◆−「わかりやすい 反乱」第一章1−ねじばな (2002/11/20 20:54:49) No.23385
 ┗「わかりやすい 反乱」第一章2−ねじばな (2002/11/20 21:00:50) No.23386
  ┣お久しぶりです。−奈月るり (2002/11/21 16:46:17) No.23395
  ┣はじめまして!(初投稿)−氷月椋佳 (2002/11/21 18:15:30) No.23399
  ┗Re:レスするのは初めて・・・・−闇竜翔 (2002/11/21 19:42:22) No.23400


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23385「わかりやすい 反乱」第一章1ねじばな E-mail 2002/11/20 20:54:49


かなーりお久しぶりのねじばなです!
ごめんなさいっ!もう言い訳はしません!

というわけで、さっそくのっけたいと思います(はぁと)
でないとシルファに殺されちゃうし・・・(汗)

んじゃ、いってみよー!

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   「わかりやすい  反乱」第一幕〜混沌側〜

あらすじ
  歪みから生まれた濁族ら、反逆者を一気に片付け、危険な状態にあった光翼王(シルファ)の“人格(ココロ)“を守るため、光翼王に封印をかけた金色の魔王たち。
  しかし、封印の副作用(?)になる身体的危険を心配して、燐光の神王(ロード・オブ・フォーチュン)フェスルまでもが神魔世界第19区に降臨し、赤眼の魔王の配下として転生していた闇翼王(ゼロス)や、光翼王、その養子の陽緑司ゼラスなどの正体がばれ、シャブラニグドゥの記憶が戻った。彼は、燐光神官であったのだ。
  一方、隣の神魔世界第18区では、金色の魔王に対する反乱が起きていた。それを静めるため、混沌将軍こと聖翼王の二人、朱金王(カオスロード)リナと精霊王(シルフロード)ガウリイの指揮のもと、対策を練るなか、様子のおかしい光翼王。問い詰める一同を前に、光翼王は得物である“宵闇”を手放し、姿を消したのだった・・・・


 その日のうちに、隠していた身分を皆に知らせ、全ての世界に『光翼王を見かけたらすぐに報告、できれば身柄を確保せよ』と伝達が行った。
 もちろん、反逆者にはわからぬように、である。
 燐光神官ルビレイと陽緑司ゼラスは、第19区赤星の古代竜神殿にいた。朱金王リナの指示である。
 「一応、ツィーナルグルドにも言いはしたが・・・無理だろうな・・・」
 「シルファ母上は、無そのものだから・・・本気出したらすぐ隠れられるもんなぁ・・・。情報なんて、すぐに操作されちゃうし。」
 「・・・わかってないな、ゼラス。シルファ様は、おまえが思うより怖いお方だ。」
 「怖い?・・・確かに仕事のときは怖いけど。」
 「・・・そうじゃなくて・・・。おそらく、あの方はまだ一度も“本気”になったことはない。・・・書類とか仕事に関してはともかく(汗)。」
ルビレイは、フェスルとシルファに育てられている。
 「そんなことより!シルファ様を見つけないと!今のシルファ様は、お力もあまり出せないし、“宵闇”もないんですよ!」
古代竜一族長・黒翼王ヴァリルが叫ぶ。
 「はぁ・・・」
ルビレイはため息をつく。
(わかってない。シルファ様の本当の恐ろしさを。)
おそらく、金色の魔王、燐光の神王、さらには闇翼王ですらわかっていない。が――朱金王は薄々感づいているようだった。
 「皮肉なものだ。」
(想えば想うほど見失う。その点朱金王はさすがだな。)
冷静に、客観的に物事を見極めている。
 「それより、自分に与えられた役割をしっかり見極めることだ。少し頭を冷やしなさい。」
ルビレイの一声に、一同我に帰るのだった。
 

