◆−めんそーれ★沖縄!!(基単なる現代版スレイヤーズカップリングショートストーリー???)〜序章〜−れい(4/30-13:28)No.15193 ┣第一日目その1〜アメリアとガウリイ〜−れい(4/30-16:31)No.15195 ┣第一日目その2〜ゼルとヴァルとフィリアとそして…(ごめんゼロス出てないです)−れい(5/2-23:44)No.15240 ┃┗合言葉は『写真』。−みてい(5/3-09:52)No.15241 ┃ ┗私のルームメイトは男子と逢引きを!(爆)−れい(5/3-20:13)No.15243 ┃ ┗うああああああああっ!!−れい(5/3-23:29)No.15246 ┣第2日目その1〜今回はカップリング無いけどその序章みたいなカンジかな〜−れい(5/3-23:21)No.15245 ┗第2日目その2〜一体何時になったら某神官は出て来るんでしょうか…〜−れい(5/4-15:59)No.15265
15193 | めんそーれ★沖縄!!(基単なる現代版スレイヤーズカップリングショートストーリー???)〜序章〜 | れい E-mail | 4/30-13:28 |
どーも。この前沖縄へ修学旅行に行ってきたれいです。それで、ちょっと実話を含めたストーリー基小話?を考え付き、久々に親記事を書く側へまわりました。本当に久々だ…。 えっと、カップリングはガウリナにゼルアメにヴァルフィリ(と、ガーヴァル??)…の、筈です。他にもすこーしだけありますけどね。 どうやらこれは学園モノの様ですが、おそらく続編みたいなのはありません。まあこーゆー一つ一つがバラバラな学園モノの小話は書くかもですが…。 んでわ、何か支離滅裂っぽい小説ですが、どーぞ宜しく★ +++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 初めまして、あたしの名前はリナ。本名はリナ=インバース。 ついこの前、あたしはスレイヤーズアカデミーって言う何やらよく分かんない学校らしき所に、姉ちゃんに無理矢理入らされるカタチでここの学校に入学するハメになった。 私立だから、勿論受験させられた。その時の苦労ったらもう…って、あ、ゴメン。話ずれたね。 兎に角、とてつもない苦労の末この学校に入った訳。そうそう、あたし入学式の時生徒代表で壇上に出て挨拶したのよ。 さふ言えば校長先生が2人いて、その後見るに絶えない惨殺シーンがあったやうな…うえっ。気持ち悪くなってきた。 えーと、それで、入学式と新入生歓迎会があって、そのあと数日後、いきなり修学旅行があった訳。 その修学旅行ってのが、なんでか知らないけど全学年で行く、なんつー意味不明なモノ。 そもそも、修学旅行、って、「学習活動の一環として、教師の引率の元学年もしくは学級単位で行う旅行」じゃないの?? そうあたしのクラスの担任のゼラス先生に聞いてみたんだけど、先生は「あの御方…基、校長先生の御考えだから何も言えぬ」としか言わないし…。 そんなにあのパツキン校長先生が怖いのか…と思ったけど、まあ場所も毎年替えてるみたいだし、3回も修学旅行があるのはある意味ラッキー★な事かもね。 …ってな訳で、こうして意気揚揚と(なのかな?)あたしの修学旅行は始まったのである! 続く♪ +++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 石を投げないで下さひ…。 ゼラス様の口調が分からなかったので小説版で行かせて頂きました。 すぐ続いても良いんですけど、まあ一日ごとに分けようかなー、なんつって。 次からちゃんと他のキャラ出します(^^;)他のキャラ達の学年やクラスは秘密ですv(をい)って、読めば分かるんですけどね…。 校長先生が誰と誰なのかは読んでのたうり!校長×か、校長と教頭にするか迷ったんですけど…。 んでわこの辺りにて。この小説は果たしてちゃんと終わるのか!?(こら) かしこ。 |
15195 | 第一日目その1〜アメリアとガウリイ〜 | れい E-mail | 4/30-16:31 |
記事番号15193へのコメント どーも、記念すべき(違うと思ふ…)第一日目です。 前にも書きました通り、この小説は実話を交えた物です。が、私の創作もあるので、「こんなことしたんかいあんた!」とゆーツッコミは却下です(笑)「これはいくらなんでもヤバすぎ…」みたいなのは創作と思ってください。 まあ実話をもっと面白可笑しくしてたり大げさにしてるのもあるのですが…(…と、言うか殆どこれです) ところで、アメリアの一人称って「私」でしたっけ?(小説がいま手元に無い…) 現実世界でも魔法は使える設定にしちゃいました・・・すいません。 そりでは早速GO→!! 追伸基訂正:「校長×」→「校長×2」 +++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 今日和、あたしはリナ…って、前も言ったっけ。 え、今何処にいるかって?今あたしは洞窟の中にいるの。 んなこと誰も訊いてない?…ああそう、だったら炎の矢でも今日泊まる貴方の部屋にぶちこんでも構わないけど。 …分かれば宜しい! それにしても、空港は本当にごたごたしてた。 確かに一日目で荷物とか運ばなきゃなんないし、仕方無いんだけどさ…。 やっぱ飛行機ってダメだわー。耳が痛くなるわ、酔って気分悪くなるわ、眠りたかったのにみんな煩かったし? 思わず火炎球ぶちかましちゃった。あはは、リナちゃんったらおてんば★ …その後姉ちゃん(何故か先生をしてたりする)にヒドい目にあわされたけど。 移動でかなり時間費やしてたから、今日は飛行機乗ってどっかの洞窟入ってホテル(一流v)行って寝る、ってカンジみたい。 そうそう、さっきでかいなめくぢがいて、側に姉ちゃん(引率者だったんだけど、絶対コレはあたしの見張りね)がいなかったら多分ドラスレ5発は打ってた…かもしんない。(その前に混乱して遥か彼方へ逃げるって?…それは言わないで) あたしは、なめくぢが大のニガテだから。 因みにそのなめくぢは、姉ちゃんがどっかへ持ってってくれた。 一体何処へ持っていったんだろーか…敢えて検索はしなかったけど。 「リナさん、光が見えてきましたね!」 「はいはい。