-再掲示  聖者の行進 前編-一姫 都(3/22-17:47)No.1873
 ┣聖者の行進  中-一姫 都(3/22-17:49)No.1874
 ┣聖者の行進 後編-一姫 都(3/22-17:55)No.1875
 ┃┣Re:聖者の行進 -さぼてん(3/23-07:29)No.1885
 ┃┃┗Re:聖者の行進 -一姫 都(3/25-22:14)No.1910
 ┃┣Re:聖者の行進 後編-松原ぼたん(3/23-16:06)No.1892
 ┃┃┗Re:いつもありがとうですっっ 松原ぼたん様っ-一姫 都(3/25-22:17)No.1911
 ┃┗Re:聖者の行進 後編-ゆっきー(3/25-09:14)No.1904
 ┃ ┗Re:感動したようっっ おねーしゃまっっ-一姫 都(3/25-22:19)No.1912
 ┗サクラ・サクラ-一姫 都(3/28-23:31)No.1945
  ┣Re:サクラ・サクラ-松原ぼたん(3/29-00:03)No.1951
  ┃┗またまた一番乗りっっ 松原ぼたんしゃんっ-一姫 都(3/29-22:43)No.1963
  ┣Re:サクラ・サクラ-御茶らちゃ(3/30-09:44)No.1968
  ┃┗御茶らちゃ様っっ-一姫 都(3/30-21:49)No.1976
  ┗Re:サクラ・サクラ-さぼてん(3/31-15:45)No.1979
   ┗さぼてんちゃん、ありがとうでしゅーっっ-一姫 都(3/31-23:33)No.1990


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1873再掲示  聖者の行進 前編一姫 都 3/22-17:47

 前編   笑顔

あの人の為にここにあるもの
私はあの人の為に、ここに在るモノ


暗く、深い闇の中に二人は居た。
我が主は、仕事を終え戻ってきたばかりだった。
このごろ、主はよく笑うようになった。
もともと主は良く笑うヒトであったが、今までの笑みとは、何かが違う。
暖かい……のだ、
その笑いは。
その事を、私はうれしく思う。とても、とても。
今までの主の笑みには、どこか偽りがあった。
目を細め、口元を上げ…それだけの顔だった。
「ゼロス様、今日は何のお話して下さるのですか? 」
「ああ…そうですね。」
ゼロス様は毎日、私にお話をしてくれる。
もっとも、私が頼み込んで、やってもらっていることなのだが。
私は、この時間が大好きだった。
ゼロス様と私の二人だけの時間。至福の時。
それを思うだけで心が弾み、笑みがこぼれる。
「昨日は、なんの話をしたんですっけ?」
「えっと…、ゼラス様のお話ですっっ」
「ああ、そうでしたね」
ゼラス様……
ゼロス様を作られた方で、とってもおきれいな方。
わたしも、2・3度あったことがあるけれど、とっても優しいお方だったっけ。
そしてたぶん、ゼロス様と一番親しい方…。
でも…しょうがないよね。
ゼロス様を作った方、いわばお母さんなんだもの。
私なんて、低級魔族は本来なら、会うことも出来ない方だし。
セロス様は、少し悩んでから口を開いた。
「そうですねぇ…では、人間の話でもしましょうか」
「人間…ですか」
「はい。」
珍しいな…
私はそう、思った。
ゼロス様が人間なんかのお話なさるなんて…。
「ゼロス様が覚えてらっしゃるなんて…
よっぽどすごい人間なんですね。その人」
なぜならゼロス様が、人間の名前を覚えていたことなんて、ほとんどないからだ。
それに、私達魔族にとって人間とは、負の感情を食べるための道具だと教わった。
だから、人間の名なんて物は、いちいち覚える必要がないのだ。
「すごい…といえばすごいですね。
僕が、人間で唯一尊敬している方ですよ」
「…尊敬、ゼロス様…が?」
「ええ」
…はっきりいって驚いた。
ゼロス様が尊敬なさってるのって、高位魔族の方々だけかと思っていたのに。
ともあれ、ゼロス様が尊敬する程の人間っていうのは、よっぽど凄い方なのだろ
う。
「どんな…人なんですか?」
「どんな…そうですねぇ……」
顎に指をあて、考えるゼロス様。
「ああ、そうだ。
とにかく、人並みはずれた魔力と頭脳を持ち、その華奢な身体からは想像もつかな
いような
莫大な量の食事をとり、趣味は盗賊いじめ、ドラゴンをもまたいで通るということ
から
どらまただのの、レッテルを貼られ、魔族はもちろん人間にも恐れられるとい
う…」
「…すとぉっぷ。ゼロス様」
「なんですか?」
「…今の話を聴いている限りでは、尊敬出来る方とはとても思え無いんですけ
ど…」
「あ、たしかにそうですね」
言って、笑うゼロス様。
…えっとぉ…わ…わらわれても、困るものがあるんですけど。
「でもまあ、本当に凄い人なんですよ」
「はあ…」
 ゼロス様の言葉に、納得のいかないっといった顔をする私。
「…あんな人間、他には絶対いません」
そういったゼロス様の瞳は、どこか遠くを見ているようだった。
そして、また口を動かし始める。
「とにかく、めちゃくちゃでした。
僕が魔族と解っていても、決して恐れす、平気で対抗してくる。
普通信じられます?
魔族に人間が対抗してくるんですよ?」
「…凄いですねぇ…その人」
普通の人間だったら、魔族がそばにいるだけで 殺される という恐怖にかられ、
何もできなくなる。
「そうですね…それに…」
言って、口を紡ぐゼロス様。
「それに……?」
  少しの沈黙。
「それに…」
先に沈黙を破ったのは、ゼロス様だった。
「殺したくない…と思ったのは、
生まれてから、あの人だけでしたね」
その言葉に、私は胸を突かれる。
…コロシタクナイト、オモッタ
ゼロス様が?
…ウマレテカラ、アノヒトダケデシテネ
誰を?
…アノヒトダケ…
人間を!?
くすくすくすくすくす…
ふいに、ゼロス様が笑い声を漏らす。
「…おかしいですね。」
そういったゼロス様のお顔が、酷くつらそうで、私は首を大きく横に振る。
「そんなこと…ないですっっ」
「いえ、いいんですよ。
自分でも解ってますから。
…でも、それでも、会えるものならば会いたいですね。
もう一度…リナさんに」
…リナさん?
その名前は、昔どこかで聴いたことがあった。
…ああ、そうだ。
昔、ゼロス様の部下になる前に、ゼラス様の元にいたとき…
そんな名前で呼ばれたことがあったような…?
「さてと…」
言って、椅子から立ち上がるゼロス様。
「今日はこの辺で終わりにしましょう。
それから、さっきの話は忘れて下さい。」
「…はい」
頷き、私はゼロス様の部屋をあとにする。

部屋に戻った私の頭の中では、同じ言葉が繰り返されていた。
さっきの話は忘れて下さい。
ゼロス様はそう言ったけれど、やっぱり気になる。
どうしても頭から離れない。
さっきの話しを聞いたとき、胸の中で何かが引っかかった。
リナ…
ゼロス様が唯一、尊敬している人間。
ゼロス様が唯一、…殺したくないと思った人間。
どんな人なんだろうか…。
キーーーーン
っ……
耳のそばで、何かがこすれ会うような音がし、頭が割れそうになる。
ああ、まただ。
するとしばらくして、ひとつの映像が頭の中に無理矢理割り込んでくる。
暗い、暗いどこかの場所に私がいる…
いつもきまって、その映像が映し出される。
…これは、何?
…私の記憶?
そう思った瞬間に、頭の中の映像はかき消される。
耳鳴りもおさまり、頭痛も直る。
…何なのだろう、今のは……。
ここ数日、頻繁に起こる現象なのだが、理由はさっぱり解らない。
だけど…あの中にいる少女は確かに私だわ。
…あの方なら、原因を教えて下さるかしら…。
それに、今気にかかっていることも、すべてを…。
そして、私は静かに部屋を出る。
外に出て、ゼラス様の部屋へと進みゆく。
ゼロス様が言っていた
リナという、人間を一目見るために……。
なぜだか、そうしなければいけない気がしたから…。
すべてのことを、教えてもらうためにも…。
               
