◆−遙かなる絆5 【言霊】−ゆえ(1/23-01:30)No.13264
 ┣ツリー落下に協力っ!−あごん(1/23-04:42)No.13265
 ┃┗これでもかっ!(落ちない)−ゆえ(1/23-07:47)No.13267
 ┣Re:けひっ−みてい(1/23-10:10)No.13268
 ┃┗もひもひ−ゆえ(1/23-23:30)No.13272
 ┣スコップを持って、さぁ穴を埋めましょう♪−あんでぃ(1/23-20:06)No.13269
 ┃┗埋めるにはこんくりを・・・・−ゆえ(1/23-23:47)No.13273
 ┣ふえぇぇぇぇ、えぐえぐえぐえぐ(泣いてる)…リナちゃああん−早坂未森(1/23-20:23)No.13270
 ┃┗さあ、これで涙をお拭き・・・・・(←手ぬぐい)−ゆえ(1/23-23:56)No.13274
 ┣遙かなる絆6 【笛吹き】−ゆえ(1/25-02:10)No.13284
 ┃┣地雷探索班を呼ばないと!!−あごん(1/26-03:59)No.13293
 ┃┃┗ぴこーん ぴこーんぴぴぴ(←反応アリ)−ゆえ(1/27-00:38)No.13307
 ┃┣うにょぉぉぉぉ(イミフメイ−早坂未森(1/26-18:27)No.13297
 ┃┃┗ふなぁぁぁぁぁぁぁぁぁ−ゆえ(1/27-00:46)No.13308
 ┃┣ぴ〜ひょろろろろろ〜♪←笛吹き?−あんでぃ(1/26-21:29)No.13301
 ┃┃┗ま○ま大使だ〜!(ふるっ)−ゆえ(1/27-01:14)No.13309
 ┃┗ほどよく壊れてます。−砂緒(1/27-17:06)No.13314
 ┃ ┗細かく砕けてます。−ゆえ(1/28-00:15)No.13328
 ┣遙かなる絆7 【時の河】−ゆえ(1/28-01:41)No.13331
 ┃┣恐ろしく才能(その他もろもろも)豊かな二世達ですな!−あんでぃ(1/28-22:24)No.13343
 ┃┃┗畑がいいですから♪−ゆえ(1/30-00:06)No.13354
 ┃┣北の国から2001,冬。(なにやってんだ)−砂緒(1/29-00:06)No.13344
 ┃┃┗北の部屋から−ゆえ(1/30-00:17)No.13355
 ┃┗口は災いの元♪−早坂未森(1/29-21:12)No.13350
 ┃ ┗カロリーは体重の元♪−ゆえ(1/30-00:29)No.13356
 ┗遙かなる絆8 【彼方にて】−ゆえ(1/31-01:20)No.13362
  ┣どんちゅう〜ふぉーげっと!わ〜たし〜がいること〜♪−あんでぃ(1/31-09:41)NEWNo.13365
  ┃┗すぱぱぱぴょ〜ん♪−ゆえ(2/1-23:45)NEWNo.13385
  ┣うぅぅ。セフィルの運命やいかに!!−あごん(2/2-03:02)NEWNo.13389
  ┃┣続く。・・・・・・・・・・のか?−ゆえ(2/2-22:43)NEWNo.13407
  ┃┗ああああああああああああああああ(自滅)−ゆえ(2/2-22:59)NEWNo.13409
  ┗MDどうもですっ♪−早坂未森(2/2-20:35)NEWNo.13403
   ┗いえいえ♪−ゆえ(2/2-23:06)NEWNo.13410


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13264遙かなる絆5 【言霊】ゆえ E-mail 1/23-01:30


ツリーを自分でおとしてしまえいっ。
**************************************


遙かなる絆

5.【言霊】



「答は一つだけとは限らない――そして以外と近くにあるもの―――よく覚えておくことね――――。」

言葉に込められた力――――言霊。
本当は、あれは神託なんかじゃなくて、彼女の言霊だったのかもしれない。





街はどうにか平穏さを取り戻しつつあった。
しかし、この空間には平穏どころか、事の自体の深刻さに押しつぶされそうな重い空気が漂っていた。
セイルーン王宮内深部、ごく一部の者しか立ち入りを許されない神殿の中心には、琥珀色した石柱が置かれている。

――――まさに『琥珀の棺』―――

誰とも口にはださなかったが、そんな言葉が思い浮かぶほど、石柱の中のリナは眠っているように見えた。



「よもや、この様な事になっていようとは・・・・・・・・・・・」
神殿の次の間である、隣の部屋で予想だにしなかった状況に、複雑な思いで語る遠来からの客人。
「もっと・・・・・・・・気を配っていればよかったんですっ・・・・・・・・・」
涙交じりの声に、ゼルガディスはそっとアメリアを抱き寄せる。
その直後、腕の中で噛み殺す様な嗚咽が漏れてくる――――――他の者も同様の思いだった。

魔族に対してリナが『竜破斬(ドラグ・スレイブ)』を解き放そうとした瞬間、リナから異様な気配が現れたと思うと、
苦渋の表情を浮かべながらその場に倒れこんだ。
好機とばかりに攻撃をしかけた魔族をガウリイが切った直後、何処からともなくあの時の銀髪の女が立ちふさがり、全員の体を拘束された次の瞬間、リナの体はその女からわき上がった茶色の液状のものに一瞬にして包み込まれた。
そして、女の姿はその場からかき消え、後には石柱の様なものの中に封じ込められたリナが転がっていた。
あまりの出来事に硬直していた彼等の前に、やっと辿り着いた黄金竜のミルガズィアが到着したのは、
あまりにもいいタイミングだったと言うのは酷かもしれない。
しかし、ずっとこのままにしてもおけず、ミルガズィアの手によって、石柱はこの王宮内の神殿へと運ばれてきたのだ。



神殿の床には六芒星が描かれており、その中心に『琥珀の棺』は置かれている。
その前で、ガウリイはひとり佇む。
神殿につくなり、ガウリイはリナと二人にして欲しいと言い、他の者は黙ってその場を後にした。
静寂の支配する神殿にリナと二人、ガウリイは何を思うのだろう――――――



セフィルは自分を攻めた。
もっと早くにこの事に気付いていたら―――――後悔ばかりが思いつくが、今はそんな場合ではない。
一刻も早くリナを助け出さなければならない。
その想いはガウリイと似ているようだが、起点は少し違っている。
セフィルはあの時投げかけられた言葉の意味を、ここにきてようやく理解していた。



「神託の言葉が違ってたのよ・・・・・・」

セフィルは神託が書かれた羊皮紙を前にそう切り出した。
「違っていたとは、どういう意味だ?神託通りになったじゃないか。」
ゼルガディスの問いにアメリアも涙をこらえながら頷く。
「神託がって意味じゃないの。そこに並べられた言葉自体の意味が違うって意味。
ここに書かれたのは、アメリアさんの喋ったことをそのまま書き写したのだろうけど、実際にはこっちが正しい文なのよ。」
そういって、セフィルは別の羊皮紙をテーブルに置いた。
「この一節をみて。」

       既望の光陰る時 闇 器より溢れ充たさんとし 

       焔は 吟詠にて 琥珀の永訣につかん

「どこが違うんだよ?」
ティリスがのぞき込んだまま眉を寄せる。
「もしかして・・・・・・・・最初の『キボウ』と『ギンエイ』の部分?」
フィリスはその部分を指さしてセフィルに聞いた。
「正解――――『キボウ』と聞いてみんな『希望』、つまり“HOPE”だと思いこんだのだけれど・・・・・・本当は『既望』だったのよ。」


『既望』――『望』とは”Full moon” 満月の意味、それが『既に望』、すなわち満月が終わったという、十六夜の異称。


「あまり聞き慣れない言葉だから無理ないもん―――。エルフとかごく一部でしか使わない言葉だから。
わたしも始めは思いつかなかったんだけども、あの時の月をみてね・・・・・・昨日が満月の十五夜だったから・・・・・・・・」
「なら、あの月が突然欠けて一時、闇に消えたあれが、『既望の光陰る時』ってやつか・・・・・・・・・。」

おそらくはミルガズィア以外は始めてみた皆既月食―――。
あの時全員が目にしたのは、満月が次第に欠けていき、赤胴色に変化していく様。
元の十六夜の月に戻るまでには、さして時間はかからなかったのだが、あの時の光景を見たいた者にはひどく長く感じていた。

月食は過去に1度か2度はあったらしく、古文書などに記述があり、ゼルガディスは以前元に戻る方法を捜す中で読んだことがある。
そして現れた魔族と銀髪の女が待ち望んでいたのは、まさにこの『月食』だった。
月は古来より魔力が宿るとされる、闇を切り裂く神秘の光を注ぐもの。
魔力などとは密接な関係があると、魔道士達は理由は解らずとも理解していた。
その月が闇によって欠けていく―――新月とは違うこの不可思議な現象は、魔族達の力を増長させ、封じられていたものが目を覚ますと
古(いにしえ)の魔道士達はそう書き結んでいた。

「そう考えると、意味はこうなるの。」セフィルが神託の文の下に書き加える。


  『既望の光陰る時』は今晩の月食のこと。
  『焔』と『器』はリナを差す。
  『吟詠』は歌を唄うという意味も含め、銀髪の女の呪歌。
  『琥珀の永訣』は今、まさにリナの置かれている状態だ。


「じゃぁなにか?神託は今日の夜に母さんが死ぬっていってたってことかよっ!」
ぱんっ!とテーブルを叩きながらティリスが叫ぶ。
「・・・・・・・・・・・・・・・そう言うことになるね。」
「だったら、なんでもっと早くに気付かないんだ!そーなりゃ、こうなる前にどうにかできたかもしれないだろっ!!!」
ティリスがセフィルの両腕を掴んで怒鳴りつける。
「ティリス!やめろっ!!セフィルを攻めても仕方がないだろう!!それに彼女もあの時始めて気が付いたんだぞっ!!」
「例え知っていても、母さんを助けられたかどうかわからないじゃないの。あの場にいて、結局は何も出来なかった事には違わないんだから。起こってしまった事をとやかくいっても意味がないでしょう。」
ゼルガディスと怒号とフィリスの淡々とした指摘にティリスは掴んでいた手を放すと、
「・・・・・・・・・・・・・・・・・わりぃ・・・・・・・・」
素直に謝った。
「ううん・・・・・わたしもそう思うから―――ごめん。」
ぽつりといって、セフィルは俯いた。


「それより、この『闇』の意味がでてこないんだけども。」
フィリスは冷静な口調で問いかける。
「その言葉が一番重いかもしれない――――ゼル、ティリス、あの時リナさんから感じなかった?
リナさんの体からあふれ出してきた瘴気を―――――」


ガウリイはあの時のリナの様子を思い出していた。
前々から体調がおかしいとは言っていた。単なる疲れからなのかと思っていたが、症状は日に日にひどくなっていたし、
なにより魔法を使うときに限定されていたことに、もっと不審に思うべきだったのだ。
がつっっ!!と、拳が床を叩く。
神託の意味なんてしったこっちゃない。
現実はリナを守りきれなかった、自分の不甲斐なさの結果だ。
自責の念と悔しさで気がおかしくなりそうだった。

「・・・・・・・・・・・リナ。」

話かけても彼女は答えない。

「・・・・・・・・・・・リナ。」

呼びかけても彼女は振り向かない。

ガウリイもあの時、リナの体から瘴気があふれ出しているのに、気が付いていた。
だからといって、それがどうして起こったのかなんてことは、彼には解らない。
ただ、リナがこのままだと自分の手元には二度と返ってこない―――漠然とそう感じていた。
神殿の中にそそぎ込む淡い月の光が、彼に去来するその影と恐怖を浮き彫りにしていた。



「―――――――こう考えれば納得いくだろう。―――――リナ=インバースは人間としてはずば抜けた魔力と知識をもつ、
まさに天才と呼ぶに相応しい魔道士だ。それは彼女の戦いを見てきたお前達の方がよく知っているだろう。
その戦いの中で、リナ=インバースは混沌の力を何度となく使っておる。――――しかし、あれはあまりにも強大すぎる闇の力―――
それゆえに代償も大きい―――少しずつ体の中に欠片のようにたまっていた魔の残骸が、瘴気となって蓄積され、
今晩の月食によって、その鬱積していたものが一気に解放された――――神託の意からも読んでも、ほぼ間違いないだろう。」

事の次第を全て聞いたミルガズィアが自分の考えだと前置きして説明した。
「瘴気って・・・・・・・・・それって、まさかリナさんがっ――――――。」
アメリアだけではなく、ゼルもミルガズィア自身も思ったのだろう――リナの中に赤目の魔王の欠片が眠っているのではないかと。
「いや、それは違うだろう。人間の巫女よ。」
ミルガズィアは首を横に振り、
「もしそうならば、あのゼロスが動かない訳はない。しかし、現れたのは低級と中級の魔族3体。出迎えにしてはせこすぎる。」
「なるほどな・・・・・でも、あの銀髪の女が高位魔族だという可能性は?」
「それは無いよ―――彼女とは一瞬すれ違っただけだけど、そんな気配は感じなかったし・・・・・・なにより敵意みたいなものがないもの。」
「――――――あんなことしておいてかよ。」
ゼルの問いに答えたセフィルの言葉に、低くティリスが呻る。

「実は、その事でどうにも腑に落ちないことがあるの―――――ミルおじさん。例のアレ、だしてください。」

セフィルに言われ、ミルガズィアは当初の目的であった、メフィから預かった箱を取り出す。
「本来は、私はこれを届けるためにこの地に訪れたのだったな。」
大きめの箱の中からは、あの時エルマドのエルフによって作られたマジックアイテムが取り出された。

一つは緑青の色をした刀身をもつ魔力剣。
もう一つは闇色のショルダーガード。
そして最後には白いへんな形をした、リストアーマーが2つ対で置かれた。

「これは以前からリナさんとわたしが考えて、エルマドのエルフ達に頼んで置いた武器よ。
――――剣はティリス、ショルダーガードはフィリス用に作られてるはずよ。
そして、この白いアーマーはわたし専用――――これと似たような腕輪を、彼女がしていたように見えたの―――。」

ためらうことなく、セフィルはそのリストアーマーを手首に付けた。
白い輝きをもつそれは、手首から肘下ちかくまで螺旋を描き腕に巻き付くように装着された。
セフィルは装着すると、何かを確認するように静かに目をとじた。
「――――――これなら・・・・・何とか成るかもしれない――――ありがとうございます、ミルおじさん。」
「礼ならメフィ達に伝えるのだな。」
ゼル達はセフィルの会話の意味が解らない。
「いったい何なんだよそれ・・・・・」
ティリスがリストアーマーを指さす。

「半生体甲冑、魔律装甲ゼナファアーマーの変形型よ――――。」




無音の神殿に、小さくドアを開く音が響いた。
そして、こつこつと足音が次第に近づき、中央近くで止まった。
「――――――――セフィルか。」
ガウリイは振り向きもせずにその名を呼んだ。
「ガウリイ・・・・・・その琥珀色したものを調べたいんだけど。」
ガウリイの心情を思いやると、ずかずかとその間に割り込むことなど出来なかった。
「―――――――――頼む。」
そう一言だけ告げるとガウリイは部屋の壁の方へ歩いていき、そのまま寄りかかった。
セフィルはその茶みをおびた黄色の輝きを湛える、その石柱の側に近づいた。
中で眠るリナの表情には苦渋の色はなく、むしろ穏やかだ。
セフィルはぎっと手を握りしめる力を強くすると、おもむろに請求を調べ始めた。
しかしその色を見ていると、前世の彼女の瞳と、そしてティリスの髪を思い出す。

暫くして、セフィルは驚きを隠せないでいた。
「・・・・・・・・・これ・・・・・・・・本物の琥珀だ。」


琥珀とは、古代の樹の樹脂が固まって出来た化石で、その価値は金銀とならぶ程貴重なものだ。

「しかし、なんでまた琥珀なんかを・・・・・・」
ゼルは遠巻きに『琥珀の棺』を眺める。
「理由はわかんないけど・・・・・・これが純粋な琥珀であるのは間違いないよ。」
「だったら、この琥珀の入れ物を壊してしまえば、リナさんは助かるんじゃないですか?」
「ダメだ―――。」
一団からすこし離れた所で、成り行きをみていたガウリイが壁に寄りかかり、腕を組んだままアメリアの提案を否定した。
「オレもそう思って、さっき斬ってみたが、ヒビどころか傷一つ付かない。
そればかりか、何かをそいつにすると、中にいるリナが苦しそうなんだ・・・・・・・・・。」
ガウリイの腕と、ブラストソードの力をもってしても、その輝きと形を変えない琥珀とは。
「打つ手無しか・・・・・・・・・・・。」
息をはきながらティリスが呟く。
「ブラストソードでダメなら、あの術で斬ることは出来ないのか?」
ゼルガディスの視線はティリスとフィリスに向けられる。
「そうですっ!《神滅斬(ラグナ・ブレード)》なら、切れないものなんて無いですよもきっと!」
アメリアがぱんっと手を叩き、顔を輝かせる。

「無理ですよ。」

フィリスがそっけなく否定する。その隣でティリスが憮然としている。
「私達は母さんからその術を習っていません―――それに魔力が全然足りない。どだい無理な話なんです。」
「オレ達も教えてくれって、何度も頼んだんだけどな・・・・・どういう訳かこれだけはガンとして教えてくれなかったんだ。」
「そうなんですか・・・・・・・・」
現実にアメリアは再びしょげる。


「セフィル、お前さんはたしか使えたんじゃなかったか?」
ガウリイが言う。
「使えるよ。」
あっさりと答えるセフィル。

「お前も混沌を知る者だったな。魔力は無論、お前の方が大きいからな、不可能ではないな。」
ミルガズィアが指摘した通り、セフィルは混沌の存在と意味を知っている。
だからこそ、過去に異界への扉を開けたり閉じたり出来たのだ。

「確かにリナさんから教わってるからわたしは術を使う事が出来るよ。―――――でも《ラグナ・ブレード》は神託には出てこない。
それを使うのはとんでも無い間違いを引き起こすと思うよ・・・・・・・。」
呼吸を整えるように静かに息を吐き、セフィルは話を続ける。

「神託の続きにはこうあった―――――――
『二つの流れ交わりし力 彼方より此方へと渡りし者 闇より生まれし白き光 携え 遙かなる流れより 導かん』――――って。」

ゆっくりと琥珀の棺の前に進み出る。
「つまり、ハーフエルフたるわたしの存在を差しているのよ。」
振り向き、真っ直ぐな視線でセフィルは全員を見渡した。


「・・・・・・・・・人間とエルフ、二つの血の流れを組む者、そして永劫と刹那を彷徨う者。なるほど、確かにそう考えるとつじつまは合うな。」
ゼルガディスが関心したように言う。
「そして『闇より生まれし白き光』―――この言葉どおりなら《ラグナ・ブレード》は意味に合わない。あれは混沌より生み出せし虚無の刃。
闇より生まれるけど、白き光ってものじゃない。――だとすると、わたしに関係がある『白き光』といったら――アレしかないでしょうね。」


セフィルの説明に、全員が硬直した。
ただティリスとフィリスは首を傾げている―――無理もない、彼等はあの事件も、セフィルの過去も知らないのだから。
一拍遅れて、どうやらガウリイも解ったらしく、表情が険しくなる。


「ハーフエルフのわたしが導く、闇より生まれし白き光―――つまり『烈光の剣(ゴルン・ノヴァ)』の召還でしょうね。」


言葉と現実はさらに重みを増していく。



*****************************************************

ざくざくざくざくざくざく・・・・・・・・・・・・・・はっ?!み、見られてしまったぁぁぁぁぁ・・・・・・・
うう、せっかく「穴があったら入りたい」用の縦穴掘ったのに・・・・・・しくしく。

もう暴走気味の第5話「言霊」です。
サブタイトルも苦しいですな。

ああ暗い。ああ重い。
もう地下100メートルまでめりこみそうな気持ちですぅ〜。
今回は一応、神託解説編でして。
「既望」はこの文字を見つけたときから、使おうと決めてました。
しかし、国語辞典片手にさも博識の振りしたこの女、実際はなーんも知りません(滝汗)
本でみつけた言葉を寄せ集めているだけですのでっ。
でもまあ、神託としては意味は通ってるかなーと、自己満足はしてますが(苦笑)

あと、セフィルになんとあのゼナファアーマーのオプションがつきました(←おい)
形状は全開の言い訳で説明したとおり、手首に付けるものです。
白い1本の細長い板がぐるりと螺旋状に巻き付いてます。
かわいさゆえに、いついつセフィルに色々とあげたくなってしまって・・・・うーん、ちょっとひいきしすぎかも・・・・

ずぶずぶと底なし沼のような状態ですが、そのうちきっと、明るくはしますのでっ。
というわけで、当分こんな感じですが・・・・。
次回、第6話「底なし沼の果てに(嘘)」をお送りします。(←沈め)

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13265ツリー落下に協力っ!あごん E-mail 1/23-04:42
記事番号13264へのコメント

こんばんは!あごんですっ!
第五話「言霊」、読みましたっ!

