◆−はじめましてと、小説♪−ねじばな(4/7-23:13)No.14922
 ┣はじめまして−一坪(4/8-03:59)No.14933
 ┣Re:はじめましてと、小説♪−れい(4/8-19:43)No.14941
 ┣「わかりやすい神託」2−ねじばな(4/12-23:24)No.14977
 ┗『わかりやすい神託3』−ねじばな(4/26-20:32)No.15123


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14922はじめましてと、小説♪ねじばな E-mail 4/7-23:13



こんにちはっ!・・・いや。はじめまして。このたび前々から書いていた 小説を乗っけてみようかと・・・♪
はっきり言っちゃえばすっごく恐れ多いと思います。
ラブものではない・・と思います・・・。行き当たりばったり、その場で書いたものですから、伏線らしきものがあっても気にしないでね。
鋭い突込みやら何やら入れてやって下さい。なんだかものすごく未熟ですから。

*************************************

「なにかあったんですかねぇ・・・?」
ゼフィーリアの近くの小さな村。黒っぽい神官服にどこにでもありそうな錫杖を持った神官がぽつりと言った。
「あの・・・」
村人らしき人が彼に語り掛ける。
「もしや、神官様でしょうか?」
「ええ。そうですけど。なにか?」
場違いな笑みを浮かべるゴキブリ似の神官。
「あそこの山の神殿に魔族が住み着いちゃって困ってるんですが・・・」
「魔族が?」
「はい。ゼフィールシティからの兵士たちも来たんですが・・・恐がってかえってくるばかりで・・・。」
「なるほど・・・こんなところにもいましたか・・・」
(赤眼の魔王様からは、派手な行動は慎めという厳命が出ているというのに・・・)
「では、僕がそれをどうにかして差し上げましょう。」
「ところで、お名前は・・・?」
「それは・・・」
「ゼロスっ!?あなたなんでこんなところにっ!」

ぴき。

「またよからぬことを考えてるんじゃないでしょうね?」
「おやおや・・これはこれは、フィリアさんじゃないですか・・・。相変わらずで何よりですねぇ。」
途中から聞こえてきた女性の声に、ゼロスはたっぷり皮肉をもりこんだ口調でこたえた。
「・・・俺もいるんだがな・・・。」
「え・・・?ヴァルガーヴさんっ!?ミニドラゴンだったんじゃ・・・?」
「いや。殻を破ったとたんにもとに戻った。魔族の力はもうないけどな。それと、ヴァルガーヴじゃない。ヴァルだ。」
「それよりゼロス。なんで魔族のあなたがこんなところにいるのよ?」
ゼロスが答えるより早く、村人が声を上げた。
「魔・・・魔族っ!?どういうことですかっ!だましてたんだなっ!」
周囲の人間が殺気を向ける。
「かんちがいしないでくださいよ。ぼくは、一言も人間だなんて言ってませんよ?それに、先ほど言っておられた魔族とは一応敵です。・・・まあ、敵というよりも反逆者ですけど。」
「またそんな事を言ってだますつもりね。生ごみ魔族のくせして・・・。」
(な・・・生ごみ・・・っ!)
「おぉや。フィリアさんこそ、黄金竜がこんなところにどんな御用なんですか?」
−笑みが引きつってるぞ。
「あなたみたいな家庭内害虫みたいな魔族に教えるいわれは有りません。」
「・・・ともかくっ!僕の仕事の邪魔しないで下さいよっ!ただでさえ・・・いや、これはいいでしょう。」
「なによ・・?しごとって。」
「ルビーアイ様のご命令に背いた反逆者を狩ってるんですよ!これ以上はいえませんけど。」
「いいなさいっ!」
ゼロスは少しの間考え込み、しばらくして言った。
「それはー」
『ひみつです♪』
ゼロスとヴァルガーヴもといヴァルとフィリアの声が重なった。
「ガウリイさんみたいないぢわるしないでくださいよっ!ヴァルさんまでっ!」
「だって・・・おまえの口癖だから・・・」
「ヴァルさんとフィリアさんのいぢワるッ!!」
そういってゼロスは虚空にとけ消えた。