 黒翼王ヴァリルと白翼王シェフルは、ルビレイに不信感を抱いていた。
 あの燐光の神王の神官。それはいい。だが、何故今まで下級魔王として転生していたのだ?休暇にしては長過ぎる。
 “ツィーナルグルド”という直属軍を持っている。指揮官としては、少々あやしいような気がする。それなのに・・・何故、彼が責任者なのか。
 「ところで、シャブラニグドゥ様は、混沌の都に館はお持ちなんですか?」
ゼラスも、ヴァリルたちほどではないが、不信がっているらしかった。
 「ないよ。私が転生した後にできた都だからね。それに私は、たいてい一つ所にとどまらないのでね。」
 「それでよく神官が勤まりますね。」
シェフルがきつめに言う。
 「・・・フェスル様がそうなんだよ。私はついて回っていたし、私の仕事は特殊でね。あちこち行ったり来たりだよ。」
悲しげに笑う。
ルビレイは、皆が自分を受け入れてくれないのを自覚しているのだ。
 「仕事?」
ゼラスがさらに尋ねる。
 「――それについてはノーコメントだ。・・・やれやれ・・・私も人望を失ったな・・・」
その場の一同、ぎくり、とした。
 「今回の反乱、すぐには治まりませんね。」

            2へ続く

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23386「わかりやすい 反乱」第一章2ねじばな E-mail 2002/11/20 21:00:50
記事番号23385へのコメント

いきなり続き行っちゃいますね・・・

あ、かおさんごめんなさい。勝手にユニットちゃんを引っ張ってきました。
事後承諾でごめんなさいぃぃぃぃぃ!

*************************************

 「りなさん。第16区は古代竜たちが防衛しているので、今は大丈夫ですけど、様子がおかしいんです。」
 「おかしい?」
書記長アメリアとゼルガディスが調査報告に戻ってきた。
 「ああ。どうも奴ら、動きがおとなしい。」
 「・・・もしかして、他の区域に転移してるんじゃないか?直接移動なら、隣の区域にしかいけないが、転移なら・・・」
 「あのねガウリイ。中級魔王でも、そうそう簡単に他の次元に転移なんてできないのよ?混沌の都を通らない限りは行けないわ。」
 「・・・・・・だって、確か第17区って、神魔世界内専用転移装置なかったっけ?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・沈黙。
 『ガウリイ(さん)がそんなこと覚えてる!?』
 「あのな・・・(涙)」
三人とも驚く場所が違う。
 「はッ?!それどころじゃないわ!それって・・・下手するとほとんどの神魔世界に余波が広がってるってことじゃない!」
 「・・・すでに手遅れです。」
と、いきなり虚空から声がしたかと思うと、ミリーナとルークが現れた。
 神と魔のトップ二人である。
 「とりあえず、1から20区までにはほとんど飛び火してるぜ。21区から先へはなぜか行ってない。多分、管理区域が違うせいだな。」
 神魔世界は、20区ごとに管理区域・・・次元が違うのである。
 「でも、あれって神魔世界ならどこでもいけるはずよ?」
リナがそう言った刹那、ルビレイが現れる。
 「私の配下“ツィーナルグルド”のものが、装置の破壊を試みたんですよ。ただ、完全に破壊する前に、何者かによって工作員が滅ぼされましたが。」
ついさっき、ルビレイが受けた報告だった。
 「S!そーいや、フェスル直属の神官なんだって?」
 「はい。」
 “チェリー”の桜、紅葉、桃、百合、牡丹、青葉が滅んだことをルビレイは報告した。
 「生き残ったのは梅と木蓮、躑躅(つつじ)のみってこと?」
 「いえ。たぶん今ごろは全滅でしょうね。」
あっさり言うルビレイ。
 「ふぅん・・・全滅ね・・・。って・・・・全滅ぅ?!」
リナが一拍遅れて驚く。
 「相手が相手ですから。彼は容赦などしてくれませんからね。自分の邪魔になればたとえ誰であろうが、ね。」
ルビレイは悲しむ様子は一つも見せない。
 「そいつのことしってんのか?」
ガウリイがきく。
 「ええ。“銀光のナスィル”という方ですよ。忠告しておきますが、彼と戦おうなんて、自殺行為もいいところですよ。本人に会えば理由はわかるでしょうがね。」
 「・・・でしょうね。なんとなく・・・わかったわ。そいつの正体。」
リナが苦笑して言った。
 「さすがですね。ちなみに、正体を知っているのは、私とあなたとユニット様のみですから。」
 「・・・意外ね・・・」
他のものらは理解できていない。
 「それよりリナ。1から20区の全てが反乱したら厄介だから、何とかしたほうがいいんじゃない?」
赤の竜神ルナ=ヴァイス=スィーフィードが言う。
リナが、いつも通りで言いといったので、口調はいつも通りだ。
 「そうね。それと・・・全員に伝達。“ナスィル”には近づくな・・ってね。」
 「おいリナ。その“ナスィル”って何者なんだ?」
ゼルガディスが尋ねる。
 「・・・ごめん。言えないわ。ちょっと複雑な事情でね。S、後で詳しく教えてくれる?」
 「ええ。」
 「あ、そういえば、伝達で思い出したけど・・・シルファ様が行方不明って・・・」
ミリーナが心配そうに言う。
 「あー・・・それはまぁ、心配いらないわ。今のところ。」
 「何でだ?!もしかして、行方知ってんのか?!」
ルークが言うが、
 「知らない。だけどシルファは大丈夫。あんたたちはシルファの本性知らないだけよ。」
リナも、シルファに育てられたことがあるのだ。
ルビレイと同様の経験をしていたとておかしくはない。
 「シルファねーちゃん・・・怒ると本ッッッ気で怖いのよ・・・。仕事以外だと、特に。仕事のとき以上よ。あれは。」
顔を蒼くして言うリナに、同じく蒼白な顔でがくがく頷くルビレイ。
 『仕事のとき以上・・・って・・・(滝汗)』
皆、一度ならずとも仕事でキレたシルファを見たことがある。
 「L様もフェスル様もゼロス様も、ご存知ないがな・・・」
 「あの3人のうち1人でもいたら、かわりにキレるもんね。・・・と言うより、シルファ、あの3人がいるときって本気出さないわよね。」
 『・・・・・・・・・・(汗)』
皆が汗して固まっていると。
 「どういうことです?」
 「その話・・・」
 「詳しく聞かせてくれる?リナ。ルビレイ。」
うわさをすればなんとやら。
その3人が転移してきた。