                   To be Continued…

次回予告
 はたして、ゼロスをゼロス様と呼ぶ、この少女の正体は!?
 その少女が、ゼラスの元で視た真実とは!?
すべては、次で明らかに…

 なる、かな…?
 あ゛ああああっっっっ
 うそうそうそ(汗)。
明らかにしますです。はい(笑)。
…無理かもしんないけど。
 でも…ハッピーエンドには、ならないかもしんなひ……。
う゛―ん…。困った困った…(汗)



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1874聖者の行進  中一姫 都 3/22-17:49
記事番号1873へのコメント
中編  涙

今、ふと思ったけれど…私って、ゼロス様の笑顔しか見たことがないわ…。
私の前のゼロス様は、いつも笑っていらっしゃる…。
たぶん、つらいときでも…。
そういえば…魔族の方々も涙って、流すことあるのかしら。
どなたの泣いているところも見たことがないって事は、泣かない仕組みになっているのか
しら。
悲しいときも、涙を流さないのかしら…?
あたしだったら、耐えられなくって泣いちゃうなあ…。
そう、このあいだだって、ゼロス様に一日会えなかっただけで一晩中泣きはらしてしまっ
たもの。
……え?
…あたし、泣いてたわよね。この前。
…涙がぽろぽろ、溢れ出して…
…え?
あたしは、泣けるの?
じゃあ、あたしって………


「あら、どうしたの?」
いきなり部屋に入ってきたあたしを、嫌な顔ひとつせず迎えてくれるゼラス様。
白ワインのボトルを片手に持ちつつ、グラスを取り出している最中のようだった。
「夜分遅くに失礼します…あの…」
「なんかあったの?」
「え?」
「だって、あなたがここに来るなんて初めてでしょう?
それも、こんな遅くに。
まあ、とにかく座りなさい」
進められて、ソファーに腰掛ける私。
ゼラス様は、その向かいに座りワインを口にする。
「で、なに?」
「あの、たいしたことじゃないんですけど…
なんだか、ゼロス様には聞きずらくて…」
…うん、やっぱりあの様子を見ちゃうと、それ以上のことは
聞いちゃいけないような気がして…。
「ゼラス様は、リナ…って人知ってますか?」
「…え、まあ」
ゼラス様は、少しきまりが悪そうに、あいまいに言葉を返す。
「ゼロスに前、監視させていた人間よ。」
「監視…ですか」
「ええ」
 だから、ゼロス様はリナ…という人のこと、よくしっていらしてるのね。
「…私、その方を一目でいいから、拝見したいんです」
「…それは、
どうしてもそうしなければいけないのかしら?」
「えっ…あのう…」
「なぜ、そこまでしてその人間の姿を見たいと思うの?」
…なせ゛?
…なぜだろう。
問われて初めて気が付いた。
自分でも、今しているこの行動が、どういう結果に結びつくのか
それをして何になるのか、なんてことは考えてもいなかった。
ただ…
「…そうすれば、何もかもがはっきりするような気がして…」
 …そうなんだわ。
そう思ったから、ここに来たんだわ、私は。
ここにきて、リナという人間をみればなにもかも解ると思ったの。
ゼロス様が
 私に向けて、優しい笑みを投げかけるようになった訳や、
私が涙を流す理由。
 …それから、あの、時々頭に流れ込むようにして浮かんでくる不解像な記憶。
 その記憶の中で、あたしは…なにかガラスの器の様な物に、身をゆだねていた。
 …そこから先は、どうしても思い出す事が出来ない。
とにかく、そのすべてを解き明かす鍵が、リナという人間にあると思われたのだ。
「すごいわね。
女の感…ってやつかしらね。」
口に含んだワインを、ゆっくりと飲み干し、グラスを机に置くゼラス様。
「確かに、リナ・インバースはあなたにとって、重要な鍵となるわ。」
リナ・インバース…
彼女のフルネームを聞いたのは、これが初めてであったはずなのだが、
どうもそんな気がしないのはなぜたろう…。
「では、見せて下さるのですか?」
「…それは、あなた次第ね」
美しい上司は、そう言い放ち席を立つ。
…私、次第……?
言葉の意味を理解出来ずにいる私に、再び口を開くゼラス様。
「あなたは、これから見るであろう人間の姿に、数多くの事を知ることになるわ。
…そのほとんどが、あなたにとっていい事実ではない。
それでも、見る覚悟があって?」
「はい」
「…そう」
ゼラス様は、一度深く、重く肩で息を付き、
それから、こちらを振り返る。
「いいわ、見せてあげる。
よく見なさい。これが、あなたが見たがっている
リナ・インバースよ。」
 ぱちんっっ
 ゼラス様が軽く指を鳴らした瞬間に、あたりの光はすべて消え失せ、
部屋の壁という壁に、茶色の髪を持つ小柄な魔導師が映し出される。
 
体中が、電撃が走ったかのようにしびれ、心臓が一度停止し、頭の中で何かが破裂したか
のような
錯覚を覚え、すべての血液が溢れ出てきそうだった。
あたしはそのまま、糸の切れた人形のように地面に崩れ落ちた。
あまりの驚きに、頭の先から足のつま先までの、すべての細胞が小刻みに震え、次第に歯
の根がかみ合わなくなる。
私は、それらを押さえようと、賢明に起きあがろうとする。
少しながら足に力が加わったので、立ち上がろうと試みるが、身体は一向に起きあがる気
配がない。
しかたなく、その場に腰をつき、
…ふたたび、壁に映し出されている少女を見直す。
ゆっくりと、大きく息を数回つき、呼吸を整える。
身体中が汗ばむのを感じる。
滲み出た汗を手で拭い、瞳を閉じ、心を落ち着かせる。
そして、再び壁に映し出されている少女、つまりは、…リナ・インバースを見る。
「……これ」
身体の奥底から絞り出すように、言葉を吐き出す私。
「…これ…、私…だ」
…そう。
そこに映し出された、リナ・インバースという人間の姿は、私と同じ作りなのである。
私と同じ顔。同じ体つき。
寸分の狂いもなく、同じ物なのである。
そうか…、そうなんだ。
すべての事実が、何もかもがそこに収束されていた。
ゼロス様が、私に向かって微笑んで下さる訳。
そして、私に涙が流せる理由。
それは、私が『魔族』――ではないからだ。
くすくすくすくすくすくす…
ふいに身体の奥底から、笑いがこみ上げる。

…やはり私は、この事実を知らぬままの方がよかったのかもしれない。
しかし、そう思うには、時はあまりにも遅すぎたのだ。
すべてを知った今、もう後には戻れない。

「どうやら、この事実を直視し、理解することが出来たようね。」
「…解らないことも、まだたくさんありますけど」
「…なら、わたしが話してあげるわ。
あなたに関わる、すべての事実を…」
そう言い、美しき獣王がその禍々しい事実を話し始めたとき、
私は、やっと我に返った。
目を向けると、手の甲に水滴が垂れており、
それが涙だと、判明したときには、くるおしさで胸がいっぱいになった。
涙。
それは、証。
私が、魔族では無いという証…。
忌まわしい真実。

 それでも、まだなお、涙は私の頬を濡らし、続けた。

                    To be Continued…
 


次回予告
なんと、少女は魔族ではなく
そして、リナと同じ姿を備え持つ物であった。
事実をゼラスから、すべて聞かされ
この少女は、この禍々しい運命をどう切り開くのか…。
次回、最終話「祈り」、にてすべてが収束される…。

…暗い。
暗すぎるうぅぅぅっっっ。
この雰囲気苦手なのにいぃぃっっ
ああ…この子(このお話の主人公)には、幸せになってもらいたいですねぇ…。
でも、もう充分過ぎるくらい不幸かもしんない(笑)
頭ん中でなんか弾けるみたいな、錯覚おこしてるし、血ぃ、溢れちゃうっていってるし(苦
笑)
うーーん…なんか、この小説ってめちゃめちゃスプラッタだぁ…(泣)
こあいようっっ(殴)
いやあ…う゛―ん。
次回で、すべてが終わりになるわけなのですが、
今考えてる所ダケでも、めちゃめちゃ切ないですっっ
う゛う゛っっもっと明るく、楽しく書いてあげたかった…
(自分が悪いんだけどさ 笑)
ううっっ。
ようしっっこうなったら、
明るく、楽しくキャラを動かせる「洗濯日和2」に逃げ込もう。(笑)
 ワープっっ


