◆−リナ&キャナさんに捧ぐ小話ッ(ルクミリ目指しました)−恵宝 (2002/10/6 23:43:37) No.22495
 ┗うきゃぁぁぁぁぁ〜〜〜〜!!!!!(←激しく暴走中)−リナ&キャナ (2002/10/7 17:20:26) No.22505
  ┗ありがとうございますっ♪♪−恵宝 (2002/10/7 21:09:03) No.22531


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22495リナ&キャナさんに捧ぐ小話ッ(ルクミリ目指しました)恵宝 2002/10/6 23:43:37


こんにちは〜〜。
これは、タイトルに記述している通り、リナ&キャナさんに、お礼の品としてお送りするお話です。

・・・・・・・・・・・・・・・リナ&キャナさん、すいません・・・・・
遅くなりました・・・・・・・。しかも・・・・・・(汗)
ちなみにこれ・・・・・・・・・・返品可、ですので・・・・・・・・・。
それでは・・・・エル様に見つかる前に、さくさくっといきますっ!
実は番外編だったりするお話しです(をい!)





邂逅





あの日。
彼女に初めて会った時、世の中には、本当に、こんな綺麗な女性もいるのだ、と思った……。




銀髪の女性が、忙しそうに仕事をこなしていた。その時。
ぱさり、と落ちた写真を拾い――ふと、懐かしそうに、微笑んだ。
「そう……あの時、だったわね……」





あの日。
ミリーナは、大学から帰る、途中に少し寄り道をしていた。
雨がしとしとと降る、土曜日の午後。
普段は人であふれかえる大通りも、雨の所為か、まばらな人通り。
ミリーナは、そんな雨の日に街の中を歩くのが、好きだった。

彼女にとっては、よくある日々のワンシーンだった。
あの出来事に、行き会わなければ。


ミリーナは、少し歩きつかれて、ふと、目に止まったカフェに入った。
少しだけ、淡い照明の店内は、どこかノスタルジックで、不思議な気分になる店だった。
その店に入った途端、今まで以上の不思議な安堵感を感じる事が出来た。
昼食を食べていなかったが、時間的には遅めだったので、サンドイッチと紅茶、という軽食を注文した。

しばらく店内でのんびりとした時を過ごし、そろそろ店を出ようか、と思った時の事だった。

突然、強盗が押し入ってきたのは。


がしゃん、と音を立てて、いくつかの皿とグラスが割れた。
三人ほどの、覆面をかぶった男達が店内に押し入ってくる。
店員や、客が悲鳴をあげた。

ミリーナは、その全てを、まるで、人事のように呆然と見ていた。



ミリーナは、小さく溜め息をついた。
どの客とも違う反応に、驚いたのは、強盗たちだけではなかった。
強盗に反撃する機会をうかがっていた、店員の一人も、である。
店員は、驚いて、その銀髪の名も知らない女性を凝視していた。


「なんだてめえ!!」
バカにされた、と思ったのか、強盗の一人が、怒鳴り声を上げた。
その言葉にも、ミリーナは動じない。
「すこし、疲れるなあ、と思ったから溜め息をついただけ。
…………なにか、文句でもあります?」
ミリーナのその言葉に、かっとなる強盗。
ミリーナに、銃をむける。
「おい!何してるんだ」
「うるせえ!!!!」
仲間の静止も無視をする。男は、完全に頭に血がのぼっていた。

ところが、ミリーナは動じていなかった。
いや、むしろ、頭に血ののぼった男の隙をついて、攻撃を仕掛けたのだ!


それからは、あっという間だった。
ミリーナが男の一人を伸すと同時に、店員の男性が他の二人の隙をついて倒していた。
すぐに警察が駆けつけ、男三人は連行されていった。
その警察の中には、金髪の女性がいた。
ミリーナは、こっそりと囁かれた一言が、何度も頭の中で反芻していた。


ふう、とミリーナは小さく息をつき、店の外へ出よう歩いていく。
「……傘、ダメになっちゃったか……」
先ほどの一騒動で、傘は骨が折れて、破れてしまっていた。
これでは、差してもあまり意味が無い。
小さく溜め息をついて、ミリーナは空を見上げる。
霧雨とはいえ、まだ、上がる気配は無かった。