んなもん言わなくても見れば分かってるって」 クラスメートのアメリアがあたしに声をかけてきた。 そー言えば一番最初にあたしに話しかけて来たのはアメリアだったっけ。 今では一番の友達… 「だって、何か感動しませんか?こんな、『昏い闇の中で目に映る一条の光…其処に見えるは白きを身に纏う一人の女神』みたいなのって?」 「別に…ってゆーか最後の1文は何なの?」 「正義の戦士ってそーゆー現れ方をするものなんです!」 「………さ、さいですか…」 なのだが、時々よく分からん事を言ったりもする。 これさえなきゃ、結構可愛いコなんだけどなあ…。同い年だけど。 洞窟をぬけた後は、時間厳守だけど自由時間となる。あたしはアメリアと一緒に色々な店をまわることにした。 嗚呼、これで姉ちゃんから開放される!! あたしの中は、そんな高揚感でいっぱいだった…そーなる自分にちょっぴし涙。 「御土産買わなきゃね…ふっふっふ、何か燃えるわ〜」 「そーですよね、何かモノ買う時って燃えますよね!」 あたしの言葉にアメリアも同意する。まあアメリアの場合はきっと「モノを買う」事に燃えてるんだろーけど、あたしの場合は「モノを値切る」事に情熱(は?)を燃やすのだ。 「ねえ、集合時間って何時だっけ?」 「えっと、確か5時でしたよ?」 「ありがと。んじゃ早速御土産を買うわよ!」 「はい!」 「をーい待ってくれー」 ずべ。 いきなり後ろからあたしの気力を殺ぐ様な呑気な声が後ろからしたので、あたしは思わずコケてしまった。 「ガウリイさん!どーしたんです?」 「いやあ、道に迷ってだな…」 「フツーこんなとこで道に迷う?相変わらずね!」 「そう言うなよ。テレるじゃないか」 誰が誉めてんのよ!(御約束…) ガウリイ…陸上部のエースで、スポーツ特待生なのである。その代わり(?)、頭脳はクラゲ並み。序に言うと3年生。 2年3年を見て分かった事だが、このアカデミー生にはあまり先輩後輩意識が無い、と言うよりかなり嫌っている様だ。従って、あたしもアメリアも大抵『先輩』呼ばわりはしていない。あたしに至っては殆どタメである。場合によるが。 「そう言えばガウリイさんと初めて会ったのもこんなシュチュエーションでしたよね」 「そーだっけ?」 「覚えてないんですか?ほら、アカデミーで私達が道に迷った時、『俺が道案内してやる』とか言って、更に迷っちゃった時の事!」 「ああ、あの、怒ったリナが俺にロイヤルクラッシュをくらわせたあの時か!」 そーゆー事は覚えとんかあんたは! 条件反射でツッコミをいれそうなあたしだったが、ここでガウリイと漫才してても始まらないので何とか押しとどめた。 「んで、ガウリイ、あんたはどーすんの?」 「俺?うーんと…まあ行くアテも別に無いし、一緒に行っていいか?」 「…いいけど、でも道に迷ったら放っとくかんね」 「OKですよ!でも道に迷わないで下さいね」 ほぼ同時に同じ様なクギをさすアメリアとあたし。思わず顔を見合わせてしまった。 5時まであと、1時間程度はある。 アメリアは他の所で楽器を買っている様だ。あたしは気に入った服があったので値切っている最中、ガウリイはもう既に御土産を手に入れたらしく、あたしと一緒にいる。 「このシャツの端に手垢ついてるからまけてくれるわよね!」 「しょうがないねえ…じゃあこんなもんでどうだい?」 「んー、このポケットと周りの柄ズレてるし、もう一声!」 「うぐ…」 「鬼か、お前は…」 ガウリイが呆れた顔であたしを見る。…と、何かさっきより人が多くなってない? 「あーちょっと通して下さい…っぷはっ、リナさん、人だかり出来てますよ!何やってたんですか?」 「へ?」 思わず辺りを見渡すと、確かに沢山の人だかりが出来ていた。 「な、なんでぇ?ちょっと値切っただけなのに…」 「当たり前ですよ!こっちまで交渉する声が聞えてたんですから」 「あれがちょっとかよ、リナ」 アメリアとガウリイにまでつっこまれた。嗚呼、ガウリイにつっこまれるなんて!! 「えっと…んじゃもういっか。おばちゃん、これちょうだい」 「はひ…」 何故か泣きそうな顔をしたおばちゃんとそこらへんの野次馬の視線が、ミョーに痛かった。 「…リ、リナさん、もう4時58分です!間に合いませんよ!ここから集合場所までどんなに早くても5分はかかります!」 「え、ホント!どーしよう!?…あ、アメリア、ガウリイ、あたしにつかまって!…翔封界!」 ごうっ! 「ああ、御客さん、おだ…」 おばちゃんの叫び声が聞えたやうな気がしないまでもないが、まあ…聞かなかった事にしよう。(極悪…) 因みに、あたし達は集合時間にギリギリ間に合ったものの、『5分前集合がなってない!』と、こっぴどく怒られた事だけを述べておく。 →「第1日目その2」へ続く。 +++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 1日目…まだ終わりません(汗) 一応、2話で1日ずつ、とゆー形式にする予定です。 ほんたうに大丈夫なんだらうか…。 んでわ。 かしこ。 |
15240 | 第一日目その2〜ゼルとヴァルとフィリアとそして…(ごめんゼロス出てないです) | れい E-mail | 5/2-23:44 |
記事番号15193へのコメント はい。1日さぼってました(をい)れいです。 今日のテーマは夜這い(爆)です。 ここで一気にカップリング炸裂!ですね(何だそりゃ)。前に述べた通りガウリナゼルアメヴァルフィリ+αです(笑) 因みに、ガウリイはリナの、ヴァルガーヴはフィリアの幼馴染、とゆー設定を付け加えます。すみませんでした〜(汗) そりでわ…。 +++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 今晩和、あたしはリナ。(しつこい…) 今、あたしはホテルの自分の部屋にいる。 これからルームメイトのアメリアとフィリアと一緒に夜這いをしに行こうとしている真っ最中だったりするのよね、これが。 あ、言っとくけど!「夜這い」なんて表現してるけどさ、これはあくまでアメリアとフィリアが名付けたモノであって、あたしとガウリイはずぅえーったい!恋人でも何でもないからね!確かに、あの時の、道案内の件以前に、ガウリイはあたしの幼馴染でもあるんだけど…。 