 『えーっと・・・(汗)』
 「言って下さいますか?僕達の前で、シルファが本気を出さない・・・っていうのは、いったいどういうこのなのか(はぁと)」
コワイ笑みを浮かべた3人に、2人は汗する。
 「ほ、ほら、シルファがやるまでもなく、ゼロスかLが本気出して、すぐ終わらせちゃうじゃない?」
 「それだけですか?」
 「う゛・・・!するどいッ!」
今度はルビレイが答えた。
 「迷惑をかけないため・・・じゃないですか?シルファ様が少し手加減してですら、星一つは確実に消えるし・・・下手をすれば、2〜3区域・・・少し本気なら、混沌の海の半分の世界、確実に消し飛びますしねぇ・・・」
 「・・・完全に本気なら、混沌の海の存在という存在、消え去って位置からやり直しになるわよね・・・あ・・・あはははははは(汗)」
 「もちろんそのときはここにいる方々の人格も全て吹き飛びますね。あはははは(滝汗)」
汗しながらも、あっさり言ったつもりだったのだが・・・・
  どさどさどさ!
ほとんど全員気絶した。
 『あ、やっぱり?(滝汗)』
2人、その場に立ち尽くすのだった。

 「どーします?」
 「いや、どーするって。とりあえず、古代竜たちに命じて、他の区域での反乱できるだけ抑えてもらってるけど・・・」
 「反乱じゃなくて・・・ショックで気絶してる人たちのことを・・・」
 「・・・ほっとかない?」
 「・・・そですね。薄情ですけど、今までシルファ様の苦悩に気づけなかった方々ですもんね。」
冷たくルビレイは言い放つ。
 「それなりに考えてはいたんでしょうが・・・心というのは複雑で、理解するには些細なことでもよく考えなきゃいけないんですからね。」
 「目先にばかりとらわれて、奥が見えてなかったみたいよねー。」
 「ま、シルファ様は心理学のエキスパートですし・・・隠すのがうまい、というのもあるんですが・・・主観的に見すぎてたんですよ。」
自分の友人や主や親に、よくこんなに言えるもんである。
 だが、ルビレイはシルファに次ぐ心理学のプロ。リナは、まぁ、先天的な感覚がある。
 この2人、根本的なところが一緒なのだから。
 「とりあえず、反乱対策は情報!シルファ直伝の方法でがんばりましょう!お互いね。」
 「そうですね。”ツィーナルグルド”もフル活動させますよ。」
 「おいリナ。ルビレイ。オレを忘れるなよ。」
 「あ。ガウリイ。・・・そっか、自前のカンで気づいてたのね?」
 「おうっ!」
 『恐るべし野生のカンッ!』
この三人・・・とても気が合うらしい。当たり前と言えば当たり前なのだが・・・
 「あの、”ナスィル”の正体も、わかったぜ。」
 「んじゃ、やりますか。」
 「シルファ様の心のために。」
 「ついでに反乱もな。」
  くすっ
 『Never Never Give Up!』