もー言葉が出ませんよ、ゆえ様っ!
神託のトコロなんて「やられたっ!」と叫んでしまいましたよ。
なるほりょ、そーきましたか。「キボウ」。
本当にお上手ですよねぇ、なにもかもがっ!

はー、感想なんて、私ごときが書いていいのかなぁと思ってしまいます。
書けないですよ。スゴすぎて。
あと猫が邪魔して(笑)。
↑キーボードの上に乗ってくるんです。

次回からは三人の冒険が始まるのでしょーか?
わくわくっ!

ではでは。愛想無しで申し訳ありませんがこの辺で。
いえ、マジでこの感動を言葉には置き換えられませんよ(泣)。
語彙の乏しいあごんでしたっ!

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13267これでもかっ!(落ちない)ゆえ E-mail 1/23-07:47
記事番号13265へのコメント

>こんばんは!あごんですっ!
>第五話「言霊」、読みましたっ!

おはようございます、ゆえです。
毎回ありがとうございますぅ♪


>神託のトコロなんて「やられたっ!」と叫んでしまいましたよ。
>なるほりょ、そーきましたか。「キボウ」。

うわーい♪おもいっきり狙ってましたので、やられちゃったら大満足です♪
私も「きぼう」ときけば普通は「希望」ですから、他の皆さんもそーだろうと言うことで。
でも変換してみると結構あるんですよね、己卯とか癸卯とか。意味は不明ですが(^^;


>はー、感想なんて、私ごときが書いていいのかなぁと思ってしまいます。
>書けないですよ。スゴすぎて。

なにをおっしゃるうさぎさん。
こうしてレスを頂けるだけでもありがたいです♪


>あと猫が邪魔して(笑)。
>↑キーボードの上に乗ってくるんです。

ねこねこ♪うーん、キーボードの上にのるねこ。
これでいきなりうってたら、キャットがチャットするーなんて。
お後がよろしいようで・・・・・・(おーい座布団全部もってっとくれい)


>次回からは三人の冒険が始まるのでしょーか?
>わくわくっ!


はらはら。その予定ではあるんですが・・・・・・既に予定よりかなーり遅くなってますし・・・・・
ううっ次回にはどうにかしないとっ


>ではでは。愛想無しで申し訳ありませんがこの辺で。
>いえ、マジでこの感動を言葉には置き換えられませんよ(泣)。
>語彙の乏しいあごんでしたっ!

ううう、ありがたさで後光がみえまする(ピカリン)
ありがとうございます。

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13268Re:けひっみてい 1/23-10:10
記事番号13264へのコメント

あちゃあ…な展開になってまいりました。ハッピーエンド好きのみていとしてはっどうなるんだろうこの先ぃ…と期待半分おののき半分(謎)
楽しみにしておりますので、どぉにか(と厚かましくも話の方向を希望する)みていでした。

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13272もひもひゆえ E-mail 1/23-23:30
記事番号13268へのコメント

こんにちは、ゆえともーします。

レス、ありがとうございます♪

>あちゃあ…な展開になってまいりました。ハッピーエンド好きのみていとしてはっどうなるんだろうこの先ぃ…と期待半分おののき半分(謎)
>楽しみにしておりますので、どぉにか(と厚かましくも話の方向を希望する)みていでした。


私もハッピーエンド好きですっ。
それも勧善懲悪黄門さまがでてきて一件落着っ!ほーっほっほっほっ♪って奴が(やすけが好き♪)
どこかの暴れる上様でもいいなぁ・・・・・(しつこい)

と、いうことでたぶん、おそらくはご期待に添えるとは思いますが・・・・・
成り行きは見てのお楽しみってことで、またよかったら感想を頂けると、きっとその方向に向くかと・・・・


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13269スコップを持って、さぁ穴を埋めましょう♪あんでぃ 1/23-20:06
記事番号13264へのコメント

>ざくざくざくざくざくざく・・・・・・・・・・・・・・はっ?!み、見られてしまったぁぁぁぁぁ・・・・・・・

見つけてしまいましたよ、いひっ!

>うう、せっかく「穴があったら入りたい」用の縦穴掘ったのに・・・・・・しくしく。

そんな事無いでしょう!!私はもう次がまちどおしくってドッキドキですよ!もう♪
埋めてしまえ!埋めてしまえぃ!!
いりませんそんな穴は!!!
>
>もう暴走気味の第5話「言霊」です。
>サブタイトルも苦しいですな。

夏のしらべとわぁ〜愛の言霊♪
サブタイトルを見た時にもうこれが一番に(笑)

>
>ああ暗い。ああ重い。
>もう地下100メートルまでめりこみそうな気持ちですぅ〜。

ずぶずぶずぶ〜〜掘ろう!!えっほ、えっほ!!掘った先から〜ばしばし埋める!!(そこに私が入りましょう)
いつまでもついて行きますから!!

>今回は一応、神託解説編でして。
>「既望」はこの文字を見つけたときから、使おうと決めてました。
>しかし、国語辞典片手にさも博識の振りしたこの女、実際はなーんも知りません(滝汗)

実は私の話のグリーブ君も英和辞典で英語の時間に引いてたら出てきたものです。だから名字も決まっていなかったという。(をい)
そしてその単語の意味を元にキャラも作りました。だから辞書見れば彼の過去はバレバレという(汗)

>本でみつけた言葉を寄せ集めているだけですのでっ。
>でもまあ、神託としては意味は通ってるかなーと、自己満足はしてますが(苦笑)
>

神託の内容も明らかになりましたし、この先のお話がどう展開していくのか楽しみにしています!!
できれば、ティリスをそろそろ良い人にしてあげて欲しいなぁ〜ってちょっと思います。(セフィルをあんましいぢめないでぇ〜/泣)

>あと、セフィルになんとあのゼナファアーマーのオプションがつきました(←おい)

次は、カーナビですか?(笑)

>形状は全開の言い訳で説明したとおり、手首に付けるものです。
>白い1本の細長い板がぐるりと螺旋状に巻き付いてます。
>かわいさゆえに、いついつセフィルに色々とあげたくなってしまって・・・・うーん、ちょっとひいきしすぎかも・・・・

セフィルのイメージをっちょこっと絵にして書いてみたり(汗)ゆえさんにプレゼント♪ってできる程上手ければ良いんですがね・・・
しかしスキャナーをもってない以上送ることから無理な話なのですが(汗)

>
>ずぶずぶと底なし沼のような状態ですが、そのうちきっと、明るくはしますのでっ。

結果よければ全て良しってことわざもありますし(あるのか?)楽しみに待たせていただきます!!

>というわけで、当分こんな感じですが・・・・。
>次回、第6話「底なし沼の果てに(嘘)」をお送りします。(←沈め)

それでは第7話は「掘り起こせ!ゆえさん!?」ですか? ←んなのあるかい!
う〜ん、一回自分のお話を練習用のほうに挑戦して失敗した私・・・レスは成功!よかった(ふう)やっぱし投稿は当初の予定通り二月になりそうです。それまではゆえさんのレスに力を入れさせていただきます!!

それでは、風邪っぴきで壊れかけてるあんでぃでした!

P.S ゆえさんも風邪には気をつけてください!!
今年の風邪の症状はタチが悪いです。←経験者は語る

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13273埋めるにはこんくりを・・・・ゆえ E-mail 1/23-23:47
記事番号13269へのコメント

>見つけてしまいましたよ、いひっ!

みつかっちゃった♪てへっ(不気味)

>そんな事無いでしょう!!私はもう次がまちどおしくってドッキドキですよ!もう♪
>埋めてしまえ!埋めてしまえぃ!!
>いりませんそんな穴は!!!

そ、そうですか?私はまた、てっきりその中にコンクリ流し込まれると思ってました。ああ、よかった(←今からでもおそくないっ)


>夏のしらべとわぁ〜愛の言霊♪
>サブタイトルを見た時にもうこれが一番に(笑)

おおっ、そーいやそんな歌がありました。うーんあの歌好きです。

>実は私の話のグリーブ君も英和辞典で英語の時間に引いてたら出てきたものです。だから名字も決まっていなかったという。(をい)
>そしてその単語の意味を元にキャラも作りました。だから辞書見れば彼の過去はバレバレという(汗)


今明かされた真実!!なんと、グリーブ君命名にはそんな秘密がっっっ!!
後でこっそり捜そっと・・・・・・・しまった、綴りがわかんない・・・・・・(だからやめとけって)


>できれば、ティリスをそろそろ良い人にしてあげて欲しいなぁ〜ってちょっと思います。(セフィルをあんましいぢめないでぇ〜/泣)

う゛っ・・・・・・・・これは本気でどうにかしてやんないと(滝汗)そのまま悪役キャラに成りかねない・・・・・
早く彼に更正の道をつくります(更正しなきゃいかんのか)


>>あと、セフィルになんとあのゼナファアーマーのオプションがつきました(←おい)
>
>次は、カーナビですか?(笑)

カーナビって便利ですよねぇぇぇ♪最近車にDVDナビをつけたのですが、いやーこれが便利で面白い。
喋って動かせるのですが「検索」といっても「けいさつを表示します」とかえってくる。
中ガウリイがはいってるんじゃ無いかと思う今日この頃です(って話が違う)


>セフィルのイメージをっちょこっと絵にして書いてみたり(汗)ゆえさんにプレゼント♪ってできる程上手ければ良いんですがね・・・
>しかしスキャナーをもってない以上送ることから無理な話なのですが(汗)

私のほこりかぶったスキャナー、お貸しします。だから下さい。
私もちょこっとだけ書いてみたのですが・・・・・・無理な事ってしない方がいいと実感しまた。しくしく。
うわぁぁぁぁぁぁぁぁん、みたいですぅぅぅぅぅぅぅ!!!



>結果よければ全て良しってことわざもありますし(あるのか?)楽しみに待たせていただきます!!

座右の銘かも・・・・もうひとつあって「人生行き当たりばったり」ってのも。
いいのか私。


>それでは第7話は「掘り起こせ!ゆえさん!?」ですか? ←んなのあるかい!

うーん、発掘されそうですねぇ(笑)

>う〜ん、一回自分のお話を練習用のほうに挑戦して失敗した私・・・レスは成功!よかった(ふう)やっぱし投稿は当初の予定通り二月になりそうです。それまではゆえさんのレスに力を入れさせていただきます!!

私も投稿しょっちゅう失敗してます。(その節は一坪さま、ご迷惑おかけしてます。)
2月には投稿されるんですね♪うふふふ、楽しみです♪



>それでは、風邪っぴきで壊れかけてるあんでぃでした!
>
>P.S ゆえさんも風邪には気をつけてください!!
>今年の風邪の症状はタチが悪いです。←経験者は語る

今年のは辛そうですねぇ。仕事場の人もゾンビ化してましたし。
貰わないように私も気を付けます。(でも休めるなぁ・・・・・)

あんでぃさんも風邪、早く治してくださいね。風邪には卵酒ですよ〜

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13270ふえぇぇぇぇ、えぐえぐえぐえぐ(泣いてる)…リナちゃああん早坂未森 E-mail URL1/23-20:23
記事番号13264へのコメント

りいいいいいいいいいいいいいいいいいなあああああああああああちゃあああああああああああんっっっっっっ
ふえええええ、リナちゃんがリナちゃんがリナちゃんがリナちゃんがリナちゃんがリナちゃんがリナちゃんがリナちゃんがリナちゃんがリナちゃんがリナちゃんがリナちゃんがリナちゃんがリナちゃんがリナちゃんがリナちゃんがリナちゃんがリナちゃんがリナちゃんがリナちゃんがリナちゃんが…∞
いったいぜんたいど―――なっちゃうんですかゆえさんっ!!!!
なんだか最初っから「なかよし」で連載中の「電脳少女☆Mink」のみんくちゃんモードな未森ですうううぅぅぅっ!!
うえええええええ、リナちゃんどーなっちゃうんですか!?
ガウ君すっごく痛々しいですぅぅぅぅぅ(泣
あああゆえサマ、未森は、未森は、怖いけど、でもでもでもでもでも、しぃぃぃぃぃぃっっっっかり貴女様についていきますううぅぅう!!(迷惑
続き速く読みたいです…リナちゃぁん(滝涙
はう、それでわぁ

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13274さあ、これで涙をお拭き・・・・・(←手ぬぐい)ゆえ E-mail 1/23-23:56
記事番号13270へのコメント

>りいいいいいいいいいいいいいいいいいなあああああああああああちゃあああああああああああんっっっっっっ
>ふえええええ、リナちゃんがリナちゃんがリナちゃんがリナちゃんがリナちゃんがリナちゃんがリナちゃんがリナちゃんがリナちゃんがリナちゃんがリナちゃんがリナちゃんがリナちゃんがリナちゃんがリナちゃんがリナちゃんがリナちゃんがリナちゃんがリナちゃんがリナちゃんがリナちゃんが…∞

うわっ、早坂さまが壊れちゃったっ?!どーしよっ?!
メーカー保証きくのかなっ?!いや、その前にバックアップとらねばっ!ああっ、保証書がみつからないっ?!(←そのくらいにしとけ)

>いったいぜんたいど―――なっちゃうんですかゆえさんっ!!!!

どーなっちゃうんでしょっ?!(←初期不良で返品希望)



>なんだか最初っから「なかよし」で連載中の「電脳少女☆Mink」のみんくちゃんモードな未森ですうううぅぅぅっ!!