そうそう、さっき出てきたフィリア、って人について紹介するわ。 フィリア=ウル=コプト、スレイヤーズアカデミーの副生徒会長にして、去年行われた水着美少女コンテストで1位をとっちゃうほどの美貌とスタイルを持っている(アメリアがどっかからそーゆー情報を仕入れて来た)。 因みにあたしもアメリアも彼女と直接話す機会が出来たのはこれが初めてだけど、彼女の方から話しかけてくれた。いいとこのお嬢様、ってカンジだけど、どうやらそうでもないかんしんない。あのメイスはどう考えても「お嬢様」が持つもんじゃないし。 何故3年生の彼女とあたし達とが一緒の部屋割りになったのかと言うと、人数の都合で1年と3年(1年と2年じゃなくて)若しくは2年と3年が一緒になる所がどうしても出来てしまうとか。 ガウリイのとこも、2年のゼルガディスと、ヴァルガーヴと一緒だと言っていた。 まあだからあたし達は暇つぶしも兼ねて夜這いしに行くのだけど…。 「リナさん、何ぼーっとしてるんです?夜這いしに行かないんですか?」 「あ、ああごめんフィリア。…って言うか、その『夜這い』ってのはやめてくんない?」 「何言ってるんです、これが夜這い以外の何になるんですか?」 いやあの、そー言われても困るんだけど…。 「…そもそも、愛しい人に会いたいなら2人で行けばいいじゃない!なんであたしにまで夜這いを強制すんのよ、あんたらは!」 「え、リナさんガウリイさんに会いに行かないんですかぁ?」 「あのねアメリア、さっきからあたしとガウリイは幼馴染以外の何物でもない、って言ったでしょーが!」 「でも…」 あたしのセリフにアメリアは泣きそうになる。あんた、どーしてもばれた時にあたしを道連れにするつもりね! ………………………あ、良い事思いつーいたっと。 アメリアもフィリアも にやり。 「いーやよアメリアにフィリア、あたしも行くわ」 「え、ホントですか!?やった!」 「有難う御座います、リナさん」 アメリアもフィリアも嬉しそうな顔だ。 「んじゃ、早速行きましょーか!」 「はい!」 「ええ」 「διγΣβζθσ…」 フィリアがあたし達には理解不能な言葉を紡ぎ始める。 彼女お得意、瞬間移動の術だ。これでガウリイ達の部屋まで行く、とゆー訳である。馬鹿正直に部屋出たら先生がいるし。 ぶわんっ。 黄金色の光が辺りに満ちて―――。 時計の針が、12時をかち、っと指した。 ふっ。 玄関口にあたる場所にあたし達は移動した様だ。 成功…みたいね。 さて、と…。 「眠り!」 ぱたっ。くー。くー。くー。 あたしの呪文で、2人ともえらく気持ち良さそうな寝息を立てる。 これでおそらく3人も眠った筈!…まあ、ガウリイははなから寝てるでしょうけど。 「ごめん、すぐ終わるからねー…」 あたしは懐に手を入れて、彼らが眠るベッドへと足を運んだ。 「ふあ…あ、ここは一体何処でしょう…」 「もう朝ですかあ…?」 何寝ボケてんのよ、あんた達、ってあたしが眠らせたんだけどね。 「違うわよアメリア。ここはガウリイ達の泊まってる部屋。あたし達はここへ夜這いしに行ったんでしょーが」 「…はっ!そうでした」 「それにしては、時間経ってますね…今1時ですけど…あれ?」 どき。 「まあ、あの部屋の時計が1時間遅かっただけじゃないの?」 「ああ、なるほど」 …単純で良かった。 「あ、あんまし大きい声出さないでね」 「ゼルガディスさーん!!」 …ちゃんと人の話、聞いてた? それどころじゃないんだろーけど…。 「あああアメリア!?お前、なんでんなとこに!しかもフィリアもリナも、一体何しに来たんだ!?」 「夜這いしに来たんですVv会いたかったわ、ヴァルガーヴ!」 「堂々と『夜這いしに来た』なんて言うかぁぁぁぁ!」 「言っとくけどあたしは単なる付き添いよ」 えらく舞上がってるアメリアとフィリアを尻目にあたしはきっぱりと言ってやった。いや、そんなコトより、あたしは2人にやらなければならないコトがある。 「ところでゼルにヴァル、取引しない?」 『取引…?』 2人は同時に言った。 序に言うと、ゼルとヴァル、と言うのは彼らの通称である。 ゼルガディス=グレイワーズ、生徒会の書記を務めている。無口且つクールな性格、そしてその端正な顔は1部の女子生徒に大ウケだとか。 入学式の時、アメリアは偶然廊下で彼とぶつかり…一目惚れしたらしい。向うもそう嫌ってる訳でも無い様だ。 ヴァルガーヴ、多分このアカデミーで知らない人間はいないであろう、有名な不良だ。でも何故かアカデミーには毎日来るし授業は毎回受けてると言う何かちょっと間違ってる(いや、普通はそれが正しいんだけど、何かさ…)ヤツ。自称不良、と言い直した方があってるかもしんない。フィリアと幼馴染だとか。 それにしても、この2組のカップル、ホントに対照的だなー、って思う。 ゼルとアメリアは性格が正反対だし、ヴァルとフィリアは肩書き(?)が正反対だし…あたしとガウリイだったら…頭の良さかな? って、なんであたしがガウリイとカップリングになってんだっつーの! ま、まあそれはいいとして。 「…そう、取引よ。これを見れば分かると思うけど―」 そう言ってあたしが取り出したのは、何枚もの写真。 …ゼルとヴァルの寝顔が写っている。 「をい、これわ一体何なんだ?」 「何、って、あんた達の写真。んでね、若しこれをばらまかれたくなければ、あたしから写真を買いなさい!」 クール&冷静を貫き通すゼルとヴァルであれば、絶対自分の寝顔なんぞ見られたくない(実は、結構可愛かったりすんのよね)と踏み、あたしはわざわざ眠りの術までかけて彼らの写真を撮ったのである。ほ―――んのちょっとだけ良心が痛むけど。 『ちょっと待てぇぇぇぇぇいっ!!!』 「ちょっと、あんまり大きい声だしたら外にばれるわよ!」 「んなこと気にしてる場合か!何が悲しゅーて写真をお前から買わねばならんのだ!?」 「そんなの、迂闊にも眠ってたあんた達が悪いんでしょ!とゆー訳でこんなもんでどう?」 「待ってください、リナさん!」 「何?言っとくけど『やめて』とか言うのはナシよ!」 「違います、そうでなくて…」 「ゼルガディスさんに売るのなら、それより私に売って下さい!」 「ヴァルガーヴに以下同文っ!」 …をやまあ。 「いやそれこそ困る!そんなのアリか!?」 「金額が上回ればアリよ!」 