店員は、ふと入り口を見る。
雨の街路を背景に佇む先ほどの女性は、どことなく儚げな雰囲気だった。
先ほどの、好戦的な行動は全く想像がつかないほどの。

その光景に、目を奪われる。

きれいだ、と思った。
いままで見た、何よりも。
ただ、純粋に。

「すまねえ、ちょっとだけ」
そう言って、店員は、店の奥に消えた。
その行動を、店長は、笑ってみていた。


「おい・・・・・・あの」
突然、後ろからかかった声に、ミリーナは振り返る。
そこにいたのは、先ほどの店の店員。
「なにか?」
「傘・・・壊れてるみてえだから・・・・・・・これ」
そう言って、黒の布地の折り畳み傘を差し出す。
「これ、あなたの?」
「ああ」
問い返されて、小さく頷く。
「じゃあダメよ。
あなたが帰るときに困るでしょ」
そう言って、ミリーナはやんわりと断った。だが、
「あんたも、雨に濡れて、風邪でも引いたら困るだろ。オレは、店に一応、予備の傘がある」
そう言って、店員は食い下がった。
「そう? それなら、使わせてもらうわ」
そう言って、意外とすんなりと受け取る。
少し間をおいて、ミリーナは呟くように言った。
「・・・ありがとう。今度、返しに来るから。
あなた、名前は?」
え、と店員は小さく声を出した。
「名前も知らない相手から物は借りない事にしているのよ」
そう言って、ミリーナは笑った。
それは、ルークが初めて見た、ミリーナの笑顔だった。
「・・・・・ルーク、だ」
ぽつりと、店員は、ミリーナの笑いにつられるようにして名乗った。

それが、二人の出会いだった。



その後。ミリーナは、無事に大学卒業後の就職先が決まった。
それは、あの事件の時に偶然会った金髪女性、エルの秘書。

今では、その仕事場に、まるでおまけか何かのように、ルークがいる。



                                       えんど♪


恵宝:・・・・・・・・・・・遅くなりました、リナ&キャナさん・・・・
エル様:これのどこが、ルクミリなの?
恵宝:出会いが書きたくなったんですっ!!!二人のっ!
本当はもっとどたばたするものにするつもりだったんですが・・・・・・・・
エル様:外の雨に感化されて、作中でも霧雨を降らせた、と?
恵宝:はい・・・・・・・・・・・。
エル様:ま、あたしを活躍させなかった、って事で♪
恵宝:出てたじゃないですかぁぁああああっっ!!!
エル様:あれだけなんて許さない♪ えいっ
恵宝:――――――――――――っっっっっ!!!!(声にもならぬ悲鳴)

(――――――――――――――――――これにて、幕)

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22505うきゃぁぁぁぁぁ〜〜〜〜!!!!!(←激しく暴走中)リナ&キャナ 2002/10/7 17:20:26
記事番号22495へのコメント

おひさしぶりです〜〜
やっとパソ復活しました〜〜


読みまくれ1を開いて、一番目に付くところにこのタイトルを見つけた瞬間に、
『だぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!???????』
と大声を上げ、近くにいた弟に白い眼で見られました・・・

ごめんなさい。


本当にありがとうございます。あたしの本気で個人的なリクエストに答えていただいて・・・
しかも、最近スレイヤーズエンジェル読み逃げだし・・・(自覚があるならやめれ)

ルクミリの出会いの話ですか・・・
原作だと、どう考えてもダークな話にしかならないので、こういうほのぼのとした(・・・ミリーナ強盗と戦ってるぞ)話好きです〜

しかし・・・
>その後。ミリーナは、無事に大学卒業後の就職先が決まった。
>それは、あの事件の時に偶然会った金髪女性、エルの秘書。
>
>今では、その仕事場に、まるでおまけか何かのように、ルークがいる。
結局おまけですか。

では、短いレスですが、この辺で失礼させていただきます。

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22531ありがとうございますっ♪♪恵宝 2002/10/7 21:09:03
記事番号22505へのコメント

リナ&キャナさんは No.22505「うきゃぁぁぁぁぁ〜〜〜〜!!!!!(←激しく暴走中)」で書きました。
>
>おひさしぶりです〜〜
>やっとパソ復活しました〜〜
>
お久し振りです〜っ
パソ復活、おめでとう(?)です〜♪
>
>読みまくれ1を開いて、一番目に付くところにこのタイトルを見つけた瞬間に、
>『だぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!???????』
>と大声を上げ、近くにいた弟に白い眼で見られました・・・
>
>ごめんなさい。

あ、丁度いいタイミングでしたね♪
それならば。
遅かったかなあ、って思ってましたから。
>
>
>本当にありがとうございます。あたしの本気で個人的なリクエストに答えていただいて・・・
>しかも、最近スレイヤーズエンジェル読み逃げだし・・・(自覚があるならやめれ)
>
>ルクミリの出会いの話ですか・・・
>原作だと、どう考えてもダークな話にしかならないので、こういうほのぼのとした(・・・ミリーナ強盗と戦ってるぞ)話好きです〜

気がついたらほのぼのと化していました。(・・だから、戦ってるのに!?)
>
>しかし・・・
>>その後。ミリーナは、無事に大学卒業後の就職先が決まった。
>>それは、あの事件の時に偶然会った金髪女性、エルの秘書。
>>
>>今では、その仕事場に、まるでおまけか何かのように、ルークがいる。
>結局おまけですか。

はい、この話ではおまけから格上げする予定は無いので・・・・
それに、これは書いていませんが、一応、回想している時の時間枠も、7話あたりの話ですし・・・・。
>
>では、短いレスですが、この辺で失礼させていただきます。

いえいえ、ありがとうでしたっ♪