おおっ「なかよし」。うーむ懐かしい・・・・って年ばれるぞ。私は「りぼん」でしたな。


>うえええええええ、リナちゃんどーなっちゃうんですか!?
>ガウ君すっごく痛々しいですぅぅぅぅぅ(泣
>あああゆえサマ、未森は、未森は、怖いけど、でもでもでもでもでも、しぃぃぃぃぃぃっっっっかり貴女様についていきますううぅぅう!!(迷惑
>

どーどーっ(笑)
どうにかなるとは思いますから、いや、します。(泣かれると弱い)
次回はきっと・・・・・・・重量級・・・・とーちゃん、やったね明日はホームランだ!!(←お父様なら知ってるかと・・・・)

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13284遙かなる絆6 【笛吹き】ゆえ E-mail 1/25-02:10
記事番号13264へのコメント

遙かなる絆

6.【笛吹き】

かつて、笛吹きと呼ばれた者がいた。
その者が吹く笛の音は、大地を駆け抜け、海に降り注ぎ、空に溶けたという。



      夜明けの街 ひそやかに 笛の音が流れ出す
      眠る人々の屋根に 降り注ぐ流れ星

      子供達よさあ時間だ 娘よもう嘆くな
      つま先まで石になる その前に旅立とう



笛の音が、再び流れ出す。





進むべき方向が決まれば、次の行動に移るのは早かった。
神殿からさほど離れていない広い場所はすぐに見つかり、あとは4つの石が揃えばいいはずだった。

「ううん、精霊石は4つ無くてもいいよ、ってゆーか・・・・・・揃ってるんだよね・・・・・・実は。」
ぽりぽりと頬をかかいてセフィルが苦笑した。
「たしか扉を開けるのには、4つ全部の精霊石がないと出来ないんっだったろ。」
ゼルガディスは覚えている過去の事実を言う。


簡単に説明すると、精霊石とは4大精霊、火、水、地、風の精霊の力を結晶化させたもので、古代エルフから伝えられたアイテムなのだが、詳しいことは未だに解っていない。
ただ、その石一つ一つには、強力な魔力が宿っており、4つ揃うと精霊魔術に対してのみだか魔力の増幅作用も持ち合わせている。
そして、この4つの精霊石と、特殊な魔法陣、『笛吹き』と呼ばれる『呪歌』使いの全てが揃った時、異界への扉を開く鍵となるのだ。
遠い昔、魔と神の戦い――降魔戦争の時代に扉は一度だけ開かれ、その時『笛吹き』は異界より一振りの剣を召還した。
それから時は流れ、前世の記憶と共に『笛吹き』は再び現れ、扉と鍵を巡る戦いが起こり、そして『笛吹き』はかつての己と共に、
扉を締め、封印となる鍵を掛けた。


これがハーフエルフである、セフィルのもう一つの真実の姿−−−グレイエルフとも呼ばれる『笛吹き』の存在だ。



「あれから、わたしの手元に戻ってきた精霊石の一部を使って、さっきの剣やショルダーガードに利用してるのよ。
もちろんこのアーマーにもね。だから、今はいちいち精霊石をそろえなくてもいいのよ。」
「お前さんが戻ってきた時、確かに全ての石は渡していたが・・・・・そんな事に使っていたとはな。」
セフィルが扉を締めて還るまで4つの石はそれぞれ、リナが火、ガウリイが風、アメリアが水、ゼルガディスは地を保管していた。
「色々と、準備しておくに越したことはないからね――――それに、あの女性(ひと)にも頼まれてるから。」
小さく微笑むとセフィルは神殿の方を見つめた。



しかし、そんな過去の経緯など知らない、いや、聞かされてないティリスとフィリスにはなんの事だかさっぱり解らなかった。
知っている筈のゼルやアメリアに訊ねて見ても、困ったような顔をしてはっきりとした返事が返ってこない。
二人はただ単に、知らないのならそのままの方が彼等にも彼女の為にもいいからと、気を使って答えないのだが、
当の本人達にしてみれば、そんな気遣いなど知る由もなく、ただイライラするだけだった。
「・・・・・・・・・ったく、何でアメリアさんまで何にも言わないんだよ。」
「んなこと、私が知るわけないでしょ。でも、このままじぁ、すっきりしないわよね――――」
「ああ、それにこの雰囲気。絶対に言い事じゃないはずだぞ。」
「ダメもとだけど――――まだ聞いてない、最後の人に聞くしかないわね。」
フィリスとティリスは頷き合うと、神殿の方に向かった。



神託は自分とその存在を告げたとはいえ、本当にこれで良いのかとセフィルには、実は若干の迷いがあった。

―――――答えは一つだけとは限らない

あのフレーズが引っかかってどうしようもないのだ。
理由などわからない。ただ直感としか言えないのだが、それでも今はやるしかない。
セフィルは自分に言い聞かせると、呼吸を整え、何も言わず自分の行動を認めた黄金竜の長老に向き直る。
「こんな形で《ゼナファ》を使うことになるとは思わなかったけど・・・・・・よろしいですよね、ミルおじさん。」
「致し方在るまい。それにその《ゼナファ》があれば、コントロールも付きやすいだろう。かつてのグレイエルフの力を継ぐ者のお前が、
この結末を変えることが出来るのなら―――その可能性を止めるのは無粋だろう。」
「召還後、リナさんを助けたあとは、全力で元に還しますから―――」
「止む得ないとはいえ、始めて目の当たりにすることになるな、お前の『笛吹き』の力を――――まったく不思議なものだな。」
「ミルおじさんに関心されたら、ちょっとは自慢にしていいのかな。」
くすりと笑うセフィルにミルガズィアは遠い記憶の彼方に、銀髪揺れる孤高の『笛吹き』を思い出す。
「無茶はするなよ。」
ミルガズィアにぺこりとお辞儀をすると、セフィルは扉を再び開けるべく、その場所へと飛び立った。



「父さん、お願いセフィルが何をしようとしているのか、私たちにも教えて。」
「あいつはオレ達の家族なんだろ?仲間だろ?だったら知る権利があるはずだ。」

神殿に佇む琥珀の棺の前に座り込んだガウリイの背中にティリス達は問いかける。

「あいつが・・・・・セフィルが心配なんだ。――――だから教えて欲しい。―――頼む、父さん。」

ティリスが父の背中に向かって深々と頭を下げた。
気の強さとプライドの高さはリナ譲りのあのティリスが、率直に頼み事をするなど、よほどの事が無い限り見たことない。
フィリスはそんなティリスの思っても見ない行動に目を丸くした。

「・・・・・・・・・・・・お前達の方が、よっぽどわかっているな・・・・・・・全くこれじゃぁ、オレの方がリナに叱られちまうな。」
ガウリイはゆっくりと立ち上がり、二人の子供達に振り向き見つめる。
「いつの間にか・・・・・・大きくなってるんだな、子供って奴は。」
苦笑するとガウリイは、今まで語らなかったセフィルの真実と過去を全て伝えた。



『半生体 魔律装甲(ゼナファアーマー)』

アストラルサイドへの干渉力をある程度自由にコントロールでき、自分の意識コントロールで変形も可能な半生体甲冑。
以前、エルフのメンフィス=ラインソードが装着していた異界よりの知識をもって作り出された、対魔族用の武器だ。
その後多少手が加えられ、このリストアーマーに関しては完全にセフィルを装着者と限定して作られた。
正統なエルフ用とはかなり趣が違うし、能力もアレンジが入っている。制作の課程で精霊石の力も加えられているからだ。
白い光を放ちながら、ゼナファはセフィルの腕にしっかりと装着された。
風の流れに呼吸を合わせる。
一瞬、脳裏にあの時の途方もない流れが甦る。
――――大丈夫、今度は呼ぶだけで、行くのじゃないんだから。
セフィルは胸の中で呟き、静かに唄を紡ぎ始めた。



「え?あの方なら、もうとっくに出られましたよ。」

廊下にいた神官にたずねると答えはこうだった。
「明日って言ってたじゃないかっ?!」
「ひょぇぇぇぇっ!?そんなこと私に言われましても?!」
思わず神官の胸ぐらを捕まえたティリスをフィリスが止める。
「そんな場合じゃないでしょ。場所はどこ。」
ぐたぐたと涙を流しながら若い神官は彼女の行き先を教えた。
「そこなら、《レイ・ウィング》を二人で飛ばせば間に合うわ!いきましょティリス!」
「おうっ!!」
ぽいっと神官を放すと、ティリス達は走り出した。

「ティリス!」
そんな彼に、ガウリイが大声で呼びかけた。
「持っていけ!」
そう言ってガウリイはティリスの方へ投げ渡した。
慌てて何とか受け取ると、ティリスは驚きガウリイを見つめた。
「オレはこっちを使う――――いいから早く行けっ!!」
ガウリイの左手には緑青のあの剣。
ティリスは一瞬戸惑ったが、促されぎゅっと握り締めると、ガウリイに向かってブイサインを出して地を蹴った。

「・・・・・・・ったく、あーゆー所もリナそっくりだな―――――これでいいよな、リナ。」
後ろで眠るリナに、ガウリイは穏やかに微笑んだ。




この場所にはセフィル以外の者は誰もいない―――彼女一人っきりの作業だ。
ミルガズィア以外には時間を早めたことを誰にも告げずにやって来た。
万が一、失敗した時に被害が他へ及ぶのを恐れた為で、その後の処理はミルガズィアに頼んでいる。
魔力も届けられたばかりのゼナファで増強され、以前よりも格段にコントロールしやすくなっている。
何より一度は体感した流れだ。前回よりも安定した状態で召還が出来るはず。
なのに、この引っかかるような不安は何なのだろうか。
大地に描かれた七芒星の中心で、『呪歌』を紡ぎながらセフィルは考えていた。


      二つの流れ交わりし力 彼方より此方へと渡りし者

      闇より生まれし白き光 携え 遙かなる流れより 導かん


自分はその意味を、ハーフエルフの魔力と『烈光の剣』と意味づけた。
何かが引っかかる。

―――――答は一つだけとは限らない――そして以外と近くにあるもの―――

気になって仕方がなかった。
しかし、既に『呪歌』は最終節に差し掛かり、後は一気に扉の向こう、異界の闇から『ゴルン・ノヴァ』を召還するだけ。
その時、セフィルには予想外の光景が2つ目に飛び込んできた。

一つは遠くから凄いスピードで飛んでくるティリスとフィリスの姿。
ここに居ることも、何をしているのかさえ知らない筈の二人がやって来たのだ。
さらに遠くには、どうやら話を聞きつけたゼルガディスの気配もする。
こっちの気遣いなどお構いなしだ。

でも、それ以上に彼女を驚かせた光景が右後ろにあった。
紫紺のローブにフードを被った、あの白銀の彼女――――。
そしてその姿はティリス達の視界にも届いていた。

「あいつっ!また出てきたぞっ!!」
「なんか・・・・・・すごい嫌な予感がする――――急ごう!!」


異界の扉を開くという「天空の唄」はセフィル以外だれも唄えない。紡げない。
なのに、驚くべきことにその銀髪の女からも酷似した旋律が聞こえてくるのだ。
セフィルは我が耳を疑った。
しかし、唄が止むことはなく、二つの旋律は絡み合い、そして何時しかユニゾンとなって響き合う。
だが、紡がれる言葉だけが違っていた。
どこか聞き覚えのある、あの唄の言葉。


  ―――――――ここにはもう何もない―――――――


魔法陣と『呪歌』にかかる流れが変化したのは、その時だった。


  ――――――目覚めよ 鳥たち ねぐらをいでて――――


魔法陣全体から眩い光と、得も言われぬ流れがセフィルに襲ってくる。
そして、光が弾けた刹那。

中心にいたセフィルと、そして――――



「ティリス!!!!!フィリス!!!!!」

追いかけるようにして、二人はそのまっただ中に飛び込んでいった。


――ひゅん


不可思議な音と共に閃光の消えた七芒星の魔法陣には、開いた異界の扉でも、召還された剣でもなく、
呆然と立ちつくすゼルガディスの姿と、そんな彼を一段高いところから眺めている彼女の二人だけだった。



「旅立ちの時にしては・・・・・・天気が悪いかな。」
曇り空を見上げ、彼女が呟く。

っどんっ!

「―――――貴様、何をした。」
低い声でゼルガディスは問い、次の呪文を詠唱する。
「出発の手伝いよ。」
相変わらず顔は目深に被ったフードで伺いしれない。

「彼等の遙かなる流れを漂う、此方から彼方への旅の出発をね――――。」

ふわり、と重さを感じさせないような身のこなしで彼女はゼルガディスの眼前に降り立った。


「―――――――そして、終着の時でもあるのよ。」


囁く彼女の声に、ゼルガディスの表情は強ばった。



====================


上とも下とも、夜とも昼ともつかない、何ともいえない空間の流れ。

セフィルは漂う流れに逆らうようにして、二つの影を捕まえようと必死だった。
ここで漂流してしまったら、二度とは帰れないことを彼女はよく知っていた。
あともう少しという所で、手を精一杯伸ばすが、わずかに触れただけでまた離れてしまう。
ダメっ!!捕まえてっっ!!
彼女の意識が叫びをあげると、それに同調し両腕のゼナファがぎゅるいっ!と姿を変形させ、その先端が二人の両腕に紐のように巻き付いた。
ゼナファに繋がれれば、取りあえず二人とここではぐれる心配はない。
次第に奪われていく体力を気力でなんとか振り絞り、セフィルは流れの汀――流れと接する隙間を見つけだす。

そして―――ようやくその汀へと辿り着いたとき、セフィルはわずかに残っていた体力も気力も、魔力さえも使い果たしていた。

柔らかな草の臭いと、冷たい土の感触に、頬を撫でる風の色を感じる。

・・・・・・・・・・・・二人はどうなっただろう。

確かめたい気持ちとは裏腹に、セフィルの意識はそのまま沈んでいった。



***********************************************

はにゃっ。第6話「笛吹き」お送りします。

今回は使わないと言っていたのに、けーっきょく使いましたな、歌詞しりーず(意志弱し)
前作「天空歌集」にもでてきた、谷山浩子さんの曲名のまんま「笛吹き」の一節です。
だぁて、この曲と歌詞好きだし、この話にはやっぱり関係してくるからぁぁぁぁぁぁ(←言い訳中)でもホントですよ。

この回は前にもまして、暗いといいますか、重くて固い(コンクリのように)
内容に先ほど出ました、前作「天空歌集」での話がでてきてますが、一応これは第2部ということですし、
まだ読まれていない方は、この機会に読んで見られることをおすすめします。(宣伝すな)
作者別に乗せていますし、あと早坂未森さまのHPでも連載中です♪(未森さま感謝っ!)
こことはひと味違う、「天空歌集」をご覧下さりませ。(内容は一緒ですが・・・・・・)

話が広告モードになりましたが、ここで以前張りました伏線が繋がってきてます。
気付かれた方は、座布団50枚差し上げますっ!素晴らしいっ!
でも、きっと居ないとおもいますので、あっさりとネタばらし。
【別集】として出しました「SUVENIR」とリンクしております。あの女性とセリフですね。
そーいわれても、んなもんわかるかいっ!っと言われるのもごもっとも。
そのようなお方はレスで文句つれてくだされば、ゲロゲロしますので。だから感想下さいってことで。(やっばりそれが狙いか)


ティリス君の性格、ちーとは良くなったでしょうか?うーみゅ・・・・・・
性格といえば、セフィルの性格といいますか、癖みたいなのを発見(思いつき)しまして、次回からばんぱか出していこうかと想ってます。にょほほほほ♪
いい子すぎるのなんですし(笑)性格があくの強いのがスレのキャラですしねぇ♪
ちょーっと彼女のキャラも変わるかもしれませんが、そんなの生みの親の特権乱用振りかざします〜

毎度長い「言い訳、必死のフォロー」あとがきですが、次回第7話から、舞台が移動します。お楽しみにん♪(やっとだな・・・・・)

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13293地雷探索班を呼ばないと!!あごん E-mail 1/26-03:59
記事番号13284へのコメント

こんばんは、あごんです・・。
え?テンションが低いですって?
はい・・・。
実は・・・。

「著者別」に行って「SUVENIR」を読んだのに、伏線がわからなかったんです!!

改めまして!あごんですぅ!
「遥かなる絆・6」読みましたあっ!
ええ。前述の通り別集を読んできたのも関わらず、伏線がどーリンクしているのかわかりませんでした!

とゆーか、「SUVENIR」に熱中してしまい、本来の目的である伏線探しを忘れてしまっただけなんですが(笑)。
伏線ってのはゆえ様曰く「地雷」の事ですよねぇ・・・。
う〜みゅ。

それにしてもドッキドキな展開になって参りましたね!
セフィルにティリスにフィリスはどーなってしまうのか!
「小さいイ三人衆」と呼んでおりますが(呼ぶなっ!)
一体どこに辿り着いたのか。
そしてあの女性・・・。
完全な敵にも思えない所もありますよねぇ。
リナも一体どーなってしまうのか。

はぁ。
気になる所が満載すぎて、どこから言えばいーのやら。
とりあえず、今一番気になるのは。
セフィルの癖ってなにかな〜♪
でしょうか(笑)。

ではでは、ゆえ様親衛隊隊長のあごんでした!

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13307ぴこーん ぴこーんぴぴぴ(←反応アリ)ゆえ 1/27-00:38
記事番号13293へのコメント

上ではすんばらしい、お話ありがとうございます♪

>ええ。前述の通り別集を読んできたのも関わらず、伏線がどーリンクしているのかわかりませんでした!

あ、やっぱり(笑)実は私自身も、忘却の彼方に飛び去りかけていた伏線なので・・・・すみません・・・・
白状しますと、最後の方にあるルナさんのセリフです。次回の7話にはちゃーんとセフィルに語らせます。
伏線張りすぎには注意しないと、何がなんだかにゃにゃにゃー♪(byニャンダー仮面)じゃない、訳解らなくなりますよね。
今後、注意します〜〜(←指導)



>セフィルにティリスにフィリスはどーなってしまうのか!
>「小さいイ三人衆」と呼んでおりますが(呼ぶなっ!)

小さい三人衆!!(←1本)
ちなみに私は会社の同僚二人で「やぶれかぶれコンビ」と呼ばれてます


>一体どこに辿り着いたのか。
>そしてあの女性・・・。
>完全な敵にも思えない所もありますよねぇ。
>リナも一体どーなってしまうのか。

ひょほほほほほほほほほ♪そこが狙いのアクダマン♪(だから唄うなって、しかも古いし)



>とりあえず、今一番気になるのは。
>セフィルの癖ってなにかな〜♪
>でしょうか(笑)。

セフィルといいますか、私と某お嬢さんの(身内)習性なのですが。
リナたちに比べたら大したもんじゃないですが、まあ、こんな性格なら次もパロってもらえるかなーという、厚かましくも切なる野望を胸に、続きがむばります。


>ではでは、ゆえ様親衛隊隊長のあごんでした!

うわーい♪なら私はあごんさんのサポーターですぅ♪

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13297うにょぉぉぉぉ(イミフメイ早坂未森 E-mail URL1/26-18:27
記事番号13284へのコメント

・・…………………………………………・………………………………………………………………………………ゆえさん…この先どうなっちゃうんですか・・……?
いや、聞いたって答えてくれはしないだろうけど!
あああああああああああああああああああああああ、続きが気になる〜〜〜〜〜〜〜〜!!!
ゆえさん、あなたって罪作りな人ね!<待てコラ
早く続き読ませてくださいよう(TT)<おまいなι
やっぱりその文章力くださいってば…<しつこい
自分何時の間にか連載止まってるし…ダメじゃん。
赤い糸、あと三日は投稿されないでしょう…うぅ。

あ!
そういえば、今日、未森的にセフィルちゃんを描いてみました。
未森的に、ですので…ゆえさんの考えてるのとはかなり違うでしょう。
あとで贈りますね〜…いいんだろうか?

次回は舞台が移動するんですね…どこだろう<知るかよ
続き、楽しみにしてます〜
あ、なんだか今回は割と大人しかったかも…

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13308ふなぁぁぁぁぁぁぁぁぁゆえ 1/27-00:46
記事番号13297へのコメント

どもですっ、第一級犯罪人、ゆえでございます♪

>ゆえさん、あなたって罪作りな人ね!<待てコラ
>早く続き読ませてくださいよう(TT)<おまいなι

頭で出来ても、それを文にしてキーボードで打ち込むと・・・・あら不思議、中身が変わってますねぇ。手力(てじから)ですわっっ!(←有罪確実)


>自分何時の間にか連載止まってるし…ダメじゃん。
>赤い糸、あと三日は投稿されないでしょう…うぅ。

いーとまきまき♪いーとまきまき♪ひーてひーてとんとんとん♪でーきた♪できたー♪連載の続き♪
ということで、楽しみにしてます(唄うなっちゅーの)


>あ!
>そういえば、今日、未森的にセフィルちゃんを描いてみました。
>未森的に、ですので…ゆえさんの考えてるのとはかなり違うでしょう。
>あとで贈りますね〜…いいんだろうか?