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1875聖者の行進 後編一姫 都 3/22-17:55
記事番号1873へのコメント
最終話  祈り

あなたを思うことが、私のすべて…
たとえ、私が誰かの代わりであろうと、
あなたが笑顔でいられるのなら、
あなたが…幸せならば、
あなたのお側にいられるのならば…
私は、幸せな日々を送れる
そう、…思ったの
すべてを聞いた今でも、あなたを思う気持ちは変わらないの…
だから、
あなたの役に立ちたいと思う…
そして…、
あたしにしか出来ないことを、今しなければならないの…
愛おしい…あなたのために……



「わたしは、ある計画のためにリナ・インバースをさらい、封じ込めたの」
ゼラス様の声は、静かなこの場所によく響いた。
まだ少し目眩がするけれど、それでも何とか気だけはしっかりさせ
その話しに耳を傾ける。
私は、この事実を知らなければならないのだ。
その事を、心にしっかりと留めゼラス様の言葉をまつ。
「そして、本物のリナ・インバースを封じ込めた後、
私は、リナ・インバースの代わりを演じさせる物を、創りだしたわ。
それも、誰がどうみても偽物と解らない程、完璧な「コピー」を」
コピー…
たとか、以前どこがで聞いたことのある言葉である。
そう、それは確かゼロス様に聞かせていただいた、お話の中にあったのだ。
「コピー」と呼ばれる物。
その者の血肉を使って創り出され、その者と同じ働きをする物。
その者と、容姿、性格、声質すべてがおなじである「物」。
人間が造り出すものものであれば、当然こうも完璧には創り出すことは出来ない。
かならず、どこかに歪みが発生するものだ。
しかし、…それを完璧に創り出すことが出来るのか…魔族には。
でもそれは、あたりまえの事なのかもしれない。
人間がこういった物を造る場合、
獣などの骨、数十種類の材料を一定の比率で入れ、造り出したい人間の
血液を混ぜ込み、旋術と儀式をとりおこなう。
 そうした製法で、コピーと言う名の、人造人間を造り出すのである。
しかし、魔族は違う。
造るのでは無く、創る、のだ。
創りたい者の血液を使い、細胞のひとつひとつ、神経のひとつひとつを
寸分の狂いもなく、創り上げる。
「あなたも知ってるかもしれないけど、魔族と人間では、コピーと呼ばれる物の
つくりかたが大きく違うわ。
人間の造り出すものは、子供だましのような代物だけれど、
魔族のはそうではなく、完璧にその人物を再現する事が出来る。
しかし、だからこそ創り出すことが極めて難しいのよ。
創り出すには、計り知れない魔力を使用しなくてはならないし、
創ったあげくに失敗している…なんてことも少なくないわ。
当然この私も、例外ではないの。
最初に、リナ・インバースのコピーを創り出そうと思ったとき、
完璧な行程で創り、なんの間違いもなかったはずなのに、
それには、感情というものが欠落していた。
動きもしないし、話しもしない。
そんなものは当然、コピーとは呼べない。
つまり失敗作と言う事ね。
あたしは急いで二体めを創り始めたわ。
正直、すこしあせっていたわ。もしかしたら、これも失敗するかもしれない。
いいえ、その次も、その次も……。
そんな不安を抱えながら、私は二体めの成功を祈ったわ。」
「祈る…」
「ええ。
もしかしたら、この先延々と、この作業を続けなくてはいけなくなるのかもしれないので
すもの。
正直、そんなのはごめんね。
魔力と時間の無駄遣いだもの、お肌にも悪いし。
だから、これで成功しなければこの計画をうち切ろうかとも思ったわ。
でも、二体目は間違いなく成功と呼べる物だった。
私はすぐ、それをあっちに送り込んだわ。」
そう言って、少し苦笑されるゼラス様。
「でも、その計画はみごとに失敗。
私は急いでリナ・インバースおよび、
この事件に関与したすべての人間の記憶を封じ込めたわ。
なぜなら、その記憶があれば確実に、次の計画の邪魔になると考えたからよ。」
「…次の計画……?」
「そうよ。
 まあ、私が起こした計画ではないけどね。
 実際の指揮官は、…冥王フィブリゾ。
 あの子の計画のために、私はリナ・インバースの記憶を封じたわ。
 なぜなら、その計画にはゼロスの手がどうしても必要だった。
 しかし、ゼロスは以前の計画の時、リナ・インバースと対峙しさらった張本人…。
フィブリゾの計画では、あくまでも最初はあいての出方を伺うために、
人間になりすまし、リナ・インバースを監視するということだったわ。
だから、記憶を封じたわ。
最初のうちは、ゼロスが魔族と気が付かれないように」
では、ゼロス様はずいぶんと前からリナ・インバースを知っていたのね…。
「そして、その計画もリナ・インバースに破られた。
…それからよ、ゼロスがよく、私の実験室に向かうようになったのは。
たぶん、理由は失敗作のリナコピーを見るため…」
…お可愛そうなゼロス様……。
きっと、無意識のうちにリナ・インバースの姿を追い求めていたのだわ。
そう考えて、ふと思った。
…私は、こんな時でもゼロス様の事を考えているわ……。
自分が、こんな事実を知ったときでも…
…救いようがないわね、我ながらあきれちゃうわ。
「そしてある日、その失敗作に感情が生まれたの」
「…え?」
「信じられない話だけれどね。
感情の無かったそれが、感情を生み出したの。
それも、リナ・インバースとは全く異なる性質を持った感情を…
つまり、リナ・インバースの顔をもち、
リナ・インバースと違った性格のコピーが生まれたの」
…それって……。
「それが、あなたよ」
私は、
…失敗作のリナコピー……。
それは、思ってもみなかった事実だった。
普段の私だったら、ここで心が壊れてしまったかもしれない。
泣き崩れていたかもしれない。
でも、私は何も感じなかった。
さっき、私が魔族でないという事実を知ったときから、
私の心はまるで、鋼で固定されたかのように動かなくなってしまった。
悲しさも、嬉しさも、何もかも無くなってしまったように…。
「そして、それをゼロスに話すとあの子は、
あなたをしきりに欲しがったわ。」
…ゼロス様が、私を?
「別に反対する理由も無かったしね。
 私はあの子にあなたを与えたわ。ゼロスの部下として、ね」
…言葉が、見つからない。
すべてが、…解き明かされた。

時々頭にながれこむ、あの映像。
それは、私がコピーとして製作されていた時の、深い深い記憶。

私がリナという人間の名に、覚えがあったのは、
たぶん、ゼロス様が感情の無かった頃の私の姿に、リナ・インバースの姿をかさね、
「リナさん…」
と、呼んでいたから…。

涙が出るのは、言うまでもなく私が魔族ではなく、より人間に近いコピーだという証。

そして…ゼロス様が私に微笑みかけてくださるのは、
私を通して、リナ・インバースの姿を見ていたから……。

知らない方が、良かったのだ…
なにも知らぬままに、なにも知らないからこそ、幸せだった日々。
でも、時は戻らない。
あのころには、もう二度と帰れはしないのだ。
なにもかもが、光に満ちあふれた日々、ゼロス様をだだ、だだ愛し続けられた日々。
…では、すべてを知った今、私は何をしようというのか…?
「…これが、あなたにまつわる事実のすべてよ」
 なんと答えていいのかわからずに、黙ったままの私。
「…これから、どうする?」
「…これから、……ですか」
解らない。
どうしたらいいの?
今までの私は、だだ毎日ゼロス様の事を考えて過ごしてきた。
生まれてから、ずっと。
そう、私の人生にはゼロス様しかないの…
私の心の要にあるのは、いつもゼロス様。
ゼロス様がいなければ、私には何も無くなってしまうの…。
ゼロス様が心から消えてしまったら、私は私では無くなってしまうの…。
…それは、事実を知った今でも変わらぬ事。
ゼロス様を思う気持ちは、無くならない。
だってそれは、私の身体の一部だから…
ゼロス様が、私にリナ・インバースを重ねていてもいいの…
ゼロス様が、それで幸せなら…
「…なにも、変わりません。
いままでどうり、ゼロス様にお仕えいたします。」
「……そう」
「はい。
だって私は、ゼロス様の部下ですから」
そう、それは事実。
私がコピーであることも、私がゼロス様の部下であることも…
すべてが私を形づくる事実。本当の事。

