◆−そのままの君で・・・・−渚 (2002/10/30 17:05:53) No.23028
 ┗そのままの君で・・・・ その後−渚 (2002/11/2 14:54:53) No.23085


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23028そのままの君で・・・・E-mail 2002/10/30 17:05:53


これは、なんとなく思いついたんですが、暇だったら読んでみて下さい。
「リナの好きな人」も、もしよかったら読んで下さい。


「リナさん、好きです」

そのとき、ひとすじの風が吹いた。

「・・・・はっ!?」

あたしは、一瞬思考が停止した。
急に何を言い出すんだ!?こいつは!!
せっかくのあたしの安らかな午後・・・・天気もよく、木が影になっているここでお昼ね(はぁと)をしようと思ってたのに・・・・
こいつはそれを潰すきか!?

「ゼロス、冗談なら後で言って!あたしは昼寝をしたいの!!」
「僕は本気です」
・・・・えっ!? あたしは自分でも分かるぐらい赤面した。

「ちょっ、なによいきなり・・・・。大体あたしとゼロスじゃ・・・・」
「リナさんは人間、僕は魔族。それは考えないで、リナさんの気持ちを教えて下さい」
・・・・本当に本気・・・・?
「あたしの気持ち・・・・ね。ゼロス!!」
「はいっ!?」
よし。いい返事だ。
「そのニコニコ目!いっつも何かたくらんでそーで、気に入らないわ!!
中間管理職で、パシリ魔族だし!!肝心な時はいないし!
こっちが知りたい情報は『秘密です』とか言いながらはぐらかす!!そのときのポーズはなんか女みたいよ!?
女みたいといえば、そのおかっぱ!!それになによそのカバン!
なにが入ってんのよ!?ただのファッションナわけ!?
そんなあんたじゃ、あたしは好きにはなれないわね!!」
あたしは早口で一気に言った。
最後の方は、自分でもなに言ったか分かんないや。

「それでは、今言ったことを全部なおせば、いいんですね」
なおせるの?中間管理職・・・・。
「だめよ、ゼロスがゼロスでなくなるもの」
「はぁ・・・・?では、どのような男性が好みですか?」
「そうね・・・・。美形で、あたしの言うことなんでも叶えてくれる金持ち。城とかも持ってるといいわね(はぁと)」
白馬の王子様・・・・というのもあったが、そんなの遠い昔の話ね。
あたしは、ふっと遠くを見つめる。

「僕がそうなれば、リナさんも僕のこと思ってくれるんですね?」
「それもだめ、ゼロスがゼロスじゃなくなっちゃう」
あたしの答えに、ゼロスは困った顔で
「あの・・・・リナさん、僕はどうしたらいいんですか?」
「だーかーらー」
あたしはゼロスに指をさし
「あたしの意見なんか聞かないで、
そのままのあんたであたしを好きにならして見なさい!分かった?ゼロス」
「・・・・はい!」
ざっ
今度は、温かい風が吹いた感じがした・・・・。
それを感じたのはゼロスも一緒だと思う・・・・。

意味がわかんないや・・・・これ。変なんだけど、どうなおせばわかんない。
まだまだ未熟なあたし・・・・。皆さんのようなすばらしい作品ができるのはいつだろう・・・・。
ちなみに「リナの好きな人」は、新しいツリーにします。


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23085そのままの君で・・・・ その後E-mail 2002/11/2 14:54:53
記事番号23028へのコメント

一つだけで寂しかったので、おまけです。

「おばちゃーん!Aランチ二人前追加ねー!」
あたしたち(ガウリイ、ゼル、アメリア)は今、朝食を食べているところである。
そして、そこに決まって現れるのは

「リーナさん(はぁと)おはようございます」
「はいはい、おはよ」
「このごろよく来ますね、ゼロスさん」
「本当(うっとうしいほどね)」
「当たり前です!リナさんとの恋が実るまで、毎日きますよ!!」
そんなこと大声で言わなくても・・・・。
「実ったら、もうこないのか?」
「いいえ!ずっとリナさんのそばにいます」
おいおい。
「ふっ、リナも厄介なものにほられちまったもんだな」
ゼル・・・・、あんた絶対面白がってんでしょ・・・・。
「ご馳走様でした。では、ゼルガデイスさん、ガウリイさん。
お邪魔しちゃわるいので、もう行きましょう」
「そうだな」
「そうするか」
何が邪魔しちゃよ。面白がってるだけでしょ、あんたたち。


「ゼロス、こないわね」
次の日の朝。いつもどうりゼロスが来ると思ったら、こない・・・・。
っていうかもう昼!どうしたんだろ・・・・。
あれ?なに考えてんだろあたし!そんなのどうでもいいじゃない!!
「気になるんですか?」
アメりアなによその顔。何かたくらんでそうで、ニヤニヤしてるわよ。
「べっ別に、気になるわけないじゃない!」
「はぎれが悪いぞリナ」
悪かったわね、ゼル。
「我慢は体に悪いぞ?」
我慢て何よ!ガウリイ。あんたに何がわかんのよ!頭の中にはゼリーが入ってるくせに!!
「町見学してくるっ!!」
そういってあたしは、一人で宿を出た。
あーもーなんなのよ!?むしゃくしゃするー。

「リナも自分の気持ちに素直になればいいのに」


「はあー」
あたしは大きなため息一つ。
外はもう真っ暗、服もパジャマ姿でベッドに座っている。
結局こなかったな・・・・ゼロス。
もう、寝ようかな・・・・。
「そうよ!何であたしがあんな奴待たなくちゃなんないのよ!?
明日も早いんだし、さっさと寝ちゃお!!」
あたしはそう言うと布団をかぶる。

何よ、毎日来るって言ったじゃない・・・・。

「・・・・ゼロス」
「はい」
・・・・へっ?この声は。

「ゼロスッ!?」
「リナさーん!やっと僕を呼んでくれたんですね!?寂しかったんですよ!!」
ってどさぐさにまぎれて抱きつくなー!!
「どーいういみよ?」
ゼロス結構腕強いわね。腕から抜け出せない・・・・・。顔だけ上げて話すか・・・・。
「ゼラス様が、たまには押すんじゃなくて、引いてみなさいって言われたんです。そして、リナさんが僕を呼ぶまで出て行けなかったんですよー」
ゼラスが・・・・?
「ゼラスが何でそんなこと言うのよ」
「あっ、ゼラス様は、僕たちのこと認めてくれてるんです(はぁと)」
「あっ、そう。それより、早く放してよ」

ぎゅっ
なっ。何で余計力はいってんのよ!?
「いやです」
「ゼロス!?」
「どうして、リナさんは僕を呼んでくれたんですか?」
「そりゃぁ・・・・」
「それは・・・・?」
あーもーわざわざそんなこと聞くな!!

「・・・・らよ」
「リナさんすみません。もう一度言って下さい」
「・・・・ったからよ」
「あの、よく聞こえませんが・・・・」
・・・・・・・・・・・・・。

「会いたかったからって言ってんでしょ!?」
「嬉しいです」
そういって、ゼロスはもう一度抱きしめた。
それは、心地好く、あたたかった・・・・。


はー、よかった、よかった。ゼロスの思いがリナにとどきましたね。
あっ、ちなみに、ガウリイたちはゼロスのこと認めてます。リナを幸せにしてくれるんならいっかな、て感じで・・・・。
これも話はあるんですが、どうもまとめる自信がなくて・・・・。