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・生きてるっていいなぁ(しみじみ)
ありがとうございましたっ!
ああっ、もう自分のHPがあったら画面いっぱいに出しちゃいます!!
かわゆいです〜〜♪自分がこそこそと書いた絵は混沌に封印しました。


>次回は舞台が移動するんですね…どこだろう<知るかよ

けっこーべたな所です(苦笑)ほほほほほほ

>あ、なんだか今回は割と大人しかったかも…

大人しくても、はしゃいでいても、ゆえは未森さまが好きです♪

トップに戻る
13301ぴ〜ひょろろろろろ〜♪←笛吹き?あんでぃ 1/26-21:29
記事番号13284へのコメント

こんにちは!毎度おなじみ三河屋・・・いやいや、あんでぃです。
毎日来るたびに、新しいお話が!もう感動です!!
しかし、短時間でこれだけすんばらしいお話ができちゃうのがとてつもなくうらやましいです。(尊敬の目)
師匠と呼ばせてください!!(本気で)

>
>今回は使わないと言っていたのに、けーっきょく使いましたな、歌詞しりーず(意志弱し)
>前作「天空歌集」にもでてきた、谷山浩子さんの曲名のまんま「笛吹き」の一節です。
>だぁって、この曲と歌詞好きだし、この話にはやっぱり関係してくるからぁぁぁぁぁぁ(←言い訳中)でもホントですよ。

今日クラスメイトからこんな話を聞きました。
外国の歌、つまり洋楽が好きな人は主に音楽性に共感を感じる人。
日本語の歌、つまり邦楽が好きな人は主に歌詞に共感を感じる人。なんだそうです。
全ての曲がこれに当てはまる事は無いんでしょうが、(日本の曲も音楽的にすばらしいものもあるし、外国の曲も歌詞がすばらしいものもありますし)これを聞いた時に、そうかも!とちょっと感動してしまいました。一理あると思いませんか?

>
>この回は前にもまして、暗いといいますか、重くて固い(コンクリのように)

かこ〜ん、かこ〜ん(つるはしで破壊中!!)
きっと次は明るい話題が!!だからそれまでに砕いときましょう!この空気を!
えっほ、えっほ!

>内容に先ほど出ました、前作「天空歌集」での話がでてきてますが、一応これは第2部ということですし、
>まだ読まれていない方は、この機会に読んで見られることをおすすめします。(宣伝すな)
>作者別に乗せていますし、あと早坂未森さまのHPでも連載中です♪(未森さま感謝っ!)
>こことはひと味違う、「天空歌集」をご覧下さりませ。(内容は一緒ですが・・・・・・)

未森さまのHPに連載中!?初耳ですわ!
早速これから行ってみようかしら!!もう一度ひと味違うセフィルちゃんを堪能(変態だ・・・私)

>
>話が広告モードになりましたが、ここで以前張りました伏線が繋がってきてます。
>気付かれた方は、座布団50枚差し上げますっ!素晴らしいっ!
>でも、きっと居ないとおもいますので、あっさりとネタばらし。
>【別集】として出しました「SUVENIR」とリンクしております。あの女性とセリフですね。
>そーいわれても、んなもんわかるかいっ!っと言われるのもごもっとも。
>そのようなお方はレスで文句つれてくだされば、ゲロゲロしますので。だから感想下さいってことで。(やっばりそれが狙いか)

う〜ん・・・分かりません(泣)カツ丼と取調室を用意しますから教えてください〜!
>
>
>ティリス君の性格、ちーとは良くなったでしょうか?うーみゅ・・・・・・

私がわがまま言ったから、苦労させてしまったでしょうか・・・(汗)申し訳ございません!ティリスの性格は完璧!!大丈夫です。グ〜です!!
しかし今、ティリス君はガウリイ君からセフィルちゃんの過去を聞いて反省モード中でしょうか?早く謝らないと時間が経てば経つほど謝り辛くなっちゃうよ〜ん(うりうり)

>性格といえば、セフィルの性格といいますか、癖みたいなのを発見(思いつき)しまして、次回からばんぱか出していこうかと想ってます。にょほほほほ♪

どんな性格でしょうか・・・このゆえさんの笑い・・・・・↑気になるわぁ〜!

>いい子すぎるのなんですし(笑)性格があくの強いのがスレのキャラですしねぇ♪

そんなにアクの強い性格なんですか?思いついたクセと言うのは・・・(笑/汗)
どんどんリナちゃんたちに汚染されていくセフィルちゃん・・・(笑)

>ちょーっと彼女のキャラも変わるかもしれませんが、そんなの生みの親の特権乱用振りかざします〜

そのうち食事の取り合いにも参加できるようになってしまうかも・・・ですね(笑)

セフィルちゃんに付いた1個めのオプション、ゼナファですがすばらしいです!とっても役に立ってますね!!かっこいいです!伸縮自在な生きてるアイテム!!

烈光の剣(ゴルンノヴァ)は無事召喚できるのでしょうか!?
そして三人はどこへ飛ばされてしまったのでしょうか?!

>
>毎度長い「言い訳、必死のフォロー」あとがきですが、次回第7話から、舞台が移動します。お楽しみにん♪(やっとだな・・・・・)

ロストの世界に飛ばされてたりして・・・(ゴルンノヴァ達の故郷?だし)
そしたら神坂ワールド大爆発ですね。(笑)
なーんてそんな訳ないでしょうけどね・・・(苦笑)

次回を見ればきっと全てが分かるわけですね!!
さぁて!師匠(勝手に呼んでる)の次回を楽しみに待たせていただきます!!
それでは!!あんでぃでした。


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13309ま○ま大使だ〜!(ふるっ)ゆえ 1/27-01:14
記事番号13301へのコメント

>こんにちは!毎度おなじみ三河屋・・・いやいや、あんでぃです。

あ、ちょうど醤油と米がきれてるわ、お願いね♪・・・・・・じゃねーだろよ(18mmサブマシンガン作動)


>毎日来るたびに、新しいお話が!もう感動です!!
>しかし、短時間でこれだけすんばらしいお話ができちゃうのがとてつもなくうらやましいです。(尊敬の目)
>師匠と呼ばせてください!!(本気で)


うひゃっ、そんな事ないですよ〜。今まではある程度書きためてから出していたのですが、今はもうオケラ。なーんもストックないので、いきなしペースダウンしてます・・・・
私なんかを師匠にもつと、ぐうたらが移りますよ〜〜


>今日クラスメイトからこんな話を聞きました。
>外国の歌、つまり洋楽が好きな人は主に音楽性に共感を感じる人。
>日本語の歌、つまり邦楽が好きな人は主に歌詞に共感を感じる人。なんだそうです。

うまいとこいいますね〜。私はこれ、ばっちり当てはまります。
日本語の曲は、ほとんど半分以上は歌詞で好き嫌いが決まりますから。だから好きな歌手の人もメッセージ性が強い人が多いですね。
TMはもうリズムもですが、あと渡辺美里に谷山浩子、遊佐未森、中島みゆき、Do As Infinity、鬼束ちひろ、などなど・・・・・
他のでもこの曲一曲だけはすきっ♪てのもおおいですし。
故に私のバソの横には、レンタルした曲の歌詞カードファイルが存在します。
洋モノは・・・・ほんとノリだけで・・・しかも有名どころしかしらいですぅ〜


>かこ〜ん、かこ〜ん(つるはしで破壊中!!)
>きっと次は明るい話題が!!だからそれまでに砕いときましょう!この空気を!
>えっほ、えっほ!

あ、右脳が欠けてる♪・・・・・・・・じぁあ、ついでにお腹まわりの奴も一緒に・・・・・

>未森さまのHPに連載中!?初耳ですわ!
>早速これから行ってみようかしら!!もう一度ひと味違うセフィルちゃんを堪能(変態だ・・・私)


な、内容と話はまったく一緒です(笑)
でも色が付いて、文字の大きさも変わって、壁紙がつくと・・・・あんな駄文でも名作に見えるのは、きっと早坂さまのなせる技でしょう。


>う〜ん・・・分かりません(泣)カツ丼と取調室を用意しますから教えてください〜!

親子丼のほうが・・・・・(←対空ミサイル発射)
次回には、解るようにしておきますっ(ひゅるるるるるるるるるる−−−−−−ちゅどーん!)

>しかし今、ティリス君はガウリイ君からセフィルちゃんの過去を聞いて反省モード中でしょうか?早く謝らないと時間が経てば経つほど謝り辛くなっちゃうよ〜ん(うりうり)


あ、謝らせるの忘れてた(←デスラー砲発射準備)
彼にいっときます(冷や汗)


>どんな性格でしょうか・・・このゆえさんの笑い・・・・・↑気になるわぁ〜!
>そんなにアクの強い性格なんですか?思いついたクセと言うのは・・・(笑/汗)
>どんどんリナちゃんたちに汚染されていくセフィルちゃん・・・(笑)


ほほほほほ、来たいはずれに終わるかもしれませんが、彼女の過去のデーターをふゅーちゃーして決定しまた(慣れない単語つかうなよ)
私の性格そのものじゃっという声もありますが・・・・・


>そのうち食事の取り合いにも参加できるようになってしまうかも・・・ですね(笑)

あれに加わるのは、かなり大変でしょー(笑)


>セフィルちゃんに付いた1個めのオプション、ゼナファですがすばらしいです!とっても役に立ってますね!!かっこいいです!伸縮自在な生きてるアイテム!!

ぢつは、生きてるし、本編のザナッファーを読んでいたら「鋼の狼」とあるのをみて・・・・
チビ狼にも変形できるっ!みたいな事を思いついてしまいました。個人的には某ズキンのちゃちゃさん家のりーや君希望・・・・・すみません、やりすぎですよねぇ・・・
でも、うみゅっ!構わぬ好きにやれいっ!とおっしって頂くと・・・・・うふふふふ♪


>烈光の剣(ゴルンノヴァ)は無事召喚できるのでしょうか!?
>そして三人はどこへ飛ばされてしまったのでしょうか?!

網走刑務所じゃ無いことは確かです(←お前がいけ)


>ロストの世界に飛ばされてたりして・・・(ゴルンノヴァ達の故郷?だし)
>そしたら神坂ワールド大爆発ですね。(笑)
>なーんてそんな訳ないでしょうけどね・・・(苦笑)


・・・・・・・・・・・なるほど(←って、SF書けるのかお前に)

>次回を見ればきっと全てが分かるわけですね!!
>さぁて!師匠(勝手に呼んでる)の次回を楽しみに待たせていただきます!!

全てが〜〜〜・・・・・・・・・げふっ!(吐血するなら献血にいけい)
ちょこっとは分かるかと・・・・・・・・(へこへこ)

がむばります〜〜。

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13314ほどよく壊れてます。砂緒 E-mail 1/27-17:06
記事番号13284へのコメント

わたしは真っ暗なところにいた。
静かに時間は流れる。
永遠とも思える闇のなか―――突然光が現れた。
わたしはそれに手をのばす。
そう・・・その光は・・・。

ゆえさまの「遥かなる絆」だったのですっ!!(壊れてるな、自分)


てなわけで、おひさしぶり!!砂緒です。
あ、別に闇のなかにいたわけじゃないですよ(笑)
じゃあ、この前振りはなんなのかって?ただの趣味です(やな趣味だな)

遥かなる絆、どきどきしながら読んでますっ!!
あ〜続きが気になる気になるっ!!
それにしても、「彼方」と「此方」は違う意味だったのか・・・と、この話読んではじめて知りましたぁ(泣)
そして、とうとうセフィルの性格も壊れるのね!!楽しみ♪(おい)

ゆえさま、伏線のはり方うまいよなぁ・・・と思いつつ、砂緒は次の旅に出る。
(もう戻ってくるな)

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13328細かく砕けてます。ゆえ 1/28-00:15
記事番号13314へのコメント

>わたしは真っ暗なところにいた。
私は極寒の所にいた。

>静かに時間は流れる。
冷え冷えと気温が下がる。

>永遠とも思える闇のなか―――突然光が現れた。
地獄とも思える冷気のなか−−−−暖かな光がっ!

>そう・・・その光は・・・。

>ゆえさまの「遥かなる絆」だったのですっ!!(壊れてるな、自分)

砂緒さまのレスだったのですぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!(脳が凍死してます)

すみません、レスであそんで・・・・・
でも事実ですよ〜。ここ寒いし、暖房ないし。フリース2枚重ねに、電気あんかと膝掛けでなんとかしのいでおまます・・・・
ただいま室温15度の部屋の片隅から、熱く御礼申し上げます♪



>てなわけで、おひさしぶり!!砂緒です。

おひさしぶりです♪


>それにしても、「彼方」と「此方」は違う意味だったのか・・・と、この話読んではじめて知りましたぁ(泣)

彼方の反対が此方♪おっとここに何故か「反対語辞典」が・・・・・・


>そして、とうとうセフィルの性格も壊れるのね!!楽しみ♪(おい)

壊れるかなぁ・・・・・その前に私が砕けるかも・・・・・うーみゅ。


>ゆえさま、伏線のはり方うまいよなぁ・・・と思いつつ、砂緒は次の旅に出る。
>(もう戻ってくるな)

うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおい!!かむばーくっ!
だめですよぅ「温泉旅情女独り旅 湯気の向こうに混沌が!!」にいったらー(←火曜サスペンスかっ)
クリ・クロの続きも、わくわくしてパソコンの前で、「お預け」してますので♪

さて、今日の一句。

【伏線を 張ってみたら ほらこけた】

おーい、座布団で埋めておくれ。−−−−−−お後がよろしいようで(書き逃げ)


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13331遙かなる絆7 【時の河】ゆえ 1/28-01:41
記事番号13264へのコメント

祝、ISDN開通!!うぇるかむ、フレッツ!!!
と、いうのに、何故か何時もの時間に投稿する私って・・・・・

*****************************************

遙かなる絆

7.【時の河】


 重いまぶたをゆっくりと開け、まだぼんやりとした頭を横に動かす。

「お、気が付いたな。」

 聞き覚えのある声が近くから聞こえてきた。

「どうだ、気分は?」

 穏やかな声に、自分の状態を考えてみる。
 多少疲労感と怠さが残ってはいるが、気分は悪くない。
 声に出さず、頷いて答える。

「そうか――――」

 続くセリフは・・・・・・・・・








「お前、太っただろ。」

 むちゃくちゃとんでも無いセリフだった。

げすっ!!

 鮮やかに右スレートが決まる。
「んっんっんっ?お目覚めのレディに向かって、いうセリフがあれとは――――お礼しなくちゃね♪ティリス君♪」
 口元は笑っていても目は全然笑っていない。しかも掌ぼきぼき鳴らしているし。
「いやっ、そのっ!冗談っ!冗談だ!!!―――って、呪文を唱えるなぁぁぁぁぁっっ!」
 あぶら汗流しまくりながら青い顔してじりじりと下がるティリスには、アメリア直伝の正義の鉄拳がフィリスから贈呈された。

    ――――その後、彼の姿を見たものは誰もいなかった。    


     ( コンティニューしますか?)  【 YES  ・  NO  】 



「―――――以後、事実無根な言動はしないように。」
「・・・・・・・・・・・・・・・大変失礼いたしました・・・・・・・・」

 どうにか復活して思わず敬語になっているティリス。ちょっと焦げているのが笑える。

「まあ、私をここまでおぶってきてくれた事は、感謝するけどね。」
 小さな小川のせせらぎが聞こえるここまでティリスが彼女を背負って移動してきたのだ。
「けど、ここって、何処なんだろう?」
 きょろきょろと当たりを見渡すと、フィリスはあるものが目にとまった。
「さあな・・・・・でも、あの場所じゃ無いのは確かだろ。」
 ぼりぼりっと頭をかくティリス。

 あの場所とは、セイルーン郊外の人気のない場所で彼女が異界への扉を開いていた所。
 今、二人がいる場所とは似てもにつかない所だ。

「そうね、ついでに付け加えたら、違うのは場所だけじゃないわよ。」
 フィリスはそういうと、自分の視線の先を見るように指さす。

「―――――今の季節って、秋だったかしら?」

 指先を真っ直ぐ伸ばした方向には、春先には不釣り合いな、鮮やかに色づいた紅葉が葉を落としていた。








「――――なら良かったな、ぼうず。」

 その呼び名は的外れもいいところなのだが、本人は自分がそう呼ばれた事よりも声の主の方に目を丸くした。

 年の頃なら15,6だろうか、長い髪をした彼はライトメイルを装着している格好から、どうやら傭兵らしい。
「なにか食べるもの持ってきてやるから、もう少しそのまま寝てろ。」
 そんな様子など気が付かないのか、彼はぽんっと頭に手を置き立ち上がろうとしたその時、ドアが開き別の声がした。

「ガウリイ、召集だぞ。」

「―――あ、今いく。・・・・・・・・すまん、飯はもう少しまってろ、な。」
 諭すように言い残すと、ガウリイは呼びに来た男と共に部屋を後にした。
 自分を見つめる目がご飯の催促だと彼は勘違いしていたようだが、本当は信じられない光景にセフィルは硬直していたのだ。
 一体何が起こっているのか、セフィルが状況を理解するまでには、思ったほど時間はかからなかった。



 町外れに放置された古い民家が、彼等の拠点となっている。メンバーは10人ほどの隊なので、この位の大きさの家でちょうどいいのだ。
 セフィルは家の隅に置かれていた、酒の入った樽の上に座って定時報告を眺めている。別に自分は参加しなくてもいいのだが、なんとなく何時もここで聞いているのだ。

 あの時、閃光と共にセフィルと飛び込んできた二人と一緒に、漂う流れに放り込まれここに流れ着いた。
 おそらくは汀まで離れなかったので、ティリス達もここに居るはずだが、未だに連絡どころから何処に居るのかさえ解らないが、何となく大丈夫だと感じていた。
 知らない場所ではぐれてしまった場合の常識――――その場を動かない。
 たしかにセオリーなのだが、セフィルがここから動けないでいる理由は、別にもあった。

「なんだ、お前またそこにいたのか。ほーこくなんぞ、聞いてて面白いか?」

 樽の上にいる自分に声を掛けてきた彼―――――そう、ガウリイだ。
 しかしねその彼は自分が昨日まで見ていたより、さらには出会った頃よりもずっと若い、少年の顔をした過去のガウリイなのだ。



