◆−暗黒のライセンス・シリーズ3 第三回 必要悪の理由(ワケ)−CANARU(9/27-23:03)No.12028
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12028暗黒のライセンス・シリーズ3 第三回 必要悪の理由(ワケ)CANARU 9/27-23:03



今回の話を書くに当たって・・・。
かな〜〜りネタに悩んだんですが・・。
昨日の授業中の先生の無駄ばなしに「これだあああ!!」
と内心叫びました。

*****************
「・・・・・・・・・。覚えてない・・・。」
開口一番、リナがガウリイに告げたのはその言葉のみ。
「・・・覚えてないって・・・・・?」
どうやら。口調からして先ほど彼女のしでかした犯行・・だけのことでは
無さそうな様子である。
「すべて・・・・・・・・。5年前から・・・・・・。」
「・・・・。それって・・。『記憶』が無いって事か・・・?」
恐る恐る尋ねて見るガウリイに・・・・。
リナはそうかもしれない・・・とまるで他人事の様に頷いて見せる。
「出身は・・多分クレタ島だとおもう・・・・・・。」
暫く考えた様にリナはガウリイに言う。
「・・・『思う』って・・・・・・・・・・・・・・。」
「アメリアとアタシは遠い血縁関係らしいの・・・。彼女はクレタ出身だし・・・。
それに・・5年前のあの『事故』のこと・・覚えてる・・?エーゲ海・・。
クレタ島上空・・名前は・・ルジ・・・・・・・。」
「5年前か・・・・『ルジニャーノ・・・・』の事件があった年だな・・・。」
ボソリ・・とガウリイはリナの話しを聞きながらも・・。
思い出したかのように自分に関連する出来事を呟いてしまう。
「そう!!そのルジニャーノよ!!あの爆発事件が起こったとき!!」
不意にリナがパンっと手を鳴らしながら食い入る様にガウリイを見つめて語り掛ける。
「・・・『ルジニャーノ』を・・。知っているのか・・・?」
「知っているって・・。アタシ・・あの事故の唯一の生存者・・・・らしいのよ?
その引取りに親族と言って・・アメリアとそのお父さんが来てくれたんだし・・?」
一瞬『知っているのか?』と言われた台詞には眉を顰めたリナだが・・。
アレだけの大爆発で生存したリナを化けて出た存在の幽霊でも見ているかのように
驚きを持ってガウリイは観察している。
そう思い、あえてその反応についての理由は尋ねない事にする。
「・・・知っているも何も・・・。お前・・・・・。」
「そうね・・。アレだけの大事故だったしね・・・・・。」
勘違いをしたままリナはそれ以上のガウリイの言葉を遮ってしまう。
確かに・・・。
あの小型セスナ・・・『ルジニャーノ』の爆発事件は凄惨なものだったらしい。
しかし・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
その事件は「L」の差し金により・・・。
世間には『完全にオフレコ』にされている筈・・・・・・・・・・・。
「まさかな・・・・・。」
『L』が『コルディナージャ』となったもう一つの人格のリナを必用に抹殺し様と
している理由はその辺りにあるのかもしれない・・・・・・・。
ふっとそんな考えがガウリイに過る。
オフレコにしている事故の唯一の生存者・・・。
そんな存在が『傭兵業』をとりしきる人物にとって厄介者以外の何者
とも思えない事は自明の理・・である。
「・・アタシの事は話したわ・・。貴方はど〜なのよ・・・。」
まだ少々頭が痛んでいるのだろう・・・。
後ろ頭を抑えながらリナがガウリイに問いかける・・・・・。
「・・そうだな・・。俺は・・ギリシャのスパルタの・・。軍人の家系に産まれたんだ・・。結構周辺有事のときは上等兵として一族の男は国に駆り出されたらし〜ぜ・・・。もっとも・・・。失脚して今は単なる傭兵一族だがなあ・・・。」
自分は・・・・。
まだ駆け出しの下級軍人だったので・・まだ一族が失脚する前には出陣経験は無い。
「・・・ナンで失脚したの・・・??」
どうみてもこのガウリイがぬかりある男には思えない・・・。
そうなれば・・デキはともかく一族の男達もたいてい似たり寄ったりだろう・・。
思いきってリナは疑問を口にして見る。
「ああ・・・。一族に・・。とてつもなく凶暴な奴が居たんだ・・・。」
ボリボリと、頭を掻きながら言いにくそうにガウリイは言う。
「・・・凶暴・・・???」
「・・・殺戮に酔っている・・ってタイプかな・・・・。世界の激戦地に自ら志願傭兵
として駆けつけ・・・・。」
ただただ・・現在の戦争の・・殺戮に走った・・・・・・・・・・・・・。
「奴は・・上層部に危険視されちまってさ・・・。数年前・・。落下傘舞台に任命
されて・・・・。戦死したよ・・。任務遂行と同時にな・・・。ソレを境にガブリエフ一門の地位も失墜・・。悪人が善行をたった一つだけやった『ヤキ』が回ったのかも
しれんな・・・・。」
「・・・・・悪人の善行・・・?」
今度こそ眉を顰めながらガウリイにリナが尋ねる。
「・・・臓器移植・・・・・。あんな殺人兵器と化した人間も・・。少なくとも
数人の病人の命を救ったって訳だ・・・。」
自分の物言いか。
皮肉な事実がそうさせるのか・・・。
ともあれ、苦笑を浮かべつつ話の結末を端的に述べるガウリイ・・・・・・・・。
「そう・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
不意に・・リナの声のトーンが落ちる・・・・。
「リナ・・・・???」
そんな様子を不審に思いながらガウリイはリナの方を見遣り・・・・・・・・。
「おい!!!」
先ほどまでは平然とその場に佇んでいたリナが不意に地に平伏す!!?
「・・ガウリイ・・・・??頭が・・ぐ・・・頭が・・・ない・・が・・・・!!
・・ぐ・・いた・・・!!!!!」
「如何したんだ!!?おい!!リナ!!!」
もがき、苦しむリナの背中を摩り・・その体調の急変の理由を尋ねるのが精一杯。
そんな自分のやれるべき事の少なさに思わずガウリイは歯痒さをかみ締める。
「・・・・が・・う・・が・・焼けそう!!!痛い!!!」
