◆−YESorNO (前編)−渚 (2002/11/10 17:32:01) No.23229
 ┣Re:YESorNO (前編)−D・S・ハイドラント (2002/11/10 21:56:40) No.23243
 ┃┗Re:YESorNO (前編)−渚 (2002/11/10 22:57:35) No.23245
 ┗YESorNO (後編)−渚 (2002/11/11 18:22:28) No.23248
  ┣Re:YESorNO (後編)−D・S・ハイドラント (2002/11/11 22:10:19) No.23260
  ┃┗Re:YESorNO (後編)−渚 (2002/11/11 22:59:07) No.23263
  ┗まじめまして、渚さん。−奈月るり (2002/11/12 07:43:30) No.23268
   ┗Re:まじめまして、渚さん。−渚 (2002/11/12 16:53:22) No.23271


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23229YESorNO (前編)2002/11/10 17:32:01


ゼルリナ〜。短編にしようと思ったら失敗しましたー。
こんな私ですが、もしよければ読んで下さい。


「私、ゼルガディスさんが好きなんです」
「・・・・え・・・・?」
ザッ―――――――――
雨の音だけがむなしく響く。
それは夕食後、雨の中盗賊いじめは気が進まず、だからといって寝るのにも早い時間。
そのとき、アメリアが話があるとあたしの部屋に入ったときの、最初に発した言葉だった。

「それで・・・・あの、私どうしたらいいと思います?」
こういった感情を持つのは初めてなのだろうか。
頬を赤く染め、しどろもどろしている。
だけど、そういった仕草や表情も恋する女の子といった感じで
本当に可愛く、そして綺麗だった。

ずきんっ。

胸が痛む・・・・
あたしじゃ敵わない・・・・。そう思えた。

あたしもゼルが好き・・・・
だけど、アメリアみたいに誰かに相談やましてや本人に何も言えない、
ただの臆病者。
だから、いつも心の中で思うだけ・・・・。

「リナ?」
「ああっ、ごめん。
・・・・そうね、本当にゼルのことが好きなら、自分の気持ちを伝えるべきね」
この言葉・・・・前から自分自身に言いきかせてきた言葉・・・・。

あたしは本当にゼルのことが好き。なら言えばいいじゃない。
自分に問い、そして次にいつも思い浮かぶ言葉は・・・・
言えない・・・・。言ってしまって、もしギクシャクした関係になるのがいや。
今までどおりふざけて笑ったりできなくなるんなら、言わない方が言い。
それに、もしかしたら一緒に旅ができなくなるかもしれない・・・・・。
だから、あたしはゼルと一緒にいられるだけでいい・・・・。

「本当に、好きならですか・・・・」
「そう!」
「わかりました!
あたし、自分の正直な気持ちをゼルガディスさんに言ってきます!!」

ずきんっ。
また、胸が痛む・・・・。

「・・・・がんばってね」
「はい!もし、『NO』と言われても、私チャンスがあったら諦めません!!
自分の気持ちに突き進みます!!」

くすっ。
思わず顔がほころぶ。
突き進む・・・・ほんとアメリアに似合う表現ね・・・・。

「何笑ってるんですか?」
「別に・・・・」
「そうですか・・・・。では行ってきます!善は急げといいますから!!」

そう言ってアメリアは、部屋から出て行った。
あたしは、ベッドにうつぶせになるように寝転ぶ。
静か・・・・。
雨の音もしない・・・・いつの間にか止んでたんだ・・・・。
こんな静かなら、雨の音でもほしい・・・・な。
「ヒック・・・・」
そしてあたしは、声に出しながらなきはじめた。
ほんと、こんな情けない声聞いてるぐらいなら、雨の音でも聞いてるほうがいいわ。

この涙は・・・・・アメリアガゼルに告白して、OKもらったらって考えたら出てくる涙・・・・?
違う・・・・ただの自己嫌悪だ・・・・。
何もできない自分に対しての・・・・。
『好き』っていうたった一言。
たった一言なのに言えない・・・・。言ってしまって今の関係がつぶれるから・・・・。
えらそうなこと考えてる自分・・・・。
単に我侭なだけなのに・・・・。
言った後のことばかり考えて何もできない。
好きな人に気持ちを伝えられるだけで、本当に幸せなのに。
ゼルに、あたしの気持ち知ってもらえるだけで・・・・本当に幸せなのに・・・・・