 ここに来て、ようやく意味の分かった言葉がふたつ。
 ひとつは例の神託。


        【二つの流れ交わりし力 彼方より此方へと渡りし者】

        【闇より生まれし白き光 携え 遙かなる流れより 導かん】


 部分的には合っていたり、また分からなかったりするが、【遙かなる流れ】というのが、実際には【時の河】だったとは。
 あまりにも迂闊で、あまりにもお粗末な意味の読み間違い――――あの時、自慢気に解説した自分が恥ずかしくてしょうがない。


        【二つの流れ交わりし力 彼方より此方へと渡りし者】


 これはハーフエルフたる自分の事であっているだろう、そして今、現代から過去へと【時の河】を渡った自分たちの存在。
 神託は一言足りとも間違いは述べていないのだ。ボタンを掛け違っているのは、意味を理解しきれなかった己の未熟さそのもの。
 ならば、あの【光】も意味をはき違えているんじゃないのか?―――――掛け違えたボタンはなかなか戻らない。
 セフィルに一抹の不安と焦りが顔を出す。



 もうひとつは、少し昔、始めてゼフィーリアに行った時の彼女からの言葉。
 スーフィードナイトの称号を持つ、リナの姉たるルナ=インバースが、別れ際に自分にだけにそっと告げた。


        ―――――リナをお願い――――――頼りはあなたの力だけだから―――


リ ナは幸せなのかと、聞いてきたルナは何を思って自分に言ったのか。あの時はまったく分からなかったが、時が経つにつれ自分の置かれゆく立場と共にその言葉は重みをまし、そして事が起きた今になってセフィルはようやく意味をはっきり理解した。


        何故自分はここにいるのか。

        自分になにが出来るのか。

        自分は何のために生きているのか。

        自分は何処にいて、何処へ行くのか。



(・・・・・・・・・・・・ま、それが分かったら、誰も悩んだり、迷ったり、苦しんだりしないでしょーね。)
 セフィルはとことことガウリイの後ろを付いていきながら、胸の内で呟いた。

「セイル、ぼさっとしてると置いてくぞ。」
 隊員全員分の買い出しにかり出されたセフィルとガウリイは、市場へと続く道を歩いていた。
「ん。」
 言葉少なく答えると、とことこ小走りしてガウリイの横に並ぶ。
「・・・・・・・ったく、オレ達が一番年下だからって、何でも雑用頼んできやがって。・・・・・・・・年くってるのがそんなに偉いのかよ。」
 ブツブツと文句を言いながらガウリイは手にしたメモとにらめっこしている。
「えーと、おっさんがタバコで、じじぃが酒・・・・って、まだ飲む気かこいつは。んで、おやじとあいつが・・・・・・」

 ちなみに彼が言っているのは全員ガウリイの所属している隊のメンバーで、もちろんちゃんと名前がある。
 だか、哀しいかなガウリイが彼等の名前を記憶して呼ぶことはなかった。・・・・・・・ま、単に覚えられないだけだが。
 買い出し内容も、言っただけではかなり不安なので、こうしてメモにして渡しておかなければ行けないのは、今や隊の常識。


 くいくいとセフィルがガウリイの袖を引っ張る。
「―――ちず」
 伝えたい用件の単語しかセフィルが言わないのには訳がある。
「おおっ、そ−そ−。隊長のを忘れるとこだった。サンキューな、セイル。」
 ぐしゃぐしゃと乱暴にセフィルの頭を撫でる。
「じゃっ、店までの案内は頼むよな。」
 すでに3度目の買い出しだというのに、未だに店の場所を覚えないガウリイに対し、セフィルはやれやれと首を振った。


 ここで、ガウリイの発言がおかしいことに気が付かれただろうか。――――――いや、彼がクラゲなのは重々承知しているが。
 彼女のことを『ぼうず』といい、セフィルの名前を『セイル』と呼んでいる事を。
 そう、ガウリイは完全にセフィルの事を男の子だと思い込んでいるのだ。無論、ガウリイ以外の隊員たち全員も同様。
 別にセフィルが時を越えるのと同時に性転換したわけではなく、その格好から誤解しているのだ。
 彼女の服装は何時ものワンピース姿ではなくて、ティリスから借りた瑠璃色のシャツとズボン、そしてブーツ。例の服装のままなのだ。
 どこからどーみても、男の子の服を着ているのと、さらに今は腕にゼナファのリストアーマーを装備しているせいもある。

 しかし、普通なら態度やしゃべり方ですぐに女の子だと分かるモノなのだが、その辺はセフィルの思惑あって、うまく誤魔化している。
 なにがどーであろうと、ここは過去の世界な訳で、セフィルは本来、この場には居るはずのない存在なのだ。
 しかも、このずっと先で出会う筈のガウリイとここで遭遇してしまうのは、何かと都合が悪い。
 ならば、この勘違いと誤解を利用して、自分を男の子に見せかけ、名前も『セイル』と偽名を名乗ったのだ。
 偽名と言う割にはあまりひねった名前ではないが、これは以前旅をしていたときのリナのアドバイスで、あまり本来の名前からかけ離れすぎると、呼ばれたとき反応が遅れるから。
 ・・・・・・・・実際の所は、名前を聞かれて思わず正直い言いそうになったのを無理矢理誤魔化した結果なのだが・・・・・・・・・・・・・
 言葉は必要な単語を最低限、繋げてぽそりと喋ることで変声期前の変わったしゃべり方の奴を演じている。


―――――こうして、セフィルは自分を助けた傭兵部隊では『セイル』という、やたら可愛い顔した男の子で通している。


「・・・・・・・これとこれで、ラストだな。ふ、完璧じゃないか。」
 お使いをコンプリートしたぐらいで自画自賛しているガウリイは、ふと、セイル(セフィル)がある店先に張り付いているのに気付いた。
 彼女は1週間前に自分が拾ってきたので、セイルの世話はガウリイの担当になっている。

「なに見てるんだ?」
 あまり熱心に見つめているので、ガウリイは気になって並んだ商品を自分も見てみた。

「・・・・・・・・・・・もしかして、お前、これが欲しいのか・・・・・・?」

ブンブンと頭を上下に振って答える。真紅の瞳は、期待の眼差しで輝いている。
今、セフィルにしっぽと耳が付いていたら、おあずけを言われた子犬状態と思って頂けたらいいだろう。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・わーったよ、買ってやるから、んな目でこっちを見るな。ぼーすなんぞに見つめられても全然嬉しくないから。」
 ぱたぱたと手を振り軽口を叩くと、ガウリイは自分のポケットから銅貨6枚を取り出し、店の主人に代金と交換して商品を受け取り、自分の分を片手に、セフィルの分を手渡した。

「・・・・・・・しっかし、よくそんなもん、食えるな・・・・・スペシャルだぞ、スペシャル・・・・・・こっちは見てるだけで・・・・・うっ、胸やけが・・・・・・」

 そんなガウリイは無視するかのように(実際に無視している)セフィルは満足そうに、かって貰ったばかりのスペシャルクレープDXの3つ目を頬張っていた。


 スペシャルクレープDX――それは甘いクレープ生地の上に、生クリーム、チョコ、バナナ、アイス、ケーキにクッキー入りという、
前人未踏の超甘々デザート。しかもトッピングといって、さらにカスタードも加えられている。ちなみにガウリイのはごくシンプルな、チョコバナナ。
 それを彼女は、ぱくぱくと3つも平らげているのだ・・・・・・・・書いているこっちまで胸やけしそうだ。    うげっ。

  

 買い出しと軽いおやつも終えて、セフィル達が隊の拠点である民家が近づくと、ガウリイの表情は今までとは一変する。
 少年のあどけなさの残る笑顔から、無表情に近い、強ばった感じのする傭兵の顔へと。
 頼まれた品をそれぞれ渡している時も、黙ったまま。
 さっきまで市場で一緒に食べていた人と同一人物なのかと一瞬疑いたくもなる。
 隊員の分を配り終えると、最後に残った地図を片手にガウリイは一番奥にある部屋のドアをノックする。


「―――ガウリイです。頼まれたものを買ってきました。」

 部屋の中から返答が聞こえると、ガウリイはドアを開け中に入る。

「これで、よかったんですか?」
 机代わりのテーブルの上に、雑貨屋で買い求めたこの辺一帯の簡単な地図を置く。
「あまり期待はしてないがな。無いよりはましだろう。ごくろーさん、セイルもな。」
 振り返ると後ろのドアからセフィルが顔だけひょこっと覗かせていた。ガウリイを見れば、表情が落ち着いて和らいでいる。
 中にいた、ガウリイと話している人物こそ、この傭兵部隊の隊長、年はよく分からないが20代後半といったところか。
 短い金色の髪にがっしりとした体格、頬には斜めに入った刀傷がある「隊長」と呼ばれる男がいた。

「セイル、少しガウリイと話があるから、お前は部屋にいってろ。・・・・・・・・・・・・・・・・・後でお前さんにも話があるからな。」
「・・・・・・・・話?」
 セフィルは理由が分からず首を傾げる。
「ああ、そうだ。とにかく、呼びに来るまで向こうで待っていろ。」
隊長の言葉に抗うつもりもないので、セフィルは頷いてドアを閉めた。


「セイルなんかに、何の話があるんです?あいつはたまたまオレが拾ってきた奴ですよ?」

 ドアを閉め、廊下を走っていく足音に耳を傾けながらガウリイも首を傾げた。

「それぐらい分かってる。お前じゃないんだぞ。あのぼうずがここに来たのは単なる偶然だろうが、状況が状況だ。言い方は悪いが利用できるものは最大限に利用でも、この一件は早急に解決させる。でもないと、ますます事態は悪化する一方だからな。」
 若い隊長はテーブルいっぱいに先ほどの地図をひろげ、他のメモなどと照らし合わせながら指先で地図をなぞる。

「ここが今、俺達がいる地点だ。そしてここが、例の怪しいと睨んだ場所。しかし、地図で見ても他にルートはなさそうだな・・・・・・・」
 隊長が怪しいと指し示した場所は、ここから1日ほどいった所の山の中腹付近。

「この当たりの地形は報告だと、切り立った崖に囲まれた天然の要塞に近い。裏から回り込もうにもマジック・メイズのかかった迷いの森だ。
こんな所を突っ切っるのは、バカか死にたい奴だけだ。森を行けないとなれば、こっちの崖から行くしかないが・・・・・・」
 ここまで一気に説明したところで、隊長は話を止めた。

「崖はたしか、身を隠す場所がないから、敵に丸見えだって言ってなかったです?」
「おおっ!お前が話の内容を覚えているとはっ!・・・・・・・・・こりゃぁ、いい兆しなのかもしれないな。」
「いや、そんなぁ・・・・・」
 ほめてないのに何故照れると、突っ込むポイントなのだが、突っ込み役がいないのであきらめよう。


 傭兵達の中でガウリイが自分を出せる人物は、二人だけ。今までは唯一、この隊長だけだった。
 他の傭兵たちは、自分の年の若さと綺麗な顔立ちの風貌をからかい、彼の実力など二の次にしてはやし立てる。
 なにより、大した働きもしないのに、えらそーにふんぞり返っている態度が気に食わないのだ。
 そんな輩を束ねている隊長は、腕ももちろん立つが頭も切れる。
 ガウリイが始めて傭兵として動く時、いろいろとアドバイスをしてくれたのは、隊長だけだった。
 無論ただの親切心だけではない。雇う時に見たわずかな剣の扱いから、隊長はガウリイの実力を見抜いていたのだ。
 ・・・・・・・・・・・ただ、その性格というか特性というか、彼の見事なまでの忘れっぽさまでは見抜けなかったようだか。
 いろいろな意味で、ガウリイは隊長を尊敬もしていたし、信頼も置いていた。


「ガウリイの言う通り、この崖なら登れない事もないが、敵さんから丸見えじゃぁ話にならない――――――。
故に敵もこっちからは来ないと踏んでいるのか警備の手も薄い。ならば、その裏をかいて見ようかと思うんだが。どうだ?」
「いや、どうだって聞かれても、俺にはさっぱり・・・・・・・」
「崖付近の地形は、さっきグマンドからの報告でほぼ調べがついた。どうやら、この崖と森の境目付近に亀裂のような小さい穴があるらしい。
場所から考えても穴の先は奴らのアジトに違いない。そこで、お前さんとぼうずの出番というわけだ。」
 こんっとテーブルの地図を軽く叩くと、隊長は真剣な眼差しでガウリイと向きあった。

「ガウリイ=ガブリエフ。お前にはこの作戦をやってもらう。」
 固い口調が、この作戦の困難さを物語っるようだ。

「・・・・・・・・奇襲、ですか。」
「ああ、これが手っ取り早いからな。この作戦は最小限の人数でやる。―――お前さんの腕は必ず必要になるかなら外せん。
そして、二人目は俺。地形その他は全部把握しているからな。そして最後にもう一人――――セイルを連れていく。」
「―――――?!」
 隊長が指名した最後のひとりが、自分が気を許せるもう一人と聞き、ガウリイは驚きを隠せなかった。


(まだかなぁ・・・・・・・)

 部屋でひとり呼びに来るのを待つセフィル。
 ひとりの時くらい声にだして喋りたいのは山々なのだが、誰が何処で聞かれてるか分からない。
 もっぱら話相手は腕に装着された、ゼナファと気持ちの中での一方的な会話だけた。
(ティリス達、どうしてるかなぁ・・・・・・・)
 ふと思うのはあの二人の事。―――そして、
(―――――リナさん、大丈夫かな・・・・・)
 未だ琥珀の中で眠っているであろう、リナのこと。側にはきっと此方にいる現在のガウリイが付いているだろう。
リ ナの事に加えて、ティリスとフィリス、そして自分まで行方不明と聞いたら・・・・・気持ちが一気に重くなる。
(早く、二人と合流して、なんとかしないと・・・・・そうだよね、ゼナちゃん。)
 セフィルが白いアーマーに問いかけた処で、もちろん返事はない。―――ちなみに、ゼナちゃんというのはゼナファのことである。
(それより、隊長さんの話ってなんだろ?)
 すっかり世話になっていたので、多少に恩返しはしたいとセフィルは思ってはいるが、
(・・・・・・これじゃぁ、大したこと出来ないからなぁ・・・・・・あともう少しすれば、大丈夫かな。)
 くるくると自分の髪の毛をいじりつつ、セフィルははあっ、とため息をつくと――

「おい、ぼうず。隊長がお呼びだ。」

 呼び出しの男に応じ、隊長とガウリイの待つ部屋に彼女が入って数分後、明日の予定を聞きに来た男が部屋に来ると、そこには誰の姿も無かった。



 ティリスは立ち上がるとすたすたと真っ直ぐに歩き出した。
「ちょっと、何処に行こってのよ。」
「取りあえず、当座の問題解決。」
 フィリスはティリスの言葉の意味を理解しきれぬまま、ともかくその後を追いかけた。


遙かなる【時の河】の流れを此方より20数年の時を渡り、彼方の過去の時代へと3人は降り立っていた。


************************************

流れなーがーれーていつか、消えゆくとーしーてもー♪終わることなーい 時の河は続いてゆく〜♪(Byフェンスオブディフェンス)

のっけから唄ってます。こんにちは、ゆえでございます。
まずは、第7話【時の河】をお送りします。
舞台はずどとーんと、ワープしまして、一気に過去へと移動しました。しかも20ほど前ときたもんだ。
読んでの通り、ガウリイがまだリナと出会う前の時代です。
おもわずガウリイの過去の話にすりかわってますが、ちゃんと主役はセフィルですから(ちょっと怪しい)
さて、前回までて、巷をにぎわせた「リナの洗濯物汚染事件」ですが、実はこの話でセフィルを男の子に見られるように
仕立て上げる為でした。(ちーと苦しいですが。だいたいとがった耳はどーせつめいする)
えー・・・・・・いろいろと突っ込みポイントはあると思いますが、その辺はてきとーに誤魔化されて下さい・・・・・・・・つるつる。

伏線もいくつか回答できたつもりですが・・・・・どうでしょ?

で、セフィルの癖といいますか、特性。おわかり頂けたでしょうか?(かなり不安)
――――ウルトラ超甘党。――――前作でもちらっと触れていたのですが、今回になってスパークしてます。
ゲロゲロの甘甘大好きっ子です。甘いモノは別腹よん♪ってノリで・・・・・
あと、もう一つ。今回あまり書き切れませんでしたが、彼女はお気に入りのモノに片っ端から、妙な名前を付けていきます。
どっかの刃物マニアのねーちゃんごとく。そっちは刃物限定ですが、彼女は気に入りゃなんでもお構いなしです。
しかもネームセンスは3歳児並。「○○ちゃん」が多いです。はい。

というわけで、お願いがございます。
セフィルのゼナファには「ゼナちゃん」というように、後ブラストソードと光の剣、その他諸々に名前つけたってください。
妙なネーミング希望。(なにをもって妙とする・・・・・)
いきなり他力本願ですが、これで余力を使い果たしそうなので・・・・・よろしくお願いしますっ!!

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13343恐ろしく才能(その他もろもろも)豊かな二世達ですな!あんでぃ 1/28-22:24
記事番号13331へのコメント


こんにちは!
あんでぃですv師匠体調はいかがですか?
私は今日部活の大会に行った時に、雪のとけ残りに滑って見事にころびました。
んっんっんっん・・・雪かきをしない家には今度天罰を与えましょう(怒)
さてさて、今回も性懲りもなくレスらせて頂きます!!