その手には・・吐血・・いや・・喀血した血が僅かに滲み出してきている。
「しっかりしろ!!今・・救急車を・・・・・。」
リナを背中に背負い、その場を離れようとしたその時だった・・・。
ズガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンンンン!!!
けたたましい銃声が・・・・。
つい先ほどまでガウリイがリナの背を摩り・・・。
リナが苦しみ回っていた地面に突き刺さる様に着弾する!!
「・・・気配は・・。完全に消したつもりだったんだがな・・・・。」
その『声』はいささかの感情も篭らなくそういう・・・。
「・・・正規軍人か・・・。傭兵の直感を舐められちゃ困るな・・・。」
咄嗟的に逃げ込んだ木陰からガウリイはその『声』の主・・・。
恐らくどこかの国の正規軍人にして・・刺客であろう男に声をかける。
「・・・もともとは・・君も正規軍の家系と聞いているが・・・?」
「・・・知ったことじゃ無いな・・・。」
そう言いながらリナを庇う様に肩を抱き寄せ・・木下に降ろす。
「随分と大事にしてるようだが・・・・・・・・・・・・。」
敵の銃の照準がマトモにリナに被さる・・・・・・・・・・・。
当のリナは・・完全に気を失い・・・到底逃げられる様子は・・無い・・。
最大限に照準がずれるようにガウリイはリナを引き寄せて庇う位置を模索する。
「その娘の・・・・・・・」
なにやら敵が言いかけているその隙をつき・・。
同時に反撃のチャンスを覗い・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
ズドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンンンン!!!
頬をすれすれに・・・・・・・・・・・・。
更に言えばガウリイの髪の毛の一束を僅かにふっとばし・・・・。
『二丁』の拳銃が同時に火を吹いた・・・・・・。
急所からは遥かにずれているとはいえ・・・。
同時に片足と片腕に銃弾を撃ちこまれてうめく様に倒れる刺客の男・・・・。
「・・・余計な手だし、しないでくんない・・・?」
長く伸ばした長髪・・と言う死角をつき・・ジャケットの中に隠し持った
拳銃を顔すれすれの位置でぶっ放す・・・。
そんな離れ業をやってのけたガウリイに対していささ『恩知らず』と言っても
過言ではない声が隣から聞こえる。
「・・・ったく・・。死角にするだけじゃなくって・・。アンタにも一撃
銃弾お見舞いしてやれば良かったかしらね・・。特に・・。その間抜けな顔。
男にしとくにゃ勿体無いくらい・・。目触りね。」
冷たい冷笑を浮かべながらリナは・・・・・。
いや・・『コルディナージャ』は『リナ』が知らなかったであろう。
隠し持っていた小型の拳銃でアッサリと敵を射撃したのだった。
強いて言えば・・ガウリイにすらその気配を察知させないで。
「・・・リナ・・・・・・・・・・・・・・。」
「戯言は後。其処に居るのは判っているのよ・・?出てきたらどうなの・・?
それとも・・このアタシに殺されるのが・・怖いの?」
蔑みさえ浮かべた表情と口調でリナが・・低いながらも良く通る声で呟く。
確かに・・。ガウリイ自身もその場に『誰か』が潜んでいる気配に気づいてはいた。
しかし・・・その『方角』までは悟りきれなかったというのに。
リナにはまるでその存在が見えているかのように言葉を紡ぎ出している。
「・・・・判っていたか・・・・・・・・・・・・・・。」
がさ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
微かに・・微妙ながら・・・・・。
その『気配』が具体的に現れる・・・・・・・・。
年の頃ならガウリイよりも少し上・・と言った所か・・・。
冷徹な瞳・・・染め上げられたであろう、淡いブリューネットの髪・・・・・。
そして・・何よりも特筆すべきは・・・。
この世のものとは思えない・・銀色の瞳の・・男・・・・・・・・・・・。
「・・・ジャコモ・・・・・・・・・・・・・・。」
その男の名前だろうか・・・・??
憎しみすら篭った口調でリナはそう口にする・・・・。
「・・久しぶりだな・・。リナ・・。いや・・・・・・。」
そうジャコモが口にするよりもリナの行動は早かった!!
ダギュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウンンンン!!!!
鋭い銃声が辺り一面に響き・・水面の水鳥達が逃げ去って行く・・。
更に・・ジャコモのこめかみから微かに流れ出る・・紅い鮮血。
「・・それ以上言って見な・・・・。アンタの頭は木っ端微塵に吹っ飛ぶわよ・・?」
今だ煙の収まらない銃口を構えたままリナはジャコモを睨みつける。
「・・俺を殺すためだけに・・.『暗黒のライセンス』を手に入れた女か・・・。」
面白い・・とでもいいたそうな様子でジャコモは言う。
「・・『暗黒のライセンス』・・どう言う事だ・・。」
言いながらガウリイがジャコモを蹴り上げようとする・・が!!
がいいいいいいいいいいいいいいいいいんん!!
蹴り上げた足と・・・敵の腕がマトモにぶつかり合う!!
力では・・互角か・・・・・・・・・・・。
そう悟り、余裕を持ちながらガウリイは間合いを取る。
「互角同士の勝負を続ける趣味は・・。生憎と持ち合わせていないんでね・・。」
口元に日皮肉っぽい笑みを浮かべながらジャコモは呟き・・・。
「『・・・・・・カテリーナ・・・・・・』目覚めるんだ・・・。」
「・・カテリーナ・・・・・・・・???」
誰かの名前・・だろうか・・・???
「・・いずれ・・その『持ち主』ともども始末しなければならない存在・・。
最も・・『リナ』に敬意を表して・・。『女王』の名前を冠させているがね・・・。」
クスクスと笑いながらきびすを返すジャコモ・・・。
「おい!!!!」
「君の相手は・・其方だよ・・・・・・・・。」
くすくすくすくす・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
不敵な笑み・・・不快な笑い・・・。そして・・・・・・・・・・・。


ガイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイインンンン!!!
冷たい、金属の感触がガウリイの頬を過る。
無論、冷たいと言う感触は充分に自覚しているが・・・。
まるで焼き鏝を押しつけられたような灼熱感・・そして・・。
どろり・・と零れ落ちる血液の匂いと感触の不快感が頬を走る。
「・・・リナ・・・・・・・・・・・・・・?」
「・・・・知らない・・・・・・・・・・・・・・・。」
もはや・・その声にイントネーションの起伏すら感じられない。
そして・・その手にはガウリイの血を浴びたナイフが握り締められている。
白銀の刃を伝い・・リナの白い腕にも紅い血液が伝わる。
「何をするんだ・・・・・」
「抹殺・・・。それだけ・・・・。」
何も映し出していないその瞳・・・・・・・・・・・・・・・。
『君の相手はそっちだ・・・・』『暗黒のライセンス・・』・・。
先ほどのジャコモの言葉がガウリイの頭の中でイヤというほど反芻される。
瞬間・・彼は全てを悟った・・・。
『カテリーナ』・・・その名前は確か・・。
15〜6世紀・・キプロス島の最後の女王となった女の名前だ。
きっとリナは・・その名前をキーワードとして人格が変換してしまったのだろう。
しかし・・・。原因は何故・・・?そして・・・・・・・。
『リナ』と殺し屋『コルディナージャ』のハザマの関係・・・。
きっとその事に何かが関連しているに違いないと・・・・・・・・・・・。