その後、山の上の神殿が大爆発を起こした。
「な・・・なんでゼロス様がこんなところにっ!?」
「決まってるじゃないですか・・・反逆者の始末、ですよ。」
得意の笑みを浮かべて言うゼロス。
「そ・・そんなっ!?」
「ほんとのところをいうとね・・・ここはとおりがかっただけなんですよ。」
−おい。
一瞬、部屋の中が凍りつく。
「えーっと・・・?」
「いやあ。じつはとある方直々にご命令が下りまして、このたび・・・とと・・・これはまあいいでしょう。」
「それでは、任務の途中なのでは?でしたら、見逃していただけないでしょうか・・・。私どもとしては・・・これ以上人間に関与しませんと誓いますから・・」
半泣き状態だ。
−魔族ともあろう者が情けないっ!
「いいですよー」
全員がむねをなで下ろした。
「というとでも思うんですか?」
「え・・・」
またまた青ざめた。
どづっ! ざあああああああ・・・・
「ありゃりゃ。あっさり滅びちゃいましたよ。ま、いっか。はっはっは。」
しばらくして、ゼロスは虚空にとけ消えた。

*************************************こんなかんじで。
さあ、ちょっと恐ろしい(?)問題っ!「この話は誰の一人称だっ!?」
多分簡単。すぐわかります。
それでは次で。

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14933はじめまして一坪 E-mail 4/8-03:59
記事番号14922へのコメント

投稿ありがとうございました!!


>さあ、ちょっと恐ろしい(?)問題っ!「この話は誰の一人称だっ!?」
>多分簡単。すぐわかります。
うーーーーーーーーむ………誰だろう?
いくつか候補は思いつくんですが、確定できないです。
うーーーーん、うーーーーん………。
おとなしく答えを待ちますです……。


では、これからもよろしくお願いします!

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14941Re:はじめましてと、小説♪れい E-mail 4/8-19:43
記事番号14922へのコメント



初めまして、れいと申します。

早速感想を述べさせて頂きますね。

ゼロスとフィリア&ヴァルの掛け合いがとっても面白かったです★
全然未熟でも何でもありませんよ!?(筵私の方が…あはははは)

アニメで、ガウリイゼロスのセリフ真似したんでしょーかねー…まあ彼の事ですからしたんでしょう(笑)

最後のオチ(?)がナイスです!自分だったら絶対思いつかない…。

ではこの辺で。最後の問題分かりません(泣)

かしこ。

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14977「わかりやすい神託」2ねじばな E-mail 4/12-23:24
記事番号14922へのコメント

どうもっ!
なんかやっと題名決まりましたよ。
いろいろとコメント下さった方々、どうもです。
しんうち(?)登場の第二話ですっ!
*************************************
「まったく。何を考えてるのかしら。ゼロスったら。」
とある村の宿兼食堂。フィリアは愚痴をこぼしていた。
「いーじゃねーか。かんけーねーんだしよ。それに、もうすぐだろ?目的地。」
ヴァルがそれをなだめる。
「ええ。ゼフィール・シティはここから半日くらいのところだもの。」
刹那。扉が開いて、中に人が入ってくる。
「おばちゃーん!メニューの1から7まで5皿ずつおねがーい!」
栗色の髪の女魔道士と金髪の剣士。
「あ・・・リ・・リナさんっ!?」
「あ!フィリアじゃない!奇遇ねぇ!どうしたのよ?」
そういって、フィリア達のテーブルにつく。
「いえ・・・。」
妙に神妙な顔をして下を向くフィリア。
「な、リナ。」
そんなことを気にもとめずに、いや、きづかずにガウリイが、
「このふたり・・・だれだっけ?」
どがしゃっ!
「うわー。冗談だよ冗談。盛大にひっくりこけたなー。みんな。」
「あ・・・あんたねぇ・・・。」
よろよろと身を起こす3人。
「・・・まあ、それはともかく、どうしたのよ。フィリア。」
「それが・・・神託が下ったんです。もう巫女はやめたはずなんですが・・・。
『赤の竜がかけし封印
人によりさらに強化されし
かつて七つに分かたれし
うち二つはすでになく
その原因が人であるがゆえ人を恐れるが原因
腹心の一人が反逆し
それにより運命は分かたれ
成功は滅び 失敗は平和』
と・・・」
・・・・・・・
(なんとなくわかった・・・。)
リナはほとんどを理解した。
「じゃあ、ねーちゃんに相談しにいくとこだったの?」
「はい。赤の竜のかけし封印は、スィーフィードがシャブラニグドゥを七つに分かち、人の心に封印したことでしょう。問題はその先です。うち二つはすでになく その原因が人であるがゆえ・・・これはいったい・・・?」
ぎく。
リナには心当たりがあった。いや。事実を知っていた。
「私達もそれは感知した。奇遇だな。人間の娘よ。」

ひききっ!