>
>「お前、太っただろ。」
>
> むちゃくちゃとんでも無いセリフだった。

このティリスのセリフもとんでもないですが・・・
>
>げすっ!!
>
> 鮮やかに右スレートが決まる。
>「んっんっんっ?お目覚めのレディに向かって、いうセリフがあれとは――――お礼しなくちゃね♪ティリス君♪」―――中略です。
> あぶら汗流しまくりながら青い顔してじりじりと下がるティリスには、アメリア直伝の正義の鉄拳がフィリスから贈呈された。

あうう・・・リナちゃんとアメリアの性格を両方受け継いでおりますフィリス・・・とんでもない二世が生まれてしまいました。
・・・・ティリス、前回名誉挽回したばっかなのにぃ・・・今回また墓穴を掘っております。この辺はガウリイ君の性格を受け継いでますね・・・

>
>    ――――その後、彼の姿を見たものは誰もいなかった。  
 
どっかのRPGの全滅の時のセリフみたいですねv
>
>
>     ( コンティニューしますか?)  【 YES  ・  NO  】

もちろんYESですv
 
>
>のっけから唄ってます。こんにちは、ゆえでございます。
>まずは、第7話【時の河】をお送りします。

と〜き〜のな〜が〜れ〜にみ〜をま〜かせ〜♪
お前は何歳だ?!という感じでつられて歌ってしまいました。


>舞台はずどとーんと、ワープしまして、一気に過去へと移動しました。しかも20ほど前ときたもんだ。

ガウリイ登場!若いですねぇ・・・ほう(見とれ)
リナちゃんはそうすると何歳だ?
リナちゃんも見たいですですね。いひっ

>読んでの通り、ガウリイがまだリナと出会う前の時代です。
>おもわずガウリイの過去の話にすりかわってますが、ちゃんと主役はセフィルですから(ちょっと怪しい)

ガウリイが主役でも全然おっけーです。私的には、セフィルもがうりいも、もちろんリナちゃんも大好きですからv

>さて、前回までて、巷をにぎわせた「リナの洗濯物汚染事件」ですが、実はこの話でセフィルを男の子に見られるように
>仕立て上げる為でした。(ちーと苦しいですが。だいたいとがった耳はどーせつめいする)

リナちゃんもそこらのちっさい子の仕業なら、いつものお仕置きの半分くらいですむんじゃぁないでしょうか・・・(でもすごく怒ってたよなぁ・・・)

>
>伏線もいくつか回答できたつもりですが・・・・・どうでしょ?

神託徐々に明らかになっておりますね。
ちょっとずつスッキリしてきております!

>
>で、セフィルの癖といいますか、特性。おわかり頂けたでしょうか?(かなり不安)
>――――ウルトラ超甘党。――――前作でもちらっと触れていたのですが、今回になってスパークしてます。
>ゲロゲロの甘甘大好きっ子です。甘いモノは別腹よん♪ってノリで・・・・・

甘いモノならば、リナちゃんと取り合いできるのでは・・・?(←どうしてもそっちへ話を持って行きたがる私・・・)

>あと、もう一つ。今回あまり書き切れませんでしたが、彼女はお気に入りのモノに片っ端から、妙な名前を付けていきます。
>どっかの刃物マニアのねーちゃんごとく。そっちは刃物限定ですが、彼女は気に入りゃなんでもお構いなしです。
>しかもネームセンスは3歳児並。「○○ちゃん」が多いです。はい。

かわいぃじゃないですかv
刃物じゃないですし(刃物に名前を付けていくのはちと怖いですが)

>
>というわけで、お願いがございます。
>セフィルのゼナファには「ゼナちゃん」というように、後ブラストソードと光の剣、その他諸々に名前つけたってください。
>妙なネーミング希望。(なにをもって妙とする・・・・・)
>いきなり他力本願ですが、これで余力を使い果たしそうなので・・・・・よろしくお願いしますっ!!
>

私は全然ネームセンスがないので・・・・
うー・・・・・ん・・・
ごめんなさい(汗)ダメです・・・
ゴルちゃんとか、ノヴァちゃんとかそういうのしか思いつかないです(泣)
ノヴァちゃんだと英会話って感じですし、グリーブ君のお返しにすんばらしいネーミングを考えたいんですけど、変な名前にならないうちに退散させていただきます。
・・・・・・それでは、あんでぃでした。(逃)

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13354畑がいいですから♪ゆえ 1/30-00:06
記事番号13343へのコメント

こんにちは、ゆえです♪

>あんでぃですv師匠体調はいかがですか?

慢性寝不足っす。今日も今日とて仕事中に睡魔が・・・・・・すぴーっ(←でも夜は元気)


>私は今日部活の大会に行った時に、雪のとけ残りに滑って見事にころびました。
>んっんっんっん・・・雪かきをしない家には今度天罰を与えましょう(怒)

うひゃっ、大丈夫ですか。痛そうですねぇ。
しかし、雪かきしなきゃ行けないほどの雪・・・・・私は今まで最高30センチの積雪しか見たことないです。
一度、雪に埋もれてみたい、という雪国の方々を敵に回すような発言を・・・・(←やはり網○刑務所に送致決定)

>あうう・・・リナちゃんとアメリアの性格を両方受け継いでおりますフィリス・・・とんでもない二世が生まれてしまいました。
>・・・・ティリス、前回名誉挽回したばっかなのにぃ・・・今回また墓穴を掘っております。この辺はガウリイ君の性格を受け継いでますね・・・


リナの手の速さ+アメリアの正義の暴走=フィリスは恐い。・・・・・・・と、とんでもないキャラになりましたな・・・・
ティリス、やっぱりいいところ無しですね・・・・墓穴ほるのは父親ゆずり♪まあクラゲ並の記憶力はないようなので、一安心かなーと。



>>    ――――その後、彼の姿を見たものは誰もいなかった。  
> 
>どっかのRPGの全滅の時のセリフみたいですねv


私は3度聞きました。泣けて来るぞ。ああっわうわうのTODが見たいぃぃぃぃ



>と〜き〜のな〜が〜れ〜にみ〜をま〜かせ〜♪
>お前は何歳だ?!という感じでつられて歌ってしまいました。

おおっ、その曲の方がしっくり来るかもです(笑)


>ガウリイ登場!若いですねぇ・・・ほう(見とれ)
>リナちゃんはそうすると何歳だ?
>リナちゃんも見たいですですね。いひっ

時代的には、リナはSPの頃かなーと。
実はこの辺の時間配分のやりくりで、けつまづきまして。以後かなりいい加減といいますか、ごーいんな配分になるかと。
・・・・・・最初に年表までつくったのになぁ・・・・


>ガウリイが主役でも全然おっけーです。私的には、セフィルもがうりいも、もちろんリナちゃんも大好きですからv


ゆえはかなりのガウリイびいきです。一番すきなキャラだし♪
だから、私の作る話には絶対にガウリイが絡んでる。(笑)



>リナちゃんもそこらのちっさい子の仕業なら、いつものお仕置きの半分くらいですむんじゃぁないでしょうか・・・(でもすごく怒ってたよなぁ・・・)

実際にされたら、リナじゃなくても切れます。現に私も・・・・・・・



>神託徐々に明らかになっておりますね。
>ちょっとずつスッキリしてきております!

あまり伏線をひっぱり過ぎないようにと、反省したもので。
他のも徐々には解明していきまーす。きっと。


>甘いモノならば、リナちゃんと取り合いできるのでは・・・?(←どうしてもそっちへ話を持って行きたがる私・・・)

取り合いする前に、リナと特にガウリイは引くかもしれない。(笑)
それほどの甘党です。甘味女王に出場できるかもしれないぞセフィル!打倒!○坂
!!(やめい)


>かわいぃじゃないですかv
>刃物じゃないですし(刃物に名前を付けていくのはちと怖いですが)

刃物マニアの彼女は自宅の包丁たちにも、名前つけてそーですな(笑)


>ゴルちゃんとか、ノヴァちゃんとかそういうのしか思いつかないです(泣)
>ノヴァちゃんだと英会話って感じですし、グリーブ君のお返しにすんばらしいネーミングを考えたいんですけど、変な名前にならないうちに退散させていただきます。


駅前に留学させますか(笑)ネーミングは、もう単純明快にすることにしました。
というか、これがメインの話じゃないだろっと、アストラルから突っ込みがきたもので。

うひ、次回はちと長いです。

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13344北の国から2001,冬。(なにやってんだ)砂緒 E-mail 1/29-00:06
記事番号13331へのコメント

こんばんわっ!砂緒です。
ただ今、地球を7周して戻ってきたところです。(大嘘)

ゆえさまも、わたしと同じような格好なのですね・・・・・。
わたしはフリースの上にコートを着てパソコンしてます。
暖房器具は一切なし。おお寒い・・・・・。
クリ・クロはおそらく4月まで投稿できません(涙)
てなわけで、「遥かなる絆」は砂緒にとって最後の希望っ!!これからもしつこくレスつけていきますわ♪ひょほほほほほっ♪(壊れた)


>     ( コンティニューしますか?)  【 YES  ・  NO  】 
思わず「YES」という歌を思い出しました。
YES,YES,YES〜♪(この部分しか知らないけど)

>伏線もいくつか回答できたつもりですが・・・・・どうでしょ?
砂緒はただ機械人形のように、かくかくうなずいてました。
ちょっとは頭を使わないと、そのうちガウリイになってしまう・・・・要注意。

>で、セフィルの癖といいますか、特性。おわかり頂けたでしょうか?(かなり不安)
>――――ウルトラ超甘党。――――前作でもちらっと触れていたのですが、今回になってスパークしてます。
>ゲロゲロの甘甘大好きっ子です。甘いモノは別腹よん♪ってノリで・・・・・
あああああああああああああああああああああああ!!(歓喜の涙)
わたしセフィルちゃんとおそろいですぅ!癖が!
砂緒も甘いもの大好き・・・・とゆーか、大食いです。
給食で、牛乳二本飲んでた時期がありました・・・・(ほんとに女なのか?)
今はダイエット中です・・・最近体重増加ぎみなので・・・。

>というわけで、お願いがございます。
>セフィルのゼナファには「ゼナちゃん」というように、後ブラストソードと光の剣、その他諸々に名前つけたってください。
>妙なネーミング希望。(なにをもって妙とする・・・・・)
ううむ。砂緒はネーミングセンスはないのですが・・・。
あ、光の剣(ゴルンノヴァ)は「ゴルバチョフ」とかどうです?
すんません・・・・冗談です(汗)


ではでは!砂緒は新たなる旅にでますっ!!(どうせすぐ戻ってくるくせに・・・・・)


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13355北の部屋からゆえ 1/30-00:17
記事番号13344へのコメント

>ただ今、地球を7周して戻ってきたところです。(大嘘)

こんちには、ゆえです。町内2週して・・・ません。


>ゆえさまも、わたしと同じような格好なのですね・・・・・。
>わたしはフリースの上にコートを着てパソコンしてます。
>暖房器具は一切なし。おお寒い・・・・・。

こ、この季節は辛いですよねぇぇぇぇぇぇぇぇぇ。手はかじかむし、足腰は冷えるし。
夏の暑さの方がましだと思うわりに、夏になると冬の方が・・・と思うわがままな奴です。


>クリ・クロはおそらく4月まで投稿できません(涙)
>てなわけで、「遥かなる絆」は砂緒にとって最後の希望っ!!これからもしつこくレスつけていきますわ♪ひょほほほほほっ♪(壊れた)


えええええええええええええええええええええええええええええ?!
4月までお預けですかぁぁぁぁぁ!!くーんくーん・・・
うう、私は土に潜ってでもお待ちしております(意味不明な待ち方するな)



>>伏線もいくつか回答できたつもりですが・・・・・どうでしょ?
>砂緒はただ機械人形のように、かくかくうなずいてました。
>ちょっとは頭を使わないと、そのうちガウリイになってしまう・・・・要注意。

いいえっそんな。ガウリイ化の原因は私の張り方がまずかったですわっ!
もうちょっと、どうにかしないとだめですねぇ。もはや自分もフォローできなくなりつつあるもので。


>わたしセフィルちゃんとおそろいですぅ!癖が!
>砂緒も甘いもの大好き・・・・とゆーか、大食いです。
>給食で、牛乳二本飲んでた時期がありました・・・・(ほんとに女なのか?)
>今はダイエット中です・・・最近体重増加ぎみなので・・・。


牛乳2本ですか・・・・・いいじゃないですか。リナの様に悩まなくてもすみますよっきっと!(←セクハラ)
私も甘いものすきです。コーヒーには砂糖スティク3本は固いです。そしてクリープ♪・・・・・飲みたくなったから、入れてこよっと。



>あ、光の剣(ゴルンノヴァ)は「ゴルバチョフ」とかどうです?

爆笑しました。いいです。採用だっ!(←はげるぞ)・・・・・・・・・でも、どっかからKGBの諜報員がきたら恐いので、そっと横に置いておきましょう・・・・・・(くるか)

>ではでは!砂緒は新たなる旅にでますっ!!(どうせすぐ戻ってくるくせに・・・・・)

帰ってこいよ〜帰ってこいよ〜♪かえっってこぉぉぉぉぉぉいよぉぉぉぉぉぉ〜〜♪(・・・・・・・だから古いってよ・・・・・)

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13350口は災いの元♪早坂未森 E-mail URL1/29-21:12
記事番号13331へのコメント

う〜〜〜〜〜ふ〜〜ふ〜〜ふ〜〜〜ふ〜〜〜〜〜ふ〜〜〜〜〜ふ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪(怪しいっての
にゅふふふふ、少年ガウ君ですか!?
いやん、見てみたい〜〜〜☆
くふふふふ…(をい!
しかしティリス…口は災いの元だよ?
女の子に「太った」だなんて言っちゃダメよ♪みもだったらもっとひどいことしてるわ♪♪<をい!
コンティニュー、未森だったら迷わずYESです♪(爆
セフィルちゃん…リナちゃんとアメリアちゃんがうつったね…?
いい事なのやら悪いことなのやら…
あ、でも、セフィルちゃん男の子に見えるってことはショートカットですか?
………みものセフィルちゃんリナちゃんくらいだるんですけど…
髪、切ったとか?
…ん〜、んな都合のいい話はないか。
あ、あと名前。
光の剣は…ゴルンノヴァだから…ルヴァとか?
ブラストソードは…ラト?
…うみゅ、ネーミングセンスなし、未森……お役に立てなくてすみませんですぅぅ(^^;
おお、なんか今回も大人しいぞ気分♪<あのな
んでわ、次回楽しみにしてますですっ♪♪うふふふふ

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13356カロリーは体重の元♪ゆえ 1/30-00:29
記事番号13350へのコメント

ほーっほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほ。ゆえです。(←燃えるゴミ)


>にゅふふふふ、少年ガウ君ですか!?
>いやん、見てみたい〜〜〜☆

私も見てみたい♪いちおー、某外伝の時より(おやぢと出会ったとき)ちょっと前だと思ってやってくださいな。


>女の子に「太った」だなんて言っちゃダメよ♪みもだったらもっとひどいことしてるわ♪♪<をい!

んにゃ、私も同感です。と、いうことで次回からの出番が減って扱いがますます悪くなる・・・・・・・・今とあんまり変わらないかも(滝汗)


>あ、でも、セフィルちゃん男の子に見えるってことはショートカットですか?
>………みものセフィルちゃんリナちゃんくらいだるんですけど…
>髪、切ったとか?

う゛っ!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・げふっ(吐血)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・き、気付きましたか・・・・・・ううっ、誤魔化せるとおったのですが・・・・・(甘い)
髪は長いままです。ただ後ろで一つに束ねてます。え、耳はどうするって?
いやーん♪乙女にそんなこと、聞いちゃだ・め・よ♪(考えてなかったな)


>光の剣は…ゴルンノヴァだから…ルヴァとか?
>ブラストソードは…ラト?
>…うみゅ、ネーミングセンスなし、未森……お役に立てなくてすみませんですぅぅ

ネーミング、みなさまを悩ましてしまってすみませんっ!
あまり懲りすぎず、単純明快にします。でも、ラトはいいなぁ・・・・別口でつかおっと♪

それより、まぁた思いつきからゼナファがバージョンアップします(おいっ)
もう裏設定の暴走だとおってわらってやってくださいませ。
ベータ版のゼナファは次次回ぐらにはでてくるかと・・・・・ああ、ご都合主義。

>おお、なんか今回も大人しいぞ気分♪<あのな
>んでわ、次回楽しみにしてますですっ♪♪うふふふふ

毎回ありがとうこざいます♪

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13362遙かなる絆8 【彼方にて】ゆえ 1/31-01:20
記事番号13264へのコメント

遙かなる絆

8.【彼方にて】


―――――出会ってはいけない人だった。
     しかし、出会うべくして、出会ったのかもしれない――――――。




自分たちが今いるここが20年後の過去なのだと言うことを、旅の商人などから聞いた話を総合して確認した。
最初は半信半疑だったティリスも、フィリスが聞き出した情報と、街中の様子などから信じるしか無かった。
これで三つうち、二つの問題は解決された。


一つは現状把握。
何となくここが違う所だとは感じていたが、正確な時間と場所を知っていれば、後々何かと動きやすい。

二つ目は財源確保。
あの時、誰もこんな遠出(?)になるなどと思ってはいなかったので、当たり前だが最低限の路銀しか持っていない。
そこで、街の酒場などでティリス達にいちゃもんつけてきたゴロツキ達をはり倒し、ついでに盗賊のアジトなどを聞き出して後はおきまりのコース。
こうして当面の財政問題も解決した。

そして3つ目の問題なのだが・・・・・・・・・





「んっんっんっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ぷはぁぁぁぁぁぁぁ♪おじさーん!あとこれ3杯追加ねー♪」
だむっと、テーブルの上に空になったジョッキを置き、開けずに手は他の料理をついばんでいる。

「・・・・・・・・・・・・・確かにおごる、とは言ったけどよぉ・・・・・・・・・・・・なぁんかとんでもねー奴にひっつかまった気がするんだが・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・私も。」
自分たちの正面に座る、自称裏事情の情報通屋さん♪にティリス達は一抹の不安を覚えていた。
「何、ジト目で見てるのよ。ちゃんと約束通り、貴方達の聞きたいことにはちゃんと答えてよ。話を円滑に進めるにはこうして食事をしながらやるのが世界の常識!!と、いうわけで、これ4人前追加ね♪。」
頭痛というか、もはや遺伝子レベルで拒絶反応を起こしている、フィリス。
「・・・・・はいはい、もう好きにして・・・・・・・・・おじさん、この人にCセット4人前と、私たちにAセットとCセットを3つずつ、2人前追加お願い。」
先ほどのジョッキ一杯のウオッカ×3杯を持ってきたおじさんは、さらなる追加注文にひきっ、と顔を強ばらせて下がっていった。
ちなみに彼等のテーブルには、これでもかと言わんばかりの、空の皿とジョッキが並んでいる。

「・・・・・・・・・・・・これで、しょーもない話だったら、次はドラ・スレぶちかますからな。」

わずかな怒気をはらんだティリスの眼差しに本気を感じとったらしく、彼女は額に冷や汗を浮かべる。
「ふっ、仕方がないわね。話してあげるわ(ジト汗)―――――この騒動の発端は、この先にあるロードの一人娘が誘拐された事件よ。それなら別に問題はないのだけれど」
「・・・・・・・いや・・・・大ありだと思うが・・・・・」
ぽそりと突っ込むティリスに女は構わず話を続ける。