どれくらいたったのだろう…。
あたりは、ほんのり明るくなり始めていた。
あれから私はゼラス様のお部屋を後にし、ここにやってきた。
ゼロス様のお部屋の前へ…
何か考えがあるわけではなかった。気がついたら足がこちらへ向かっていた。
そして、そこで、だだ立ち続けていた。
…私は、何がしたいのだろう。
それに、
このままゼロス様にあって、今までどうり接することが出来るのだろうか…?
…無理かもしれない。
じゃあ、このままずっと会わないほうが良いのだろうか…?
背後からいきなり声を掛けられ、振り返るといつもどうりにこやかなゼロス様が立ってい
た。
「どうしたんですか?」
「……ゼ、ゼロス様こそ……」
驚きのあまり言葉が出ない。
ゼロス様は、お部屋にいたのでは無かったの!?
「いやあ、少し野暮用がありましてね
少しばかり外に出ていたんです。」
いいながら微笑むゼロス様。
それを見て、私の心は幸せに満たされた。
…やっぱり、私はゼロス様を愛おしく思うことが出来るわ……
あの事実を知った後でも。
私はこのことを確認するために、ここにきたのかもしれない。
「おやおや、どうしたんですか?
今日は嫌に静かですねえ」
「いえ、なんでもないんです」
ゼロス様は、また微笑む。
でも、それは私にではなくて…あの少女へのほほえみ……。
でもいいの、
たとえそれが偽りのものだとしても、私はあなたに幸せをたくさんもらったから…
あなたと過ごした日々は、幸せだったから…
…でも、私はゼロス様に何一つ返すことができてない。
いつも、私が与えてもらうだけ…
今度は、私があなたに何かをしてあげなければいけない番なの。
あなたのお役にたちたいと思うの。
…あなたが、今一番望んでいること…それは……

「ゼロス様」
「なんですか?」
「もうこんなことはいいませんし、最初で最後の私のお願い、聞いて下さい。」
「ほう。なんでしょう」
「リナ・インバースを見てみたいんです」
「…!?」
私の言葉に、少し顔をゆがめるゼロス様。
「…でも、それは……」
「おねがいしますっっ
もちろん、遠くから見るだけでいいんですっっ
ゼロス様が尊敬する人間を、この目でみてみたいんですっっ」
そう叫んだ私は、あまりにも必死な願いのために声を荒げていた。
その様子を感じ取り、しかたない様子で口を開くゼロス様。
「…わかりました。ただし、見るだけですからね」
「あ、ありがとうございますっっ」
私は安心した。
これで、…やっとゼロス様のお役に立つことができるわ……。


その日、街は大いににぎわっていた。
あちこちに人が溢れかえり、店は活気づいていた。
そんな人混みの中、私はただゼロス様の後について歩きまわっていた。
「ゼロス様、まだですかぁ?」
「もう少しですよ。」
そう言ったゼロス様の顔は、なんとも言い表せない表情だった。
きっと、
久しぶりに見る喜びと、見るだけで会えない思いが重なりあっているのだろう……。
「ほら、」
「え?」
気付くとさっきの人混みの姿は消え、代わりにたくさんの木々が目にうつった。
…ここは、公園?
そこにある、ベンチに腰掛け鳥と戯れている少女。
私と同じ姿をした少女。
「あれがリナさんですよ」
「……ゼロス様」
「はい」
「私、すべてを知ったんです。」
「え?」
言葉の意味を飲み込めなかったのか、聞き返すように言葉を上げるゼロス様。
「私、リナ・インバースのコピーでだったんですね」
「…!!」
「ゼラス様にすべて教えていただいたんです。
でも、私幸せでした。」
「………」
「リナ・インバースの代わりだろうと、なんだろうと、
ゼロス様のお側にいれたこと、ゼロス様に優しくしていただけて、とっても幸せでし
たっっ」
「…何をいって……」
「…だから、今度は私がその恩返しをしなくてはいけないんです」
そういって、涙を押さえながらゼロス様に向かって、精一杯の笑みをおくる。
そして次の瞬間、
私は思いっきり地を蹴り上げ、走り出す。
そして、呪文を唱えながら目標に向かって駆ける。
呪文が完成し、その呪文をリナ・インバースに向かって投げつける。
…ゼロス様……ごめんなさいっっ
ごふっっっっっ
何かが身体を貫くような音が、あたりに響きわたる。
ベンチの周りには、紅く、鮮やかな血が飛び散り、身体が宙に浮く。
どさっっっ
そして、それは地面に叩きつけられ、なおいっそう鮮やかな血を流し続ける。
「…なっっっ」
その近くで、驚愕した少女の声がする。
そして、その少女の前には一人の魔族が立っている。
その魔族は、
身体中に返り血をあびても動じず、まっすぐゆっくりとこちらへ向かってくる。
「…なぜ、こんな事を……?」
「…こめんなさい。ゼロス…様……」
そう。
私は、リナ・インバースに向かって攻撃をし、
ゼロス様はそれを阻止するために、私の身体を錫杖で貫いた。
私の身体は血を流しながら、地面へと叩きつけられた。
「……ねえ、ゼロス様」
私は、かすれる意識の中でもうろうと話しだす。
「…私、やっとゼロス様のお役に立てて、嬉しいんです」
溢れる涙で息がつまりそうになりながら、少しずつ呟く私。
「…なにをいって……」
「私、…かんがえ…たんです。
私が…ゼロス様…に、してあげられる事は…なん…だろうって…」
呼吸が乱れ、頭の中が酷く痛む。
「…そうしたら…これに…いき…ついたんです。
…ゼロス様が…今…望んでることは……っっ
……リナ・インバースとの…再会…だって……」
ごほごほごほっっっっ
咳と共に、大量の血が吐き出される。
「…なっ…
そのために、こんな事をしたのですか?」
ゼロス様の顔は、酷く青ざめていた。
声を出したい。
私には、もっと告げる事、告げなければいけない事があるのにっっ!!!
しかし、声を出す力も残っていないらしく、口は微塵にも動かない。
でも、最後にこれだけは言わなければいけないの…
もうろうとする記憶の中で、私は賢明に言葉を絞り出す。
「…そんな顔…しないで…ゼロス様……
私は…あなたの……幸せのために、…自分で…選んだのたか…ら…。
これからも…ずっと……あな・・たを、あなた……の幸せを…祈り続けま……す……」
すうっっと、視界が真っ暗になり何も見えなくなる。
身体中の血液が、身体中のすべての物が活動を停止する。
…ああ、私死んでしまうのね………。
そう思ったとき、何故だかとても幸せな自分に気が付いた。
最後まで、ゼロス様にお仕えできたことが…とても嬉しかった。

 あたりは静寂に包まれた。
この者は、なぜこんな事をしたのだ…
…ゼロス様の幸せのために……
僕のために?
…あなたが今一番望んでいることは、リナ・インバースと再会すること……
僕の、ささやかな願いのために、
命まで投げ捨てたというのかっっ!!この娘はっっ
「ゼロス…?」
「……リナさん」
後ろから声をかけたリナは、少し混乱した様子だった。
無理もない、いきなり目の前に自分と同じ姿の者があらわれ、
それが自分を殺そうとしたのだ。
「…なんなの…これ…」
リナの言葉が言い終わらぬうちに、ゼロスはリナに抱きつく。
「なっっ…ゼロ……」
言おうとして、はっと息を飲むリナ。
ゼロスは、今まで見たことも無いような悲痛な顔をし、苦しそうに唸っていた。
その様子を察してか、リナは黙ってゼロスの背中に手を回す。
「不思議ね、……」
「…なにが、ですか?」
ふいに、リナが言葉を漏らす。
「…こんな事があったのに、あたし今嬉しいの。
……人を殺したっていう悲しみより、ゼロスに会えた喜びの方が大きいの…」
そうして、涙を流し始めるリナ。
「…リナさん……」
「…会いたかったの…」
「僕もです…」
そう言って、リナの唇を塞ぐゼロス。
そして、ゆっくりと身を離し、リナから離れるゼロス。
「…さようなら、リナさん」
「っっ!!
…もう、もう会えないの!!?」
「はい。」
「…どうしてっっっ」
「…魔族と人間は、一緒にいてはいけないからです」
「…そんなのっっっ…」
「…泣かないで下さい、リナさん。
僕も、今日あえて嬉しかったです。」
「…ゼロスっっ」
「では…」
そういって、ゼロスは身をひるがえし、次の瞬間虚空へとかき消される。
「…ゼロス?
…ゼロスーーっっゼロスっっ
ゼロス……」
広いその公園の中に、リナの叫び声はいつまでも響きわたった……。