「どうして早くきずかなかったのかなー?」
あれからどれだけ泣いたか、自分でもわからない。でも、涙はもう止まっていた。

こんこん。
「リナ?俺だ。入るぞ」
この声は・・・・。
「えっ!?あっちょと!!」
「何あわててるんだ・・・・・」
「べ、別にあわててない・・・・って何!?」
ゼルは、あたしの頬に手を当てる。
冷たくて、気持ちぃ・・・・。
「何で、泣いてたんだ・・・・?」
・・・・えっ?
「泣いてないわよ」
小さな声で反論するあたし。
「涙の後がくっきり残ってる・・・・目も赤く腫れている・・・・泣いていた証拠だろうが。
何だ?怖い夢でも見たのか?」
「・・・・なっ!?そんな事で泣かないわよ!!
それより!アメリアになんて言ったのよ!?」


はぎゃーー。自分でもよくわからなくなってきたよー!!
リナ、すっごく暗いし・・・・。後編どうなるんだろ・・・・。

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23243Re:YESorNO (前編)D・S・ハイドラント 2002/11/10 21:56:40
記事番号23229へのコメント

>「私、ゼルガディスさんが好きなんです」
>「・・・・え・・・・?」
・・・ええ・・・??

>あたしじゃ敵わない・・・・。そう思えた。
敵わない・・・って
>あたしは本当にゼルのことが好き。なら言えばいいじゃない。
こぉいうことでしたか

>あれからどれだけ泣いたか、自分でもわからない。でも、涙はもう止まっていた。
泣いたんですか

さて次回に期待です。

ちなみに言うべきか言わないべきか迷いましたけど
リクエストしたヴァルリナできてますよ(知ってたらすみません。)
まあつまらない駄文ですが・・・。

それでは〜

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23245Re:YESorNO (前編)2002/11/10 22:57:35
記事番号23243へのコメント

>>「私、ゼルガディスさんが好きなんです」
>>「・・・・え・・・・?」
>・・・ええ・・・??
>>あたしじゃ敵わない・・・・。そう思えた。
>敵わない・・・って
>>あたしは本当にゼルのことが好き。なら言えばいいじゃない。
>こぉいうことでしたか
はい。リナは、素直に口に出せないみたいですー。

>>あれからどれだけ泣いたか、自分でもわからない。でも、涙はもう止まっていた。
>泣いたんですか
>さて次回に期待です。
>ちなみに言うべきか言わないべきか迷いましたけど
>リクエストしたヴァルリナできてますよ(知ってたらすみません。)
>まあつまらない駄文ですが・・・。
おおっ!そうでしたか!ありがとうございます!!
では、早速読みます!!
>それでは〜

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23248YESorNO (後編)2002/11/11 18:22:28
記事番号23229へのコメント

  YESorNO 後編

「アメリアに?」
「そうよ!何か言われたでしょ!?」
「よく知ってるな」
「ゼルのところに行く前にあたしのとこに来たのよ。
で?どう答えたの・・・・・YES?NO・・・・?」
自分でもわからない・・・・。なぜ、こんな事を聞いているか・・・・。
単に知りたいという気持ちだけか・・・・。
アメリアのことが心配なのか・・・・。

「YESだな」
「そう・・・・」
良かったね、アメリア・・・・。でもごめん、勝手に涙が出てきちゃうの。
明日になったら、笑顔で『やったわね』とか言って、一緒に喜ぼうね。
だけど、今はそれができないや・・・・。
「おい!どうした!?」
何あわててんのよ。あんたのせいで泣いてるんじゃない。
できるだけゼルに顔を見せないように、下を向く。
こんな情けない顔見せたくない・・・・・。
「どうもしないわよ・・・・今は一人にしてよ・・・・」
お願いだから・・・・。
「泣いてるお前見て、一人になんかできるかよ」
・・・・・えっ?
きずいたら、あたしはゼルに抱きしめられていた。
「一人になると、よけい考えが暗くなる。
どうだ・・・・?これで少しは落ち着かないか・・・・」
「っいや!!」
あたしは、ゼルを払いのけた。
「・・・・なっ」
「優しくしないで!どうしてあたしに優しくするのよ!?
アメリアが好きならアメリアだけに優しくしててよ!
あたしなんかほっといてよ!!」
そうよ。こんなことされると、余計辛いだけ・・・・。
「・・・・はっ?俺がいつアメリアを好きだと言った?」
なに・・・・?
「え・・・・だって、さっきアメリアがゼルに告白しに行って、
ゼルはYESって言ったんでしょ?」
「告白・・・・?何のことだ。
確かにアメリアは部屋にきたが、そんな事一言も言ってないぞ」
えっ?何?どういうことなの!?
それじゃあ、アメリア何しにゼルのとこに行ったのよ?
「・・・・一体、何がYESなのよ?」
あたしがそう聞くとゼルの顔は、少し赤くなっていた。
「アメリアに・・・・『ゼルガディスさん!リナのことが好きですか?
本当に好きなら今すぐリナのところに行って下さい』って言われてな」
「・・・・じゃあ、YESって・・・・」
「お前のことが好きのYESだ」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・へっ?
今、何と・・・・・・・?
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい?」
「お前・・・・、人が真剣な話しをしているときに、
何そんなまぬけ面に、まぬけな声を出している」
いや、そんな怒らないでよ・・・・。
今、頭を整理してるんだから。