                          第一幕〜混沌側〜:終


*************************************
ヴァイリア(以下ヴ):はい!とりあえずここまで!
ねじばな(以下ね):・・・部下Sがあまりにも活躍しすぎだよ・・・『反乱』は・・・
ヴ:あんたが作ったんだろ。あんたが。
ね:いやそーだけど・・・なんとなく、書いてったらこうなった・・・
ヴ:おーざっぱな奴・・・。しかも、なに?これ。部下S、偉いどころの騒ぎじゃないじゃない。
ね:・・・部下Sでなく、『ルビレイ』として認識したら、こうなったんだよ。まあ、L様の相手してたから
おかしくはないだろうし・・・
ヴ:いや、そうだけど。・・・あんた、期末テスト近いんじゃなかったっけ?
ね:ああっ!いきなり現実に引き戻さないでッ!
ヴ:そういうわけで、強制送還。
ね:んにゃあああああぁぁぁぁぁ・・・・・(声が遠ざかっていく)
ヴ:そういうわけで、今日はこの辺で(はぁと)皆さんさよーならー♪


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23395お久しぶりです。奈月るり E-mail URL2002/11/21 16:46:17
記事番号23386へのコメント

 こんにちは、ねじばな会長。
 反乱ですね。お待ちしておりましたぁ♪
 なんだかルビレイさんはかっこいいし(部下Sのときとのギャップが・・・)、リナさんとガウリイさんとも息があいそうで、ぐぅですね。あ〜、ルビレイさんかっこいいです〜♪
 これからの展開が、ますます気になります。
 それでは、生殺しになりながら続き、お待ちしております♪

 全然感想になってないなぁ、と思いつつ、短文をなにも書き直ししない今日この頃。
(↑長いし)


     【奈月るり】


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23399はじめまして!(初投稿)氷月椋佳 2002/11/21 18:15:30
記事番号23386へのコメント

はじめましてvねじばな様!氷月椋佳といーます♪
今まで「わかりやすい」シリーズ見ておきながら、なんのコメントなしににげてたやつ(partー0)です。まぁ、その話しはおいといて・・・・(でぃやっ)
わたしはこの話しでやっぱゼロシル♪ファンですねvvいつも【書き殴り】に来るとねじばな様の話を楽しく読んでますvvおぉ!あとそれと、「わかりやすい妹」
のほうも読みました♪沙良とシルファさん、ほんとーに姉妹みたいですvv
ではでは、変なコメントではありますが!これからも、がんばってくださいvv
余談;そんな私も期末テスト近いです・・・てーか受験生・・・・(現在中3です・・)

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23400Re:レスするのは初めて・・・・闇竜翔 E-mail 2002/11/21 19:42:22
記事番号23386へのコメント

闇:こんにちは、闇竜と申す者です。
  ねじばな会長のシリーズは全部読ませてもらってます。
  って言うかかなり楽しみに待ってます。
  ルビレイ・・・・かっこいいです!う〜ん、頑張ってほしいキャラの一人ですね。それからゼロス。もうちょっと恋人の事考えなければなりませんね〜
  毎回楽しみにしながら読ませていただいてます。
  って言うかこのシリーズおもしろすぎです。僕自身L様が好きな人の一人ですし、楽しい楽しい。もっともっと活躍させてあげてください。
ファ:済んだか?
闇:うわっ、どこから出てきた!っていうかこの場では出るなお前!
ファ:やかましい(ざしゅ)ふう、うるさい騒音の元はほっておいて、始めまして、この闇竜のオリジナルキャラのファクトです。
   設定としては、Lと同じくらいらしいですね。
   いつも闇竜が楽しみにしながら読んでいました。更新頑張ってください。応援します。
   それでは、どっかでこときれている馬鹿はほっておいて今回はここで失礼。
   さようなら〜