◆−KV+   オリジナル小説−剋 (2002/11/7 01:50:37) No.23161
 ┣はぢめまして〜−D・S・ハイドラント (2002/11/7 12:04:12) No.23163
 ┃┗Re:はぢめまして〜−剋 (2002/11/12 23:53:30) No.23283
 ┣はじめまして。−宮川しげまさ (2002/11/11 23:48:44) No.23267
 ┃┗Re:はじめまして。−剋 (2002/11/12 23:58:34) No.23284
 ┗KV+   2-1−剋 (2002/11/12 23:49:15) No.23282


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23161KV+   オリジナル小説2002/11/7 01:50:37


 
      KV+


  Act1* 


 光が丘第一救急病院〜

 夜も更けいつもなら多くても一時間に一人の割合で運ばれてくる患者たち。でも今日は違っていた、一時間に一人どころか五分に一人の割合で次々と運ばれてきていたのだ。
 信じられないくらい多い急患に病院内はまさにパニクッていた。
 おまけに先ほどまで元気だったはずの看護婦が一人また一人と倒れていくので人手が患者10人に1,2人という考えられない少人数で手当を行っていた。
  

 看護婦が叫ぶ。

「先生!!どういう事なんですか?!!これじゃあ対処しきれません!!!!」

 彼女は半泣きだった。
 看護婦になって数年これでも数々の修羅場をくぐってきた。だがしかしこれほどの苦痛はなかった。先ほど同期で入ってきた仲間の看護婦がここにいるすべての患者と同じ症状で倒れた。いくら解熱剤を打ったって熱はいっこうに下がらないし、それどころか症状はさらに悪くなるのだ。それに自分でも解るのだ、だんだん自分も体がだるくなってきてどんどん腕や足が動かなくなっていくのが…。
 
「……う、うむ。」

 医者にだって解らなかった。ただはっきりしているのはこれが未知のウイルスか何かであること…それだけだった。医者も看護婦と同じくだんだん体が動かなくなっていくのがわかった。だがしかし手を休める暇はなかった。こうしているうちにもだんだんと患者は増えていた。

「バンッ!!」

 治療室の扉が開く。

「はぁっ!はぁっ!また患者さん運ばれて来ました!!お願いします!」
「第四治療室ならまだあいてるはずです!そっちへ運んでちょうだい!!」
「いえ!先ほど行きましたら第三ならまだあいていると言われてきたんです!!」
「…!!解りましたこちらに運んでください。そしてあなたも手当に当たってちょうだい!!」

 しかし明らかに彼女は顔が青白かった。

「はいっ…わかりまし…あ…。」

 次の瞬間彼女は患者をのせたタンカの上に倒れ込んでしまった。
 そしてやはり他の患者と同じく汗びっしょりで息が荒かった。そして同じように腕になにか腫瘍のようなモノができたのだ。

「またっ!!!?もう!!本当にどういう事なの!!」

 彼女はヒステリックな声を上げて倒れ込んだ看護婦の方へ向かう。

「大丈夫?!!」
「はぁっ、はぁっ…私のことはいいですから先にこの人を」
「わかったわ!!そこで横になっていて!いい動いちゃダメよ!!!」

 今この部屋にいる人数は16人。
 医者1人に看護婦1人患者が14人だった。


**********************************

プロローグと言うところでしょうか。初めまして!!剋と申します。
「KV+」これからどう発展していくのかどうぞ見てやってください!
では失礼します。

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23163はぢめまして〜D・S・ハイドラント 2002/11/7 12:04:12
記事番号23161へのコメント

> 夜も更けいつもなら多くても一時間に一人の割合で運ばれてくる患者たち。でも今日は違っていた、一時間に一人どころか五分に一人の割合で次々と運ばれてきていたのだ。
凄いですねえ。
何故でしょうか・・・。

> 医者にだって解らなかった。ただはっきりしているのはこれが未知のウイルスか何かであること…それだけだった。医者も看護婦と同じくだんだん体が動かなくなっていくのがわかった。だがしかし手を休める暇はなかった。こうしているうちにもだんだんと患者は増えていた。
未知のウイルス・・・ですか。

>プロローグと言うところでしょうか。初めまして!!剋と申します。
初めまして!!暇人なD・J・ハイドラントです。
よろしくお願い致します。
>「KV+」これからどう発展していくのかどうぞ見てやってください!
はい。
>では失礼します。
では〜

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23283Re:はぢめまして〜2002/11/12 23:53:30
記事番号23163へのコメント

>> 夜も更けいつもなら多くても一時間に一人の割合で運ばれてくる患者たち。でも今日は違っていた、一時間に一人どころか五分に一人の割合で次々と運ばれてきていたのだ。
>凄いですねえ。
>何故でしょうか・・・。

ホントですよねー。

>
>> 医者にだって解らなかった。ただはっきりしているのはこれが未知のウイルスか何かであること…それだけだった。医者も看護婦と同じくだんだん体が動かなくなっていくのがわかった。だがしかし手を休める暇はなかった。こうしているうちにもだんだんと患者は増えていた。
>未知のウイルス・・・ですか。

未知です。本当に未知です。ウイルスかどうかもわかんないくらい未知なんです〜!!!!(半壊
>

>>プロローグと言うところでしょうか。初めまして!!剋と申します。
>初めまして!!暇人なD・J・ハイドラントです。
>よろしくお願い致します。

よろしくですね〜!!