リナが恐る恐る振り向くと、そこには、みためは金髪金目のちょっとかっこいい中年のおじさんと、変な形の鎧を着けたエルフの女性。
「あれ?山に帰ったんじゃなかったのか?」
ガウリイの言ったその言葉に、 無言でつめよる二人。
「あああ。ごめんなさいもういいません。」
−こりろよ。ガウリイ・・・
「おや。御同類ですね。」
「ふむ。火竜王に属するものとエンシェントドラゴンか・・・妙な組み合 わせだな。」
「フィリアといいます。こちらはヴァル。とある事件で仲直り(?)しまして。」
「ふむ。ミルガズィアだ。ドラゴンズピークで一応皆をまとめている。」
「私はメンフィス。おじさまと組んで、魔族について調べてるのよ。」
はっと思い、フィリアは言った
「先ほどの神託、意味は御分かりになりましたか?」
「大体はな。わかりやすかったが・・・一部わからん。」
「え?わからないんですか?あなたともあろう御方が。」
突然声がして、振り向くとー
『ゼロス!』
6人の声が重なった。
「リナさんはご存知ですよね。魔族内じゃあ有名なお話ですし・・・」
「ん・・・そりゃわかるわよ。あんたがここに来た理由もね・・・。」
「へぇ・・・わかりましたか。」
「ちょっと待て。最初から説明してくれ。」
ヴァルの言葉に、まずリナがかたり出す。
「今から2年ほど前にね、ちょっと・・・何て言うか・・・魔王が現れて・・・ それを倒したんだけど・・・」
「なっ!?いったいどうやって・・・あ・・・もしかして、あの方の呪文・・・ですか?」
フィリアが驚きの声を上げる。
 「そう。不完全な方で。で、そのあとにガーヴやらフィブリゾやらがしゃしゃり出てきたんだけど・・・そのときに、ゼロスとかミルガズィアさんにあったのよ。で、そのあとに、アメリアとゼルガディスも一緒に、外の世界に出てー」
ヴァルが少しピクつく。
続きはゼロスが言った。
「反逆者、ダークスター・デュグラディグドゥとヴォルフィードの合体版を、魔族と、神族ー異界の神族とフィリアさんですねー、人間が共同戦線をはって倒したんでしたね。」
後半のゼロスの声は、いやなことを思い出したらしく、つっけんどんになりかけていた。
−・・・ヴァルに散々いぢめられたからねぇ。
「なに!?つくづく、災難な人間だな・・・」
珍しくびっくりした声で言うミルガズィアさん。
「ほっとけっ!ともかく、そのあとにダイナスト・グラウシェラーと戦って、そのあとに・・・もう一つの・・・別の欠片を滅ぼしたのよね・・・。」
リナの脳裏を二つの顔が駆け巡った。 
「その時に私と知り合ったんでしたわね。」
そのリナの様子を見て付け加えるメフィ。
「・・・さっきの神託は、そのせいで魔王の封印が強まったことと、あたしらに逆恨みしてるグラウシェラーが反逆してあたしを滅ぼせば封印は弱まるって言ってるのよ。」
 ・・・・・・・・・・・・・
沈黙があたりに満ちる。
食堂にいた人は、皆静まり返っておびえている。 
−時と場所を考えろよ。
「で、ゼロス。あんたは、反逆者の始末、そしてそのあとに私を滅ぼすために、 えさ兼目標のためここに来たーちがう?」
「いい読みです。実にいい読みです。リナさん。でも、あなたを滅ぼすんじゃないんですよ。」 
「じゃあなによ・・・。」
ゼロスは、口に人差し指をたてー
『それは、ひみつです♪』
・・・・・リナとフィリアとガウリイとヴァル、そしてゼロスが同時に言った。
−なんとか最重要機密は守ったわね・・・・
「・・・なんでみなさんそんなにいぢワるなんですかっ!」
半べそかきつつ、ゼロスは言った。 
 「面白いからに決まってるじゃない。じゃ、明日は一応ゼフィール・シティにいって、助言をもらってくる。それでいい?」
「ええ。」
「いいですわ。」
みな、それぞれに首を縦に振る。
「そういえば、ゼフィール・シティは、『リアランサー』ってお店がおいしいと ききますね。そこのウェイトレスがまた美人だとか・・・。」
ぶぴっ!
なにげにゼロスが言った言葉にリナは思わず吹き出した。ガウリイも青ざめている。
−立ち直りが早い・・・
 「あのあたりで、海王神官が行方不明になってるんですが・・・。どうかしましたか?」
ーどう考えてもそれ絶対生きてないって・・・。 
リナとガウリイは、つい昨日までそこにいた。
災難は続く・・・。

*************************************
そういえば、この小説、アニメと小説入り交じってます。両方見てないとわかんないところあるかも・・・ごめんなさい・・・。
それはともかく。前回のクイズの答えは読んでいくうちに絶対分かります。大体6・7話くらいで確定できます。
この小説は登場キャラがおおい!どうすればいいか誰かあどヴぁいすをくださいっ!
それでは次回で。