「ゼルガディスさんがリナのことを好きって言ってるのに、
何か言ったらどうなんですか?」
その声はドアの外から聞こえてきた。
声の本人、アメリアは姿を現し部屋に入ってきた。

「えっ?ちょっ、アメリア!どーゆー事なのよ!?」
「俺も聞きたいな。一体どんな訳があって、話を盗み聞きしていた?」
ゼル、怖い・・・・。いつにもまして・・・・。
「盗み聞きしていたわけじゃありません。
リナの部屋の前で、リナを待っていたら声が聞こえたんです。
つまり、事故です。でも、事故のせいにしては、正義の名がすたりますので」
もう十分、正義じゃないわよ。
「あやまります・・・・・すみません。偶然聞いてしまったんです」
本当に、偶然か怪しいところね・・・・。しかし今はそんな事より
「アメリア・・・・あんたあたしに嘘をついたわね。
あんたもゼルのことが好きって、さっき言ったじゃない!!
それで、自分の正直な気持ち言うんじゃなかったの!?」
「はい、言いましたよ。嘘じゃありません」
何よ、その顔。ニコニコしちゃって・・・・。あいつの真似でもしてるのかしら・・・・。
「私、ゼルガディスさんに、自分の本当の気持ち教えましたよ。
ゼルガディスさんのことが好きだから。
でも、リナさんもガウリイさんも好きです」
「は?」
「私、仲間として好きなんです。いつ、恋愛感情の好きっていいましたか?」
「はい?」
「つまり、アメリアはお前ら二人のために一肌脱いだんだよ」
っと言ってきたのはガウリイって!あんたも話し聞いてたの!?
「旦那、それじゃあ昨日俺に言ってきたのも・・・・」
昨日・・・・?
「さあな。俺、記憶力悪いから、よく覚えてないんでな。悪いな」
「さて、ガウリイさん!
どうやら私たちはお邪魔なようなので、もう部屋に戻りましょ!!」
「そうだな」

二人は部屋から出て行った・・・・。
一体・・・・これって・・・・。
「どうやら、あいつらに騙されたみたいだな」
「は、ははっ」
あたしが流した涙って・・・・。
「そういえば、さっき。はっきり言ったよな」
「何を?」
何いったけ、よく覚えてないな。
「アメリアも、俺のことが好きってな」
「ああ・・・・」
「その『も』の意味を教えてくれるか?」
ゼルは、笑みを浮かべながら話してくる。この顔は、からかってる・・・・。
「何よ。そんなのいちいち言わなくたってわかるじゃない!」
「わからんな。リナの口からはっきり聞かないと。
俺は、リナの事がすきかと聞かれたら、YESと答えた。
おまえはどうだ?」
「・・・・決まってるじゃない。YESよ」