ゼラスは、返り血を浴びて帰ってきたゼロスを見て、すべてを悟った。
「…どうしたの、ゼロス」
あまりにも目に光りの宿っていないゼロス。
意識が、遠く離れているようだ…。
「…ゼラス様」
「あの子を、殺したのね」
「はい」
そう答えるゼロスの口調は、とても穏やかだった。
「…わからない事があるんです」
そういいながらも、ゼロスの目は、まだどこか遠くを見ているようであった。
「あの人、殺されるとき負の感情を持ってなかったんです……
-僕に…殺されたのに……」
「そう」
「それに、あの人は僕に幸せをもらったっていったんです…」
僕はあの者になにをしてあげられたというのだ…
ただ、己の欲望のために、あの子とリナさんを重ねて自分の心を満たしていただけなの
に…
「でも、僕はなにもしてないんです」
そういったゼロスの声は、酷くかすれていた。
そう、
自分の為に命まで犠牲にした者のために、僕は何もできていない…。
その事が、いつまでも胸を締め付ける。
「…何も出来ない時は、祈るしかないのよ。」
ゼラスが優しく、なだめるようにゼロスを見つめて言う。
「祈る…」
「自分が無力だと、そう思った時祈ることしか出来ないときは、
祈るのよ。自分のために、…」
そう言って、ゼロスの頭を優しくなでるゼラス。
「自分の気がすむまで祈るのよ…、あの子の幸せの為に……
あなたが今、あの子に出来る事はそれだけ…だから……」

祈れば…なにかが変わるのだろうか……
もしかしたらそれは、何の意味も無いのかもしれない…
それでも、
今、自分に出来ることはそれだけだから…
祈ることしかないから、……
祈りをささげる。

ふと、あの少女の言葉が思い出される……。

ずっと、あなたの幸せを祈りつづけます…

それは、最後の言葉、
いつまでも忘れてはいけない、
忘れることのできないであろう…
あの少女の、
最後の真事…
   


     END
 
              

…はうううう…・
や…、やっと終わった……
それにしても、最後まで「聖者の行進」っていう題名、意味なかったなあ…(笑)
とりあえず、わかんないところあったら(きっと、いっぱいあると思うんですけど 汗)
きいてやってくださりっっ
でわでわ……
(うう、疲れた……)






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1885Re:聖者の行進 さぼてん 3/23-07:29
記事番号1875へのコメント

一姫都さんっ
再掲示ご苦労様です。消えたヤツにはレス書けなかったんで
すっごく心残りだったんですよ。だから今からでも遅くないっ(爆)から
レス書こうって思い立ったんです。

切ないですねぇ・・・・
祈る・・・ですかぁ・・・・・・・
何かでもイイ感じでしたね。


>…はうううう…・
>や…、やっと終わった……
終わりましたねぇ・・・

>とりあえず、わかんないところあったら(きっと、いっぱいあると思うんですけど 汗)
>きいてやってくださりっっ
あるような無いような・・・(笑)

掲示板やらいろんな所でお世話になってます。
これからもよろしくして下さい&頑張って下さいね。

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1910Re:聖者の行進 一姫 都 3/25-22:14
記事番号1885へのコメント
>再掲示ご苦労様です。消えたヤツにはレス書けなかったんで
>すっごく心残りだったんですよ。だから今からでも遅くないっ(爆)から
>レス書こうって思い立ったんです
本当?
わーいっっ、ありがとうっっ
忙しい中レスしてくれたのねっっ…(泣)
…なのに私のレスの遅い事、遅い事……(笑)
2日も前に付けてくれてたのにっっ(謝)

>切ないですねぇ・・・・
>祈る・・・ですかぁ・・・・・・・
>何かでもイイ感じでしたね。
うんうんっっ
祈るって、なんか悲しいかんじがするよね。
何も出来ないから、祈るっていう感じするし。

>あるような無いような・・・(笑)
え゛っ、どっち?(笑)

>掲示板やらいろんな所でお世話になってます。
>これからもよろしくして下さい&頑張って下さいね。
ほんとお世話になってるよう、さぼてんちゃんにはっっ
うんうんうんっっ、これからも頑張るねっっ



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1892Re:聖者の行進 後編松原ぼたん E-mail 3/23-16:06
記事番号1875へのコメント
 完結おめでとう御座います。面白かったです。

>あなたを思うことが、私のすべて…
>たとえ、私が誰かの代わりであろうと、
>あなたが笑顔でいられるのなら、
>あなたが…幸せならば、
>あなたのお側にいられるのならば…
>私は、幸せな日々を送れる
>そう、…思ったの
>すべてを聞いた今でも、あなたを思う気持ちは変わらないの…
>だから、
>あなたの役に立ちたいと思う…
>そして…、
>あたしにしか出来ないことを、今しなければならないの…
>愛おしい…あなたのために……
 せつないですねー。
>知らない方が、良かったのだ…
>なにも知らぬままに、なにも知らないからこそ、幸せだった日々。
>でも、時は戻らない。
>あのころには、もう二度と帰れはしないのだ。
 本当に切ないですね。
>「…そんな顔…しないで…ゼロス様……
>私は…あなたの……幸せのために、…自分で…選んだのたか…ら…。
>これからも…ずっと……あな・・たを、あなた……の幸せを…祈り続けま……す……」
 悲しいです。
>広いその公園の中に、リナの叫び声はいつまでも響きわたった……。
 こっちはこっちでせつないようで・・・・。
>それは、最後の言葉、
>いつまでも忘れてはいけない、
>忘れることのできないであろう…
>あの少女の、
>最後の真事…
 みんな切ないですね。

 切なかったです。
 ではまた、ご縁がありましたなら。
 

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1911Re:いつもありがとうですっっ 松原ぼたん様っ一姫 都 3/25-22:17
記事番号1892へのコメント
>完結おめでとう御座います。面白かったです。
な…ながかったようっっ(涙)

>悲しいです。
ううっっ
ほんとに……
あの子は、めちゃくちゃいい子だっただけに、
書いてて辛かったようっっ(泣)

>こっちはこっちでせつないようで・・・・。
両思いなのにね…。
やっぱり、魔族と人間って遠すぎる存在だから……
しくしくしくしく……

>みんな切ないですね。
うん…そうかも。(泣)

いつも読んでくれて、ほんとうにありがとうですっっ(泣)
いっつも、元気づけられますっっ

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1904Re:聖者の行進 後編ゆっきー 3/25-09:14
記事番号1875へのコメント
聖者の行進 後編
最終話  祈り

>あなたを思うことが、私のすべて…
>たとえ、私が誰かの代わりであろうと、
>あなたが笑顔でいられるのなら、
>あなたが…幸せならば、
>あなたのお側にいられるのならば…
>私は、幸せな日々を送れる
>そう、…思ったの
>すべてを聞いた今でも、あなたを思う気持ちは変わらないの…
>だから、
>あなたの役に立ちたいと思う…
>そして…、
>あたしにしか出来ないことを、今しなければならないの…
>愛おしい…あなたのために……
切ないですね。自分が何者か、どういう役割でいたのかわかってもゼロスさまのことを
愛している。ぜろすさまの幸せが自分の幸せなんて……(涙)


>…お可愛そうなゼロス様……。
>きっと、無意識のうちにリナ・インバースの姿を追い求めていたのだわ。
>そう考えて、ふと思った。
>…私は、こんな時でもゼロス様の事を考えているわ……。
>自分が、こんな事実を知ったときでも…
>…救いようがないわね、我ながらあきれちゃうわ。
それだけゼロス様を想っていたんですね。
自分よりゼロス様。本当に彼女にとおて大切なお方なんですね。
それが、自分の素直な気持ちですから仕方ないですよ。


>私は、
>…失敗作のリナコピー……。
>それは、思ってもみなかった事実だった。
失敗作の方のリナだったとは……。びっくりです。
それでは、成功されたリナはどうしたのですか?