「目を覚ませ!!リナ!!」
繰り出される攻撃!!確かにコレが並の人間ならすでにリナに仕留められて
居る事は明白である。
しかし・・・。
さしもの洗脳を食らったリナであってもガウリイの実力には到底及ばなかった
らしい。
我武者羅に飛び交う攻撃とナイフを避けることは出来ながらも・・・・。
リナを攻撃するなど到底ガウリイには出来ない芸当であった・・・。
「リナ!!!!」
感情が先走り・・自分がミスを起こした事にガウリイはその時初めて気付いた。
背後にぶち当たる・・・レンガの感触・・・・。
「・・・・判らない・・何も・・・。」
穏やかな口調とは裏腹に・・・容赦無くリナのナイフが振り上げられる!!?
「リナ!!」
その腕を・・傷つく事を構わず掴みながらガウリイはリナを宥める・・。
「何も心配する事はないからな・・。怖いんだろ・・・。もう・・大丈夫だから・・。
な・・・・??」
するするとリナの腕から力が抜ける感覚が伝わってくる・・・・・・・。
その瞳が・・本当に安心したかのように閉じられ・・・・・。
咄嗟に倒れたリナを地面に激突しないように受けとめながら・・。
それと同時にガウリイの意識も闇に暗転していくのだった。


