◆−獣神官争奪戦−かぼちゃ (2003/5/24 22:25:35) No.26072
 ┣はじめまして−カスカ (2003/5/25 02:38:00) No.26075
 ┃┗Re:はじめまして−かぼちゃ (2003/5/25 11:01:55) No.26079
 ┗争奪戦っ!おっけ〜!(は?)−氷月椋佳 (2003/5/25 11:47:01) No.26080


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26072獣神官争奪戦かぼちゃ 2003/5/24 22:25:35


 まだ、小説書くの素人な私・・・こんな愚かな私が無謀にも二回目の投稿をしようとは・・・。それでも、最後まで読んでくださる心の広い方がいてくれれば嬉しいです・・・。
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 ――日時不明、カタート山脈にて・・・。

「獣王、ゼロスかして。」
冥王フィブリゾは言った。その一言に獣王ゼラス=メタリオムは絶句した。
「・・・聞いてるの?かしてよ。」
不機嫌そうにその少年の顔をした冥王は言う。しばしの間を置いて我に返るゼラス。
「えぇっと、ゼロスは今、写本の処分に行ってて留守ですが。」
「大丈夫。さっき帰ってくるの見たから。」
にっこりと微笑むフィブリゾにゼラスは底知れぬ恐怖にも似た嫌な予感を感じた。同時に『ゼロスってば、帰ったならすぐに顔くらい見せに来てよぉ。』と、心の中で呟いたのだった。
「あら、そうだったの。なら、また次の仕事に向かってもらわなくちゃ・・・」
「その前に、僕の用を済ませてもらうよ?」
「そんなっ!!」
さえぎるように放たれたフィブリゾの言葉にゼラスは悲鳴をあげた。そこに追い討ちをかけるように・・・
「獣王様、ただいまかえりまし・・・」
「逃げてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
叫びと共に、ゼラスはゼロスをアストラルサイドに放り込んだ。
「獣王・・・今・・・」
「幻ですっっっ!」
緊張のあまりうわずった声で言うゼラス。
「ぷはぁっ!獣王様っ!いきなり何するんですかぁ!?」
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
あまりにもタイミングよく場に復帰するゼロス。泣き叫び倒れ付すゼラス。軽蔑の眼差しを向けるフィブリゾ。
「ふぅん。幻ねぇ・・・?」
「あれ、冥王様・・・。何故ここに?」
その時、ゼラスは『終わった』と痛感した。
「実はね、今日は君に用があってきたんだよ。」
「僕にですか?」
ショックで動く事すらままならないぜラスを無視して話は勝手に進んでいく。
「しばらく僕のもとで働いてほしいんだよ。」
「え?何をさせる気ですか?」
「うん。リナ=インバースっていう人間をね・・・」
「ダメですぅぅぅぅぅ!」
復活したゼラスはすぐさま交渉にストップをかける。
「ゼロス!あんたは私の部下でしょ!?なのに・・・なのに・・・っ」
「獣王様・・・内容だけでも聞いておいた方が良いと思いまして・・・」
「とにかくダメっ!しかも今、リナ=インバースって・・・あの正体不明極悪非道の生命体のところに可愛いゼロスを行かせるなんて・・・!」
「セイグラムって獣王の管轄だったね・・・?」
フィブリゾの冷淡な声が響く。
「アイツ・・・離反してガーヴに拾われたんだってぇ?」
「・・・せいぐらむぅ?ワタシ、ソンナノシラナイヨゥ。」
「・・・獣王様・・・?」
「とぼけないでよ。誰の所為かなぁ?もちろん、上司である君の監督不行き届きだよねぇ?」
――完全なる・・・沈黙が・・・
「責任は取ってもらうよ。」

「ごめんっ!ごめんねゼロス!私が馬鹿な部下を野放しにしてたばっかりに・・・っ!」
その晩、獣王ゼラス=メタリオムの悲痛な叫びは、カタート山脈にこだまし、ゼロスが出かけていくその日まで鳴り止むことは無かったそうな・・・。
 めでた・・・・・・くないか。

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26075はじめましてカスカ E-mail 2003/5/25 02:38:00
記事番号26072へのコメント

かぼちゃ様、はじめましてこんにちは。

早速読ませていただきましたー。
会話、とっても楽しかったです。
本当にこんなことやってそうで・・・・・・。
必死なゼラスと気付いてないゼロス。
そして静かに脅すフィブリゾ。
親馬鹿(失礼)全開なゼラスがツボです。

それでは、とてつもなく短いんですが、このへんで。

これからも投稿頑張ってください。応援しております!