「誘拐した奴らってのが、何でも怪しげなモノを手に入れたらしく、それを元に魔道士達が妙な実験を繰り返しているらしいわね。
その噂と同時期に各地で子供の誘拐が頻発してね。その中にここのロードの子供もいたと―――。」
さらりという彼女の口調とは違って、内容はとことん大事だった。
「まさか、子供を使った人体実験・・・・・・・・・・・」
言ったティリスの脳裏に嫌なイメージが膨れ上がる。
「さあ、どうかしら?ロードには誘拐には付き物の身代金の請求があったらしいわよ。」
「だったら、バカみたいに金を持っているロードなんだし、とっとと身代金ぐらい払えばいいじゃねーか。じゃなかったら兵隊でもだせば。」

「ふっ。そこが素人の浅はかさね。」
女はぶわさっと無意味に髪を掻き上げ、やたらとでかい胸をびよんびよん揺らしながらふんぞりかえる。

「相手がただの悪党ならね。――――その話に何故か別のロード配下の兵士が割り込んできた。手伝うとかなんとかいって。
けど本来の目的はどうやらただ一つ――――奴らの実験内容。
だとすれば、誘拐なんぞ二の次でアジトに攻め込んでいってしまう恐れがある――――。
それで、ロード自らも傭兵を駆り立てて、急ごしらえの救出部隊を編成したのよ。」
ぷはっと、ウオッカ入りのジョッキを飲み干す。
「なるほどね・・・・それにさらに儲け話と商人まで絡んできて、ややこしくなってるってわけね。」

ティリス達は盗賊達からある噂を聞きつけていた。
隣の国のロードの所で誘拐騒ぎが起こっているが、実は誘拐したのはロードの子供だけではなくて、エルフの子供も交じっていると。
そのエルフの特徴を耳にしたとき、背筋に冷たいモノを感じ、二人は詳しい情報集めに奔走した。
そんな聞き込みをしている二人の前に突然現れたのが、この女魔道士。
最初見ただけで訳もなく拒絶反応がおこり、一度は二人かがりで呪文で吹き飛ばしたのだが、この魔道士やたらと復活が早い。
さらにどこでどう聞きつけたのか、自分たちの捜している情報を持っているから代わりに飯をおごれととしつこくたかられ、段々と相手をするのにも疲れたので半ばやけくそで話を聞いていたのだ。
が、予想に反して、この爆裂に怪しい女魔道士の情報はどこよりも詳しく、どうやら本当らしい。

「余所の領主がちょっかい出してくる前に、この私に救出を依頼すればいいものをっ。ふっ・・・・・ここのロードも人を見る目がないわ。」
「・・・・・・・・いや・・・・・・・・俺はロードの洗眼力は悪くないと思ぞ・・・・・・・・・・・」
どうやら、話を聞きつけて真っ先にいったらしいのだが、にべもなく断られたらしい。
「――――その中に例の噂は、絡んでいるのかしら?」
あきれ顔のティリスを押しのけて、フィリスがずいっと女に詰め寄る。

「噂は事実のようね。商人が動き出したのもその辺だと考えると筋がとおるし。そうなったら、その子無事じゃすまないでしょうね。」

ティリスとフィリスは顔を見合わせる。
「なら、とっとと動いたほーが良さそうだな。」
「同感。」
二人はがたがたっと席を立ち上がった。

「あら、もう行くの?だったらここのお勘定払わせてあげてもよくてよ!!ほーっほっほっほっほ・・・・・・・・・・すぴー」

最後のジョッキを片手に、頭にやたら響く高笑いをあげていた女は突然ひっくり帰って、すぴょすぴょとそのまま寝てしまった。

「最後のジョッキに、これ入れといたの。」
「―――――正解。」

不敵な笑みを浮かべつつ、フィリスはプルーリーの実を手にしていた。
その後、二人が速攻で酒場を後にしたのは言うまでもない。

しかし彼等も、妙に裏事情に詳しいからといって、怪しさ満点の悪の女魔道士ルックの奴になんぞの話を聞いたモノだ。
この話を今は眠っているリナが聞いたらどんな反応をするのかは・・・・・・・・・・・・・・・・・何も言うまい。
出会いとはこれ、奇妙なり。




とある街から一日かけて進んだ先に、鬱蒼とした森と人を寄せ付けない切り立った崖を従えてその山はそびえていた。
その山を目指し、普段は滅多に人影など在るはずのない場所を、彼等は闇に紛れ歩いていた。

「・・・・・・・・・・・・・にしても暗いぞ。」

頼りになるのは月明かりだけという悪条件の上に、やたらと下草が絡みついて歩きにくい事この上ない。
「文句たれてないで、黙って歩けっ!見ろ。ぼーずなんか、大人しくついてきてるだろーが。」
ライトメイルをそれぞれ装着し、腰と背中に剣を携えた傭兵二人に、年端もゆかぬ子供がひとりの3人組。端からみたら怪しさ満点だ。
月明かりが林の枝の間から漏れこぼれる夜更けに、3人だけの奇襲作戦は静かに始まっていた。

「あいつの場合、大人しくとゆーより、仕方なくって感じがするんだが・・・・・・・・・」
「さっきからごちゃごちゃうるさいぞ。大体ここまで来て帰す訳にもいかないし、何より本人は了解済みだ。いい加減に納得しろガウリイ。」
多少うんざりといった感じで彼は隣のガウリイに話しかける。
「けど、どうしてセイルなんだ?隊長―――――。」
十分すぎる説明は聞いていたがやはり合点はいかないらしく、ガウリイが珍しく食い下がる。

「もう隊長でもなんでもないさ。―――いつものフィでいいぞ。」
隊長――――いや、フィは苦笑する。フィとは彼がガウリイと二人だけの時にしか呼ばせなかった自分の名前。

「で、選んだ理由か?―――実力と、信用度だ。」
「信用度?」
彼のセリフをオウム返しで聞くガウリイ。
「あの寄せ集めの傭兵部隊の中で信用出来るのはお前とあのぼーずだけだったからな。ま、そーゆー事だ。」

確かにガウリイも他のメンバーに対していい感情は持ち合わせてはいなかったが、フィの隊長ぶりにはそんな素振りは見受けられなかった。
どちらかと言うと、信頼しきってあれやこれやと動かしていたような気さえしていたのだが。
セイルに関しては出会ってから幾日しかたっていないし、素性も今一しれない行き倒れの子供。
ガウリイにしてみれば行き倒れの理由をとか問いつめる気はさらさらないので別に気にはならないのだが、フィにしてみれば隊長という役目がら素性ぐらいは調べるものなのだが、彼は一切しなかったし、その上そのまま隊に置いて面倒をみるのもOKしたのだ。


「あのぼうずはお前が考えるより一癖も二癖もある、なかなか食えない奴だぜ。」
そういってフィは後方のセフィルを肩越しにちらりと一見する。
自分たちが苦労している下草を、セフィルは何もないような顔をして軽やかに歩いている。

「セイルがか?」
「――――ま、その辺の理由は後ろの連中が教えてくれるさ。」

フィの足がひたりと止まった。
既にガウリイも後方の気配を感じて歩みを止めている。
「どうする?」
ガウリイは背中の剣の柄に手をやり、油断無く気配のする後方を見据えるが――――
「ほっとく。行くぞ。」
そんなガウリイを無視するかのようにあっさり言い切ると、くるりときびすを返しフィはすたすたと、また進み始めた。

「おいおいおい!いいのかよっ!」
慌てて剣の柄から手を離し追いかけてくるガウリイを後目にやたら冷静な彼。
「セイルがうまいことやってくれた様だな。――――そうだよな、セイル。」
そんな二人の横まで追いついたセフィルはフィのセリフに驚いて顔を見上げた。

程なくして、奥の方から数名の絶叫と悲鳴と共に、気配も消え去った。

「な・・・・・・・なにが起こったんだ?!」
ガウリイが声と消えた気配に驚き立ち止まると、目を丸くしてフィに聞く。
「どうやら、このぼうず。魔道が使えるらしくってな。―――な、セイル。」
どうして分かったのか不思議で仕方がなかったが、否定する理由もなくセフィルはこくんと頷いた。
「お前さんが、夜中に《ライティング》を唱えたり、なにかの呪文を試していたのをたまたま見ていてな。それで分かったんだ。」
彼の指摘に思い当たることがあるのか、セフィルはぽりぽりと頬をかきがら、
(そっか、試していたの見られてたのか・・・・・ならしょーがないわな。)
胸の中で呟き、苦笑するしかなかった。

彼女が夜中にこっそり部屋を抜け出して、呪文を試していたのは事実だった。
試すといっても、派手な呪文ではなく《ライティング》や《レビテーション》といった便利魔法と言われる簡単なものばかり。
苦笑するセフィルの束ねた髪が一房、風に靡く。その色は―――――月明かりに輝く、白銀の色。

「多少でも魔道の使える奴がいると、だいぶ違うからな。」
「それがセイルを選んだ理由の実力ってやつか・・・・・・」
さくさくと草を踏みしめつつ、3人は歩きながら小声で話す。
「で、さっきの説明は?」
どうやら追っ手は、ロードから寝返った仲間だった傭兵達だとは分かったが、唐突に気配が消えた理由は聞いていない。
「ああ、あれな。ぼうずが道すがらあちこちに呪文で落とし穴を作っていたんだ。それも、やたらと深い奴。」

―――そうなのだ。

セフィルは何となく嫌な予感がしていたので、用心の為に道に《ベフィス・ブリング》で落とし穴を作って、追っ手に罠を仕掛けていたのだ。
歩きながら呪文を唱えて地精霊に干渉し穴を掘るなど、セフィルにしてみれば容易い事。
その穴も地表は薄皮一枚残すようにアレンジがかけてある。
普通の人間で、ましてやこの暗さの中で罠の存在に気が付くモノなど居るはずもなく。
見事に追っ手達は仕掛けられた罠にはまってしまったと言うわけだ。ちなみに縦穴は10メートル以上掘られ、簡単には脱出不可能。
フィは時折ぷつぷつ下に向かって何かを言いながら、ひょいっと地面を触るセフィルの姿を見てたらしい。

(さすがはリナさん。前に聞いた事が、こんな所で役に立つとはねぇ。何でも覚えておくものだわ。)
セフィルは改めてリナの才能とその応用力に関心するのだった。
(・・・・・でもこのフィって人、やっぱり侮れない人だわ・・・・・・・・・なのに付いていく、わたしもわたしなんだろうけど・・・・・・)
奇襲の手伝いを聞かされた時は、面食らってしまいぽかんとフィの顔を見ていたセフィル。
助けてもらってなにか礼がわりに手伝おうかとは思っていた矢先とはいえ、まさか雇われてもいない来訪者の自分にこんな話が振ってくるとは。
しかし、セフィルは断る気はなかった。むしろ願ったりかなったりといった感じだ。
(・・・・・・・・・・・・あの噂が本当なら、ほっとけないしね・・・・・・わたしとしては。)
それにガウリイの事も気になるし、――――――何よりもこのフィと呼ばれる男がセフィルは妙に気になって仕方がないのだ。
別にかっこいい♪とか、あらすてき♪とかいうものではなくて・・・・・・・・・・・・・とにかく気になるのだ。
(けど、こんなことしてるってティリス達が知ったら心配して、怒るかな。)
闇の向こうには確実に戦いが諸手をあげて待っている山が、3人の到着を待ちわびているかの様だった。






ロードの娘を誘拐したという集団は、街向こうの山に立てこもっているという情報まで、ティリス達は手に入れていた。
この時代に知り合いなどいるはずもない彼等が、ここの者でもなかなか手に入らない情報を集められるのには、フィリスの特技にある。
リナの娘である、フィリスは容姿もリナに似ているのだが、頭の切れも母親譲り。交渉や駆け引きなどはお手の物だった。
そんな彼女には、リナにはなかったも特技があった。――――それが、この情報の収集力。
必要な情報の集まりやすい所を直感で嗅ぎ分け、いつの間にか情報収集のネットワークを築いているという、なんとも凄い特技だ。
ただ、これには一つ弱点があって、その情報の送り手がフィリスの好みに合わないと話を聞こうともしない点さえなければ、あの変な高笑いする女魔道士なんかを頼らなくてもいいのだ。
どうやら、この情報元は彼女の好みに合っていたらしい。


「あの山に例の怪しい団体さんがいるって訳か。」
「そう、そしておそらくセフィルもそこにいる可能性は高いわね。」
2,3日前にガウリイとセフィルが買い出しをしていた市場に二人の姿はあった。
ティリス達に残された3つ目の問題―――セフィルの消息をつかみ、合流すること。
まさか、道行く人に「エルフの娘をみなかったか」などと聞くわけにもいかず、かといって手掛かりが在るはずもなく途方に暮れかけていた時、フィリスはある噂話を仕入れてきたのだ。

――――誘拐された子供達の中に、エルフの子供がいるらしい―――

「まだどこもアジトには近づけないでいるみたいね。子供が帰ってきたって話も聞かないし、もちろんエルフの事も。」
さっき屋台で買ったアイスをなめながらフィリスは市場を歩いている。

さらに別な所から聞いた噂が、ティリス達を焦らせた。
−−−−捕まえられたというエルフの子供の特徴が、金髪、赤目の女の子だというのだ。
あまりにも条件が当てはまりすぎる。

「金髪、赤目のエルフなんて、そのへんにごろごろしてるとは思えないからなぁ。」
訳の分からない空間に飛び込んで以来、行方しれずのセフィルを思うとティリスは心配で仕方がない。
と、ティリスはある屋台が目に留まり、何か思いついたのかまっすぐにその店に向かった。



「ああ、そのスペシャルクレープDXなら3つもぺろりと平らげたその位の子供がいたよ。」

「ビンゴっ!」
ティリスは屋台の主人の答えを聞くとパチンっと指を弾いた。
「どういう事?」
フィリスはティリスの聞いた質問の意図が分からなくて眉をよせる。
そんな彼女に構うことなくティリスはさらに質問を続けた。
「たしか例の傭兵部隊の若い兄ちゃんと買いにきてな。3つも食べたんでよく覚えているよ。たしか、10ぐらいの銀髪の男の子だったな。」
ようやくティリスの意図が分かったフィリスは、最後の主人のセリフに固まった彼を引っ張って市場の片隅に連れ出した。

「あいつの甘い物好きを手掛かりにするつもりだったんだけどな・・・・・銀髪のぼうずじゃ、セフィルとは違うな。」
がっくしと肩を落とすティリス。最初に掴んだと思っただけに、逃がした魚に落胆する。
「ばかね。よく思い出しなさいよ。セフィルは今、貴方の服を着てるのよ?あの瑠璃色の男の子の服を。」
店の主人が青っぽい服を着ていたといった事で、フィリスはピンときたのだ。
「・・・・・・・・・でも銀髪だっていってたぞ。」
「おそらくは魔力の使いすぎでそうなっているのよ。彼女は過去に来るなんて大それた事をしているのよ?髪の脱色現象が起きても不思議じゃぁないわ。」
フィリスの指摘に励まされたかのように、ティリスの表情がぱあっと生気に充ちてくる。
「じゃぁ、やっぱりセフィルはこの近くにいたんだ。しかも最近まで。だったら掴まったっていうエルフとは別人か!」
「おそらくは間違いないでしょうね。ただ、その一緒にいた若い傭兵ってのが、気になるけど。」
「だったら、そいつらの所に行ってみれば、分かるだろ。場所は分かってるんだし。善は急げだ!」
そういってティリスはロードの傭兵達が拠点にしているという、民家に向かって駆け出す。

「なんだかんだ言っても彼女の事気になるのなら、素直になればいいのにねぇ・・・・・・それより、ティリス、分かってるのかしら・・・・・・」
どこか鈍感な自分の片割れに、フィリスはくすくすと笑ってしまうのだが、フィリスは若い傭兵よりも気にかかることがあった。

「髪が銀に染まるってことは、彼女の魔力はほとんど無いはず―――。大丈夫かな・・・・・セフィル姉。」
フィリスにとってもまたセフィルは特別な存在で、彼女の無事な姿を見る間では安心できないでいた。




ガウリイはまだ分からないことがあった。
フィの意図だ。
冷静沈着、勇猛果敢。――――それでいて温厚篤実。
彼の評価は、誰にきいても傭兵らしかならぬ大したものだったし、実際もそうだった。

――――ほんの少し前、家を飛び出してはみたものの、いきなり旅に出てみれば路銀はすぐに底をつき、仕事でもと思っても
その若さ故になかなか雇ってももらえず、ガウリイは途方に暮れていた。
今まで旅らしい旅などしたこともないし、ましてや独り旅など始めて。
行く宛もなく、旅の目的さえも見えなかったガウリイは、ふらふらと街を歩いていた。
たまたま肩が触れた男にケンカを売られ、あっさりと叩き伏した所に、彼が現れて声を掛けてきた。


「よう、いい腕してるな。だったらそんなモンに無駄に使ってると腐っちまうぞ。なんなら俺と一緒にくるか?」


あまりにも飄々とした言いぐさにガウリイも一瞬ためらったが、仕事があるときいて渡りに船と承諾した。
後で思えば、初対面の奴の話にのり仕事内容も聞かずに受けるなど無茶な話なのだが、ガウリイは選択を間違ったとは思わなかった。
仕事内容は誘拐されたロードの一人娘の救出。そのために集められた傭兵の一員だ。
彼はガウリイが旅に出て間もなくて、しかも傭兵として仕事をするのが初めてだと聞くと少し驚いた様子だったが、それからはいろいろとガウリイに仕事の探し方と選び方、傭兵として闘うための戦術や心構えなど、彼がこれから旅を続けていく上で必要となる、様々な知恵と知識を教え込んで言った。
しだいにガウリイも気持ちがうち解け、隊長と部下という関係になっても誰よりも信頼し、尊敬していた。

だから今回の彼の行動は、今までとは全く違うのでガウリイは悩んでいたのだ。
受けた仕事を最後までやり通し、完了させるのは当然だが、いくらなんでもこの奇襲は無茶すぎる。
そして彼がやたらと焦っていること。
確かに状況は悪い。
連中に対して、強行突破の話さえ出てきていたからだ。それも手伝いにきたという別の領地の兵士からだ。