>でも、それは私にではなくて…あの少女へのほほえみ……。
>でもいいの、
>たとえそれが偽りのものだとしても、私はあなたに幸せをたくさんもらったから…
>あなたと過ごした日々は、幸せだったから…
>…でも、私はゼロス様に何一つ返すことができてない。
>いつも、私が与えてもらうだけ…
>今度は、私があなたに何かをしてあげなければいけない番なの。
>あなたのお役にたちたいと思うの。
>…あなたが、今一番望んでいること…それは……

>でも、最後にこれだけは言わなければいけないの…
>もうろうとする記憶の中で、私は賢明に言葉を絞り出す。
>「…そんな顔…しないで…ゼロス様……
>私は…あなたの……幸せのために、…自分で…選んだのたか…ら…。
>これからも…ずっと……あな・・たを、あなた……の幸せを…祈り続けま……す……」
>すうっっと、視界が真っ暗になり何も見えなくなる。
>身体中の血液が、身体中のすべての物が活動を停止する。
>…ああ、私死んでしまうのね………。
>そう思ったとき、何故だかとても幸せな自分に気が付いた。
>最後まで、ゼロス様にお仕えできたことが…とても嬉しかった。
彼女は健気です。ゼロス様のリナに会いたい、その気持ちをかなえるために自分の命を
投げ出すなんて……。
死して得る幸せ。ある方が聞いたら――生きて得る幸せを掴め――と、怒られるけど、
彼女は幸せを得て、死ねたからいいですよね?きっと……。
ゼロス様のお役に最後までたてたという幸せを感じて……。切ないです。


>「…なんなの…これ…」
>リナの言葉が言い終わらぬうちに、ゼロスはリナに抱きつく。
>「なっっ…ゼロ……」
>言おうとして、はっと息を飲むリナ。
>ゼロスは、今まで見たことも無いような悲痛な顔をし、苦しそうに唸っていた。
ゼロス様、自分の為に死んでいった彼女に対して罪悪感を感じていますね?
オリジナルのリナも好きだけど、コピーであった彼女も好きだったのでは?


>「…リナさん……」
>「…会いたかったの…」
>「僕もです…」
>そう言って、リナの唇を塞ぐゼロス。
うわわわぁぁぁ!きゃっ!ちょっとゼロスさまぁ!
もしかして、このお二人は両思い?


>「…さようなら、リナさん」
>「っっ!!
>…もう、もう会えないの!!?」
>「はい。」
>「…どうしてっっっ」
>「…魔族と人間は、一緒にいてはいけないからです」
>「…そんなのっっっ…」
>「…泣かないで下さい、リナさん。
>僕も、今日あえて嬉しかったです。」
>「…ゼロスっっ」
>「では…」
>そういって、ゼロスは身をひるがえし、次の瞬間虚空へとかき消される。
『…魔族と人間は、一緒にいてはいけないからです』
この言葉は、ゼロス様は心の中で葛藤していたのでしょうね?
一時だけの出来事。本来は許されないこと。
自分は魔族、リナは人間。それは決して相見えない存在。
滅びを望む魔族と、存続を望む人間。考え方があまりにも違うから……。


>あまりにも目に光りの宿っていないゼロス。
>意識が、遠く離れているようだ…。」
そうとうなショックだったのですね……。

>祈れば…なにかが変わるのだろうか……
>もしかしたらそれは、何の意味も無いのかもしれない…
>それでも、
>今、自分に出来ることはそれだけだから…
>祈ることしかないから、……
>祈りをささげる。
祈ります。彼女の為に、そしてゼロス様の幸せのために。それが、彼女の幸せだから。
私にもそれしかできないから。


>ふと、あの少女の言葉が思い出される……。

>ずっと、あなたの幸せを祈りつづけます…

>それは、最後の言葉、
>いつまでも忘れてはいけない、
>忘れることのできないであろう…
>あの少女の、
>最後の真事…

ゼロス様、彼女のことを忘れないでね?
彼女はただのコピーじゃないですから。
ずっと、ゼロス様の幸せを遠くから祈っているから。


>…はうううう…・
>や…、やっと終わった……
ごくろうさまです。彼女が死んでしまって悲しいです。
でも、本当にゼロス様の想っての行動、それに彼女が願ったことだから……
安らかに眠って下さい。
読んでいて、切なくって目頭が熱くなりました。よかったです。
すばらしい作品をどうもありがとうございました。


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1912Re:感動したようっっ おねーしゃまっっ一姫 都 3/25-22:19
記事番号1904へのコメント
>切ないですね。自分が何者か、どういう役割でいたのかわかってもゼロスさまのことを
>愛している。ぜろすさまの幸せが自分の幸せなんて……(涙)
きっと、何も知らないでいたほうが
この子は、幸せに暮らしていけたのだよね……
ゼロスの側で、いつまでも平穏な日々を送れたんだよね…(泣)

>それだけゼロス様を想っていたんですね。
>自分よりゼロス様。本当に彼女にとおて大切なお方なんですね。
>それが、自分の素直な気持ちですから仕方ないですよ。
きっときっと、自分より大切な存在だったと思う。

>彼女は健気です。ゼロス様のリナに会いたい、その気持ちをかなえるために自分の命を
>投げ出すなんて……。
うみゅうみゅーっっ
健気だよねぇ……、自分を犠牲にしてゼロスの希望を叶えちゃうんだから。(泣)

>死して得る幸せ。ある方が聞いたら――生きて得る幸せを掴め――と、怒られるけど、
>彼女は幸せを得て、死ねたからいいですよね?きっと……。
>ゼロス様のお役に最後までたてたという幸せを感じて……。切ないです。
きっと、すっごく幸せだったと思うの。
ゼロスの幸せ=彼女の幸せ、だから……
ある方とは…リナちゃんかな……?(あ、違うかも 汗)

>ゼロス様、自分の為に死んでいった彼女に対して罪悪感を感じていますね?
>オリジナルのリナも好きだけど、コピーであった彼女も好きだったのでは?
たぶん、オリジナルとは又別の感情で「好き」
だったんだとおもうのでしゅっっ
うーん、妹みたいな感じで…。

>うわわわぁぁぁ!きゃっ!ちょっとゼロスさまぁ!
>もしかして、このお二人は両思い?
そのとおりなのようっっ(はぁと)
自分、このシーンが書きたくって
この小説書き始めた気がするわ。(笑)

>『…魔族と人間は、一緒にいてはいけないからです』
>この言葉は、ゼロス様は心の中で葛藤していたのでしょうね?
>一時だけの出来事。本来は許されないこと。
>自分は魔族、リナは人間。それは決して相見えない存在。
>滅びを望む魔族と、存続を望む人間。考え方があまりにも違うから……。
どうしてどうして、この二人は「人間」と「魔族」なんでしょう…(泣)
それさえなければ、すべてがうまくいっていたはずなのに……
あの子が死ぬ事もなかったのに……

>祈ります。彼女の為に、そしてゼロス様の幸せのために。それが、彼女の幸せだから。
>私にもそれしかできないから。
ありがとうっっっ(泣)
天国のあの子も、きっと喜んでるとおもうのっっっ

>ゼロス様、彼女のことを忘れないでね?
>彼女はただのコピーじゃないですから。
>ずっと、ゼロス様の幸せを遠くから祈っているから。
きっと、忘れないとおもうです。
そして、彼女の事を思い出すたびに「人間」と「魔族」の存在の違いを再認識し、
自分のリナへの想いを抑えると思うの……
(…ううっっ…抑えなくっていいのに 泣)