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15123『わかりやすい神託3』ねじばな E-mail 4/26-20:32
記事番号14922へのコメント

うひゃー。なんか面白いのがいっぱい出て来たなぁ・・・
まあ・・・私も続きをのっけようということで・・・

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『わかりやすい神託』3

「検問やってますねぇ。」
ゼロスが言った。
確かに、検問をやっている。しかしリナは取り合わず、
「こっちよ。あっちの門は一般人が入るの。こっちの小さい門から入れば顔パスよ。」
「あー。あれか。城の通行証見せるやつ。」
リナとガウリイは、ねーちゃんのお願い(命令)でデーモン討伐遠征に付き合わされ、その時に気に入られて通行証をもっていた。
−よく覚えてたなー。脳みそクラゲ男。
「あなたたちのこともちゃんと通してくれるわ。普通はだめなんだけど・・・ね。」
「じゃあ、賄賂でも使うんですか?」
「まさか!ちがうわよ。あたしがインバース家の人間だからよ。」
ゼロスが言った言葉にリナは慌てて首を振る。
ゼフィールシティの中で、インバース家を知らない人はいない。悪い意味でもいい意味でも。
「・・・?ご両親、城の官僚か何かなんですか?」
メフィが聞く。
「違うわ。商人よ。特にねーちゃんが有名なのよ。実際、ゼフィールシティにはそんなにデーモンは発生してない。周辺の町とかむらにはよく出没するって話だけどね。」
「なんの関係があるんですか?」
「あれ?わかんない?メフィやミルガズィアさんにはわかると思ってたんだけど・・・。ゼロスは知らないみたいだし。」
「・・・・・・・・?」

検問を難なくパスして市街地。
「そろそろお昼とりましょっか。『リアランサー』いくわよ。」
「なあ、ほんとにいくのか・・・?リナ・・・」
ガウリイが言う。
「いきたくないけど・・・仕方ないじゃない。・・・・あ、あった。あの店よ。」
そういってリナは一つの店を指差した。
「・・・?異様に客が多いな。」
「なにいってんの。ミルガズィアさん。あれでもまだ少ない方よ。」
「ま、行ってみますか。」
ゼロスがそう言ったらすぐに。
「ゼロス。あんたのことは少なくとも1週間は覚えてるわ。」
「成仏しろよ。」
リナとガウリイが口々に言った。
「・・・?」

「昼食セット7人前とキャベツの千切り一つ、水を三人分お願いしまーす。」
「はーい・・・ってリナじゃないの。自分でやんなさい。」
「わかってるって。あ、フィリアは知ってると思うけど、このひと、うちのねーちゃん。名前はルナ。」
「あら珍しい。ひとまずフィリア。話を聞くから。リナ!あんたわたしの変わりにバイトやってなさい!」
「はーい。」
なぜかガウリイもリナを手伝う。
「それじゃ、僕たちはあっちで食事してますね。神託のことはわかってますから。」
ゼロスとヴァルが席を立った。

「ああ。それ、リナの言ったまんまよ。わたしがいくわけにもいかないわ。」
「え?どういうことですか?」
メフィが問い返す。
「赤の竜神の騎士であるわたしは行ったらかえって力が大きすぎてだめってことよ。」

「ええええええっ!?」

「赤の竜神の騎士っ!?・・・どうりで、海王神官がかえってこないわけです。」
ゼロスまでもが驚いている。
メフィとミルガズィアさんは石化。
「あ、そうそう。獣神官ゼロス、そしてヴァル。あなたたちね・・・こっちで真剣な話してるんだから、ゆっくりお茶すすってないでしごとしなさぁいっ!!」
ねーちゃんのアッパーがまともにゼロスとヴァルを捕らえた。
「しかもっ!こんなところで大声なんて出すなぁーっ!」
今度はエルボ。
「命知らずなやつ・・・。客がいつもよか少なかったのって、ねーちゃんが不機嫌だったからなのに・・・。」
「早く言って下さいよぉ・・・。」
さらにねーちゃんにはたかれているゼロスの消え入りそうな声が聞こえたような気がした。

二人は全治二日(回復魔法を使っても)のダメージを負った。
ちなみにゼロスは二日間、報告と療養のために獣王のところへ戻っていた。

*************************************
・・・出ましたね。くにのねーちゃん。
やっぱり・・・書きにくかったなあ・・・この回。ねーちゃんの性格どうしよーかなーって。
ちょっとどう思われます?そこのお嬢さん。
ゼロスはなんかやられっぱなしですねぇ・・・(汗)
そのうち活躍してくれます。
それでは、できればミスなど指摘してやって下さいな。