「お前な…」 ま、お姫様(多分)お嬢様(一応)のアメリアとフィリアに金額で勝てる訳ないんだけどね。 可愛い後輩のちょっとした小遣い稼ぎだと思って諦めてね★ 「んじゃ、これ位で…」 「くぉらあああ!!」 ばんっ!!! …一瞬、空気が真っ白になった。 「が、がぁう゛せんせひ…」 その呟きは誰のものなのか。 「全く仲良く夜這いしに来て…今何時だと思ってるんだお前らっ!!」 うああああっ!こんなことならやっぱ行くんじゃなかったああああ!ってもう遅いけどっ! 「声がモロ丸聞えだぞ!夜這いするんならもっと上手くやれ!」 ばれなきゃいーんかいっ! 「…まあ兎に角、今まで一体何をやっていたんだ、正直に言えば今から起床時間まで廊下に正座程度で許してやる」 その時、あたしの中にある恐ろしい式が成り立った。 罰を受ける=先生からうるさく言われる=姉ちゃんの耳にも入る=姉ちゃんに… 殺される!!絶っっっ対に殺される!!!こぉぉろぉぉさぁぁれぇぇるぅぅ〜!!!!! まづい、このままでわ本気で!!何とか対策を…!! 「えと、あの…写真を撮ってたんです」 「あ、ガーヴ先生、夜這いっつってもこいつらが勝手にどかどか入りこんで来やがったんですよ!しかもリナなんぞ俺とゼルガディスの寝顔撮っていきなし売りつけようとしたし!」 「ぬぁにぃぃぃぃぃぃっ!!?」 ヴァルの言葉に瞬時に反応するガーヴ先生。 …こりはひょっとして、チャンスかも! 「あの、ガーヴ先生…写真あげますから逃して下さい♪」 「いいだろう」 …あまりにもあっさりとした(し過ぎ)やりとりに、ガーヴ先生以外のみんなの目(勿論あたしも)が点になりましたとさ。 これって、ガーヴァルなの!? 第二日目へ続く。 +++++++++++++++++++++++++++++++++++++ はい。岩投げないでくださ…ぎゃあああああ!! ちょっと展開早めてしまいました。もっとらぶらぶにしたかった(泣) 下書きナシってつらいですねえ(をい) んでは、また。 かしこ。 |
15241 | 合言葉は『写真』。 | みてい | 5/3-09:52 |
記事番号15240へのコメント >はい。1日さぼってました(をい)れいです。 こんにちは。もしかして初めましてかもみていでございます。 >今日のテーマは夜這い(爆)です。 修学旅行の定番っ!? >ここで一気にカップリング炸裂!ですね(何だそりゃ)。前に述べた通りガウリナゼルアメヴァルフィリ+αです(笑) α…?誰でしょうか。 > ガウリイのとこも、2年のゼルガディスと、ヴァルガーヴと一緒だと言っていた。 一部屋ですむのねぇ、リスクが小さいなっ(みていはとっとと寝たクチですが) > まあだからあたし達は暇つぶしも兼ねて夜這いしに行くのだけど…。 >「リナさん、何ぼーっとしてるんです?夜這いしに行かないんですか?」 >「あ、ああごめんフィリア。…って言うか、その『夜這い』ってのはやめてくんない?」 >「何言ってるんです、これが夜這い以外の何になるんですか?」 > いやあの、そー言われても困るんだけど…。 言い切ったもん勝ち!! >「…そもそも、愛しい人に会いたいなら2人で行けばいいじゃない!なんであたしにまで夜這いを強制すんのよ、あんたらは!」 >「え、リナさんガウリイさんに会いに行かないんですかぁ?」 >「あのねアメリア、さっきからあたしとガウリイは幼馴染以外の何物でもない、って言ったでしょーが!」 >「でも…」 > あたしのセリフにアメリアは泣きそうになる。あんた、どーしてもばれた時にあたしを道連れにするつもりね! どーせなら一連托生v >「διγΣβζθσ…」 あっ、この文字使えるんだ。発見発見。 > フィリアがあたし達には理解不能な言葉を紡ぎ始める。 > 彼女お得意、瞬間移動の術だ。これでガウリイ達の部屋まで行く、とゆー訳である。馬鹿正直に部屋出たら先生がいるし。 先生も大変です。 でも先生の部屋ってやたらと酒臭かったりしませんか? >「眠り!」 > ぱたっ。くー。くー。くー。 > あたしの呪文で、2人ともえらく気持ち良さそうな寝息を立てる。 あれっ!? > これでおそらく3人も眠った筈!…まあ、ガウリイははなから寝てるでしょうけど。 >「ごめん、すぐ終わるからねー…」 > あたしは懐に手を入れて、彼らが眠るベッドへと足を運んだ。 顔に落書きでも…??? >「それにしては、時間経ってますね…今1時ですけど…あれ?」 > どき。 >「まあ、あの部屋の時計が1時間遅かっただけじゃないの?」 >「ああ、なるほど」 > …単純で良かった。 納得しちゃったし。 >「あ、あんまし大きい声出さないでね」 >「ゼルガディスさーん!!」 > …ちゃんと人の話、聞いてた? 聞いてない聞いてない。 >「あああアメリア!?お前、なんでんなとこに!しかもフィリアもリナも、一体何しに来たんだ!?」 >「夜這いしに来たんですVv会いたかったわ、ヴァルガーヴ!」 積極的です、フィリアさん。 >「ところでゼルにヴァル、取引しない?」 >『取引…?』 >「…そう、取引よ。これを見れば分かると思うけど―」 >「をい、これわ一体何なんだ?」 >「何、って、あんた達の写真。んでね、若しこれをばらまかれたくなければ、あたしから写真を買いなさい!」 う〜わー。 > クール&冷静を貫き通すゼルとヴァルであれば、絶対自分の寝顔なんぞ見られたくない(実は、結構可愛かったりすんのよね)と踏み、あたしはわざわざ眠りの術までかけて彼らの写真を撮ったのである。ほ―――んのちょっとだけ良心が痛むけど。 ほ―――んのちょっとかい(苦笑) >『ちょっと待てぇぇぇぇぇいっ!!!』 >「ちょっと、あんまり大きい声だしたら外にばれるわよ!」 >「んなこと気にしてる場合か!何が悲しゅーて写真をお前から買わねばならんのだ!?」 いや、気にしている場合だと。 >「ゼルガディスさんに売るのなら、それより私に売って下さい!」 >「ヴァルガーヴに以下同文っ!」 > …をやまあ。 あらまぁ。 >「いやそれこそ困る!そんなのアリか!?」 枕に入れて寝てくれるかも持ち歩いてくれるかも知れないのに…。 つぅかネガもちゃんともらっとかないとねv >「全く仲良く夜這いしに来て…今何時だと思ってるんだお前らっ!!」 1時過ぎっす。 >「声がモロ丸聞えだぞ!夜這いするんならもっと上手くやれ!」 > ばれなきゃいーんかいっ! 魂の叫びっ!(爆笑) >「…まあ兎に角、今まで一体何をやっていたんだ、正直に言えば今から起床時間まで廊下に正座程度で許してやる」 翌日足がヘンでしょうね。 > その時、あたしの中にある恐ろしい式が成り立った。 > 罰を受ける=先生からうるさく言われる=姉ちゃんの耳にも入る=姉ちゃんに… > 殺される!!絶っっっ対に殺される!!!こぉぉろぉぉさぁぁれぇぇるぅぅ〜!!!!! リナちゃん死活問題。 >「えと、あの…写真を撮ってたんです」 >「あ、ガーヴ先生、夜這いっつってもこいつらが勝手にどかどか入りこんで来やがったんですよ!しかもリナなんぞ俺とゼルガディスの寝顔撮っていきなし売りつけようとしたし!」 >「ぬぁにぃぃぃぃぃぃっ!!?」 > ヴァルの言葉に瞬時に反応するガーヴ先生。 > …こりはひょっとして、チャンスかも! チャンス? >「あの、ガーヴ先生…写真あげますから逃して下さい♪」 >「いいだろう」 あっさり、すぱっと、さらっと、すっきり、すばやく、買収。 エサ(写真)の力ですね〜。 > > …あまりにもあっさりとした(し過ぎ)やりとりに、ガーヴ先生以外のみんなの目(勿論あたしも)が点になりましたとさ。 で、写真渡したんでしょうか。 んで、その写真はどうなったんでしょうか。 気になるぞ…。 ヴァルが奪還しにガーヴ先生の部屋に『夜這い』しに行ったりして(爆) ガウリイ、出てこないところみるとくーかくーか寝てたみたいですね。 翌朝憔悴した周りを見てちょっと変かもくらいは思ってくれるんだろうか。 >んでは、また。 >かしこ。 面白かったです。続き待っています。 みていでございました。 |
15243 | 私のルームメイトは男子と逢引きを!(爆) | れい E-mail | 5/3-20:13 |
記事番号15241へのコメント >こんにちは。もしかして初めましてかもみていでございます。 ども。今日和…と言うか今晩和★ >>今日のテーマは夜這い(爆)です。 >修学旅行の定番っ!? ですね。私のルームメイトの人達も男子と逢引きしてました(爆) >>ここで一気にカップリング炸裂!ですね(何だそりゃ)。前に述べた通りガウリナゼルアメヴァルフィリ+αです(笑) >α…?誰でしょうか。 ガーヴァルv(^^;) >> ガウリイのとこも、2年のゼルガディスと、ヴァルガーヴと一緒だと言っていた。 >一部屋ですむのねぇ、リスクが小さいなっ(みていはとっとと寝たクチですが) はっはっは。私もさっさと寝ましたよ。煩くて眠れませんでしたけど。 因みに本当はヴァル3年にしたかったんですけど…そーするとゼロスを2年にしなければアンバランスになってしまって…ゼロスは絶対3年!と思ってるので。私の偏見ですけどね。フィリアがヴァルと同い年か年下、ってのも変ですし(汗) >>「何言ってるんです、これが夜這い以外の何になるんですか?」 >> いやあの、そー言われても困るんだけど…。 >言い切ったもん勝ち!! そのたうりっ!女はどかんと一発ですよ!(ナゾ) >>「…そもそも、愛しい人に会いたいなら2人で行けばいいじゃない!なんであたしにまで夜這いを強制すんのよ、あんたらは!」 >> あたしのセリフにアメリアは泣きそうになる。あんた、どーしてもばれた時にあたしを道連れにするつもりね! >どーせなら一連托生v 死なばもろとも♪当たって砕けろ!(違) >>「διγΣβζθσ…」 >あっ、この文字使えるんだ。発見発見。 私がこの文字を使ったのは初めてかも…。ιは何回も使った事はあるのですが…。 >>馬鹿正直に部屋出たら先生がいるし。 >先生も大変です。 >でも先生の部屋ってやたらと酒臭かったりしませんか? いや、私達の時は逢引きだの部屋交換だの夜這いその他がばれたせいで先生達の睡眠時間は1日平均2〜3時間でそんなヒマなかったらしいです(本当) >> あたしの呪文で、2人ともえらく気持ち良さそうな寝息を立てる。 >あれっ!? ふふふっ。(!?) >> あたしは懐に手を入れて、彼らが眠るベッドへと足を運んだ。 >顔に落書きでも…??? どこぞの子供みたいですね(笑)←小さい頃やったコトがあったり…えへv >> …単純で良かった。 >納得しちゃったし。 アメリアもフィリアも、ある意味操りやすいキャラですから。しかもちょっとまだ眠そうですし。 >> …ちゃんと人の話、聞いてた? >聞いてない聞いてない。 恋とは人を狂わせるものなんですよ★(は?) >>「夜這いしに来たんですVv会いたかったわ、ヴァルガーヴ!」 >積極的です、フィリアさん。 私のヴァルフィリは殆どフィリア→ヴァル(ガーヴ)…。って言うかヴァルフィリだろうがフィリヴァルだろうがうちのカップリングは積極的なんですよ(笑) 特に女性軍…リナは除きますけどね。 >>「何、って、あんた達の写真。んでね、若しこれをばらまかれたくなければ、あたしから写真を買いなさい!」 >う〜わー。 リナちゃん極悪非道になっちゃいました(^^) >> クール&冷静を貫き通すゼルとヴァルであれば、絶対自分の寝顔なんぞ見られたくない(実は、結構可愛かったりすんのよね)と踏み、あたしはわざわざ眠りの術までかけて彼らの写真を撮ったのである。ほ―――んのちょっとだけ良心が痛むけど。 >ほ―――んのちょっとかい(苦笑) ほ―――んのちょっとなんですよ。 >>「ちょっと、あんまり大きい声だしたら外にばれるわよ!」 >>「んなこと気にしてる場合か!何が悲しゅーて写真をお前から買わねばならんのだ!?」 >いや、気にしている場合だと。 本人達はそれ所ではなさげですねぇ…。まあ彼らにとってある意味死活問題かも。 >>「ゼルガディスさんに売るのなら、それより私に売って下さい!」 >>「ヴァルガーヴに以下同文っ!」 >> …をやまあ。 >あらまぁ。 女性パワー炸裂っ!(なんだそりゃ) >>「いやそれこそ困る!そんなのアリか!?」 >枕に入れて寝てくれるかも持ち歩いてくれるかも知れないのに…。 お守りにするとか心のアルバム(??)にしまうとか…。 >つぅかネガもちゃんともらっとかないとねv し、しまったぁ!! >>「全く仲良く夜這いしに来て…今何時だと思ってるんだお前らっ!!」 >1時過ぎっす。 的確なツッコミTHANKS. >>「声がモロ丸聞えだぞ!夜這いするんならもっと上手くやれ!」 >> ばれなきゃいーんかいっ! >魂の叫びっ!(爆笑) そう言えばリナちゃんこーゆー心のツッコミ多いかも…。 >>「…まあ兎に角、今まで一体何をやっていたんだ、正直に言えば今から起床時間まで廊下に正座程度で許してやる」 >翌日足がヘンでしょうね。 正座すると足短くなりますしね〜…余談ですがお坊さんは6時間正座しても足が痺れないそうです。すごいなあ…。(お坊さんを目指すA先生から聞いた話) >> 罰を受ける=先生からうるさく言われる=姉ちゃんの耳にも入る=姉ちゃんに… >> 殺される!!絶っっっ対に殺される!!!こぉぉろぉぉさぁぁれぇぇるぅぅ〜!!!!! >リナちゃん死活問題。 どーやって殺されるんでしょーねえ(汗) >>「ぬぁにぃぃぃぃぃぃっ!!?」 >> ヴァルの言葉に瞬時に反応するガーヴ先生。 >> …こりはひょっとして、チャンスかも! >チャンス? がぁう゛せんせひのウイークポイント突き攻撃っ!(自爆) >>「あの、ガーヴ先生…写真あげますから逃して下さい♪」 >>「いいだろう」 >あっさり、すぱっと、さらっと、すっきり、すばやく、買収。 >エサ(写真)の力ですね〜。 はっはっは。ここら辺を書いてた時親に「もおやめろ」とつっこまれたのでこうなっちゃいました(をい!!) >> …あまりにもあっさりとした(し過ぎ)やりとりに、ガーヴ先生以外のみんなの目(勿論あたしも)が点になりましたとさ。 >で、写真渡したんでしょうか。 >んで、その写真はどうなったんでしょうか。 >気になるぞ…。 >ヴァルが奪還しにガーヴ先生の部屋に『夜這い』しに行ったりして(爆) をををををををををっ!!その案頂き!!(こら!)ホントに使いますね!いやあ、写真の県は2日目その1で書きますので。↑のやつを使おう!!(他力本願…すいません) >ガウリイ、出てこないところみるとくーかくーか寝てたみたいですね。 >翌朝憔悴した周りを見てちょっと変かもくらいは思ってくれるんだろうか。 無理でしょう、脳味噌クラゲですから(ひでぇ…) > >>んでは、また。 >>かしこ。 >面白かったです。続き待っています。 >みていでございました。 どぉもありがとうございましたぁ〜★ |
15246 | うああああああああっ!! | れい E-mail | 5/3-23:29 |
記事番号15243へのコメント >>で、写真渡したんでしょうか。 >>んで、その写真はどうなったんでしょうか。 >>気になるぞ…。 >>ヴァルが奪還しにガーヴ先生の部屋に『夜這い』しに行ったりして(爆) >をををををををををっ!!その案頂き!!(こら!)ホントに使いますね!いやあ、写真の県は2日目その1で書きますので。↑のやつを使おう!!(他力本願…すいません) ごめんなさぁぁぁぁい!!「出す」とか言いつつ「第2日目その1」でそのネタ出せませんでした!!その2で絶対出します!ホントにすいません!!! でわこのあたりにて。 たいへんしつれいいたしました!!!(なんでひらがな…?) みじかい…(;;) |
15245 | 第2日目その1〜今回はカップリング無いけどその序章みたいなカンジかな〜 | れい E-mail | 5/3-23:21 |
記事番号15193へのコメント どーも。今日は家族3人で某小○島へ行ってきたれいでございます。 醤油ゾフトのあぢが忘れられない…いえ、美味しかったんですけど。カラメルの味のほうが強かったやうな…楽しい思い出を有難う、小○島…。 …、って、スレイと全然関係無いですね(^^;) リナちゃん極悪人です…すいませぇぇぇん!! それから、行く場所と用意するものはだいたい現実通りですが、中身(?)は結構変えておりますので。私は3組ですし…(関係無) ところで、ゼラス様の自称って「私」ですか?それとも「我」??あと言葉遣いが難しくて違うかも…あああああ。 んでわ、レッツゴー!!(何処へ?とゆーツッコミは…却下!!/こら) +++++++++++++++++++++++++++++++++++++ おはよ、あたしはリナ。(辟易してる?これに) 今あたしはバスの中、アメリアの隣に座ってる。因みに彼女は爆睡中。この寝顔が可愛いったらありゃしないっ!実際前の男子のとこからカメラの音が…フラッシュたいてないから先生とか席の他の人は気付かないかも知れないけど、あたにの耳は兎に角優秀なのだ。 ―あとでゆすってやろ。(あたしって超極悪?) まあそれはそれとして、昨日後でどうなったか、と言うと、なんとか許してもらったあたし達は、自分の部屋に戻ってすぐ眠っただけである。(それでもまだやっぱし眠い)まあ先生が部屋を出たあとでガウリイ(あの時あんなに大声出してたのにずーっと寝てた)とアメリア(ゼルの写真は没収されなかったのよね)以外のみんなの視線が異様にイタかった気もするけど…。あたしの「ああしなければみんな正座よ!」って一言で一応はなんとかなった…かもしんなひ。 今日あたし達が行く所はガマ。(勿論それだけじゃないけどね)今日1日はバス内を主とした移動の際、飲食は一切禁止。さっきこっそりとガムかアメとかを持ってきたバカな奴がいたけど、顔を腫らして戻ってきたっけ。一体何をされたんだろう…。 あ、ガマってのは自然に出来た洞窟の事で、此れがあったからこそ、沖縄の人々は生き延びる事が出来たと言われている、神聖且つ重要な場所。 確かに、ンな場所にガムだの何だの口に入れたら、絶対怒られるわよね…迷彩服着てた奴も脱がされてたし。 「はい、間も無く到着致します―――ウエットティッシュかタオル・懐中電灯を確認してください―――ガマの中は寒いので上着が必要な人は着用し―――」 バスガイドさんの言葉を聞きつつ、あたしはガマに入るための準備をする。 えっと、ウエットティッシュ、懐中電灯、あとウインドブレーカー、っと。あ、アメリア起こさなきゃ。 移動は学年毎で、最初に1年、最後に3年となる。ゼルやフィリアやヴァルと一緒でないのは、ある意味救いだ。神聖な(強調)ガマの中で何を言われるか分かったもんじゃない(特にヴァルとフィリアは) バスを降りて、バスガイド兼案内役の方について行くカタチでガマの中へと入った。 