「アホか・・・・・・・・・・。」
呆れたようなゼルの声が目を覚ましたガウリイの耳に届く。
「・・・・リナは・・・?」
・・・そんな事より自分のことを心配しろ・・と言いたい心境を辛うじて堪えつつ
ゼルは・・・・・。
「・・隣の病室に居る・・。ったく。血塗れだろ・・?お前・・・。」
「・・・・まあな・・・。」
自分でもとんでもない間抜け・・・と言う事実の自覚はある。
ガウリイが苦笑したその時だった・・。不意に扉が開け放たれ・・・。
「・・・無事か・・?ガウリイ・・・・・・。」
さして心配しているとも思えない口調で異母姉のLが病室に入ってくる。
「・・・首の皮・・・一枚。」
「・・・そうか・・・。話がある・・・。『コルディナージャ』・・。
そして・・。私達の一族にも関連のあることだ・・・。ガブリエフ一族が失脚した理由は・・。知っているな・・・?」
不意に放たれる一言にガウリイは頬が痛むのも忘れて首を縦に振る。
「あの狂戦士(バーサーカー)・・。奴がしでかした殺戮の数々の始末をつけさせたのは・・。私だ・・・。奴を落下傘部隊に配属し・・・。セスナ、『ルジニャーノ』との
相打ちを狙わせたのだ・・・。」
「・・・・・・・・・・『ルジニャーノ』・・・との・・・・相打ち・・・?」
信じられない事実に暫し言葉を失うガウリイとゼル・・・。
「あの『ルジニャーノ』の一件は・・・。『事故』ではなかったのですか・・・?」
オフレコにした事も・・・。
「事故」ではなくあえて「撃沈」を命じた事実を隠蔽するため・・。
そう考えればあの大惨事であっても・・説明はつく。
「・・・何故・・『ルジニャーノ』を・・・・。」
リナが・・その犠牲になった・・。
そして・・全ての記憶を失った・・。その事実しか今のガウリイの頭には
無かった・・・。
「邪魔だから・・。『奴等』を処分せねば・・・。全世界が混乱する。それだけだ・・・。その為なら・・・・。」
告ぎの句は大方の想像はつく・・・。
『例え、1区画が戦火にまみれようとソレは仕方が無いこと』
それだけだ・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
そう思うガウリイを余所に『L』はこんな言葉を続ける・・・。
「・・あの男は危険だった・・・・・・・・・・・・・・・・。」
それは・・僅かに恐怖すら帯びている・・今までに見たこともない異母姉の顔だった。


