裂する。

吹雪:血マニア?
白亜:血を抜く準備してくれるならあげる。ただし全部はイヤ。貧血になると頭くらくらするから。
吹雪:やるのか。
白亜:うん。ただし何かおごって。イカ墨パフェとか。
吹雪:激しくまずそうだな。

>ユア:上記では。2人を連れて行かないといっていますが
>   最終的には、司馬たち2人が居残り組。
>   2人は着いていく予定です

吹雪:ふみゅふみゅ。

>   それでは、また次回

吹雪:はい。楽しみにしてます。

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28126Re:あの子は・・・多分変態じゃないですユア・ファンティン 2003/11/15 21:23:51
記事番号28114へのコメント

>>別室移動した六人。
>>其処へ入ってしばらく後。
>>
>>
>>「・・・・・姉さん・・・・傷みる・・・・服脱いで・・・・・はやく・・・。」
>>司馬は、この部屋に入り、回復してもらい元の大きさに戻るなりそう言った。
>
>吹雪:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
>R:・・・・司馬クン・・・真顔で言わんでね。誤解を受けそうなセリフだし・・・・・。

氷天:・・・・・
雷天:でも、本当に危なかった ッていいたいらしいよん。

>吹雪:・・・・・ハッ!?幽体離脱してた!?

ユア:大丈夫ですか?

>
>>「・・・私は大丈夫よ。
>> 貴方たちは、今の内に少しおやすみなさい。」
>>「・・だめ・・・。
>> ・・・・流河、月人・・・・脱がせて・・・・。」
>>2人にそう言い、自身も服に手をかける司馬。
>>「ちょ・・・っ。」
>>「何、楽しそうなことしてんの?」
>>ディスティアの慌てた声とその部屋のベットで寝ていた人・・・ザフィ―ルの声が重なる。
>
>吹雪:ザフィールさん、それ変態の言うセリフです。
>B:変態じゃないんですか?

ユア:好血症ではありますが・・・・・・変態じゃない・・・と思う。

>吹雪:わ、私に聞かれても・・・・。てかせめて同性の人に怪我を治してもらいましょうよ・・・・・。服を脱がせるのなんて特に。

ユア:司馬しかきがついていなかったと言うことです

>
>>「目覚めたんだね、血狂男?」
>>「そうだよ、半端者?」
>>「よかったねぇ、同じ様な傷の楽羅はまだ寝てんのにねぇ。」
>>「あはは、君こそ風野の屋敷にいるように言われてたんじゃなかたっけ?」
>>月人とザフィ―ルのこの談笑とも取れる会話から先に引いたのは、ザフィ―ルの方。
>
>白亜:仲良し仲良し。
>吹雪:どこがだ。
>白亜:ケンカするほど仲が良い。そして嫌よ嫌よも好きのうち。
>吹雪:最後のは使う場所が違うぞ。

ユア:白亜・・・もう少し日本語勉強しようね?

>
>>「血勿体無い・・・・・・・ちょうだい?」
>>パコ−ン
>>べコッ
>>ドシャ
>>ザフィ―ルのその言葉に綾乃のハリセンと月人の椅子が、彼の頭に炸裂する。
>
>吹雪:血マニア?
>白亜:血を抜く準備してくれるならあげる。ただし全部はイヤ。貧血になると頭くらくらするから。
>吹雪:やるのか。
>白亜:うん。ただし何かおごって。イカ墨パフェとか。
>吹雪:激しくまずそうだな。

ザフィ:それなら、お言葉に甘えて。
ユア:やめんかい

>
>>ユア:上記では。2人を連れて行かないといっていますが
>>   最終的には、司馬たち2人が居残り組。
>>   2人は着いていく予定です
>
>吹雪:ふみゅふみゅ。

ユア:哀しくも悲壮な理由なんですよ

>
>>   それでは、また次回
>
>吹雪:はい。楽しみにしてます。
>
ユア;なるべく早く・・・今日投稿できたら、します