あの夜、隊長と呼ばれていたフィは、ガウリイと来訪者の筈だったセイルにだけ奇襲の話をし、そのまま拠点を飛び出した。
セイルはたまたま見回りに出かけた時、倒れていたのを見かねてガウリイが助けて連れ帰った。
よほど疲れていたのか、なかなか起きないこの見知らぬ子供がどうにも気になって仕方が無かったガウリイは、
隊長だった彼に許可を得て、自分の部屋で介抱し、そのまま気が付いた後もなにかと世話をしていた。
おそらくは、元々優しい性格のガウリイが、この間までの自分の状況にセフィルを重ね合わせていただけなのかもしれない。
でも、ガウリイはこの偶然の来訪者が、気に入っていたし、自分をそのまま出せる数少ない存在でもあった。

セフィルもまた、過去のガウリイに出会ってしまった事に驚き、自分の真の姿を気取られる前に立ち去るべきだと思ったが、
過去のガウリイに対するちょっとした好奇心と、何より相手は知らなくても自分は知っている誰かの側にいるほうが安心できた。
知り合いなど居るはずもない過去の世界で、しかも傭兵たちのど真ん中に一人放り出されたら、誰だって不安になる。
セフィルがガウリイを頼ってしまうことも仕方がないだろう。
それに、やはりこのフィの存在が気にかかってしかたがない。



遙か彼方のこの地にて、出会うはずのない出会いが運命の糸をたぐり寄せる様にして。
様々な思惑を胸に、彼等は策謀蠢く山へと集結する。



*************************************************

あしーたがある♪あしーたがある♪あしたーがあるーのさぁ〜〜♪

と、一曲唄ったところで、第8話「彼方にて」なんとか書き上がりました。
前にもまして長くなってしまった気が・・・・・・うぅ、このぐらいまではいいのなか〜〜。

さてさて、過去での事件がさっそくに起こっております。
けど、あんな書き方で事件の内容がわかるのか、書いた本人も首を傾げております(そのままへし折れ)
隊長さんもフィという、まぁなんとも短い名前っとお思いでしょうが、これはあだ名といいますか、ガウリイをガウと呼ぶようなものです。
理由は・・・・・・・・・・・うへへへへへへへへへへへへへへ・・・・・・・・・次回に。(笑ってる場合じゃないとは思うが・・・・・)

自称情報通の女魔道士。ってぼかさなくてもモロわかりですな。(笑)
しかも語る語る。こんな奴じゃないっ!!と突っ込みたいでしょうが、ご都合アイテムとしての登場ですのでご勘弁を・・・・・・

前回のレスでセフィルの髪に対する指摘がありまして、いや、実際つじつまが合わないのでまずいなぁと焦ってます。
長いままじゃ、いくら服が男ものでも女の子だと分かるとは思うんですけどねぇ・・・・・・・・・この辺にゆえの底の浅さが露呈しております。

話もリナ達は完全にほったらかし状態に陥っておりますな。忘れてませんよっ、たぶん(っておいっ!)
暫くは過去での3人の話が続きます。所々で現代のガウリイ達ともリンクさせますが。
次回はティリスに活躍の場を与えて、名誉挽回させてあげようおもってます。フィリスだけがやたらと目立ってるし(笑)

今日はBGMに手製編集の「天空歌集」MDを聞きながらお送りしました。
(贈呈用にと、前作に使った歌詞の曲を集めただけなんですけどね。聞きたいです?ほらっ、耳をすませば聞こえて・・・・・こないです)

さあ!明日はどっちだっ!!!

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13365どんちゅう〜ふぉーげっと!わ〜たし〜がいること〜♪あんでぃ 1/31-09:41
記事番号13362へのコメント


どうも〜♪今日は推薦入試ですね
・・・フツーの人はがっこ休みなのに私の部は午後から手伝わなければいけないあんでぃです。
なんとしてでも受験生の方にはがんばってウチの部に来てもらいたいものです♪
話がそれてしまいました(汗)

>あしーたがある♪あしーたがある♪あしたーがあるーのさぁ〜〜♪
>
>と、一曲唄ったところで、第8話「彼方にて」なんとか書き上がりました。


ぐびぐび・・・・・にがっ!
コーヒー味のアイスなら大丈夫なんだけどな・・・(泣)
待ちに待った第8話!うれしはずかし♪←なんでやねん

>前にもまして長くなってしまった気が・・・・・・うぅ、このぐらいまではいいのなか〜〜。

読み応え120パーセント!ウハウハしながら読んでしまいました!!
・・・・しかしセフィルちゃん魔力が尽きかけているみたいですね。このままじゃ危ないです!まあちびガウ(?)もいることですし大丈夫だとは思いますが・・・・
すっごく不安です〜!!!!

>
>隊長さんもフィという、まぁなんとも短い名前っとお思いでしょうが、これはあだ名といいますか、ガウリイをガウと呼ぶようなものです。
>理由は・・・・・・・・・・・うへへへへへへへへへへへへへへ・・・・・・・・・次回に。(笑ってる場合じゃないとは思うが・・・・・)


うわぁ〜気になる引き方ですねぇ・・・・・(涙)
以前に出てきたキャラですかね・・・?もしくは同じ名前・・・・?
次回を楽しみに待ちます!(期待の目)

>
>自称情報通の女魔道士。ってぼかさなくてもモロわかりですな。(笑)

すぺしゃるの方でも情報通ですし、って今(20年前ですね)リナちゃんとちょうど旅している頃でしょうか?このことを二人がリナちゃんに話したら・・・・
その話も期待しちゃいます(笑)

>
>前回のレスでセフィルの髪に対する指摘がありまして、いや、実際つじつまが合わないのでまずいなぁと焦ってます。
>長いままじゃ、いくら服が男ものでも女の子だと分かるとは思うんですけどねぇ・・・・・・・・・この辺にゆえの底の浅さが露呈しております。

銀髪にしたのもゆえさんの意図ですか?
なんだか現在(って言い表し方で分かるでしょうか?)に出てきたあの謎の女性も銀髪・・・・
時空を渡る事で魔力を奪われて銀髪になってしまうのなら、もしやあの女性は未来のセフィルちゃんだったりして・・・・・
んな訳無いだろ〜!!(一人ツッコミ)
あ・・・一人ツッコミと言えば、セフィルにノリツッコミの出来る日は訪れるのでしょうか?(これまた期待の目)

>
>次回はティリスに活躍の場を与えて、名誉挽回させてあげようおもってます。フィリスだけがやたらと目立ってるし(笑)

でもちゃんとティリスはセフィルが超超甘い物好きってことを知っていたようですね(笑)
何だかんだいってちゃんと見てるんじゃあないですか(うりうり)
この時点で私的にはもうティリスにめろめろです。だから次回ティリスがたくさん出てくると聞いてもう、うはうはです。わーい!うはうは
しかしアメリアの声が聞こえそうです・・・・どんちゅう〜ふぉーげっと!わ〜たし〜がいること〜♪ってな感じで(笑)

>
>今日はBGMに手製編集の「天空歌集」MDを聞きながらお送りしました。
>(贈呈用にと、前作に使った歌詞の曲を集めただけなんですけどね。聞きたいです?ほらっ、耳をすませば聞こえて・・・・・こないです)

あ・・・・!なんだかほんのちょこっと聞こえたような気が・・・・・しないです(残念)
>
>さあ!明日はどっちだっ!!!

棒倒しで道を決めちゃいましょう!!←シルフィールかい(汗)
それではあんでぃでした!

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13385すぱぱぱぴょ〜ん♪ゆえ 2/1-23:45
記事番号13365へのコメント

こんにちわ〜ゆえです♪

>なんとしてでも受験生の方にはがんばってウチの部に来てもらいたいものです♪

うおー、受験シーズンまっただ中ですねぇ。
受験生のみなさま、がんばってくださいね〜!!

>読み応え120パーセント!ウハウハしながら読んでしまいました!!
>・・・・しかしセフィルちゃん魔力が尽きかけているみたいですね。このままじゃ危ないです!まあちびガウ(?)もいることですし大丈夫だとは思いますが・・・・
>すっごく不安です〜!!!!

私も不安です(おい)
セフィルを動かしたいのに、何故か動かないっ!うーんバッテリー切れですかねぇ・・・・・単3×5本じゃだめか・・・・(電池なのかっ?!)



>うわぁ〜気になる引き方ですねぇ・・・・・(涙)
>以前に出てきたキャラですかね・・・?もしくは同じ名前・・・・?
>次回を楽しみに待ちます!(期待の目)

一応、前作に出たと言えばでたかなぁと・・・・きっと誰も覚えてないとおもいます・・・・(なら出すなよ)
しくしく。天空〜の18話にでてました。ほんとちらっとだけ。



>すぺしゃるの方でも情報通ですし、って今(20年前ですね)リナちゃんとちょうど旅している頃でしょうか?このことを二人がリナちゃんに話したら・・・・
>その話も期待しちゃいます(笑)


リナに話たら・・・・いや、さわりだけ聞いたら後は聞こえないかもしれませんねぇ・・・・


>銀髪にしたのもゆえさんの意図ですか?
>なんだか現在(って言い表し方で分かるでしょうか?)に出てきたあの謎の女性も銀髪・・・・
>時空を渡る事で魔力を奪われて銀髪になってしまうのなら、もしやあの女性は未来のセフィルちゃんだったりして・・・・・
>んな訳無いだろ〜!!(一人ツッコミ)


いーとーまきまき♪いーとーまきまき♪ひーて ひーて とんとんとん♪
唄ってごまかしましょう!!!!!(←ふっ、愚かな・・・・・)


>あ・・・一人ツッコミと言えば、セフィルにノリツッコミの出来る日は訪れるのでしょうか?(これまた期待の目)

そんな高等テクニック・・・・・・セフィルに出来るでしょうか・・・・・あう〜彼女には宿題としてレポート3枚にまとめるように言っときますぅ〜


>でもちゃんとティリスはセフィルが超超甘い物好きってことを知っていたようですね(笑)
>何だかんだいってちゃんと見てるんじゃあないですか(うりうり)
>この時点で私的にはもうティリスにめろめろです。だから次回ティリスがたくさん出てくると聞いてもう、うはうはです。わーい!うはうは


彼も一応主役のはずですし、そろそろ働いて貰わないと・・・・
ティリスもやっと私の中で形が固まってきたので(今まではアメーバ状態)きりきり動いてもらいましょう!!でも、妙にフィリスが動かしやすかったりしますけどね・・・・・


>あ・・・・!なんだかほんのちょこっと聞こえたような気が・・・・・しないです(残念)


MDは早坂さまにセフィルのイラストのお礼で贈呈したのですが、自分でも気に入っていたので、また作りました。
ホントはCD−ROMの方がいいんでしょうか、我が家のはDVDはあっても、焼けないので使えませんっ!(くそー)で、これまた最近かったMDを利用してます。
でも、カセットをダビングしていた時代が懐かしく感じる私って・・・・・



>棒倒しで道を決めちゃいましょう!!←シルフィールかい(汗)

それでは、とぉっ!   からん。−−−−−−−−−−あ゛、倒れない・・・・・・・・・


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13389うぅぅ。セフィルの運命やいかに!!あごん E-mail 2/2-03:02
記事番号13362へのコメント

ごはあぁぁぁっ(吐血)ッ!!
そ・・・そーですかっ!そー来ましたかっゆえ様っ!

はっ!思わず挨拶前なのに取り乱した挙げ句に吐血をっ!

こんばんは!ゆえ様!
「彼方にて」を読みました!
いやー、実は先程あんでぃ様へのゆえ様のレスを拝見致しまして、早速確認して参りました!
そうです。
あの「フィ」のことです・・・。
私は単に「おー。小さいイ三人衆が小さいイ四人衆になったなー」くらいにしか思ってなかったんですが(笑)。
そーですか・・・。
そーきましたか・・・。

ああっ!ってことは!
セフィルにはこれから不幸の嵐が起きるんじゃあっ!
ううっ、セフィル。
これも不幸話好き(笑)なゆえ様を親に持った我が身を呪いなさい(笑)。
↑ちょっと銀髪の謎女口調で(笑)。

あと、巨乳のあの御方、出ましたね(笑)。
過去編だし。出て欲しいなと思ってたので、嬉しいです。
すっごい好きなので。あの人。
また是非出演させてほしいものです(無理をゆーな)。

ではでは、乾燥肌なのに感想はうまく書けないあごんでした!
どきどきしながら待っております!

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13407続く。・・・・・・・・・・のか?ゆえ 2/2-22:43
記事番号13389へのコメント

あごんさんは No.13389「うぅぅ。セフィルの運命やいかに!!」で書きました。
>
>ごはあぁぁぁっ(吐血)ッ!!
>そ・・・そーですかっ!そー来ましたかっゆえ様っ!
>
>はっ!思わず挨拶前なのに取り乱した挙げ句に吐血をっ!
>
>こんばんは!ゆえ様!
>「彼方にて」を読みました!
>いやー、実は先程あんでぃ様へのゆえ様のレスを拝見致しまして、早速確認して参りました!
>そうです。
>あの「フィ」のことです・・・。
>私は単に「おー。小さいイ三人衆が小さいイ四人衆になったなー」くらいにしか思ってなかったんですが(笑)。
>そーですか・・・。
>そーきましたか・・・。
>
>ああっ!ってことは!
>セフィルにはこれから不幸の嵐が起きるんじゃあっ!
>ううっ、セフィル。
>これも不幸話好き(笑)なゆえ様を親に持った我が身を呪いなさい(笑)。
>↑ちょっと銀髪の謎女口調で(笑)。
>
>あと、巨乳のあの御方、出ましたね(笑)。
>過去編だし。出て欲しいなと思ってたので、嬉しいです。
>すっごい好きなので。あの人。
>また是非出演させてほしいものです(無理をゆーな)。
>
>ではでは、乾燥肌なのに感想はうまく書けないあごんでした!
>どきどきしながら待っております!

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13409ああああああああああああああああ(自滅)ゆえ 2/2-22:59
記事番号13389へのコメント

だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!

のっけから、失敗してますっっっ!バカですっ!ごめんなさいつ!
この償いは、本場堺の職人さんが掘ってくれた名前入り菜切り包丁で腹でもかっさばいて・・・・・・・ああっ、しまった!菜切りじゃ刺せないっ!!

う・・・・・うええええええええええええええええええええん(泣いてどうするっ!)

ということで、レスを失敗投稿しましたゆえですぅ〜〜。ぐすぐす。


>あの「フィ」のことです・・・。
>私は単に「おー。小さいイ三人衆が小さいイ四人衆になったなー」くらいにしか思ってなかったんですが(笑)。


爆笑。そーだ、セフィルにティリスにフィリスにフィ。みーんな「ィ」ですねぇこりゃ(笑)
まあ、テレビに最初に写し出されたのも「イ」ですし(意味無し)
どーも、私は名前に小さい「ィ」を付けるの好きみたいですねぇ。究極形はティヌゥヴィエルかも(笑)



>ああっ!ってことは!
>セフィルにはこれから不幸の嵐が起きるんじゃあっ!
>ううっ、セフィル。
>これも不幸話好き(笑)なゆえ様を親に持った我が身を呪いなさい(笑)。
>↑ちょっと銀髪の謎女口調で(笑)。


不幸な話。好きです。昔「世界名作劇場」をみて育ったせいでしょうか。フ○○ラースの犬とか、小○女セー○とか、愛少○ポ○ア○ナとか好きでした。
これらから、彼女に起こる出来事は・・・・・ホント、こんな奴を親にもったのが一番の不幸ですな(笑)



>あと、巨乳のあの御方、出ましたね(笑)。
>過去編だし。出て欲しいなと思ってたので、嬉しいです。
>すっごい好きなので。あの人。
>また是非出演させてほしいものです(無理をゆーな)。


はじめはどーしよーかなーと。といいますか、だす予定じゃなかったんですよ。
でも、裏事情に詳しい奴を・・・・・と考えていると、気が付くとそこにいました(笑)
おそるべし。


>ではでは、乾燥肌なのに感想はうまく書けないあごんでした!
>どきどきしながら待っております!

私も肌が乾燥して、かゆいですっ。う゛〜


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13403MDどうもですっ♪早坂未森 E-mail URL2/2-20:35
記事番号13362へのコメント

うふふふふふふ………………………♪
ゆえサマっ!ありがとうございますうっっ!!
只今聞いております♪きゃー遊佐未森さん♪♪嬉しいです〜〜♪♪♪
セフィルちゃん…男の子に見えるのはそういうわけだったんですねv
よかった、間違ってなくて(爆死
某巨乳魔道士さん(爆)登場ですねっ♪いや、まさか出てくるとは(笑
もしや出るかも?とおもっとったんですがホントに出てきましたね(爆

っつーか、なんでこんなに早いんですか?羨ましひ。
ああ、自分はよ赤い糸のほうやらな…(遠い目
やっぱくださいその文才(しつこいっちゅの
んでは、次回待ってます♪

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13410いえいえ♪ゆえ 2/2-23:06
記事番号13403へのコメント

こんにちは〜ゆえですっ♪

>うふふふふふふ………………………♪
>ゆえサマっ!ありがとうございますうっっ!!

無事に到着したようで良かったです♪


>只今聞いております♪きゃー遊佐未森さん♪♪嬉しいです〜〜♪♪♪

ほほほ。喜んで頂けてなによりです。
曲のイメージが私によって破壊されてるのがよく解るでしょう(笑)


>セフィルちゃん…男の子に見えるのはそういうわけだったんですねv
>よかった、間違ってなくて(爆死

しかし、彼女を男の子に見せようなどとは、どだい無理な話なんですけどね。
矛盾がほーらてんこ盛り♪


>某巨乳魔道士さん(爆)登場ですねっ♪いや、まさか出てくるとは(笑
>もしや出るかも?とおもっとったんですがホントに出てきましたね(爆

でちゃいました。私にも予想できませんでした(笑)
さすが・・・・・・・・・・・というべきでしょーか・・・・・・あの性格を書くのは難しいですわ・・・・・・ほーっほっほっほっ。


>っつーか、なんでこんなに早いんですか?羨ましひ。
>ああ、自分はよ赤い糸のほうやらな…(遠い目
>やっぱくださいその文才(しつこいっちゅの


だから私のなんかより、他にもっと熟成された方々がいらっしゃいますから♪
投稿のスピードは確実にスローダウンしております・・・・しくしく。
書く時間が無いんですよぉぉぉぉぉぉ。仕事やめたろか(冗談です。引き続き雇ってね♪社長♪)


>んでは、次回待ってます♪

赤い糸、楽しみにしてますよぉぉぉぉん。