「真っ暗――…懐中電灯なきゃ確かに何も見えないわね、これは…」 ペンライト型もダメ、と言われた理由もよく分かる。あんな小さい光では光など無いに等しいであろう。 因みにアメリアは懐中電灯じゃなくてヘッドランプ。これだと両手が空いて便利なのだ。あたしのとこには無かったからあたしはフツーの懐中電灯なんだけど。 「どしたのアメリア?さっきから一言も喋らないわね…珍しい」 「え、ええ、ちょっと気分が悪くて…」 「大丈夫?先生に言おうか?」 「いえ、結構です」 アメリアのヘッドランプがあたしの目に直接当たった。ううっ、眩しっ。 思わずあたしも同じ事をアメリアにしてしまう。 ―――一瞬だけだったが、その時アメリアの顔が真っ青に見えたのは、あたしの気のせいなのだろうか…。 あたし達は更にさくさくとガマの中を進んでいった。これでだいたい半分ほどだとか。後ろから2年の1組が来る筈なのだが、まだ追いついてはいないらしく、後ろは正真正銘真っ暗だ。ゼラス先生いるけど。 狭い所を抜けると、えらくただっ広いとこに出た。 「―――はい、ここが負傷兵や看護要員部隊の方々が治療をされた・していた場所です―――皆さん、一旦懐中電灯の光を消して下さい―――はいそこの後ろの2人の人、ちゃんとけしてくださ………」 案内役の人の言葉は殆どあたしの耳には入っていなかった。―入る訳が無い。 横にいたアメリアが、急に吐いたのに、ゆーちょーに懐中電灯の光なんて消してられるもんですかっ! 「アメリア!?」 「だ、だい……うぐ、うう、あぁぁ…うううううあああああっ!!!」 物凄く苦しそうだ。土を掴む彼女の手の指先がぎりっ、とヤな音がして赤黒いものが流れる。 「先生、あたしアメリアを連れて戻ります」 「リナ君、我も一緒に同行致すが…」 「いいえ、先生は他の人達と一緒にいて下さい…他にも誰かこんな事になる人が出るかも知れませんから」 「…そうか、くれぐれも気をつけられよ」 「はい」 短い会話を終えて、あたしはアメリアに肩を貸す様にして逆方向へと歩いて行く。 ふとあたしはクラスメイトの方を少しだけ向いた。 まだ懐中電灯を消してて真っ暗なせいで顔は全く見えない。だが、気配が何となくいつもと全く違う気がした。 暗闇は、嫌いだ。 「アメリア、しっかりしてね、死んだらあたしが呪うわよ!」 「は、は…」 はいと言おうとしているのか、はははと笑おうとしているのか全く分からない。ホントに死んだらマヂで呪って泣くわよ、あたしは! 有限の闇に、ぴちょんぴちょん、とブキミな音がこだまする。 何か、闇に隠れて見えない真っ黒な手が伸びて、あたしとアメリアを何処かへ引きずり込んだりして…と、あたしは訳分かんない事を考えつつも、ただ黙々と進んで行った。 こんなに進んでたのね…。 アメリアが体重の殆どをあたしに預けてる、ってのもあるけど、行く時はあんま感じなかった距離が、月並みないい方をすればまるで永遠に続くんじゃないでしょーね、と思うほど遠かった。 「…ひか、り」 アメリアがぼそっと呟いた。動悸は大分収まった様だが、まだ肩で息をしている。 「2年生が漸く来たみたいよ、愛しい人にもーすぐ会えるわね!」 あたしは彼女を元気付ける様に言った。端から見ればからかってる様にしか見えないかもしんないけど。 懐中電灯の造られた光が、だんだんと近づいて来た。 →第2日目その2に続く +++++++++++++++++++++++++++++++++++++ いやぁ、見事にリナとアメリア(とゼラス様)オンリーですねえ(^^;) 第2日目は3つか4つはかかりそうです。5つかも…(をい) 次はゼルアメ他行きますよ!まだガマ編だと思います。ホントに5つで終わるのか…? アメリアが何故倒れたか?まあほぼ想像つくでしょうし、次で説明しますので今は説明致しません。 移動、ホントは夜這いした側&された側のメンバーの筈だったのですが、それだと書くときえらく重複する部分が…ってこれ内輪の話ですね、あはは(誤魔化しっ!) それでわ、この辺で。 かしこ。 |
15265 | 第2日目その2〜一体何時になったら某神官は出て来るんでしょうか…〜 | れい E-mail | 5/4-15:59 |
記事番号15193へのコメント はい。パソのし過ぎで背中が痛いれいです(をい)。 健康には気をつけ…って、まあそれはいいとして。 今回のカップリングはゼルアメとヴァルフィリとリナ→ガウシルみたいな感じですかね。 そりでは、また。 +++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 造られた懐中電灯の光が眩しい。 2年生達の妙な視線を浴びながら、あたしとアメリアは進んで行った。 ゼルって確か4組だったかな…。 「も少しよ、アメリア、元気だして!」 「は…い」 掠れたアメリアの声が聞える。その息はまだ少し荒い。 ゼルの事だから多分一番後ろにいる筈…今2組位かな? 額から流れ出た汗が目に入った。涙が流れ出る。 一瞬だけ視界がぼやける。――そのせいかバランスがやや崩れた。 まづっ! べちゃあっ! 「あったたたたたた…ごめん、アメリア…大丈夫?」 「…………」 返事はない。 「アメリア!?」 …気絶していた。 打ち所が悪かったのだろうか。 兎に角、急がなきゃ… ズボンについたどろっとした土を払い、あたしは立ち上がろうとする―が。 …重い… 完全に気を失ってるのと、狭いせいで上手く起き上がる事が出来ない。 「アメリア!リナ!」 唐突に声が上から被せられた。勿論ゼル以外の誰でもない。 「ゼル、あんた4組じゃなかったっけ?」 「ああ、確かにそうなんだが、嫌な予感がしてな。…今さっき、ヴァルの奴が血相を変えて戻っていったんだが、見ていないのか?」 「そう言えば誰かがすんごい早さで戻ってた気も…いえ、それより、アメリアを…」 「ああ、俺が行く。リナは戻れ」 「いえ、あたしも行くわ。あんたには悪いけど」 「…」 「友達を置いて帰りたくはないから」 あたしの言葉に、ゼルはふっと息を吐いた。まあ人の恋路を(からかいはしても)邪魔したくはないけどね…。 「行くか」 そう言いゼルはあっさりとアメリアを抱きかかえた。…視線が痛いが、ンなこと気にしてる場合ではない、ホントに。 