>ごくろうさまです。彼女が死んでしまって悲しいです。
>でも、本当にゼロス様の想っての行動、それに彼女が願ったことだから……
>安らかに眠って下さい。
うちは、実は彼女がものすんごぉぉぉっっく、
うらやましかったりするです。(笑)
自分の身を犠牲に出来るほどの好きな人に、出会えたのもうらやましいし。
なおかつ、それがゼロス様だなんてえぇぇぇっっ(泣)

>読んでいて、切なくって目頭が熱くなりました。よかったです。
>すばらしい作品をどうもありがとうございました。
お礼を言うのは、こっちなのだーーっっ(汗)
こんなに長いレスなんて久々で、
しかも、めっちゃ心がこもってたから、読んでで一人感動してしまったですっっ(泣)
本当に、ありがとうですっっ(笑い泣き)

>失敗作の方のリナだったとは……。びっくりです。
>それでは、成功されたリナはどうしたのですか?
どこかで元気にやってることでしょうっ
えーと、これはスーファミ版のコピーちゃんの事なのです。(実わ…)
それの失敗作が、今回死んじゃったコピーちゃんなのです。

本当にありがとうですーーっっ(泣)
おねーさまには、掲示板のほうでもさんざんお世話になってるのに…
こんな都だけど、見捨てないでやって下さいませねっっ(はぁと)


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1945サクラ・サクラ一姫 都 3/28-23:31
記事番号1873へのコメント
あーした 春が来たら きーみにー あいにいこうっ♪」
って事で、もう春ですねぇ…(笑)
都はこの季節好きなのですっっ
なんか、出会いの季節ですよねーーっっ春って。
それに意味もなく、お散歩に行きたくなったりしますよねーっっ
ああ、いまごろ鎌倉あたりでは、桜が綺麗だろうなぁ……
 
 
関係ないことを色々書いてしまいましたが(汗)
この、「サクラ・サクラ」は都にしては珍しい「ガウリナ」なのです。
希少価値ありなので、是非是非お読み下さいなっ(はぁと)



《サクラ・サクラ》

「はあ…きっれーいっっ」
鮮やかに咲き乱れる桜を前に、リナはたまらず声を上げる。
その素振りはあまりにもかわいらしく、可憐だった。
盗賊殺しと呼ばれているリナの面影はどこにもない。
…こうしてると、普通の女の子なのにな……。
そう思い、俺は小さく笑う。
いや、…リナは十分普通の女の子なんだ…。
桜が綺麗ならば、素直に声を上げ喜び、
仲間が傷つけば、そいつの痛みを心から心配することのできる
普通の女の子。
けれど、
あまりに強大な魔力を持つために、魔族に狙われることも…少なくない。
そのたびにリナは、どんどん強くなっていく。
リナは、着実に前に進んでいる。
……俺は、
このままずるずるとリナについてていいんだろうか?
時々ふと、そんなことを考えたりする。
もしかしたら、
今の俺では、あいつを助けることは出来ないかも知れない。
…それどころか、足手まといだな。きっと。
光の剣を奪われたいま、俺に魔族を倒すことは、ほぼ不可能となった。
俺は、このまま成長の無いまま
この道を歩いていって、いいのだろうか……
「ガーウーリイッッ」
突然に後ろから声がかかり、
はっ、としたように我に返る。
「どうしたのよ、ボーっとしちゃって
ところで、ちゃんとあたしの話しきいてたぁ?」
「…あ、わりぃ」
「……この、脳みそ年中冬眠おとこがっっっ」
そう言い、怒ったように桜並木を駆け出すリナ。
「あ、おいっ…リナッッ」
慌てて追いかけるが、リナは奥へ奥へと進んでいく。
ビュウウウウッッ
「おわっ」
ふいに風があたりを舞い、無数のサクラの花びらに視界をさえぎられる。
それを防ごうと、顔を手で覆いその場に立ちどまる。
やがて風はおさまり、あたりは再び静けさを取り戻す。
あたりを見回すが、リナの姿はどこにもない。
「…おーい、リナァっっ」
もちろん、返事は帰ってこない。
…まえは、簡単に追いつけんだがな……。
いつからだろう、
リナに追いつけなくなったのは…。
リナは急ぎ足で先へ進み出した。
それまでよりも、早く成長するようになった。
あいつは、ちゃんと進んでる。
一歩、一歩確実に、
先に進み出してる。
未来へ向かって、時を動かしている。
…じゃあ、俺は?
……俺は……このままでいいのだろうか?
ぐいっっっっっ
「うわっっ」
突然に背後から髪の毛をひっぱられ、そのまま後ろに倒れ込む。
とすっっ
地面には、サクラの花びらが敷き詰められていて、
思った程の衝撃は感じられなかった。
「まーた、ポーっっとしてっっ
どうしたのよ」
気が付くと、リナの顔が横にあった。
「…あれ、リナ…
確か、先に走っていってたんじゃ…」
「あんまり遅いから、戻ってきたのよ。
そしたら、一人ポーーーッっっと突っ立ってるんだもん」
そう言って、地面に寝転がり、あおむけになるリナ。
「…それにしても、ホント、綺麗よねぇ……」
呟き、寝ころんだままで、気持ち良さそうに伸びをするリナ。
「そうだな」
無数の桜の花は、まるで、美しさを競っているかのように、
どれもが輝いていた。
「なんか、いいよね…」
目を瞑ったまま、眠たそうな声でリナが呟く。
「あ、ねえガウリィ」
そして、思い出したように声を上げる。
「なんだ?」
「さっき、あたしが言った言葉聞いてなかったんでしょ?」
さっき…、ああ、
俺が考え事してた時、リナが言ったっていう……
「ごめん、聞いてなかった」
「別にいいよ、たいした事じゃなかったし…」
あくびまじりに答えるリナ。
どうやら、そうとう眠いらしい。
まあ、無理もない…か。
今日は、みごとな小春日和だもんなあ…。
あたりすべてが、春に包まれたといっても過言ではないだろう。
それくらい今日は、暖かく、いい天気なのである。
「…で、なんていったんだ?」
「ホント、たいした事じゃないのよ。
ただ、……」
「ただ?」
「ただ、
来年も、一緒に桜見れたらいいね……
って、ただそれだけ……」
言い終わらぬうちに、静かに眠りに入るリナ。

来年も、一緒に桜見れたらいいね…か。
ただ、ただそれだけの事なのに、
やたらうれしいのは、なぜだろう……。
「俺って…単純―…」
言って、自分の単純さに笑いがこみ上げる。
…まあ、いいかぁ。
そして、
ふと、リナの顔を覗く。
…なんつー、気持ち良さそうな顔して寝てんだか…こいつは。
人の気もしらないで……
まあ、でも……

とりあえず、今はこのままで…
いつか、本当に離れなくちゃいけない時がくるかもしれない。
リナに俺が必要なくなるときが、来るかもしれない。

でもリナが俺を望むなら、その時までは…
リナの側で歩いていこう。

 そう、とりあえずは…
「次に桜が咲くときまで、……な。」

それまでは…このままで。


        サクラ、サク…ソノトキマデハ………


              END


ど…どうでしたでしょうっ(汗汗っっ)
なんせ、めちゃめちゃ短時間で書き上げたので…(泣)
もうちょっと書きたい場面とかも、あったりしたのですがねーっ
とりあえず、…春の雰囲気が伝わればっっ…と思い、かいたですうっっ
あと、ガウリィのリナへの気持ちかなぁ…
これはむずかしくって、うまく表現できなかったかもしれませんーっ(涙)

とりあえず…
「リナちゃんってば、やっぱしかわいいわっっ」
ってことで……(笑)
(なんのフォローにも、なってなかったりして 汗)

最後まで読んで下さって、ありがとうございましたーーっっ
 

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1951Re:サクラ・サクラ松原ぼたん E-mail 3/29-00:03
記事番号1945へのコメント
 面白かったです。