その後、二人は静かに唇を交わした。

「ねえ、ガウリイや、アメリアに何言われたの?」
「いろいろとな」
ふーん。後で、聞いてみようかな・・・・。
後で・・・・。


「いいのか?アメリア」
あの後、私と、ガウリイさんは一階の酒場に来て、
少し飲んでいるところです。
「何がですか?」
「ゼルのことだよ」
「ガウリイさんこそ、リナのこといいんですか?」
てっきり、ガウリイさんもリナ事を・・・・と思ってましたけど。
「俺はずっと『自称』保護者だよ」
「そうなんですか。
私も、ゼルガディスさんのことは、皆さんと同じぐらい好きなんです、
だから、ご心配なく」
だから、あの二人には早く幸せになってほしかった。
でも、案外自分のことになると二人とも鈍かったみたいです。
私たちから見れば、すぐに二人の気持ちなんてわかったのに。
「その、皆には俺も入ってるんだよな・・・・」
「はい!もちろんです!!」
「そうだよな・・・・」
・・・・ガウリイさん?
「なあ、どうせ俺らあいつらの邪魔になるだけだし、
明日は別々に町の中行動するか」
「・・・・いいですよ!
誘ったのは、ガウリイさんですから、もちろん奢ってくれますよね!!」
「・・・・最近、リナに似てきたな・・・・」
「ガウリイさん?何か言いましたか?」
何か呟きていどで言ったみたいだけど、よく聞こえません。
「いや!何も言ってないぞ!!」

  


終わったー。最後微妙にガウアメ?
なんだか、自分でもよくわからん結末に・・・・。
ゼルに、ガウリイやアメリアが何を言ったかは、
何を話したか知りたいという希望があれば、一応やるつもりです・・・・・。
多分ないな・・・・。
はてさて、次は多分・・・・連載になるような・・・・。
では!次ぎあう日までさようなら!!

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23260Re:YESorNO (後編)D・S・ハイドラント 2002/11/11 22:10:19
記事番号23248へのコメント

>「YESだな」
そうですか

>「お前のことが好きのYESだ」
ほうそうなんですか。
良かったですね。

>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
>「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・へっ?
>今、何と・・・・・・・?
>「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい?」
ガウリイみたい

>「・・・・決まってるじゃない。YESよ」
ほうゼルリナ完成。

>はてさて、次は多分・・・・連載になるような・・・・。
連載ですかがんばってください。

それでは〜

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23263Re:YESorNO (後編)2002/11/11 22:59:07
記事番号23260へのコメント

>>「YESだな」
>そうですか
>>「お前のことが好きのYESだ」
>ほうそうなんですか。
>良かったですね。
良かったねリナ(はぁと)
リナ:う、うるさいわね!!(///)

>>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
>>「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
>>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・へっ?
>>今、何と・・・・・・・?
>>「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい?」
>ガウリイみたい
言われてみれば・・・・。

>>「・・・・決まってるじゃない。YESよ」
>ほうゼルリナ完成。
無事完成!良かった、良かった。

>>はてさて、次は多分・・・・連載になるような・・・・。
>連載ですかがんばってください。
>それでは〜
またあう日まで〜。

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23268まじめまして、渚さん。奈月るり E-mail URL2002/11/12 07:43:30
記事番号23248へのコメント


 こんにちは、渚さん。はじめまして〜。
 最近すっかり投稿ではなりを潜めて逃走中の奈月るりです。(←んなたいそうなもんでもない)
 『YESorNO』読みました。すっごくおもしろかったです♪
 私は最近ゼルリナにはまっているのですが、自分ではカップリングのあるお話は書けないし(←恋愛経験ゼロ)、でも、結構マイナーなカップリングでもあるので読める機会が少なくて・・・
 と、いうわけで(←どういうわけだよ)すっごく嬉しかったです!
 あ、次の小説は連載の予定だそうですね。
 楽しみにしています♪
 一度来たら次に来るまでの期間が長いので、ひょっとしたらレスしそこねることもあるかもしれませんが、来たら絶対にレスするのでよろしくお願いします!


     【奈月るり】

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23271Re:まじめまして、渚さん。2002/11/12 16:53:22
記事番号23268へのコメント

> こんにちは、渚さん。はじめまして〜。
はじめまして(^^)

> 最近すっかり投稿ではなりを潜めて逃走中の奈月るりです。(←んなたいそうなもんでもない)
> 『YESorNO』読みました。すっごくおもしろかったです♪
う、うれしいです!!

> 私は最近ゼルリナにはまっているのですが、自分ではカップリングのあるお話は書けないし(←恋愛経験ゼロ)、でも、結構マイナーなカップリングでもあるので読める機会が少なくて・・・
私も恋愛経験なんて乏しすぎますよ!!

> と、いうわけで(←どういうわけだよ)すっごく嬉しかったです!
> あ、次の小説は連載の予定だそうですね。
> 楽しみにしています♪
ありがとうございます!!

> 一度来たら次に来るまでの期間が長いので、ひょっとしたらレスしそこねることもあるかもしれませんが、来たら絶対にレスするのでよろしくお願いします!
こちらこそ、お願いします!!