「ガウリイ・・・・・・・・・。」
何と無く・・憂鬱な思いで廊下に立ち・・・・。
外の地中海を眺めていたガウリイに声をかけてきた人物・・・。
「リナ・・・・・・・・・・・・・・・・。」
何と無く・・目が遭わせずらい。
リナの乗ったセスナを爆破したのは・・自分の一族の男なのだ。
そんな事・・言える筈が無い・・。思わず目をそらすガウリイにリナは自分が・・
記憶が無かったとは言え・・しでかした事を責めているのかと思い込んだらしい。
「・・・ごめんなさい・・・。許してもらえるとは・・思えないけど・・。」
傷ついた部分をそっと・・指で撫ぜられる感覚・・・。
「別に・・。お前が悪いんじゃないだろ・・・。」
そんなリナを見ると・・やはり放ってはおけず・・目を合わせて微笑みかける。
「ありがとう・・。でもね・・。」
ココまで言ってリナは意を決したように・・・・・・・。
「・・・アタシ・・。あの『ルジニャーノ』の事件以来・・。変なのよ・・・。
暫く意識不明になって・・。その間・・もともとからだの弱かった部分・・・。
勿論覚えてないけど・・・。その部分の手術受けたみたいで・・。それから・・。」
思わずリナは頭を抱える・・・。
「良いよ・・。無理に思い出さなくて・・・。」
あまりにも痛々しいので・・肩に手を置いて慰めながらガウリイはリナに言う・・。
「・・・アタシの居る場所に・・。5年前から頻繁に暗殺事件が起こるようになった・・。
ここ2、3年はそんなこと無くなったけど・・。最近。また・・・。」
「・・・もう良いんだ・・・・。」
リナは『暗殺者』としての自分は知らないのだ・・・・・・。
知らないのなら・・このまま知らないほうが・・良い・・・・。
だが・・・・・・・・・・・・・・・・・。
「其れこそが・・『闇のライセンス』だ・・・・。」
見知った声は・・ガウリイの望みを虚しく打ち砕き・・。リナに残酷な真実を告げる。
「・・・姉上・・・・・・・・・。」
恨みがましいといえば・・それまでだが。そう思いたければ思うが良い・・・。
ガウリイの辛うじて持った心境。
「・・リナ・・と言ったな・・。お前の中には・・。あの危険な男・・・。
ガブリエフ一門に破滅すら呼んだ悪魔の心臓が移植されている・・・。恐らく・・・。
もともと繊細なタチだったお前に・・。『乗り移った』んだろう・・・。あの男の
狂気が・・・・・・・・・。」
僅かに額に汗すら浮かばせ「L」はそう告げる・・・・。
「・・・心臓・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
『悪人が唯一した善行・・』
ガウリイの話してくれた男・・すべての破滅の原因・・・・・・・・。
「お前のカルテは既に入手してある・・。恐らく・・お前の親類の者は・・・。
その事実をお前の精神的リスクを考えて告げなかったのだろう。」
無造作にリナにカルテを渡す「L」・・・。
「改めて命令する・・。ガウリイ。今は・・『ルジニャーノ』の残党の抹殺・・・。
そして・・何がナンでもこの娘の中の『コルティジャーノ』の抹殺を遂行しろ・・。
判ったな・・・?その為には・・・。」
『例え、1区画が戦火にまみれようとソレは仕方が無いこと』
嫌悪してやまない台詞が自分自身の口から零れ出しても・・。
さしてガウリイは驚くもしなかった。
「・・・・・・・・ガウリイ・・・・・・・。」
不安げに・・ドイツ語で書かれているカルテもリナには判読可能だったのだろう。
彼の顔と紙切れを交互にみやりながら言う・・・。
「大丈夫だ・・・・・・・・・・・・・。」
そう・・・・・。
それが・・今のリナとの約束だった。

(続きます。)
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12040うわあああっっっ!!!P.I E-mail 9/29-00:54
記事番号12028へのコメント

CANARUさん、こんばんは!
ちょっとの間留守にしていた間に3つもぉぉっ!!
しかも、今(?)明かされるリナの秘密っ!!
そぉかぁ〜!リナの心臓はガウリイの一族の・・・・
彼女にかけられた呪縛をガウリイはどうやって解き放つのかっ!?
さ〜次読まなくちゃ!うふっ♪

ところで、ネタを拾ったのは一体なんの授業だったんですか?(笑)
移植した臓器に精神をのっとられるところがネタだったのかな、もしかして?

では第4話のコメントで!!

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12045お返事〜〜!!CANARU 9/29-12:40
記事番号12040へのコメント

>CANARUさん、こんばんは!
>ちょっとの間留守にしていた間に3つもぉぉっ!!
はううううう!!
昨日調子に乗って二つはなし書いちゃいました!!
>しかも、今(?)明かされるリナの秘密っ!!
>そぉかぁ〜!リナの心臓はガウリイの一族の・・・・
はいいい!!
何故か・・頭の中にそ〜ゆ〜展開が真っ先に浮かんだんです!!
さあ・・どうする!!ガウリイ〜〜〜!!!
>彼女にかけられた呪縛をガウリイはどうやって解き放つのかっ!?
>さ〜次読まなくちゃ!うふっ♪
ふふふ・・・。
また続きも急いで書きますわね〜〜〜!!
>ところで、ネタを拾ったのは一体なんの授業だったんですか?(笑)
>移植した臓器に精神をのっとられるところがネタだったのかな、もしかして?
いえいえ・・・。
普通の演劇の授業だったんですが・・・。
先生が「心臓移植」という言葉をだし・・・。
「それだああああ!!!」と内心絶叫いたしましった!!
>では第4話のコメントで!!
ではでっは!!