>桜が綺麗ならば、素直に声を上げ喜び、
>仲間が傷つけば、そいつの痛みを心から心配することのできる
>普通の女の子。
 その通りなんですよね、考えたら。
>俺は、このまま成長の無いまま
>この道を歩いていって、いいのだろうか……
 こういうのって思っている状態が一番前に進んでなかったりするらしいですね。
後でそれを活かせるならかまわないらしいですけど。
>「俺って…単純―…」
 いえいえ、そんな物ですっでて(笑)。
>でもリナが俺を望むなら、その時までは…
>リナの側で歩いていこう。
 いつまで歩き続けるのやら(笑)。

 本当に面白かったです。
 ではまた、ご縁がありましたなら。

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1963またまた一番乗りっっ 松原ぼたんしゃんっ一姫 都 3/29-22:43
記事番号1951へのコメント
またまた、一番のりですねっっ(笑)
次も是非是非、一番狙ってくださいなっ(はぁと)

>その通りなんですよね、考えたら。
まあ、十分普通じゃないとおもうんですけどね(苦笑)

>こういうのって思っている状態が一番前に進んでなかったりするらしいですね。
>後でそれを活かせるならかまわないらしいですけど。
ふむふむ、そうですねぇ……。
悩んだ所で、なんの解決にもならないですからねぇ。

>「俺って…単純―…」
> いえいえ、そんな物ですっでて(笑)。
この台詞は、なんだかとってもお気に入りですっ(はぁと)
なんか、かわいいですよねぇガウリィっ

>いつまで歩き続けるのやら(笑)。
そりゃあ、もう、いつまでもっっっでしょう。

いつもレスありがとうですーっっ

松原しゃんの、小説のレス一番のりを密かに狙ってる……
           
                  一姫 都 でしたっっ
     つ…つぎこそはっっ


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1968Re:サクラ・サクラ御茶らちゃ 3/30-09:44
記事番号1945へのコメント
一姫 都様はじめまして。御茶らちゃともうします。

>都はこの季節好きなのですっっ
>なんか、出会いの季節ですよねーーっっ春って。
>それに意味もなく、お散歩に行きたくなったりしますよねーっっ
>ああ、いまごろ鎌倉あたりでは、桜が綺麗だろうなぁ……
私の通学路でも少しですけど、桜咲いてます。
今年はお花見行きたいなあ・・

>いつからだろう、
>リナに追いつけなくなったのは…。
>リナは急ぎ足で先へ進み出した。
>それまでよりも、早く成長するようになった。
>あいつは、ちゃんと進んでる。
>一歩、一歩確実に、
>先に進み出してる。
リナって魔族と戦うことで精神的にも成長してきてると思いません?
それによって見つけたこととかあるし。

>「ただ、
>来年も、一緒に桜見れたらいいね……
>って、ただそれだけ……」
>言い終わらぬうちに、静かに眠りに入るリナ。
そ−ですねえ・・・
こんな生活送ってるといつ何が起こるか分からないし。
(でも案外、来年は旅のメンバ−増えてるかもよ、リナ)

>ど…どうでしたでしょうっ(汗汗っっ)
>なんせ、めちゃめちゃ短時間で書き上げたので…(泣)
>もうちょっと書きたい場面とかも、あったりしたのですがねーっ
>とりあえず、…春の雰囲気が伝わればっっ…と思い、かいたですうっっ
ええ。全体的に春らしい朗らかな感じでしたよ。
とても分かりやすかったし。

>最後まで読んで下さって、ありがとうございましたーーっっ
これからもがんばってくださいね。
それでは、短いですがまたお会いしましょう。

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1976御茶らちゃ様っっ一姫 都 3/30-21:49
記事番号1968へのコメント
>一姫 都様はじめまして。御茶らちゃともうします。
はははは、はじめましてっっっ(緊張)
まさか、御茶らちゃ様にレスつけてもらえるなんてっっ
小説いつも楽しく読まさせてもらってますっっ
これからもがんばってくださいねーーっっ
(あら、いつのまにか私通みたくなってますね 笑)

>私の通学路でも少しですけど、桜咲いてます。
>今年はお花見行きたいなあ・・
お花見…いいですねぇっっ
都はまだ、正式なお花見というのをやったことがなくって
すっごく憧れてたりするんです。
ああ、そんなこと言ってるうちに、桜の季節も終わってしまうのね(泣)
(毎年これの繰り返し 笑)

>リナって魔族と戦うことで精神的にも成長してきてると思いません?
>それによって見つけたこととかあるし。
思います、思いますっっ
リナちゃんは、本当に凄いですよね。
なんでも、吸収して自分のものにしちゃうって感じ。

>(でも案外、来年は旅のメンバ−増えてるかもよ、リナ)
ををう?
誰でしょう……?

>ええ。全体的に春らしい朗らかな感じでしたよ。
>とても分かりやすかったし。
よかったですーっ。
なんせ題名からして「春」ムード満載だったもので、
これで春らしい雰囲気が出てなかったらどうしよう……(汗)
と、心配していたので。

>これからもがんばってくださいね。
>それでは、短いですがまたお会いしましょう。
ありがとうございましたーーーっっ
都は、掲示板にもちょくちょく出現しているので
機会がありましたなら、今度はそちらの方でもお話しましょう(はぁと)

ではではーー、お互いがんばりましょうねーーっっ

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1979Re:サクラ・サクラさぼてん 3/31-15:45
記事番号1945へのコメント
はぁーいっさぼてんですです。
私書箱の方で書きましたとうりこちらにレスしまぁーっす。

>鮮やかに咲き乱れる桜を前に、リナはたまらず声を上げる。
>その素振りはあまりにもかわいらしく、可憐だった。
>盗賊殺しと呼ばれているリナの面影はどこにもない。
その時になったら出るんだろうねぇ・・・
盗賊殺しの顔が・・・・(笑)

>あまりに強大な魔力を持つために、魔族に狙われることも…少なくない。
>そのたびにリナは、どんどん強くなっていく。
>リナは、着実に前に進んでいる。
まぁリナだからねぇ・・・

>「……この、脳みそ年中冬眠おとこがっっっ」
>そう言い、怒ったように桜並木を駆け出すリナ。
年中冬眠?こりは新しい!!(笑)

>ど…どうでしたでしょうっ(汗汗っっ)
>なんせ、めちゃめちゃ短時間で書き上げたので…(泣)
短時間でこれだけ書ければ文句はないっ・・・・と思う

>とりあえず…
>「リナちゃんってば、やっぱしかわいいわっっ」
>ってことで……(笑)
>(なんのフォローにも、なってなかったりして 汗)
さぁどうだか(笑)

>最後まで読んで下さって、ありがとうございましたーーっっ
いいえっ 一姫ちゃんの作品を読んだら(最後まで)レスを書く
あたりまえですわっ
ではでは

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1990さぼてんちゃん、ありがとうでしゅーっっ一姫 都 3/31-23:33
記事番号1979へのコメント
をを、そのとうりようっっっ。
これは松さんの曲でーしゅっっ
でも、新曲の方があってるよねぇ…この小説に。
なんていったって題名が「サクラ・フワリ」ですもの(笑)

「桜触れた 指先ふわり 春は舞い降りてくる」
ってなことで、やっぱし歌から始まるレスなのでしたっっっ、

>はぁーいっさぼてんですです。
>私書箱の方で書きましたとうりこちらにレスしまぁーっす。
はーーいっっ

>その時になったら出るんだろうねぇ・・・
>盗賊殺しの顔が・・・・(笑)
そうだねぇ、その時になるとなにかこう、こみ上げてくるようなものが
あるのだろうねぇ。
都もたまに………(笑)

>年中冬眠?こりは新しい!!(笑)
これについては、都も色々と考えたわけよ、うむうむ。
いやー、なんせ至る所で「ヨーグルト」だの「スライム」だの出てたからさぁ。
いちおう、「活動停止の冬眠」って意味で付けてみたの(笑)

>短時間でこれだけ書ければ文句はないっ・・・・と思う
ありがちょうっっ(泣)

>いいえっ 一姫ちゃんの作品を読んだら(最後まで)レスを書く
>あたりまえですわっ
おおーーー、そりはありがたいっっ
でも読んで下さるだけでじゅうぶん、都は幸せよっっっ(泣 泣)
でもでもでも、レスがあると幸せ2倍って感じだけどねっっ