「ええ」 言うが早く、ゼルは彼女を抱えたままいきなしこの狭いガマの中を走り出した。あたしはそれについて行くのにせいいっぱい。…体力あり余ってんのね。…いや、 「ゼル、あんたひょっとしてみんなの視線から逃げたかったの?」 「今そんな事言ってる場合じゃないだろう」 図星か、やはし。 少し走って行くと、すぐにまた光が見えた。 どうやらただ単に、1年と2年の間が凄く空いていただけの様だ。 1年だけ5クラスあるから、移動にも2,3年より時間がかかると見越しての上だろう。 「もうすぐ出口の筈よ」 「そうか」 またペースアップした。 端から見るとぼろぼろのオヒメサマを敵地から救出したナイト、って感じだわー。ヘッドランプ(何故かゼルも持っていた)がオマヌケだけど。 ゼルと合流して何か安心したせいか、ちょっと軽口が多くなったかもしんない。 持つべきものはやっぱ友達、ね。(何故?) 3年と人達の横をすり抜けて暫くすると漸く出口が見えた。 ううっ、やっぱモノホンの光って眩し…。 生温い風がえらく心地よい。 あたしとゼルはとりあえずアメリアを寝かせる。 まだ気を失ってはいるが、顔色も呼吸も正常だ。 もうすぐ気がつくだろう。 「それにしても、何故アメリアはこんな事になったんだ?」 「ああ、それは、本人から聞いた話だけど、アメリアって普通の人より霊感が強くて霊が視えるらしいの。だからガマの中の亡くなった人達の霊に反応して…こうなったみたい」 「…と、言う事はおそらくフィリアやシルフィールも…」 「シルフィール?」 初めて聞いた名前に聞き返した。 「知らないのか?フィリアと同じ学年の去年行われた美少女コンテストでフィリアを押さえて1位になる程の美少女で…美少女水着コンテストでは2位だったがな。だからきっと知っていると思ったのだが」 「そん時あたしまだアカデミーに入ってないわよ」 そー言えば確か美少女水着コンテスト(ああまどろっこしい!)でフィリアが1位云々と聞いた時、一緒に2位はシルフィ何とか、って聞いた気も…。 まあ美少女コンテストでフィリアを押さえて1位なら、相当の美人なんでしょうけど…。 「って、フィリアやそのシルフィール、って人も霊感強いの?」 「ああ。…だからヴァルガーヴの奴も血相を変えて戻った訳だ」 うーみゅ、なるほろ。ヴァルああ見えて結構フィリアとらぶらぶだしねー。 あれ、何かちょっと入り口の方騒がしくない? 「をや、噂をすれば何とやら…、だな」 入り口の方を見ると、そこにはフィリアとヴァルとガウリイと、あたしの知らない顔の人…この人がシルフィールって人なのかな…がいた。 「や、やっと着いた…お前本当に重…ぐはっ!」 さっきまで間違いなく気絶してた(フリ??)フィリアはヴァルの台詞にがばぁっ、と起きて、ヴァルに一撃をくらわせた。 ヴァル、それフィリアにとって禁句よ…。ってもう遅いかしら?うわー痛そうっ。 「フィリア、お前元気あるじゃないか(^^;)」 「いえ、これは単なる条件反射ですから…うううっ」 フィリアはうめくと、手にしていたモーニングスター(ガマにンなもん持って来るなよ…)を落として、また瞼を閉じる。 あんた、一体…。まあそれはそれとして、 「えと、ガウリイ、その人は…」 「ああ、シルフィールって言うんだ。俺のクラスメイト」 そうなの…。 ガウリイに今だ抱えられている人を再び見る。噂に違わぬ美人。その瞼は未だ重たく閉じられていた。 何か、悔し…。 ガウリイとヴァルはあたし達がやった事と同じ様にしてシルフィールとフィリアを地べたに寝かせた。ヴァルはご丁寧にも自分の来ていた上着と脱いで地面に敷いている。愛だねえ(謎) 「…フィリアとシルフィールは何時ああなったの?アメリアはだいたい真ん中辺りのえらく広いとこだったけど」 「ええと…何時だっけな、ヴァル」 「何故俺に聞く(−−;)…フィリアもそのシルファールって奴もだいたいそれ位だったぞ」 『シルフィール』 あたしとゼルとガウリイ(にまでつっこまれるヴァルって…)の声が重なった。 余談だがこれを書いてるやつもシルフィールの事を最初シルファールと呼んでいたらしい(実話) 「…それはいいとして」 「良くないわよ」 ヴァルはあたしのツッコミを無視し、 「そんなこたどーでもいいっ!それよりリナ!昨日はよくもひでぇ目に遭わせてくれたなっ!!」 よくよく見ると、ヴァルの目の下にはでっけえクマが出来ていた。 「油断してたあんたが悪い。(きっぱし)って、昨日あんた眠ってなかったの?」 あの後すぐに寝たなら、あんなクマは出来ないと思うのだが…現にあたしにはクマそのものがないし。 「ああ!昨日お前がガーヴ先生に写真渡しただろーが!あれを奪還する為先生の部屋に忍び込んだら勘違…」 「すとぉぉぉぉぉっぷ!!それ以上言わないでぇぇ!」 一瞬おぞましい想像をしてしまい、反射的にあたしは叫んだ。 「おいリナにヴァルガーヴ、もう少し静かにしてくれ。アメリアが起きる」 へいへい。 「兎に角、この恨みどうしてくれる!!」 そんなもの知らないわよ。 「文句は後で。ってか、ゼルの話聞いてた?フィリア起きちゃうわよ」 ぴた。 …こいつもある意味扱い易いタイプね… 「まあ、みんなが戻るまで大人しく待つとしましょーか」 まだみんな来そうにないしね。 待つのにいー加減うんざりしていた頃、漸くみんな帰ってきた様だ。 全学年ぞろぞろぞろと出て来る。行く時はあんなに間が空いてたのに…。 見ると、みんなあたし達よりかなり泥だらけの格好でひーひー言っていた。うーん、ある意味ラッキーだったかも。 後で聞いた話によると、霊にとりつかれたどっかの誰かがいきなり凄い勢いで暴れ出して、全校生徒でそれを止めたせいらしいのだが、そんなの勿論あたしの知ったこっちゃあない。 この後、沢山の塔を見てまわり、そしてホテルへ帰るとか。 今だ気絶したまま(もしかして、寝てんじゃないだろうか)のアメリアを抱えて、あたしはバスの中へと入って行った。 →第2日目その3へ続く。 +++++++++++++++++++++++++++++++++++++ はい。一体何時になったらゼロス君出せるのでせうか…。 若しかしたら出せないかも(をいこら)…。 次は塔の所の御話です。5つに収まるのかな、ホントに。 それでは、また後日お会いしましょう! かしこ。 |