>>「KV+」これからどう発展していくのかどうぞ見てやってください!
>はい。

どうも!

>>では失礼します。
>では〜
>

では〜!!

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23267はじめまして。宮川しげまさ URL2002/11/11 23:48:44
記事番号23161へのコメント

剋さん、はじめまして。宮川しげまさです。

オリジナルというのに惹かれて読ませていただきました。
いやはや、ミステリーですね。
そのうち全員が倒れてしまって治療が出来なくなるのではと、
ハラハラしています。
しかも話の切り方が読者泣かせで!(笑
とても先が気になってます。
続き、期待してますね!

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23284Re:はじめまして。2002/11/12 23:58:34
記事番号23267へのコメント

>剋さん、はじめまして。宮川しげまさです。

初めまして〜!!剋です!

>オリジナルというのに惹かれて読ませていただきました。
>いやはや、ミステリーですね。

書いている本人がおちゃらけておるのでミステリーになるかどうか……。(沈

>そのうち全員が倒れてしまって治療が出来なくなるのではと、
>ハラハラしています。
>しかも話の切り方が読者泣かせで!(笑

すみません。もうあの時点で力尽きてしまって(泣

>とても先が気になってます。
>続き、期待してますね

書くのが本当に遅いのでいつ完結するかわかりませんがよろしくお願いしますね!!では〜

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23282KV+   2-12002/11/12 23:49:15
記事番号23161へのコメント



   KV+



 Act2*:Part1


「コータ!!パス!!」
「はいよ!!」

 少年の手から速いスピードで少女にパスが出された。
 オレンジ色のバスケットボールが少女の手に渡ると彼女は迷わずリングの方に向かう。途中彼女の倍はありそうな少年に阻まれたがすかさず近くにいた仲間の金髪の青年にパスし、そのボールは先ほど少女ににパスした少年に渡された。

「いけ!!コータ!!!」

 彼はその声援にこたえるようにそのボールをリングにたたきいれた。

「よっしゃぁぁっ!!」

 コータと呼ばれる少年はガッツポーズをとって飛び上がった。そしてこれ以上ないような明るい笑顔をした。

「ナイッシュ!!よくやったぁvv」

 少女がかけよってきて少年に抱きついた。そして自分より少し身長の大きい彼の頭をぐしゃぐしゃとなでまわした。

 そのとき審判をしていた少年が叫んだ。

「試合終了!!25対19でコータチームの勝ち!!」
「やったぁvv勝ったぁ!!リョーちゃんたちのチームに勝ったのって初めてだよねぇ?!」
「やったな!」

 金髪の青年も自分の持ち場から離れてこちらへ近づいてきた。三人は気の合う仲間だった。
 三人は近所の公園内にある片面だけのバスケット広場でなじみの友達とこうしてミニゲームをするのが日課だった。そして今日も例外ではなく三人でこの広場に来てゲームをしていた。

 少し茶色がかった短めの髪形をしている少年、コータ。
 本名は日野咲 浩太、中学二年生。元気がとりえだ。

 背が高くあれだけ動いたのにもかかわらず呼吸を乱さない
 髪は長く、金の染めている青年、彼の名前は坂北 智、十九歳の大学生だ。おまけに美男子だった。

 最後に肩より少し下くらいのボブカットの少女。並よりかなり上の容姿でチャームポイントは明るさって所だろうか…。
 大澤 莉菜。コータと同じ中学二年生だ。

「莉菜、コータ、そろそろ時間だぞ?帰んなきゃ。」
 
 智が時計を見ながら二人に言った。

「うそっ!!もうそんな時間なん??」
「まだ2試合しかしてないのに!!」

 智は少し笑って言った。

「じゃぁ、もう一試合しておばさんたちにしばかれる?」
「……帰るか。」
「うん。」

 彼女らの母親は怒ると鬼より怖かった。
 智は二人の母親に頼まれて家庭教師をやっている近所のお兄さんだった。金髪で一見チャライ男に見えるがこれでも県内でTOPレベルの国公立の大学の生徒だった。
 莉菜もコータも親が共働きなためいくらはやくとも午後6時までは母親は帰ってこない。実は午後4時から午後6時までは家教なのだが三人はその時間を使ってバスケを楽しんでいた。


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 ということで遅くなりましたが2話目。しかもパート1です。
 ていうかただ時間がないだけなんですけどね・・・・。(パート1って…
 ではできるだけ早く続きを書きたいと思いますのでよろしくお願いします。