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26079Re:はじめましてかぼちゃ 2003/5/25 11:01:55
記事番号26075へのコメント

 こんにちは。かぼちゃです。
 こんなの書いたらゼラスファンの方々に怒られるかなぁ・・・と、少し不安に思いながら恐る恐る投稿してみたのですが、喜んでいただけて嬉しいです。まだ、小説は書き始めたばかりで未熟な私ですがこれから切磋琢磨に努めていきたいと思っています。
 最後になりましたが、読んで下さって本当にありがとうございます。

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26080争奪戦っ!おっけ〜!(は?)氷月椋佳 E-mail 2003/5/25 11:47:01
記事番号26072へのコメント

はじめまして、氷月椋佳とい〜ます♪
> まだ、小説書くの素人な私・・・こんな愚かな私が無謀にも二回目の投稿をしようとは・・・。それでも、最後まで読んでくださる心の広い方がいてくれれば嬉しいです・・・。
読みましょ、読みましょ!れっつらご〜ぅ!

> ――日時不明、カタート山脈にて・・・。
>
>「獣王、ゼロスかして。」
>冥王フィブリゾは言った。その一言に獣王ゼラス=メタリオムは絶句した。
>「・・・聞いてるの?かしてよ。」
>不機嫌そうにその少年の顔をした冥王は言う。しばしの間を置いて我に返るゼラス。
>「えぇっと、ゼロスは今、写本の処分に行ってて留守ですが。」
>「大丈夫。さっき帰ってくるの見たから。」
>にっこりと微笑むフィブリゾにゼラスは底知れぬ恐怖にも似た嫌な予感を感じた。同時に『ゼロスってば、帰ったならすぐに顔くらい見せに来てよぉ。』と、心の中で呟いたのだった。
>「あら、そうだったの。なら、また次の仕事に向かってもらわなくちゃ・・・」
>「その前に、僕の用を済ませてもらうよ?」
>「そんなっ!!」
>さえぎるように放たれたフィブリゾの言葉にゼラスは悲鳴をあげた。そこに追い討ちをかけるように・・・
>「獣王様、ただいまかえりまし・・・」
>「逃げてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
>叫びと共に、ゼラスはゼロスをアストラルサイドに放り込んだ。
…なんちゅ〜タイミング。そして放り投げるゼラスもすごっ!

>「獣王・・・今・・・」
>「幻ですっっっ!」
>緊張のあまりうわずった声で言うゼラス。
>「ぷはぁっ!獣王様っ!いきなり何するんですかぁ!?」
>「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
>あまりにもタイミングよく場に復帰するゼロス。泣き叫び倒れ付すゼラス。軽蔑の眼差しを向けるフィブリゾ。
>「ふぅん。幻ねぇ・・・?」
>「あれ、冥王様・・・。何故ここに?」
>その時、ゼラスは『終わった』と痛感した。
あぁ…放り投げたのに…(そ〜ゆ〜もんだいか?)

>「実はね、今日は君に用があってきたんだよ。」
>「僕にですか?」
>ショックで動く事すらままならないぜラスを無視して話は勝手に進んでいく。
>「しばらく僕のもとで働いてほしいんだよ。」
>「え?何をさせる気ですか?」
>「うん。リナ=インバースっていう人間をね・・・」
>「ダメですぅぅぅぅぅ!」
>復活したゼラスはすぐさま交渉にストップをかける。
>「ゼロス!あんたは私の部下でしょ!?なのに・・・なのに・・・っ」
>「獣王様・・・内容だけでも聞いておいた方が良いと思いまして・・・」
>「とにかくダメっ!しかも今、リナ=インバースって・・・あの正体不明極悪非道の生命体のところに可愛いゼロスを行かせるなんて・・・!」
あはは〜v大事にしてますね〜v…それゆえにフィブリゾにかすのがこわいのか…

>「セイグラムって獣王の管轄だったね・・・?」
>フィブリゾの冷淡な声が響く。
>「アイツ・・・離反してガーヴに拾われたんだってぇ?」
>「・・・せいぐらむぅ?ワタシ、ソンナノシラナイヨゥ。」
>「・・・獣王様・・・?」
いい性格です。ゼラス様…

>「とぼけないでよ。誰の所為かなぁ?もちろん、上司である君の監督不行き届きだよねぇ?」
>――完全なる・・・沈黙が・・・
>「責任は取ってもらうよ。」
>
>「ごめんっ!ごめんねゼロス!私が馬鹿な部下を野放しにしてたばっかりに・・・っ!」
>その晩、獣王ゼラス=メタリオムの悲痛な叫びは、カタート山脈にこだまし、ゼロスが出かけていくその日まで鳴り止むことは無かったそうな・・・。
> めでた・・・・・・くないか。
あは☆とても楽しめるお話でしたっ!ではでは〜♪しゃばるんらんっ!