◆-11父と母-投稿者:もーたん(1/16-21:05)No.829
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82911父と母もーたん E-mail 1/16-21:05

11父と母
って、死んだんじゃなかったのか。
この二人。


俺は気がついたら闇の神殿にいた。前
には金髪で髪をおおった女と変なおっ
さんが俺を見下ろしている。
「・・・アルスね？」
「はあ・・・ここは？あなたは？」
「あたしは金色の魔王、そしてこいつ
は下僕の赤眼の魔王よ、今回はこいつ
を倒してくれてありがとう、おかげで
手間が省けたわ。」
「・・・はあ・・・？」
「わかんないのも無理ないわ。あなた
があの時、放ったラグナ・ブレードは
あたしが力を増大してたから、こいつ
を倒せたのよ。・・・ったく、あんな
人間の召喚で精神世界から逃げ出すな
んて・・・」
「・・・X君は？」
「死んだわ。特別サービスで生き返ら
せてあげたけど」
「どうも・・・」
「ま、色々話すわ」

「アメリア？どうしたの？」
「う、ううっ・・・」
「アルスはどうしたんだ？」
「アルスさんは・・・アルスさんはっ
・・・」
必死に泣きじゃくってアルスの名を呼
ぶアメリア。
「・・・・・死んだんだな？」
「・・・・・はい・・・・」
「訳を聞かせてくれる？」
・・・要するにこうだ。
何かの手違いでこのおっさんはX君によ
り、召喚されてしまった。金色の魔王
様とやらとしては、これが、気に入ら
ない、
そんなところに俺が現れ、このおっさ
んを倒したというのだ。
X君は生き返って砂漠のどっかで
さまよってるそうだが。
もちろん、ラグナ・ブレードは
金色の魔王様とやらが力を増幅してく
れたらしい・・・もう一つ、理由があ
るらし
いが・・・。
「・・・そうそう、あんたに会わせた
い人達がいるのよ、おいで」
「え？」
「あんたの両親よ」
「いや、死んだんじゃ」
「ああ、精神世界で
永遠にさまよってたから、あたしが
膝元においてあげてんの」
「・・・じゃ・・・本当に・・・」
感動の再会？あたしこういうの
弱いのよねー・・・。
はうとため息をつく金色の魔王様とや
ら。
「やっほーアルス」
「元気だったか？、いやー心配したぞ
なにしろ、ちょっと夫婦の絆を深める
ために、降ろしてぐれたりなど
せんものかと・・・・」
「・・・は？ちょっとまて」
「ん？」
灰色の長髪の人物が、視線をこっちに
むけ、
不思議そうに言う。
「夫婦の絆？」
「ああ、その事か、実はなー・・・」

つづくっ
アルスのおかーさんとは天使。
だが一体何なのか！？
わけわからん事情が次回解きあかされ
る！！





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834Re:11父と母松原ぼたん E-mail 1/16-23:38
記事番号829へのコメント
　おもしろかったです。

>「あたしは金色の魔王、そしてこいつ
>は下僕の赤眼の魔王よ、今回はこいつ
>を倒してくれてありがとう、おかげで
>手間が省けたわ。」
　下僕扱いか（笑）。
>「やっほーアルス」
>「元気だったか？、いやー心配したぞ
>なにしろ、ちょっと夫婦の絆を深める
>ために、降ろしてぐれたりなど
>せんものかと・・・・」
　両親似だな、完全に（笑）。

　続きを楽しみにしてます。頑張ってください。
　ではまた、ご縁がありましたなら。